JPH0216297Y2 - - Google Patents

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JPH0216297Y2
JPH0216297Y2 JP20104883U JP20104883U JPH0216297Y2 JP H0216297 Y2 JPH0216297 Y2 JP H0216297Y2 JP 20104883 U JP20104883 U JP 20104883U JP 20104883 U JP20104883 U JP 20104883U JP H0216297 Y2 JPH0216297 Y2 JP H0216297Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は到来電波を受信検波し、その検波出
力を方位区間毎に積分して、その積分出力から方
位信号を得る方向探知機に関する。
従来のこの種の方向探知機においては、雑音に
影響することなく高いSN比をもつて、正しく電
波到来方向を検知する点から、前記方位区間毎の
積分時定数を比較的大きくし、ランダムな雑音成
分が積分により小さくなり、SN比が高くなるよ
うにされていた。しかしこのように方位区間毎の
積分時定数を大きくすると、電波が到来した時点
より電波到来方向を検出するまでの時間が比較的
長くなり、到来した電波の方位を速く指示させる
ことができない。特に到来電波が短い期間しか受
信されない場合においてはその電波の到来方向を
検出することができない。
この考案はこのような点より電波の到来を検出
すると、その検出した時点においては一定時間、
方位区間毎の積分時定数を小さくして、電波到来
方向を迅速に検出することができ、その後におい
ては方位区間毎の積分時定数を長くして、SN比
の高い、正しい方位検出を可能とするものであ
る。以下この考案による方向探知機の実施例を図
面を参照して説明しよう。
第1図において到来電波の方向と対応した位相
を持つ方位信号が方位信号検出部11で受信信号
から検出される。図においては4本の棒状アンテ
ナ1N,1S,1E,1Wが正方形の各角に位置
して立てられており、その中心に対してアンテナ
1Nは北側、1Sは南側、1Eは東側、1Wは西
側とされている。これらアンテナを制御信号発生
器12からの切替信号によつて切替えて受信器1
3に接続する。例えばアンテナ1N,1Sを交互
に受信することを2回行い、第2図Aに示すよう
にアンテナ1Nからの受信信号2N、アンテナ1
Sからの受信信号2Sが交互に2回受信される。
次にアンテナ1Eからの受信信号2E、アンテナ
1Wからの受信信号2Wを交互に2回受信し、そ
の後再びアンテナ1Nの受信というように同様の
ことを繰返し受信する。
これらアンテナからの受信信号は受信器13に
おいて回路14により増幅され、更に中間周波数
信号に変換された後位相検波器15において順次
受信され、各アンテナ信号間における位相変化が
検出される。第2図Bに示すようにアンテナ1N
からの信号2Nとアンテナ1Sからの信号2Sと
の位相差に対応した信号3Nが検出され、また信
号2Sから信号2Nに変化する時はその位相差が
逆転するため信号3Sがパルス状にその切替点で
得られる。同様にしてアンテナ2E,2W間の位
相差に対応した信号も順次それぞれ信号3E,3
Wとして得られる。アンテナ1N,1Sからの受
信信号2N,2S間の位相差は、電波の到来方向
がアンテナ1N,1Sの配列方向と近ずく程位相
差が大きくなり、その配列方向と直角な方向から
来た場合は位相差ゼロとなり、到来方向に対応し
た位相差が得られる。このような位相差が検波さ
れた検波器15の出力から波器16によりアン
テナの切替周波数成分が取出される。波器16
の出力はアナログの切替回路17においてそれぞ
れ積分回路、つまりコンデンサ及び抵抗器よりな
る時定数回路4N,4S,4E,4Wに切替えら
れて対応するものがそれぞれ蓄積される。
この積分回路4N,4S,4E,4Wの各積分
された信号はアナログ切替回路18により切替え
られ、アンテナの東西南北に対応して積分回路4
N,4E,4S,4Wの順番に繰返して取出さ
れ、例えば第2図Cに示すような信号列が得られ
る。即ち第2図Cにおいて積分回路4N,4S,
4E,4Wの各直流出力を5N,5S,5E,5
Wとすると、スイツチ回路18の出力は5N,5
E,5S,5Wの順に繰返される。この切替速度
は任意に選ぶことができ、例えば切替回路17の
切替速度の4分の1とされる。この切替回路18
の出力は波器19によりその繰返し周波数成分
が取出され、第2図Dに示すような正弦波状信号
とされ、更に波形整形回路21により第2図Eに
示すような方形波信号とされる。この方形波信号
の位相は切替回路18の切替信号に対して電波の
到来方向と対応したものとなる。なおこの方位信
号検出部11は例えば特願昭56−127200号明細書
にその原理的なことは説明されてある。
例えば第2図Eに示す波形整形回路21の出力
方形波信号に対し、切替の基準信号は第2図Fに
示すようになり、これら両信号間の位相差を数値
(デジタル値)として検出して到来電波の方位に
対応した数値データを得る。制御信号発生器12
は基準クロツク発振器22からの安定したクロツ
クによりアンテナ1N,1S,1E,1Wに対す
る切替、切替回路17及び18の制御を行うと共
に第2図Fの基準信号の作成も行う。この基準信
号の例えば立上りによつてフリツプフロツプ23
がセツトされ、そのQ出力によりゲート20を開
き、このゲート20を通過したクロツクがカウン
タ24により計数される。波形整形回路21の出
力の立上りによつてフリツプフロツプ23がリセ
ツトされる。従つて基準信号の立上りから、電波
の到来方向と対応した位相を持つ方形波信号の立
上りまでの間のクロツク(第2図G)がカウンタ
24で計数される。この計数値は中央処理装置、
いわゆるCPU25に取込まれ、その後、CPU2
5はカウンタ24をリセツトする。
CPU25はROM26に記憶されたプログラム
を順次読出して解読実行することによつて表示動
作を行うものであり、カウンタ24に得られた方
位データを所定回数取込むと、その方位データを
平均し、その平均値を角度として数値表示器27
に表示する。そのために必要とするデータの記憶
などのためにRAM28が設けられており、また
パネルキーなどの制御のためにインターバルタイ
マ29が設けられている。更にこの表示動作は電
波が到来したことを検出して開始するもので受信
器13の回路14の出力は電波到来検出器31に
も分岐入力され、電波到来検出器31の検出出力
がCPU25に与えられると、CPU25は角度表
示のための動作を開始する。更にこの例において
はアナログの表示器32として発光ダイオードが
等間隔で一つの円上に配列されてその到来電波の
角度と対応した角度位置の発光ダイオードを点灯
表示する表示器32も設けられている。
CPU25は例えば第3図に示すような動作を
行う。即ちステツプS1においては常に電波到来検
出信号Sigがオンになつたかどうかを検出してお
り、オフの場合はステツプS2でフラグFをオフと
してステツプS1に戻る。このフラグFは例えば第
4図に示すようにRAM28内のフラグ記憶領域
28a内に記憶されている。ステツプS1で電波の
到来方向が検出されるとステツプS3に移り、ステ
ツプS3においてはデータが取込み可能になつたか
つまりカウンタ24の計数動作が終了したかどう
かをチエツクし、計数動作が終了してない場合は
ステツプS1に戻り、計数動作が終了した状態にな
るとステツプS4でカウンタ24の計数値であるデ
ータを取込む。その後ステツプS5でフラグFがオ
フかどうかを調べ、フラグFがオフの状態はそれ
まで電波の到来がなかつた状態であり、その時は
ステツプS6でフラグFをオンにし、かつその時取
込んだデータを平均データとする。この平均デ
ータはRAM28内の平均データ領域28bに
記憶される。
ステツプS5でフラグFがオンの状態になつてい
る場合はステツプS7に移り、ステツプS7において
平均数カウンタの計数値nをプラス1し、カウン
タ領域28cに平均数nを記憶する。これと共に
データ平均ルーチンR1に動作を移す。データ平
均ルーチンR1は第5図に示すように加算値Ds=o 〓 Dがゼロか否かステツプS8でチエツクし、ステ
ツプS8で加算値Dsがゼロの場合はステツプS9
直ちに移り、ステツプS8で加算値がゼロでなく、
既に加算した値がある場合はステツプS10で平均
データから取込んだデータDを引いた値が所定
値、例えば512より大かどうかを検出する。この
値512はこの実施例では360゜を1024に対応付けた
場合であつて、その半分の値であり、180度と対
応している。それまでに演算した平均値が取込
んだデータDよりも180以上大きい場合はステツ
プS11に移り、取込んだデータDに対して1024を
加えてその結果を取込みデータDとしてステツプ
S9に移る。ステツプS10において差が512よりも小
さい場合はステツプS12において平均データか
ら取込みデータDを差引いた値が−512より小さ
いかをチエツクし、即ち取込んだデータDがそれ
までの平均データよりも180゜以上大きいかをチ
エツクし、180゜以上大きい場合はステツプS13
移つてその取込んだデータDから360゜分である
1024を引き、その結果を取込みデータDとしてス
テツプS9に移り、ステツプS12取込んだデータが
平均データに対し180゜分よりも差が小さければ
ステツプS9に直ちに移る。
これらステツプS10乃至S13における操作は測定
データ(方位)が0゜附近の場合においては0゜より
僅か大きな値のデータ値と0゜の僅か前の大きなデ
ータ値とが測定され、これらをそのまま平均して
しまうと得られた測定されたデータは例えば180゜
附近となり、0゜とは全く違つた値となつてしま
う。そのためにこのような誤りが生じないように
するための処理である。
ステツプS9においてはそれまでの合計値Dsに
対してステツプS8あるいはS11又はS13の結果とし
て得られている取込みデータDを加算して加算デ
ータDs=ΣDを得てこれをRAM28の加算デー
タ領域28dに記憶する。またその後ステツプ
S14においてその加算データDsが0より小さいか
否かをチエツクし、正の場合はステツプS15に移
り、負の場合はステツプS16において加算データ
Dsに1024つまり360゜分の値を加えてそれを加算デ
ータDsとしてこれを加算データ領域28dに記
憶する。その後ステツプS15に移り、この加算デ
ータDsをその時のn値で割算して平均データ
を得てこれを平均データ記憶部28bに記憶す
る。
このようにして平均データルーチンR1を終る
と第3図においてステツプS16で平均回数nか予
め定められた値Nと一致したかどうかチエツクさ
れ、不一致の場合はステツプS1に戻る。一般に電
波は連続して到来しており、この状態においては
ステツプS1、ステツプS3、ステツプS4、ステツプ
S5、ステツプS7、ステツプS16の処理を繰返すこ
とになる。ステツプS16においてnが所定の平均
回数Nになると、ステツプS17において平均回数
値n及びデータ合計値Dsを0とし、また角度計
算を、即ち1024÷360×を演算を行つて平均デ
ータと対応した角度を示す数値DEGを得る。
これをステツプS18においてその値が360゜より大
きいか否かチエツクし、小さい場合はステツプ
S19に移り、大きい場合はステツプS20でその値
DEGから360゜を引算してその結果をDEGとして
ステツプS19に移つてこの値方位角度の数値を表
示器27に表示させる。
この考案によれば到来電波の受信を検出すると
積分回路4N,4S,4E,4Wの時定数を一時
的に小さくする。即ち、受信検出回路31の出力
は単安定マルチバイブレータ35にも分岐供給さ
れる。一方、受信器13の出力側は切替回路17
との間に抵抗器36が直列に挿入され、その抵抗
器36を短絡するスイツチ37が設けられる。検
出器31で電波の到来が検出されると、単安定マ
ルチバイブレータ35が駆動されてその出力によ
り、その出力パルスの間、例えば1秒間スイツチ
37がONとされる。積分回路4N,4S,4
E,4Wの時定数はスイツチ37がオフの状態で
は抵抗器36と各積分回路における抵抗器38と
のコンデンサ39とにより決まる比較的大きな値
であるが、電波の到来を検出した当初において
は、抵抗器36が短絡されるため、積分回路4
N,4S,4E,4Wの各時定数は抵抗器38、
コンデンサ39により決り、抵抗器36の分だけ
小さくなり、それだけ各積分回路4N,4S,4
E,4Wにおけるコンデンサ49に対する充電が
急速に行われ、その信号に対応した状態に短時間
で飽和する。
このようにして積分回路4N,4S,4E,4
Wから到来電波の方位に対応した積分出力が短時
間で得られ、これに伴つて電波の到来方向に対応
した位相をもつた方位信号が短時間で得られて方
位測定が行われる。この積分時定数を小さくして
いる期間は切替回路18の切替の繰返しが数回行
われ、方位信号が数サイクル得られ、測定方位を
複数回平均することができる程度の長さとされ
る。
電波到来後、一定時間継続してその電波が受信
されると、スイツチ37はオフとなつて積分回路
4N,4S,4E,4Wの時定数が大きくなり、
このためこれら積分回路の出力中の雑音成分が小
さくなつて、高いSN比で各方位区間の積分出力
が得られ、それだけ正確に電波の到来方向を検出
することができる。電波の到来初めに積分時定数
を小さくするが、この値は定常状態、つまり電波
が継続して受信されている状態における積分時定
数の例えば1/10位にする。逆に言えば電波の到来
はじめにおける積分時定数よりも、連続受信状態
における時定数を約10倍にすることによつて、
SN比は10dB程度改善することができる。
方位表示器としては第1図の表示器32として
示すように発光ダイオードのような表示素子を等
間隔で同一円上に配列し、検出方位に応じて一つ
の発光素子を点灯させてもよい。また特願昭56−
127200号に示すように積分回路4N,4S,4
E,4Wの各出力を対応する駆動コイルへ供給し
てメータ指示をさせてもよい。
以上述べたように、この考案による方向探知機
によれば、電波の受信時においては方位区間毎の
積分回路の積分時定数が小さくされるため短時間
で到来方向を検出することができる。従つて電波
の受信時間が短い場合においても、電波の到来方
向を確実に検出することができる。一方、電波が
ある程度以上連続して到来する場合においては、
積分回路の時定数が長くなるため、SN比が高く
なり、それだけ高い精度をもつて電波の到来方向
を検出することができる。なおこの考案は第1図
に示した例に限らずいわゆる時分割式方向探知機
に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による方向探知機の一例を示
すブロツク図、第2図はその動作の説明に供する
ための波形図、第3図はその処理動作の例を示す
流れ図、第4図はRAM内の記憶領域を示す図、
第5図は平均ルーチンの処理例を示す流れ図であ
る。 1N,1S,1E,1W:アンテナ、4N,4
S,4E,4W:方位区間毎の積分回路、11:
方位信号検出部、13:受信器、15:位相検波
器、17,18:切替回路、21:波形整形回
路、24:カウンタ、31:電波受信検出器、3
5:スイツチ37を一定時時間オンとする単安定
マルチバイブレータ、36:積分回路の積分要素
の1つである抵抗器、37:抵抗器36の短絡用
スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 到来電波を受信検波し、その検波出力を方位区
    間毎に積分し、その積分出力から方位信号を得る
    方向探知機において、電波の到来を検出する手段
    と、その検出手段による検出毎に上記方位区間毎
    の積分の時定数を一定時間小さくする手段とを具
    備することを特徴とする方向探知機。
JP20104883U 1983-12-26 1983-12-26 方向探知機 Granted JPS60107776U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20104883U JPS60107776U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 方向探知機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20104883U JPS60107776U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 方向探知機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60107776U JPS60107776U (ja) 1985-07-22
JPH0216297Y2 true JPH0216297Y2 (ja) 1990-05-02

Family

ID=30762470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20104883U Granted JPS60107776U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 方向探知機

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JP (1) JPS60107776U (ja)

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JPS60107776U (ja) 1985-07-22

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