JPH02163501A - 電気・液圧サーボシリンダ - Google Patents

電気・液圧サーボシリンダ

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JPH02163501A
JPH02163501A JP63318101A JP31810188A JPH02163501A JP H02163501 A JPH02163501 A JP H02163501A JP 63318101 A JP63318101 A JP 63318101A JP 31810188 A JP31810188 A JP 31810188A JP H02163501 A JPH02163501 A JP H02163501A
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ultrasonic
hydraulic
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Shigeki Yoshioka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気・液圧サーボシリンダに関し、特には外部
から加えられる回転方向の入力に応じて、シリング本体
内におけるピストンの位置を制御するようにしたサーポ
ノリンタに関するものである。
従来の技術 上記に関し、例えば1979年11月1日に発行された
[油圧技術、 VoL、 18. No18J  (B
木工業出版〈株〉発行)の第715頁〜50頁には、ス
テップモータの回転変位に基づいて液圧シリングのピス
トンロッドをステップ状に直線変位するようにした電気
−液圧ステッピングシリングの例が開示されている。即
ちこの電気−液圧ステツビングンリンタとは、時系列パ
ルス信号により駆動されるディジモル液圧ンリンタであ
り、第11図に示されているようにンリンタ本体1の内
方にピストン2及び該ピストン2と ・体のピストンロ
ッド3が摺動自在に挿通されていて、前記ピストン2に
よってシリンダ本体1の内方に流体室へと流体室Bが隔
成されている。ここて流体室Aには供給ボート10を介
して供給圧Psか与えられている。更に1′、記のビス
1−ン2の内方には、長丁方向に沿う細長な中空部5が
形成されていて、該中空部5内に円筒型を有するスプー
ル6か摺動自在に挿通されている。このスプール6の表
面側には環状溝7が形成されている一方、該スプール6
の内面側には雌螺子6aが刻設されている。8は前記流
体室へとスプール6の表面側一端部間に形成された液路
であり、9は前記流体室Bと環状溝7間に形成された液
路である。又、ピストン2とンリンタ本体1間には環状
溝11が形成されていて、この環状溝11とスプール6
の表面側一端部間に液路12が形成されている。20は
上記環状溝11と図外の液圧タンクとを連通ずる排出ボ
ー1− rある。
一方14はステップモータであり、このステップモータ
14の出力軸1.4.8に螺子軸15か固定されている
。該螺子軸15は前記スプール6の内方にまで伸びてお
り、その外周部にはスプール6の内面に刻設された前記
雌螺子6aと噛合する雄螺子1.5 aが刻設されてい
る。16.1.7は螺子軸15とンリンタ本体1とを液
密下に封止する○リンクである。
かかる電気−液圧ステソピングシリンタの構成によれは
、今ステップモータ14に1つの電気パルスを加えると
、該ステップモータ14の回転力か出力軸14aから螺
子軸15に伝えられ、該螺子軸15が所定の角度たけ回
転する。すると該螺子軸15に刻設された雄螺子1.5
8とスプール6の内面側に刻設された雌螺子6aとの螺
合に基づいて、該スプール6が第11図に示す中立位置
から第12図に示したように左方向に一定ストロークた
け移動する。するとピストン2に形成された液路8かボ
ート(イ)にて流体室B側に僅かに開くので、図外の液
圧源から供給ボート10に送り込まれる供給圧PSが液
路8を介して流体室Bに供給されて、該流体室Bの圧力
が流体室への圧力よりも犬となり、ピストン2か流体室
A、B間の圧力差によって低圧側である流体室A方向に
移動する。つまりピストン2の動きがスプール6の左方
向への動きに追従することになる。このようなビス!・
ン2の動きによって流体室A、流体室Bの圧力バランス
が取れると、ピストン2かその位置で停止する。
ステップモータ14に加えられる電気パルスの符号か逆
の場合には、第13図に示すようにスプール6が右方向
に移動して、前記ボート(イ)か閉じられるとともに環
状溝7と液路12間のボート(ロ)が僅かに開き、流体
室B内の液圧がill路9゜環状溝7.液路12.環状
溝11及び排出ボート20を経由して図外のタンクに流
れる。この時流体室A側の液圧はそのままの状態を保っ
ているため、流体室Bの圧力が流体室への圧力よりも低
くなり、ピストン2が流体室A、B間の圧力差によって
低圧側である流体室■3方向に移動する。
このようなピストン2の動きによって流体室A流体室I
3の圧力バランスが取れると、再ひピストン2かその位
置で停止する。
よって上記の電気−液圧ステッピングンリンダを用いる
ことにより、左右の流体室A、Bに供給される流体圧に
より駆動されるピストン2に対して、ステップモータ1
4により外部から加えられる回転方向の入力に応じて左
右の流体室A、13間に圧力差を発生させて、前記ピス
トン2を低圧側の流体室方向へ移動させるようにしたス
テソピングシリンタか提供される。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の電気−液圧ステ2ピング
シリンクにあっては、ピストン2の内方にステップモー
タ14からの回転入力を直線方向の動きに変換させるだ
めの雄螺子6a、雌螺子15a等のメカニカルフィード
バック機構か形成されているため、構造自体か極めて’
fM Mであるとともに部品の点数か多く、製作に要す
る工数か増大してしまうと同時にコストアップを招来し
てしまうという課題を有している。又萌紀電気−液圧ス
テッピングシリンタは、シリンダ本体1の少なくとも一
方側にステップモータ14が配置される構造となってい
たため、ピストン2の両側にピストンロッドか突出した
。所謂両ロットタイプのシリンダ装置に適用することが
出来ないという難点をも有している。
そこで本発明はこのような従来の電気−液圧スチッピン
グシリンダか有している課題を解消して、構成簡易でし
かも前記両ロットタイプのンリンタ装置にも容易に適用
することができる装置を提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、先ず特許請求の
範囲1に記載された基本的な第1の発明として、シリン
タ本体内に配置されて、左右の流体室に供給される流体
圧により駆動されるピストンと、上記ピストンとシリン
ダ装置との間に配置されて、外部から加えられる円周方
向の入力に応して軸方向に移動するスプール弁とを具備
して成り、該スプール弁の移動に応して液圧源と少なく
とも一方の流体室とを連通させる液路を開閉制御するこ
とにより、左右の流体室間の液圧に基つく押力に差を発
生させて、前記ピストンをそのI[l]力方向移動させ
るようにした電気・液圧サーポンリンタにおいて、前記
スプール弁を前記ピストンの外周に配設するとともに、
前記シリンダ本体の所定部位に、圧電振動子もしくは電
歪振動子から出力される超音波振動エネルキーを利用し
て前記スプール弁を軸方向に移動させる超音波モータを
配設した電気・液圧サーボシリンタの構成にしてあり、
特許請求の範囲2に記載された第2の発明として、前記
超音波モータとして、円環状の振動体と、この振動体に
密接されて、該振動体のたわみ振動もしくは伸縮振動に
応じて一定の方向に回転するスライダとから構成された
円環型超音波モータを用いた構成にしてあり、更に特許
請求の範囲3に記載された第3の発明として、前記超音
波モータとして、弾性体で成る平板状の接続部及び該接
続部の両端部から略垂直方向に突設された弾性体で成る
一対の駆動足とによって構成された移動子と、該移動子
に固定されて前記両駆動足に振動を与える圧電振動子又
は電歪振動子とから成る超音波リニアモータを用いた構
成にしである。
作用 このような電気・液圧サーボシリンタの構成によれば、
ピストンか中立位置にある場合には左右の流体室に供給
される流体圧による力か等しいため、ピストンは左右何
れの方向にも移動されない。
次に前記超音波モータからの人力によってスプ−ル弁が
左右何れかに一定ストロークだけ移動すると、該スプー
ル弁の作用に基づいて、液圧源から発生する供給圧が左
右何れか一方側の流体室に導かれ、両流体室の圧力に基
つく力の差に基づいてピストンがその軸方向へ移動され
る。
従って超音波モータから前記スプール弁に対して加えら
れる円周方向の回転量を調整することによって、ピスト
ンの移動距離も調整可能となり、ピストンを所望の位置
に移動制御することかできるという作用が得られる。
上記の動作に際して、超音波モータとして前記第2の発
明で開示した円環型超音波モータを用いると、円環状の
振動体のたわみ振動もしくは伸縮振動か該振動体に密接
されたスライダに伝えられて、該スライダを一定の方向
に回転させ、月つ該スライダの作用に基ついて前記スプ
ール弁か左右方向に移動させることができる。
更に超音波モータとして前記第3の発明で開示した超音
波リニアモータを用いると、該超音波リニアモータを構
成する圧電振動子又は電気歪振動子に特定の駆動周波数
を持つ駆動電圧を加えた際に該振動子か周波数に応した
振動を開始するとともに、この振動が両駆動足に伝えら
れるが、この両駆動足はその共振周波数か異なっている
ので、両者の振動変位も異なり、駆動足の先端部か楕円
振動して前記スライダを回転させるので、この回転力を
前記スプール弁に伝えることによって該スプール弁を軸
方向に移動させることかできる。又スプール弁の左動又
は右動の選択は、振動子に印加する駆動電圧の周波数を
変えることによって切り換えることができる。
実施例 以下本発明にかかる電気・液圧サーボシリンダ具体的な
構造例を、前記従来の構成と同一の構成部分に同一の符
号を何して詳述する。
第1図は本願の第1の発明を示すものであって、1はシ
リンダ本体であり、このシリンダ本体1の内方にピスト
ン2及び該ピストン2と一体のピストンロフト3a、3
bが摺動自在に挿通されている。即ち本実施例では、ピ
ストン2の両側にピストンロッド3a、3bか突出した
、所謂両ロッドタイプのシリンダ構造となっている。従
って前記ピストン2及びシリンダ本体1とにより、該シ
リンダ本体1の内方か流体室Aと流体室Bとに熱酸され
ている。この実施例の場合、前記流体室ABの受圧面積
は異なっていて、流体室Aの受圧面積をa、流体室Bの
受圧面積をbとすると、a<b となっている。
ここで流体室へには供給ポート10を介して液圧ポンプ
30からの供給圧P Sが与えられている。
尚シリンダ本体1の他の部位には、同一の供給圧PSを
受は入れる供給ボート21と、排出ボー1〜20とが形
成されている。
」−記ンリンタ本体1の内壁部分には環状溝25が形成
されていて、この環状溝25内に円筒型のスプール弁2
6か軸方向に摺動可能に挿通されている。このスプール
弁26は図示しないスプライン手段により円周方向の回
転か妨げられている。
このスプール弁26の所定部位には作動液の液路27が
設けられていて、この液路27が前記供給ボート21に
連通している。更に該スプール弁26の他の所定部位に
は作動液の排出路28か設けられていて、この1′11
出路28がタンクTに通ずる前記排出ポート20に連通
されている。
又、ピストン2の内方には、流体室Bから前記液路27
近傍のスプール弁26まで延びる液路31と、流体室B
から前記排出路28近傍のスプール弁26まで延びる液
路32とが形成されている。
一方、シリンダ本体1の内方で前記スプール弁26の外
側に近接する部位には中空部35が形成されており、該
中空部35の内方に円環状の圧電体41及び弾性体42
を主体とする振動体43と、この振動体43に密接され
て一定の方向に回転するスライダ44から成る円環型の
超音波モータMと、該スライダ44を振動体43側に押
圧するスプリング45とか配設されている。
上記スライダ44の内面側には歯部44aが設けられて
おり、月つスプール弁26の表面側に前記歯部44aに
噛合する滑り螺子53が形成されている。
上記の超音波モータMの一例として、例えば第2図に示
す円環型超音波モータM、を用いることができる。即ち
図示のように円環型を有する振動体43に対して、同様
に円環型に形成されたスライダ44か平行状態に密接さ
れてい゛C1振動体43を励振することによって、この
振動体43に第3図に示すたわみ振動aか引き起こされ
、このたわみ振動aによってスライダ44か13に示す
方向に回転を開始する。このスライダ44の回転力が歯
部44aを介して滑り螺子53に伝えられる。
第4図は他の円環型超音波モータM、の例を示しており
、この例の場合、円環型を有する振動体43の外周面を
被覆するようにスライダ44が密接されている。このよ
うな構成によれば、前記例と同様に振動体43を励振す
ることによってこの振動体43に第5図に示す伸縮振動
dが引き起こされ、この伸縮振動dによってスライダ4
4がCに示す方向に回転を開始し、このスライダ44の
回転力が歯部44aを介して滑り螺子53に伝えられる
尚、本発明の場合には超音波モータMとし“C前記円環
型超音波モータM、、M、のほかに第6図に示す超音波
リニアモータM3を用いることかできる。即ちこの超音
波リニアモータM3は圧電振動子又は電歪振動子51 
(以下単に振動子51という)と、この振動子51に固
定された移動子52を主体として構成されていて、」−
記振動子5]からリード線55.56が導出されている
。又、上記の移動子52は伸性体で成る平板状の接続部
52aと、この接続部52aの両端部から垂直方向に突
設された弾性体で成る一対の駆動足52b。
52cとから成っている。更に上記駆動足52b。
52cの先端部に摩擦部材57.58が固着されていて
、前記円環型のスライダ44に対して適度な摩擦力を持
って当接するようにしである。
前記駆動足52b、52cはその厚み、即ち図示の寸法
Slと寸法S2とが異なっており、そのため両駆動足5
2b、52Cの共振周波数も異なり、且つ振動変位も相
違している。
上記駆動足52b、52C及び接続部52aは弾性材料
、例えばアルミニウム、黄銅、ステンレス、鉄、ガラス
材料、ジュラルミン或はこれらを複合した材料等の振動
を良好に伝達し得る弾性材料から構成される。
又、前記振動子51は積層型の圧電素子、又は電歪素子
から構成されており、」−記以外にも単板の圧電、電歪
振動子、又は単板の圧電、電歪振動子と弾性振動体を組
み合わゼた所謂ランンユノ\ン振動子等を用いることが
出来る。この振動子51に駆動周波電圧を加えると、そ
の周波電圧の周波数に応じた周波数で伸縮する。そして
この伸縮が共振周波数の異なる駆動足52b、52cに
伝達されて、該駆動足52b、52Cに駆動力を付与す
ることか出来る。
かかる電気・液圧サーポソリンタの動作態様を以下に説
明する。
第7図はスプール弁26によって流体室A、  8間の
全ての液路が閉止されており、従ってピストン2は中立
の状態に停止している。尚、この時前記したように流体
室へ〇受圧面積をa、流体室B延ひる受圧面積をbとす
ると、 aXPs”’bXpH P5:供給圧 PB:流体室B内の液圧 =(a/b)XPg として表わすことができる。
次にピストン2を左行させる際の動作を説明する。即ぢ
前記振動体43に対して図外の駆動源から特定の駆動周
波数を持つ駆動電圧を加えて該振動体43を励振させる
と、前記した動作原理に基づいてスライダ44が中空部
35内で回転を開始する。該スライダ44の回転方向は
、振動体43に印加する駆動電圧の周波数を変えること
によって切り換えることができる。この時スプリング4
5はスライダ44の裏面側から該スライダ44を振動体
43側に押圧するので、スライダ44と振動体43とは
常時適度に圧接されており、該スライダ44の回転がス
ムーズに進行する。
上記の動作態様に基づいてスライダ44が例えば半時針
方向に一定角度回転すると、該スライダ44の歯部44
aと滑り螺子53の噛合作用によって第8図に示したよ
うにスプール弁26か左側に距離X1だけ直線変位する
。すると同図に示すように液圧ポンプ30から発生する
供給圧P5か供給ポート21から液路27及び液路31
を経由して流体室B内に導かれる。この流体室Bの受圧
面積すは流体室Aの受圧面積よりも大きいため、a、x
Ps<bxPs となり、この押力の差によりピストン2は左方向に移動
する。
このピストン2の移動距離かX、に達すると、前記液路
27と液路31とが閉じられて第7図の状態に戻り、ピ
ストン2の移動か停止する。
」−記ピストン2の移動は瞬時に月つ連続的に行われる
ので、該ピストン2に固定されたピストンロッド3a、
3bをスライダ44から得られる回転方向の入力によっ
て軸方向に自在に移動させ、且つその位置を制御するこ
とができる。
又、第7図の状態からピストン2を右行さぜる際の動作
を説明する。即ち振動体43に印加する駆動電圧の周波
数を変えることによって、スライダ44が前記とは逆に
時計方向に一定角度回転する。すると該スライダ44の
歯部44. aと滑り螺子53の噛合作用によって、第
9図に示したようにスプール弁26が右側に距離X、だ
け直線変位する。すると同図に示すように流体室B内の
作動液か液路32から排出路28及び排出ポート20を
経由してタンクTに流れるので、流体室B内の液圧か低
下し、 axPs>bxP+> となり、この押力の差によりビスj・ン2は右方向に移
動する。
このピストン2の移動距離かX、に達すると、前記液路
32と排出路28どが閉じられて第7図の状態に戻り、
ピストン2の移動が停止する。
尚、超音波モータMとして第6図に示した超音波リニア
モータM3を採用した際の作動は以ドの通りである。即
ち前記超音波リニアモータM3を構成する駆動足52b
と駆動足52cとの共振周波数の差は、振動変位か交互
に生じるように選択されているとともに、−1−記共振
周波数自体は各駆動足の長さの変更及び材質の変更等に
よって任意の値とすることが出来る。又、超音波リニア
モータM、に印加する駆動電圧を変更することによって
スライダ714の回転速度を自在に調節するこよか出来
る。従って振動子51から導出されたリード線55.5
6に駆動用電源から特定の駆動周波数を持つ駆動電圧を
加えると、この駆動電圧が超音波リニアモータM3の振
動子51に印加され、該振動子51か周波数に応した振
動を開始するとともにこの振動が移動子52を構成する
前記接続部52aから両駆動足52b、52cに伝えら
れる。この駆動1152b、52cはその共振周波数か
異なっているので、両者の振動変位も異なり、駆動足5
2tll、52Cの先端部か楕円振動を行って、該先端
部に取り付けられた摩擦部材57,58とスライダ44
との摩擦力によって該スライダ44を回転さ姐ることか
出来る。
第10図は本発明にかかる電気・液圧サーポシリング6
0の使用例を示す概要図であり、本例では該電気・液圧
サーポンリンク60を用いて自動車の後輪61.62を
操舵する場合を示している。
即ちステアリングホイールの操舵角センサ63から得ら
れる検出信号θと、車速センサ64から得られる検出信
号Vとをコントローラ65を構成する制御部65aに入
力し、且つ超音波モータドライブ回路65bから前記制
御部65aで演算された操舵角に相当する駆動電圧を発
生させ、該駆動電圧を信号ライン66を介して電気・液
圧サーボシリンダ60内に配設された前記超音波モータ
M(第1図)に印加することによって、液圧ポンプ30
から得られる供給圧によっ−Cピストン2と一体のピス
トンロッド3a、、3t)を車幅方向に移動させること
ができて、後輪61.62の操舵を実施することができ
る。
即ち本発明にかかる電気・液圧サーホシリンク60か両
ロンド型であるため、このような使用態様を実現するこ
とか可能となり、構成簡易にして低コストの後輪操舵機
構か提供される。
発明の効果 以」−詳細に説明した如く、本発明にかかる電気・液圧
サーホシリンクによれば、先ず特許請求の範囲1に記載
された基本的な第1の発明として、シリンダ本体内に配
置されて、左右の流体室に供給される流体圧により駆動
されるピストンと、上記ピストンとシリンダ本体との間
に配置されて、外部から加えられる円周方向の入力に応
して軸方向に移動するスプール弁とを具備して成り、該
スプール弁の移動に応じて液圧源と少なくとも・方の流
体室とを連通させる液路を開閉制御することにより、左
右の流体室間の液圧に基つく押力に差を発生させて、前
記ピストンをその軸方向へ移動させるようにした電気・
液圧サーボシリンクにおいて、前記スプール弁を前記ピ
ストンの外周に配設するとともに、前記シリンダ本体の
所定部位に、圧電振動子もしくは電歪振動子から出力さ
れる超音波振動エネルキーを利用して前記スプール弁を
軸か向に移動させる超音波モータを配設した電気・液圧
サーボ/リンダの構成にしてあり、特許請求の範囲2に
記載された第2の発明として、前記超音波モータとして
、円環状の振動体と、この振動体に密接されて、該振動
体のたわみ振動もしくは伸縮振動に応じて一定の方向に
回転するスライダとから構成された円環型超音波モータ
を用いたことを特徴としており、更に特許請求の範囲3
に記載された第3の発明として、前記超音波モータとし
て、弾性体で成る平板状の接続部及び該接続部の両端部
から略垂直方向に突設された弾性体で成る一対の駆動足
とによって構成された移動子と、該移動子に固定されて
前記両駆動足に振動を与える圧電振動子又は電歪振動子
とから成る超音波リニアモータを用いた構成にしたので
、以ドに記す作用効果かもたらされる。即ち前記第1の
発明によれば、超音波モータに特定の駆動周波数を持つ
駆動電圧を加えると、圧電振動子もしくは電歪振動子か
ら出力される超音波振動エネルギーによって前記スプー
ル弁を左右方向に移動させることかできる。するとスプ
ール弁は該エネルキーの大きさに応じて左右何れかに一
定ストロークたけ移動し、液圧源から発生する供給圧を
左右何れか一方側の流体室に導いて、両流体室の圧力に
基つく押力の差によりピストンを低圧側の流体室の方向
へ移動することができる。
従って超音波モータから出力される超音波振動エネルギ
ーの大きさを調整することによって、ビス)・ンの移動
距離も調整可能となり、ピストンを所望の方向及び位置
に移動制御することかできるサーボシリンタか得られる
又、前記第2の発明で開示した円環型超音波モータを用
いると、円環状の振動体のたわみ振動もしくは伸縮振動
が該振動体に密接されたスライダに伝えられて、該スラ
イダを一定の方向に回転さ足、且つ該スライダの作用に
基ついて前記スプール弁を左右方向に移動させることか
できる。
更に超音波モータとして前記第3の発明で開示した超音
波リニアモータを用いると、該超音波リニアモータを構
成する圧電振動子又は電気歪振動子に特定の駆動周波数
を持つ駆動電圧を加えた際に、該振動子が周波数に応じ
た振動を開始するとともに、この振動か両駆動足に伝え
られるか、この両駆動足はその共振周波数が異な一ンて
いるので、両者の振動変位も異なり、駆動足の先端部か
楕円振動して前記スライダを回転させるので、この回転
力を前記スプール弁に伝えることによって該スプール弁
を左右方向に移動させることかできる。
上記スプール弁の左動又は右動の選択は、振動子に印加
する駆動電圧の周波数を変えることによって切り換える
ことかできる。
更に本発明にあっては、外部からの回転入力を直線方向
の動きに変換させるためのメカニカルフィードバック機
構かピストン内部に形成されていないため、構造自体か
極めて簡易化されており、部品の点数か少なく、製作に
要する工数を下げてコストタウンかはかれるという利点
があり、特にビス!・ンの両側にピストンロッドが突出
した。所謂向ロツ1−タイプのンリンダ装置にも容易に
適用することができるという大きな特長を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる電気・液圧サーホシリンタの一
実施例を示す要部断面図、第2図は本発明で採用した円
環型超音波モータの一例を示す斜視図、第3図は同動作
態様を説明する概略図、第4図は本発明で採用した他の
円環型超音波モータの一例を示す斜視図、第5図は同動
作態様を説明する概略図、第6図は本発明で採用した超
音波リニアモータの構成例を示す正面図、第7図、第8
図、第9図は本発明の作動状態を示す要部断面図、第1
0図は本発明の適用例を示す概要図、第11図は従来の
電気・液圧ステノピングノリンタの例を示す要部断面図
、第12図及び第13図は従来装置の動作例を示す要部
断面図である。 1・・・シワンタ本体、2・−ピストン、3a、3b・
・・ピストンロッド、 1.0.21・・供給ポート、20・・排出ボート、2
5・環状溝、26 スプール弁、28 排出路、30 
液圧ポンプ、3]、、32・・液路、41 圧電体、4
2・弾性体、43・・・振動体、44 スライダ、45
・スプリング、 51 ・振動子、52 ・移動子、52a  ・接続部
、52b、52c・・・駆動足、57.58・・摩擦部
材、53・すべり螺子、 60・電気・液圧サーボシリンダ、 63 ・操舵角センサ、64・・車速センサ、65・・
フン!・ローラ、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダ本体内に配置されて、左右の流体室に供
    給される流体圧により駆動されるピストンと、上記ピス
    トンとシリンダ本体との間に配置されて、外部から加え
    られる円周方向の入力に応じて軸方向に移動するスプー
    ル弁とを具備して成り、該スプール弁の移動に応じて液
    圧源と少なくとも一方の流体室とを連通させる液路を開
    閉制御することにより、左右の流体室間の液圧に基づく
    押力に差を発生させて、前記ピストンをその軸方向へ移
    動させるようにした電気・液圧サーボシリンダにおいて
    、 前記スプール弁を前記ピストンの外周に配設するととも
    に、前記シリンダ本体の所定部位に、圧電振動子もしく
    は電歪振動子から出力される超音波振動エネルギーを利
    用して前記スプール弁を軸方向に移動させる超音波モー
    タを配設したことを特徴とする電気・液圧サーボシリン
    ダ。
  2. (2)前記超音波モータとして、円環状の振動体と、こ
    の振動体に密接されて、該振動体のたわみ振動もしくは
    伸縮振動に応じて一定の方向に回転するスライダとから
    構成された円環型超音波モータを用いたことを特徴とす
    る請求項1記載の電気・液圧サーボシリンダ。
  3. (3)前記超音波モータとして、弾性体で成る平板状の
    接続部及び該接続部の両端部から略垂直方向に突設され
    た弾性体で成る一対の駆動足とによって構成された移動
    子と、該移動子に固定されて前記両駆動足に振動を与え
    る圧電振動子又は電歪振動子とから成る超音波リニアモ
    ータを用いたことを特徴とする請求項1記載の電気・液
    圧サーボシリンダ。
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