JPH0216396A - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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Publication number
JPH0216396A
JPH0216396A JP16460988A JP16460988A JPH0216396A JP H0216396 A JPH0216396 A JP H0216396A JP 16460988 A JP16460988 A JP 16460988A JP 16460988 A JP16460988 A JP 16460988A JP H0216396 A JPH0216396 A JP H0216396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
stator
rotor
exhaust
rotors
Prior art date
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Pending
Application number
JP16460988A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Narita
潔 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP16460988A priority Critical patent/JPH0216396A/ja
Publication of JPH0216396A publication Critical patent/JPH0216396A/ja
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  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、低真空から高真空に至るまでの排気を効率良
くまかなうことの可能な広域形のターボ分子ポンプに関
するものである。
[従来の技術] ターボ分子ポンプ(以下、TMPと略称する)は、ロー
タに取着した動翼とステータに取着した静翼とを交互配
置してタービンを構成し、吸気したガスをこれらの翼で
叩き飛ばして、強制排気するものである。このTMPが
開発された当初は、ロータが左右に対をなして配置され
た所謂ダブルフロー構造をなしていたが、製作コストが
高くつく上に、排気特性の改善も頭打ちとなる状態が続
いていた。これに対し、ロータを単体にしたシングルロ
ータタイプは、コストが易くて済み、しかも排気効果に
略同程度のものが得られることが次第に明らかになって
、最近では専らこのタイプのものがTMPの主流となっ
ている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、具体的にTMPが排気上の不具合を来たすの
は、粘性流領域においてである。すなわち、タービンに
よる排気作用は、分子の平均自由行程が長く、気体分子
が動翼と静翼以外には衝突し得ないような分子流領域(
高真空域)においてのみ、最もその機能を有効に発揮し
得るものであることが解析的に明らかにされている。換
言すれば、気体分子同士が衝突する粘性流領域(低真空
域)では、主に粘性抵抗によって排気作用が妨げられ、
排気を実効ならしめることができない。このことは、シ
ングルロータ方式であろうとダブルフロ一方式であろう
と同様である。このような理由もあって、従来のTMP
がコスト的に有利なシングルロータへと技術的に推移し
ていったその間の事情が伺える。
いずれにしても、これらのTMPが油回転ポンプ等のバ
ックポンプを付設して初期排気をまかなわなければなら
ない点においてかわりはなく、排気系路やバルブ等を余
分に必要とし、システムの複雑化、コスト高、スペース
ファクタの低下等、種々の不具合を招いているのが実状
である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであっ
て、TMPの粘性流領域での排気能力を向上させること
により、広域特性を改善し、結果として補助ポンプ装置
等の簡略化に資することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような構
成を採用したものである。
すなわち、本発明のTMPは、一対のロータを軸心を一
致させて一体回転可能に設け、両ロータと対向する各ス
テータとの間にタービンを構成するとともに、さらにこ
れらロータとステータの互いの対向面の一方に、各々の
タービンに連通ずるねじ溝を形成したことを特徴として
いる。
[作用] ねじ溝により得られる排気作用の特徴は、気体の粘性抵
抗が積極的に利用される点にある。したがって、このね
じ溝をタービンに連通して設けておけば、気体が粘性流
領域にある場合はねじ溝が有効に機能して排気を効果的
に行なうので、低真空域でのTMPの排気能力が確実に
補償されるものとなる。
ここで、ダブルフロー構造を再度検討してみると、従来
では粘性流領域の排気特性が悪いために、タービンを一
対に設けたかかる構造に格別な効果を期し難かったが、
排気作用が実効的となることによって、この構造が改め
て大きな意味をもつことになる。第2図は実測から得ら
れた特性であって、その有用性を傍証し得るものである
。図に明らかなように、シングルロータタイプで広域特
性改善を施していない従来のものは、図中(a)に示す
ように、1O−3Torrに至るまでの低真空域で排気
効率が極めて悪いが、ねじ溝を付加すると同図中(b)
に示すように排気特性が改善され、さらにそれをダブル
フロー構造にした場合は、同図中(C)に示す如く排気
速度が尚−層内上して、粘性流領域から分子流領域に至
る広域に亘って排気が効果的に行なわれるようになるこ
とがわかる。
このように、このTMPによれば、タービンとねじ溝と
による相補的な排気作用と、その排気作用を粘性流領域
において倍増するダブルフロー構造とが有機的に協働し
て、優れた広域特性を示すものとなる。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この実施例のTMPは、第1図に示すように、ハウジン
グ1内に形成した左右のポンプ室11.11に対をなす
ロータ2.2を軸心を一致させて一体回転可能に配して
いる。
これらのロータ2.2は、同図に明らかなように縦断面
がコ字形をなす有底筒状のもので、その内側軸心位置に
固定軸支部3を配設している。そして、この固定軸支部
3とロータ2との間に能動形のラジアル磁気軸受41と
スラスト磁気軸受42とを構成し、計5軸において、両
ロータ2を非接触でかつ位置制御可能に支持することが
できるようにしている。この際、これらの磁気軸受41
.42には、フィードバック制御を可能にするだめの隙
間検出用のラジアル制御センサ51およびスラスト制御
センサ52を各々の近傍に付帯して設けである。
そして、このように一体回転可能に軸受支持されてなる
両ロータ2.2に、それぞれステータ12との間で、タ
ービン6.6およびねじ溝7.7を設けている。具体的
に説明すると、両ロータ2.2の外周に複数段の動翼6
1をラジアル方向に向けて突設するとともに、これと対
向位置にあるステータ12側に略同数段の静翼62を内
方に向けて延出し、これら動翼61と静翼62を軸方向
に交互配置することによって、タービン6を構成したも
のである。タービン6の排気作用は、前述したように、
ロータ2が高速回転することによってこれらの翼61.
62間で気体分子を排気方向に強制的に叩き飛ばすもの
である。この際、このタービン6の横断面積は、排気方
向に向かって漸次小さくなるように設定してあり、排気
と同時に圧縮が行なわれるようにしている。
そして、このタービン6の最終段のさらに排気側におけ
る、ステータ12と近接したロータ対向面21に、該タ
ービン6に連通ずるらせん状のねじ溝7を周回形成して
いる。このねじ溝7は、ステータ対向面12aによって
閉止されたねし溝7の凹部空間内に、気体をその粘性抵
抗を利用して引き込み、さらに引き込んだその気体をロ
ータ2の回転に伴なわせて強制的に排気口まで連行し得
る能力を有している。なお、このねじ溝7は排気方向に
向かって漸次浅くなるように設けてあり、タービン6と
同様、排気と同時に圧縮が行なわれるようにしている。
しかして、以上のような構成によれば、粘性流領域では
ねじ溝7が、また、分子流領域ではタビン2がそれぞれ
有効に機能して吸気したガスの圧縮排気を効果的に行な
うとともに、粘性流領域においてはさらに、このような
ダブルフロー構造によって排気効率が倍増されるので、
第2図に示したように低真空から高真空に亘る優れた広
域特性が得られるものとなる。これにより、特に初期排
気でのバックポンプによる補助の必要性を低減すること
ができ、補助装置を簡略化して、コストダウン、スペー
スの有効利用、バルブ操作の簡略化等といった、従来タ
イプのTMPでは期し難かった諸種の効果を得ることが
できる。また、仮にバックポンプを付設するにしても、
このものは低真空から有効に稼動できるので、早期に定
常運転状態に入ることが可能である。
以」二、本発明の一実施例について説明したが、ねじ溝
はステータ対向面12a側に設けてもよく、また、その
種類は多条ねじ状や間欠的なものてあっても勿論構わな
い。その他、本発明は図示実施例のものに限定されず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である
[発明の効果] 本発明に係るTMPは、以上のようにダブルフロー構造
において両タービンにそれぞれ連通ずるねじ溝を設けた
構成により、粘性流領域での排気効率を格段に向上させ
てより優れた広域特性を実現することができるので、初
期排気での補助の必要性が低減される。この結果、排気
系の簡素化、コストダウン、スペースの有効利用等とい
った在来の問題点を、好適に解決できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は縦断面図、第
2図は排気特性を示す説明図である。 2・・・ロータ      6・・・タービン7・・・
ねじ溝     12・・・ステータ12a・・・ステ
ータ対向面 21・・・ロータ対向面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一対のロータを軸心を一致させて一体回転可能に設け、
    両ロータと対向する各ステータとの間にそれぞれタービ
    ンを構成するとともに、さらにこれらロータとステータ
    の互いの対向面の一方に、各々のタービンに連通するね
    じ溝を形成したことを特徴とするターボ分子ポンプ。
JP16460988A 1988-06-30 1988-06-30 ターボ分子ポンプ Pending JPH0216396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16460988A JPH0216396A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 ターボ分子ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16460988A JPH0216396A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 ターボ分子ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0216396A true JPH0216396A (ja) 1990-01-19

Family

ID=15796438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16460988A Pending JPH0216396A (ja) 1988-06-30 1988-06-30 ターボ分子ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0216396A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031857A (ja) * 2008-07-26 2010-02-12 Pfeiffer Vacuum Gmbh 真空ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010031857A (ja) * 2008-07-26 2010-02-12 Pfeiffer Vacuum Gmbh 真空ポンプ

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