JPH02162194A - 船舶推進機のチルトロック装置 - Google Patents

船舶推進機のチルトロック装置

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JPH02162194A
JPH02162194A JP1098799A JP9879989A JPH02162194A JP H02162194 A JPH02162194 A JP H02162194A JP 1098799 A JP1098799 A JP 1098799A JP 9879989 A JP9879989 A JP 9879989A JP H02162194 A JPH02162194 A JP H02162194A
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Ryoji Nakahama
中浜 良二
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Sanshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、船外機、船内外機等の船舶推進機に用いられ
て好適なチルトロック装置に関する。
[従来の技術] 船外機のチルトロック装置は次のような諸機能を満足す
る必要がある。
即ち、先ず第1に後進時プロペラの回転に伴って発生す
る推力によって船外機が跳ね上がらないようその掛止状
態を保持すること。
第2に減速時或いは制動時船外機が水の抵抗によって跳
ね上がらないようその掛止状態を保持すること。
第3に前進時船外機が流木等の障害物に衝突した際、船
外機を跳ね上げてその損傷を防止できるよう掛止状態が
自動的に解除され、かつその跳ね上がりによる衝撃力吸
収後に船外機を再びダウン位置に復帰できるようにする
こと。
第4に浅瀬航走の後進時に船外機が障害物と衝突した時
、船外機をその浅瀬航走位置からダウンしてその損傷を
防止できるよう掛止状態が自動的に解除されること。
[発明が解決しようとする課題] 然るに、従来のチルトロック装置は上記諸機能を満足す
るためにリンクやばねを多用し、然も多数の掛止機構を
備え、部品点数がいたずらに増大して構造が複雑であっ
た。
本発明は、チルトロック装置に要求される諸機能を満足
せしめるに際し、構造の簡素化を図ること目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る船舶推進機のチルトロック装置は、船舶推
進機本体を船体に取付支持するクランプブラケット及び
スイベルブラケットの一方に回動自在に支持され作動流
体を収容するシリンダと、このシリンダに侵入及び退出
自在に挿入され前記両ブラケットの残る一方に回動自在
に支持されるピストンロッドと、該ピストンロッドに連
結されシリンダに摺動自在に嵌め合ってシリンダ内を、
該ロッドに退出方向の外力が作用することにより圧縮さ
れる第1室と、他方の第2室の2つの室に区画するピス
トンと、第1室と第2室を連通する複数の連通路と、少
なくとも1つの連通路に配置され、第1室の圧力が所定
以上上昇した時に開き、その圧縮された第1室の作動流
体を他方の第2室へ逃がすとともに、第2室より第1室
への作動流体の移動を阻止するアブソーバ弁と、アブソ
ーバ弁を配置した連通路を除く連通路に配置され、第2
室より第1室への作動流体の移動を許容し、第1室より
第2室への作動流体の移動を阻止するリリーフ弁と、シ
リンダ外部に配置される少なくとも1つの連通路と、該
シリンダ外部の連通路に配置され、第2室の圧力が少な
くとも所定以下において、第2室から第1室への作動流
体の移動を阻止する状態と、移動を許容する状態のいず
れかを選択可能とする切換弁装置と、を有して構成され
るようにしたものである。
[作用] (1)後進時、後進推力によりて第1室内の圧力が上昇
するものの、この程度の圧力上昇ではアブソーバ弁が開
かず、推進機本体は跳ね上がることなくそのダウン位置
に保持される。
(2)上記(1)と同様にして、減速時、或いは制動時
においても、推進機本体は跳ね上がることなくそのダウ
ン位置に保持される。
(3)障害物との衝突時には、衝撃力によって第1室内
の圧力が異常に上昇することから、アブソーバ弁が開き
、第1室の作動流体が第2室へ移送され、ピストンロッ
ドがシリンダに対して伸長し、推進機本体が跳ね上がっ
て衝撃力を吸収し、推進機本体の損傷を防止する。
尚、通常舷走時に、切換弁装置は第2室から第1室への
作動流体の移動を許容する状態に設定される。このため
、上記衝撃力の吸収後、推進橋本体の自重によって第2
室の圧力がある程度上昇すると、第2室の作動流体は切
換弁装置を経て第1室に移送され、ピストンロッドをシ
リンダに対して収縮し、推進機本体を跳ね上がり前のダ
ウン位置に復帰させる。
(4)浅瀬航走時、切換弁装置は第2室から第1室への
作動流体の移動を阻止する状態に設定される。この浅瀬
航走の後進時に推進機本体が障害物と衝突すると、第2
室の圧力が異常に上昇する。
この時、上記切換弁装置は上述の如く閏じているものの
、リリーフ弁が開き、第2室の作動流体を第1室に移送
し、ピストンロッドをシリンダに対して収縮することに
より、推進機本体をその浅瀬航走位置からダウンして衝
突力を吸収し、推進機本体の損傷を防止する。
本発明は、上述の如く、作動流体を収容したシリンダ及
びそれに挿入されたピストンロッドによって、推進機本
体のロック及びその解除を行なうことにしたから、構造
の簡素化を図ることができ、然も上記(1)〜(4)の
諸機能を満足することができる。
尚、本発明において、チルトアップ荷重軽減手段を備え
る場合には、推進機本体をアップ側からダウンする際の
外部エネルギーを、例えばシリンダ等に収容される気体
にて蓄えそのエネルギーをチルトアップ荷重軽減のため
の補助力として有効に利用することができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例が適用されてなる船外機10
を示す側面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す側
面図、第3図ないし第8図は同実施例に係るチルトロッ
ク装置作動回路のそれぞれ異なる作動状態を示す回路図
である。
船体11にはクランプブラケット12が固定され、クラ
ンプブラケット12にはチルト軸13を介してスイベル
ブラケット14が略水平軸まわりに回動可能に枢着され
ている。スイベルブラケット14には、図示されない操
舵軸を介して、推進ユニットを内蔵するケーシング15
が操舵軸まわりに回動可能に枢着されている。ケーシン
グ15の上部にはエンジンユニット16が搭載され、ケ
ーシング15の下部にはプロペラ17が備えられている
。即ち、船外機10は、以下に述べるチルトロック装置
により、第1図に実線で示すダウン位置に保持され、エ
ンジンユニット16の作動によりてプロペラ17を正転
もしくは逆転し、船体11を前進もしくは後進可能とし
ている。尚、クランプブラケット12の下部には、係止
ピン18を選択的に挿着可能とする複数の挿着孔19が
設けられ、スイベルブラケット14の前繰下部を係止ピ
ン18にて係止し、前進推力に対して船外機10を所定
角度のダウン位置に保持可能としている。
クランプブラケット12もしくはスイベルブラケット1
4の一方、例えばこの実施例においては、クランプブラ
ケット12に、シリンダ20の基端部が回動可能に支持
されている。上記両ブラケット12.14の他方、例え
ばこの実施例においては、スイベルブラケット14に、
シリンダ20内に伸縮可能に挿入されているピストンロ
ッド21の先端部か回動可能に支持されている。シリン
ダ20の内部は、ピストンロッド21のピストン22に
より、ピストンロット21収容側の第1室23と、ピス
トンロッド21非収容側の第2室24とに画成されてい
る。第1室23及び第2室24には作動流体としての油
が収容されている。又、シリンダ内上部空間、即ち本実
施例では第1室23の上部空間には、第1室23に対す
るピストンロッド21の進退に伴う第1室23内の容積
の増減を、その膨張及び収縮によって補償可能とする不
活性ガスが収容されている。
ピストンロッド21のピストン22には、それぞれ第1
室23と第2室24とを連絡可能とする第1通路25及
び第2通路26が相互に並設されている。第1通路25
にはアブソーバ弁27が介装されている。アブソーバ弁
27は、障害物の衝突による衝撃力作用下におけるよう
に、第1室23内の圧力が異常に上昇し、その上昇圧力
が所定の圧力値以上に達した時点で開弁し、第1室23
内の油を第2室24に移送可能としている。
第2通路26にはリリーフ弁28が介装されている。リ
リーフ弁28は、船外機が任意のアップ位置に保持され
る浅瀬航走下で、所定以上の前進推力が作用する場合に
おけるように、第2室24内の圧力が異常に上昇し、そ
の上昇圧力が所定の圧力値以上に達した時点で開弁可能
とされている。
シリンダ20内の第1室23と第2室24とは、それぞ
れピストン22をバイパスして相互に並設されている第
1バイパス路29及び第2バイパス路30によって連絡
可能とされている。第1バイパス路29には、第2室2
4から第1室23への油の移送を許容する第1逆止弁3
1と、手動操作によつて切換えられて該第1バイパス路
29を開閉する第1開閏装置32とが相互に直列的に介
装されている。又、第2バイパス路3oには、第1室2
3から第2室24への油の移送を許容する第2逆止弁3
3と、手動操作によって切換えられて該第2バイパス路
30を開閉する第2開閉装置34とが相互に直列的に介
装されている。尚、この実施例においては、第1開閉装
置32と第2開閉装置i34は連動可能に連結され、手
動ノブ35の切換操作により、第1rM閉装置32と第
2開閉装w34とを、開と閉、もしくは閉と開とに設定
可能としている。
尚、第1逆止弁31と第1開閉装置32とは、本発明の
切換弁装置を構成する。
更に、この実施例においては、第1バイパス路29及び
第2バイパス路30に並設され、ピストン22をバイパ
スして、第1室23と第2室24とを連絡する第3バイ
パス路36が設けられている。第3バイパス路36には
、第3逆止弁37及び戻し弁38が相互に直列的に介装
されている。
第3逆止弁37の開弁圧力は、アブソーバ弁27の開弁
圧力よりも小に設定されている。戻し弁38は、逆止弁
38Aとピストン38Bとから構成されている。逆止弁
38Aは、通常、第2室24から第1室23への油の移
送を阻止可能としている。ピストン38Bは、第3逆止
弁37の開時に、第1室23側の圧力を受けてその原位
置から逆止弁38A方向に移動し、逆止弁38Aを押開
き、その後に第3逆止弁37が閉じると、絞り通路38
Cの存在によって徐々に原位置側に復帰する。戻し弁3
8の逆止弁38Aとピストン38Bとの中間部と、第1
バイパス路29の第1逆止弁31と第1開閉装置32と
の中間部とは、連絡路39によつて連絡されている。即
ち、第1室23の上記圧力は、第3逆止弁37を開き、
更に戻し弁38のピストン38Bを移動させてその逆止
弁38Aを開く。その後、船外機の自重等の作用下で第
2室24内の圧力が上昇すると、上記戻し弁38の逆止
弁38Aは一定時間だけ継続して開状態を維持されてい
ることから、第2室24内の油は、第1開閉装置32が
閉止されている場合にも、戻し弁38、連絡路39、第
1逆止弁31を経て第1室23に移送可能となっている
次に、上記実施例の作動について説明する。
先ず、通常航走時の作動について説明する0通常航走時
には、第3図に示すように、第1開閉装置32が開かれ
るとともに、第2開閏装置34が閉じられ、船外機10
は、スイベルブラケット14の前縁部をクランプブラケ
ット12に支持されている係止ピン18に係止され、そ
のダウン位置に保持される。
上記通常航走時に、前進航走する場合には、前進推力が
係止ピン18によって支持され、船外機10は前記ダウ
ン位置に保持される。上記通常航走時に、後進航走する
場合には、後進推力によって第1室23内の圧力が上昇
するものの、この程度の圧力上昇ではアブソーバ弁27
が開かず、船外機10は前記ダウン位置に保持される。
尚、減速時、或いは制動時、上記後進航走におけると同
様にして、船外機10は跳ね上がることなくそのダウン
位置に保持される。
上記通常航走時に、前進航走下で障害物と衝突する場合
には、衝撃力によって第1室23側の圧力が異常に上昇
することから、第4図に示すように、アブソーバ弁27
が開き、第1室23の油が第2室24に移送され、ピス
トンロッド21がシリンダ20に対して伸長し、船外機
10が跳ね上がり、衝撃力が吸収される。この時、第1
室23の上昇圧力は、第3逆止弁37を開いた後、前述
のように戻し弁38を開く、この戻し弁38の開き状態
は、前述のように、上記跳ね上がり後の一定時間持続す
る。従って、上記衝撃力の解除後、船外機10の自重に
よって第2室24内の圧力が上昇すると、第2室24内
の油は、第5図に示すように、第1開閉装置32、もし
くは戻し弁38及び連絡路39を経て、第1逆止弁31
を通り、第1室23に移送され、ピストンロッド21を
シリンダ20に対して収縮させることによって船外機1
0を跳ね上がり前のダウン位置に復帰させる。
次に、浅瀬航走時の作動について説明する。
浅瀬航走時には、第6図に示すように、第1開閉装置3
2が閉じられるとともに、第2開閉装置34が開かれる
。そこで、船外機10を人力にて任意の中間的チルトア
ップ位置にまで引上げると、第1室23内の油は、第6
図に実線矢印で示すように、第2逆止弁33、第2開閉
装置34を経て第2室24に移送され、ピストンロッド
21をシリンダ20に対する所定の伸長位置にまで伸長
せしめる。然して、上記引上げ力の解除後、船外機10
の自重によって第2室24内の圧力が上昇するが、この
程度の圧力上昇ではリリーフ弁28は開かず、船外機1
0は前記任意の中間的チルトアップ位置、即ち浅瀬航走
位置に保持される。
尚、陸揚げ時、上記浅瀬航走時おけると同様にして、船
外機1oはチルトアップ操作を行なうことかできる。
上記浅瀬航走時に、前進航走する場合には、前進推力に
よって第2室24内の圧力が上昇する。
然して、前進推力が小なる状態下にあっては、第2室2
4内の圧力がリリーフ弁28の開弁圧力を越えることが
なく、したがって船外機1oは前記浅瀬航走位置に保持
される。前進推力が大となり、第2室24内の圧力がリ
リーフ弁28の開弁圧力を越えると、第2室24内の油
が第6図に破線矢印で示すようにリリーフ弁28を経て
第1室23に移送され、船外機10はその浅瀬航走位置
から前記通常航走時におけるダウン位置までダウンし、
通常航走状態となる。
上記浅瀬航走時に、後進航走する場合には、後進推力に
よって第1室23内の圧力が上昇する。
然して、後進推力が小であり、第1室23内の圧力上昇
が小である場合には、第1室23の油が第2室24側に
移送されることがなく、船外機10は前記浅瀬航走位置
に保持される。後進推力が大となり、第1室23内の圧
力上昇が大となると、第1室23内の油は第2逆止弁3
3、第2開閏装置34を経て第2室24に移送され、船
外機10は前記浅瀬航走位置からアップ側に変位する。
但し、船外機10が浅瀬航走位置からアップ側に変位し
た後、船外機10に大なる前進推力を作用させれば、船
外機10は直ちに通常航走時におけるダウン位置にまで
ダウン可能である。
上記浅瀬航走時に、前進航走下で障害物と衝突する場合
には、船外機10は、前記通常航走時における跳ね上が
り動作とほぼ同様にして、その浅瀬航走位置から跳ね上
げられる。即ち、障害物との衝突に基づく衝撃力によっ
て第1室23内の圧力が異常に上昇すると、第7図に示
すように、アブソーバ弁27が開き、第1室23の油が
第2室24に移送され、ピストンロッド21はシリンダ
20に対して伸長し、船外機10はその浅瀬航走位置か
らよりアップ側に跳ね上げられる。この時、第1室23
内の上昇圧力よって、前述のようにして戻し弁38が開
かれ、この戻し弁38の開状態は、上記跳ね上がり動作
後の一定時間持続されている。従って、上記衝撃力の解
除後、船外機10の自重によって第2室24内の圧力が
上昇すると、第2室24内の油は、第8図に示すように
、戻し弁38、連絡路39、第1逆止弁31を経て第1
室23に移送され、ピストンロッド21をシリンダ20
に対して収縮させ、船外機1oをその浅瀬航走位置にま
で復元可能としている。
尚、この浅瀬航走時における障害物の衝突時には、第2
開閉装置34が開状態にあることから、衝撃力吸収時に
第1室23から第2室24に移送される油の一部が第2
逆止弁33及び第2開閉装置34を通過することになり
、従って、通常航走時におけるように第1室23の全油
がアブソーバ弁27を経て第2室24に移送される場合
に比して、衝撃吸収能力が若干低下する。
上記浅瀬航走時に、後進航走下で障害物と衝突する場合
には、第2室24内の圧力が異常に上昇することから、
第6図に破線で示すように、リリーフ弁28が開き、第
2室24内の油を第1室23に移送し、ピストンロッド
21をシリンダ20に対して収縮することによって、船
外91110はその浅瀬航走位置からダウンして衝撃力
を吸収する。
上記実施例においては、第1開閉装置32と第2開閉装
置34とを連動せしめ、両者間に、開と閉、もしくは閉
と開との組合わせを与えるようにした。然しながら、第
1開閏装置32と第2開閉装置34とは必ずしも連動さ
せる必要はなく、両者に、開と開、閉と閉との組合わせ
を与えても、前記各チルトロック機能に支障を生ずるこ
とはない。特に、第1開閉装置32と第2開閉装置34
とに、閉と閉との組合わせを与える場合には、(1)後
進航走時の大なる後進推力によって第1室23内の圧力
が大きく上昇しても、第2開閉装置34が閉止されてい
ることから、第1室23内の油が第2室24に移送され
ることがなく、船外機10はその浅瀬航走位置に保持さ
れ、よりアップ側に変位することがなく、又(2)浅瀬
航走時の前進航走下で障害物と衝突する場合に、第2開
閏装置34が閉止されていることから、第1室23内の
油はすべてアブソーバ弁27を経て第2室24に移送さ
れ、従って衝撃吸収能力が低下することはない。
以上のように船外機10にあっては、作動油を収容した
シリンダ20及びそれに挿入されたピストンロッド21
によって、船外機10のロック及びその解除を行なうよ
うにしたから、構造の簡素化を図ることができ、然も上
記の如くの諸機能を満足することができる。
[発明の効果] 本発明のチルトロック装置によれば、作動流体を収容し
たシリンダ及びそれに挿入されたピストンロッドによっ
て、推進機本体のロック及びその解除を行なうようにし
たから、構造の簡素化を図ることができ、然もチルトロ
ック装置に必要とされる諸機能を満足することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用されてなる船外機を示
す側面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す側面図
、第3図ないし第8図は同実施例に係るチルトロック装
置の作動回路のそれぞれ異なる作動状態を示す回路図で
ある。 11・・・船体、 12・・・クランプブラケット、 14・・・スイベルブラケット、 20・・・シリンダ、 21・・・ピストンロッド、 22…ピストン、 23・・・第1室、 24・・・第2室、 25・・・第1通路、 27・・・アブソーバ弁、 30・・・第2バイパス弁、 31・・・第1逆止弁、 32・・・第1開閏装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)船舶推進機本体を船体に取付支持するクランプブ
    ラケット及びスイベルブラケットの一方に回動自在に支
    持され作動流体を収容するシリンダと、このシリンダに
    侵入及び退出自在に挿入され前記両ブラケットの残る一
    方に回動自在に支持されるピストンロッドと、該ピスト
    ンロッドに連結されシリンダに摺動自在に嵌め合ってシ
    リンダ内を、該ロッドに退出方向の外力が作用すること
    により圧縮される第1室と、他方の第2室の2つの室に
    区画するピストンと、第1室と第2室を連通する複数の
    連通路と、少なくとも1つの連通路に配置され、第1室
    の圧力が所定以上上昇した時に開き、その圧縮された第
    1室の作動流体を他方の第2室へ逃がすとともに、第2
    室より第1室への作動流体の移動を阻止するアブソーバ
    弁と、アブソーバ弁を配置した連通路を除く連通路に配
    置され、第2室より第1室への作動流体の移動を許容し
    、第1室より第2室への作動流体の移動を阻止するリリ
    ーフ弁と、シリンダ外部に配置される少なくとも1つの
    連通路と、該シリンダ外部の連通路に配置され、第2室
    の圧力が少なくとも所定以下において、第2室から第1
    室への作動流体の移動を阻止する状態と、移動を許容す
    る状態のいずれかを選択可能とする切換弁装置と、を有
    して構成される船舶推進機のチルトアップ装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、ピストンロッド
    を伸長状態から進入状態に変化させる外部エネルギーを
    蓄えるとともに、作動流体の第2室から第1室への移動
    に伴い、蓄えた外部エネルギーに基づきロッドに退出方
    向の力を作用するチルトアップ荷重軽減手段を備える船
    舶推進機のチルトロック装置。
  3. (3)特許請求の範囲第2項において、チルトアップ荷
    重軽減手段は、少なくともピストンロッドが挿入状態に
    ある時大気圧より大となり、第2室側よりピストンに退
    出方向の力を作用する気体にて形成される船舶推進機の
    チルトロック装置。
  4. (4)特許請求の範囲第3項において、気体をシリンダ
    内に収容した船舶推進機のチルトロック装置。
JP1098799A 1989-04-20 1989-04-20 船舶推進機のチルトロック装置 Expired - Lifetime JPH0659872B2 (ja)

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JPS56160296A (en) * 1980-05-14 1981-12-09 Aisin Seiki Co Ltd Marine propeller lifting device

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JPH0659872B2 (ja) 1994-08-10

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