JPH02160706A - 除草剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は式（Ｉ）：で表される化合物と、式（■）： で表される化合物（以下化合物（ＩＩ）と称する。）あ
るいは式（■）： で表される化合物（以下化合物（ＩＴＩ）と称する。）
のいずれか一方とを有効成分として含有することを特徴
とする除草剤組成物に関する。

〔従来の技術〕

長年にわたる除草剤の研究開発のなかから多種多様な薬
剤が実用化され、これら除草剤は雑草防除作業の省力化
や農園芸作物の生産性向上に寄与してきた。今日におい
ても、より優れた除草特性を有する新規薬剤の開発が要
望され、特に農園芸用除草剤としては、栽培作物に薬害
を及ぼすことなく、対象雑草のみを選択的にかつ低薬量
で防除しうろことが望ましいが、既存の薬剤は必ずしも
この要求を満たすものでは無かった。

化合物（１）は特開昭６０−２０８９７７号公報記載の
化合物で、従来の除草剤に比して低薬量で優れた除草効
果をあげ、なおかつトウモロコシ、コムギ等の作物に対
して高い安全性を有する。また、多くの一年生広葉雑草
及びカヤツリグサ科雑草に卓効を示すのみならず、多年
生雑草にも強い効力を示し、その有用性は大きい。

一方、化合物（■）は、セイバンモロコシ、シバムギな
どのイネ科雑草及びある種の広葉雑草に高い効果を示す
事がプロシーデインゲス・オブ・ブリティッシュ・クロ
ップ・プロテクション・コンフエレンス（Ｐｒｏｃｅｅ
ｄｉｎｇｓ　ｏｆ　Ｂｒ１ｔｉｓｈ　ＣｒｏｐＰｒｏｔ
ｅｃｔｉｏｎ　Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ　）　　（１９８
７年）第４１頁〜４８頁で明らかにされている。

また、化合物（ＩＩＩ）は、サード・ケミカル・コンブ
レス・オブ・ノース・アメリカ・アンド・１９５回・ニ
ーシーニス・ナショナル・ミーティング（３ｒｄ　　Ｃ
ｈｅｍｉｃａｌ　　Ｃｏｎｇｒｅｓｓ　　ｏｆ　　Ｎｏ
ｒｔｈ　　Ａｍｅｒｉｃａ　　＆１９５ｔｈ　ＡＣ５Ｎ
ａｔｉｏｎａｌ　Ｍｅｅｔｉｎｇ　）　（１９８８年）
において、５Ｌ−９５０のコード名で発表され、やはり
、イネ科雑草に高い効果がある事が報告されている。

〔発明の態様〕 本発明者は、化合物（１）の除草効果を増大させるべく
研究を行った結果、化合物（１）に、化合物（ｎ）ある
いは化合物（ＩＩＩ）を配合すると、それぞれの除草効
果が単に相加的に得られるだけではなく、相乗的な作用
が現れる事を見出した。本発明組成物により、トウモロ
コシに対して薬害を及ぼすこともなく、低薬量で一年生
および多年生のイネ科、広葉及びカヤツリグサ科雑草を
完全に防除でき、本発明の有用性は非常に大きい。また
上記の混合施用によって、本発明組成物中に含まれる化
合物（■）、化合物（ｎ）あるいは化合物（ＩＩＩ）の
使用薬量の低減も可能となり本発明の有用性は極めて高
い、　また、本発明除草剤組成物は、雑草の発芽前およ
び発芽後に処理しても効果を奏する為、土壌処理及び茎
葉兼土壌処理の画処理が可能である。又、トウモロコシ
以外の各種穀類に対しても有用であり、その他の畑地、
果樹園などの農園芸分野及び運動場、空き地、林地、タ
ンクヤード、線路端などの非農耕地における各種雑草の
防除にも適用でき、雑草防除にあたって大きな経済的効
果を示す。本発明による組成物は、各成分の相対的活性
にもよるが、一般には化合物（ＩＩ）あるいは化合物（
ＩＩＩ）　　１重量部当たり化合物（１）を０．０１〜
１００重量部含んでいる。

多くの場合、本発明の配合除草剤の最高の利点は化合物
（ＩＩ）あるいは化合物（■）１重量部当たり化合物（
１）が０．１〜１０重量部のときに得られる。

これら混合物の処理薬量は、多数の因子、例えば生育を
阻止すべき特定の対象植物の種類などにより左右される
が、有効成分として０．０１〜１００ｇ／ａの量が普通
は適当である。

本発明組成物は、活性成分を固体または液体希釈剤から
なるキャリヤーと混合した組成物の形態で使用するのが
好ましい。組成物は更に界面活性剤を含むのが好ましい
。

本発明組成物を除草剤として施用するにあたっては一般
には適当な担体、例えばクレー、タルク、ベントナイト
、珪藻上等の固体担体或いは水、アルコール類（メタノ
ール、エタノール等）、芳香Ｍ　炭化水素類（ベンゼン
、トルエン、キシレン、等）塩素化炭化水素類、エーテ
ル類、ケトン類、エステル類（酢酸エチル等）、酸アミ
ド類（ジメチルホルムアミド等）などの液体担体と混用
して適用することができ、所望により乳化剤、湿潤剤、
分散剤、結合剤、浸透剤、展着剤、安定剤などを添加し
、乳剤、液剤、水和剤、粉剤、粒剤、顆粒剤、懸濁剤等
任意の剤型にて実用に供することができる。

この際、同時に複数の公知除草剤との組合せも可能であ
る。本発明の組成物と混合使用するのに好ましい薬剤と
しては、雑草学用語集（日本雑草学会発行）に記載され
た、アトラジン（ａｔｒａｚｉｎｅ）シマジン（ｓ　ｉ
ｍａｚ　１ｎｅ）、シアナジン（ｃｙａｎａｚｉｎｅ）
、アラクロール（ａ　Ｉａｃｈ　ｆｏｒ）、アセトクロ
ール（ａｃｅ　ｔｏｃｈ　ｆｏｒ）、メトラクロール（
ｍｅ　ｔｏ　Ｉａｃｈ　Ｉｏｒ）、グリホサート（ｇｌ
ｙｐｈｏｓａｔｅ）、バラコート（ｐａｒａｑｕａ　ｔ
）、デイカンバ（ｄｉｃａｍｂａ）　、クロラミヘン（
ｃｈ　Ｉｏｒａｍｂｅｎ）、ペンタシン（ｂｅｎｔａｚ
ｏｎｅ）　、イーピーチイージー（ＥＰＴＣ）、ブチレ
ート（ｂｕ　ｔｙ　Ｉａ　ｔｅ）、デイウロン（ｄｉｕ
ｒｏｎ）、リニュロン（ｌｉｎｕｒｏｎ）　％メトリブ
ジン（ｍｅｔｒｉｂｕｚｉｎ）、ペンデイメタリン（ｐ
ｅｎｄｉｍｅＬｈａｌｉｎ）　　、２　、　４−デイ−
（２，４−Ｄ）　　、エムシーピー（ＭＣＰ）、トリデ
イファン（ｔｒｉｄｉｐｈａｎｅ）などが挙げられる。

除草剤混合物の相乗的除草効果については次のように説
明することができる。即ち、個々の活性化合物は、その
除草活性にそれぞれ欠点を示す場合が多くあるが、その
場合２種の活性化合物を組み合せた場合の除草活性が、
その２種の化合物の各々の活性の単純な合計（期待され
る活性）よりも大きくなる場合にこれを相乗作用という
。２種の除草剤の特定組合せにより期待される活性は、
次のようにして計算することができる。

（Ｃｏｌｂｙ　Ｓ、Ｒ，除草剤の組合せの相乗及び拮抗
作用反応の計算ｒ　Ｗｅｅｄ　Ｊ　１５９２０〜２２頁
、１９６７年を参Ｉｔ、＜０Ｅ：除草剤ＡをａＫｇ／ｈ
ａ、除草剤ＢをｂＫｇ／ｈａの量で処理した場合に期待
される抑制率即ち、実際の抑制率が上記計算より大きい
ならば組合せによる活性は相乗作用を示すということが
できる。

以下本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、
本発明における化合物、製剤量、剤形等は実施例のみに
限定されるものではない。

尚、「部Ｊは全て重量部を意味する。

起立炎上　水和剤 化合物（υ　　　　−一一一〜−一−−・−・−−−−
−−１０部化合物（ＩＩ）　　　　・・−一−−−−・
−−−−−−−−１０部ジークライトｐｐｐ　　−−−
・−ｍ−−−−−・−７２部（カオリンクレー：ジーク
ライト工業■商品名）ツルポール５０３９　　　−・−
−−−−−−−−−・−２部カープレックス１８０　　
・−・−・−−−・−４部（ホワイトカーボン：　ジオ
ツギ製薬（ｍ商品名）以上を均一に混合粉砕して水和剤
とする。

聞介貫主　懸濁剤 化合物（１）　　　　　−−−−・−−−−−２５部化
合物（ＩＩ）　　　　−ｍ−−−・−−−−−−一−１
５部ツルポン　Ｔ−８０−・−・−−−−−一−５部大
豆油 一一−−−−−−・−＝−・−２部 カープレックス１８０ （ホワイトカーボン： ・−・−−一−−−・・・・−・　４部ジオツギ製薬■
商品名） 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。

■イＬ例」エ　水和剤 化合物（ｒ）　　　　　−−−−−−−−−−−−−−
１０部化合物（Ｉ［ｒ）　　　　−−−−一・・〜−−
−−〜−・・−・−１０部ジークライトＰＰＰ　　−・
・−一一−−−−−・−・　　７２部（カオリンクレー
：ジ−クライト工業０菊商品名）ヴイーガム　　　　　
・−−−−−−５部（マグネシウム・アルミニウム・シ
リケート：ヴアンダービル（Ｖａｎｄｅｒｂｉ　Ｉ）社
商品名）水　　　　　　　　　　　　　−・−・−−−
−−−−−−５０部以上を均一に混合し、サンドミル等
を使って粉砕し、粒度５ミクロン以下の懸濁剤を得る。

翫３を例」ユ　懸濁剤 化合物（１）　　　　　−−−−−−−１５部化合物（
ＩＩ）　　　　−−−−−ヘー−−−２５部ツルポン　
Ｔ−８０−・−−−一−５部大豆油 ２部 ヴイーガム　　　　　−・−−−−・・−−一−−−５
部水　　　　　　　　　　　　−−−−−−・・−・・
−・・・−５０部以上を均一に混合し、サンドミル等を
使って粉砕し、粒度５ミクロン以下の懸濁剤を得る。

父金且ｌ　　粒剤 化合物（１）　　　　　・・−・−・・−・・・−・−
−−−０，１部化合物（■）−・−・−−−−−−一・
−０，２部すンエキスＣ−・−・・−・・・−・・　２
部（リグニンスルホネート：山陽国策バルブ■商品名） ベントナイト　　　　−・−・・−・−−−−−−−−
−３０部タルク　　　　　　　−・−−−−−−−−−
６７、７部以上を均一混合し、適量の水を加えて混練し
、０　、８＋ｕ＋　φスクリーンにて押し出し造粒し、
ｓｏ’ｃで２時間乾燥して粒剤とする。

酊金貫旦　　粒剤 化合物（Ｔ）　　　　　−・−・−−−−−−−−−０
、１部化合物（ＩＩＩ）　　　　−・−・−・・・−・
・−・−０，２部すンエキスＣ−・・−・・・−−−−
−・−・・　２部（リグニンスルホネート二山陽国策パ
ルプ■商品名） ベントナイト　　　　−・−・・−・・−・−・３０部
タルク　　　　　　　・−・・−・−＝６７．７部以上
を均一混合し、適量の水を加えて混練し、０．８ｍ＋ｓ
φスクリーンにて押し出し造粒し、５０″Ｃで２時間乾
燥して粒剤とする。

況立貫１　顆粒剤 化合物（Ｉ）　　　　　−・−・・・−・−・−・−・
・　３０部化合物（■）−・−・−・−・・−・−・　
５０部アロンＡ　　　　　−・−・−・−＝　　　　７
部（ポリカルボン酸塩二東亜合成化学■商品名）ニュー
レックスパウダー−−−−−・−・−・・・・−２部（
ＤＢＳ−Ｎａ　：日本油脂■商品名）ジ−クライトｐｐ
ｐ　　−・−・−＝・・−１部（カオリンクレー：ジー
クライト工業■商品名）以上に適当量の水を加えて混合
粉砕してスラリー状とし、これをスプレードライヤーで
水分を除去しながら顆粒とする。

■豆炭主　顆粒剤 化合物（Ｉ）　　　　　・・−・−・・・・−・・−・
−５０部化合物（Ｉｆ）　　　　−・−−−−−−・−
・−・−３０部アロンＡ　　　　　　　　　　　　７部
（ポリカルボン酸塩二東亜合成化学■商品名）部生体重
を測定し、次の式で抑制率（％）を求めた。

ニューレックスパウダー−−−−−−一・・−・−２部
（ＤＢＳ−Ｎａ　：日本油脂■商品名）ジ−クライトＰ
ＰＰ　　−−−−−−・・−・・・−１部（カオリンク
レー：ジークライト工業■商品名）以上に適当量の水を
加えて混合粉砕してスラリー状とし、これをスプレード
ライヤーで水分を除去しながら顆粒とする。

成 Ｌ！８！ｉ、生育期処理による除草効果試験＠４３０　
ｃ　ｍ、横３０ｃ＋ａ、深さ１０ｃｍのプラスチック製
箱に殺菌した畑地土壌を入れ、トウモロコシ、オオクサ
キビ、エノコログサ、イチビ、オナモミの種子及びキハ
マスゲの塊茎を各々スポット状に植え、０．５　ｃｎ覆
土した。播種１０日目に５１／　ａの散布水量で成育期
散布を行った。

散布の際の薬液は、前記配合例１及び２に準じて適宜調
整された水和剤を水で希釈して小型スプレーで散布した
。薬液散布２週間後、各雑草の地上第１表に化合物（■
）、化合物（Ｉｆ）及び化合物（ＩＩＩ）の単剤の除草
効果試験の結果を示した。

第２表に化合物（Ｉ）と化合物（ｎ）或いは化合物（Ｉ
ＩＩ）とを混合した場合の試験結果を示した。

第１表　単剤の除草効果（抑制率１％）以上の結果から
明らかなように、本発明組成物は、化合物（１）と化合
物（■）或いは化合物（ＩＩ［）とを混合した場合のそ
れぞれの合計にとどまらず、より大きな相乗的除草活性
を有しており、更に低薬量で対象雑草を選択的に防除す
ることができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 式（ I ）： ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） で表される化合物と 式（II）： ▲数式、化学式、表等があります▼（II） あるいは 式（III）： ▲数式、化学式、表等があります▼（III） で表される化合物のいずれか一方とを有効成分として含
   有することを特徴とする除草剤組成物。