JPH02162891A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH02162891A
JPH02162891A JP31744388A JP31744388A JPH02162891A JP H02162891 A JPH02162891 A JP H02162891A JP 31744388 A JP31744388 A JP 31744388A JP 31744388 A JP31744388 A JP 31744388A JP H02162891 A JPH02162891 A JP H02162891A
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JP
Japan
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electron beam
timing
amount
electrode
image display
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Pending
Application number
JP31744388A
Other languages
English (en)
Inventor
Junpei Hashiguchi
淳平 橋口
Kiyoshi Hamada
潔 濱田
Kinzo Nonomura
欽造 野々村
Masayuki Takahashi
雅幸 高橋
Satoshi Kitao
智 北尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン受像機、計算機の端末用デイスプ
レィ等に用いる画像表示装置に関する。
従来の技術 本出願人の先行技術である画像表示素子として、第11
図に示す平板型陰極線管がある。この表示素子は、電子
ビーム放出源としての線状熱陰極(以下線カソード)l
、それに対向して画像表示面と反対側に置かれた背面電
極2、−万両像表示面側に、線カソードlをはさんで順
次室かれた平板状の電子ビーム取り出し電極3、電子ビ
ーム変調電極4、垂直集束電極5、水平集束電極6、水
平偏向電極7、垂直偏向電極8、および蛍光体が塗布さ
れたスクリーン板9により構成されており、これらが偏
平な真空ガラス容器(図示せず)内に納められている。
ビーム源としての線カソードlは水平方向に架張されて
おり、かかる線カソードが適宜間隔を置いて垂直方向に
複数本(L本とし、ここでは4本のみ示す)配置されて
いる。これらの線カソードlは、例えばタングステン線
の表面に、酸化物陰極材料が塗布されて構成されている
背面電極2は平板状の導電板、あるいはガラス容器の内
面に付着された導電膜で形成されてもよく、電子ビーム
に対してその発生を抑止、あるいは発生したビームを表
示面側に押し出す作用をする。これら線カソードlと背
面電極2とによる電子ビーム源の代わりに、面状にビー
ムを発生する面状電子ビーム源を用いてもよい。
電子ビーム引出し電極3は、線カソード1−1〜1−L
のそれぞれに対向する位置に、水平方向に適当な間隔を
置いてビームの貫通孔がM個形成された平板状電極であ
る。ビームは電子ビーム引出し電極3の電位を、線カソ
ード1より高く設定することにより表示面側に引き出さ
れ、その一部が電子ビーム引出し電極3の貫通孔を通過
する。
ビームはこの貫通孔を通過することによって、水平方向
にM木に分割される。
次に設けられた電子ビーム変調電極4は、水平方向にM
本に分割されており、上記の分割された電子ビームの各
々を、独立に同時に変調できる構成にしである(図では
4本のみ示している)。この電子ビーム変調電極4は、
貫通孔を通過するビームの量を、画像を表示するための
映像信号に従って制御する。画像をカラー表示するため
には、R,C;、  83色の蛍光体をR,C,B各々
の映像信号に応じて発光させる必要があり、ここでは各
変調電極4にR,G、  Bの映像信号を、時間的に順
次印加する方法を採用する。また、変調電極4には画像
の水平方向lライン分(M個)の映像信号が、同時に印
加できるので1ライン分の画像が一時に表示される。
垂直集束電極5と水平集束電極6は、それぞれ水平方向
と垂直方向に長いスリット、またはそれぞれ水平方向、
垂直方向が長い貫通孔を有しており、それぞれビームを
垂直方向あるいは水平方向に集束する役目をする。
水平偏向電極7は、水平方向に分割された電子ビームの
各々を、水平方向の両側から2本の電極7.7′で挟み
込むように形成されており、2本の電極7.7′閏に与
える電位差によってビームを水平方向に偏向する。各電
子ビームに対応している2木の電極の7同志、7′同志
がそれぞれ共通の母線で接続されており、偏向は194
2分のビームについて一時に行なわれる。
垂直偏向電極8は、1942分のビームを垂直方向の両
側から2本の電極8.8”で挟み込むように形成され、
2本の電極間に与える電位差によってビームを垂直方向
に偏向する。2本の電極の8同士、8′同士はそれぞれ
共通の母線で接続されており、隣接する線カソードlか
ら引き出されたビームは、それぞれ偏向の方向が逆にな
るように駆動される。
このように集束、変調、および偏向された各電子ビーム
は、スクリーン板9に印加された高電圧によって加速さ
れ、スクリーン板9上の蛍光体に射突し発光させる。ス
クリーン板9はガラス板の上に、R,G、  83色の
蛍光体がブラックを介してストライブ状に塗布され、そ
の上からメタルバック層が付着されている。蛍光体は電
子ビーム変調電極4の各1つの貫通孔に対して、R,G
、  Bの蛍光体ストライブが各1対ずつ設けられてい
る。
第11図中でスクリーン上に破線で示した各々の区分は
、線カソード1から放出され水平方向に分割された電子
ビームの1本が、垂直方向、水平方向に偏向されて画像
を表示する領域を示しており、これらの区分がスクリー
ン上で接続されて1枚の画像を表示することになる。
次に、この表示素子にテレビジョン映像を表示するため
の駆動回路の基本構成を第12図に、各駆動波形を13
図に示して説明する。電源回路80は表示素子の各電極
に所定のバイアス電圧を印加するための回路で、背面電
極2には−V2、電子ビーム取り出し電極3には■3、
垂直集束電極5にはV5、水平集束電極6にはV6、ス
クリーン9にはv9の各々直流電圧を印加する。
入力端子81にはテレビジョンの複合映像信号が加えら
れ、同期分離回路82で垂直同期信号Vと水平同期信号
Hとが分離抽出される。垂直駆動パルス発生回路83は
、垂直周期のうちの垂直帰線期間を除いた有効垂直走査
期間(ここでは1λティー1スジ−(NTSC)方式を
基準に考え、240H分の期間とする)に、順次(24
0/L)H期間ずつのパルス幅をもつL個の垂直駆動パ
ルスに1、K2、・・・KLを発生する。この駆動パル
スは、線カソード駆動回路84に送られ、ここで反転さ
れて(240/L)H期間のみ低電位にされ、それ以外
の期間には高電位になされた、線カソード駆動パルスに
1、k2、・・・kLに変換され、各線カソードに各々
印加される。各線カソードは駆動パルスに1、k2、・
・・kLの高電位期間に電流が流れて加熱され、低電位
期間にも電子を放出し得るように加熱状態が保持される
。これにより、L木の線カソードlからは各々に低電位
の駆動パルスが印加された(240/L)H1!1間に
のみ電子が放出される。
高電位が印加されている期間には、背面電極2とビーム
引出し電極3とに印加されているバイアス電位によって
決まる、線カソード1の位置における電位よりも、線カ
ソードlに印加されている高電位の方がプラスであるこ
とにより、線カソードlからは電子が放出されない。か
くして、有効垂直走査期間中に上方の線カソード1−1
から下方の線カソード1−Lに向かって順に(240/
L)H期間ずつ電子が放出される。放出された電子は背
面電極2により前方へ押し出され、ビーム引出し電極3
の線カソード2に対向する位置に設けられた各貫通孔を
通過し、線状に並んだ分離したビームとなる。
次に、水平駆動パルス発生回路85は、3個縦続接続さ
れた単安定マルチバイブレータ等で構成されており、水
平同期信号でトリガされ、1水平期間中にパルス幅の等
しい3つの水平駆動パルスr+  g+  bを発生す
る。ここでは−例として、各々のパルス幅を約17μs
として、有効水平期間である50μsの間に3つのパル
スr+  g+  bが発生するようにしている。水平
駆動パルスrrg+bは水平偏向駆動回路86に送られ
、r*  g+  bの各パルスによってスイッチされ
て、3段階に電圧が変化する一対の水平偏向信号す、h
’を発生する。水平偏向信号はともに中心電圧が■7で
あり、hは順次増加し、h′は順次減少していくように
1、互いに逆方向に変化する。これらの水平偏向信号り
、h’が、各々水平偏向電極7.7′に印加されて、水
平方向に分離されているM個の各電子ビームが一斉に、
1水平間間にスクリーン9のR2O,B蛍光体を順次1
7μsずつ照射するように、水平偏向がなされる。
一方、垂直偏向駆動回路87は、垂直駆動パルスに1、
K2、・・・KLの各々によってリセットされ、水平同
期信号をカウントするカウンタと、そのカウント出力を
D/A変換する変換回路などによって構成され、垂直駆
動パルスに1、K2、・・・KLの各(240/L)H
期間に、IHずつく240/L)段階に変化する一対の
垂直偏向信号V。
V′を発生する。垂直偏向信号v、  v lはともに
中心電圧が■8で、Vは順次増加し、V゛は順次減少し
ていくように互いに逆方向に変化する。これら垂直偏向
信号v、v’が各垂直偏向電極8.8゛に印加され、電
子ビームは垂直方向に(240/L)段階に偏向され、
スクリーン9上では1つの電子ビームで(240/L)
ライン分のラスタを、上方から順次lライン分ずつ描く
ことになる。
次に、画像に階調性をもたせるためのビーム変調につい
て述べる。入力端子81に加えられた複合映像信号は、
色復調回路92によって復調され、R,G、  Bの各
原色信号(以下R,G、  B映像信号という)が得ら
れる。これらR,G、  B映像信号は、M組のサンプ
ルボールド回路88−1〜8B−Mに送られる。各サン
プルホールド回路88−1〜8B−、Mは各々にR,G
、  B用の3個のサンプルホールド回路で構成され、
その各出力は各々メモリ89−1〜89−Mに送られ信
号が保持される。そのタイミングは以下のように決めら
れる。
サンプリング用基準クロック発生器90は、PLL回路
などによって構成されており、水平同期信号Hに対して
常に一定の位相を有するように制御された基準クロック
を発生する。この基準クロックはサンプリングパルス発
生回路91に送られ、ここでシフトレジスタによりクロ
ック1周朋ずつ遅延されるなどして、有効水平走査期間
(約50μs)の間にM個のサンプリングパルスS1、
S2、・・・Sr+が順次発生され、その後に1個の信
号転送パルスが発生される。このサンプリングパルスS
4、S2、・・・Snは表示すべきlライン分の映像を
水平方向にM個の画素に分割したときの、各々の画素に
対応しており、各々の発生タイミングは、水平同門信号
Hに対して常に一定になるように制御される。
このM個のサンプリングパルスSl、  S2、・・・
Snが上記のM個のサンプルホールド回路に各々加えら
れ、lライン分M個の画素に各々対応するR、  G、
  Bの各映像信号が個別にサンプリングされ、ボール
ドされる。ホールドされたM組のR2O,B映像信号は
lライン分のサンプルホールド終了後にM組のメモリ8
9−1〜89−Mに信号転送パルスによって一斉に転送
され、ここでIH期間保持される。
lライン分のR,G、  B映像信号は、IH期間メモ
リに保持されている間に、各々M個のスイッチング回路
93−1〜93−Mに送られる。スイッチング回路はR
,G、  B個別の入力端子とそれらを順次切り換えて
出力する共通の出力端子とを備えており、各スイッチン
グ回路93−1〜93−Mの出力は、先に説明した表示
素子のM本の電子ビーム変調電極4に、個別に接続され
る。そして各スイッチング回路の信号切り換えタイミン
グは、スイッチングパルス発生回路94で発生させる、
水平駆動パルスr+  g+  bに完全に同期したス
イッチングパルスによって決められており、有効水平走
査期間(約50 /4 S )を3分割した約17μs
毎に、R,G、  Bの各映像信号が時分割されて順次
、各電子ビーム変調電極4に印加されることになる。こ
の時、R,G、  B6映像信号の電子ビーム変調電極
4への印加タイミングと、先に述べた水平偏向によって
各電子ビームがR,G。
B蛍光体に射突するタイミングとが、完全に一致するよ
うに同期制御されている。従って各画素のR,G、  
B各賞光体の発光量が、各々の画素に対応したR、  
G、  B映像信号によって制御されることになり、ス
クリーン9上に映像が表示されるのである。かかる制御
はlライン分のM個の画素について同時に行なわれて、
まずlライン分の映像が表示された後、さらに240H
分のラインについて、スクリーン9の上方から下方へ順
次1ラインずつ表示され、テレビジョン信号の1フイー
ルドに1画面が、スクリーン9全体に表示されることに
なる。
発明が解決しようどする課題 以上述べた従来の平板型陰極線管において、電子ビーム
のスクリーン9上への射突位置、すなわちランディング
が画質に及ぼす影響は大きい。本平板型陰極線管の表示
画像は、第11図でスクリーン9上に破線で示したよう
に、複数の表示区分10が接続されて全体の画像を形成
しているので、各区分の境界部分でのランディングの乱
れは、画質の不均一性となって目立ち易い。特に垂直方
向のランディングの不均一さは輝度差として検知され易
い。こうしたランディングの不均一さは、平板型陰極線
管の電極の加工精度や組立精度に起因するが、表示画面
を大きくすればするほど精度は悪くなるため、画質の劣
化は避けられない。
また、ビームランディングは、平板型陰極線管の駆動信
号の変動にも大きく影響されるため、経時的な駆動信号
の変動によるずれが生じ、画質劣化につながる。
本発明は、このような従来の技術の課題を解決すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、平板型陰極線管の少なくとも1つ以上の画像
表示に使用しない電子ビームが、スクリーンを垂直方向
に連続的に走査する過程において、定められた少なくと
も1ケ所以上の場所に射突するタイミングを得る第1の
手段と、画像表示に使用する複数の電子ビームの各々が
、スクリーンを垂直方向に走査する過程において、定め
られた少なくとも1ケ所以上の場所に射突するタイミン
グを得る第2の手段を備え、第1の手段によって得たタ
イミングと第2の手段によって得たタイミングとの差遣
を記憶保持する手段と、前記保持されたタイミングの差
量に基づいて、前記画像表示に使用する複数の電子ビー
ムがスクリーンを発光させるタイミングを各々与える手
段とを備えて平板型陰極線管を駆動する。
また、本発明は、第1のタイミング検出手段で得るタイ
ミングが、電子ビームが前記発光手段を垂直方向に走査
する過程において、定められた少なくとも2ケ所以上の
場所に射突するタイミングであり、前記検出手段によっ
て得られた2つ以上のタイミングの時間間隔の変化量を
検出する手段と、その変化量を垂直偏向電圧値の変化量
に変換する手段、とをさらに備えて平板型陰極線管を駆
動する。
また、本発明は、第1のタイミング検出手段で得るタイ
ミングが、電子ビームが前記発光手段を垂直方向に走査
する過程において、定められた少なくとも2ケ所以上の
場所に射突するタイミングであり、前記検出手段によっ
て得られた2つ以上のタイミングの時間間隔の変化量を
検出する手段と、その変化量を前記記憶保持手段に保持
されている前記タイミング差量に加減する手段、とをさ
らに備えて平板型陰極線管を駆動する。
また、本発明は、平板型陰極線管のスクリーンと平行な
平面内で水平方向に複数に分割されて配置された少なく
とも1種類以上の電極で、各電子ビーム貫通孔の中心軸
を前記電極以外の他の電極の電子ビーム貫通孔の中心軸
と垂直方向にずらすように配置し、前記電極の各貫通孔
を通過する複数の電子ビームの各々が、スクリーンを垂
直方向に走査する過程において、定められたタイミング
にスクリーン上あるいは他の電極上に射突している位置
と、スクリーン上あるいは他の電極上の定められた少な
くとも1ケ所以上の位置とのずれ量を検知する手段と、
前記検知手段の出力信号を前記複数に分割された電極の
各々のバイアス電圧信号に変換して印加する手段とを備
えて平板型陰極線管を駆動する。
作用 本発明は、垂直方向に連続的に走査される電子ビームが
スクリーン上の一点を射突するタイミングを知れば、そ
のタイミングにおいてパルス的に電子ビームをスクリー
ンに射突させることにより、その−点のみに発光スポッ
トを位置させることができる。すなわち電子ビームをO
N、OFF制御するタイミングによって、発光スポット
の垂直方向の位置が制御できる。従って第1の手段によ
って得られるタイミングを基準として、第2の手段によ
って得られる全電子ビームの定点射突タイミングまでの
時間差を知り、その時間差データをメモリに保持してお
き、常に第1の手段によって得られるタイミングを基準
として、メモリから前記保持データを読み出し、その読
み出されたタイミングでビームをON、OFF制御すれ
ば、スクリーン上での全発光スポットの垂直方向の発光
位置を、各走査線毎にすべて同じ位置に揃えることが可
能となる。
また、本発明は、電子ビームがスクリーンを垂直方向に
連続的に走査する過程において、定められた少なくとも
2ケ所以上の場所に射突するタイミングを知り、その2
つ以上のタイミングの時間間隔の変化量を知れば、垂直
偏向速度の変化型をit!握することができ、時間間隔
の変化量を偏向速度の変化型に変換して、偏向速度の変
化型をゼロにするようにフィードバック制御することが
できる。従って偏向速度の変化によって生じる経時的な
ビームのランディングのずれを防止できる。
本発明は、電子ビームがスクリーンを垂直方向に連続的
に走査する過程において、定められた少なくとも2ケ所
以上の場所に射突するタイミングを知り、その2つ以上
のタイミングの時間間隔の変化量を知れば、垂直偏向速
度の変化量をP!握することができ、予め記憶保持され
ている電子ビームがスクリーンを発光させるタイミング
を与えるためのデータに、得られた時間間隔の変化量を
加減することによって、偏向速度の変化によって生じる
経時的なビームのランディングのずれを防止することが
できる。
本発明は、少なくとも1種類以上の電極で、各電子ビー
ム貫通孔の中心軸を前記電極以外の他の電極の電子ビー
ム貫通孔の中心軸と垂直方向にずらすように配置し、前
記電極とそれ以外の他の電極との間に電位差を与えるこ
とにより、前記電極の各貫通孔を通過する複数の電子ビ
ームの各々が、垂直方向の静電力を受けて変位する。従
ってあらかじめある一定バイアス電圧の状態において、
各電子ビームが定められたタイミングに射突しているス
クリーン上あるいは他の電極上の位置と、スクリーン上
あるいは他の電極上の各々定められた少なくとも一ケ所
以上の位置とのずれ量を検知し、そのずれ量を電圧に変
換して、前記少なくとも1種類以上の電極のバイアス電
圧に、ビームのずれ量が減少する方向の電圧極性で重畳
させ印加すれば、各電子ビームのスクリーン上での射突
を、定められた位置に変位させることができ、スクリー
ン上での複数の発光スポットの垂直方向の位置を、各ラ
スク毎にすべて同じ位置に揃えることが可能となる。
実施例 以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1の実施例について、画像表示装置の構成を示す第1
図、各駆動信号波形を示す第2図、スクリーン面の詳細
を示す第3図、およびビームランディングの制御される
様子を示す第4図を参照しながら説明する。
まず平板型陰極線管11のビーム引出し、偏向のタイミ
ングについて駆動方法を説明する。入力端子12に入っ
た複合映像信号から、同期信号分離回路13により、垂
直同門信号V、Dと水平同期信号H,Dが分離される。
平板型陰極線管11内の電子源である線カソードの本数
がL本であるとすれば、カソード駆動回路14は、垂直
走査期間の有効期間(240Hとする)内に、L個の(
240/L)Hの幅のみ電位の低い、各々位相のずれた
パルスに1〜kLを発生させる。この各パルスを従来例
と同様に、上方に架張された線カソードから順次下方の
線カソードに向かって1パルスずつ印加することにより
、各パルスの電位の低い期間のみ各カソードから順次電
子ビームが引き出される。
引き出された電子ビームは、電子ビーム変調電極でビー
ム量が制御された後、水平偏向電極に印加された電圧に
したがって偏向される。その印加電圧は、水平偏向駆動
回路16で発生される。水平方向の偏向は、−例として
階段状の偏向波形り。
h′によって行なわれるとし、偏向幅はR,G。
Bの1トリオ幅分とすれば、偏向波形り、h’は水平同
期信号H,Dに同期して、IH幅毎に階段状に電圧が上
昇あるいは下降する、第2図中に示す3段階の電圧値を
持つ一対の階段波となる(図では片極性のhのみを図示
)。従って、電子ビームはl H期間ずつR,G、  
Bの各蛍光体上に滞留す一方垂直偏向駆動回路では、水
平同期信号H,Dと同門した、互いに逆極性をもつ一対
の鋸歯状波V、V’が発生させられ、この電圧波形が各
々対になった垂直偏向電極に印加されて、IH期間内に
電子ビームが1垂直走査区分幅だけ垂直偏向される。こ
の時ビームがカソードの架張ピッチよりも少し長い距離
をスクリーン上で移動するように、鋸歯状波v、v’の
波高値を調整して走査する。
以上のように従来の偏向方法と異なって、垂直方向ζ大
連続的な波形で駆動されるとともに、IH期間で1垂直
走査が行なわれ、水平方向には従来のIHItJ1間に
1トリオの偏向であったのに対し、3H朋間に1トリオ
の偏向が行なわれる。
ここで注目するのは、垂直偏向を連続的な鋸歯状波で行
なうことである。従って画面上にマスクを形成するため
には、複数個ある各電子ビームが、垂直方向に偏向され
ている最中に、各電子ビーム変調電極4に印加する変調
信号を、マスクの本数に相当する数のパルス波形によっ
て与え、発光を分離しなければならない。そして、この
パルス信号の各電子ビーム変調電極4への印加タイミン
グを制御すれば、マスクの描かれる位置が各ビームスポ
ット毎に制御できる。なお垂直偏向波形については、垂
直偏向電極の形成方法にしたがって、三角波とする場合
も考えられる。
次に、上記変調信号の印加タイミングの制御方法につい
て説明する。第3図は平板型陰極線管11のスクリーン
9を拡大して示した部分図である。
スクリーン9の画像を表示しない領域に、インデックス
領域30と呼ぶ部分を設ける。この領域30には1つの
電子ビームが垂直方向に画像表示する範囲、すなわちl
垂直走査区分よりも僅かに外側の位置に、横ストライブ
状の蛍光体32が塗布されている。この蛍光体32を除
く上下の部分には、ブラック33が塗布され、発光しな
い。
−万両像表示領域35上には、各垂直走査区分の上から
1番目と2番目の9792本が発光すべき位置に、各々
約0.7〜0.8111I11の幅を持つスリット31
が、画像表示領域の水平方向の全長にわたつて形成され
た、薄い金属板等で作られた遮光マスク34を置く。
このような状況下で平板型陰極線管11を駆動し、イン
デックス領域30を@H期間、一定ビームTi流の電子
ビームによって垂直走査する。この走査によって蛍光体
32は、1垂直走査の開始タイミングでパルス状に1回
発光する。一方面像表示領域35は、各電子ビームが青
蛍光体上を走査する期間のみ、一定電流の電子ビームが
スクリーン面に射突するよう、ビーム変調電極4にビー
ムON信号を印加し、青色を発光させる。ここで青色発
光のみに限定したのは、青蛍光体の残光時間が短く、応
答性のよい信号が得られるからである。
この時各電子ビームは、時間的に互いが重複しないよう
時分割で駆動され、−時に発光する青蛍光体はlストラ
イブのみであるようにする。この走査によって青蛍光体
はlストライブ上で連続発光するが、画面上に置かれた
遮光マスク34によって覆われているため、スリット3
1から漏れ出る発光のみが目撃される。これらの発光は
、各垂直走査区分内の最初の2本のラスタ発光タイミン
グのみにパルス状に得られる。
上述した経緯で得られた発光は、第1図に示すインデッ
クス信号検出回路23、ビーム位置信号検出回路24に
よって、各々M、気倍信号1、Sbに変換される。これ
らの信号S1、Sbは位相差計測回路26に送られ、第
2図に示すように信号S1のパルスと信号Sbの第1パ
ルス間の位相差t1、および信号S、のパルスと信号S
bの第2パルス間の位相差t2が、計測クロック発生回
路25により発生させたクロック信号のカウント数とし
て、位相差計測回路26のカウンタによって計測される
そして、計測された位相差t1、t2から、減算器27
によって(t2 t+)が計算され、tlと(t2−1
+)を対にして、メモリ28に書き込み保持させる。
上述した位相差の計測およびメモリ書き込み動作を、画
像表示領域の全ての青蛍光体の垂直方向発光位置(ラス
タ位置)について画像表示前に予め行なう。この操作の
後、画像表示させる際には、インデックス領域30を毎
水平走査期間、常に一定ビーム電流によって前記同様に
走査し、得られるインデックス信号S1を基準として、
予めメモリに書き込まれているデータ上1分のクロック
数をスイッチングパルス発生回路29によってカウント
し、第1のパルスr++を発生させる。次にこの第1パ
ルスr++を基準としてデータ(t2 t+)分のクロ
ック数を同様にカウントし、第2のパルスr12を発生
させる。さらに第2パルスr12を基準としてもう1回
、(t2 t+)分のクロック数を同様にカウントし、
第3のパルスrr3を発生させる。
このようにして次々と、l垂直走査区分内のラスタ数に
相当する数(240/L)個のパルスを、111冊間内
に(t2 t+)なる間隔で発生させる。この実施例で
は(240/L)=3の場合としてIH開明間パルス数
は3個で示している。
上記の方法で発生させた各パルスは画像メモリ21−1
〜2.1−Mに送られ、画像信号を平板型陰極線管11
の電子ビーム変調電極4に印加するタイミングパルスと
なる。ビーム変調電極4へ印加する画像信号の順序は、
ビーム偏向の順序に従って、例えばR11−RI3、G
 + +〜013、Bz〜BI3の順とし、スイッチ2
2−1〜22−Mによって順次切り換えられて平板型陰
極線管11に印加される。
以上のようにインデックス信号を基準として、予めメモ
リに書き込んだラスタの発光すべきタイミングデータを
、実際の画像表示に際して同じインデックス信号で読み
出し、ビーム変調信号の印加タイミングとして使用すれ
ば、第4図に示すように、ラスタの発光位置がビーム変
調信号の印加タイミングによって一意的に決定され、各
ラスタをビームのランディングずれなく一直線に揃える
ことが可能となる。
なお、画像信号がメモリに記憶されるまでの経緯は、従
来例と同様であるので説明を省略する。
ただし、画像メモリとしては、l垂直走査区分に表示す
るラスタ数(240/L)相当の容量を持つラインメモ
リが必要となるので、l垂直走査区分毎に内容をリフレ
ッシュする構成とすればよい。
第2の実施例について、画像表示装置の発明の要部を示
す第5図、各駆動信号波形を示す第6図、およびスクリ
ーン面の詳細を示す第7図を参照して説明する。
まず、平板型陰極線管11の駆動方法については、電子
ビームの引出し、変調、偏向については基本的に第1の
実施例と同様に行う。ここで第1の実施例における位相
差計測26、計測カウンタ27、メモリ28については
、計測メモリブロック70としてまとめて示した。また
、インデックス領域の構成は第7図に示すごとく、第1
の実施例で塗布した横ストライブの蛍光体1本のみてな
く、ラスタピッチに相当する間隔でラスク本数分の横ス
トライブの蛍光体を塗布しておく。従ってインデックス
領域30を毎H期間、一定ビーム電流の電子ビームによ
って垂直走査すれば、垂直偏向速度に応じた時間間隔で
、1垂直走査区分内のラスク本数分のパル、ス状の発光
が得られる。
この発光を、インデックス領域30の前面に配置された
インデックス信号検出回路22で検出して電気信号S、
に変換する。そして第6図に示すインデックス信号S、
の各パルス間隔’rl、  T2を、計測カウンタ60
において計測用クロック発生回路25で発生させたクロ
ック数をカウントして計測し、平均値算出回路61で平
均値(TI+T2)/2を求めて、その値をラッチ回路
62でラッチする。
ラッチされた値は次のIH期間保持され、D/八へ換器
63でアナログ値に変換されて、ローパスフィルタ(L
PF)66で不用なノイズや高周波成分が除去された後
、垂直偏向波形発生回路64に送られる。垂直偏向波形
発生回路64では、送られてきた電圧値に応じて垂直偏
向振幅電圧値が制御できる構成にしておき、もしインデ
ックス信号のパルス間隔が平均的に広がったら、垂直偏
向振幅を増大させるように動作させる。また逆にパルス
間隔が平均的に狭まったら、垂直偏向振幅を減少させる
ように動作させる。
上述したフィードバック系が構成されることによって、
垂直偏向振幅は設定値に常に保たれることになり、電子
ビームの垂直方向のランディングずれ、すなわちラスタ
発光位置ずれが生じることがない。
次に、第3の実施例について、画像表示装置の要部構成
を示す第8図、各駆動信号波形を示す第6図、およびス
クリーン面の詳細を示す第7図を参照して説明する。
まず、平板型陰極線管11の駆動方法については、電子
ビームの引出し、変調、偏向については基本的に第1の
実施例と同様に行う。ただし、インデックス領域の構成
は第2の実施例で示した第7図のごとく、第1の実施例
で塗布した横ストライプの蛍光体1木のみでなく、ラス
タピッチに相当する間隔でラスク本数分の横ストライプ
の蛍光体を塗布しておく。従ってインデックス領域30
を毎■4期間、一定ビーム電流の電子ビームによって垂
直走査すれば、垂直偏向速度に応じた時間間隔で、l垂
直走査区分内のラスク本数分のパルス状の発光が得、ら
れる。
この発光を、インデックス領域30の前面に配置された
インデックス信号検出回路23で検出して電気信号S、
に変換する。そしてインデックス信号S1の各パルス間
隔T1、T2を、計測カウンタ60において計測用クロ
ック発生回路25で発生させたクロック数をカウントし
て計測し、平均値算出回路61で平均値(TI+T2)
/2を求めて、その値を比較回路72でラッチする。ラ
ッチされた値は、画像表示装置のラスタ発光位置決めの
最終調整時点で、初期データとして予め初期データメモ
リ71に記憶させておく、インデックス信号の各パルス
間隔の平均値と比較される。そして比較して得られた誤
差データΔTは加算回路73に送られ、第1の実施例で
説明した、垂直方向のビームランディングのタイミング
データが記憶されている、計測メモリブロック7o内の
メモリ27(図示せず)からインデックス信号を基準と
して読み出されるデータ(t2 t+)と加算され、ス
イッチングパルス発生回路29で画像信号をビーム変調
電極4に印加するタイミングを制御することになる。
上述した機能をもたせることにより、常に垂直偏向速度
が監視され、もし変動が生じた場合にはその変動値に応
じてビーム変調信号の印加タイミングがフィードバック
制御され、従って垂直方向のラスタの発光位置が、常に
同じ位置に保たれることになる。
次に、第4の実施例について、画像表示装置の要部の構
成を示す第9図、および駆動信号波形を示す第10図を
参照して説明する。
平板型陰極線管11の基本的な画像表示の駆動方法につ
いては、従来例と同様であるから説明を省略する。ただ
し、この実施例における1電子ビームの走査区分として
は、水平方向がR,G、  Bのlトリオ幅、垂直方向
が3段のステップ偏向で3ラスク輻とする。
まず、平板型陰極線管11の電極構成について第9図を
用いて説明する。平板型陰極線管11のスクリーン9と
平行な平面内で水平方向に複数に分割されて配置された
電極として、ビーム変調電極4を選択する。そしてビー
ム変調電極4の各電子ビーム貫通孔53の中心軸54を
、ビーム変調電極4以外の他の電極の電子ビーム貫通孔
の中心軸55と、垂直方向に微小距離ずらすように配置
する。また従来例では分割されていない1枚電極であっ
た背面電極2を、ビーム変調電極4と同じピッチで水平
方向に分割して形成する。
このような電極構成において、ビーム変調電極40基準
バイアス電圧として、E4基準データ設定回路47で設
定した基準データと、E4補正データメモリ46からの
データとをCPU45によって加減算した後、D/A変
換器48−1〜48−Mでアナログ値に変換した電圧値
を用いる。なお、E4補正データメモリ46の初期デー
タはすべてゼロとしておく。そして前記電圧値を、電圧
加算回路51−1〜51−Mにおいて、画像メモリ52
−1〜52−Mからの画像信号パルスと加算してビーム
変調電極4に印加する。また背面電極2への印加電圧は
、D/A変換器48−1〜48−Mの出力を極性反転回
路50−1〜50−Mで反転した電圧値とする。
その池の電極へは従来例と同様の駆動電圧を各電極に印
加し、スクリーン9上でまず1本のビーム変調電極に対
応する、青蛍光体lストライブのみを発光させる。ここ
で青蛍光体を選択したのは発光の残光時間が短く応答性
のよい信号が得られるからである。一方スクリーン9上
には、各垂直走査区分の最も上と最も下の2本のマスク
表示位置に、約0.7〜0.8mm幅の水平方向に細長
いスリット41が形成された、遮光マスク40を置く。
従ってスクリーン9上の青蛍光体発光は、垂直偏向電圧
が適正な値に調整され、マスク位置がスリット41の近
傍に来た時のみ、スリット41を通して外部へ漏れ出る
こうしてスリット41を通過した発光を、前面に置いた
受光素子42で検出して電気信号に変換し、パルス状に
得られる信号のビークfaをピーク値検出回路43によ
りホールドする。ホールドされた値はA/D変換器44
でディジタルデータに変換され、CPU45に送られる
CPUではまず最初に得られるデータを保持しておき、
次に得られる最新データとの大小を比較しく第1回目)
、最新データが大であれば+lをE4補正メモリ46の
初期データに加算する。そしてさらに次の最新データが
得られたときに、同様にひとつ前のデータとの大小比較
を行い(第2回目)、最新データが再び大であれば再び
データに+1する。この操作を繰り返し、最新データが
単調増加する限りデータに+1し続ける。そして最新デ
ータが単調減少に転じた時点でデータに−1して、その
発光に対するE4補正データの書き込みを終了する。も
し、第2回目の比較で結果が小であった場合には、デー
タに−1して、次の回の比較において大となるようにす
る。それ以降は最新データが単調増加を続ける限りデー
タに−1し続け、最新データが単調減少に転じた時点で
データに+1して、その発光に対するE4補正データ書
き込みを終了する。
また、第1回目の比較において、最新データが小であっ
た場合には−lをE4補正データに加算して、第2回目
で大となればそのまま最新データが単調増加から単調減
少に転じる点まで−1を加算し続けて、その発光に対す
るE4補正データの書き込みを終了する。また、第2回
目で再び小となった場合は、十lをE4補正データに加
算して最新データが大となる方向に転じさせ、それ以降
最新データが単調増加から単調減少に転じる点まで+1
を加算し続け、E4補正データの書き込みを終了する。
上述の操作において、E4補正データを+1あるいは−
1することは、ビーム変調電極4のバイアス電圧を増減
することに相当し、この電圧の増減に応じて、ビーム変
調電極4と他の電極との間に、ビームを垂直方向に変位
させる電界の変化が生じ、ビームのスクリーン9上への
ランディング位置が微小変化することになる。
さて上述した操作を、各電子ビームの青発光について各
々行えば、画像表示領域の全ての電子ビームについて、
適正な位置でマスク発光するためのE4補正デー、夕が
得られる。これを予め画像表示の前に行っておき、実際
の画像表示に際しては、第6図に示すように、E4補正
データメモリ46に保持されたデータを、1電子ビーム
が水平1トリオ、垂直3段に偏向する間に、lデータが
対応するようなタイミングで読み出し、CPU45内で
E4基準データと加算した後、D/A変換器48−1〜
48−Mでアナログ値に変換し、電圧加算回路51−1
〜51−Mにおいて、画像メモリ52−i〜52−Mか
らの画像信号パルスと加算してビーム変調電極4に印加
する。これによって電子ビームの垂直方向のランディン
グ位置を、電子ビームの1走査区分毎に、予め定めた正
規の位置に決めることが可能となる。
なお、ビーム変調電極4のバイアス電圧を上述のように
変化させることにより、ビーム変調電極4のビーム貫通
孔53を通過するビーム量が変化することが予測される
。従ってこの変化分を補正するために、背面電極2の印
加電圧E2をE4補正値に連動させて変化させる。すな
わちD/A変換器48−1−48−Mから出力される電
圧を、極性反転回路50−1〜50−Mを通して適正な
電圧値に増幅した後、背面電極2に印加して、ビーム電
流値が一定となるようにすればよい。
発明の効果 以上述べたように、本発明は、画像表示の際にラスタが
垂直方向に位置ずれを生じることがなく、よって各電子
ビームの走査区分の接続において、輝度ムラなく均一な
画質の画像を得ることができる。また、予め適正なラス
タ発光位置が得られている状態を、経時的に変化させる
ことなく維持でき、均一な画質の画像表示が保たれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の画像表示装置の構成を示す図
、第2図はその各駆動信号波形を示す図、第3図はスク
リーン面の詳細を示す図、第4図はビームランディング
の制御される様子を示す図、第5図は画像表示装置の発
明の要部を示す図、第6図はその駆動信号波形を示す図
、第7図はスクリーン面の詳細を示す図、第8図は本発
明の画像表示装置の要1部構成を示す図、第9図は画像
表示装置の要部の構成を示す図、第10図は駆動信号波
形を示す図、第11図は平板型陰極線管の電極構成を示
す図、第12図は駆動回路の基本構成図、第13図は基
本的な画像表示のための駆動波形を示す図である。 1・・・線カソード、2・・・背面電極、3・・・電子
ビーム取り出し電極、4・・・電子ビーム変調電極、5
・・・垂直集束電極、6・・・水平集束電極、7・・・
水平偏向電極、8・・・垂直偏向電極、9・・・スクリ
ーン、11・・・平板型陰極線管、14・・・カソード
駆動回路、15・・・垂直偏向回路、16・・・水平幅
間回路、21・・・画像メモ1ハ 23・・・インデッ
クス検出回路、24・・・ビーム位置信号検出回路、2
6・・・位相差計測回路、28・・・メモリ、30・・
・インデックス領域、31.41・・・スリット、34
.40・・・遮光マスク、43・・・ピーク値検出回路
、44・・・A/D変換器、45・・・CPU、46・
・・E4補正メモリ、48・・・D/A変換器、50・
・・極性反転回路、53ビ一ム貫通孔、54・・・ビー
ム変調電極貫通孔中心軸、54・・・他電極ビーム貫通
孔中心軸、60・・・計測カウンタ、61・・・平均値
算出回路、64・・・垂直偏向波形発生回路、72・・
・比較回路。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝はか1名第3図 第 図 第 6図 第7図 (g) E2 第 ]O 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の電子ビーム発生手段と、その電子ビーム発
    生手段から電子ビームを引き出すための電子ビーム引き
    出し手段と、その電子ビーム量を制御するための電子ビ
    ーム制御手段と、その電子ビームを偏向するための電子
    ビーム偏向手段と、その電子ビームの射突により発光す
    る発光手段とを備えた画像表示素子を具備し、前記画像
    表示素子の少なくとも1つ以上の基準とする電子ビーム
    が、前記発光手段を垂直方向に走査する過程において、
    定められた少なくとも1ヶ所以上の場所に射突するタイ
    ミングを得る第1のタイミング検出手段と、画像表示に
    使用する複数の電子ビームの各々が、前記発光手段を垂
    直方向に走査する過程において、定められた少なくとも
    1ヶ所以上の場所に射突するタイミングを得る第2のタ
    イミング検出手段と、第1のタイミング検出手段によつ
    て得たタイミングと第2のタイミング検出手段によって
    得たタイミングとの差量を記憶保持する手段と、前記保
    持されたタイミング差量に基づいて、前記画像表示に使
    用する複数の電子ビームが前記発光手段を発光させるタ
    イミングを各々与える手段とを具備したことを特徴とす
    る画像表示装置。
  2. (2)第1のタイミング検出手段で得るタイミングが、
    電子ビームが前記発光手段を垂直方向に走査する過程に
    おいて、定められた少なくとも2ヶ所以上の場所に射突
    するタイミングであり、前記検出手段によって得られた
    2つ以上のタイミングの時間間隔の変化量を検出する手
    段と、その変化量を垂直偏向電圧値の変化量に変換する
    手段、とをさらに具備したことを特徴とする請求項1記
    載の画像表示装置。
  3. (3)第1のタイミング検出手段で得るタイミングが、
    電子ビームが前記発光手段を垂直方向に走査する過程に
    おいて、定められた少なくとも2ヶ所以上の場所に射突
    するタイミングであり、前記検出手段によって得た2つ
    以上のタイミングの時間間隔の変化量を検出する手段と
    、その変化量を前記記憶保持手段に保持されている前記
    タイミング差量に加減する手段とをさらに具備したこと
    を特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  4. (4)複数の電子ビーム発生手段と、その電子ビーム発
    生手段から電子ビームを引き出すための電子ビーム引き
    出し手段と、電子ビーム量を制御するための電子ビーム
    制御手段と、その電子ビームを偏向するための電子ビー
    ム偏向手段と、電子ビームの射突により発光する発光手
    段とを備えた画像表示素子を具備し、水平方向に複数に
    分割して配置した前記画像表示素子を構成する少なくと
    も1種類以上の電極で、各電子ビーム貫通孔の中心軸を
    前記電極以外の他の電極の電子ビーム貫通孔の中心軸と
    垂直方向にずらして配置し、前記電極の各貫通孔を通過
    する複数の電子ビームの各々が、前記発光手段を垂直方
    向に走査する過程において、定められたタイミングに前
    記発光手段上あるいは他の電極上に射突している位置と
    、前記発光手段上あるいは他の電極上の定められた少な
    くとも1ケ所以上の位置とのずれ量を検知する手段と、
    前記検知手段の出力信号を前記水平方向に複数に分割さ
    れた電極の各々のバイアス電圧信号に変換して印加する
    手段とを具備したことを特徴とする画像表示装置。
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