JPH0216084Y2 - - Google Patents

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JPH0216084Y2
JPH0216084Y2 JP9118383U JP9118383U JPH0216084Y2 JP H0216084 Y2 JPH0216084 Y2 JP H0216084Y2 JP 9118383 U JP9118383 U JP 9118383U JP 9118383 U JP9118383 U JP 9118383U JP H0216084 Y2 JPH0216084 Y2 JP H0216084Y2
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JP
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ceiling wall
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tube
pipe
nozzle
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JP9118383U
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JPS602108U (ja
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  • Building Environments (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボイラの吊下形エレメント構造に関す
るものである。
従来の吊下形エレメント支持構造を第1図a,
b,cに示す。吊下形エレメント管1はハイクラ
ウン22と呼称されるクラウン状の板と剛結合す
ることにより支持される。吊下形エレメント管1
の自重はこのハイクラウン22よりエンドバー2
3→吊棒15→吊鉄構16→中梁18→大梁17
→柱20と伝達される。符中、付号14は火炉、
21はシールバンド、24はスキンケーシングで
ある。
この際、吊下形エレメント管1の管台2は上端
は管寄せ3と、下端はハイクラウン22と剛結合
され、いわゆる両端固定の状態となる。管台2に
は次の2種類の熱応力が発生する。1つは、管寄
せ3とハイクラウン22の缶巾方向伸び差による
応力で第2図に示す如く、缶端の管内2に曲げ応
力が発生する。他はボイラ起動時の管台2相互の
温度差による応力で、この2つの熱応力は繰り返
し作用することにより、第3図に示す如く、管台
2と管寄せ3との取合溶接部aにき裂bを生じせ
しめる恐れがある。
このため、これ等の応力が許容値以下となるよ
う、天井壁管11から管寄せ3までの距離を長く
したり、管台2に曲げ部を設けてフレキシビリテ
イを持たせる設計をしている。しかるに、最近の
ように急速起動、頻繁な発停が要求されるボイラ
においては、上記のように設計すると、第4図
a,bに示す如く、天井壁管11から管寄せ3の
中心までの距離は約3米となり、かつ、フレキシ
ビリテイを確保するための余分な曲げ部が要求さ
れる。管台2は非加熱であり、伝熱に寄与しない
ため、短かい程経済的であるにもかかわらず、従
来の構造ではかなり大きな、かつ、複雑な形状の
管台となり、不経済である。
本考案はこのような従来形の欠点を解消しよう
として考案したもので、単純でコンパクトな管台
構造とし、そのためハイクラウンを無くし、上記
したような2つの熱応力が作用しない構造とした
ものである。
以下、本考案の実施例につき第5図ないし第1
1図を参照して詳細に説明する。
第5図において、吊下形エレメント管1は管台
2、管寄せ3およびU形ロツド4を介して吊棒5
で支持される。この際、管台2がベンドしている
ため、吊下形エレメント管1の自重が作用するこ
とにより管台2には曲げ応力が発生するが、通常
の吊下形エレメント形であれば、この曲げ応力は
充分許容値内に収まる。
エレメント管1には管列の乱れ防止のためにス
リツプスペーサ6が設置されるが、このスペーサ
6は第6図a,bに示す如く、エレメント管1の
上下方向の動きは拘束しない構造となつている。
エレメント管1と天井壁管11の貫通部には耐火
材8を施工し、耐火材受板9を設ける。この際、
エレメント管1と耐火材8との間には極僅かな空
隙を設けて、エレメント管1の上下方向の動きを
拘束しない構造となつている。このため、完全気
密構造とならないので天井囲い内を加圧すること
により炉内のガス漏れを防止する。
ボイラ起動時、エレメント管1相互に大きな温
度差が発生した場合、その伸び差はUベンド部7
が変形することにより容易に吸収される。したが
つて、従来のように管台部にフレキシビリテイを
取る必要はない。
第7図は耐火材8施工部の平面を示す。図にお
いて、耐火材8および耐火材受板9は缶巾方向に
分割され、その切れ目にはフアインフレツクスの
ようなフレキシブルな保温材10が充填される。
管台2と天井壁管11との空隙が管寄せ3と天
井壁管11の伸び差より大きくなるように設計す
れば、管台2の缶巾方向の伸びは天井壁管11に
より拘束されないので管台2には応力は発生しな
い。したがつて、従来のように管寄せ3の中心か
ら天井壁管11までの距離を大きく取る必要がな
い。
第8図は別形状の吊下形エレメントの支持要領
を示す。
図において、両端部の吊下形エレメント1は管
台2、管寄せ3およびU形ロツド4を介して吊棒
15で支持される。
中央部の吊下形エレメント管1については、そ
の外周管12がU形ロツド4′、支持ピース13
および支持プレート25を介して吊棒15′で支
持される。内周管26はロツドスペーサ27を介
して外周管12により支持される。
第9図a,bは支持部の詳細を示す。第10図
a,bはロツドスペーサ27の詳細を示す。第1
1図aは新方式の管台形状を、第11図bは従来
の管台形状を示す。
なお、第8図におけるスリツプスペーサ6、U
ベンド部7、耐火材8、耐火材受板9、天井壁管
11の構造、作用は上記第5図においての記述と
同様である。
本考案は上記記載により、次の効果を有する。
(a) 管台形状は、据付、補修時の作業スペースさ
え確保すれば良いので、天井壁管から管寄せ中
心までの距離は約1.5米で、かつ、余分な曲げ
部を必要としない極めてシンプルでコンパクト
なものとなる。
(b) 天井囲いの高さが低くなり、鉄骨高さも減少
する。
(c) また、主配質が短かくなる等によりコストが
低減する。
(d) 管寄せ高さが人間の目の位置にくるので、据
付および保守点検が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図より第4図は従来形に関し、第1図aは
従来のエレメント構造を示す正面図、第1図bは
第1図aのA部拡大図、第1図cは第1図bのB
−B矢視図、第2図は管寄せとハイクラウン部と
の伸び差による応力を示す平面図、第3図は管台
と管寄せとの溶接部のき裂発生を示す正面図、第
4図a,bはフレキシビリテイに設けた例で管台
の正面図、第5図より第11図は本考案に関し、
第5図はエレメント支持構造を示す正面図、第6
図aはスリツプスペーサを設けた例の正面図、第
6図bはその断面図、第7図は第5図のC−C矢
視で耐火材施工部の平面図、第8図は別のエレメ
ント支持要領を示す正面図、第9図aは吊下形エ
レメント支持部の詳細を示す正面図、第9図bは
そのD−D矢視側面図、第10図aはロツドスペ
ーサの詳細を示す正面図、第10図bはその断面
図、第11図aは本考案の管台形状を示す正面
図、第11図bは従来の管台形状を参考に示す正
面図である。 1……吊下形エレメント管、2……管台、3…
…管寄せ、4,4′……U形ロツド、5……吊棒、
6……スリツプスペーサ、7……Uベンド部、8
……耐火材、9……耐火材受板、10……保温
材、11……天井壁管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボイラの吊下形エレメントにおいて、管寄せと
    天井壁間との缶巾方向伸び差を吸収する空間を管
    台と上記天上壁管との間に設けるとともに吊下形
    エレメント管と天井壁間とが貫通する耐火材部に
    切れ目を設け、エレメント管相互の温度差はエレ
    メント下部のUベンド部で吸収することにより管
    台部を熱応力フリーの構造とし、天井壁間より管
    寄せ中心までの距離を短縮し、かつ余分な曲げ部
    分を付けない管台形状としたことを特徴とするボ
    イラの吊下形エレメント構造。
JP9118383U 1983-06-16 1983-06-16 ボイラの吊下形エレメント構造 Granted JPS602108U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9118383U JPS602108U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 ボイラの吊下形エレメント構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9118383U JPS602108U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 ボイラの吊下形エレメント構造

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Publication Number Publication Date
JPS602108U JPS602108U (ja) 1985-01-09
JPH0216084Y2 true JPH0216084Y2 (ja) 1990-05-01

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ID=30221165

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JP9118383U Granted JPS602108U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 ボイラの吊下形エレメント構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612163B2 (ja) * 1985-04-30 1994-02-16 三菱重工業株式会社 ボイラの吊下形エレメント管の支持構造

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Publication number Publication date
JPS602108U (ja) 1985-01-09

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