JPH02160546A - 金属―セラミック複合部材 - Google Patents

金属―セラミック複合部材

Info

Publication number
JPH02160546A
JPH02160546A JP8179189A JP8179189A JPH02160546A JP H02160546 A JPH02160546 A JP H02160546A JP 8179189 A JP8179189 A JP 8179189A JP 8179189 A JP8179189 A JP 8179189A JP H02160546 A JPH02160546 A JP H02160546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
intermediate layer
composite member
cylindrical body
ceramic lining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8179189A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kawai
徹 河合
Hisashi Hiraishi
平石 久志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8179189A priority Critical patent/JPH02160546A/ja
Publication of JPH02160546A publication Critical patent/JPH02160546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐食性、耐摩耗性等が要求されるロール類等
として有用な、金属−セラミック複合部材の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
銅箔製造ラインや、鋼材酸洗ラインにおけるロールのよ
うに耐食性、耐摩耗性等が要求されるロール類の表面改
質、耐久性改善等を目的として、近時、第3図に示すよ
うに、金属中空円筒体(10)の外周面にライニング層
(30)としてセラミック円筒体を嵌め合わせ、嵌め合
わせ界面を接着剤層(40)  (層厚的0.5〜5酎
)で接合固定した複合体をロール胴部(10)とし、そ
の中空孔内にロール軸(50,50)を焼嵌めまたは溶
接等により嵌着固定したロールの実用化がこころみられ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記金属円筒体(10)とセラミックライニング層(3
0)とからなる複合体の実使用においても最も問題とな
るのは、その胴部構成材料の各熱膨張係数が大きく異な
ることである。すなわち、金属、例えば鋼の熱膨張係数
(α)は約15〜20X10−’/”Cであるのに対し
、セラミックのそれは約5〜8×10−h/“Cであり
、接着剤のそれは約60〜90X10−”7℃である。
このため、その複合体の使用環境が約40〜120°C
の比較的低温領域であっても、その温度変化に伴う熱膨
張量の差に因る大きな熱応力が発生し、その熱応力によ
り、またはこれに機械衝撃が加重されることにより、し
ばしばセラミックライニング層(30)に亀裂・欠損等
を生じるという問題がある。
本発明は、金属−セラミック複合部材における上記問題
を解決するためになされたものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明の金属
−セラミック複合部材は、金属円筒体とその周面を被覆
するセラミックライニング層とが、粘弾性体からなる中
間層を介して接合されていることを特徴としている。
第1図は本発明複合部材の層構造を示している。
図中、前記第3図と同一の部材には同一の符号を付して
いる。(20)は、金属円筒体(10)とセラミックラ
イニング層(30)との界面に形成された粘弾性体から
なる中間層である。この複合部材を、例えばロール胴部
とし、その中空孔内にロール軸(50) (50)を、
焼嵌め、溶接等により嵌着することにより、銅箔製造ラ
イン等に使用されるロールとすることができる。
中間層(30)を形成する粘弾性体は、公知の各種粘弾
性材から適宜選択される。その例として、天然ゴム、合
成ゴム、例えばブタジェンスチレンゴム、ネオブレン、
ブタジェンアクリルニトリルゴム、ブチルゴム、または
合成樹脂、例えばフェノール樹脂、尿素樹脂、ポリエス
テル樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂、もしくは
アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂等
の熱可塑性樹脂等が挙げられる。
中間′層(20)は金属円筒体(10)とセラミックラ
イニング層(30)との熱膨張量の差に因り生じる熱応
力を、その粘弾性変形により吸収緩和する。
その熱応力吸収緩和機能を十分に発現させるための中間
層(20)の層厚は好ましくは0.1m++以上であり
、より好ましくは0.2閤以上である。その層厚を厚く
するに伴って応力吸収緩和の効果が増すが、約0.5m
mまでで十分である。
中間層(20)と金属円筒体(10)の外周面またはセ
ラミックライニング層(30)の内周面との接合一体化
のために接着剤を必要とする場合は、その接着剤として
、例えばフェノール系、レゾルシン系、尿素系、メラミ
ン系、エポキシ系、ポリエステル系、シリコーン系等の
熱硬化性樹脂接着剤。
酢酸ビニル系、塩化ビニル系、アクリル系、ポリアミド
系の熱可塑性接着剤、またはブタジェンアクリルニトリ
ルゴム、ブタジェンスチレンゴム。
ネオブレン等のゴム系接着剤などを使用すればよい。そ
の層厚は約0.1〜4mであってよい。
第2図は、中間層(20)を、接着剤N (21)を介
して金属円筒体(10)およびセラミックライニング層
(30)と接合した例を示している。中間層(20)は
ゴムまたは合成樹脂等の粘弾性体のシートである。図示
の中間層(20)である粘弾性体シートは1層であるが
、所望により2層以上とし、それらを接着剤をはさんで
積層した多重シート構造とすることもできる。
本発明の複合部材における中間層(20)は、金属円筒
体(10)にライニング層(30)となるセラミック中
空円筒体を外嵌し、両者のクリアランスに、流動状態に
調整された粘弾性体を注入し固化させることにより形成
することができる。また、第2図に示す複合部材を製作
するには、金属円筒体(lO)の外周面に接着剤層(2
1)を塗布してシート(20)を積層接着したうえ、こ
れにセラミックライニング層(30)材料であるセラミ
ック中空円筒体を外嵌し、シート(20)とセラミック
中空円筒体(30)との間のクリアランスに接着剤(2
1)を注入するようにすればよい、なお、接着剤の硬化
反応に伴って生じるひずみは、粘弾性体シート(20)
の粘弾性変形によって吸収されるので、接着剤の使用に
よる残留応力を生じさせることはない。
なお、本発明複合部材を構成する金属円筒体(10)は
、例えば遠心力鋳造、静置鋳造等の鋳造材、または塑性
加工材であり、前記図示の例では中空形状を有している
が、複合部材の用途により中実円筒体が使用される場合
もある。セラミックライニング層(30)は、例えば遠
心泥しよう鋳込み成形法により成形されたセラミック中
空円筒体の焼成品が使用される。それらの材質は、複合
ロールの用途・使用条件、要求特性等に応じて任意に選
択されるものであり、金属円筒体(10)は、例えば各
種の炭素鋼、合金鋼であり、セラミックライニング層(
30)は例えば、炭化けい素、窒化けい素、炭化クロム
、アルミナ等の焼成品である。
本発明の複合部材は、その金属円筒体(10)とセラミ
ックライニング層(30)とが粘弾性体からなる中間N
 (20)を介して積層接合された構造を有しているの
で、実使用時の温度変化に伴う金属円筒体(10)とセ
ラミックライニング層(30)との熱膨張量の差に因る
応力は上記中間層(20)の粘弾性変形により吸収緩和
される。その中間層(20)はセラミックライニング層
(30)に対する機械衝撃の吸収緩和層としての効果も
奏する。
〔実施例〕
(1)供試部材の製作 ステンレス鋼(SIJS 304)の円筒体(外径;3
7■。
胴長:180m5+)の外周面に、エポキシ系樹脂接着
剤を塗布し、これにブタジェンアクリルニトリルゴムシ
ートまたはブタジェンスチレンゴムシート(いずれもシ
ート厚さ:0.15mm)を積層接着したうえ、ライニ
ング層としてアルミナセラミック中空円筒体(肉厚:5
nm、胴長:180aam)を外嵌し、ゴムシート外周
面とのクリアランスに上記と同じ樹脂接着剤を注入し、
100″Cで硬化させて供試複合部材1 (ブタジェン
スチレンゴムシート使用)および複合部材2(ブタジェ
ンアクリルニトリルゴムシート使用)を得た(各接着剤
層厚さは約IM)。
比較例として、ゴムシートの使用を省略し、上記と同じ
ステンレス鋼円筒体とセラミック中空円筒体とを嵌め合
わせ、両者のクリアランス(約1鵬)に上記と同じ樹脂
接着剤を注入して供試複合部材11および12を得た。
〔■〕熱応力試験 各供試複合部材1.2および11.12のそれぞれにつ
いて、そのロール胴部の外周面を60°Cに加熱して肉
厚方向に38°Cの温度差をもたせ、周方向(θ)およ
び軸方向(z)の熱応力を測定し第1表に示す結果を得
た。表中、熱応力の数値は供試複合部材11の熱応力の
値を1とする比で示している。
表記のように2つの比較材のうち一方の供試部材12は
熱応力による割れを生じたが発明例である供試複合部材
1および2には割れ発生はなく、またその熱応力は複合
部材11に比し著しく低減している。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す軸方向断面図、第2図は
本発明の要部断面図、第3図は従来例を示す軸方向断面
図である。 10:金属円筒体、20:中間層、21:接着剤層。 30:セラミックライニング層、40:接着剤層、50
:ロール軸。 〔発明の効果〕 本発明の複合部材は、熱応力や機械衝撃の吸収緩和機能
を有しているので、そのセラミックライニング層は、使
用時の熱影響や機械衝撃から保護され、亀裂や欠損等を
生じ難く、長期に亘る安定な使用が可能であり、従って
これを例えばロール胴部とし、銅箔製造ラインや鋼材酸
洗ラインにおけるロール、印刷用ロール等として適用す
ることにより、耐用寿命の延長、メンテナンスの軽減等
の効果が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属円筒体とその周面を被覆するセラミックライニ
    ング層とが、粘弾性体からなる中間層を介して接合され
    ていることを特徴とする金属−セラミック複合部材。
JP8179189A 1988-09-30 1989-03-31 金属―セラミック複合部材 Pending JPH02160546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8179189A JPH02160546A (ja) 1988-09-30 1989-03-31 金属―セラミック複合部材

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-129380 1988-09-30
JP12938088 1988-09-30
JP8179189A JPH02160546A (ja) 1988-09-30 1989-03-31 金属―セラミック複合部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02160546A true JPH02160546A (ja) 1990-06-20

Family

ID=26422797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8179189A Pending JPH02160546A (ja) 1988-09-30 1989-03-31 金属―セラミック複合部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02160546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2919511A1 (fr) * 2007-07-30 2009-02-06 Snecma Propulsion Solide Sa Rouleau composite thermostructural
JP2014193601A (ja) * 2013-02-26 2014-10-09 Fujifilm Corp ダイヘッド及びその製造方法並びにフィルムの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2919511A1 (fr) * 2007-07-30 2009-02-06 Snecma Propulsion Solide Sa Rouleau composite thermostructural
EP2025422A1 (fr) * 2007-07-30 2009-02-18 Snecma Propulsion Solide Rouleau composite thermostructural
JP2014193601A (ja) * 2013-02-26 2014-10-09 Fujifilm Corp ダイヘッド及びその製造方法並びにフィルムの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI99028C (fi) Menetelmä kuituvahvisteisen muovikappaleen päällystämiseksi
US2606574A (en) Reinforced high-temperature glass conduit
US9534651B2 (en) Method of manufacturing a damped part
RU2008119486A (ru) Способ нанесения покрытия на деталь
US4886695A (en) Ceramic-metal composite bodies
JPH02160546A (ja) 金属―セラミック複合部材
WO2005038073A3 (de) Zylinderlaufbuchse mit einer zwei schichten umfassenden aussenbeschichtung und verfahren zu deren ein- oder umgiessen zu einem verbundkörper
PL368606A1 (en) Structural component coated with a hard material and comprising an intermediate layer for improving the adhesive strength of the coating
JPH02261920A (ja) 金属―セラミック複合ロール
JPH02261922A (ja) 金属―セラミック複合ロール
JPH02261921A (ja) 金属―セラミック複合ロール
JP2003185023A (ja) メタルガスケット素材板
Fessel et al. Fatigue performance of metallic reverse‐bent joints
JP2616937B2 (ja) 複合ロール
KR100553438B1 (ko) 억지 끼워 맞춤용 고마찰 코팅방법
JPH0977234A (ja) ディスクローラー
JPH07113417A (ja) Frpロールおよびその製造方法
JPH0261493A (ja) 高耐熱ロール
JP2001047111A (ja) 超硬合金製複合ロール
JPH071656A (ja) 炭素強化繊維樹脂成形品及びその製造方法
JPH05338077A (ja) 合成樹脂ライニング管
JP4064278B2 (ja) ポリアミド成形体とポリウレタン層との積層方法及びその積層体
JPS62297517A (ja) 複合繊維薄膜板のボルト穴強化方法
JP2003176816A (ja) 耐熱ロール
JPS622108Y2 (ja)