JPH02165598A - Ｘ線映像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、Ｘ線映像装置に関し、特に、Ｘ線自動露出制
御装置における被検体透過Ｘ線量を検出するための光検
出器の位置調整技術に適用して有効な技術に関するもの
である。

〔従来技術〕

従来のＸ線映像装置は、被検体を透過したＸ線を光に変
換するイメージインテンシファイア（以下、１．１．と
いう）と、該１．１．の２次蛍光面の一部の光量を検出
するための光検出器を内蔵した光学系、例えば光分配器
と、この光分配器を介して前記１．１．の２次蛍光面を
撮像するＸ線テレビカメラと、該Ｘ線テレビカメラを制
御するカメラコントローラと、前記Ｘ線テレビカメラで
撮像した映像を表示する表示装置とを備えている。

そして、Ｘ線映像装置におけるＸ線自動露出制御装置の
Ｘ線量検出機構は、−個の光検出器で工。

工、の２次蛍光面の中心部の所定の採光野の光量を検出
し、その光量が所定値になると、Ｘｍ照射を停止するよ
うにしたものがある。この場合、装置組立段階で光検出
器を、その採光野の位置が１゜■、の２次蛍光面の中心
部になるように固定している。

また、前記１．１．の２次蛍光面の全面に複数の光検出
器を配置して、１．１．の２次蛍光面の複数位置の光量
を検出し、これらの検出光量のうち所定の適切なものを
選択して採用しＸ線照射線量を制御するようにしたもの
がある。

また、被検体透過Ｘ線線量（露出濃度）を検出する光検
出器の位置は、この装置を使用してＸ線撮像（又は写真
撮影）が行われるため、映像又は写真のでき、不できに
大きく影響し１診断不能のＸ線映像又は写真を作成して
しまうと、被検体（患：ｔ）に再撮影の負担をかけると
ともに、最悪の場合、Ｘ線映像又は写真から誤診をまね
き、人命の危険すら発生させて、しまう。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、後者の従来技術では、複数の光検出器が
必要であり、かつそれらを制御する制御回路が複雑とな
り高価となるという問題があった。

また、前者の従来の技術では、光検出器が光分配器単体
の組立製造中に固定されるため、撮影部位、ユーザの特
殊性１例えば、撮影手順が定形化されている胃集検の場
合あるいは各病院により独自の特殊撮影手順をとる場合
等によって微妙に被検体の撮影部位の設定が異なってく
る。そこで、前記光検出器の位置を変えることが必要が
ある。

このような場合、所定の位置への調整が非常に困難であ
るという問題があった。

例えば、１．１．、Ｘ線テレビカメラなど総合的に組上
げたとき生じるズレに対する光検出器の位置矯正が困難
であるとともに、Ｘ線写真撮影手段から要求される所定
位置への光検出器移動も不可能に近かった。

また、術者の使用状態（Ｘ線システムを総合的に組上げ
た状態）における光検出器の位置確認は、実際に透視Ｘ
線や撮影Ｘ線を曝射して光検出器による採光部分を鉛な
どＸ線不透過の材料で被って、しかもその材料を左右に
移動させ、変化する光検出器の出力信号をシンクロスコ
ープなどの測定器で測定しないと行えず、Ｘ線の曝射、
Ｘ線不透過の材料の位置矯正、Ｘ線の再曝射、位置確認
、再位置矯正というように何度も繰り返し行わなければ
ならず、調整者に対するＸ線被曝及び調整に多大の時間
を要するという問題があった。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。

本発明の目的は、被検体を透過したＸＩａを光に変換す
る１、１．と、該１．１．の２次蛍光面の一部の光量を
検出するための光検出器を内蔵した光学系と、この光学
系を介して前記１．１．の２次蛍光面を撮像するＸ線テ
レビカメラと、該ＸＡＩテレビカメラを制御するカメラ
コントローラと、前記Ｘ線テレビカメラで撮像した映像
を表示する表示装置とを備えたＸ線映像装置において、
Ｘ線診断に重要な役割をするＸ線自動露出制御装置の光
検出器の採光位置の調整を適確にかつ容易に行うことが
できる技術を提供することにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。

〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、本発明は、被検体を透過し
たＸ線を光に変換する１、１．と、該Ｉ。

■、の２次蛍光面の一部の光量を検出するための光検出
器を内蔵した光学系と、この光学系を介して前記１．１
．の２次蛍光面を撮像するＸ線テレビカメラと、該ＸＭ
子テレビメラを制御するカメラコントローラと、前記Ｘ
線テレビカメラで撮像した映像を表示する表示装置とを
備え′たＸ′線映像装置であって、前記光学系内の光検
出器を、該光検出器の位置で光を発することができる光
源と置換できるように設けたことを最も主要な特徴とす
る。

また、前記光検出器又は光源の前面に、１．Ｉ。

の２次蛍光面側に置換された光検出器の採光野の大きさ
、形状２位置を決める絞り装置を前記光源の前面に設け
たことを特徴とする。

また、光検出器又は光源の前面に設けられた絞り装置に
より決められる１、１．の２次蛍光面側に置換された光
検出器の採光野の大きさ、形状９位置を表示装置に表示
する手段を設けたことを特徴とする。

〔作用〕

前述の手段によれば、光学系に内蔵された光検出器の上
下、左右及び検出面積の大きさを調整する機構は、１．
１．の２次蛍光面に映し出されたＸ線映像のうち光検出
器によって採光すべき部分を決めるので、Ｘ線自動露出
制御装置として好適な採光部分に光検出器の採光野の位
置を容易に移動させることができる。

また、光検出器位置に設置された光源は、通常使用時に
受光すべき光検出器位置に発光体を位置させたものであ
り、この光源の発光時は、採光時と逆の径路によって、
１．１．の２次蛍光面にその光源の陰影を映し出させる
ものである。この光源の陰影はＸ線テレビカメラによっ
てＸ線テレビモニタ（表示装Ｗ）に映写されるので、Ｘ
線を放射することなく自動露出制御装置の光検出器の採
光位置を確認することができる。光検出器の採光位置が
不適な場合は、Ｘ線を曝射することなく、光検出器の採
光位置の調整機構によって光検出器を移動させ、その移
動結果も、Ｘ線テレビモニタ（表示装置）に映写される
ので、容易に確認することができる。

（発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。

なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。

第１図は１本発明のＸ線映像装置の一実施例の概略構成
を説明するための説明図である。

第１図において、１は被検体を透過したＸ線を光に変換
する１、１．であり、２は１．１．ｌの２次蛍光面であ
る。この２次蛍光面２上に、Ｘ線映像が結像される。３
はタンデム１次レンズであり。

Ｘ線映像を平行光線にする役目をなすものである。

４は平行光線となったＸ線映像を反射するミラーであり
、５はタンデム２次レンズであり、反射された像をＸ線
テレビカメラ６の撮像管に結像するものである。

７はカメラコントローラであり、前記Ｘ線テレビカメラ
６の撮像管に結像した映像をＸ線テレビモニタ（表示装
置）８に映し出すものである。

９は平行光となったＸ線映像内に配置されたプリズムで
あり、１．１．１の２次蛍光面２の像全体を注視してい
る。

１０はプリズム９で屈折されたＸ＠映像を集光するタン
デム２次レンズであり１通常、タンデム２次レンズ１０
の光源の位置に配置されて・いる光検出器（一般にフォ
トマルチューブあるいはフォトダイオードなど）１７に
集光するものである。

また、その光検出器１７の位置に光源１１を配置してい
る。１２はタンデム２次レンズ１０で集光したＸ線映像
を、自動露出制御に適した採光野（採光の位置、大きさ
をいう）にするための絞り装置であり、前記光源１１の
光放射口の前面に配置されている。また、絞り装Ｗ１２
の配置位置は、絞り位置調整機構１３によって調整され
るように構成されている。１４は光源１１を点滅させる
スイッチであり、１５は前記光源１１の電源である。

１６は光分配器であり、タンデム１次レンズ３、ミラー
４．タンデム２次レンズ５、プリズム９、タンデム２次
レンズ１０、光源１１．光検出器１７、絞り装置１２、
絞り位置調整機構１３等が設けられている。

次に、本実施例のＸ線映像装置におけるＸ線撮影時に自
動露出装置を作動させるため、１．１．１の２次蛍光面
２のＸ線映像を採光する動作を簡単に説明する。

第２図は、１．１．ｌの２次蛍光面２のＸ線映像を採光
する動作を説明するための説明図である。

第２図において、タンデム１次レンズ３で平行光となっ
たＸ線映像をプリズム９で採光し、タンデム２次レンズ
１０で絞り装置１２を通してフォトマルチューブなどの
光検出器１７で検出している。光検出器１７では光を電
気信号１８に変換して、自動露出装置の制御信号として
いる。このとき、光検出器１７は２次蛍光面全体像又は
それより／１％さい部分を採光するよう絞り装［１１２
で絞られ、かつその位置を絞り位置調整機構１３によっ
て位置付けられている。

通常、Ｘ線映像又は写真の位置充盈像を映像又は写真中
央に位置したとき、ｘｉ子テレビニタ８の画面上で中心
より若干左下部分に採光部の中心を位置するのが良いと
いわれている。しかし、これも術者の撮影手段によって
影響を受けるところが大であり、ユーザ毎に調整が要求
されることも多いので、絞り位ａ３１ｕ機！Ｒ１３は不
可欠のものである。

前記第１図に示す光検出器１７の位置に光源１１を装置
の組立調整時に取り付けるが、その時に、光源１１を、
装置に取り付は易いように工夫したものを第３図に示す
。

第３図において、１９は高輝度のランプであり。

例えば、高輝度の発光ダイオード（ＬＥＤ）などを用い
る。２０はランプ光を拡散する半透明の窓であり、２１
は光検出器１７（第２図）のソケットに取付けられるよ
うにしたプラグである。

Ｘ線システムの映像系は、１．１．１、光分配器１６、
Ｘｉテレビカメラ６などで構成され、それぞれの取り付
けには、若干のクリアランスを設けであるので、光分配
器１６として検査合格したものでも、システムの総合組
立時には、光検出器１７の採光野位置が意図した位置か
らずれてしまう。

また、ユーザによる光検出器１７の位置調整も必要とな
る。このようなとき、光源１１を光検出器１７として、
スイッチ１４を閉路すれば、ランプ１９が点灯し、受光
時とは逆の径路、すなわち絞り装置１２で絞られ、タン
デム２次レンズ１０で平行光となり、プリズム９で屈折
し、タンデム１次レンズ３を通じてその陰影を２次蛍光
面２に結ぶ。

それをタンデム１次レンズ３を通じてミラー４で反射し
タンデム２次レンズ５、Ｘ線テレビカメラ６、カメラコ
ントローラ７を通じてテレビモニタ８に映し出す、２次
蛍光面２上の全体像は、第１図の点線で示す光路を通っ
て、光検出器１７の採光野像（光源の陰影）は、同じく
実線の光路を通ってテレビモニタ８に映し出される。こ
のように、Ｘ線を照射することなくＸ線テレビモニタ８
の光検出器１７の採光野像８Ｃを観察することにより、
その採光野の位置及び像の大きさを確認することができ
る。

なお、Ｘ線テレビモニタ（表示装置）８には、第１図に
示すように、モニタ画面最大値８Ａの中に全体像８Ｂが
映写され、その全体像８Ｂ内の所定位置に光検出器１７
の採光野像８Ｃが映写される。

第４図は、第１図の絞り位置調整機構１３部の詳細な構
成を示す斜視図である。

第４図において、２２はフォトマルチューブ等からなる
光検出器１７のプラグや第３図に示す光源１１のプラグ
２１が挿入されるソケット部材である。２３は絞り装ｗ
１２及びタンデム２次レンズ１０を取り付るための取付
金具であり、２４は絞り取付ネジである。

前記絞り装置１１２は、第５図に示すように、板状部材
からなり、その所定位置に採光野の大きさを決める絞り
穴Ｌ２Ａが設けられている。また、絞り装置ｉ！１２の
上下端部は折り曲げられ、その折り曲げられた部分に、
前記絞り取付ネジ２４が嵌め込まれて左右に移動可能な
長穴１２Ｂ（第４図）が設けられている。

そして、前記取付金具２３に絞り装置１２を絞り取付ネ
ジ２４により取り付ける。絞り装置１２の位置を調整す
るときは、絞り取付ネジ２４を緩め、絞り装置１２を左
右に移動させて採光野の左右動調整を行うようにしであ
る。

また、第５図に示す実施例では、採光野の大きさを決め
る穴１２Ａの形状を丸形状にしたが、この形状に制限さ
れるものではなく、様々な採光形状が実現できるもので
ある。また、第５図に示すＡ寸法の種々のものを作り、
交換して取付ければ、採光野の高さ方向の調整が可能と
なる。

以上の説明かられかるように１本実施例によれば、光分
配器１６に内蔵された光検出器１７の上下。

左右及び検出面積の大きさを調整する機構は、Ｉ。

１．１の２次蛍光面２に映し出されたＸ線映像のうち光
検出器１７によって採光すべき部分を決めるので、第６
図に示すように、Ｘ線自動露出制御装置として好適な採
光部分に光検出器１７の採光野位Ｉｆ２Ａを容易に移動
させることができる。

また、光検出器１７の位置に設置された光源１１は、通
常、使用時に受光すべき光検出器１７の位置に発光体を
位置させ、この光源１１の発光時は、採光時と逆の径路
によって、１．１．ｌの２次蛍光面２にその光源１１の
陰影を映し出させるものである。この光源１１の陰影は
、Ｘ線テレビカメラ６によってＸ線テレビモニタ（表示
装置）８に映写されるので、Ｘ線を放射することなく自
動露出制御装置の光検出器１７の採光野位置を確認する
ことができる。

光検出器１７の採光野位置が不適切な場合は、Ｘ線を曝
射することなく、光検出器の採光野位置の調整機構によ
って光検出器１７を移動させ、その移動結果も、Ｘ線テ
レビモニタ（表示装置）８に映写されるので、容易に確
認することができる。

これらのことから、サービスマンの調整作業に伴う被曝
を低減でき１作業の時間短縮ができる。

また、確認及び調整が確実、容易に行えるため、位置調
整が適格となり、自動露出制御装置の性能が向上するこ
とにより、Ｘ線写真の濃度が適正となり、Ｘ線診断効果
も向上することが期待できる。

以上、本発明を実施例にもとずき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上、説明したように、本発明によれば、Ｘ線照射する
ことなく、自動露出制御装置の検出器位置、大きさを容
易に確認することができ、サービスマンの調整作業に伴
う被曝を低減でき、作業の時間短縮ができる。

また、確認及び調整が確実、容易に行えるため。

位置調整が適格となり、自動露出制御装置の性能が向上
することにより、Ｘ線写真の濃度が適正となり、Ｘ線診
断効果も向上することが期待できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明のＸ線映像装置の一実施例の概略構成
を説明するための説明図。 第２図は、１．１．の２次蛍光面のＸ線映像を採光する
動作を説明するための説明図、 第３図は、第１図に示す光源の詳細な構成を示す一部欠
き断面図、 第４図は、第１図の絞り位置調整機構部の詳細な構成を
示す斜視図。 第５図は、第１図に示す絞り装置の概略構成を示す側面
図。 第６図は、第１図に示す１．１．の２次蛍光面上の採光
野の設定例を示す図である。 図中、１・・・１．１．．２・・・１．１．の２次蛍光
面。 ３・・・タンデム１次レンズ、４・・・ミラー　５・・
・タンデム２次レンズ、６・・・Ｘａ、テレビカメラ、
７・・・カメラコントローラ、８・・・Ｘ線テレビモニ
タ（表示装置）、９・・・プリズム、１０・・・タンデ
ム２次レンズ、１１・・・光源、１２・・・絞り装置、
１３・・・絞り位置調整機構、１４・・・スイッチ、１
５・・・光源の電源、１６・・・光分配器。 １７・・・光検出器。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検体を透過したＸ線を光に変換するイメージイ
   ンテンシフアイアと、該イメージインテンシフアイアの
   ２次蛍光面の一部の光量を検出する光検出器を内蔵した
   光学系と、該光学系を介して前記イメージインテンシフ
   アイアの２次蛍光面を撮像するＸ線テレビカメラと、該
   Ｘ線テレビカメラを制御するカメラコントローラと、前
   記Ｘ線テレビカメラで撮像した映像を表示する表示装置
   とを備えたＸ線映像装置であって、前記光学系内の光検
   出器を、該光検出器の位置で光を放射することができる
   光源と置換できるように設けたことを特徴とするＸ線映
   像装置。
2. （２）前記請求項１に記載の光検出器又は光源の前面に
   、イメージインテンシフアイアの２次蛍光面側に置換さ
   れた光検出器の採光野の大きさ、形状、位置を決める絞
   り装置を前記光源の前面に設けたことを特徴とする請求
   項１に記載のＸ線映像装置。
3. （３）前記請求項１に記載の光検出器又は光源の前面に
   設けられた絞り装置により決められるイメージインテン
   シフアイアの２次蛍光面側に置換された光検出器の採光
   野の大きさ、形状、位置を表示装置に表示する手段を設
   けたことを特徴とする請求項１又は２に記載のＸ線映像
   装置。