JPH02161613A - 磁気記録カード - Google Patents

磁気記録カード

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JPH02161613A
JPH02161613A JP31572688A JP31572688A JPH02161613A JP H02161613 A JPH02161613 A JP H02161613A JP 31572688 A JP31572688 A JP 31572688A JP 31572688 A JP31572688 A JP 31572688A JP H02161613 A JPH02161613 A JP H02161613A
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resin
water
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隆 角谷
Hideki Yamagishi
英樹 山岸
Hiroshi Kuboyama
久保山 寛
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基材としてポリエステルフィルムを用いた磁
気記録カード、具体的にはキャッシュカード、各種クレ
ジットカード、磁気乗車券、テレホンカード、POSカ
ード、病院用診療カード、電子レンジ料理カード、ID
カード等に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、磁気記録カードとしては、 (1)磁気記録層、
白色ポリエステルフィルム層、そして必要に応じて設け
られた印刷層をこの順で有する積層体(例えば特開昭6
1−115201号公報、特開昭59−38098号公
報など)、あるいは(2)磁気記録層や印刷層に耐久性
を賦与するためポリエステルフィルムと各層との間にウ
レタン、アクリル等の易接着層を更に設けた積層体(例
えば特開昭62−59635号公報、特開昭62−24
3120号公報など)が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、これらはすべて樹脂層の耐臂開性や基材ポリエ
ステルフィルムと樹脂層あるいは樹脂層と印刷層あるい
は磁性層との接着性特に耐湿接着性が十分でないという
欠点、あるいは、フィルムの帯電ムラのため各種加工性
(塗布特性)が十分でないという欠点がある。
本発明はかかる問題点を改善した磁気記録カードを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、配向度0.03−0.6、厚みが0゜001
〜3.0μmである水溶性又は水分散性樹脂層上に帯電
防止層を設けてなる複合層を少なくとも片面に有する光
学濃度0. 5以上、白色度80%以上なるポリエステ
ルフィルム上に、磁気記録層を設けてなることを特徴と
する磁気記録カード、を要旨とする。
本発明に用いるポリエステルフィルムを構成するポリエ
ステルは、エチレンテレフタレート、エチレンα、β−
ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカ
ルボキシレ−1・、エチレンα、β−ビス(フェノキシ
)エタン−4,4′ジカルボキシレ−1・、エチレン2
,6−ナフタレ−1・単位から選ばれた少なくとも一種
の構造単位を主要構成成分とする。
また、本発明を阻害しない範囲内、好ましくは10モル
%以内であれば、上記以外の他成分が共重合されていて
もよい。
本発明に用いるポリエステルフィルムは上記組成物を主
成分とするが、本発明の目的を阻害1−ない範囲内で、
多種ポリマをブレンドしてもよいし、また酸化防止剤、
熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤、核生成剤などの無機又
は有機添加剤が通常添加される程度添加されてもよい。
本発明におけるポリエステルフィルムは、光学濃度が0
. 5以上、白色度が80%以−11であることが必要
である。特に、白色度が85〜150%、好ましくは9
゛0〜1−30%であり、光学濃度が0.9以上、好ま
しくはJ、2以上の場合好適である。
又光学濃度の上限は特にないが通常は1.1−以下であ
る。これは、白色度が小さい基材を使用した場合、磁気
記録カードとして使用する際、着色がみられる様になる
ため好ましくなく、一方光学濃度が小さい場合十分な光
線反射量が得られず肉眼でみた場合白さが減少する、反
対面の影響が出る、あるいは磁気記録読み取り時測定法
によってはl・ラブルとなるなどの理由のため好ましく
ない。更に本発明の白色度、光学濃度を示す基材を使用
する場合、通常原反を使用するに比べ接着性が向−1−
するのである。
このような光学濃度、白色度を得る方法は特に限定され
ないが、通常は無機微粒子あるいはポリエステルと非相
溶の樹脂の添加により得ることができる。添加する量は
特に限定されないが無機微粒子の場合5〜35重量%、
好ましくは8〜25重量%である。一方非相溶性の樹脂
を添加する場合は5〜35vo1%、好ましくは8〜2
8v。
1%である。又、無機粒子と非相溶性樹脂を併用する場
合、各々2〜30重量%添加するのが好ましい。
使用する無機粒子は特に限定されないが、平均粒径0.
1〜4μm1好ましくは0.3〜2.5μmの無機粒子
をその代表として挙げることができる。具体的には硫酸
バリウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、シリカ、
アルミナ、タルク、クレーなどあるいはこれらの混合物
であり、これらの無機粒子は通常の無機粒子、例えばリ
ン酸カルシウム、酸化チタン、雲母、ジルコニア、酸化
タングステン、フッ化リチウム、フッ化カルシウムなど
と併用してもよい。また上に述べた無機粒子の中でもモ
ース硬度が5以下、好ましくは4以下のものを使用する
場合、白色度が更に増すため更に好ましい。
またポリエステルと非相溶の樹脂としては、特に限定さ
れないが、例えばポリエチレンテレフタレートと混合す
るケースについていえば、アクリル樹脂、ポリエチレン
、ポリプロピレン、変性オレフィン樹脂、ポリブチレン
テレフタレート系樹脂、フェノキシ樹脂、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリカーボネートなどを挙げることが可
能で、当烈士に述べた無機粒子と併用l−でもよい。
また本発明のポリエステル基材は光学濃度が本発明範囲
にあればよいのであり一ヒに述べたような白色フィルム
と他の色に着色されたフィルム(その着色の方法は特に
慢定されないが、通常は顔料、染料による着色が用いら
れる)あるいは透明なフィルムとの2層以−ヒの積層体
を使用してもよいことは言うまでもない。
また必要に応じて種々の増白剤を添加してもよいことは
当然である。
本発明の磁気記録カードを構成するポリエステルフィル
ムは、常法により少なくとも一軸配向させたものである
が、機械的強度や寸法安定性、剛性等の点で二軸配向さ
せたものが望ましい。また、ポリエステルフィルムの厚
みは特に限定されるものではないが0.2〜800μm
が好ましく、5〜500μmの範囲がより好ましく基材
ベースとしての実用面での取り扱い性に優れている。
本発明における水溶性又は水分散性樹脂は、水に溶解あ
るいは分散する樹脂であればよいのであり、熱可塑性、
熱硬化性は特に問わないが、代表例としては以下のもの
を挙げることができる。アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、第1ノフイン系樹脂、フッ素
系樹脂、ビニル系樹脂、塩素系樹脂、スチレン系樹脂、
各種グラフト系樹脂、エボギシ系樹脂、尿素系樹脂、シ
リコーン系樹脂、ポリアミド系樹脂及びそれらの混合物
を挙げることができる。
その中でも好適な水溶性又は水分散性樹脂としては以下
のもの、又はそれらの混合物を挙げることができる。但
し、ここでいう水溶性又は水分散性とは、若干量、その
量は特に限定されないが通常は20重量%以下、好まし
くは10重量%以下、各種有機溶剤等の水辺外の物質を
含んでいてもよい。
(A)アクリル系樹脂 少なくとも40モル%のアクリルおよび/またはメタア
クリルモノマーと、その他の官能基含有モノマー0.1
〜20モル%と、1種又はそれ以上のハロゲン非含有モ
ノエチレン性不飽和モノマー約O〜49.9モル%との
コポリマー、あるいは少なくとも25モル%のアクリル
酸、メタクリル酸又はアクリル酸もしくはメタクリル酸
のアルキルエステルの中から選ばれたコモノマーと1〜
50モル%のビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メ
タクリルスルホン酸及びp−スチレンスルホン酸ならび
にこれらの酸の塩の中から選ばれたコモノマーから導か
れる共重合体を挙げることができる。
(B)ビニル系樹脂 一般式 (ただし、R1、R2は水素またはアルキル基、M 1
 、M 2は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、
アンモニウム(置換アンモニウムも含む)、アルキル基
を示し、MlとM2が同時にアルキル基ではない。)を
挙げることができる。
(C)ウレタン系樹脂 カルボン酸塩基、スルホン酸塩基、又は硫酸半エステル
塩基により水への親和性が高められたポリウレタンを挙
げることができる。但しカルボン酸塩基、スルホン酸塩
基、硫酸半エステル塩基等の含有量は0.5〜15重量
%が好ましく、又ポリウレタンの合成に用いるポリヒド
ロキシ化合物としては、例えばポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン・プロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、1,
5−ベンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリカプロラクトン、ポリへキサメ
チレンアジペート、ポリへキサメチレンセバケート、ポ
リテトラメチレンアジペート、ポリテトラメチレンセバ
ケート、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタ
ン、ペンタエリストール、グリセリン等を挙げることが
できる。ポリイソシアネート化合物としては、例えばヘ
キサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、トリレンジイソシアネートとトリメ
チロールプロパンの付加物、ヘキサメチレンジイソシア
ネートとトリメチロールエタンの付加物等を挙げること
ができる。カルボン酸含有ポリオールとしては、例えば
ジメチロールプロピオン酸、ジメチロール酪酸、ジメチ
ロール吉草酸、トリメリット酸ビス(エチレングリコー
ル)エステル等を挙げることができる。アミノ酸含有カ
ルボン酸としては、例えばβ−アミノプロピオン酸、γ
−アミノ酪酸、p−アミノ安息香酸等を挙げることがで
きる。水酸基含有カルボン酸としては、例えば3−ヒド
ロキシプロピオン酸、γ−ヒドロキシ酪酸、p −(2
−ヒドロキシエチル)安息香酸、リンゴ酸等を挙げるこ
とができる。アミノ基または水酸基とスルホン基を有す
る化合物としては、例えばアミノメタンスルホン酸、2
−アミノエタンスルホン酸、2アミノ−5−メチルベン
ゼン−2−スルホン酸、β−ヒドロキシェタンスルホン
酸ナトリウム、脂肪族ジ第1級アミン化合物のプロパン
サルトン、ブタンザルトン付加生成物等が挙げられ、好
ま(7くは脂肪族ジ第1級アミン化合物のプロパンサル
トン付加物があげられる。更に、アミノ基または水酸基
と硫酸半エステル基を含有する化合物としては、例えば
アミノエタノール硫酸、エチレンジアミンエタノール硫
酸、アミノブタノール硫酸、ヒドロキシエタノール硫酸
、γ−ヒドロキシプロパツール硫酸、α−ヒドロキシブ
タノール硫酸等があげられる。
あるいは、特公昭42−241−94号、特公昭46−
7720号、特公昭46−1.0193号、特公昭49
−37839号、特開昭50−1.231.97号、特
開昭53−1.26058号、特開昭54−1−380
98号などで公知のアニオン性基を有するポリウレタン
系樹脂あるいはそれらに準じたポリウレタン系樹脂を挙
げることができる。
ここでポリウレタン形成成分の主要な構成成分は、ポリ
イソシアネート、ポリオール、鎖長延長剤、架橋剤など
である。
又、分子@300〜20000のポリオール、ポリイソ
シアネート、反応性水素原子を有する鎖長延長剤および
イソシアネート基と反応する基、およびアニオン性基を
少なくとも1個有する化合物からなる樹脂が好ましい。
ポリウレタン系樹脂中のアニオン性基は、好ましくは一
5o3H,−0802H,−COOHおよびこれらのア
ンモニウム塩、リチウ1、塩、ナトリウム塩、カリウム
塩あるいはマグネシウム塩として用いられる。
ポリウレタン系樹脂中のアニオン性基の量は、0.05
重量%〜8重量%が好ましい。
(D)ポリエステル系樹脂 全ジカルボン酸成分中0.5−15モル%がスルホン酸
金属塩基含有ジカルボン酸であるジカルボン酸類と、多
価アルコール類とから成るポリエステル共重合体を挙げ
ることができる。
但し、上記のスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸とし
ては、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、
4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−
ジカルボン酸、5[4−スルホフェノキシ]イソフタル
酸等の金属塩があげられ、特に好ましいのは5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸、ナトリウムスルホテレフタル
酸である。
あるいは、分子内に遊離カルボン酸基及びカルボン酸塩
基を少なくとも1種有する水性ポリエステル樹脂と2個
以上のエポキシ基を有する架橋剤、及び必要に応じて反
応促進化合物を含むものを挙げることができる。但し、
この水性ポリエステル樹脂の分子内にカルボン酸基を導
入するためには、例えば無水トリメリット酸、トリメリ
ット酸、無水ピロメリット酸、ピロメリット酸、トリメ
シン酸、シクロブタンテトラカルボン酸、ジメチロール
プロピオン酸等の多価化合物をポリマー製造原料の1つ
として用いることが好ましい。また、カルボン酸塩はポ
リマー中に導入されたカルボン酸基をアミノ化合物、ア
ンモニア、アルカリ金属等で中和することによって導入
することができる。
(E)各種グラフト樹脂 ポリメチルメタアクリレートを幹鎖としポリ2ヒドロキ
シエチルメタアクリレートを枝鎖とする櫛型グラフトポ
リマーを挙げることができる。
あるいは、幹ポリマーがポリエステルであって枝ポリマ
ーがアクリル系重合体であるアクリルグラフトポリエス
テルを挙げることができる。
但し、この水性ポリエステル−アクリルグラフトポリマ
ーの幹ポリマーになるポリエステルは多塩基酸またはそ
のエステル形成性誘導体とポリオールまたはそのエステ
ル形成性誘導体とから合成される実質的に線状のポリマ
ーである。このポリマーの多塩基酸成分としては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、無水フタル酸、2
,6ナルタI/ンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸、ダイマー酸等を例示することが
できる。これら成分は2種以−Lを用いることができる
。更に、これら成分と共にマレイン酸、フマール酸、イ
タコン酸等の如き不飽和多塩基酸やp−ヒドロキシ安息
香酸、p−(βヒドロキシエトキシ)安息香酸等の如き
ヒドロキシカルボン酸を小割合用いることができる。不
飽和多塩基酸成分やヒドロキシカルボン酸成分の割合は
高々10モル%、好ましくは5モル%以下である。
また、ポリオール成分としてはエチレングリコール、1
. 4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,6
−ヘキサンジオール、1−14シクロヘキサンジメタツ
ール、キシリレングリコール、ジメチロールプロピオン
酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリ(エチ
レンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキ
シド)グリコール等を例示することができる。これらは
2種以−にを用いることができる。
該アクリル系重合体のモノマーとしては例えばアルキル
アクリレート、アルキルメタクリレート(アルキル基と
してはメチル基、エチル基、nプロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2
−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、
ベンジル基、フェニルエチル基等)=2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート等のヒドロキシ含有モノマ
ー:アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチ
ロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミ
ド、N、N−ジメチロールアクリルアミド、N−メトキ
シメチルアクリルアミド、N−メトキシメチルアクリル
アミド、N−フェニルアクリルアミド等のアミド基含有
モノマー:N、N−ジエチルアミノエチルアクリレート
、N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート等のア
ミノ基含有モノマー:グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート等のエポキシ基含有モノマー:アク
リル酸、メタアクリル酸及びそれらの塩(ナトリウム塩
、カリウム塩、アンモニウム塩)等のカルボキシル基ま
たはその塩を含有するモノマー等があげられる。これら
は他種モノマーと併用することができる。他種モノマー
としては例えばアリルグリシジルエーテル等のエポキシ
基含有モノマー:スチレンスルホン酸、ビニルスルホン
酸及びそれらの塩(すI・リウム塩、カリウム塩、アン
モニウム塩等)等のスルホン酸基又はその塩を含有する
モノマー:クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマ
ール酸及びそれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、ア
ンモニウム塩等)等のカルボキシル基またはその塩を含
有するモノマー:無水マレイン酸、無水イタコン酸等の
酸無水物を含有するモノマー:ビニルイソシアネート、
アリルイソシアネート、スチレン、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルトリスアルコキシシ
ラン、アルキルマレイン酸モノエステル、アルキルフマ
ール酸モノエステル、アクリロニトリル、メタクリレー
トリル、アルキルイタコン酸モノエステル、塩化ビニリ
デン、酢酸ビニル、塩化ビニル等が挙げられる。
上述のモノマーは1種もしくは2種以」二を用いて共重
合される。
(F)プロックボリマー 水性アクリル系重合体−ポリエステルブロックポリマー
を挙げることができる。
但し、このブロックポリマーを構成するアクリル系重合
体のモノマーとしては、例えばアルキルアクリレート、
アルキルアクリレ−ト(アルキル基と17ではメチル基
、エヂル基、n−プ[、ffピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、2−エチ
ルヘキシル基、シクロへキシル基、フェニル基、ベンジ
ル基、フェニルエチル基等):2−ヒドロキシエチルア
クリレ−1−12−ヒドロキシエチルメタクリレ−I・
、21ニトロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルメタクリレ−1・等のヒドロキシ含有モノマ
ー:アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルメ
タクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチ
ロールアクリルアミド、Nメチロールメタクリルアミド
、N、N−ジメチロールアクリルアミド、N−メトキシ
メチルアクリルアミド、N−メトキシメチルメタクリル
アミド、N−フェニルアクリルアミド等のアミド基含有
モノマー:N、N−ジエチルアミノエチルアクリレート
、N、N−ジエチルアミノエチルメタクリレート等のア
ミノ基含有モノマー:グリシジルアクリレ−1・、グリ
シジルメタクリレ−1・等のエポキシ基含有七ツマー;
アクリル酸、メタアクリル酸及びそれらの塩(ナトリウ
ム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等)等のカルボキシ
ル基又はその塩を含むモノマー等が挙げられる。これら
は他種モノマーと併用することができる。他種モノマー
としてはアリルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有
モノマー:スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸及び
それらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩等)等のスルホン酸基又はその塩を含有するモノマー
:クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸及
びそれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウ
ム塩等)等のカルボキシル基又はその塩を含有するモノ
マ無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物を含有
するモノマー:ビニルイソシアネート、アリルイソシア
ネート、スチレン、ビニルトリスアルコキシシラン、ア
ルキルマレイン酸モノエステル、アルキルフマール酸モ
ノエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
アルキルイタコン酸モノエステル、塩化ビニリデン、酢
酸ビニル、塩化ビニル等が挙げられる。−」二連のモノ
マーは1種もしくは2種以上を用いて共重合させること
ができるが、アクリル系重合体への親水性付与、水溶液
の分散安定性、ポリエステルフィル11との密着性等の
点から、水酸基、アミド基やカルボキシル基またはその
塩(すl・リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等)
等の官能基を有するものが好ましい。
水性ブロックポリマーのもう一つの構成成分であるポリ
エステルは、多塩基酸またはそのエステル形成性誘導体
とポリオールまたはそのエステル形成性誘導体とから合
成される実質的に線状の飽和ポリエステルである。この
ポリエステルの多塩基酸成分としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、無水フタル酸、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸、1.4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、ピロ
メリット酸、ダイマー酸等を例示することができる。こ
れらは二種以上を用いることができる。
また、これら成分と共にp−ヒドロキシ安息香酸、p−
(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等のヒドロキシカ
ルボン酸も用いることができる。
また、ポリオール成分としてはエチレングリコール、1
.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、11.6
−ヘキサンジオール、1.4〜シクロヘキサンジメタツ
ール、キシリレングリコール、ジメチロールプロピオン
酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリ(エチ
レンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキ
シド)グリコール等を例示することができる。これらは
2種以」二を用いることができる。
このポリエステルは水性ポリマーであることが好ましく
、例えば有機スルホン酸塩、カルボン酸塩、ジエチレン
グリコール、ポリアルキレンエーテルグリコール等の如
き親水基を有する化合物を含むものが水分散液を作るの
に有利となり、好ましい。このカルボン基塩の導入は、
通常三官能以上のカルボン酸を用いるが、該カルボン酸
は重合の工程で分岐が起り、ゲル化しやすいのでその共
重合割合は小さくすることが望ましい。その点、スルホ
ン酸、ジエヂレングリコール、ポリアルキレンエーテル
グリコール等による親水基の導入は、これらの問題がな
く、より有利である。
スルホン酸塩の基をポリエステル分子内に導入するため
には、例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−アンモ
ニウムスルホイソフタル酸、4−Naスルホイソフタル
酸、4−メチルアンモニウムスルホイソフタル酸、2 
 N aスルホテレフタル酸、5−にスルホイソフタル
酸、4−にスルホイソフタル酸、2−にスルホテレフタ
ル酸、Naスルホコハク酸等のスルホン酸アルカリ金属
塩系又はスルホン酸アミン塩系化合物等を用いることが
好ましい。スルホン酸塩の基を有する多価カルボン酸又
は多価アルコールは全多価カルボン酸成分又は多価アル
コール成分中065〜20モル%、更には1=18モル
%を占めることが好まl、い。
本発明の水溶性又は水分散性樹脂層においては、必要に
応じ各種架橋剤を使用してもよい。その種類は特に限定
されないが代表的なものと17では、イソシアネート系
架橋剤、イソシアヌレート系架橋剤、メラミン系架橋剤
、尿素系架橋剤あるいはエポキシ系架橋剤を挙げること
ができる。
エポキシ系架橋剤としては、具体的にはポリエポキシ化
合物、ジェポキシ化合物、モノエポキシ化合物などが挙
げられ、ポリエポキシ化合物と[7ては、例えばソルビ
トール、ポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポ
リグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリ
シジルエーテル、ジグリセロールボリグリシジルエーテ
ル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアネート、グリセロールポリグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ジェ
ポキシ化合物としては、例えばネオペンチルグリコール
ジグリシジルエーテル、1.6−ヘキザンジオールジグ
リシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、
エチレング、リコールジグリシジルエーテル、ポリエチ
レングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、モノエポキシ化合物としては
、例えばアリルグリシジルエーテル、2−エチルへキシ
ルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルな
どが挙げられる。又イソシアネート系架橋剤としては、
例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、フェニ
レンジイソシアネート、4.4”−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネートなどを挙げることができる。
尿素系架橋剤としては、例えばジメチロール尿素、ジメ
チロールエチレン尿素、ジメチロールプロピレン尿素、
テトラメチロールアセチレン尿素、4メトキシ5ジメチ
ルプロピレン尿素ジメチロールなどが挙げられる。メラ
ミン系架橋剤としでは、メラミンとホルムアルデヒドを
縮合して得られるメチロールメラミン誘導体に低級アル
コールとしてメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等を反応させてエーテル化した化
合物およびそれらの混合物が好ましい。メチロールメラ
ミン誘導体としては、例えばモノメチロールメラミン、
ジメチロールメラミン、トリメチロールメラミン、テト
ラメチロールメラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘ
キサメチロールメラミンなどが挙げられる。これらの架
橋結合剤は単独、場合によっては2種以上併用してもよ
い。
本発明においては、水溶性又は水分散性樹脂層(以下単
に「樹脂層」ともいう。)の配向度は0゜03〜0.6
であることが必要である。これは配向度が0.6より大
きい場合樹脂層の易接着性改良効果が十分でなく、又、
樹脂層内部で襞間が起こり易いため好ましくない。
一方0.03より小さい場合、樹脂の耐湿、耐溶剤性が
不十分となり、樹脂層の膨潤あるいは白化が容易に起こ
るため好まシ、<ない。
特に配向度が0.08−0.35である場合、特性のバ
ランスが良好であり好ましい。
又、本発明においては、水溶性又は水分散性樹脂層厚み
が0.001−m−・3.0μm1好ましくは0.01
〜0.8μm、更に好ま[7くは0.06・・−0,4
Izmであることが必要である。
これは、厚みが0.001μmより薄い場合、接着性改
良効果がみられないため好ましくなく、又3.0μIn
より厚い場合、耐湿、耐溶剤性が極端に悪化するため好
ましくないのである。
該樹脂層の厚みは、種々の方法で測定できるが、例えば
、積層フィルムの断面を電子顕微鏡で測定することによ
り求めることができる。
本発明における磁気記録層は、特に限定されないが、代
表例としては以下のものを挙げるこ、ヒができる。すな
わち磁性粉としては、γ−Fe2O3、CrO2、Co
−7−Fe203、メタル粉を、またバインダーとして
は、酢酸ビニル、PvCなどのビニル樹脂、アクリルニ
トリル/ブタジェン共重合体などのゴム系樹脂、アセチ
ルセルロース・ニトロセルロースなどの繊維素、エポキ
シ系樹脂、フェノール系樹脂、単量体のイソシアネート
、変性イソシアネート、ウレタンプレポリマ、ブロック
イソシアネートなどの形態で用いられるポリウレタン系
樹脂及び必要に応じ添加される分散剤、滑剤、カーボン
などの帯電防止剤、安定剤、可塑剤を混合したものを挙
げることができる。
本発明における帯電防止層とは表面比抵抗にして101
4Ω/口(J I S−に691.1)より小さいもの
を示]7、その組成は特に限定されないが、その代表的
帯電防止層としては、カーボンブラック、アンチモンを
ドープしたスズで被覆した粒子、あるいは、化学メツキ
無機粒子など各種導電性無機粒子を充填l〜た層あるい
は、アルキルベタイン、4級アンモニウムなどの各種帯
電防止剤を添加した層を、その代表として挙げることが
できるが、その中でもカチオン性界面活性剤のみをうず
く塗布するのが、加工コスト、ロール状で放置しておく
と非塗布面に転写するため、片面塗布で実質的には両面
塗布と似た特性を賦与することができるため好適である
。又カチオン性界面活性剤の中でもジメチルジアルキル
アンモニウムクロライド(但しアルキル基の炭素数は1
〜1.000 )又は飽和脂肪酸を主体とする直鎖脂肪
族好ましくは天然直鎖脂肪族のコリンエステル塩化物(
但し、脂肪酸の炭素数は1〜1000)、あるいはそれ
らの混合物で使用するのがブロッキングもなく特に好適
である。
その際該帯電防止層の厚みは特に限定されないが、通常
は1−μm以下、好ましくは0.2μm以下、更に好ま
し、くは0. 1μm以下、0.001μm以上である
本発明における発色層は、各種手段により発色すればよ
いのであり、その内容は特に限定されないが、好適なも
のとして、熱による発色する方法、例えばジアゾ方式、
ロイコ染料系感熱発色法などを挙げることが出来る。
即ち、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系
樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース等の各種結着剤にロ
イコ染料を分散させた層あるいは同様の結着剤にジアゾ
ニウム塩、カップリング剤(カップラー)及び塩基性物
質を分散させた層をその代表として挙げることが出来る
このように結着剤に分散さぜるロイコ染料と[7ては、
通常無色又は淡色のトリフェニルメタン系、フルオラン
系、フェノチオジン系、オーラミン系、スピロピラン系
等のロイコ体が適用され、又、前記ロイコ体と熱時発色
反応を起こし、該ロイコ体を発色せしめるα−ナフトー
ル、β−ナフ[・−ル、ビスフェノールΔ、安息香酸、
サリチル酸等の酸性物質が本発明でいうロイコ染料系感
熱発色層に配合される。以上のごとき結着剤樹脂、ロイ
コ染料および酸性物質からなる感熱発色塗液を支持体の
表面に塗布、乾燥してロイコ染料系感熱発色層とするの
である。
またこのような結着剤に分散させるジアゾニウム塩は、
従来公知のジアゾニウム塩が使用される。
すなわちp−N、N−ジメチルアミノベンゼンジアゾニ
ウムクロライド塩化亜鉛、4−ベンズアミドー2.5−
ジエトキシベンゼンジアゾニウノ、クロライド塩化亜鉛
、4−モルホリノ−2,5−ジプトキシベンゼンジアゾ
ニlクムクロライド塩化亜鉛、4−(p−1リルメルカ
ブト)−2,5−ジエ]・キシベンゼンジアゾニウムク
ロライド塩化亜鉛等である。これらの塩化亜鉛型のジア
ゾニラlえ塩は水溶性であるが、高温高湿下の保存性を
改良するためには、水不溶性又は水難溶性のものが好ま
しく、それらは上記の従来公知のジアゾニウム塩のアニ
オン成分を特殊なアニオンに変えることにより得られる
。ジアゾニウム塩に水不溶性又は水難溶性の特徴を持た
せるアニオンとしては、B2    2     2 
F4 、Ti F    SnF6  、ZnF4F4
.5CN1リンタングステン酸イオンリンモリブデン酸
イオン、アリールスルホン酸イオン、有機ホウ素イオン
等が挙げられる。
カップラーとしては、ジアゾニウム塩とカップリングし
て色素を形成する従来公知のカップラーが使用される。
水溶性カップラーとしては、レゾルシノール、フロログ
ルシン、1−ヒドロキシナツタlノン−4−スルホン酸
ナトリウム、2,3ジヒドロキシナフタレン−6−スル
ホン酸すトリウム、2,7−シヒドロキシナフタレンー
3,6−ジスルホン酸すトリウム、アセトアセトアニリ
ド等が挙げられる。水不溶性又は水難溶性カップラーと
しては、0−ヒドロキシジフェニル、1−ヒドロキシナ
フタレン、2〜ヒドロキシナフタ1ノン、2,7−ジヒ
ドロキシナフタレン、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸
モルホリノプロピルアミド、ナフトールAs、ナフトー
ルAs−D、ナフトールAS−BO等の2−ヒドロキシ
−3−ナフトエ酸誘導体等が挙げられる。
この系において必要に応じて使用される塩基性物質とし
ては、加熱時に融解、溶解、分解、反応等を行い、ジア
ゾニウム塩とカップラーとの力・ツブリング反応に適し
た塩基性雰囲気を作り出す物質が使用される。尿素及び
その誘導体、無機及び有機アンモニウム塩、有機アミン
類、グアニジン類、イミダゾール類、ピリジン類、トリ
アゾール類等の含窒素複素環化合物、酢酸ナトリウム、
マロン酸カリウム等の塩類が挙げられる。このうち水不
溶性又は水難溶性の塩基性物質と17では、ジステアリ
ルアミン、2−フェニルイミダゾール、1.3−ジー0
−トリルグアニジン等が挙げられる。
またイミダゾールとへキサメチレンジイソシアネート(
HMDI)との付加化合物の様ないわゆるイソシアネー
トによりブロック化された塩基性物質を使用することも
可能である。
又、該カップラー含有層に適用される粘着剤は前記ポリ
エステル樹脂および/またはポリウレタン樹脂が適用さ
れる。
なお、本発明では高温時の保存性を向上させる為に、ジ
アゾニウム塩の水不溶化又は水難溶化剤を用いることが
できる。すなわちジアゾニウム塩の所で述べたアニオン
成分を水溶液中で遊離する物質を前記ジアゾニウム塩含
有層および/またはカップラー含有層に配合することが
できる。
例えば、HBF4、H2TiF6、H2TiF6、H2
TiF6、HPF6等の酸及びその塩、リンタングステ
ン酸、リンモリブテン酸、ケイタングステン酸等のへテ
ロポリ酸及びその塩、チオシアン酸及びその塩、アリー
ルスルホン酸及びその塩、有機ホウ素塩等が挙げられる
さらに、光定着型感熱発色系とするためには、この他に
従来公知のチオ尿素、アスコルビン酸等の酸化防止剤、
酒石酸、クエン酸、ホウ酸等の酸安定剤を、また高温高
湿下の保存性を向上するためにトリポリリン酸アルミニ
ウムを前記ジアゾニウム塩含有層および/またはカップ
ラー含有層に使用すればよい。
さらに、本発明では発色層中に必要に応じて無機及び有
機顔料を使用することができる。例えば、水酸化アルミ
ニウム、重質及び軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、硫
酸バリウム、シリカ、活性白土、タルク、クレー、サチ
ンホワイト、カオリナイl−1焼成カオリナイト、ケイ
ソウ土、合成カオリナイト、ポリオレフィン粒子、ポリ
スチレン粒子、フルオロカーボン微粒子、尿素−ホルマ
リン樹脂粒子等である。
この他に本発明では熱発色感度及び発色濃度を向」−ニ
させるためにジアゾニウム塩含有層およびカップラー含
有層に例えばステアリン酸アマイド、パルチミン酸アマ
イド、オレイン酸アマイド、ラルリン酸アマイド、エチ
レンビスステアロアマイド、メチレンビスステアロアマ
イド、メチロ・−ルステアロアマイド、パラフィンワッ
クス、モンタン酸ワックス、更には高級アルコール、高
級樹脂酸等を添加しても良い。
本発明においては、必要に応じ有機顔料、無機顔料、染
料などの色材を添加1.た印刷層を適宜設けてもよい。
これらの印刷層を設ける方法は特に限定されないが、活
版、平版、凹版、スクリ・−ン、平台、輪転、熱転等の
方法で行なうことが可能である。
次に、本発明の磁気記録カードの代表的製造方法につい
て説明するが、本発明は以下の製造方法に限定されるも
のではない。
所定の光学濃度、白色度を示すポリエステルフィルム原
料を押出機等の方法で、溶融1.た後、フィルム状物に
成形(通常は、冷却ドラム+)する。
このようにして得られた未延伸のフィル1、状物あるい
は未延伸フィルムを必要に応じて一軸以−Lに延伸する
ことにより得られたフィルム(延伸条件を挙げれば例え
ばポリエチレンテレフタlノートの場合は75=130
℃で2.0〜9. 0倍又ポリプロピレンの場合は10
0〜1.65℃で2.0〜12.0倍などである)」−
に、コロナ放電処理等の表面処理を必要に応じ適宜施し
た後1、水溶性又は水分散性樹脂を公知の方法(グラビ
アコート、リバースコート、キスコート、ダイコート、
バーコード、コンマコートなど)を用いて塗布する。
このようにして得られた複合フィルムに延伸を施す。こ
の延伸方向は特に限定されないが一軸方向に延伸された
フィルム上に塗布する場合は、通常は一軸1−1と直角
方向に延伸する。又未延伸フィルム−Lに塗布する場合
は、縦横どちらの方向でもよい(7、又同時に二軸方向
に延伸してもよい。最終的に水溶性又は水分散性樹脂の
配向度が本発明範囲にあればよいのでありその延伸の際
の条件は特に限定されないが、延伸の際の水溶性又は水
分散性樹脂の粘度を1.センチポイズ−500ポイズ、
好ましくは10センチボイズ〜10ポイズ、更に好まし
くは50センチボイズ〜200センチボイズとすること
が好ましい。但し、ここでいう粘度は、乾燥速度を計算
で求め、その塗液濃度での粘度を測定したものである。
該樹脂を延伸時このような条件におく方法としては、■
該樹脂が水などで膨潤した状態で延伸する、■該樹脂を
完全融解下で延伸する、等を挙げることができる。
このように延伸した後必要に応じ弛緩[7つつ熱処理等
を行なってもよい。
又、塗膜層樹脂の粘度が1−センチボイズへ・500ボ
イズ、好ましくは10センチボイズ〜10ボイズ、更に
好ましくは50センチボイズ〜200センチボイズなる
状態(通常、高温あるいは加湿下におくことで該樹脂は
このような状態となる)で、弛緩率1〜20%の範囲で
弛緩処理しても同様の効果を得ることができる場合があ
る。
このようにして得られた複合フィルムの水溶性樹脂又は
水分散性樹脂上にグラビアコート、リバースコート、キ
ツスコート等公知の方法で帯電防止層を塗布・乾燥する
。この場合必要に応じ熱処理を施(−でもよい。
このようにして得られた複合フィルム好ましくは樹脂層
上に、所定の磁性粉とバインダーをボールミル、振動ミ
ル、アトライター、ホモミキサーサンドミル、三本ロー
ル等の方法を用いて分散させた後、公知の方法を用いて
塗布する。また必要に応じ反対面に好ましくは樹脂層上
に、各種感光層、各種インキ層や、各種受容層、具体的
には例えば感熱転写インキ受容層を設けてもよい。また
これらの上に更にアクリル樹脂層等を塗布オーバーコー
ト層としてもよいことはいうまでもない。
本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の
通りである。
(1)配向度 赤外偏光ATR法で行う。装置には、Bruker製F
T−IR(NFS−113V)に偏光ATR測定用付属
装置(Bio−Rad  Digilab製)を取り付
けたものを使用する。このATR装置に、対称形のエツ
ジを持つ厚さ:3mm、−辺25mmの正方形のInt
ernal  Refleetion  Elemen
tを取り付け、延伸方向に対し平行と垂直の二方向の吸
収測定を行う。
光の入射方向をフィルト滞れ方向にとり、入射面に垂直
な偏光を用いてノー )−i、非ノー[・而のスペクト
・ルを測定し、各々SMo、SMP(!:する。
又光の入射方向をフィルム幅方向にとり、入射面に垂直
な偏光を用いてコート面、非ノー]・面のスペクトルを
測定、各々S 、S とする。
TCTP 但し、非コート面が存在しない場合は、コート面を各種
溶剤、水等で拭き取った接剤材面を測定する。
コート層と非コート層の差スペクトルを次の手順で求め
る。差スペクトルを計算する際の内部基準バンドとして
、解析に必要なコート層の吸収帯に近い波数領域に観測
されるベースフィルムの吸収帯を選ぶ。
内部基準吸収帯の吸光度が0になるように係数を定めて
、コート面のスペクトルから未コート面のスペクトルを
引いた差スペクトルを各偏光成分について求め、S■ 
(SMc−SMP)、SP (STcS1ρとする。
このようにして求めた差スペクトルト予め定めた二つの
波数における点を結びベースラインとし、ベースライン
から吸収帯のピークまでの高さをヨー1=層吸収帯の吸
光度A  (S Vに対し)、A。
■ (SPに対し)とする。
このようにして得られたコート層の吸光度(AV)と、
(A、)から配向度(P)を計算する。
v−AP (A  +A、) ■ (2)光学濃度 マクスベス社製透過濃度計TD−504を用いて測定し
た。
(3)白色度 JIS−L1075により測定した。
(4)樹脂層の厚み 塗布層を設けた二軸延伸ポリエステルフィルムの厚み方
向の断面写真を走査電子顕微鏡(目SIN、製作所製5
800型)で観察し、塗布層の厚みを測定した。厚みは
、フィルムの幅方向に10点サンプリングした平均値と
した。
〔実施例〕
本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1 酸化チタンを16重量%微分散した固有粘度0゜62の
ポリエチレンテレフタレートを各々280℃で溶融した
後、表面温度50°CのドラAJ―に押出し、成形した
。このようにして得られた未延伸フィルムを90℃で3
.5倍縦方向に延伸した。
得られた一軸延伸フィルム表面にコロナ放電処理を施し
、水分散性樹脂として下記の樹脂入をフィルム両面に塗
布し、90℃で予熱後、190℃雰囲気中で急速延伸を
行なった。この場合熱弛緩処理は特に行わなかった。
(樹脂A)・・・メチルメタアクリレ−1・とエチルア
クリレートの50モル%対50モル%共重合体。
但し、カルボン酸とメチロール基が各2.5モル%含ま
れている。190℃における粘度は、3゜Oポイズ、又
120℃における粘度は]、 100ボイズである。
得られたポリエステルフィルム厚みは250μm1白色
度85%、光学濃度1.5、塗布した樹脂厚みは、0.
04μmであった。このフィルムに関し水分散性樹脂層
の配向度を評価し第1表に示した。
該樹脂層両面に、飽和脂肪酸を主体とする天然直鎖脂肪
酸のコリンエステル塩化物を塗布乾燥した。
該フィルムの片面に、ジフェニルメタンジイソシアネー
トとアジピン酸とイソフタール酸と]。
4−ブタンジオールとネオペンチルグリコートを1+1
,9:0.2:3.0:0,4の比率で混合したバイン
ダー100部にγ−Fc203を60部混合したものを
塗布熱硬化させることにより磁気記録層を設けた。
更に該フィルムの他面半分に、以下のロイコ染料系感熱
発色層を設けた。
まず結着剤とする特定組成のスルホン酸塩基含有ポリエ
ステル樹脂を以下のようにして合成した。
撹拌機、温度計、窒素吹込装置、充填塔付500ccフ
ラスコにテレフタル酸76.4g、イソフタル酸76.
4g、5−すトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエス
テル23.7g、エチレングリコール93.1g、酢酸
亜鉛092g、三酸化アンチモン0.4gを仕込み1−
90〜220℃、4時間エステル化反応をした後、23
0〜250℃、l mrnHg下で縮合反応を行い、全
ジカルボン酸中のスルホン酸塩基含有モノマ・−が8モ
ル%、全グリコール成分中でエチレングリコールが10
0モル%、エーテルグリコールが0モル%のスルホン酸
塩基含有ポリエステル樹脂を合成(、た。この樹脂を9
0℃の熱水で20%スルホン酸塩基含有ポリエステル水
溶液を調製した。
次に感熱塗料を得るために下記の処方から成る混合物を
各々ボールミルで1日粉砕、分散してA〜C液を調製し
た。
A液 ・3−N−メチルシクロへキシルアミノ−6メチルー7
−アニリノフルオラン  25部・5−ヒドロキシエチ
ルセルロース水溶液50部 °水             25部B液 ・ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステル
             15部・5−ヒドロキシエ
チルセルロース水溶液60部 ・ステアリン酸アマイド       15部°水  
           10部C液 ・軽質炭酸カルシウム        40部・10%
ポリビニルアルコール水溶液 40部・水      
       20部上記(7)A液10部、B液33
゜3部、C液49部、スルホン酸塩基含有ポリエステル
水溶液15部、水46部を混合して感熱記録用塗料を乾
燥後の塗布量が6g/m2になるようにグラビアコータ
ーで40m/分で塗布、乾燥してロイコ染料系感熱発色
層を設けた。
さらに該フィルムの残り半面に、UVインキ(東洋イン
キ■のFDS (墨)とFDO(墨)G)を2μm厚に
塗布し、照射出力80 W/ e m、照射距離10c
mで印刷速度3m/分で処理した。
このようにして得られた磁気記録カードについて、耐湿
接着性及び塗布性を評価I−た。評価結果を第1−表に
示した。
なお、耐湿接着性及び塗布性は次のようにして評価17
た。
試料(磁気記録カード)を60℃×90%RH中に50
0hr放置した後1mm角にクロスカットを入れ、試料
の磁性層面及び印刷面のそれぞれについて、市販のセロ
ハン粘着テープにチバン■製)を用いて90℃剥離を行
い、その剥離状態を評価した。その両者に対し剥離が殆
ど起こっていないものを接着性「O」と、それ以外を接
着性「×」と12で判定した。
また、その各々の塗布面に対し、1.0倍に拡大ピンホ
ールなどの塗布ヌケの有無を判定l−た。全く塗布ヌケ
のないものを塗布性「○」、それ以外を塗布性「×」と
して判定した。
比較例1 樹脂層厚みを0.0001μmとした以外は、実施例1
と同様にして、磁気記録カードを作成し、評価した。
実施例2 樹脂層厚みを0.1μmに変更した以外は、実施例1と
同様にして、磁気記録カードを作成し、評価した。
実施例3 樹脂層厚みを1−00μmに変更した以外は、実施例1
.と同様にして、磁気記録カードを作成し、評価した。
実施例4 樹脂層厚みを1.5μmに変更した以外は、実施例1と
同様にして、磁気記録カードを作成し、評価した。
比較例2 樹脂層厚みを5.0μmに変更した以外は、実施例1と
同様にして、磁気記録カードを作成し、評価した。
比較例3 実施例1−において、−軸延伸フィルムをその表面に樹
脂を塗布することなく90°Cで予熱後110℃で3.
5倍横方向に延伸I−で得られたフィルム上に、コロナ
放電処理を施した後、樹脂Aをグラビアロール法で塗布
し、120℃で乾燥lまた。
その他は実施例1と同様にして、磁気記録カードを作成
l−1評価した。
実施例5 急速延伸後、220℃で10%弛緩処理を施した以外は
、実施例2と同様にして、磁気記録カードを作成し、評
価した。
比較例4 急速延伸を行う雰囲気温度を190℃から120℃に変
更した以外は、実施例2と同様にして、磁気記録カード
を作成し、評価した。
実施例6 急速延伸を行う雰囲気を190℃のスチームを吹き込ん
だ雰囲気に変更]、た以外は、実施例2と同様にして、
磁気記録カードを作成し、評価した。
比較例5 帯電防止剤を塗布する工程を省いた以外は、実施例2と
同様に[2て、磁気記録カードを作成し、評価した。
〔発明の効果〕
本発明においては、特定のポリエステルフィルム上に、
水溶性又は水分散性樹脂を塗布、特定の条件で一軸方向
に延伸し、該樹脂層配向度を特定条件とした層上に帯電
防止層を設けたので以下に示す優れた効果を得ることが
できた。
(1)該樹脂層と基材フィルムの接着性、特に耐湿接着
性が向上した。
(2)該樹脂層襞間による接着不良が改良された。
(3)オーバーコート層との接着性、特に耐湿接着性が
向上(7た。
(4)印刷ヌケ、塗布のムラ(ピンホール)が起こりに
くくなり安定して加工することが可能となった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)配向度0.03〜0.6、厚みが0.001〜3
    .0μmである水溶性又は水分散性樹脂層上に帯電防止
    層を設けてなる複合層を少なくとも片面に有する光学濃
    度0.5以上、白色度80%以上なるポリエステルフィ
    ルム上に、磁気記録層を設けてなることを特徴とする磁
    気記録カード。
  2. (2)水溶性又は水分散性樹脂が、アクリル系樹脂、ポ
    リエステル系樹脂、ウレタン系樹脂もしくはビニル系樹
    脂又はそれらの混合物であることを特徴とする請求項1
    記載の磁気記録カード。
  3. (3)帯電防止層が、主としてジメチルジアルキルアン
    モニウムクロライドもしくは飽和脂肪酸を主体とする直
    鎖脂肪酸のコリンエステル塩化物又はそれらの混合物で
    あることを特徴とする請求項1記載の磁気記録カード。
  4. (4)複合層上に発色層を設けてなることを特徴とする
    請求項1記載の磁気記録カード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0942031A1 (en) * 1998-03-10 1999-09-15 Mitsubishi Polyester Film Corporation White polyester film

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