JPH02163084A - ヒト組織型プラスミノーゲン活性化因子の製法 - Google Patents

ヒト組織型プラスミノーゲン活性化因子の製法

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JPH02163084A
JPH02163084A JP63316119A JP31611988A JPH02163084A JP H02163084 A JPH02163084 A JP H02163084A JP 63316119 A JP63316119 A JP 63316119A JP 31611988 A JP31611988 A JP 31611988A JP H02163084 A JPH02163084 A JP H02163084A
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JP
Japan
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tpa
culture medium
human tissue
type plasminogen
acid
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Pending
Application number
JP63316119A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Suzuki
鈴木 摩記
Atsunori Shindou
敦徳 進藤
Shoichiro Miyahara
宮原 匠一郎
Nobuumi Kusuhara
楠原 信海
Nobuyoshi Makiguchi
牧口 信義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒト組織型プラスミノーゲン活性化因子(以
後tPAと略す)の製法に関する。
tPAは、血管内皮細胞及び種々の組繊細胞から生産さ
れ血栓の本体であるフィブリンを溶解し、血栓症の治療
薬として有効なものである。
〔従来の技術〕
tPAを製造する方法は、既に数々の方法が堤案されて
いる。その代表的方法としては、例えば、tPAのDN
A配列を適当なプロモーターに接続し、この配列を発現
ヘククーに組み込んで宿主細胞を形質転換した組み換え
生産細胞を、j閂切な培地で培養しtPA生産を行い、
培地中に蓄積されたLPAをアフィニティ力ラムおよび
ゲル濾過カラム等で精製してtPAを得ている。
このような方法において、tPAを産生させる培地は、
通常、無機塩、アミノ酸、ビタミンなどを添加した例え
ばイーグルの基本培地(MEM)、ダルペンコ変法イー
グル培地(DMEM)などを基本として、L−グルタミ
ン酸及び牛胎児血清(Fe2)を1〜10%並びに重炭
酸ナトリウムを1〜2g7Nを加えてpiを6.5〜7
.5に調整したものが用いられる。
例えば、変法イーグル培地を用いて牛胎児血清を10%
、重炭酸ナトリウムを1.2g#!及びL−グルタミン
を適量添加して培養せしめた後、血清を除いた同一組成
の培地で洗浄し、血清を除いた培地にアプロチニンを加
えて生産させる方法(ジャーナル・オブ・バイオロジカ
ルケミストリー 25巻、 p、7035〜)が知られ
ている。
また例えば、ヒト正常細胞由来LPAをコードするDN
A配列をヒトメタロチオネインをプロモーターとしてB
PV由来プラスミドの一部及びpBr1322プラスミ
ドの一部及び転写停止に必要なりNA配列などを組み込
んで構築したプラスミドを、マウスC−127細胞に形
質転換して得られたhT382株を用いて、DMEMに
牛胎児血清を10%添加したもので培養せしめた後、同
一の組成で塩化亜鉛を10μM及びp−アミノメチル安
息香酸を10−”Mを加えた培地でtPAを生産させれ
る方法がある(特願昭63−122644 ’)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような技術によれば、単位細胞あたりのtPA生
産量はいずれにおいても極めて少なく、生産性が劣り、
市場に安定に供給する方法としては製造コストの高いも
のとなっていた。
tPAの生産性を向上させる添加物として主に1本鎖の
LPAのみを効率良く取得するためにεアミノカプロン
酸、トラネキサム酸など低分子の抗プラスミン剤を添加
する方法が提案されている(特開昭62−4233 、
特表昭63−502726)。また、tPA自体の生産
性を向上させるためにレクチンなどを添加する方法(F
ibrinolysis 1(2)、1987p、10
3〜108)、cAMP(アデノシフ3’、5’ サイ
クリックモノフォスフェート)あるいはDBcAMP(
シフ゛チルアデノシン3゛、5“サイクリックモノフォ
スフェート)などの蓄積により著しくtpAの生産性が
向上することが報告されている(キャンサーリサーチ 
43.1983. p、5922〜5930 )。
低分子の抗プラスミン剤を添加する方法は、1末鎖tP
Aの比率を高めるものの生産量を大幅に高めるものでは
ない。
また、レクチン、cAMP  DBcAMPなどを直接
添加する方法はコスト的に見ても工業的生産方法とは言
い難い。
本発明の課題は、単位細胞光たりのtPAの生産能力の
高い生産方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
このような発明の課題を解決するために本発明者らは鋭
意検討した結果、tPA生産においてその培地に短鎖飽
和脂肪酸を添加することによりその生産性を大きく向上
させることができるのを見出し、本発明を完成するに到
った。
すなわち本発明は、一般弐 CHs (CH2) 、、
C00II(n−0〜5)で表される短鎖飽和脂肪酸を
培地中に添加することを特徴とする、細胞を使ったヒト
組織型プラスミノーゲン活性化因子の製造方法である。
本発明の方法において培地中に添加される短鎖飽和脂肪
酸の量は10−’M−10−’Mであり、好ましくは1
0弓M〜10)Mである。
短鎖飽和脂肪酸の種類は特に制限はないが、プロピオン
酸、n−酪酸、n−吉草酸が好ましく用いられる。また
短鎖飽和脂肪酸は、例えばNa塩などのアルカリ金属塩
、Ca塩などのアルカリ土類金属塩の形態で、あるいは
そのエステルの形態で使用することも可能である。さら
に短鎖飽和脂肪酸に他の添加物、例えばアプロチニン、
トラネキサム酸などの抗プラスミン剤あるいは界面活性
剤などを同時に添加して使用することも可能である。
本発明において、短鎖飽和脂肪酸を添加することにより
tPAの生産性が大幅に向上する理由については必ずし
もち明らかでないが、本物質の添加によりc A M 
P 類のレヘルが調整されてtPAの生産を誘発するか
らではないかと推測される。
本発明において使用されるLPA生産細胞としては、例
えば、ヒト正常細胞由来ヒト組織型プラスミノーゲン活
性化因子をコードするDNA配列をヒト由来メタロチオ
ネインのプロモーターに接続し、BPV由来プラスミド
の一部及びpBR322プラスミドの一部および転写停
止に必要なりNA配列などを組み込んで構築したプラス
ミドを、マウスC−127細胞に形質転換して得られた
tPA生産株、hT−382株などが使用できる(特開
昭62−126978)。また、例えば、ヒト正常細胞
由来ヒト組織型プラスミノーゲン活性化因子をコードす
るDNA配列を5V−40の初期プロモ−ターを接続し
たDNA配列とジヒドロ葉酸還元酵素をコードするDN
A配列からなるプラスミドで、CHO(チャイニーズハ
ムスター卵巣)1.IIJ胞を形質転換し、更にメソト
ロキサートを含む培地で遺伝子の増幅した細胞を選択し
て得られたtPA生産株、SV−21−M2.5に7株
などが使用できる(特開昭62−126978)、もち
ろん、突然変異、馴化などの手段を併用したもの、また
はウィルス等により形質転換された細胞などいずれもt
PA生産株であれば使用できる。
使用する培地は、DMEM、MEMなどに予め不活性化
させた牛胎児血清(ギプコ社製)を10%程度添加した
物が使用されるが、成分濃度などは必要に応して変更で
きる。また、必要に応して界面活性剤など第三成分を添
加してもよい。
生産培地を使用する場合、tPAの生産を誘導する物質
として亜鉛、カドミウムもしくはその塩を添加する。添
加量は1〜100μg/lである。
生産方法は、特に限定されるものではなく、例えば、次
のような方法で行われる。ルーフラスコに培地を仕込み
、細胞の適切量をうえつけて、適温、適切な時間、炭酸
ガスインキュヘーター中で増殖させ、コンフレンドに達
した後、生産培地と切り換え同じく炭酸ガスインキュヘ
ーター中で適温、適時tPAの生産を行う。具体的6−
は、75cJのルーフラスコを使用してDMEMに牛胎
児血清を10%ならびに重炭酸ナトリウムを1〜2g/
2を加えてpuを6.5〜7.5に調整した培地を20
m1仕込み、細胞を1〜2×lOSケ/ mlを植え付
け、37°C11〜3日間培養後無菌的に培養液を抜き
だし、上記培地に亜鉛を50 )t g / mlおよ
び抗プラスミン剤を適量および短鎖飽和脂肪酸を適量加
えた培地20戚にて生産せしめる。
(発明の効果〕 本発明の方法によれば、短鎖飽和脂肪酸を培地中に添加
させることによりtPAの生産量を大幅に向上させるこ
とができる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 tPAの生産に用いた細胞は、ヒトメタロチオネインを
プロモーターとしてBPV由来プラスミドの一部および
転写停止に必要なりNA配列などを組み込んで構築した
プラスミドをマウスC−127細胞に形質転換して得ら
れたhT−382株を使用した。
75cJのルーフラスコにDMEM (ギブコ社製)お
よび予め不活性化させた牛胎児血清を10%添加したも
のを20m1仕込み、lXIO3ケ/ mlとなるよう
に植えた。
炭酸ガスインキュヘーター中で37“C14日間培養し
、コンフレンド(細胞数10 X 105ケ/mりに達
した時点で培地を捨て、同一の組成で塩化亜鉛ヲ10μ
M、アプロチニン40K IIJとなるように、及び表
1に示す各濃度でプロピオン酸、n−酪酸を添加した培
地を20dずつ加えて炭酸ガスインキュヘーター中で3
7゛C12日間tPAを生産させ、その時点での生産培
地中でのtPAfi度を分析し、表1のような結果を得
た。なおtPAfi度の分析は注1の方法によった。
表1 実施例2゜ tPAの生産に用いた細胞は、tPAをコードするDN
A配列をSV−40の初期ブローモーターを接続したD
NA配列と、ジヒドロ葉酸還元酵素をコードするDNA
配列からなるプラスミドでCHO(チャイニーズハムス
ター卯1)細胞を形質転換し5、さらにメソトロキサー
トを含む培地で遺伝子の増幅した細胞を選択して得られ
たSV21−M2.5に7株を使用した。
実施例1と同様な培地(ただし塩化亜鉛は添加せず)で
同様な方法で行い、表2のような結果を得た。
表2゜ ン主1 実施例における培地中の1木鎖tPAの分析方法(EL
ISA法)を以下に示す。
■ELISA専用プレート(コーニング社96 wel
l)を用い、1木鎮tPAに対するモノクロナール抗体
(PAMI  アメリカンダイアゴノティカ社)をコー
ト溶液で希釈してほぼ10μg7mlとし、各プレート
の−ellに50μβずつ加え室温で2時間放置後、w
ell内の液を捨てる。
■洗浄液で洗浄後、各−elfをプロンキング溶液で満
たし、室温で30分以上放置する。 1000〜200
0倍に希釈したサンプル及びスタンダード(0、■、2
.4.13 ng/me)を各50μfずつ各−elf
に加えて2時間放置する。
■洗浄液で洗浄した後、抗tPAウサギ抗体を添加する
■洗浄液で洗浄後、Goat Anti Rabit 
[gG、Alkaline Phosphate Co
njugate (シグマ社〕を500倍に希釈して各
wellに50μ2ずつ添加し1時間放置す■洗浄液で
洗浄後、基M溶液(p−nitro phenylph
oSupha Le  シグマ社)を各−elfに50
ulずつ加えて30分間放置する。
■各−ellに50ueずつ3N Mail(を加えて
酵素反応を停止する。
■405nmにおける吸収を市販のELISA  RE
ADERで読み取る。
■スタンダードより検量線を作製し、サンプル中のLP
A濃度を測定する。
■計算法 l*鎖 tPA量−PAMI測定量 特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式CH_3(CH_2)_nCOOH(n=
    0〜5)で表される短鎖飽和脂肪酸を培地中に添加する
    ことを特徴とする、細胞を使ったヒト組織型プラスミノ
    ーゲン活性化因子の製造方法。
  2. (2)短鎖飽和脂肪酸が、プロピオン酸、n−酪酸、n
    −吉草酸より選ばれた1種以上である請求項1記載の方
    法。
JP63316119A 1988-12-16 1988-12-16 ヒト組織型プラスミノーゲン活性化因子の製法 Pending JPH02163084A (ja)

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