JPH02163389A - スパッタリングによる表面装飾処理法 - Google Patents
スパッタリングによる表面装飾処理法Info
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- JPH02163389A JPH02163389A JP31973988A JP31973988A JPH02163389A JP H02163389 A JPH02163389 A JP H02163389A JP 31973988 A JP31973988 A JP 31973988A JP 31973988 A JP31973988 A JP 31973988A JP H02163389 A JPH02163389 A JP H02163389A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、各種装飾品の表面をスパッタリングを用いて
侵食し、光輝性のある微細かつ複雑な凹凸模様を形成す
る方法に関する。
侵食し、光輝性のある微細かつ複雑な凹凸模様を形成す
る方法に関する。
「従来の技術」
第】3図はスパッタ装置の一例としてマグネトロンスパ
ッタ装置を示し、図中符号lはバッキングプレート2と
ターゲット材3とからなるターゲットユニット、4は真
空チャンバー 5は真空ポンプ、6は蒸着する基板Pを
固定する基板ホルダ7はスパッタ電極である。
ッタ装置を示し、図中符号lはバッキングプレート2と
ターゲット材3とからなるターゲットユニット、4は真
空チャンバー 5は真空ポンプ、6は蒸着する基板Pを
固定する基板ホルダ7はスパッタ電極である。
このスパッタ電極7は、第141110に示すようにケ
ーシング7Aと、磁石7Bと、ヨーク7Cとからなり、
そのケーシング7Aにバッキングプレート2が固定され
るとともに、ケーシング7A内に冷却水が供給され、タ
ーゲットユニットlを裏面から冷却する。そしてスパッ
タリング時には、ターゲット材3上に生じる磁界により
、プラズマをターケノト3の表面に集中させてスパッタ
効率ヲ高める構成となっている。
ーシング7Aと、磁石7Bと、ヨーク7Cとからなり、
そのケーシング7Aにバッキングプレート2が固定され
るとともに、ケーシング7A内に冷却水が供給され、タ
ーゲットユニットlを裏面から冷却する。そしてスパッ
タリング時には、ターゲット材3上に生じる磁界により
、プラズマをターケノト3の表面に集中させてスパッタ
効率ヲ高める構成となっている。
ところで、この種の装置でスパッタリングを長期開存な
った後には、ターゲット材3は$14図中図中示すよう
に円環状に消耗するため、新しいものに適時交換しなけ
ればならない。
った後には、ターゲット材3は$14図中図中示すよう
に円環状に消耗するため、新しいものに適時交換しなけ
ればならない。
従来、この使用済みターゲット材は鋳造し直して再使用
していたが、本発明者らは、この使用後ターゲットの表
面に光輝性を有し複雑で微細な凹凸模様が形成されるこ
とに注目した。この光輝性を有する模様は、従来から装
飾処理法として使用されているめっきやエツチング、機
械加工や錆肌加工、・/ヨツトブラスト加工などで得ら
れる表面状態のいずれとも異なり、新奇な装飾性に富ん
でいる。
していたが、本発明者らは、この使用後ターゲットの表
面に光輝性を有し複雑で微細な凹凸模様が形成されるこ
とに注目した。この光輝性を有する模様は、従来から装
飾処理法として使用されているめっきやエツチング、機
械加工や錆肌加工、・/ヨツトブラスト加工などで得ら
れる表面状態のいずれとも異なり、新奇な装飾性に富ん
でいる。
なお、これまでのところ、装飾品の表面をスパッタリン
グによって侵食し、その際に形成される模様を装飾に用
いることは全く行なわれていない。
グによって侵食し、その際に形成される模様を装飾に用
いることは全く行なわれていない。
「発明が解決しようとする課題」
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スパッタリ
ングによって装飾品の表面を侵食し、光輝性のある複雑
な表面状態として装飾性を高める表面装飾処理法を提供
することを課題としている。
ングによって装飾品の表面を侵食し、光輝性のある複雑
な表面状態として装飾性を高める表面装飾処理法を提供
することを課題としている。
「課題を解決するための手段」
本発明の方法は、装飾すべき物品をスパッタ装置内にタ
ーゲット材として装入し、その表面をイオン衝撃して前
記物品の表面を侵食し、光輝性を有する微細な凹凸模様
を付与することを特徴としている。
ーゲット材として装入し、その表面をイオン衝撃して前
記物品の表面を侵食し、光輝性を有する微細な凹凸模様
を付与することを特徴としている。
「実施例J
以下、本発明に係わるスパッタリングによる表面装飾処
理法の実施例を説明する。
理法の実施例を説明する。
この装飾旭理法に使用されるスパッタ装置としては、ス
パッタ速度の大きいものが適し、被処理物が金属である
場合には第13図および第14図に示した前述のマグネ
トロンスパッタ装置、素材がセラミックス等の絶縁物で
ある場合には高周波スパッタ装置が好適である。
パッタ速度の大きいものが適し、被処理物が金属である
場合には第13図および第14図に示した前述のマグネ
トロンスパッタ装置、素材がセラミックス等の絶縁物で
ある場合には高周波スパッタ装置が好適である。
具体的な方法としてはまず、予め製品形状に成形した装
飾処理すべき物品を、ターゲット材としてスパッタ装置
内に装入する。例えば第13図の装置であれば、バッキ
ングプレート2の上に金属製物品を固定する。物品の形
状は、全面に亙って均一にスパッタリングするために、
通常使用されるターゲット材と同じ円板状または長方板
状が好適であるが、塊状や複雑な形状である場合にはス
パッタ電極の形状を物品に合わせておくことが必要であ
る。なお、スパッタ電極への固定方法としてはボルトを
用いてもよいし、治具を介して固定してもよいが、スパ
ッタ電極との熱伝導および導電性が十分であるように考
慮する必要がある。後は従来と同様にスパッタリングを
行ない、所望の深さだけ素材の表面を侵食する。
飾処理すべき物品を、ターゲット材としてスパッタ装置
内に装入する。例えば第13図の装置であれば、バッキ
ングプレート2の上に金属製物品を固定する。物品の形
状は、全面に亙って均一にスパッタリングするために、
通常使用されるターゲット材と同じ円板状または長方板
状が好適であるが、塊状や複雑な形状である場合にはス
パッタ電極の形状を物品に合わせておくことが必要であ
る。なお、スパッタ電極への固定方法としてはボルトを
用いてもよいし、治具を介して固定してもよいが、スパ
ッタ電極との熱伝導および導電性が十分であるように考
慮する必要がある。後は従来と同様にスパッタリングを
行ない、所望の深さだけ素材の表面を侵食する。
次に、装飾処理を施した物品の具体例を説明する。
第1図は装飾用パネル10を示し、このパネルlOは、
AI、C11などの金属円板11を第13図に示したマ
グネトロンスパッタ装置でスパッタリングし、その表面
に同心状に凹部12を形成するとともに、これら円板1
1を平面状に並べて金具または溶接により連結したもの
である。
AI、C11などの金属円板11を第13図に示したマ
グネトロンスパッタ装置でスパッタリングし、その表面
に同心状に凹部12を形成するとともに、これら円板1
1を平面状に並べて金具または溶接により連結したもの
である。
上記のようにスパッタリングを行なうことにより、円板
11の表面には円環状の凹部12が形成されるとともに
、表面全面に光輝性を宵する微細な凹凸模様が形成され
るので、パネル10の質感および高級感を高めることが
できる。
11の表面には円環状の凹部12が形成されるとともに
、表面全面に光輝性を宵する微細な凹凸模様が形成され
るので、パネル10の質感および高級感を高めることが
できる。
なお、個々の円板の形状や配置は任意に変更してよい。
例えば、第2因は同様の装飾用パネル13を示し、この
例では矩形状の金属板13Aをマグネトロンスパッタ装
置の角型電極に装着してスパッタリングし、表面を装飾
処理したのち、これらを互いに連結している。
例では矩形状の金属板13Aをマグネトロンスパッタ装
置の角型電極に装着してスパッタリングし、表面を装飾
処理したのち、これらを互いに連結している。
次に、第3図は装飾用メダル14を示し、このメダル1
4は、色調の異なる3種の材質、例えばCu、AIなど
からなる同径の金属円板15,16゜17をそれぞれ同
程度スパッタリングした後、これらを120’の扇形に
切断し、再び円板形に組み合わせて裏面を溶接したもの
である。
4は、色調の異なる3種の材質、例えばCu、AIなど
からなる同径の金属円板15,16゜17をそれぞれ同
程度スパッタリングした後、これらを120’の扇形に
切断し、再び円板形に組み合わせて裏面を溶接したもの
である。
第4図も同様のメダル18を示し、これは金属円板19
をターゲット材としてスパッタリングした後、その表面
に任意形状の凹部20を形成し、この凹部20に色の異
なる他材質のマーク(図は三菱金属株式会社の商標)2
1をはめ込んで接着したものである。
をターゲット材としてスパッタリングした後、その表面
に任意形状の凹部20を形成し、この凹部20に色の異
なる他材質のマーク(図は三菱金属株式会社の商標)2
1をはめ込んで接着したものである。
第5図も同様のメダル22で、大径の円板形金属板23
をスパッタリングしたのち、4つの円形穴24を形成し
、これら穴24に同様にスパッタリングした小径の円形
金属板25をはめ込んで接養したものである。
をスパッタリングしたのち、4つの円形穴24を形成し
、これら穴24に同様にスパッタリングした小径の円形
金属板25をはめ込んで接養したものである。
次に、第6図および第7図は写真室て26の例を示し、
円板27をスパッタリングした後、中心に開口部28を
形成するとともに、裏面側には段部29を形成し、この
段部29にガラス板30、写真(図示部)、および裏蓋
31をはめ込んで金具32で着脱自在に止めたものであ
る。前記塵M31には脚33が回動可能に取り付けられ
、この脚33を開けば水平面上に立てられるようになっ
ている。
円板27をスパッタリングした後、中心に開口部28を
形成するとともに、裏面側には段部29を形成し、この
段部29にガラス板30、写真(図示部)、および裏蓋
31をはめ込んで金具32で着脱自在に止めたものであ
る。前記塵M31には脚33が回動可能に取り付けられ
、この脚33を開けば水平面上に立てられるようになっ
ている。
次に、第8図は灰皿340例を示し、この灰皿34は、
金属円板35をスパッタリングしたのち、中心に円形の
開口部36を形成し、この開口部36に有底円筒状の本
体37を上端を揃えて溶接固定したものである。この灰
皿34では、円板35に形成された凹部12に吸い差し
を載せることができ、吸い差しが落ちない。
金属円板35をスパッタリングしたのち、中心に円形の
開口部36を形成し、この開口部36に有底円筒状の本
体37を上端を揃えて溶接固定したものである。この灰
皿34では、円板35に形成された凹部12に吸い差し
を載せることができ、吸い差しが落ちない。
第9図および第10図は、玄関用ノツカー37の一例を
示すもので、これは、角を面取りした矩形状の金属板3
8を角型電極を備えたスパッタ装置でスパッタリングし
たのち、その表面の中央に金属製の支持部39を溶接固
定し、この支持部39にコ字状の把持部40を回動自在
に軸支しt;ものである。この把持部40の裏面側には
凸部41が形成され、把持部40を持って金属板38を
叩くことにより音をたてることができる。
示すもので、これは、角を面取りした矩形状の金属板3
8を角型電極を備えたスパッタ装置でスパッタリングし
たのち、その表面の中央に金属製の支持部39を溶接固
定し、この支持部39にコ字状の把持部40を回動自在
に軸支しt;ものである。この把持部40の裏面側には
凸部41が形成され、把持部40を持って金属板38を
叩くことにより音をたてることができる。
次に、第11図は表札42を示し、この例では第12図
のように鏡面仕上げした金属板43上に、任意の文字4
5の形状をなす薄いマスキング板44(金属板等)を仮
固定し、この状態でスパッタ装置によりスパッタリング
を行なった後、マスキング板44を剥離させて文字形状
をなす鏡面を露出させる。これにより、複雑な文字45
でも容易に形成でき、美しい表札42ができる。
のように鏡面仕上げした金属板43上に、任意の文字4
5の形状をなす薄いマスキング板44(金属板等)を仮
固定し、この状態でスパッタ装置によりスパッタリング
を行なった後、マスキング板44を剥離させて文字形状
をなす鏡面を露出させる。これにより、複雑な文字45
でも容易に形成でき、美しい表札42ができる。
なお、本発明は上記各実施例のみに限らず、他にも様々
な物品に応用できる。
な物品に応用できる。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明に係わるスパッタリングに
よる表面装飾処理法においては、装飾すべき物品をスパ
ッタ装置内にターゲット材として装入し、その表面をイ
オン衝撃して前記物品の表面を侵食するので、物品の表
面に光輝性を有する微細な凹凸模様を付与することがで
き、従来の他の処理方法では得られない質感および高級
感を出すことができる。
よる表面装飾処理法においては、装飾すべき物品をスパ
ッタ装置内にターゲット材として装入し、その表面をイ
オン衝撃して前記物品の表面を侵食するので、物品の表
面に光輝性を有する微細な凹凸模様を付与することがで
き、従来の他の処理方法では得られない質感および高級
感を出すことができる。
第1図ないし第12図は、本発明に係わるスパッタリン
グによる表面装飾処理法を用いて製造された物品例を示
す説明図である。 また、第13図および第14図は、マグネトロンスパッ
タ装置を示す説明図である。 第1図 一 10.13・・・装飾用パネル、 (装飾処理すべき物品)、1 22・・・装飾用メダル、15 ・・・円板(装飾すべき物品)、 ・・・円板(装飾すべき物品)、 板(装飾すべき物品)、37 8・・・角板(装飾すべき物品)、 角板(装飾すべき物品)。 11.13A・・・金属板 2・・・凹部、14,18゜ 、1 6.1 7,1 9.2 3 26・・・写真室て、27 35・・・灰皿、35・・・円 ・・玄関用ノツカー 3 42・・・表札、43・・・ 出項人三菱金属株式会社 第6 図 第7図 第9 第8 図 図 第1O図
グによる表面装飾処理法を用いて製造された物品例を示
す説明図である。 また、第13図および第14図は、マグネトロンスパッ
タ装置を示す説明図である。 第1図 一 10.13・・・装飾用パネル、 (装飾処理すべき物品)、1 22・・・装飾用メダル、15 ・・・円板(装飾すべき物品)、 ・・・円板(装飾すべき物品)、 板(装飾すべき物品)、37 8・・・角板(装飾すべき物品)、 角板(装飾すべき物品)。 11.13A・・・金属板 2・・・凹部、14,18゜ 、1 6.1 7,1 9.2 3 26・・・写真室て、27 35・・・灰皿、35・・・円 ・・玄関用ノツカー 3 42・・・表札、43・・・ 出項人三菱金属株式会社 第6 図 第7図 第9 第8 図 図 第1O図
Claims (1)
- 装飾すべき物品をスパッタ装置内にターゲット材として
装入し、その表面をイオン衝撃して前記物品の表面を侵
食することを特徴とするスパッタリングによる表面装飾
処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31973988A JPH02163389A (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | スパッタリングによる表面装飾処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31973988A JPH02163389A (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | スパッタリングによる表面装飾処理法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02163389A true JPH02163389A (ja) | 1990-06-22 |
Family
ID=18113637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31973988A Pending JPH02163389A (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | スパッタリングによる表面装飾処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02163389A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51149839A (en) * | 1975-06-19 | 1976-12-23 | Nichiden Varian Kk | Method of producing ornaments |
JPS5321050A (en) * | 1976-08-11 | 1978-02-27 | Seiko Instr & Electronics | Dial face of timepiece |
JPS5651322A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-08 | Fujita Kinzoku Kogyo Kk | Formation of lustrous satin surface for decoration |
-
1988
- 1988-12-19 JP JP31973988A patent/JPH02163389A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51149839A (en) * | 1975-06-19 | 1976-12-23 | Nichiden Varian Kk | Method of producing ornaments |
JPS5321050A (en) * | 1976-08-11 | 1978-02-27 | Seiko Instr & Electronics | Dial face of timepiece |
JPS5651322A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-08 | Fujita Kinzoku Kogyo Kk | Formation of lustrous satin surface for decoration |
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