JPH0215905A - タレットヘッド装置 - Google Patents

タレットヘッド装置

Info

Publication number
JPH0215905A
JPH0215905A JP16453588A JP16453588A JPH0215905A JP H0215905 A JPH0215905 A JP H0215905A JP 16453588 A JP16453588 A JP 16453588A JP 16453588 A JP16453588 A JP 16453588A JP H0215905 A JPH0215905 A JP H0215905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
turret head
head
shaft
tool spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16453588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2619922B2 (ja
Inventor
Mitsuru Yamazaki
満 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
Priority to JP63164535A priority Critical patent/JP2619922B2/ja
Publication of JPH0215905A publication Critical patent/JPH0215905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2619922B2 publication Critical patent/JP2619922B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、タレット型工作機械に用いられるタレットヘ
ッド装置に関する。
(従来の技術) 一般に、この種のタレット型工作機械では、複数の工具
を例えば放射状に保持したタレットヘッドを、ヘッド本
体に対し割り出し回転可能に支持し、しかも割り出し終
了後にはタレットヘッドをヘッド本体に固定するととも
に、割り出された工具主軸のギヤとヘッド本体側のギヤ
を噛合させ、工具主軸を回転駆動できるようにしている
従来の構造では、工具主軸の回転とタレットヘッドの割
り出し回転はそれぞれ別の駆動モータを用いて行ってお
り、さらに、工具主軸のギヤに対しヘッド本体側のギヤ
が軸方向にシフト動作を行って、両ギヤ間の係脱を行っ
ていた。すなわち、割り出し終了後、クランプ動作がな
され、その後に本体側のギヤのシフト動作によって工具
主軸のギヤと噛合させ、加工終了後も、本体側のギヤの
反対方向のシフト動作によって工具主軸とのギヤ結合を
解除し、その後にアンクランプ動作がなされ、割り出し
回転を行うというサイクル動作をおこなっていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、このような従来の構造では、加工回転と割り出
しのための回転駆動用のモータf!:2個要するために
装置が高価となるとともに、タレットヘッドのクランプ
・アンクランプ動作と、工具主軸のギヤの係脱動作とを
、時間的にずらして行う必要があるために、割り出し時
間が長くなり、加工効率を低下させていた。
そこで、本発明は1個のモータによって加工回転と割り
出し回転とを選択的に行わせるとともに、タレットヘッ
ドのクランプ・アンクランプ動作と同時に駆動側と主軸
側のギヤの係脱を行わせることにより、従来のようなギ
ヤのシフト機構を省略でき、構造を簡易化するとともに
、割り出し時間を短縮させ、上記問題点を解決しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、クランプ・アンクランプのためのタレットヘ
ッドの進退動作によって駆動側の第1ギヤと工具主軸の
ギヤの山と谷とを確実に噛合させるために定位状態で待
機する第1ギヤに対し、工具主軸のギヤも定位状態のま
ま噛合させるようにし、このためには、アンクランプ後
の割り出し回転時にも全ての工具主軸を定位状態に保持
しておく必要があるため、工具主軸の一端に係合部を形
成してこの係合部と常時係合して回転を規制するストッ
パー部材を設け、しかも割り出し位置にある工具主軸の
加工回転時にのみその係合部との係合が外れ、工具主軸
の回転を許容するようにすることにより、従来のような
ギヤの係脱に軸方向のシフト動作時間を設けることなく
、クランプ・アンクランプ動作と同時にギヤ間の係脱が
行え、よって割り出し時間を短縮しようとするものであ
る。
すなわち、本発明は、放射状に複数の工具主軸をそれぞ
れ回転自在に支持したタレットヘッドを、ヘッド本体に
固定した支軸を中心に回転自在かつ摺動自在に設けたタ
レットヘッド装置において、ヘッド本体側には、定位置
停止可能なモータと、割り出し位置の各工具主軸のギヤ
と噛み合う上記モータにより駆動される第1ギヤと、上
記支軸と平行な軸に設けられ上記モータとクラッチを介
して駆動される第2ギヤとを設け、かつ上記タレットヘ
ッド側に、タレットヘッドを進退駆動するヘッド進退駆
動手段を設けるとともに、各工具主軸の上記支軸側の一
端に係合部を形成し、この係合部に係合して工具主軸の
回転を規制して割り出し位置に割り出された工具主軸の
回転のみを許容するストッパー部材を上記支軸に摺動可
能に設けるとともに、上記支軸に補助ストッパーを固定
し、タレットヘッドのアンクランプ時に上記補助ストッ
パーにより割り出し位置の工具主軸の係合部と係合して
回転を規制するように構成したものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明装置に係るタレット型工作機械の正面図
、第2図ないし第4図は本発明のタレットヘッド装置を
示し、第2図は第1図中A−A矢視断面図、第3図は第
2図中C方向からみたギヤ構成図、第4図は第1図中正
面からみたギヤ構成図、第5図は第2図中C方向からみ
たストッパー部材の側面図、第6図は第2図中り方向か
らみたストッパー部材の背面図、第7図は工具主軸とス
トッパー部材の係合部を示す分解斜視図、第8図は割り
出し位置における工具主軸とストッパー部材との係合状
態を示し、同図(a)はアンクランプ時、同図(b)は
クランプ時を示す。
第1図において、タレット型工作機械1はベース2上に
X軸方向(紙面に対し垂直方向)に送り移動されるX軸
テーブル31N:有し、このX軸テーブル3上にZ軸方
向(図面左右方向)に送り移動されるZ軸テーブル4を
有し、このZ軸テーブル4上にコラム5を一体に!aL
、、このコラム5の前面に形成されたスライドウェイ5
aに沿ってタレットヘッド装置6をY軸方向(上下方向
)に送り移動可能に支持している。そして、それぞれの
送り駆動部を介し、X、Y、Zの3軸方向の送り制御が
なされるようになっている。
タレットヘッド装置6は、上記コラム5に支持されたヘ
ッド本体7と、このヘッド本体7に割り出し回転自在に
支持されたタレットヘッド8とで構成されている。
第2図において、ヘッド本体7はその背面に形成された
摺動面部9によって上記コラム5のスライドウェイ5a
に摺動自在に係合され、またヘッド本体7と一体の送り
用ナツト部10がY軸方向の送りねじ11に螺合されて
いる。そして、このヘッド本体7の前面中央よりX軸方
向に水平な支軸12が前方向へ向かって一体的に突設さ
れ、この支軸12がタレットヘッド8の割り出し回転の
中心軸となる。
タレットヘッド8は、第1図に示すように、外周を例え
ば6等分割して6つの工具ステーションを形成し、この
各工具ステーションにそれぞれ工具主軸13を放射状に
装着している。そして、第1図において工具主軸13が
左側の水平な姿勢となる位置を割り出し位置Pと定め、
この位置に割り出された工具によって、左側の加工位置
に保持されたワークWを加工する。
第2図に示すように、各工具主軸13はそれぞれタレッ
トヘッド8内に複数の軸受14.15を介して回転自在
に支持され、各工具主軸13にはそれぞれギヤ(以下主
軸ギヤという)16が一体的に設けられている。また、
タレットヘッド8の回転中心には上記支軸12が挿通さ
れ、タレットヘッド8はこの支軸12の外周に軸受17
.18を介して回転自在にかつ支軸12に沿って進退自
在に嵌着支持されている。
上記支軸12の先端側においてタレットヘッド8内にシ
リンダ室19が形成され、このシリンダ室19内に上記
支軸12に固定したピストン20が摺動自在に嵌合され
ている。したがって、タレットヘッド8のクランプ・ア
ンクランプ時にこのシリンダ室19の両圧力室19a、
19bに選択的に圧力流体を供給することでタレットヘ
ッド8が支軸方向に進退動される。すなわち、上記シリ
ンダ室19とピストン20と圧力流体とによってヘッド
進退駆動手段21が構成されている。
また、タレットヘッド8の背面側すなわちヘッド本体7
どのクランプ面側には、支軸12と同心的にギヤ22が
一体的に設けられ、このギヤ22よりさらに外周におい
て、カービックカップリンク23が固定されている。こ
のカービックカップリンク23に対応してヘッド本体7
側にもカービックカップリング24が固定され、この両
カップリング23.24の噛み合りによってタレットヘ
ッド8のクランプ時の最終位置決めがなされるようにな
っている。さらに、ヘッド本体7とのクランプ時の接合
面には0リング25およびシール部材26が設けられ、
上記カップリング23.24部分への切り粉やごみの侵
入を防止できるようになっている。
上記ヘッド本体7内の上記割り出し位置P側において、
タレットヘッド8の割り出し位置Pに位置する工具主軸
13と平行な軸27が設けられ、この軸27に軸受28
を介して主軸回転伝達用の第1ギヤ29が回動自在に支
持されている。第1ギヤ29は、割出し位置Pに位置す
る工具主軸13の主軸ギヤ16と噛合する位置に設けら
れ、タレットヘッド9の進退動によって上記主軸ギヤ1
6と係脱される。
また、上記ヘッド本体7内の偏心位置において支軸12
と平行な軸30が回転自在に支持され、この軸30の前
端に割り出し回転伝達用の第2ギヤ31がスプラインを
介して固定されている。この第2ギヤ31は、タレット
ヘッド8のギヤ22と常時噛合されている。すなわち、
第2ギヤ31とギヤ22とは軸方向に摺動可能に係合さ
れており、タレットヘッド8の進退動作に関係なく常に
噛合状態を保持している。
そして、ヘッド本体7には上記第1ギヤ29と第2ギヤ
31とに回転を与える回転駆動源として1個の可変速モ
ータ32が設けられている。この可変速モータ32はそ
のモータ軸82aをヘッド本体7内において上記第1ギ
ヤ29の軸27と平行方向に突設し、とのモータ軸32
aにはヘッド本体7内に複数の軸受33.34を介して
回転自在に支持された駆動軸85が、キー36を介して
モータ軸32aと一体に結合されている。
この駆動軸35の第2図中左端部には上記第1ギヤ29
と噛合する駆動ギヤ37がスプラインを介して結合され
、この駆動ギヤ37によって駆動軸35の回転を第1ギ
ヤ29に伝動する。
また、駆動軸35の中間部にはウオームギヤ38を一体
に形成した中空円筒状のウオーム軸39が回動自在に嵌
合されかつこのウオーム軸39はヘッド本体7に対し軸
受40.41を介して回転自在に支持されている。さら
に、駆動軸35の第2図中右端部には中空円筒状のクラ
ッチ軸42がキー43を介して軸方向にのみ摺動自在に
嵌合されている。このクラッチ軸42は、その外周を囲
むように設けられたピストン44に上記軸受34を介し
て回転自在にかつ軸方向に一体に支持されている。この
ピストン44はヘッド本体7内に形成したシリンダ室4
5内に軸方向に摺動自在に嵌着され、シリンダ室45の
同圧力室45a、45bへ選択的に圧力流体の供給を行
うことにより軸方向に進退動されるようになっている。
このクラッチ軸42の第2図中左端面と上記ウオーム軸
39の第2図中右端面には係脱可能なりラッチ爪46.
47が形成され、ピストン44の進退動によって両クラ
ッチ爪46.47が係脱され、両軸42.39間の結合
および切り離しが行なわれる。
また、ピストン44に対向する位置においてヘッド本体
に近接センサー64が設けられ、ピストン44の前進或
は後退すなわちクラッチ46.47の大切を検知する。
また、上記ウオームギヤ38には第3図に示すように、
ウオームホイール48が噛合されている。
このウオームホイール48は上記第2ギヤ31を先端に
有する軸30の後端部にスプラインを介して一体に結合
されている。したがって、駆動軸35の回転はクラッチ
軸42を介しウオーム軸89へ伝達され、ウオームギヤ
38からウオームホイール48へ伝達されて軸80に伝
達される。
可変速モータ82は、定位置停止機能を有しており、常
に所定の割り出し位置で停止し、非駆動時にも常にその
位置を保持する。そして、とのモータ32の回転速度は
任意に設定可能であり、設定に応じて、ワーク種類や工
具種類別等で工具主軸13の加工回転速度を変化できる
とともに、加工時と割り出し回転時の回転速度の切換え
も自動的に行えるようになっている。
タレットヘッド8の割り出し位置検知は、ヘッド本体7
において上記モータ32より下方位置に取付けられたロ
ータリーエンコータ49によって行なわれる。第3図お
よび第4図で示すように、上記第2ギヤ31およびウオ
ームホイール48を一体に有する軸80の中間部にねじ
歯車50を一体に形成し、とのねじ歯車50に対し軸5
1に一体に設けたねじ歯車52を噛合させ、このねじ歯
車52と同軸上に一体に設けたギヤ53に対し、上記エ
ンコーダ49の検出軸49aに設けたギヤ54を噛合さ
せている。
ただし、軸30からタレットヘッド8へ回転を伝達する
伝達比と、軸30からロータリーエンコーダ49へ回転
を伝達する伝達比とが一致または倍化率となるように、
それぞれ第2ギヤ31とギヤ22の歯数比、ねじ歯車5
0.52およびギヤ53.54の歯数比がそれぞれ設定
されている。
また、割り出し後の工具主軸13の定位は上記モータ3
2の定位によって行われるが、タレットヘッド8のアン
クランプ時においてもその工具主軸13を定位状態に保
持するために、第2図で示すストッパー部材55と補助
ストッパー56が設けられている。このストッパー部材
55は、各工具主軸13の支軸12側の端部に形成した
係合軸部57と係合される。
この係合部57は工具主軸13が定位のと゛きに支軸方
向すなわちタレットヘッド8の進退方向にそれぞれ面す
る一対の係合面57a、57bを形成しており、この一
対の係合面57a、57b問の厚みがそれと直交する方
向すなわち割り出し回転面に沿った方向の厚みに対し薄
い形状となっている。
そして、上記ストッパー部材55は、この各工具主軸1
8の係合部57の両係合面57a、57b七両側より挟
むように、一対のフランジ58.58を形成した中空円
筒体t、上記支軸12に対し回転方向に拘束され、かつ
軸方向に摺動自在に嵌合されているとともに、タレット
ヘッド8に対し一対の支持面59.60間に進退方向に
拘束されかつ回動自在に嵌合支持されている。
また、第5図ないし第7図で示すように、このストッパ
ー部材55の割り出し位置Pに対応するフランジ58.
58にはそれぞれ切欠き部分61.62を形成し、この
切欠き部分61.62において、係合部57との係合が
解除され、工具主軸13の回転を許容するようになって
いる。すなわ・ち、割り出し位置Pに割り出されな工具
主軸13のみ自由に回転できるようになっている。
しかし、タレットヘッド8のアンクランプ時には割り出
し位置Pに拘らず全ての工具主軸13を回転方向に常に
規制する必要があるために、上記補助ストッパー5,6
が設けられている。
この補助ストッパー56は、上記支軸12の割り出し位
置pHに対応する外周部に固定され、支軸12とストッ
パー部材55間の回り止め用のキー作用もなしている。
また、この補助ストッパー56は上記ストッパー部材5
5の一方のフランジ58の上記切欠き部分62に挿入可
能な係止突片56aを有する。タレットヘッド8のクラ
ンプ時には第8図(a)で示すように補助ストッパー5
6の係止突片56aは切欠き部分62より外れた位置に
あるが、タレットヘッド8のアンクランプ時には第8図
(b)で示すように、補助ストッパー56の係止突片5
6aが切欠き部分62に挿入して切欠き部分62を閉塞
し、割り出し位置Pにおける工具主軸13の一方の係合
面57bに係合するため、上記ストッパー部材55と補
助ストッパー56とによって全ての工具主軸13の回転
を規制できるようになっている。
なお、上記ストッパー部材55は一方の切欠き部分62
でフランジ58部分と連続してフランジ58の厚み分だ
け中心に向かって切り落されている。
また、タレットヘッド8の上記係止突片56a側の支持
面60には各工具ステーションに対応する位置に上記係
止突片56aが嵌合可能な凹部63が形成され、タレッ
トヘッド8のクランプ時にこの凹部68に係止突片56
aが収納される。
次に、タレットヘッド8の割り出し動作を説明する。
第2図はタレットヘッド8がヘッド本体7にクランプさ
れ、かつ主軸ギヤ16が第1ギヤ29に噛合されている
加工時の状態を示す0割り出された工具による加工が終
了すると、モータ32が減速過程を経て定位置に停止す
る。モータ軸32aから、駆動軸35、ギヤ37.29
.16と順次機械的に結合されているため、割り出し位
置Pにおける工具主軸13も確実に定位状態に停止され
る。このとき、工具主軸13の係合部57は必ずその係
合面57a、57bがタレットヘッド8の進退方向に面
した状態になるように設定されている。。
次に、工具割り出し指令によって、シリンダ室ICiの
一方の圧力室19bに圧力流体が供給され、タレットヘ
ッド8はヘッド本体7mの支軸12および第2ギヤ31
に案内されてヘッド本体7から離反する方向へ移動する
。カービックカップリンク23.24が外れ、第1ギヤ
29から主軸ギヤ16が外れ、同時にストッパー部材5
5の一方の切欠き部分62が補助ストッパー56の係止
突片56aに嵌まり込む(第8図(b))、これにより
、タレットヘッド8はヘッド本体7に対しアンクランプ
状態となる。
各工具主軸18は上記ストッパー部材55の両フランジ
58.58によって回転が規制され、常に係合面57a
、57bがタレットヘッド8の進退方向に面している定
位状態に保持されている。
割り出し位置Pにおける工具°主軸13もその係合部5
7がストッパー部材55の切欠き側に挿入されているが
、補助ストッパー56の係止突片56aにその一方の係
合面57bが係合されるため、回転が規制され常に定位
状態に保持される。
このアンクランプ動作と同時に、割り出し駆動側とのク
ラッチ人動作がなされる。シリンダ室45の一方の圧力
室45bに圧力流体が供給されると、ピストン44が前
進し、これと一体にクラッチ軸42も前進して前方のウ
オーム軸39との間でクラッチ46.47が結合する。
これにより、モータ軸32aから、駆動軸35、クラッ
チ軸42、ウオーム軸39、ウオームギヤ38、ウオー
ムホイール48、軸30、ギヤ31.32と順次機械的
に結合された状態となる。
こののちタレットヘッド8の割り出し回転が開始される
。モータ32が割り出し速度で回転することにより、駆
動軸35、クラッチ軸42、ウオーム軸39、軸30と
その回転が伝わり、第2ギヤ31からギヤ22ヘギヤ伝
動され、タレットヘッド8が割り出し回転される。
このタレットヘッド8の回転角は、第2ギヤ31の軸3
0からねじ歯車50.52、ギヤ53.54を介してロ
ータリーエンコーダ49によって検出され、指定された
工具ステーションが割り出し位置Pへ近づくとモータ3
2へ停止指令が発せられる。モータ82は減速過程を経
て定位状態で停止し、タレットヘッド8を割り出す、こ
のとき、タレットヘッド8はモータ32と機械的に連結
状態にあるため、タレットヘッド8も定位状態すなわち
カップリンク23.24がたがいに噛合可能となる状態
に停止される。また、ロータリーエンコーダ46によっ
て割り出し位置の確認がなされる。
このように、割り出しが完了すると、次にヘッドのクラ
ンプが開始される。シリンダ室19の他方の圧力室19
aに圧力流体が供給されると、タレットヘッド8は支軸
12および第2ギヤ31に沿ってヘッド本体7に接近す
る方向へ移動する。
その流体圧により、カーピックカップリング23.24
が噛み合って割り出し方向の最終位置決めがなされる。
同時に、第1ギヤ29に割り出し位置Pにおける主軸ギ
ヤ16が噛み合い、工具主軸13への回転伝達を可能と
する。
このヘッドクランプ動作によって、ストッパー部材55
のフランジ58が補助ストッパー56をスライドして離
れ、補助ストッパー56によって閉塞されていたフラン
ジ58の切欠き部分62を開放する(第8図(a))た
め、第6図中2点鎖線で示すように、割り出し位置Pに
おける工具主軸13の回転が許容される。
一方、割り出し位置P以外の他の工具主軸13はヘッド
クランプ時においてもアンクランプ時においても常にス
トッパー部材55の両フランジ58.58間に規制され
て常に定位状態に保持されている。これにより、どの工
具主軸13を割り出したとしても割り出し位置Pにて常
に定位状態で保持されているため、第1ギヤ29に対し
、必ず山と谷或は谷と山とが向き合い、確実に噛合でき
る。
また、このクランプ動作と略同時に、割り出し駆動側の
アンクラッチ動作がなされる。シリンダ室45の他方の
圧力室45aに圧力流体が供給されると、ピストン44
が後退し、クラッチ軸42も一体に後退して両クラッチ
爪46.47の噛み合いを外し、ウオーム軸39を駆動
側から切り離す。この離iをセンサー68が検知すると
、次に加工開始となる。
モータ32が回転することにより、駆動軸35、ギヤ3
7.29.16と回転が伝達され、工具主軸13が高速
回転駆動される。
一方、NC側のX、Y、Z軸制御によってワークWに対
するヘッド本体7の位置決めおよび加工送りがなされる
なお、上記実施例においては、ストッパー部材55に一
対のフランジ58.58を設けたが、片側1個のフラン
ジ58を設けるだけでもよく、また、これに対応して工
具主軸13側の係合部57にも片側1個の係合面57b
を設けるだけでもよい。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、1個のモータ4゜ によって加工回転および割り出し回転7F!:選択的に
行うようにしたので、駆動部が非常にコンパクトに構成
でき、安価にできる。
また、タレットヘッドのクランプ動作によって工具主軸
の駆動側とのギヤ結合がなされ、タレットヘッドのアン
クランプ動作によって上記ギヤ結合が解除されるので、
ギヤ結合部に一方のギヤの軸方向のシフト機構を必要と
せず、シフト動作のための時間を余分にとる必要がない
ために、構造が簡単となり安価に得られるとともに、割
り出しのための時間がその分短縮され、加工効率を向上
させるものである。
さらに、ストッパー部材によって各工具ステーションに
おける工具主軸は常に定位状態に保持されるため、クラ
ンプ時における駆動側の第1ギヤとの噛合が確実になさ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置に係るタレット型工作機械の正面図
、第2図ないし第4図は本発明のタレットヘッド装置を
示し、第2図は第1図中A−A矢視断面図、第3図は第
2図中C方向からみたギヤ構成図、第4図は第1図中正
面からみたギヤ構成図、第5図は第2図中C方向からみ
たストッパー部材の側面図、第6図は第2図中り方向か
らみたストッパー部材の背面図、第7図は工具主軸とス
トッパー部材の係合部を示す分解斜視図、第8図は割出
し位置における工具主軸とストッパー部材との係合状態
を示し、同図(a)はアンクランプ時、同図(b)はク
ランプ時を示す。 6・・・タレットヘッド装置、7・・・ヘッド本体、8
・・・タレットヘッド、12・・・支軸、13・・・工
具主軸、16・・・ギヤ(主軸ギヤ)、21・・・ヘッ
ド進退駆動手段、22・・・ギヤ、27・・・軸、29
・・・第1ギヤ、30・・・軸、31・・・第2ギヤ、
32・・・モータ、32a・・・モータ軸、44・・・
クラッチ軸、46.47・・・クラッチ爪、55・・・
ストッパー部材、56・・・補助ストッパー 57・・
・係合部、P・・・割り出し位置。 特許出願人  株式会社 日子トヤマ 第1図 第3図 第4図 第5図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放射状に複数の工具主軸をそれぞれ回転自在に支
    持したタレットヘッドを、ヘッド本体に固定した支軸を
    中心に回転自在かつ摺動自在に設けたタレットヘッド装
    置において、ヘッド本体側には、定位置停止可能なモー
    タと、割り出し位置の各工具主軸のギヤと噛み合う上記
    モータにより駆動される第1ギヤと、上記支軸と平行な
    軸に設けられ上記モータとクラッチを介して駆動される
    第2ギヤとを設け、かつ上記タレットヘッド側に、タレ
    ットヘッドを進退駆動するヘッド進退駆動手段を設ける
    とともに、各工具主軸の上記支軸側の一端に係合部を形
    成し、この係合部に係合して工具主軸の回転を規制しか
    つ割り出し位置に割り出された工具主軸の回転のみを許
    容するストッパー部材を上記支軸に摺動可能に設けると
    ともに、上記支軸に補助ストッパーを固定し、タレット
    ヘッドのアンクランプ時に上記補助ストッパーにより割
    り出し位置の工具主軸の係合部と係合して回転を規制す
    るようにしたことを特徴とするタレットヘツド装置。
JP63164535A 1988-06-30 1988-06-30 タレットヘッド装置 Expired - Lifetime JP2619922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63164535A JP2619922B2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 タレットヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63164535A JP2619922B2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 タレットヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0215905A true JPH0215905A (ja) 1990-01-19
JP2619922B2 JP2619922B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=15795006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63164535A Expired - Lifetime JP2619922B2 (ja) 1988-06-30 1988-06-30 タレットヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2619922B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103552274A (zh) * 2013-11-14 2014-02-05 沃得精机(中国)有限公司 曲柄压力机装模高度调节传动装置
KR101432299B1 (ko) * 2007-12-21 2014-08-22 두산인프라코어 주식회사 Cnc 선반용 제어 공구대

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513492U (ja) * 1974-06-25 1976-01-12
JPS51126586A (en) * 1975-04-28 1976-11-04 Toyoda Mach Works Ltd Device for stopping the spindle of turret type machining center in fix ed phase
JPS62166947A (ja) * 1986-01-20 1987-07-23 Mazda Motor Corp タレツトヘツドの位置決め制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513492U (ja) * 1974-06-25 1976-01-12
JPS51126586A (en) * 1975-04-28 1976-11-04 Toyoda Mach Works Ltd Device for stopping the spindle of turret type machining center in fix ed phase
JPS62166947A (ja) * 1986-01-20 1987-07-23 Mazda Motor Corp タレツトヘツドの位置決め制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101432299B1 (ko) * 2007-12-21 2014-08-22 두산인프라코어 주식회사 Cnc 선반용 제어 공구대
CN103552274A (zh) * 2013-11-14 2014-02-05 沃得精机(中国)有限公司 曲柄压力机装模高度调节传动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2619922B2 (ja) 1997-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5205806A (en) Composite-machining machine tool
JP4298823B2 (ja) 複合加工工作機械
US5842392A (en) Indexing device and method of driving the same
US4847960A (en) Tool turret
EP0890401B1 (en) Turret tool rest
US3725987A (en) Machine tool with spaced turret heads mounted on a cross slide
USRE38571E1 (en) Automatic lathe and method of controlling same
US8967925B2 (en) Machine tool
JPS63109932A (ja) 旋回型パレツトチエンジヤ付立形マシニングセンタ
JPH0215905A (ja) タレットヘッド装置
JPH0513775B2 (ja)
JPS6374507A (ja) タレット旋盤の工具交換装置
JPS6227944B2 (ja)
JP3326941B2 (ja) インデックスチャック
US4528876A (en) Universal single spindle pin crankshaft lathe
JPH02274403A (ja) 旋盤用工具搬送摺動部材
JP2557002Y2 (ja) 複合nc旋盤の刃物台
JPH0520202B2 (ja)
JPH11188506A (ja) 複合加工工作機械
JP3159317B2 (ja) タレット型数値制御旋盤
JPH1058209A (ja) 刃物台本体の旋回機構付タレット刃物台
JPS6034202A (ja) 数値制御旋盤の複合刃物台
JPS61252001A (ja) 球面加工機
JP2003311513A (ja) 工作機械の刃物台
JPH11170103A (ja) 工具回転駆動装置を備えた旋盤刃物台