JPH0216326A - 排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動二輪車等に採用されるエンジンの排気装
置に関する。

〔従来の技術〕

自動二輪車等に採用されるエンジンの排気装置では、排
気効率の向上を図るため、第４図に示すように、エキゾ
ーストパイプ１に室２を備えたものがある。室２は、エ
キゾーストパイプ１の孔１ａを介して該エキシースｉ・
バイブ１の内部と連通されており、その先端部はエキゾ
ーストパイプ１に沿って延設されている。

上記のような排気装置では、エンジン３の図示せぬ排気
バルブが開成されると、エキゾーストパイプ１内へ導出
された排気ガスの一部が孔１ａを介して室２内へ流入さ
れ、該室２内が高圧のＩＡ気ガスによって充満される。

室２内に貯えられた排気ガスは、上記排気バルブ（図示
せず）が閉じられた後、低圧状態になったエキゾースト
パイプ１内へ流出され、該エキゾーストパイプ１内に残
留する排気ガスとともに大気中へ故山される。

したがって、上記排気装置を備えたエンジンでは、排気
時におけるエキゾーストパイプ１内の残留ガスを可及的
に減少させることができるため、その排気効率を向上さ
せることができる。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上記のように、室２内に貯えられた排気ガス
によってエキゾーストパイプ１内の残留ガスを有効に減
少させるためには、該室２は十分な容積が必要であると
ともに、エキゾーストパイプ１への間口径に比べて十分
長く形成することが好ましい。

ところが、￥２をエキゾーストパイプブ１から分岐突設
されたバイブ３内に構成する排気装置では、自動二輪車
等の車両におＣプる排気装置の占有域が増大し、該車両
の大型化を招来する。

本発明の目的は、上記実情に鑑みて、車両の大型化を抑
え、しかも排気効率を向上させることのできる排気装置
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段） 本発明に係る排気装置では、所要の容積を有する室をエ
キゾーストパイプの内部に開口させ、該室と上記エキゾ
ーストパイプの内部との間に排気ガスを流通させるよう
にした排気装置において、上記エキゾーストパイプに該
エキゾーストパイプの周面に沿って壁を設け、この壁と
上記エキゾーストパイプとによって上記室を構成してい
る。

（作用） 上記構成によれば、エキシース１〜パイプの周壁を介し
て該エキシ−ス１〜パイプと至とを可及的に近接配置す
ることができる。

〔実施例］ 以下、実施例を示す図面に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は、本発明に係る排気装置を適用した自動二輪車
用エンジンの要部を概念的に示したもので、この排気装
置はエキゾーストパイプ１０の外周域に外Ｆ３（壁）１
１を備えている。外筒１１は、その内径がエキゾースト
パイプ１０の外径よりも大きく形成されており、エキシ
ース１〜パイプ１０の全周に亘って該エキゾーストパイ
プ１０の外周面１０ａから等しい間隔ｔをもった位置に
配置きれている。またこの外筒１１は、第２図に示Ｊ−
ように、その両端がエキゾーストパイプブ１０の外周面
１０ａに固定されており、該エキゾーストパイプ１ｏと
の間に環状の室１２を構成している。室１２は、エキゾ
ーストパイプ１０のほぼ全長に亘って設けられており、
該エキゾーストパイプ１０の基端部に形成された孔１０
ｂを介してエキゾーストパイププ１０の内部と連通され
ている。

一方、この排気装置は、弁手段２０を備えている。弁手
段２０は、上記外筒１１におけるエキゾーストパイプブ
１０の孔１０ｂに対応する部位に形成された孔１１ａに
設けられており、該孔１１ａおよび孔１０ｂに嵌着され
た弁箱２１と、該弁箱２１に回動可能に嵌入された弁体
２２とを有している。弁箱２１は、一端外周にフランジ
部２１ａを備えた円筒状を成し、かつその周壁２１ｂの
一部に連通孔２１ｃを有しており、該連通孔２１Ｇを上
記室１２内に臨ませてフランジ部２１ａを介して外ｆ！
ｆｆ１１に固着されている。一方、弁体２２は、その中
央部にフランジ２２ａを備えた円柱状を成しており、該
フランジ部２２ａを弁箱２１の上面に当接させた状態で
その先端部が上記弁箱２１内に収容されている。また、
この弁体２２は、通路２２ｂを有している。通路２２ｂ
は、弁体２２の先端面と該弁体２２の周面における上記
室１２に対応する部位の一部とにそれぞれ開口するＬ字
状を成してＪ５す、上記先端面の開口は常時エキゾース
トパイプ１０内に臨んでいる。さらに、上記弁体２２は
、螺子部２２ｃを右している。螺子部２２ｃは、弁体２
２の基端部から突設されており、そこにはプーリー２３
が螺合されている。

プーリー２３は、外周面の全周に環状の満２３ａを有し
た円板状を成しており、上記螺子部２２ｃにさらにナツ
ト２４を締結させることによって上記弁体２２と一体に
固定されている。また、このプーリー２３は、第１図に
示すように、その周縁部に１対の切欠２３ｂ、　２３ｂ
を有している。切欠２３ｂ、２３ｂは、一端がプーリー
２３の外周面に開口し、かつ他端部が円形状を成してお
り、該プーリー２３の周縁部に亙いに近接配置されてい
る。

なお、図には明示していないが、本実施例にＪ３ける排
気装置はサーボモータを備えている。このサーボモータ
は、図示せぬエンジンの回転数が予設定回転数以上にな
った際には一方方向へ所要角度だけ回転し、かつエンジ
ン回転数が上記予設定回転数以下にイ蒙った際には他方
方向へ所要角度だけ回転するように制御されてＪ５す、
その回転軸には、上記弁手段２０のプーリー２３と同一
形状を成す駆動プーリー（図示せず）が固着されている
。

また、これらプーリー２３および駆動プーリー間にはそ
れぞれのり欠２３ｂ、２３ｂを介して一対のワイヤ２５
．２５の端部が係合されている。さらに、第２図中の符
号２６は、弁箱２１のフランジ部２１ａに固定された片
押えであり、弁体２２のフランジ２２ａに当接して該弁
体２２の軸方向への移動を規制している。

上記のように構成された排気装置では、エンジンが予設
定回転数、例えば５，０００〜６，０ＯＯｒ、ｐｔ以下
で運転されている場合、図示せぬサーポモタの回転によ
りワイヤ２５．２５を介してプーリ２３が回転され、弁
体２２が第２図に示す態様に保持される。すなわち、弁
体２２の通路２２ｂにおける周面の開口が弁箱２１の連
通孔２１に合致され、エキゾーストパイプ１０の内部と
至１２とが互いに連通される。この状態においては、エ
キシース１〜パイプ１０内へ導出された排気ガスの部が
通路２２ｂおよび連通孔２１ｃを介して上記室１２内へ
一旦流入し、再びエキシース１〜パイプ１０内へ流出す
ることによって該エキゾーストパイプ１０内に残留する
排気ガスを減少させる。

このため、エンジンの予設定回転数以下での排気効率が
向上され、該エンジンの出力が向上される。

方、エンジンが高速回転で運転されると、室１２からエ
キゾーストパイプ１０内へ流出される排気ガスのタイミ
ングがずれるため、そのままの状態では排気効率が低下
し、逆にエンジン出力の低下を招来するが、本発明では
、エンジン回転数が上記予設定回転数以上になると１図
示せぬサーボモータが先とは逆方向に回転され、弁体２
２を第３図に示す態様に保持させる。すなわち、弁体２
２の通路２２ｂにおける周面の開口が弁箱２１の周’ｌ
−２ｌ　ｂによって閉塞され、上記エキシース１へパイ
プ１０と至１２との間を遮断する。この状態においては
、エキゾーストパイプ１０内へ導出された排気ガスは、
そのまま大気中に放出されるため、エンジンの予設定回
転数以上での出力低下モが防止される。

なお、上記実施例では、室１２をエキゾーストパイプ１
０の外周域におりる全周に構成しているが、本弁明では
、これに限らず、エキゾーストパイプ１０の外周域にお
ける一部に室を構成してもよいし、またエキゾーストパ
イプ１０の内部に設（プても構わない。

また、上記実施例では、弁手段２０を設けているため、
エンジンの全回転域に亘って出力の向上を図ることがで
きるが、本ｇｕ明では弁手段２０は必ずしも必要ではな
い。

［発明の効果］ 上記したように、本発明に係る排気装置によれば、エキ
ゾーストパイプの周壁を介して該エキゾーストパイプブ
と至とを可及的に近接配置することができるため、車両
の大型化を招来することなく、エンジンの排気効率を向
上させ、該エンジンの出力向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本弁明に係る排気装置を概念的に示した側面
図、第２図および第３図は、本発明に係る排気装置を概
念的に示した断面図、第４図は、従来の排気装置を概念
的に示した側面図である。 １０・・・エキシース１−パイプ、１１・・・壁、１２
・・・室。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所要の容積を有する室をエキゾーストパイプの内部に開
   口させ、該室と上記エキゾーストパイプの内部との間に
   排気ガスを流通させるようにした排気装置において、上
   記エキゾーストパイプに該エキゾーストパイプの周面に
   沿って壁を設け、この壁と上記エキゾーストパイプとに
   よつて上記室を構成したことを特徴とする排気装置。