JPH02161200A - 遠心羽根車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、遠心圧縮機等の流体機械に使用される遠心羽
根車に関する。

〔従来の技術〕

従来の遠心羽根車は１例えば特開昭５６−７２３００号
公帷に示すように、その構成要素である心板、側板、こ
れらの間に設けられる羽根がある一定の位置関係をもっ
て固定され、流路幅寸法を変えることはできない構成と
なっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術による遠心羽根車は、流路幅がある寸法に
固定されているため、その遠心羽根車では、決められた
サージング限界からチョーキング限界までの流量しか取
り扱うことができず、より広範囲の流量で運転したいと
いう需要家の要望を満たせなかった。

本発明の目的は、上記のような流路幅寸法によって決ま
る特定の流量範囲だけでなく、より広範囲の流量を取り
扱うことができる遠心羽根車を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、心板と側板と羽根とを有する遠心羽根車に
おいて、心板と側板のいずれか一方に羽根とかみ合う溝
を設け、その溝を設けた心板と側板のいずれか一方と羽
根とをそれらの位置関係を任意に選べるように固定リン
グを介して結合し、流路寸法を可変とすることにより達
成される。

〔作用〕

本発明の遠心羽根車は、心板と側板のいずれか一方に設
けた溝と羽根の間のすべりによって、心板と側板とが互
に平行移動できるようになっており、その溝を設けた心
板と側板のいずれか一方と羽根とを任意の位置関係を選
んで固定リングで結合することにより、取扱い流量に応
じた流路幅寸法を持たせることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。第１
図において、心板１と一体に形成された羽根３の外表面
にはねじ部（おねじ）３ａが設けられている１羽根３と
別体に形成された側板２は、第３図（第１図のＡ矢視図
）に示すように羽根３とかみ合う溝３ｂを有し、外表面
には羽根３と同様にねじ部（おねじ）２ａが設けられて
いる。この羽根外表面のねじ部３ａと側板外表面のねじ
部２ａに固定リング４のねじ部（めねじ）がはまり合っ
て、羽根３と側板２を一体に結合する。この結合する時
に、羽根３と側板２の位置関係を任意に選べることによ
り、取扱い流量に応じて羽根車の流路幅寸法を変えられ
ることになる。第２図は第１図より流路幅を小さくし、
小流量に対応できるようにした状態を示している。

第４図に本発明の他の実施例を示す１本実施例は、上述
の実施例とは反対にヤ羽根３を側板２と一体に形成し、
心板１に羽根３とかみ合う溝１ｂを設けたものであり１
羽根３の外表面のねじ部（おねじ）３ａと心板１の外表
面のねじ部（おねじ）Ｌａに固定リング４のねじ部（め
ねじ）がはまり合って、羽根３と心板１を一体に結合し
ている。本実施例でも、羽根３と心板１を結合する時に
、これら画部分の位置関係を任意に選べることにより、
羽根車の流路幅寸法を変えられることになる。第５図は
、第２図と同様に流路幅を小さくし、小流量に対応でき
るようにした状態を示している。

以上の各実施例によれば、１つの遠心羽根車で、取扱い
流量に応じて流路幅寸法を変えることができるようにな
る。また１羽根と側板、あるいは羽根と心板の各部分を
、上記のように固定リングとねじ部で結合することによ
り、簡単な構造で、結合時に各部分の位置関係を任意に
選ぶことができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、１つの遠心羽根車で、流路幅寸法を任
意に変更できるので、取扱い流量の範囲が広くなる。ま
た、取扱い流量に応じて流路幅寸法を変えることにより
、常に効率の良い作動点で運転できるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例の遠心羽根車の縦断
面図、第３図は第１図のＡ矢視図、第４図、第５図は本
発明の他の実施例の遠心羽根車の縦断面図である。 ■・・・心板、２・・・側板、３・・・羽根、４・・・
固定リング、Ｌ　ａ　、　２　ａ　、　３　ａ−ねじ部
、ｌｂ、２ｂ−・・溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、心板と側板と羽根とを有する遠心羽根車において、
   心板と側板のいずれか一方に羽根とかみ合う溝を設け、
   その溝を設けた心板と側板のいずれか一方と羽根とをそ
   れらの位置関係を任意に選べるように固定リングを介し
   て結合し、流路幅寸法を可変としたことを特徴とする遠
   心羽根車。