JPH02165511A - 偏向ヨークコイル - Google Patents

偏向ヨークコイル

Info

Publication number
JPH02165511A
JPH02165511A JP31879388A JP31879388A JPH02165511A JP H02165511 A JPH02165511 A JP H02165511A JP 31879388 A JP31879388 A JP 31879388A JP 31879388 A JP31879388 A JP 31879388A JP H02165511 A JPH02165511 A JP H02165511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
coil
deflection yoke
insulated wire
yoke coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31879388A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kamioka
上岡 勇夫
Masaharu Kurata
倉田 正春
Tamotsu Abe
安部 保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP31879388A priority Critical patent/JPH02165511A/ja
Publication of JPH02165511A publication Critical patent/JPH02165511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はテレビジョンやCRTに使用されている偏向ヨ
ークコイルに関するものである。
(従来技術とその課題) テレビジョンやCRTに使用されている偏向ヨークコイ
ルはブラウン管の後方で電子銃により発生した電子を走
査し画像を発生させる役目をもっている。
偏向ヨークコイルに使用する絶縁電線は従来、サイズ0
.3〜0.4 mm $の単線のエナメル線が使用され
ていた。
最近コンピュータなどの発達にともない文字やグラフィ
ックの表示精度の向上したCRTが増加し、さらにハイ
ビジョンテレビの増加も予想されている。
表示精度の向上したCRTやハイビジョンテレビに使用
される偏向ヨークコイルは従来のテレビジョンのものに
比較し高周波数の電流を必要とする。
表示精度の向上したCRTやハイビジョンテレビに単線
のエナメル線より製造された偏向ヨークコイルを使用す
ると、従来より高周波数の電流が流れるため、偏向ヨー
クコイルの発熱量が増加し高温となり、CRTやハイビ
ジョンテレビ全体に悪影響を及ぼす。
このため、表示精度の向上したCRTやハイビジョンテ
レビに使用する偏向ヨークコイルは単線のエナメル線で
はなく、単線のエナメル線を撚り合せた撚線を使用し、
高周波数の電流による発熱が少なくなるようにしている
単線のエナメル線を撚り合せた撚線は優れた高周波特性
を示すが問題点として次の2点がある。
■単線のエナメル線を撚り合せただけであるので、偏向
ヨークコイルを作製すると、撚線内に空間が多く、単線
のエナメル線を使用した場合に比較してコイルの形状が
大きくなる。
■偏向ヨークコイルを製造する時、コイルに捲き乱れが
生じやすい。
そのため、撚線を構成する単線のエナメル線が他のター
ンの撚線を構成する単線のエナメル線とからみ合い、線
間で短絡が生じやすい。
本発明者らは上記問題点について鋭意検討した・結果表
示精度の向上したCRTやハイビジョンテレビ等高周波
の電流を必要とする偏向ヨークコイルに適した絶縁電線
を見い出し、本発明に到達したものである。
本発明の絶縁電線は優れた高周波数特性をもち偏向ヨー
クコイルを製造する際の捲線性が従来の単線のエナメル
線を撚り合せた撚線に比較し大巾に向上するので偏向ヨ
ークコイル以外にも十分応用可能である。
(発明の構成ン 本発明は皮膜厚が1〜5μのエナメル線を複数本撚り合
せた撚線を素線とし、その上に絶縁塗料を塗布・硬化さ
せた絶縁電線より製造された事を特徴とする偏向ヨーク
コイルである。
本発明の絶縁電線の素線の撚線を構成するエナメル線は
、一般に使用されているエナメル線であればいかなるも
のでも使用出来る。
具体的な例を示すと、ポリウレタン、ポリニス−チルウ
レタン、ポリエステルイミドウレタン、ポリアミドイミ
ドウレタン、ポリエステル、ポリエステルイミド、ポリ
アミドイミド、ポリイミド、ポリエステルアミドイミド
、ポリヒダントイン、ポリパラバン酸、ポリビニルホル
マール、ナトや上記エナメル線の絶縁皮膜を組み合せて
製造したエナメル線であるアミドイミドを上引したポリ
エステル、アミドイミドを上引したポリエステルイミド
等がある。
本発明においては、上記エナメル線の皮膜厚を1〜5μ
とする必要がある。
皮膜厚が1μ未満であると本発明の絶縁電線の素線の撚
線を構成するエナメル線間の絶縁が不十分となり、本発
明の絶縁電線は優れた高周波特性を示さなくなる。逆に
皮膜厚が5μをこえると本発明の絶縁電線の仕上り外径
が大きくなり、偏向ヨークコイルを製造した時、コイル
の形状が大きくなり本発明の目的を達成出来ない。
本発明においては、皮膜厚が1〜5μのエナメル線を複
数本撚り合せた撚線を素線とし、その上に絶縁塗料を塗
布・硬化させ絶縁電線を作製する。
絶縁塗料は、常温又は加熱下で塗装出来るものであれば
いかなるものでも使用出来る。例えば、エナメル線等に
使用する、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステル
イミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリビニルホ
ルマール、ポリエステルイミドウレタン、ポリエステル
アミドイミド、ポリヒダントイン、ポリパラバン酸等の
焼付螢料、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリ
エーテルイミド、芳香族ポリエステル、フェノキシポリ
エステル、ポリアミド、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂
を溶剤に溶解したものやさらにエポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、安定化インシアネート等の硬化
剤を配合した焼付塗料、ポリエステルアクリレート、ポ
リウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、
エポキシアクリレート等の紫外線又は電子線硬化塗料、
さらに粉体塗料、電着塗料等も使用可能である。
中でも紫外線又は電子線硬化塗料を使用するとエナメル
線を複数本撚り合せた撚線に対し塗布・硬化しやすく好
ましい。
本発明で使用する絶縁塗料に適した無溶剤の紫外線ある
いは電子線硬化塗料としては具体的に示すと次のものが
使用出来る。
(1)エステルアクリレートオリゴマー エステルメタ
アクリレートオリゴマー ウレタンアクリレートオリゴ
マー ウレタンメタクリレートオリゴマー エポキシア
クリレート、エポキシメタクリレート、ポリエーテルア
クリレート、ボリエーテルメタクリレートなど分子末端
にアクリロイル基またはメタクリロイル基を有するオリ
ゴマー アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル
、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル
酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチルなと
アクリル酸又はメタクリル酸誘導体のプレポリマー。
(2)アリルエステルオリコマ−アリルエーテルオリゴ
マー アリルウレタンオリゴマー アリルエポキシオリ
ゴマーなどの分子末端にアリル基を有スるオリゴマー 
ジアリルフタレート、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレートなどのアリル基を有する化合物の
プレポリマーより成る分子末端にアリル基を有するオリ
ゴマー。
(3)分子末端にエポキシ環を有するポリエステルオリ
ゴマー ポリエーテルオリゴマー ポリウレタンオリゴ
マー エポキシオリゴマー ただし、エホキシ化合物を
用いる場合には、カチオン重合触iのルイス酸が生じる
、ルイス酸ジアゾニウム塩、ルイス酸スルフオニウム塩
、ルイス酸ヨードニウム塩などの添加が必要である。
(4)分子鎖中に、マレイン酸、フマール酸、イタコン
酸などから誘導される不飽和結合を有する不[和ポリエ
ステルオリゴマー、不飽和ポリエステル、イミドオリゴ
マー、不飽和ポリアミドオリゴマー。
(5)分子鎖中又は側鎖に不飽和二重結合を有するポリ
ブタジェン、ポリチオール、ポリエン型樹脂、スピロア
セタール樹脂。
以上に述べた化合物の構造を分子鎖中に2種以上持つ化
合物や上記化合物を2種以上混合して用いることも可能
である。
さらに上記(1)から(5)の化合物の中に、メチルア
クリレート、メチルメタアクリレート、エチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブ
チルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレートなどのアクリル酸エステルおよびメ
タクリル酸エステル、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルシアヌレート、ジアリルフタレート、アリルグ
リシジルエーテル、ジアリルアミン、N、Nジアリルア
セトアミドなどのアリル基をもつ化合物、スチレン、ジ
ビニルベンゼン、ビニルピロリドンなどの公知の反応性
希釈剤を加えることが出来る。
紫外線により照肘硬化を行なう場合には上記化合物の中
に光増感剤の添加が必要である。光増感剤としては、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテ
ル等のベンゾインアルキルエーテル類、ジェトキシアセ
トフェノン等のアセトフェノン誘導体、アルミオキシム
エステル類等多くの公知の増感剤が使用される。
上記の無溶剤の紫外線あるいは電子線硬化塗料の中では
分子骨格にウレタン結合をもち、末端にアクリロイル基
あるいはメタクリロイル基をもつウレタンアクリレート
あるいはウレタンメタクリレートを主成分とする塗料を
使用すると皮膜の強靭なものが得られ好ましい。
さらに本発明の絶縁電線に熱可塑性材料を主体とする自
己融着層を設け、絶縁電線を偏向ヨークコイルにコイル
捲した後通電加熱により偏向ヨークコイルを固着出来る
様にする事も可能である。
使用される熱可塑性材料としてはポリビニルブチラール
、共重合ポリアミド、共重合ポリエステル、共重合ポリ
ウレタン、フェノキシ等が使用出来る。
本発明の絶縁電線より偏向ヨークコイルを製造する方法
は特に制限はなく、通常の偏向ヨークコイル捲線機を使
用すれば問題ない。
次に実施例により更に詳細に本発明を説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。
〔比較例、1〕 導体径0.15mmの銅導体にポリウレタン塗料(東特
塗料社製 商品名TPU−5155)塗布・焼付し、皮
膜厚0.016mmのポリウレタンエナメル線を作製し
た。このポリウレタンエナメル線ヲ7本撚り合せ、エナ
メル線を撚り合せた撚線を得た。
得られたエナメル線を撚り合せた撚線の特性を表1に示
した。
〔実施例1〕 導体径0.15mIIOの銅導体に比較例1で使用した
ポリウレタン塗料を塗布・焼付し、皮膜厚0.002m
nのポリウレタンエナメル線を作製した。
このポリウレタンエナメル線を7本撚り合せた撚線を素
線とし、無溶剤のウレタンアクリレート系紫外線硬化塗
料を塗布・硬化し、皮膜厚0.040閤の絶縁電線を得
た。
得られた絶縁電線の特性を表1に示した。
〔実施例2,3、比較例2.3〕 ポリウレタンエナメル線の皮[Jl;0.0005閤(
比較例2)、0.001 ttm (実施例2)、0、
004 mrn (実施例3)、0.007印(比較例
3)となるようにした以外は実施例1と同様にして絶縁
電線を得た。
得られた絶縁電線の特性を表1に示した。
〔実施例4〕 実施例1〜8、比較例1〜3で得た絶縁電線とエナメル
線を撚り合せた撚線を用い、偏向ヨークコイルを作製し
、偏向ヨークコイルの大きさ、捲き乱れを調べた。
その結果を表1に示した。
(発明の効果) 表1の実験結果よりわかるように本発明の絶縁電線より
作製した偏向ヨークコイルは従来の単線のエナメル線を
撚り合せた撚線より作製した偏向ヨークコイルに比較し
てコイルの形状がよりコンパクトで、コイルに捲き乱れ
がない。
さらに絶縁電線の素線の撚線を構成するエナメル線の絶
縁も十分されている。
従って本発明の偏向ヨークコイルは高周波用の偏向ヨー
クコイルとしてその工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の偏向ヨークコイル製造に使用する絶縁
電線、第2図は従来の偏向ヨークコイル製造に使用され
ている単線のエナメル線を撚り合せた撚線、第3図は偏
向ヨークコイルをそれぞれ示したものである。 1、導体  2.単線のエナメル線の絶縁皮膜3、無溶
剤の紫外線又は電子線硬化塗料を塗布・硬化した絶縁皮
膜 4、絶縁電線 5、単線のエナメル線を撚り合せた撚線6、偏向ヨーク
コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)皮膜厚が1〜5μのエナメル線を複数本撚り合せ
    た撚線を素線とし、その上に絶縁塗料を塗布・硬化させ
    た絶縁電線より製造された事を特徴とする偏向ヨークコ
    イル。
  2. (2)絶縁塗料が無溶剤の紫外線あるいは電子線硬化塗
    料である請求項1記載の偏向ヨークコイル。
JP31879388A 1988-12-16 1988-12-16 偏向ヨークコイル Pending JPH02165511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31879388A JPH02165511A (ja) 1988-12-16 1988-12-16 偏向ヨークコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31879388A JPH02165511A (ja) 1988-12-16 1988-12-16 偏向ヨークコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02165511A true JPH02165511A (ja) 1990-06-26

Family

ID=18103007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31879388A Pending JPH02165511A (ja) 1988-12-16 1988-12-16 偏向ヨークコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02165511A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0287813B1 (en) Electrical conductor provided with a surrounding electrical insulation
US5099159A (en) High-voltage insulating system for electric machines
US3237136A (en) Coils for inductive apparatus
US4058444A (en) Process for preparing an insulated product
JPH02106812A (ja) 取り巻く絶縁体を有する導電体
JP2001512888A (ja) エナメル線のための部分放電耐性の被覆
JP5041399B2 (ja) 絶縁電線、絶縁電線複合線及びシールド電線
JPH02165511A (ja) 偏向ヨークコイル
JPH0391206A (ja) 偏向ヨークコイル
EP0941273A1 (de) Verfahren zur herstellung carboxyl- und hydroxylgruppenhaltiger polyesterimide und deren verwendung in drahtlacken
JPH02220307A (ja) 絶縁電線及び偏向ヨークコイル
JPH03184214A (ja) 自己融着性集合電線およびその製造方法
US3839653A (en) Flexible loop, hard slot coils for dynamoelectric machine windings
JP3090147B2 (ja) 磁気ヘッド用集合平行絶緑電線
JPH0584003B2 (ja)
JP2518334B2 (ja) 耐捩じれ変形自己融着性エナメル線
JPS63195912A (ja) エナメル撚線
JPH07211147A (ja) トランス用絶縁電線
JPH01183006A (ja) 電気・電子機器用シールド線
JPH01167909A (ja) 撚絶緑電線
JPS63226816A (ja) 自己融着性絶縁電線
JPS612208A (ja) 撚絶縁電線の製造方法
JPH02126514A (ja) 集束絶縁電線及びそれを用いた偏向ヨーク
JP2516109Y2 (ja) 偏向ヨーク用集合細線
JP3084327B2 (ja) 偏向コイル