JPH021602Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH021602Y2 JPH021602Y2 JP19699283U JP19699283U JPH021602Y2 JP H021602 Y2 JPH021602 Y2 JP H021602Y2 JP 19699283 U JP19699283 U JP 19699283U JP 19699283 U JP19699283 U JP 19699283U JP H021602 Y2 JPH021602 Y2 JP H021602Y2
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- voltage
- operational amplifier
- potentiometer
- terminal
- inverting input
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
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- Feedback Control In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電圧入力に比例した機械的変位出力
を得るサーボメカニズム等に用いられ、速度帰還
量を連続可変出来る比例微分回路の改良に関す
る。
を得るサーボメカニズム等に用いられ、速度帰還
量を連続可変出来る比例微分回路の改良に関す
る。
〈従来技術〉
以下図面を用いて本考案の比例微分回路を説明
する。第1図は設定電圧である電圧入力I(s)
に比例した機械的変位出力M(s)を得るサーボ
メカニズムを表わしたものである。1は減算回路
であり、電圧入力I(s)と比較電圧であるフイ
ードバツク信号F(s)との差をとり、その差に
応じた出力信号を増幅器2に出力する。3はサー
ボモータであり、4はサーボモータ3の回転を適
切な値に減速し機械的変位出力M(s)を外部に
出力する減速機構であり、5は機械的変位出力M
(s)を測定しフイードバツク信号F(s)を減算
回路1に出力する検出器である。ところでこのよ
うな構成でサーボモータ3の応答を正確に制御す
る方法としてタコジエネレータを用いた速度帰還
方法がある。この方法は、サーボメカニズムの動
特性向上に有効であるが、タコジエネレータが高
価である上、配線コストも高くなる等の欠点があ
るため、一般には位相進み制御回路として公知の
第2図のような比例微分回路6が用いられる。こ
の比例微分回路6は、電圧入力I(s)は抵抗
R2,R3で分圧されて演算増幅器Q1の非反転入力
端子に導かれ、フイードバツク信号F(s)はポ
テンシヨメータVR1及びコンデンサC1を介して
演算増幅器Q1の反転入力端子に導かれ、演算増
幅器Q1の出力は帰還抵抗R4を介して反転入力に
帰還されることでフイードバツク信号F(s)の
速度帰還量を連続的に変化させるような構成とな
つている。
する。第1図は設定電圧である電圧入力I(s)
に比例した機械的変位出力M(s)を得るサーボ
メカニズムを表わしたものである。1は減算回路
であり、電圧入力I(s)と比較電圧であるフイ
ードバツク信号F(s)との差をとり、その差に
応じた出力信号を増幅器2に出力する。3はサー
ボモータであり、4はサーボモータ3の回転を適
切な値に減速し機械的変位出力M(s)を外部に
出力する減速機構であり、5は機械的変位出力M
(s)を測定しフイードバツク信号F(s)を減算
回路1に出力する検出器である。ところでこのよ
うな構成でサーボモータ3の応答を正確に制御す
る方法としてタコジエネレータを用いた速度帰還
方法がある。この方法は、サーボメカニズムの動
特性向上に有効であるが、タコジエネレータが高
価である上、配線コストも高くなる等の欠点があ
るため、一般には位相進み制御回路として公知の
第2図のような比例微分回路6が用いられる。こ
の比例微分回路6は、電圧入力I(s)は抵抗
R2,R3で分圧されて演算増幅器Q1の非反転入力
端子に導かれ、フイードバツク信号F(s)はポ
テンシヨメータVR1及びコンデンサC1を介して
演算増幅器Q1の反転入力端子に導かれ、演算増
幅器Q1の出力は帰還抵抗R4を介して反転入力に
帰還されることでフイードバツク信号F(s)の
速度帰還量を連続的に変化させるような構成とな
つている。
ところで、第2図において今フイードバツク信
号F(s)の電圧をe1、電圧入力I(s)をe2、出
力電圧をe0とし、コンデンサC1の容量をCとし、
VR1,R2,R3,R4の各抵抗値を各々等しい値R
とし、入出力電圧の伝達特性を求めると、 e0=e2−e1〔(ρ1Ts+1)/ {ρ1(1−ρ1)Ts+1}〕 …(1) となる。但しT=RC,S(=jw,wは角速度)
はラプラス演算子、ρ1はポテンシヨメータVR1の
分圧比である。(1)式右辺第2項において速度信号
は周波数領域の高域でゲインが一定になることを
意味し、か分圧比ρ1によつて連続的に変化する速
度信号が得られることを意味する。即ち(1)式で、
横軸に角速度ω、縦軸に比例微分回路のゲインを
とり、分圧比ρ1を変化させた場合についてその周
波数特性を示すと第3図のようになる。一方同様
にしてタコジエネレータを用いた速度帰還方式に
おいてその帰還ゲインをかえた時の総合周波数特
性の変化を示すと第4図のようになる。これを比
較すると第3図ρ1=1の時は第4図タコジエネレ
ータの帰還ゲイン大の時と周波数特性は略等し
い。しかしながら、第3図において1>ρ1≧0の
時は第4図との間に周波数特性の相違が見られ
る。即ち、第2図の比例微分回路6は、サーボモ
ータの種類や負荷の大きさ等が限定された場合は
タコジエネレータの機能を満足するが、サーボモ
ータの大きさが異なるような使用方法、例えば船
舶に用いられる舵取機の制御用サーボモータ等の
ように舵取機の大きさによつてサーボモータの大
きさが変わる場合は、タコジエネレータの有する
機能を完全に満足することができないという問題
点がある。
号F(s)の電圧をe1、電圧入力I(s)をe2、出
力電圧をe0とし、コンデンサC1の容量をCとし、
VR1,R2,R3,R4の各抵抗値を各々等しい値R
とし、入出力電圧の伝達特性を求めると、 e0=e2−e1〔(ρ1Ts+1)/ {ρ1(1−ρ1)Ts+1}〕 …(1) となる。但しT=RC,S(=jw,wは角速度)
はラプラス演算子、ρ1はポテンシヨメータVR1の
分圧比である。(1)式右辺第2項において速度信号
は周波数領域の高域でゲインが一定になることを
意味し、か分圧比ρ1によつて連続的に変化する速
度信号が得られることを意味する。即ち(1)式で、
横軸に角速度ω、縦軸に比例微分回路のゲインを
とり、分圧比ρ1を変化させた場合についてその周
波数特性を示すと第3図のようになる。一方同様
にしてタコジエネレータを用いた速度帰還方式に
おいてその帰還ゲインをかえた時の総合周波数特
性の変化を示すと第4図のようになる。これを比
較すると第3図ρ1=1の時は第4図タコジエネレ
ータの帰還ゲイン大の時と周波数特性は略等し
い。しかしながら、第3図において1>ρ1≧0の
時は第4図との間に周波数特性の相違が見られ
る。即ち、第2図の比例微分回路6は、サーボモ
ータの種類や負荷の大きさ等が限定された場合は
タコジエネレータの機能を満足するが、サーボモ
ータの大きさが異なるような使用方法、例えば船
舶に用いられる舵取機の制御用サーボモータ等の
ように舵取機の大きさによつてサーボモータの大
きさが変わる場合は、タコジエネレータの有する
機能を完全に満足することができないという問題
点がある。
〈本考案の目的〉
本考案は、上述した従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、簡単な回路構成でサーボモ
ータの大小に関係なくタコジエネレータに代わる
機能、即ち速度帰還量を連続可変することができ
る比例微分回路を提供することを目的とする。
成されたものであり、簡単な回路構成でサーボモ
ータの大小に関係なくタコジエネレータに代わる
機能、即ち速度帰還量を連続可変することができ
る比例微分回路を提供することを目的とする。
〈本考案の構成〉
上述の目的を達成するために、本考案の比例微
分回路の構成を、演算増幅器と、該演算増幅器の
非反転入力端子に接続される基準電位又は設定電
圧と、前記演算増幅器の反転入力端子に入力抵抗
を介して接続され前記基準電位又は設定電圧と比
較される比較電圧と、前記演算増幅器の出力端子
と前記反転入力端子との間に固定端子が設けられ
たポテンシヨメータと、該ポテンシヨメータの可
動端子に一端が接続され他端が前記比較電圧が接
続される前記入力抵抗の一端に接続されたコンデ
ンサとした。
分回路の構成を、演算増幅器と、該演算増幅器の
非反転入力端子に接続される基準電位又は設定電
圧と、前記演算増幅器の反転入力端子に入力抵抗
を介して接続され前記基準電位又は設定電圧と比
較される比較電圧と、前記演算増幅器の出力端子
と前記反転入力端子との間に固定端子が設けられ
たポテンシヨメータと、該ポテンシヨメータの可
動端子に一端が接続され他端が前記比較電圧が接
続される前記入力抵抗の一端に接続されたコンデ
ンサとした。
〈本考案の実施例〉
以下本考案の具体的実施例を第5図を用いて説
明する。尚第1図及び第2図と同一部分には同一
番号を付けてその説明は省略する。
明する。尚第1図及び第2図と同一部分には同一
番号を付けてその説明は省略する。
第5図の比例微分回路62は、第2図の比例微
分回路6のポテンシヨメータVR1を入力抵抗R1
とし、抵抗R4をポテンシヨメータVR2とし、コ
ンデンサCをポテンシヨメータVR2の可動端子に
接続するようにしたことである。ポテンシヨメー
タVR2の分圧比をρ2とし、各抵抗値はRとして、
回路の伝達特性を表わすと、 e0′=e2−e1{(1−ρ2 2)Ts+1} …(2) となる。但しT=RCとする。この式からポテン
シヨメータVR2の分圧比ρ2により速度帰還量が連
続的に変化する。即ち第4図のような周波数特性
が得られることが判る。
分回路6のポテンシヨメータVR1を入力抵抗R1
とし、抵抗R4をポテンシヨメータVR2とし、コ
ンデンサCをポテンシヨメータVR2の可動端子に
接続するようにしたことである。ポテンシヨメー
タVR2の分圧比をρ2とし、各抵抗値はRとして、
回路の伝達特性を表わすと、 e0′=e2−e1{(1−ρ2 2)Ts+1} …(2) となる。但しT=RCとする。この式からポテン
シヨメータVR2の分圧比ρ2により速度帰還量が連
続的に変化する。即ち第4図のような周波数特性
が得られることが判る。
尚本考案の比例微分回路62は第5図の回路に
限定されるものではなく例えば第6図のような構
成の比例微分回路63でもよい。第5図と相違す
る点は、演算増幅器Q1の非反転入力端子に抵抗
R2,R3で分圧された電圧入力が接続されるに代
りに基準電位が接続された構成となつていること
である。この場合の比較電圧e1′として、第5図
に示すフイードバツク信号F(s)の代りに、例
えば入力に電圧入力I(s)とフイードバツク信
号F(s)が入力されるように構成された公知の
技術である差動増幅回路(図省略)の出力G(s)
を入力とすればよい。
限定されるものではなく例えば第6図のような構
成の比例微分回路63でもよい。第5図と相違す
る点は、演算増幅器Q1の非反転入力端子に抵抗
R2,R3で分圧された電圧入力が接続されるに代
りに基準電位が接続された構成となつていること
である。この場合の比較電圧e1′として、第5図
に示すフイードバツク信号F(s)の代りに、例
えば入力に電圧入力I(s)とフイードバツク信
号F(s)が入力されるように構成された公知の
技術である差動増幅回路(図省略)の出力G(s)
を入力とすればよい。
又第5,6図において、例えば抵抗R1と演算
増幅器Q1の反転入力端子との間に可変抵抗を設
けたり、演算増幅器Q1の出力端子とポテンシヨ
メータVR2との間に可変抵抗を設けたりしてもよ
い。
増幅器Q1の反転入力端子との間に可変抵抗を設
けたり、演算増幅器Q1の出力端子とポテンシヨ
メータVR2との間に可変抵抗を設けたりしてもよ
い。
〈本考案の効果〉
本考案の比例微分回路によれば、部品点数を最
少限度に押えながら、従来のタコジエネレータを
用いてサーボモータを制御していたと同様の効
果、即ちサーボモータの大小に関係なく速度帰還
量を連続可変することができるために、装置全体
を性能を落すことなく安価に製造することができ
る。
少限度に押えながら、従来のタコジエネレータを
用いてサーボモータを制御していたと同様の効
果、即ちサーボモータの大小に関係なく速度帰還
量を連続可変することができるために、装置全体
を性能を落すことなく安価に製造することができ
る。
第1図はサーボメカニズムを示すブロツク図、
第2図は従来技術である比例微分回路図、第3図
は第2図の回路の周波数特性図、第4図はタコジ
エネレータを用いた場合の周波数特性図、第5図
は本考案の具体的実施例を示す比例微分回路図、
第6図は他の実施例の回路図である。 1,6……比例微分回路、3……サーボモー
タ、I(s)……設定電圧(電圧入力)、F(s)
……比較電圧(フイードバツク信号)。
第2図は従来技術である比例微分回路図、第3図
は第2図の回路の周波数特性図、第4図はタコジ
エネレータを用いた場合の周波数特性図、第5図
は本考案の具体的実施例を示す比例微分回路図、
第6図は他の実施例の回路図である。 1,6……比例微分回路、3……サーボモー
タ、I(s)……設定電圧(電圧入力)、F(s)
……比較電圧(フイードバツク信号)。
Claims (1)
- 演算増幅器と、該演算増幅器の非反転入力端子
に接続される基準電位又は設定電圧と、前記演算
増幅器の反転入力端子に入力抵抗を介して接続さ
れ前記基準電位又は設定電圧と比較される比較電
圧と、前記演算増幅器の出力端子と前記反転入力
端子との間に固定端子が設けられたポテンシヨメ
ータと、該ポテンシヨメータの可動端子に一端が
接続され他端が前記比較電圧が接続される前記入
力抵抗の一端に接続されたコンデンサと、より成
ることを特徴とする比例微分回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19699283U JPS60104903U (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 比例微分回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19699283U JPS60104903U (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 比例微分回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60104903U JPS60104903U (ja) | 1985-07-17 |
JPH021602Y2 true JPH021602Y2 (ja) | 1990-01-16 |
Family
ID=30754951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19699283U Granted JPS60104903U (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 比例微分回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60104903U (ja) |
-
1983
- 1983-12-21 JP JP19699283U patent/JPS60104903U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60104903U (ja) | 1985-07-17 |
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