JPH0215996Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は横型ブラインドにおける補修用スラ
ツトの収納構造に関するものである。

従来技術 横型ブラインドは窓の上枠等に固定されるヘツ
ドボツクスからラダーコードを介して多数枚のス
ラツトが吊下支持され、そのスラツトは通常アル
ミの薄板で形成されている。そして、このような
スラツトは窓外からの風圧、あるいは昇降時の不
具合等により折れ、曲り、ねじれ等が生じる場合
がある。従つて、上記のようにスラツトが破損し
た場合には補修用スラツトを別途取り寄せて交換
する必要があつた。

目 的 この考案の目的は、上記のような従来の横型ブ
ラインドの欠点を解消し、ブラインドの一部に予
め数枚の補修用スラツトを収納して、スラツトが
破損された場合にはその補修用スラツトですみや
かに補修し得る横型ブラインドを提供するにあ
る。

考案の構成 この考案の構成は上記目的を達成するために、
横型ブラインドのボトムレール内に補修用スラツ
トを収納したものである。

実施例 以下、この考案を具体化した一実施例を第１図
及び第２図に従つて説明すると、横型ブラインド
１は窓の上枠、天井等に固定されるヘツドボツク
ス２からラダーコード３が吊下支持され、そのラ
ダーコード３に多数枚のスラツト４が支持され、
最下段にはボトムレール５が吊下支持されてい
る。そして、ヘツドボツクス２一側から垂下され
る操作棒６を回転操作することにより、ヘツドボ
ツクス２内の角度調節軸（図示しない）及びラダ
ーコード３を介して各スラツト４が同位相で角度
調節されるようになつている。

一方、各スラツト４に複数設けられた透孔７に
は昇降コード８が挿通され、その昇降コード８の
一端はボトムレール５に掛止されるとともに他端
はヘツドボツクス２内を経て前記操作棒６の近傍
に垂下されている。そして、昇降コード８の操作
によりボトムレール５を昇降させれば、そのボト
ムレール５の昇降に伴つて各スラツト４が昇降さ
れるようになつている。

ボトムレール５内にはその上方のスラツト４と
同形状、すなわち同一寸法、同色でかつ同様の透
孔７が複数設けられた補修用スラツト９が収納さ
れてる。すなわち、第２図に示すようにボトムレ
ール５は中空状に形成され、その内部に２，３枚
の補修用スラツト９が収納されている。そして、
このように補修用スラツト９が収納されたボトム
レール５の両端には第１図に示すようにキヤツプ
１０が嵌合されている。

さて、上記のように構成された横型ブラインド
１はラダーコード３に支持されたスラツト４が何
らかの事故により破損された時には、ヘツドボツ
クス２を窓枠等から取外し、昇降コード８を各ス
ラツト４から外して破損されたスラツト４をラダ
ーコード３から引出す。そして、ボトムレール５
一端のキヤツプ１０を取外し、ボトムレール５内
に収納された補修用スラツト９の中から所望の枚
数を引出し破損されたスラツト４と交換する。こ
の後、昇降コード８を再び各スラツト４に挿通し
て、ヘツドボツクス２を窓枠等に固定すれば、破
損されたスラツト４の補修が完了する。

従つて、この横型ブラインド１はスラツト４が
何らかの事故で破損された場合にも補修用のスラ
ツトを別途取寄せる必要はなく、ボトムレール５
内に収納された補修用スラツト９を取出して破損
されたスラツト４とすみやかに交換することがで
きる。

さらに、補修用スラツト９はボトムレール５内
に収納されているので、横型ブラインド１の美観
及び機能を損ねることはなく、よごれることもな
い。

なお、前記補修用スラツト９には昇降コード８
を挿通する透孔７を設けているが、その透孔７を
設けない状態で収納してもよく、この場合には補
修用スラツト９をボトムレール５から取出した後
に透孔７を設ければよい。

効 果 以上詳述したようにこの考案は、ボトムレール
５内に補修用スラツト９を収納したことにより、
横型ブラインド１の一部のスラツトが破損した場
合には、予めボトムレール５内に備えられた補修
用スラツト９ですみやかに補修することができる
とともに、その補修用スラツト９はボトムレール
５内に収納されているので、横型ブラインドの美
観を損ねることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を具体化した横型ブラインド
の斜視図、第２図は補修用スラツト収納部分の断
面図である。 横型ブラインド１、ボトムレール５、補修用ス
ラツト９。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ボトムレール５内に補修用スラツト９を収納し
   たことを特徴とする横型ブラインド。