JPH02163338A - 耐熱性モリブデン - Google Patents
耐熱性モリブデンInfo
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- JPH02163338A JPH02163338A JP31842688A JP31842688A JPH02163338A JP H02163338 A JPH02163338 A JP H02163338A JP 31842688 A JP31842688 A JP 31842688A JP 31842688 A JP31842688 A JP 31842688A JP H02163338 A JPH02163338 A JP H02163338A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
（産業上の利用分野）
本発明は例えば電球のフィラメントに使われるダブルコ
イル用マンドレル線その他各種の線材、（仝材、板材、
箔等に適用する特に熱処理後に二次加工を１−る耐熱性
モリブデンに関する。
イル用マンドレル線その他各種の線材、（仝材、板材、
箔等に適用する特に熱処理後に二次加工を１−る耐熱性
モリブデンに関する。
（従来の技術）
モリブデン（Ｍｏ）は高融点金属として知られており、
例えばエレクトロニクス用線材、棒材、板材、箔、その
他各種部品材料、ガラス溶融用雷橿棒あるいは原子力部
品等に広く適用されている。
例えばエレクトロニクス用線材、棒材、板材、箔、その
他各種部品材料、ガラス溶融用雷橿棒あるいは原子力部
品等に広く適用されている。
ところで、電球フィラメントに使われるダブルコイルの
タングステン（Ｗ＞フィラメント成形用マンドレル（ダ
ブルコイル用マンドレル）としてＭＯを使用するような
場合、耐熱強度が要求される。即ち、ダブルコイルは、
ＷＷＡをまず一次加工としてＭＯマンドレル（ダブルコ
イル用マンドレル）に巻回して１３ｏＯ〜１６００℃の
熱処理（ランニングアニール）を施し、その侵、二次加
工としてマンドレルをさらにコイリングしてＷ線をダブ
ルコイルに成形し、さらに１３００〜１６００℃で５〜
２０分熱処理し、その後Ｍｏマンドレルを混酸で溶解し
て製造されるため熱処理液における二次加工性が要求さ
れる。
タングステン（Ｗ＞フィラメント成形用マンドレル（ダ
ブルコイル用マンドレル）としてＭＯを使用するような
場合、耐熱強度が要求される。即ち、ダブルコイルは、
ＷＷＡをまず一次加工としてＭＯマンドレル（ダブルコ
イル用マンドレル）に巻回して１３ｏＯ〜１６００℃の
熱処理（ランニングアニール）を施し、その侵、二次加
工としてマンドレルをさらにコイリングしてＷ線をダブ
ルコイルに成形し、さらに１３００〜１６００℃で５〜
２０分熱処理し、その後Ｍｏマンドレルを混酸で溶解し
て製造されるため熱処理液における二次加工性が要求さ
れる。
従来、このようなマンドレルとしてのＭｏｌ！ｉｔには
、純ＭＯスズ（Ｓｎ）、コバルト（ＣＯ）を主として添
加したＭＯ等が適用されている。これらのＭＯ線は、−
次頁結晶領域で低くかつ一定した降伏応力値を示すため
、コイル変形に与える影廿が小さいことによる。
、純ＭＯスズ（Ｓｎ）、コバルト（ＣＯ）を主として添
加したＭＯ等が適用されている。これらのＭＯ線は、−
次頁結晶領域で低くかつ一定した降伏応力値を示すため
、コイル変形に与える影廿が小さいことによる。
（発明が解決しようとする課題）
ところが、前述したＭＯ等は高温熱処理後でのコイリン
グ時に破断することがあった。例えばダブルコイル用マ
ンドレルに適用し、−次コイリングで１３００〜１６０
０℃の熱処理を施した後に、ダブルコイル用の二次コイ
リングでコイル状に成形した場合、そのマンドレルが破
断することがあった。
グ時に破断することがあった。例えばダブルコイル用マ
ンドレルに適用し、−次コイリングで１３００〜１６０
０℃の熱処理を施した後に、ダブルコイル用の二次コイ
リングでコイル状に成形した場合、そのマンドレルが破
断することがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、コイ
リングや折曲げ等の二次加工性を表わす折曲げ強度、特
に１３００〜１６００℃の熱処理後の強度が向上できる
耐熱性モリブデンを提供することを目的とする。
リングや折曲げ等の二次加工性を表わす折曲げ強度、特
に１３００〜１６００℃の熱処理後の強度が向上できる
耐熱性モリブデンを提供することを目的とする。
（発明の構成〕
（課題を解決するための手段と作用）
本発明に係る耐熱性モリブデン（ＭＯ）は、カリウム（
Ｋ）、鉄（Ｆｅ）、ニッケル（Ｎ１）およびクロム（Ｃ
ｒ）から選択される１種類以上の材料を各２０〜１ｏｏ
ｏｐｐｍの範囲（但し、各元素の合計量は３０００ｐｐ
ｍ以下）で含有し、残部をモリブデン（ＭＯ）としたこ
とを特徴とする。
Ｋ）、鉄（Ｆｅ）、ニッケル（Ｎ１）およびクロム（Ｃ
ｒ）から選択される１種類以上の材料を各２０〜１ｏｏ
ｏｐｐｍの範囲（但し、各元素の合計量は３０００ｐｐ
ｍ以下）で含有し、残部をモリブデン（ＭＯ）としたこ
とを特徴とする。
本発明は以下の知見に基づいてなされたものである。
即ち、発明者において、ＭＯの折曲げ強度について種々
検討したところ、予め施した熱処理温度と含有材料の種
類および含有率とにより、種々の異なる結果が出ること
が認められた。例えば数百℃〜１８００℃で熱処理した
ＭＯの折曲げ強度を調べると、略ベル型の特性が得られ
る。つまり１０００〜１２００℃で熱処理したＭＯの折
曲げ強度が最す高く、この温度領域を境界として熱処理
温度が上下両方向に移動するに従って折曲げ強度は低下
する。
検討したところ、予め施した熱処理温度と含有材料の種
類および含有率とにより、種々の異なる結果が出ること
が認められた。例えば数百℃〜１８００℃で熱処理した
ＭＯの折曲げ強度を調べると、略ベル型の特性が得られ
る。つまり１０００〜１２００℃で熱処理したＭＯの折
曲げ強度が最す高く、この温度領域を境界として熱処理
温度が上下両方向に移動するに従って折曲げ強度は低下
する。
含有材料としてＳｎ、Ｃｏ、に、Ｆｅ、Ｎｃｒを個々に
、または複合的にＯ〜壬数百ｐｐｍ含有させたＭＯにつ
いて試験したところ、１２００℃〜１７００℃の熱処理
を施したものが含有成分の種類と量によって折曲げ強度
に大きい差を生じることが認められた。２０ｐｐｍ未満
のに１またはＧｏ、 Ｓｎ含有のＭＯで、１２００℃〜
１７００℃の熱処理を施したものは、折曲げ強度が大き
く低下するのに対し、Ｋ、Ｆｅ、Ｎ ＋、Ｃｒのうち１
種類以上を２０〜ｉｏｏｏｐｐｍ含有したＭＯで同温度
領域の熱処理を施したものは、折曲げ強度の低下度合が
小さい、つまり後右は館者に比較して極めて大きい折曲
げ強度を右することが認められる。
、または複合的にＯ〜壬数百ｐｐｍ含有させたＭＯにつ
いて試験したところ、１２００℃〜１７００℃の熱処理
を施したものが含有成分の種類と量によって折曲げ強度
に大きい差を生じることが認められた。２０ｐｐｍ未満
のに１またはＧｏ、 Ｓｎ含有のＭＯで、１２００℃〜
１７００℃の熱処理を施したものは、折曲げ強度が大き
く低下するのに対し、Ｋ、Ｆｅ、Ｎ ＋、Ｃｒのうち１
種類以上を２０〜ｉｏｏｏｐｐｍ含有したＭＯで同温度
領域の熱処理を施したものは、折曲げ強度の低下度合が
小さい、つまり後右は館者に比較して極めて大きい折曲
げ強度を右することが認められる。
ここでＦｅを選択する場合には、Ｆｅを４０〜５００ｐ
ｐｍ、好ましくは４５〜３００ｐｐｍ含有したＭＯが高
い折曲げ強度を得られる。
ｐｍ、好ましくは４５〜３００ｐｐｍ含有したＭＯが高
い折曲げ強度を得られる。
このような折曲げ強度が向上する理由は熱処理による再
結晶脆化が緩和される結果にＵづくものと考えられる。
結晶脆化が緩和される結果にＵづくものと考えられる。
即ち、ＭＯを再結晶温度以上で熱処理した場合、等軸結
晶となって脆化が進み、粒界割れが発生し易くなるが、
これら添加元素によって等軸結晶化が抑制され、再結晶
脆化が緩和されるものと考えられる。
晶となって脆化が進み、粒界割れが発生し易くなるが、
これら添加元素によって等軸結晶化が抑制され、再結晶
脆化が緩和されるものと考えられる。
一方、Ｆｅ、Ｎｉ、ＣｒはＭＯを固溶強化スル元素であ
り、これらの添加量が少ない場合には所定の強度が出ず
、多過ぎると伸線工程での加工性を悪化させ、割れや切
れ等の発生に至る。
り、これらの添加量が少ない場合には所定の強度が出ず
、多過ぎると伸線工程での加工性を悪化させ、割れや切
れ等の発生に至る。
望ましい含有ｍはそれぞれについて２０〜１０ｏｏｐｐ
ｍであり、さらにに、Ｆｅ、Ｎｉ、Ｃｒの含有屋の合計
は３０００ｐｐｍ以下が好ましい。
ｍであり、さらにに、Ｆｅ、Ｎｉ、Ｃｒの含有屋の合計
は３０００ｐｐｍ以下が好ましい。
これはあまり含有Ｍが多いと脆化が進み伸ね時の割れや
切れが発生しやすくなるためである。
切れが発生しやすくなるためである。
本発明のＭＯを製造する場合における各添加元素の添加
は、常法によりアンモニア溶解されたＭＯ１バラモリブ
デン酸アンモン、しリブアン酸化物またはモリブデン粉
末に、各添加元素がＭＯ１ｊ品の状態で任意の含有ｂ１
となるように、金属状態または塩化物、硫化物、酸化物
、硝ｆｔ塩等の化合物状態のものを固体または溶液の状
態で添加する。
は、常法によりアンモニア溶解されたＭＯ１バラモリブ
デン酸アンモン、しリブアン酸化物またはモリブデン粉
末に、各添加元素がＭＯ１ｊ品の状態で任意の含有ｂ１
となるように、金属状態または塩化物、硫化物、酸化物
、硝ｆｔ塩等の化合物状態のものを固体または溶液の状
態で添加する。
前記添加は少なくとも１回以上実施する。
（実施例）
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
常法により製造されたＭＯ酸化物（Ｍｏ０３ ）に下記
の表に示すに、Ｆｅ、Ｎｉ、Ｃｏｆｆ１になるようそれ
ぞれの塩化物水溶液を水で希釈した形で添加した。次に
充分撹拌しながら乾燥した。
の表に示すに、Ｆｅ、Ｎｉ、Ｃｏｆｆ１になるようそれ
ぞれの塩化物水溶液を水で希釈した形で添加した。次に
充分撹拌しながら乾燥した。
このＭｏｌり化物を水素雰囲気中ｉ ｏｏｏ〜１１００
℃で還元し、得られたＭＯ粉末を常法で加圧成形、転打
加工、線引加工を行ない、下記の表に示すに、Ｆｅ、Ｎ
ｉ、Ｃｏを含有する直径０．１履のＭｏ線を作成し、
第１図に示す各種温度の熱処理を施した後、折曲げ試験
を行なった。
℃で還元し、得られたＭＯ粉末を常法で加圧成形、転打
加工、線引加工を行ない、下記の表に示すに、Ｆｅ、Ｎ
ｉ、Ｃｏを含有する直径０．１履のＭｏ線を作成し、
第１図に示す各種温度の熱処理を施した後、折曲げ試験
を行なった。
折曲げ試験としては、０．３履の半径で１８０゜双方向
に繰り返し曲げを行なわせ、折曲に至る回数を調べた。
に繰り返し曲げを行なわせ、折曲に至る回数を調べた。
第１図は熱処理温度を横軸にとり、折曲げ回数を縦軸軸
にとったグラフで、折曲げ１４性を表したものである。
にとったグラフで、折曲げ１４性を表したものである。
図示の如く、１２００〜１６００℃の熱処理を施した範
囲において、実施例のものは従来例および比較例として
示したものに比べて折曲げ回数が大幅に上昇することが
認められる。
囲において、実施例のものは従来例および比較例として
示したものに比べて折曲げ回数が大幅に上昇することが
認められる。
以上のように、本発明によれば、高温強度、特に１３０
０〜１６００℃の熱処理後の強度が向上できる耐熱性モ
リブデンを提供することができ、例えばダブルコイル用
マンドレルその他の耐熱強度を必要とする線、棒、板材
等に大きい効果が奏される。
０〜１６００℃の熱処理後の強度が向上できる耐熱性モ
リブデンを提供することができ、例えばダブルコイル用
マンドレルその他の耐熱強度を必要とする線、棒、板材
等に大きい効果が奏される。
第１図は本発明に係る耐熱性モリブデンの実施例につい
て、比較例とともに折曲げ回数と熱処理温度の関係を示
したグラフである。 熱処理温度（’Ｃ）５ｍｉｎ 祈＠ヴ回枚乙熱処理濾度の関係
て、比較例とともに折曲げ回数と熱処理温度の関係を示
したグラフである。 熱処理温度（’Ｃ）５ｍｉｎ 祈＠ヴ回枚乙熱処理濾度の関係
Claims (1)
- カリウム、鉄、ニッケルおよびクロムから選択される１
種類以上の材料を各２０〜１０００ｐｐｍの範囲（但し
各元素の合計１は３０００ｐｐｍ以下）で含有し、残部
をモリブデンとしたことを特徴とする耐熱性モリブデン
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63318426A JP3016514B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 耐熱性モリブデン線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63318426A JP3016514B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 耐熱性モリブデン線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02163338A true JPH02163338A (ja) | 1990-06-22 |
| JP3016514B2 JP3016514B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=18099019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63318426A Expired - Lifetime JP3016514B2 (ja) | 1988-12-19 | 1988-12-19 | 耐熱性モリブデン線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3016514B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003517730A (ja) * | 1999-12-09 | 2003-05-27 | サンーゴバン セラミックス アンド プラスティクス，インコーポレイティド | 静電チャック、サセプタおよびその製造方法 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5638445A (en) * | 1979-09-07 | 1981-04-13 | Tokyo Tungsten Co Ltd | Molybdenum material prepared by powder metallurgy |
| JPS6252849A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-07 | 株式会社東芝 | マンドレル用ド−プモリブデン線 |
| JPS6276526A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-08 | Toshiba Corp | モリブデン板 |
| JPS62224655A (ja) * | 1986-03-27 | 1987-10-02 | Toshiba Corp | モリブデン部材 |
| JPS63114935A (ja) * | 1986-10-31 | 1988-05-19 | Tokyo Tungsten Co Ltd | モリブデンるつぼ及びその製造方法 |
| JPS63162834A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-06 | Tokyo Tungsten Co Ltd | モリブデン材 |
-
1988
- 1988-12-19 JP JP63318426A patent/JP3016514B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
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| JP4768185B2 (ja) * | 1999-12-09 | 2011-09-07 | サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス，インコーポレイティド | 静電チャック、サセプタおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3016514B2 (ja) | 2000-03-06 |
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