JPH0216116Y2 - - Google Patents

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JPH0216116Y2
JPH0216116Y2 JP1985100809U JP10080985U JPH0216116Y2 JP H0216116 Y2 JPH0216116 Y2 JP H0216116Y2 JP 1985100809 U JP1985100809 U JP 1985100809U JP 10080985 U JP10080985 U JP 10080985U JP H0216116 Y2 JPH0216116 Y2 JP H0216116Y2
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JP
Japan
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inner pot
cylindrical body
garbage
lid
upper lid
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JP1985100809U
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は、主として家庭等で使用される簡易
焼却炉に関するものであり、特に、焼却物が最初
から最後まで完全に焼却されるようにした新規な
構造の簡易焼却炉を提供しようとするものであ
る。
(従来技術) 家庭や事務所等から出るゴミは、生活内容が豊
かになるにつれて相乗的な増加傾向を示してき
た。そして、その溢れ出るゴミ処理は、その大半
が行政サービスとして定期的に実施されるゴミ回
収に委ねられているが、増加し続けるゴミの処理
に対応しようとすればするほど自治体の財政内容
を逼迫し、その他の行政サービスに支障を来たし
兼ねない情況となりつつある。
そのため、行政当局ではその打開策を模索し続
け、ゴミ回収方法の改善やら住民への協力呼びか
け等様々な対応を検討、実施しているが、なかな
か思うような実効を挙げるまでに至つていないの
が実情である。
このような現実を眺めてみると、文化のバロメ
ーターとでもいうべきゴミの発生は、そのもの自
体の発生を阻止することがほとんど不可能であつ
て、一筋縄の対策では解決し得ないということが
解る。
そこで、そのような実情に対応する一つの解決
手段として、発生したゴミの中、どうしても家庭
や事務所等で個人的に処理しきれない粗大ゴミや
不燃性ゴミ、危険を伴うゴミだけでも各個人にお
いて簡便に処理するようにする施策が考えられ
る。
しかし、この手段が実行されるためには、まず
何といつても簡便且つ確実な簡易焼却炉が、安価
に購入し得るようにならなければならないが、現
状市販もしくは提案されている簡易焼却炉の多く
は、ドラム缶状の縦型筒体に煙突と灰掻き出し口
とを設け、内部に簡単な目皿を据え置くようにし
ただけのものであり、特に構造的に工夫の施され
たものは見当たらない。
したがつて、それら従前までのものを実際に使
用してみると、丸められた紙屑等のように火着き
が良くて極めて燃え易いゴミだけが一早く燃え尽
くし、湿つていたり、本等のような重なりあつた
紙、嵩張つたもの等は、燃え易いものが燃尽きた
後に燻つたまま燃え残り、完全に焼却しようとす
れば、そばに付いていてその都度その都度燃え易
いものを補充、点火するようにしなければならな
いという繋雑さがある。
この考案は、上記のような実情に鑑み、以下に
おいて詳述するとおりの構成からなる新規な構造
の簡易焼却炉を開発、完成することに成功したも
のである。
(考案の構成) 図面に示すこの考案を代表する実施例からも明
確に理解されるように、基本的に、縦型筒体本体
1と、該筒体本体1の内部に嵌合する内釜12
と、落し蓋2の接続された上蓋3とが組合わされ
てなる簡易焼却炉である。
縦型筒体本体1は、下端近傍周壁に適宜吸気孔
11,11……が形成されたもので、ドラム缶状
のものや、その他角筒状缶等その全体形状が特に
限定されるものではない。
内釜12は、上記縦型筒体本体1の内側にやや
空間を置いて脱着自在に挿入され、全体断面構造
において二重構造を形成するようにしたものであ
つて、その周壁全体に多数の通孔13,13…の
穿設された筒体状のものであり、上端適所に取出
し用の把持杆14が取着された構造のものに形成
される。
落し蓋2は、できるだけ耐熱性を有し、適度の
重量を有する素材からなるもの、例えば耐火レン
ガや鋳物等が選択、採用されると良い。そして、
上記内釜12の内径よりやや小さい形状の偏平体
に形成され、その上面に操作部材22を介して上
蓋3の裏面適所に接続される。
操作部材22は、例えば図示の例の如くチエー
ンとするか、あるいはスチールワイヤー等のよう
な耐火性且つ可撓性部材で構成され、略内釜12
の深さ寸法に相当する長さかやや長い程度のもの
とする。そして、この操作部材22は使用に際し
てそのまま落し蓋2の上面上に自然のまま放置す
るようにし、縦型筒体本体1内へ落し蓋2の出し
入れの時に上蓋3の操作に連動するようにする。
上蓋3は、筒体本体1上端との間に煙出し用の
空間4が形成されるように、上蓋3の裏面周縁に
3ないし4本程度の脚31を形成したものとす
る。
上記のとおりの構成からなるこの考案の簡易焼
却炉は、まず、筒体本体1の中に嵌合された内釜
12の把持杆13を掴んで取出し、ゴミ等を詰込
み、着火してから縦型筒体本体1の中に差し入れ
る。
そして、確実に火が辺りに燃え広がりかけたと
ころで、手早く上蓋3に接続された落し蓋2をそ
の上に被せるようにして載置する。すると、一時
的に火の手が落ちるものの、構わずそのままに放
置すると、次第に回復して再び火の手が上がり、
燃焼物全体に燃え広がり始める。しかし、この段
階では燃え方は、落し蓋2の載置されていない場
合に比較すると、かなり安定した燃え方であり、
燃え易いものばかりが急激に燃え尽きてしまうよ
うなことはない。したがつて、比較的燃焼時間を
要するゴミにも満遍無く火の手が回る効果を期待
することができる。
その上、燃焼が進み、燃え易いものが燃え尽き
て内部に空間が生じ、炎が分散してしまつて内部
燃焼効率が低下しそうな状態になろうとすると、
この落し蓋2の適度な重量が利いて分散状に燃え
続ける燃焼物が具合よく押し潰されて一塊状に纒
められ、常に良好な燃焼環境を保持するように自
動調整されることから、最終的に内釜12内に入
れられた燃焼物は、ほとんど全部が完全燃焼し、
僅かに灰だけが残るような効率的な焼却を果すも
のである。
(作用効果) 叙上のとおりの構成からなるこの考案の簡易焼
却炉は、縦型筒体本体1内部に落し蓋2を組合わ
せる構造を採用したことから、燃え易いものだけ
が急激に燃え上がろうとすると、落し蓋がその上
方で炎を押える機能を果して燃焼速度を制御する
と共に、筒体本体内部の燃焼温度が上方に拡散す
ることを防止して燃焼環境を良好に保つ外、特に
重要な効果は、燃焼が進み、燃え易いものが燃え
尽きて内部に空間が生じ、炎が分散状となつて燃
焼効率が低下し始めようとすると、その前に落し
蓋2の適度な重量によつて残つた燃焼物が具合良
く押し潰されて一塊状となり、常に炎が、残る燃
焼物相互間で相乗的に励起し合うような良好な燃
焼環境を実現し、残らず燃焼物を燃焼させてしま
うことである。
そして、この燃焼効率は、縦型筒体本体1と内
釜12とで二重構造を形成し、しかも、上蓋3と
縦型筒体本体1上部との間に煙出し空間4を確保
するようにしたものとしているため、雨天時や風
の強い時にも殆ど変わらないものとなる。
更に、内釜12には把持杆14が形成されてい
て、それを把持して内釜12だけを取り出して持
ち運びできるから、ゴミ等燃焼すべきものを入れ
る手間が極めて楽なものとなる。
しかも、その構造は極めて簡潔なものであるこ
とから、製造容易であつて安価に提供することを
可能にするものである。
したがつて、従前までのもののように燃え難い
ものだけが残つてしまつて焼却効果が上がらない
等といつた懸念もなければ、焼却しようとするも
の全てを完全に燃焼させるために、常に焼却炉の
そばに居てこまめに火の管理をしなければならな
い等といつた繁雑さもなくなることから、一般家
庭や事務所等においても何等抵抗なくその購入、
使用が受入れられる可能性も出てくる。
このことは、溢れ出るゴミの中、少なくとも燃
えるゴミについてだけでも住民個々が進んで焼却
処理するように心掛け、行政負担を少しでも軽減
化して税金の有効活用に繋がるようにするもので
あり、その公益的価値が高く評価されることにな
ると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案を代表する実施例に基づくも
のであり、第1図は、最も基本的なものの縦断面
図である。 1……筒体本体、11……同吸気孔、12……
同内釜、13……同通孔、14……同把持杆、2
……落し蓋、21……同把持部、22……同操作
部材、3……上蓋、31……同脚、4……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端近傍周壁に適宜吸気孔の形成された縦型筒
    体本体と、該筒体本体内部に嵌合すると共に、周
    壁全体に多数の通孔が形成された把持杆付き内釜
    と、縦型筒体本体の上部に適宜煙出し空間を形成
    するための脚部の形成された上蓋とから成り、該
    上蓋下方には内釜の深さに見合う長さの操作用部
    材を介して落し蓋が組合わされてなる簡易焼却
    炉。
JP1985100809U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0216116Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985100809U JPH0216116Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985100809U JPH0216116Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS628528U JPS628528U (ja) 1987-01-19
JPH0216116Y2 true JPH0216116Y2 (ja) 1990-05-01

Family

ID=30970969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985100809U Expired JPH0216116Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Country Status (1)

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JP (1) JPH0216116Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50132537A (ja) * 1974-04-06 1975-10-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50132537A (ja) * 1974-04-06 1975-10-20

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Publication number Publication date
JPS628528U (ja) 1987-01-19

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