JPH0216535B2 - - Google Patents
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- JPH0216535B2 JPH0216535B2 JP19681581A JP19681581A JPH0216535B2 JP H0216535 B2 JPH0216535 B2 JP H0216535B2 JP 19681581 A JP19681581 A JP 19681581A JP 19681581 A JP19681581 A JP 19681581A JP H0216535 B2 JPH0216535 B2 JP H0216535B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- magnetron
- output terminal
- metal
- waveguide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 31
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 11
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、マグネトロンの導波管への取付け個
所に用いる電波漏洩防止用ガスケツトの作用が確
実に行なわれ、かつガスケツトのマグネトロンへ
の取付け作業も容易なマグネトロンに関する。
所に用いる電波漏洩防止用ガスケツトの作用が確
実に行なわれ、かつガスケツトのマグネトロンへ
の取付け作業も容易なマグネトロンに関する。
第1図は従来のマグネトロンの一例を示し、1
はマグネトロン本体、1aは内側に複数の共振空
胴を有する陽極円筒、1bは陰極側金属封止部
材、1cは陰極側絶縁物、1dは陰極フイラメン
トリード、1eは出力側金属封止部材、1fは出
力側絶縁物、1gは出力端子、2a,2bは永久
磁石、3a,3bは管外磁路をなすヨーク、4は
良導電性かつ高弾性の材料よりなるガスケツト、
7は円筒状金属部材、8は孔あき金属円板であ
る。第2図は第1図に示した従来のマグネトロン
のガスケツト近傍拡大図で、9は銀ろう、その他
の符号は第1図の場合と同じである。第3図は円
筒状金属部材7の断面がL字状をなし、ガスケツ
ト4を保持するようにした従来例を示す図であ
る。
はマグネトロン本体、1aは内側に複数の共振空
胴を有する陽極円筒、1bは陰極側金属封止部
材、1cは陰極側絶縁物、1dは陰極フイラメン
トリード、1eは出力側金属封止部材、1fは出
力側絶縁物、1gは出力端子、2a,2bは永久
磁石、3a,3bは管外磁路をなすヨーク、4は
良導電性かつ高弾性の材料よりなるガスケツト、
7は円筒状金属部材、8は孔あき金属円板であ
る。第2図は第1図に示した従来のマグネトロン
のガスケツト近傍拡大図で、9は銀ろう、その他
の符号は第1図の場合と同じである。第3図は円
筒状金属部材7の断面がL字状をなし、ガスケツ
ト4を保持するようにした従来例を示す図であ
る。
マグネトロンは通常出力端子1gを下または横
にして梱包輸送されるが、梱包時、輸送荷役時の
振動、衝撃により、第2,3図に示した様な構造
のマグネトロンでは、ガスケツト脱落事故が生じ
易い。
にして梱包輸送されるが、梱包時、輸送荷役時の
振動、衝撃により、第2,3図に示した様な構造
のマグネトロンでは、ガスケツト脱落事故が生じ
易い。
またマグネトロンは、第4図に示す様な状態で
導波管20に接続され、導波管に凸設された導波
管受け部20aがガスケツト4にくいこみ良く接
触してマイクロ波の漏洩放射が生じないようにし
てある。しかし実際には、導波管受け部20aが
ガスケツト4にくいこんだ時の状態は、第5図に
示すように、ガスケツト4の上面が、このくいこ
み現象により引張られて浮上り、円筒状金属部材
7とガスケツト4の内径側4aとの接触が悪化し
てしまうことが多い。この様になると出力側金属
封止部材1e、円筒状金属部材7、ガスケツト
4、導波管受け部20aを流れるマイクロ波電流
によつて、接触の悪化した部分が加熱され焼け
る。第5図に示し例の場合は、ガスケツト4と金
属円板8の外径部近くとが導波管受け部20aに
押されて密着しているため、ガスケツトが浮上つ
てガスケツトの内径側4a近くの接触が悪くなつ
ても、焼けて変色する程度ですむ。しかし第3図
に示した構造の場合には、ガスケツト4の内径側
が浮上がると、マイクロ波エネルギーが永久磁石
2aの方にも伝搬するため、磁石2aが加熱され
磁束が減つたり極端な場合には割れたりする。な
お従来は、出力側金属封止部材1eに円筒状金属
部材7を、第2図に示すように、銀ろう9で固着
する高価な構造になつていた。
導波管20に接続され、導波管に凸設された導波
管受け部20aがガスケツト4にくいこみ良く接
触してマイクロ波の漏洩放射が生じないようにし
てある。しかし実際には、導波管受け部20aが
ガスケツト4にくいこんだ時の状態は、第5図に
示すように、ガスケツト4の上面が、このくいこ
み現象により引張られて浮上り、円筒状金属部材
7とガスケツト4の内径側4aとの接触が悪化し
てしまうことが多い。この様になると出力側金属
封止部材1e、円筒状金属部材7、ガスケツト
4、導波管受け部20aを流れるマイクロ波電流
によつて、接触の悪化した部分が加熱され焼け
る。第5図に示し例の場合は、ガスケツト4と金
属円板8の外径部近くとが導波管受け部20aに
押されて密着しているため、ガスケツトが浮上つ
てガスケツトの内径側4a近くの接触が悪くなつ
ても、焼けて変色する程度ですむ。しかし第3図
に示した構造の場合には、ガスケツト4の内径側
が浮上がると、マイクロ波エネルギーが永久磁石
2aの方にも伝搬するため、磁石2aが加熱され
磁束が減つたり極端な場合には割れたりする。な
お従来は、出力側金属封止部材1eに円筒状金属
部材7を、第2図に示すように、銀ろう9で固着
する高価な構造になつていた。
上記の如き問題をさけるため、従来、ガスケツ
ト4の内径を円筒状金属部材7の外径よりも小さ
くし、かつガスケツト4の外径をヨーク3aの穴
の径よりも大きく設定して、ガスケツト脱落やガ
スケツト焼けの対策をしていた。しかしこの場合
は、ガスケツトに力が加わり弾力性が落ちて固く
なるため、導波管受け部20aの平坦度が悪いと
きには、くいこみの少ない部分で、マイクロ波エ
ネルギーが漏洩したり、接触が悪くてその部分の
ガスケツトが焼けるなどの不具合が生じた。また
ガスケツトをそれより狭い場所に押入れなければ
ならないため工数が増大してしまう。特にマグネ
トロン本体1とヨーク3aの穴とが偏心している
場合はガスケツト4の挿入に工数がかかり、また
導波管受け部20aとガスケツト4との接触が全
周にわたらないという不具合が発生する。
ト4の内径を円筒状金属部材7の外径よりも小さ
くし、かつガスケツト4の外径をヨーク3aの穴
の径よりも大きく設定して、ガスケツト脱落やガ
スケツト焼けの対策をしていた。しかしこの場合
は、ガスケツトに力が加わり弾力性が落ちて固く
なるため、導波管受け部20aの平坦度が悪いと
きには、くいこみの少ない部分で、マイクロ波エ
ネルギーが漏洩したり、接触が悪くてその部分の
ガスケツトが焼けるなどの不具合が生じた。また
ガスケツトをそれより狭い場所に押入れなければ
ならないため工数が増大してしまう。特にマグネ
トロン本体1とヨーク3aの穴とが偏心している
場合はガスケツト4の挿入に工数がかかり、また
導波管受け部20aとガスケツト4との接触が全
周にわたらないという不具合が発生する。
本発明の目的は、マグネトロンを導波管に接続
する際に、上述した様な種々の不具合が生じない
ようにしたマグネトロンを提供することにある。
する際に、上述した様な種々の不具合が生じない
ようにしたマグネトロンを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明においては、
出力側金属封止部材の円筒部材に、つば付き金属
円筒のつばのない端部を強制嵌合して固着させ、
この円筒の他端すなわち軸方向出力端子寄り端部
のつばと外表面他部分の導電部材とでガスケツト
の内径側を挾持させ、ガスケツトの脱落、浮上が
りを防止するようにした。
出力側金属封止部材の円筒部材に、つば付き金属
円筒のつばのない端部を強制嵌合して固着させ、
この円筒の他端すなわち軸方向出力端子寄り端部
のつばと外表面他部分の導電部材とでガスケツト
の内径側を挾持させ、ガスケツトの脱落、浮上が
りを防止するようにした。
第6〜9図は、本発明のそれぞれ異なる4実施
例の要部拡大図で、いずれの例でも、つば付き金
属円筒5は、つばのない端部5bを出力側金属封
止部材1eの円筒状部に強制嵌合により固着さ
れ、他端ではつば5aがガスケツト4の内径側を
上面(出力端子側)から押さえ、磁石2aまたは
ヨーク3aの上面とでガスケツト4を圧縮挾持し
ている。したがつてガスケツト4は輸送中などに
も確実に保持され脱落事故は生じない。金属円筒
5は端部5bで出力側金属封止部材1eと強制嵌
合され、マイクロ波的にも安定した接続が得られ
ており、しかもこの接続部には従来の如く高価な
銀ろうを使用せず、工数もわずかですむ。ガスケ
ツト4の外径は、ヨーク3aの穴径と同じか、や
や小さくしてもよく、またガスケツト4の内径
は、つば付き金属円筒5の5c部(第6,7図)
の外径と同じか、大きく、ただしつば5aの外径
より小さければよいので、ガスケツトの挿入は非
常に容易になり、工数が短縮され、しかもガスケ
ツト自体の重量も減らすことができる。さらにマ
グネトロン本体1とヨーク3aの穴とが偏心して
いても、金属円筒5の5c部の外径よりガスケツ
ト4の内径を大きく設定することにより、ガスケ
ツト4はどの部分でも弾力性均一であり、また、
導波管受け部20aはヨーク3aの穴と同心なの
で、理想的な接続が可能となる。更に金属円筒5
の端部5bにマイクロ波接続を害さない程度に短
いスリツトを設けると嵌合が容易になる。金属円
筒5を磁性材たとえば亜鉛引き鉄板で作れば、常
に永久磁石2aに吸引されるので、端部5bの強
制嵌合部は、マイクロ波的に良好な接触が得られ
る程度の嵌合度であれば、金属円筒5がぬけ出す
恐れは少ない。第7図に示した実施例では、ガス
ケツト4を金属円筒5とヨーク3aとで挾持する
ようになつている。この例の場合ガスケツト4の
内径を小さ目に設定しておけばガスケツト4と金
属円筒5とを別工程で組合せて、組立て部品とし
て供給でき、一層工数が減る。第6図に示した実
施例でも同様にできる。
例の要部拡大図で、いずれの例でも、つば付き金
属円筒5は、つばのない端部5bを出力側金属封
止部材1eの円筒状部に強制嵌合により固着さ
れ、他端ではつば5aがガスケツト4の内径側を
上面(出力端子側)から押さえ、磁石2aまたは
ヨーク3aの上面とでガスケツト4を圧縮挾持し
ている。したがつてガスケツト4は輸送中などに
も確実に保持され脱落事故は生じない。金属円筒
5は端部5bで出力側金属封止部材1eと強制嵌
合され、マイクロ波的にも安定した接続が得られ
ており、しかもこの接続部には従来の如く高価な
銀ろうを使用せず、工数もわずかですむ。ガスケ
ツト4の外径は、ヨーク3aの穴径と同じか、や
や小さくしてもよく、またガスケツト4の内径
は、つば付き金属円筒5の5c部(第6,7図)
の外径と同じか、大きく、ただしつば5aの外径
より小さければよいので、ガスケツトの挿入は非
常に容易になり、工数が短縮され、しかもガスケ
ツト自体の重量も減らすことができる。さらにマ
グネトロン本体1とヨーク3aの穴とが偏心して
いても、金属円筒5の5c部の外径よりガスケツ
ト4の内径を大きく設定することにより、ガスケ
ツト4はどの部分でも弾力性均一であり、また、
導波管受け部20aはヨーク3aの穴と同心なの
で、理想的な接続が可能となる。更に金属円筒5
の端部5bにマイクロ波接続を害さない程度に短
いスリツトを設けると嵌合が容易になる。金属円
筒5を磁性材たとえば亜鉛引き鉄板で作れば、常
に永久磁石2aに吸引されるので、端部5bの強
制嵌合部は、マイクロ波的に良好な接触が得られ
る程度の嵌合度であれば、金属円筒5がぬけ出す
恐れは少ない。第7図に示した実施例では、ガス
ケツト4を金属円筒5とヨーク3aとで挾持する
ようになつている。この例の場合ガスケツト4の
内径を小さ目に設定しておけばガスケツト4と金
属円筒5とを別工程で組合せて、組立て部品とし
て供給でき、一層工数が減る。第6図に示した実
施例でも同様にできる。
マグネトロンの発振には比較的高調波成分が多
いが、第8,9図中のh寸法すなわち金属封止部
材1eと金属円筒5とに囲まれた空間の軸方向長
さを、不要放射を抑制したい特定高調波の波長
(電気長)のほぼ1/4にすることにより抑制効果が
得られる。第9図の実施例では強制嵌合させる端
部5bが折返し構造になつているので挿入が容易
となり工数が低減される。
いが、第8,9図中のh寸法すなわち金属封止部
材1eと金属円筒5とに囲まれた空間の軸方向長
さを、不要放射を抑制したい特定高調波の波長
(電気長)のほぼ1/4にすることにより抑制効果が
得られる。第9図の実施例では強制嵌合させる端
部5bが折返し構造になつているので挿入が容易
となり工数が低減される。
以上説明したように本発明によれば、ガスケツ
ト脱落やガスケツト焼け、磁石割れなどが生じな
くなり、しかも工数なども減少する。
ト脱落やガスケツト焼け、磁石割れなどが生じな
くなり、しかも工数なども減少する。
第1図は従来のマグネトロンの一例を示す図、
第2図はそのガスケツト近傍拡大図、第3図は異
なつたガスケツト保持構造の従来例図、第4図は
マグネトロンと導波管との接続状態図、第5図は
従来のマグネトロンの導波管との接続時における
ガスケツト浮上り説明図、第6〜9図はそれぞれ
異なる本発明実施例の要部拡大図である。 1e……出力側金属封止部材、1f……出力側
絶縁物、2a……永久磁石、3a……ヨーク、4
……ガスケツト、5……つば付き金属円筒、5a
……つば、5b……強制嵌合する端部。
第2図はそのガスケツト近傍拡大図、第3図は異
なつたガスケツト保持構造の従来例図、第4図は
マグネトロンと導波管との接続状態図、第5図は
従来のマグネトロンの導波管との接続時における
ガスケツト浮上り説明図、第6〜9図はそれぞれ
異なる本発明実施例の要部拡大図である。 1e……出力側金属封止部材、1f……出力側
絶縁物、2a……永久磁石、3a……ヨーク、4
……ガスケツト、5……つば付き金属円筒、5a
……つば、5b……強制嵌合する端部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導波管内に位置する出力端子に対し絶縁され
た外表面導電部材と、導波管壁との間に、良導電
性かつ高弾性のガスケツトを介在させて、導波管
に取付けるようにしたマグネトロンにおいて、陽
極円筒端部に封着され、絶縁物を介して出力端子
を支持する金属封止部材の円筒状部に、つば付き
金属円筒のつばのない端部を強制嵌合して固着さ
せ、この円筒の軸方向出力端子寄り端部のつば
と、他の外表面導電部材とで、前記ガスケツトを
挾持させたことを特徴とするマグネトロン。 2 前記金属封止部材と前記金属円筒とに囲まれ
た空間の軸方向長さを、不要放射を抑制すべき特
定な電波の波長のほぼ1/4とした特許請求の範囲
第1項記載のマグネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19681581A JPS58100333A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19681581A JPS58100333A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | マグネトロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58100333A JPS58100333A (ja) | 1983-06-15 |
JPH0216535B2 true JPH0216535B2 (ja) | 1990-04-17 |
Family
ID=16364114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19681581A Granted JPS58100333A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-09 | マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58100333A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59187060U (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-12 | 松下電子工業株式会社 | マグネトロン |
-
1981
- 1981-12-09 JP JP19681581A patent/JPS58100333A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58100333A (ja) | 1983-06-15 |
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