JPH02166125A - ポリシラザン組成物の接触重合を制御する方法 - Google Patents

ポリシラザン組成物の接触重合を制御する方法

Info

Publication number
JPH02166125A
JPH02166125A JP1263164A JP26316489A JPH02166125A JP H02166125 A JPH02166125 A JP H02166125A JP 1263164 A JP1263164 A JP 1263164A JP 26316489 A JP26316489 A JP 26316489A JP H02166125 A JPH02166125 A JP H02166125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
polysilazane
catalyst
activated carbon
adsorbent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1263164A
Other languages
English (en)
Inventor
Jean-Jacques Lebrun
ジャンジャック・ルブラン
Christina Bordone
クリスティナ・ボルドーヌ
Charles Bobichon
シャルル・ボビション
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhodia Chimie SAS
Original Assignee
Rhone Poulenc Chimie SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Chimie SA filed Critical Rhone Poulenc Chimie SA
Publication of JPH02166125A publication Critical patent/JPH02166125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/60Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
    • C08G77/62Nitrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/56Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides
    • C04B35/565Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides based on silicon carbide
    • C04B35/571Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on carbides or oxycarbides based on silicon carbide obtained from Si-containing polymer precursors or organosilicon monomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/584Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon nitride
    • C04B35/589Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon nitride obtained from Si-containing polymer precursors or organosilicon monomers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば繊維状の窒化及び(又は)炭化けい素
を基にしたセラミック製品及び物品の製造に特に有用で
ある制御された物理的化学的性質を有するオルガノポリ
シラザン及び(又は)オルガノポリ(ジシリル)シラザ
ンの製造に関する。
〔従来の技術とその問題点1 オルガノポリシラザン及びオルガノポリ(ジシリル)シ
ラザン(これらを以下、ポリシラザンという)は、単量
体、オリゴマー及び環状又は線状重体の形並びに樹脂質
重合体の形を呈する周知の物質である。これらのポリシ
ラザンは、広範な方法に従って広範な出発物質から製造
することができる。
特に、これらのポリシラザンは、賦形し、次いでSi3
N4、SiC又はそれらの混合物として熱分解すること
ができる。また、これらは、熱分解によりセラミック繊
維とされる連続繊維に紡糸することができる。
また、それらは、大なり小なり薄い皮膜又は成形物品と
して成形し、セラミック繊維又は炭素繊維用のバインダ
ーとして及び多孔質セラミック物品の焼結用バインダー
として使用することができるやポリシラザンの成形可能
性はそれらの重要な利点の一つとなる。
良好なセラミック先駆物質を構成するためには、ポリシ
ラザンは熱分解後に、高い重量収率でもってセラミック
材料を生じることが必要である。したがって、このため
には、ポリシラザンは熱分解時において良好な熱的耐性
を示すことが必要であって、この熱的耐性は特に高い分
子量及び(又は)周囲温度において固体状態までになる
高い粘度によってもたらすことができる。
ところで、いくつかのオルガノクロルシランの典型的な
アンモノリシス法によって得られる単量体又はオリゴマ
ーは、特に、その低い沸騰温度のために良好な先駆物質
ではないのである。しかして、その熱分解は、これを高
い圧力下で行わない限りその蒸留を伴い、したがってセ
ラミックへの収率は特に低い、したがって、この問題点
を防ぐのに十分な分子量の巨大分子鎖を創生ずるための
要望がじかに感じられることがわかる。
このために、熱分解後のセラミックへの収率が明らかに
向上するような物質をもたらすのを可能にさせる触媒に
よってシラザンを重合させる゛ことが既に提案されてい
る。
また、この重合は、周囲温度で固体であり、それよりも
高い温度で溶融性であり、したがって紡糸が可能なポリ
シラザンをもたらすことができる。
しかし、これらの重合反応は、それがポリシラザンの分
子量を有効に増大させるとしても、重合中のポリシラザ
ンがその後の添加に適切な物理的化学的性質を有すると
きにこれまで重合反応を制御しかつ停止することが可能
でないということと主に関係したいくつかの欠点を示す
しかして、シラザンの重合度を制御することによってそ
の溶融温度、したがってその成形温度を制御することが
可能であろうが、さらにその温度は絶対にその重合体の
分解開始温度よりも下でなければならない。
他方、無視できない残留量の触媒が、生成後回収された
ポリシラザン中にさらに存在する可能性があり、したが
って、正確にいえば重合工程後でさえもポリシラザンが
周囲温度において及び(又は)その後の処理及び(又は
)成形時において変化成長し続ける可能性がある。この
ことは重合体の融点の制御できないほどの増大によって
主として表わされる。このことは工業的生産のレベルで
非常に具合が悪い(重合体の貯蔵の管理、その転化を意
図した材料の調製)。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがって、本発明により遂行される目的の一つは、特
に、ポリシラザンのその後の転化を容易にしかつ制御す
る目的でポリシラザンの物理的化学的性質(粘度、溶融
温度など)を抑制するのを可能ならしめる、ポリシラザ
ンの接触重合反応の失活方法を提案することである。
[課題を解決するための手段1 上記の目的は、他にもあるが、触媒として有効な量のポ
リシラザン用重合触媒を含有するポリシラザン組成物の
重合を制御するための方法であって、ポリシラザンの重
合中に又は重合後に該組成物を少なくとも1種の吸着剤
と接触させることを特徴とする本発明の方法によって達
成される。
この方法により、特定の用途のそれぞれに、特に繊維の
ような成形セラミック物品の製造に厳密に適合した物理
的化学的性質を示す重合体を得る目的でポリシラザンの
重合を随意に制御することが簡単で、経済的でかつ再現
性の良い仕方で今や可能である。
しかし、本発明のその他の特徴、観点及び利点は、以下
の説明及び具体的実施例の開示からさらに明かとなろう
本発明に従う方法によって重合させることができるオル
ガノポリシラザンは、それ自体周知でかつ製造するのが
容易な物質である。特に、(a)次式(I) Ra X 4−a  S 1      (I )(こ
こで、Xはハロゲン、一般的には塩素を表わし、基Rは
同−又は異なっていてよく、水素、場合によりハロゲン
化されていてよい線状若しくは分岐状アルキル基、シク
ロアルキル基、フェニル及びナフチル基のようなアリー
ル基、アリールアルキル若しくはアルキルアリール基、
ビニル若しくはアリル基のようなアルケニル基並びにエ
チニル若しくはプロピニル基のよりなアルキニル基のう
ちから選ばれ、指数aは0.1,2又は3に等しい) のオルガノハロゲノシランの少なくとも1種と(b)少
なくとも1個のNH3又はNH基を含有する有機又はオ
ルガノシリル化化合物、例えばアンモニア、第−又は第
二アミン。シリルアミン、アミド、ヒドラジン、ヒドラ
ジドなどとの間の反応生成物ならばどれでも使用するこ
とができる。
式(1)において、アルキル基Rの例としては、メチル
、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘ
プチル及びオクチル基があげられる。シクロアルキル基
Rとしては、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシク
ロへブチル基があげられる。さらに、アリールアルキル
基Rとしてはベンジル、フェニルエチル基が、アルキル
アリール基Rとしてはトリル及びキシリル基があげられ
る。
例としてあげれば、単独で又は混合物として使用できる
オルガノハロゲノシランとしては、下記のものがあげら
れる。
CHsHSiCb’ )IzSiC1*’ (CHs)
JSiCl、)lsicls(CHs)asic1g’
 (C41s)ssicl、CHsSiCIs’5fC
14(Cfls) *Si (CLCI) 雪’ (C
Hs) 3sicHic1、CHsSi(CHaCl)
s  (CaHs)*5iC1□′(Ca)Is) (
CHs)SfC1i’ CaHiSiCls(CHs)
 (CHsCHi) 5ilt’  (C)Is) (
CHi”CH) 5iCIa(CL) a (C)Iz
”CH) 5iC1、(Ca)Is) * (Ctbg
aCH) 5iC1(CaHs) (Ct(i=cH)
 5iC1z’ CHs (CsHs) (CHs=C
H) 5iC1゜前記のオルガノポリシラザンの合成に
有用な少なくとも1個のNH,又はNH基を含有する化
合物の例としては、アンモニア、メチルアミン、ジメチ
ルアミン、エチルアミン、シクロプロピルアミン、ヒド
ラジン、メチルヒドラジン、エチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、アニリン
、メチルアニリン、ジフェニルアミン、トルイジン、グ
アニジン、アミノグアニジン、尿素、ヘキサメチルジシ
ラザン、ジフェニルテトラメチルジシラザン、テトラフ
エニルジメチルジシラザン、テトラメチルジビニルジシ
ラザン、ジメチルジフェニルジビニルジシラザン及びテ
トラメチルジシラザンがあげられる。
反応終了時得られるポリシラザンは特に下記のものを包
含する。
1、次式(II)及び(III)に相当する線状重合体
)IJ (RsSiNH) esiRJHi     
(II )RsSiNH(RzSiNH) p’ 5i
Rs    (m )(ここで、Rは式 (I)につい
て示した意味を有し、p及びp′は1〜1,000.一
般に3〜300になり得る整数である) 式(II)の重合体はジオルガノジクロルシランとアン
モニアを接触させることによって、また式 (m)の重
合体はトリオルガノクロルシランまたはジオルガノジク
ロルシランとトリオルガノクロルシランとの混合物にア
ンモニアを反応させることによって製造することができ
る(仏国特許第1.069.325号を参照されたい)
一般に、オルガノハロゲノシランと有機アミンとの反応
は米国特許第3.853.567号及び同3.892.
583号に記載され、またオルガノハロゲノシランとジ
シラザンとの反応はベルギー国特許第888.787号
に記載されている。
2、次式(rV)に相当する環状重合体。
(R*5iNH)−(■) (ここで、nは3〜10、一般に3又は4であり、Rは
前記の式 (I)について示した意味を有する) それらは特に英国特許筒881.178号に記載されて
いる。
3、式R55iNHo、 s、RzSiN)I、R31
NH,1,及び5i(N)l)□のうちから選ばれる単
位よりなる樹脂質重合体。
これらは、対応するオルガノクロルシラン又はこれらの
シランの混合物とアンモニアを好ましくは有機溶媒中で
接触させることによって有利に製造される(仏国特許第
1.379.243号、同1、392.853号及び同
1.393.728号を参照されたい)、また、本発明
の方法によって重合させることができるオルガノポリ(
ジシリル)シラザンは、それ自体周知であって製造する
のが容易な物質である。特に、それらは、(a)少なく
とも1(11のNH,又はN H基を含有する有機又は
オルガノシリル化化合物例えばアンモニア、第−又は第
二アミン、シリルアミン、アミド、ヒドラジン、ヒドラ
ジドなどを(b)次式(V)Rb X5−b S i 
S L Rc X5−e  (V)(ここで、基Rは同
−又は異なっていてよく、前記と同じ意味を有し、bは
0,1.2又は3に等しく、Cは0.1又は2に等しく
、Xはハロゲン、一般に塩素である) のオルガノハロゲノジシランの少なくとも1種に作用さ
せることによって製造することができる。
式(V)の化合物としては下記のものがあげられる。
(CH3) xclsjsf (CH3) tcl、(
C)Is) 2c1sisfcHsc12C)I3Ch
SiSiCHsC1□ ポリ(ジシリル)シラザンの合成に有用な少なくとも1
個のN Ha及びNH基を含有する化合物の例としては
、オルガノハロゲンモノシランの合成について前記した
化合物と同一のものがあげられる。
一般にハロゲノジシラン(場合によりハロゲノシランが
存在)とアンモニアとの反応は、ヨーロッパ特許第75
826号に記載されている。ハロゲノジシランとジシラ
ザンとの反応は仏国特許第2、497.812号に記載
されている。
さらに、ヨーロッパ特許第75826号に記載されてい
るように、前記のアミン誘導体を前記の式(I) mの
ハロゲン化化合物の混合物に反応させることによってオ
ルガノポリ(ジシリル)シラザン−シラザンを製造する
ことが可能である。
アンモニアから製造される原料ポリシラザンは一般にア
ンモノリシス生成物といわれ、また前記のようなアミン
化合物から製造される原料ポリシラザンはアミツリシス
生成物といわれ、このものは、したがってアンモノリシ
ス生成物を包含する。
したがって、熱分解時の性質を向上させる目的で重合及
び(又は)共重合及び(又は)分子の再配列を原料アミ
ツリシス生成物の種類に従って生じさせろように接触処
理されるのが特に前記のようなアミツリシス生成物につ
いてである。
したがって、本明細書で使用される重合という用語は、
接触処理時にアミツリシス生成物のレベルで行われる上
で想起された一連の変化を一般的に定義するものとして
理解されねばならない。このために多くの触媒を使用す
ることができる。
重要な種類の触媒は酸性触媒よりなるが、他のものを除
外するものではなく、ただそれほど普及していないだけ
である。
しかして、例示すれば、特開昭55−160446号に
記載のような方法によって酸性希土類を使用することが
できる。また、モノカルボン酸の金属塩、特に鉄、亜鉛
、マンガン、鉛、カルシウム、ジルコニウム、すす、コ
バルト又はセリウムのナフテン酸塩又はオクタン酸塩(
その完全な実施条件は例えば米国特許第3.007.8
86号に報告されている)のような、或はさらに無機酸
の金属塩、特に銅、銀、金、亜鉛、カドミウム、水銀、
鉄、コバルト又はニッケルの硫酸塩、硝酸塩又は塩化物
(特に米国特許第3.187.030号に記載の実施条
件に従って)のようなルイス酸と称される酸を使用する
ことができる。
また、本発明は、本出願人に係る仏国特許第2、577
、933号に記載のような実施方法に従って過塩素酸H
Cβ4及びトリフルオルメタンスルホン酸のうちから選
ばれる強酸によって重合されたアミツリシス生成物に対
して適用される。
使用する原料アミツリシス生成物及び触媒の種類に応じ
て、塊状重合又は有機溶媒中での溶液重合を行うことが
可能である。
上述したように、これまでに提起された問題点は、これ
らの重合反応のいずれもが容易に失活できず、したがっ
て制御できないということにある。しかして、触媒とし
てトリフルオルメタンスルホン酸が使用されるより特別
の場合には、驚いたことに、反応媒質への塩基の転化が
陽イオン型の重合(酸性触媒)を停止させるはずである
ことが認められるとしても、重合反応はこの種の重合に
固有の強いアンモニアの発生の存在下でさえも続くこと
が予期せずして認められた。
したがりて、本発明によれば、これらの重合反応を抑制
させる目的で、反応媒質が少なくとも1種の吸着剤と接
触せしめられる。
ここで、吸着剤とは、この用語の通常の意味において、
重合反応を行わしめる触媒を吸着できる物質のいずれを
も意味する。
接触は、重合の進行度がその後の成形に望まれる物理的
化学的性質を示すシラザン重合体の取得に相当するよう
なものであるときにだけ行われる。
この接触はそれ自体知られた任意の手段によって行うこ
とができる。
本発明の方法を実施するのに好ましい第一の別法によれ
ば、この接触は反応媒質に微細状(粉末)の吸着剤を直
接導入することによって行われる。次いで、生成物をな
す重合体がこの混合物より任意の適当な技術、特に濾過
によって分離される。
他の別法によれば、反応媒質が吸着剤を基材とした及び
(又は)含浸した膜又はスクリンを通して流される。こ
の技術によればその後の分離工程から解放される。
この工程における接触の条件には、吸着剤の使用量、接
触時間及び温度があるが、これらは互いに関連している
本発明において単独で又は混合物として使用できる吸着
剤としては、特にクレー、シリカゲル、マグネサイト及
び活性炭があげられる(例えば、’Encyclope
dia  of  Chemical  Techna
IagyJ 第 3版、第1巻、531頁以下(カーク
・オスマー編)を参照されたい)。
本発明方法の好ましい実施態様によれば、吸着剤として
活性炭が使用される。
表現「活性炭」とは、当業者には周知であって、その最
も広い意味で、即ち特に良好な吸着性を与える比表面積
及び多孔度特性を示す炭素形を包含するものとして理解
されるべきである。
これについては、例えば、’Encyclopedta
 ofChemical Techno1ogyj第3
版、第4巻、561〜570頁(カーク・オスマー編)
の開始を参照されたい。
活性炭は、好ましくは、反応媒質中に直接導入される粉
末の形で使用される。
少量の活性炭で十分である。これは、一般に、反応媒質
の全重量に対して0.1〜5重量%、好ましくは0.1
〜1重量%である。
接触時間は数分間から2時間の間であってよい。
温度は一般に、原料アミツリシス生成物の重合が行われ
る温度である。
この工程の後、重合したポリシラザン(場合により溶媒
中に溶解されている)と活性炭が分離されるが、これは
それ自体知られた任意の手段で、特に濾過により行われ
る。
このようにして回収されたポリシラザンは、要すれば溶
媒を除去し、次いで乾燥した後、製品となる。
これらのポリシラザンは、特に、少なくとも部分的に窒
化けい素及び(又は)炭化けい素を含有するセラミック
製品及び物品の製造に使用される。
最も一般的な場合(粉末の取得)には、ポリシラザンは
不活性雰囲気又は真空中で600〜1.500’Cの温
度に、そのポリシラザンが5fsNa及び(又は)Si
Cに完全に転化されるまで加熱される。
本発明の方法によって得られたポリシラザンは、厳密に
制御された物理的化学的性質を考慮すれば、特に、繊維
のような成形されたセラミック製品の製造に適応してい
る。この場合には、ポリシラザンは紡糸口金により繊維
状に紡糸され、次いで5LSN4及び(又は)SiCを
基にした繊維を与えるため熱処理(熱分解)される、こ
れらの繊維は、特にセラミック/セラミック、セラミッ
ク/プラスチック又はセラミック/金属型の複合材料の
ための補強構造材として役立つ。
〔実施例〕
ここで本発明の実施例を示す。
この例は、本発明の方法に従って重合されたポリシラザ
ンの熱安定性を例示することを目的とする。
0625モルのへキサメチルシクロトリシラザンを58
gのイソプロピルエーテルに溶解する。
この混合物(0360℃)に触媒としてトリフルオルメ
タンスルホン酸をシラザン1g当り2X10−3モルの
初期濃度で導入する。
重合を60℃で1時間45分行う0次いで、この混合物
を二つの部分に分ける。第一の部分については、混合物
を1重量%の活性炭粉末(CEC^社より販売されてい
るrAcTIcARBONE 25J 、 B ET比
表面積+1,100rr?/g)の存在下に60℃で3
0分間処理する0次いで重合物を冷却し、販3フリット
ガラスで濾過する。
第二の部分は、活性炭で処理することなく、そのまま放
置する。
二つの場合とも、次いで200 m m Hgの圧力下
に60℃で30分間重合物から溶媒を除去する。
硫黄の定量から、活性炭で処理した物質が2ppm未満
の硫黄を含むのに対して、未処理の物質は20ppmの
硫黄を含むことが示された。
したがって、処理されたポリシラザンは貯蔵時に、もは
や変化しないが未処理のポリシラザンは周囲温度で沈殿
する生成物を多量に生成して再配列されることが認めら
れた。
匹l この例は、乾燥のような温和な熱処理に向いた本発明に
従って重合されたポリシラザンの安定性を例示する。
下記の例3〜8の実施方法により製造された共アンモノ
リシス生成物は、59%/41%のモル比のCHsSi
Cβ、と(CHs)* S i CI2□の混合物をア
ンモニアと反応させることによって得られ、次いでイソ
プロピルエーテルによる50%の溶液状で、共アンモノ
リシス生成物1kg当り5X10−’モルの初期濃度の
トリフルオルメタンスルホン酸の存在下に、74℃で3
時間重合させる。
次いで、反応混合物を二つの部分に分ける。第一の部分
は活性炭で処理(例1と同じ処理)するが、第二の部分
はそのまま保存する1次いで、二つの部分をそれぞれ5
mmHgの圧力下170℃で1時間乾燥する。得られた
重合体の軟化温度Pr(コフラーテーブルで測定)は次
の通りであった。
処理された生成物:Pr=120℃ 未処理の生成物:Pr=180℃ したがって、未処理の生成物は乾燥工程時にさらに変化
し続けたことが明かとなる。
鉱主二五 これらの例は、得られた重合物の軟化温度の制御に対す
る本発明の処理の利点を例示することを目的とする。
A)   アンモノ1シス   の 機械的攪拌機、ガス流入管及び凝縮器を備えた二重ジャ
ケット付の3J2の反応器において、割合を変えた(C
Hs)s S i Cl2(D形)とCHs S i 
CJ2s(T形)との混合物を1.11のイソプロピル
エーテルの存在下に共アンモノリシスする。イソプロピ
ルエーテル中のD/T混合物を3℃に冷却し、そしてN
 Hsガスの導入中この温度に保持する。NH,の導入
流量は約6 m 12 / sのガスに保持し、添加は
6時間行う0反応中に、溶液を濃厚にする多量の塩化ア
ンモニウムが生成する。試験終了後、生じたNHaCI
2をフリットガラス(平均細孔直径=10μm)で濾過
する。沈殿を乾燥溶媒により数回洗浄する6回収された
溶液は透明である。
真空(70℃で25mバール)下に溶媒を蒸発させ、そ
して微量の溶媒を70℃で2mバールにて除去する。得
られた共アンモノリシス生成物は周囲温度で粘稠な液体
である0反応開始時に導入したクロルシランD及びTの
量は次の通りである。
匠l、ユ及に 78.7gの(CH3)鵞5iCj2* (0,51モ
ル)及び124.1gのCHsSiC4s (0,83
モル)、即ちT/Dモル比は57/43゜ 区立、工及1玉 53.6 g (0,36モル)の(C)Is)isi
c4つ及び138.7g(1,06モル)のCHsSi
C123%即ちT/Dモル比は75/25゜ B) アンモノ1シス 上記A)で得られた共アンモノリシス生成物をイソプロ
ピルエーテルで50重量%に希釈する。使用した重合触
媒はトリフルオルメタンスルホン酸である。温度は70
℃である0重合後、生成物を隘3フリットガラスで濾過
し、同じ条件で、即ち2mmJ(gで30分間濃縮する
0例に従って、下記のパラメータを変えた。
・活性炭による処理の有無(活性炭による処理条件は例
1のものである)、 ・共アンモノリシス生成物1kg当りのモル数で表わし
た触媒濃度、 ・重合時間 C)!LJ 操作条件及び方法の終了時に得られた生成物の軟化点P
rを下記の表Iに記載する。
の臨界温度(この種の生成物については一般に200℃
付近にある)よりも非常に低いシラザン重合体を得るこ
とが今後可能であることを立証している。また、一方で
はこのことは一屡低い温度での成形を実施すること、し
たがってエネルギーや材料の節約を実行させることを可
能とし、他方ではその結果として成形工程中に融通性と
安全性の増大が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)触媒として有効な量のポリシラザン用重合触媒を含
    有するポリシラザン組成物の重合を制御するにあたり、
    その重合中に又は重合後に、前記組成物を少なくとも1
    種の吸着剤と接触させることを特徴とするポリシラザン
    組成物の重合を制御する方法。 2)重合を塊状で行うことを特徴とする請求項1記載の
    方法。 3)重合を有機溶媒による溶液状で行うことを特徴とす
    る請求項1記載の方法。 4)酸性重合触媒を使用することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の方法。 5)触媒が過塩素酸及びトリフルオルメタンスルホン酸
    のうちから選ばれることを特徴とする請求項4記載の方
    法。 6)吸着剤がクレー、シリカゲル、マグネシア及び活性
    炭のうちから選ばれることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の方法。 7)活性炭を使用することを特徴とする請求項6記載の
    方法。 8)反応媒質の全重量に対して0.1〜5重量%の量の
    活性炭を導入することを特徴とする請求項7記載の方法
    。 9)前記量が0.1〜1重量%であることを特徴とする
    請求項8記載の方法。 10)請求項1〜9のいずれかに記載のような方法を実
    施することによって得られるポリシラザン。 11)請求項10記載のようなポリシラザンを紡糸し、
    次いで不活性雰囲気又は真空下に 600〜1.500℃の温度で熱分解することを特徴と
    する窒化及び(又は)炭化けい素を基にした繊維。
JP1263164A 1988-10-14 1989-10-11 ポリシラザン組成物の接触重合を制御する方法 Pending JPH02166125A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8813531A FR2638753B1 (ja) 1988-10-14 1988-10-14
FR88/13531 1988-10-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02166125A true JPH02166125A (ja) 1990-06-26

Family

ID=9371022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1263164A Pending JPH02166125A (ja) 1988-10-14 1989-10-11 ポリシラザン組成物の接触重合を制御する方法

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5017640A (ja)
EP (1) EP0364338A1 (ja)
JP (1) JPH02166125A (ja)
KR (1) KR900006410A (ja)
CN (1) CN1041959A (ja)
AU (1) AU4286189A (ja)
BR (1) BR8905188A (ja)
DK (1) DK508889A (ja)
FI (1) FI894875A0 (ja)
FR (1) FR2638753B1 (ja)
IL (1) IL91974A0 (ja)
NO (1) NO894073L (ja)
PT (1) PT91994A (ja)
ZA (1) ZA897770B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116878A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Az Electronic Materials Ip Kk スルホン化フェニル基を含むシルセスキアザンポリマーおよびそれを用いて製造したシリカ質膜

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4422813A1 (de) * 1994-06-29 1996-01-04 Wacker Chemie Gmbh Verfahren zum Stabilisieren von Organpolysiloxanen

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5493100A (en) * 1977-12-29 1979-07-23 Shin Etsu Chem Co Ltd Preparation of organopolysilazane high polymer
JPS62156136A (ja) * 1985-11-28 1987-07-11 ロ−ヌ−プ−ラン・スペシアリテ・シミ−ク 改善された耐熱性を有し、特にセラミツク先駆体として使用できるオルガノポリシラザン網状ポリマ−の2工程製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3508219A1 (de) * 1984-11-13 1986-09-11 Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt Verfahren zur reinigung von siliconoel
DE3534218A1 (de) * 1984-11-13 1987-03-26 Licentia Gmbh Verfahren zur reinigung von siliconoel
FR2577933B1 (fr) * 1985-02-27 1987-02-20 Rhone Poulenc Rech Procede de preparation d'organopolysilazanes et d'organopoly(disilyl)silazanes de tenue thermique amelioree et son utilisation notamment comme precurseur de ceramique
FR2581391B1 (fr) * 1985-05-06 1987-06-05 Rhone Poulenc Rech Composition organo-polysilazane comportant des generateurs de radicaux libres et reticulable par apport d'energie
FR2584079B1 (fr) * 1985-06-26 1987-08-14 Rhone Poulenc Rech Procede de traitement par catalyse cationique d'un polysilazane comportant en moyenne au moins deux groupes sih par molecule

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5493100A (en) * 1977-12-29 1979-07-23 Shin Etsu Chem Co Ltd Preparation of organopolysilazane high polymer
JPS62156136A (ja) * 1985-11-28 1987-07-11 ロ−ヌ−プ−ラン・スペシアリテ・シミ−ク 改善された耐熱性を有し、特にセラミツク先駆体として使用できるオルガノポリシラザン網状ポリマ−の2工程製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116878A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Az Electronic Materials Ip Kk スルホン化フェニル基を含むシルセスキアザンポリマーおよびそれを用いて製造したシリカ質膜

Also Published As

Publication number Publication date
NO894073L (no) 1990-04-17
BR8905188A (pt) 1990-05-15
EP0364338A1 (fr) 1990-04-18
FR2638753A1 (ja) 1990-05-11
KR900006410A (ko) 1990-05-08
NO894073D0 (no) 1989-10-12
PT91994A (pt) 1990-04-30
AU4286189A (en) 1990-04-26
DK508889A (da) 1990-04-17
CN1041959A (zh) 1990-05-09
FI894875A0 (fi) 1989-10-13
ZA897770B (en) 1990-07-25
FR2638753B1 (ja) 1990-12-14
DK508889D0 (da) 1989-10-13
US5017640A (en) 1991-05-21
IL91974A0 (en) 1990-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4722988A (en) Organopolysilazane composition containing free radical generators and capable of being crosslinked by an energy input
US4689382A (en) Process for the preparation of organopolysilazanes and of organopoly(disilyl)silazanes with improved thermal behavior and use of such silazanes as ceramic precursors
KR910008328B1 (ko) 내열성이 개량되고 특히 세라믹 전구체로 사용될 수 있는 유기폴리실라잔 망상중합체의 2단계 제조방법
JPS62290730A (ja) 有機シラザン重合体の製造方法
US4861844A (en) Cationic catalysis process for the treatment of a polysilazane containing on average at least two .tbd.SiH groups per molecule
CA1287433C (en) Preceramic polymers derived from cyclic silazanes, and halosilanes anda method for their preparation
US4730026A (en) Cross-linked organosilazane polymers
CA1287432C (en) Preceramic polymers derived from cyclic silazanes and halogenated disilanes and a method for their preparation
EP0417526B1 (en) Methods for preparing polytitanocarbosilazane polymers and ceramics therefrom
EP0323062B1 (en) Process for manufacturing organic silazane polymers
JPH02166125A (ja) ポリシラザン組成物の接触重合を制御する方法
JPS61255935A (ja) イオン性無機塩と錯化剤とから成る触媒系によってポリオルガノシラザン及びポリオルガノ(ジシリル)シラザンを処理する方法
US5124283A (en) Hardening of fusible polysilazanes and SiC/Si3 N4 ceramics produced therefrom
EP0434428B1 (en) A method for manufacturing a hafnium-containing silazane polymer and a method for manufacturing a ceramic from said polymer
US5037933A (en) Controlled polymerization of silazane monomers
JPH0542980B2 (ja)
JPH04219380A (ja) 炭素を含む物品のセラミックコーティング方法
JPH02222410A (ja) ポリシラザンの架橋方法
JPH0570654B2 (ja)
JPH0576970B2 (ja)
JPH02222454A (ja) アミノ化合物の作用で架橋できるポリシラザン組成物及びその架橋方法
FR2650830A1 (fr) Procede de reticulation de polysilazanes notamment pour l'obtention de fibres ceramiques