JPH02156736A - スピーカフオン及びその動作方法 - Google Patents

スピーカフオン及びその動作方法

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JPH02156736A
JPH02156736A JP1270497A JP27049789A JPH02156736A JP H02156736 A JPH02156736 A JP H02156736A JP 1270497 A JP1270497 A JP 1270497A JP 27049789 A JP27049789 A JP 27049789A JP H02156736 A JPH02156736 A JP H02156736A
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echo
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signal path
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Ygal Arbel
イガール・アーベル
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は一般的に電話装置に関し、さらに具体的には全
2重ディジタル・スピーカフォンに関するものである。
B、従来技術及びその課題 スピーカフォンは、拡声器(またはスピーカ。
以下同様)とマイクロフォンが音声信号の送信及び受信
という代表的ハンドセット機能を遂行する、「ハンドフ
リー」電話機として働く。したがって、ユーザは電話機
の近くにいる必要がない。
スピーカフォンに関連する1つの問題は、拡声器とマイ
クロフォンとの間の音響結合から生じるノイズ成分に関
するものである。このような好ましくない音響結合は通
常「室内エコー」と呼ばれている。室内エコー・ノイズ
成分は、拡声器からマイクロフォンへの直接音響経路と
反射音響経路の両方から生じ、もし抑制しない場合には
、発呼者にきこえてしまう。第2のエコー経路であるト
ランク・エコーは、近端アナログ・ハイブリッド結合装
置で発生し、結合装置と回線との間の固有インピーダン
スの不一致から生じる。これらエコー・ノイズ成分の総
合的効果から、正の利得を持つ信号ループが生成される
。ループの振動を防止するため、エコー・ノイズ成分を
阻止または消去しなくてはならない。
具体的にいえば、室内エコー・ノイズ成分は拡声器から
マイクロフォンへの全体的線形伝達関数として表すこと
ができる。この伝達関数の形状と接続時間は、一部はス
ピーカフォンの物理的構造によって決まる。特にマイク
ロフォンと拡声器の相対的位置及びスピーカフォンが配
置されている部屋の寸法、室内設備及び音声吸収特性に
よって決まる。たとえば、代表的オフィスの残響時間は
約330ミリ秒である。残響時間は、一般に、エコーが
一80dB以下まで減衰するのに要する時間として定義
される。
室内エコー信号成分を減少させるための1つの従来手法
は、マイクロフォンと拡声器を別の格納装置内に入れて
、それらを物理的に隔離させるものである。もう1つの
従来手法は、オペレータがハンドセットで話をしながら
、マイクロフォンを介して音声を入力するものである。
ハンドセットによって生成される音声信号は、理想的な
場合、室内エコー成分を含まないので、スピーカフォン
に付随する回路によって音声信号のエコー成分を識別し
、補償することが可能である。しかし、明らかに、これ
らの従来手法は最適な解決策ではない。
トランク・エコーは、接続経路に沿った2線−4線変換
ハイブリッド回路でのインピーダンスの不一致によるす
べての信号反射である。もっとも強い反射は、トランク
に対するCBXの接続部で発生し、一般に近端ハイブリ
ッド・エコーと呼ばれる。このトランク・エコー成分の
接続時間は、多少の遅延を含み、通常16ミリ秒である
。遠隔ハイブリッド・エコーも存在することがある。
遅延時間が比較的長いトランク・エコーは、通常、ネッ
ト経由ロス(VNL)またはエコー阻止/消去手法ある
いはその両方によって電話ネットワーク内で阻止される
。ただし、長さ3426kmまでの国内地上トランクは
阻止器を内蔵する必要がなく、平均35ミリ秒はどのエ
コー遅延を生じる。
半2重スピーカフォンでは、特定の時に送信信号経路ま
たは受信信号経路のみを使用可能にして、そのような室
内エコー及びトランク・エコーの望ましくない影響を排
除することができる。信号経路制御機構は、一般に何ら
かの音声操作スイッチの形をとる。ただし、両信号経路
間の切換えに一定時間を要するため、通常の半2重スピ
ーカフォンでは、会話の品質が低下し、発話側の話中に
割り込む能力が制限され、最初の数音節が落ちることが
ある。
全2重スピーカフォンは、理想的な場合、同時両方向通
話が可能であり、したがって、半2重スピーカフォンで
発生する信号経路の切換えに関するこのような問題は生
じない。一般に、適応フィルタ技法を用いて、室内エコ
ーとトランク・エコーを共に消去する試みが行なわれて
いる。たとえば拡声器に結合される信号は、適応フィル
タをも介しても結合され、その後マイクロフォンの入力
信号から差し引かれる。理想的な場合、適応フィルタは
、マイクロフォン入力信号と適応フィルタの出力の差が
最小になるように設計されている。したがって理想的な
場合、非エコー信号はスピーカフォンを介して結合され
、壬コー信号成分は消去される。
ただし、通常の全2重スピーカフォンは、このような理
想的特性に従って動作しない。通常の全2重スピーカフ
ォンでは、適応アダプタを初期設定する、すなわち適応
させるのに時間がかかる点で問題がある。さらに、ディ
ジタル全2重スピーカフォンでは、へ法則またはミュー
法則量子化エラー及び線形性エラーに関するエラー信号
により、性能が低下する。
C1課題を解決するための手段 上記及びその他の問題は、本発明に従って構成され動作
する全2重スピーカフォンによって解決される。本発明
のある実施例では、全2重ディジタル・スピーカフォン
は、電話トランクなどの通信リンクに結合された出力部
を宵する送信信号経路と、通信リンクに結合された入力
部と拡声器に結合された出力部を有する受信信号経路を
含む。
スピーカフォンはさらに、室内エコー消去用適応フィル
タとトランク・エコー消去用適応フィルタを含む。ミュ
ー法則またはA法則量子化エラー信号成分を阻止するた
め、送信信号経路内に選択的阻止ブロックが直列に結合
されている。受信信号経路内には第2の選択的阻止ブロ
ックが直列に結合されている。
残留エコー音声または実際の非エコー音声のために、エ
ラー信号がゼーロでないことがある。適応フィルタが適
応され、非エコー信号がない場合には、エラー信号は少
数のミュー法則(またはA法則)量子化ステップに等し
くなるが、それは主としてフィルタのミストラッキング
によるものである。エラー信号をマイクロフォン入力信
号に関連する現在の量子化ステップ・サイズと比較する
ことにより、所定の量子化ステップ数より小さい場合、
信号はゼロに阻止される。逆に、非エコー信号が存在す
る場合には、エラー信号は、ミストラッキング成分の他
に非エコー信号も含む。そのような場合、エラーは上記
の量を超えるので阻止されない。
すなわち、選択的阻止ブロックはしきい回路として動作
する。このしきい回路のそれぞれの出力は、その入力の
絶対値が所定のしきい値に等しいかそれより小さい場合
にゼロとなる。そうでない場合には、選択的阻止ブロッ
クの出力は入力と等しくなる。しきい値は入力信号に関
連する現在のミュー法則またはA法則量子化ステップ・
サイズに比例するように、動的に変更される。
ミュー法則またはA法則信号変換による非線形性の阻止
も、適応アダプタへの入力部に非線形信号処理ブロック
を設け、適応フィルタの出力部に任意選択で非線形信号
処理ブロックを設けることによって対処される。各ブロ
ックは信号コンバータの非線形性をエミュレートし補償
する。
さらに、本発明によれば、半2重モードで通話を開始し
、その係数が適応されたときに全2重モードに切り換え
て、適応フィルタ係数の初期設定を容易にするという全
2重スピーカフォンが開示される。さらに本発明のスピ
ーカフォンの適応ステップ・サイズは可変で、関連する
送信信号経路または受信信号経路内の信号出力の短期推
定値の関数である。
以下、図面を参照しながら本発明の作用を実施例と共に
説明する。
D、実施例 第1図に、全2重ディジタル・スピーカフォン(以下、
スピーカフォンと称する)10のブロック・ダイヤグラ
ムを示す。スピーカフォン10はディジタル・リンク・
トランシーバとC0DECの間に相互接続されている。
スピーカフォン10は、リンク側の音声チャネル・イン
ターフェース12、C0DEC側の音声チャネル・イン
ターフェース14、ミュー法則/A法則−線形コンパー
タ16及び線形−ミュー法則/A法則コンバータ18、
及びディジタル信号プロセッサ(DSP)20を含む。
DSP20は、適応フィルタと汎用制御回路及びタイミ
ング回路22を制御する。
次にスピーカフォン10を介したデータの流れについて
一般的に説明する。ダウンリンク方向では、ディジタル
・リンク・トランシーバによって音声情報がリンクから
非多重化され、直列通信ボートを介してスピーカフォン
10に結合される。音声データは、8ビツト・バイトの
書式であり当技術分野でミュー法則またはA法則と呼ば
れている、2つの近似対数スケールのどちらかを使って
符号化される。DSP20によって行なわれる計算では
、信号を線形スケールで表す必要があるので、着信信号
の対数−線形変換が行なわれる。DSP20内では信号
が以下に詳細に述べられるように処理され、適応ろ波さ
れる。その後、信号は適切な対数スケールに再変換され
、C0DECに入力されてアナログ信号に変換される。
このアナログ信号はその後拡声器に入力される。アップ
リンク経路は上記の内容と類似しているが、全般的に逆
の順序である。
第2図を参照すると、アップリンク信号とダウンリンク
信号に前述のようなエコー・ノイズ成分が含まれている
ことがわかる。室内エコーの残響時間は一般に、エコー
が一80dBまたはそれ以下にまで減衰するのに要する
時間の量として定義される。ただし、固有のミュー法則
もしくはA法則量子化ノイズの結果として、通常は、エ
コーは一40dBレベルに減少させればよい。したがっ
て、室内エコーの有効な接続時間は約200ミリ秒、す
なわち音声サンプリング率が8KHzのとき1600サ
ンプルである。
室内エコー消去器(室内EC)30とトランクEC32
の2つの適応フィルタが、アップリンク信号経路とダウ
ンリンク信号経路の間に結合されている。1つの適切な
適応フィルタの実施例は、最小平均2乗(LMS)適応
基準を利用した有限パルス応答(FIR)フィルタであ
る。本技術の利点としては、計算の回数が最少でよい、
フィルタが安定している、局部的極小値がないので最適
点に収束する、比較的簡単に実施できるなどがあげられ
る。本発明のEC30とEC32はF’IRフィルタと
して実施され、LMS適応基準を採用している。当然、
その他の適切なフィルタ・タイプや適応基準も使用でき
る。
次に、本発明の適応フィルタEC30とEC32の物理
的実施態様に関する特定の変数とその他のパラメータに
ついて説明する。この説明は、第3図に示した適応フィ
ルタの簡単なブロック・ダイヤグラムを参照して行なう
フィルタの長さまたは次数は、消去すべきエコーの接続
時間によって決まる。室内音響特性とトランク音響特性
についての前記の説明に基づき、室内ECフィルタ30
の適切なフィルタ長は1536係数(192ミリ秒)で
あることが判明している。一方、トランクECフィルタ
32のフィルタ長は256係数・(32ミリ秒)である
ことも判明している。
適応フィルタが、8 K Hzでサンプリングされミュ
ー法則またはA法則手法を用いて圧伸された音声を処理
するものと想定した場合、フィルタ・タップの音声サン
プルを14ビツトで線形表現する必要がある。ただし、
音声サンプルの線形表現に16ビツトを使用する場合は
、処理上の柔軟性が高くなることが判明している。
係数のワード・サイズは、エコー消去性能が係数量子化
ノイズによって制限されないように設定する。24ビツ
トの係数ワード長が適切であることが判明している。
別設の指定がない限り、以下の説明では、すべての16
ビツト整数値は符号付き分数とみなす。
これは、表現されている絶対値が1より小さいかまたは
1に等しいことを示唆している。整数の範囲は−327
88から+32767までである。
これに対応する実値は−1,0から+0.999969
5までである。このような表示方式は、当技術分野では
rQ 15Jと呼ばれている。16×16ビツト乗算器
/32ビット・アキュムレータを計算の一部を実行する
ために使用し、24X16ビツト乗算器と40ビツト・
アキュムレータを大部分の制御関係の計算用に使用する
。32ビツトの最終結果4ヨ、切り捨てられずに16ビ
ツトlこまるめられるので、累算時に桁あぶれが生じる
ことはない。桁あふれ条件が検出された場合、一部の従
来システムの場合のように、アキュムレータが入力を減
衰するのではなく、最大値で「飽和」する。適応フィル
タ30と32には、24X1eビット乗算器と40ビツ
ト・アキュムレータを使用する。適応フィルタ出力は1
6ビツト値であるのに対し、音声サンプルは14ビツト
値なのでイ適応フィルタ出力婢アナログ飽和効果に類似
し、14ビツト値に限定される。一般に、音声サンプル
絶対値は0.25すなわち整数値で8192を超えるこ
とはない。大部分の計算にQ15表示が使用されるため
、乗算器の出力は1つの冗長符号ビットを含むので、結
果の実値の半分に等しくなる。したがって、乗算器/ア
キュムレータの出力を2倍にしなくてはならない。2に
よる乗算を左シフトによっては行なうと、桁あぶれが生
じる可能性があるので使えない。それ自体に32ビツト
数を加え、必要ならば結果を飽和させることが好ましい
フィルタ適応ステップ・サイズすなわちBETAの決定
値は、所望のフィルタ係数収束速度と最適値を中心とし
たフィルタ係数の受入れ可能な変動量に関して決定され
る。最適BETA値は信号出力に反比例する。ただし音
声信号は非常に非定常的なため、本発明で使用するBE
TA値は、信号出力の短期推定値に反比例するよう動的
に修正される。トランクEC32の場合には、信号の2
乗の低域ろ波が十分な推定値となる。フィルタの時間定
数はフィルタ長と同程度、すなわち約16ミリ秒である
。室内EC30の場合には、フィルタ長は音声の典型的
静止期間である2Q−30ミリ秒よりずっと大きいため
、フィルタ・タップは異なる音声レベルの「履歴」を含
む。したがって、BETAの値はEC30内の最大出力
レベルに比例する。、これは、低域フィルタを立上り時
間が早く立下り時間が遅い非直線フィルタで置き換える
ことによって実現される。立上り時間は信号の出力ピー
クに十分追従できるほど短い約8ミリ秒とすることが好
ましく、立下り時間はフィルタ長の関数で約128ミリ
秒である。
下記の係数更新式2には、係数値をゼロに向かってゆっ
くり変化させて係数のドリフトをなくす目的で、任意選
択の漏れ項が含まれている。
最適点からフィルタ係数がそれないようにするため、対
応する信号のない場合には、適応機能を使用禁止にする
。すなわち発呼者側の音声のない場合には室内EC適応
機能が使用禁止となり、ユーザ側の音声のない場合には
トランクEC適応機能が使用禁止となる。
制御ブロック(第5A図の制御部60)で、スピーカフ
ォン10の状態が、ユーザ音声状態、発呼者音声状態、
遊休状態またはその他の状態のいずれにあるかが判定さ
れる。それに基づいてフィルタ適応機能が制御される。
本発明のこの機能については、後でさらに詳しく説明す
る。ただし、電話機の状態が未知のとき、または「その
他」に分類されているときには、両方の適応フィルタの
適応機能が使用可能となる。したがって「デッドロック
」状態が発生する可能性がなくなる。
エコー経路におけるDCオフセットは、適応フィルタに
よって即時に消去されず、DCオフセットが存在すると
、適応フィルタ係数に大きな変動が生じる可能性がある
。本発明の1態様によれば、エコー経路内のDCオフセ
ットが適応DC係数によって除去される。適応式は、対
応するタップ値を1に設定し、手順サイズBETAを小
さく設定する意思外は、非DC成分の場合と同じである
DCオフセット値は、通常比較的小さいので、DCオフ
セットを円滑に追跡するにはフィルタ精度を向上させな
くてはならない。したがってDCオフセット係数は、3
2ビツト・ワードで表すことが好ましい。あるいは、デ
ィジタル高域ろ波によってDCオフセットを除去するこ
ともできる。
多くの従来の全2重スピーカフォンでは、音量の制御は
外部から行なわれる。このため、反射されたトランク・
エコーも音量調節の影響を受け、容易にクリップ・レベ
ル以上に増幅されて、適応フィルタによって消去できな
い強い非線形成分を生じさせかねないという問題が生じ
る。さらに、有効なトランク・エコ一応答が変更される
ので、音量の変更にフィルタの再適応が必要となる。
上記の問題を解決するために、本発明のスピーカフォン
10では、第2図と第5A図に示すように、トランク・
エコー・ループの外部に音量制御部34を設ける。DS
P20は、1ステツプあたり1dBの分解能で、+12
dBから一24dBまでの音量制御範囲について音量制
御機能を実行する。
以上の本発明のスピーカフォン10の説明に基づいて、
次にDSP20によって実行される適応フィルタ計算に
ついて説明する。式及び第2図と第3図に出てくる各種
の項は次のとおりである。
S (n)  −適応フィルタ入力 M (n)  −基準入力(エコーをともなう信号)E
 (n)  −フィルタ・エラー信号C(n)  −フ
ィルタ係数 As (n)−人力信号の振幅推定値 N+1  −フィルタの長さ BEAT  −適応ステップ・サイズ BETAO一定数 Ps    −3(n)信号出力の推定値Leak  
−漏れ定数 Tr%Tf−非線形フィルタ立上り時間及び立下り時間
定数 sgn(・)は符号関数を表す abs (・)は絶対値関数を表す Lim1t14(・)は14ビツトの最大音声サンプル
値に対する制限子である。
フィルタの計算: 係数の適応: new C(K) = old C(K) + Bet
a”E(n)”5(n−K)−5qn(C(K))”L
eak      (2)ただしに=0・・・・n ステップ・サイズの修正 BETA =BETAO/Ps(n)        
 (3)信号出力推定値 Ps(n) :As(n)”As(n)       
 (4)As (n)の計算(非線形IIRフィルタ)
:As (n−1)>abs (S (n))の場合、
As(n) =As(n−1)”(1−Tf) +Tf
”abs(S(n))それ以外の場合、 As(n) = As(n−1)”(1−Tr) + 
Tr”abs(S(n))電話機の状態(発呼者、ユー
ザ、遊休、その他)を判定するため、DSP20によっ
て実施される制御機能は、まず送信チャネルと受信チャ
ネルの両方の音声信号とノイズ信号の振幅の推定値を計
算する。下記に定義する6つの変数が算出される。
Sx=送信チャネル総信号振幅推定値 Sr=受信チャネル総信号振幅推定値 Nx=送信チャネル・ノイズ振幅推定値Nr=受信チャ
ネル・ノイズ振幅推定値5Px=送信チヤネル音声信号
振幅推定値SP r=受信チャネル音声信号振幅推定値
上記6個の変数は、第5A図に示すような選択的阻止ブ
ロックと音量制御ブロックより前に、送倍信号と受信信
号から導かれる。
SxとSrは、次式に従って対応する入力信号の絶対値
を低域ろ波することによって算出される。
5x(n) =Sx(n−1)”TAU + (1−T
Au)”abs(X(n))。
5r(n) =Sr(n−1)”TAU + (1−T
ALI)”abs(R(n))ただし、abs (・)
は絶対値関数、TAUは低域フィルタに関連する時間定
数である。適切なTAUの値は、32ミリ秒の時間定数
で、音声の平均静止期間とほぼ同じである。
NxとNrは信号推定値SxとSrのそれぞれの最小点
を基本的に検出しそれに追従する非線形手段によって算
出される。最小点が語間の休止などの時間間隔に対応し
ていることが基本的な前提条件となる。この場合、背景
ノイズが唯一の利用可能な信号となる。
計算は、次のように行なわれる。
Nx (n−1)>Sx (n)の場合、Nx (n)
=Sx (n) それ以外の場合、Nx (n)=Nx (n−1)+I
ncr、  同様に、 Nr (n−1)>Sr (n)の場合% N r (
n)=Sr(n) それ以外の場合、Nr (n)=Nr (n−1)+I
ncr。
Incrは約1−2秒以内に典型的ノイズ・レベルに向
かう初期フィルタの収束を行なわせる小さな増分値であ
る。
SPxとSPrは音声レベル推定値で、信号推定値から
対応するノイズを差し引くことによって導かれる。
SPx =Sx −Hx SPr = Sr −Hr 上記8個の変数に基づいて、次のように4個の2進変数
が算出される。
b3=1(Kl傘S x  N x −K 2 > O
の場合)=0(それ以外の場合) b2=1(K1”Sx  Nr  K2>Oの場合)=
0(それ以外の場合) bl=1 (SPx宰VOLX>K3”SP rの場合
)=O(それ以外の場合) bo=1 (SPr”VOLr>K3”SPxの場合)
=0(それ以外の場合) b3とb2はそれぞれ送信経路と受信経路における音声
の有無を示し、blとbOは音声送信信号と音声受信信
号の相対強度を表す。K1とに2はそれを超える信号が
音声であるとみなされるしきい値を定義する定数である
。K3はユーザ状態と発呼者状態とを区別するのに必要
な送信音声レベルと受信音声レベルの比を定義する。K
3の典型的値は約3−4である。VOLxとVOLrは
それぞれ送信音量レベルと受信音量レベルを表し、ユー
ザ選択音量と以下に説明するような任意選択で追加でき
る追加減衰量を含む。
上記2進変数値に基づいて、電話機の状態が次表に従っ
て8サンプルごとに1回など定期的に判定される。この
場合Xは「いずれでもよい」(0または1)を表す。
b3   b2   bl   bO電話機  室内フ
ィルタ   トランク・フィルタの状態 適応エネーブ
ル 適応エネーブルooxx    遊  休    
 ノー         ノー×   1  0  1
   発呼者     イエス       ノー1 
  x   1  0   ユーザ     ノー  
      イエス0  1  1   x   違 
 法     ノー         ノー10 X 
1 違法 刀−ノー 1  1  1  1   違  法     ノー 
        ノーそれ以外の   その他  イエ
ス    イエスすべて 上記の3種類の違法状態は、4個の2進変数が相関関係
にある場合に発生し、したがって一部の組合せは実際に
は起こり得ない。
電話機の状態を定義する目的は2つある。第1に、性能
を最適化しフィルタの発散を最小にする方法により、2
個の適応フィルタ、30と32の適応プロセスが電話機
の状態に応じて使用可能または使用禁止になる。第2に
、信号対エコー比をさらに向上させるため、ユーザ状態
及び発呼者状態時に一定量の減衰を非活動経路内に挿入
することができる。たとえば、ユーザ状態では受信経路
をわずかに減衰させることができる。したがってスピー
カフォン10の全2重特性を低下させずに性能を向上さ
せることができる。さらに、減衰を挿入すると、負のル
ープ利得が確保され、したがって背面接続した2個の適
応フィルタ30と32によって定義されるループ内の振
動が防止できる。
制御部60は、エコー特性が通常は通話ごとに異なるの
で、各通話に先立って適応フィルタ係数をゼロに初期設
定する。係数が非ゼロだとフィルタ計算時に桁あぶれを
起こし、その結果フィルタの発散が起こる可能性がある
ので、係数をゼロに初期設定するのが好都合である。
係数はすべて最初にゼロに設定されるので、最初は発呼
時にエコーが消去されず、信号ループが振動しはじめる
。特定の通常のエコー消去応用例では、初期適応の問題
は、トレーニング期間中にランダム・ノイズなどの既知
の信号を送信することによって解決される。スピーカフ
ォンでは一般に同様の解決策が適用できないので、本発
明ではさらに、半2重/全2重組合せスピーカフォンを
提供する。すなわちEC30とEC32が初期適応を完
了するまで、電話機は半2重スピーカフォンとして動作
する。その後、全2重モードに自動的に切り換わる。
この半2重/全2重間の切換えは制御部60によって制
御され、通常出力信号圧縮器から全2重信号経路の出力
を切り離すことによって行なわれる。したがって半2重
モードでは、EC30とEC32は、入力を受は取り、
出力信号経路に出力を供給させずに、それぞれ室内エコ
ーとトランク・エコーの大きさに基づいてそれらの係数
を適応させる。適応が実現されたと制御部60が判定す
ると、全2重信号経路が適用され、全2重動作が開始さ
れる。本発明のこの態様については、後でさらに詳しく
説明する。
受入れ可能なレベルの適応を実現するには、適応フィル
タを一定量の信号エネルギーが通過することが必要であ
る。すなわち、一定の最小時間の間特定の最小信号出力
レベルがECフィルタ30と32に入力されなくてはな
らない。
本発明のこの態様によれば、通話の開始時には、半2重
モードでスピーカフォンが作動する。制御部60は、各
信号が所定のしきい値より大きくなる正味時間を測定し
累積する。送信方向及び受信方向で約3秒の音声正味時
間が累積されると、スピーカフォンが全2重モードに切
り換えられる。
ただし、語間の休止の量及び音声が存在しない遊休期間
の接続時間に応じて、実際の時間が10−20秒になる
こともあることに留意されたい。
半2重動作モードでは、制御部60は、一方の経路で信
号伝送を可能にしながら、他方の経路でかなりの損失を
挿入するよう、スピーカフォン10の動作を制御する。
1988年10月12日付けの米国特許出願第2588
10号に、その適切な半2重モード実施態様の1つが記
載されている。
適応後に適応フィルタは線形システムとなるので、信号
エコーの線形成分だけが消去される。エコー経路内の非
線形信号は、上記のDCバイアス以外は適応消去されな
い。したがって、信号対エコー比(SER)がエコー経
路の信号対全調和ひずみ比を超えない。アナログ増幅器
の飽和、拡声器/マイクロフォンの飽和、信号とDCバ
イアスの非線形ローディングなどの非線形性は、設計時
にこれらの要因を考慮して最小にすることが好ましい。
前述のように、各適応フィルタ係数は、個々のエコー遅
延に対応する。適応プロセスで、エラー信号と適応フィ
ルタ入力の相関に比例する値によって、この係数が更新
される。したがって、エコー経路パルス応答を捕捉する
ため、音声ノイズやランダム・ノイズなど広帯域の非相
関信号を送信することが好ましい。信号がトーンのよう
な相関された信号である場合、適応フィルタ係数は、信
号を消去するが、望ましいエコー経路パルス応答ではな
いような特殊な解に向かって収束する傾向にある。した
がって、発信音信号及び呼出音信号も排除することが好
ましい。これは、本発明に従って、通話の始めに半2重
モードを採用することによって実現される。発信音信号
と呼出音信号は、狭帯域信号の検出時に、フィルタ適応
を使用禁止にして排除することもできる。
つまり、正しく初期適応を行なうには、音声ノイズやラ
ンダム・ノイズのような広帯域信号が必要なので、純信
号音が存在する場合に初期フィルタ適応を行なうとフィ
ルタの発散が起こる可能性がある。ユーザがダイヤル操
作により発呼を開始するとき、通話が確立される最初の
数秒間そのような純信号音が存在する。このような信号
音には、発信音、ダイヤル・ボタンの操作に応答して生
成されるDTMF信号その他の信号音、最後に呼出音信
号がある。
通話の確立時に初期適応を行なわない好ましい方法の1
つは、初期期間中、受信信号経路の信号エンベロープの
「方形波」の性質を利用するものである。この方形波信
号は、ダイヤル期間中の高レベルと低レベルの間の予測
可能な少数の発信音に関係するトグルを表すが、音声信
号は、振幅がずっと大きく変動する。
初期ダイヤル期間の予測可能な方形波の性質に基づいて
、20個などの特定数の受信信号トグルが制御部60に
よって検出されないと、フィルタ適応機能が使用可能に
ならない。したがうて、フィルタの初期適応は、ダイヤ
ル操作の影響を受けない。ユーザが呼を受は取ったとき
にダイヤル操作が行なわれない場合は、音声は1秒間に
そのようなトグルを多数含み、動的性質をもつため、上
記の方法では小さな遅延しか生じない。
エコー経路内での主要な非線形性の1つに、A法則また
はミュー法則圧伸に関するものがある。
14ビツトの線形PCMサンプルは、対数曲線に従って
8ビツトのミュー法則またはA法則サンプルに変換され
るので、それによって生じる量子化ノイズのために、シ
ステムのSNRとSERは約35dBに制限される。
このような非線形性及びノイズなどの他の要因によりt
エコー消去量はSERが約30dBに制限することが好
ましい。エコーのループ利得が約−60dBであるのに
対し、半ループ・エコー減衰は、約30dBにすぎない
。ただし、14ビツトのROM音声信号は、70dBを
超える動的範囲を有することに留意されたい。
適応フィルタ係数の発散は、たたみ込みまたは積の和の
計算における大きな桁あぶれや飽和によって発生する。
したがって誤まった誤差項がフィードバックされ、係数
の更新に使用されるので、正のフィードバック・ループ
が生成される。その結果、適応フィルタ出力がフルスケ
ール信号で発振する。2つの背面接続した適応フィルタ
がそのようなフィードバック・ループを生成するので、
システムはフルスケール信号の発振でラッチアップする
。発散は通常の環境のもとでは起こりそうもないが、電
力サージのような偶発的事象によって適応フィルタ・メ
モリ内の係数/タップ・データが破壊され、発散が起こ
る可能性がある。
この特定の問題は完全に排除することはできない。ただ
し、本発明のスピーカフォン10は、発散条件が検出さ
れた場合にただちにシステムを初期設定することによっ
て発散の影響を最小にする。
発散はフルスケールの静止信号を特徴とするので、検出
は制御部60によって容品に行なわれる。この静止信号
は通常の音声ではほとんど生じない。
音声には通常、短い接続時間のフルスケール信号しか含
まれない。
本発明の1つの態様によれば、発散の検出は、250ミ
リ秒など所定の連続した時間内に所定のしきい値を超え
る信号電力を識別することによっ、て行なわれる。フル
スケール信号電力の1/2が適切なしきい値であること
が判明している。
ある適応フィルタ係数ブロック更新手法では、適応フィ
ルタ係数がサンプル・タイムごとに更新されない。たと
えば、8サンプルごとに1同各係数が更新される。更新
増分値は、連続更新法によって算出された最新の8つの
増分値の合計である。
ブロック更新法の利点は、累積が32ビツト・アキュム
レータまたは40ビツト・アキュムレータで行なわれる
ため、計算の回数が少なくてすみ、しかも係数増分の解
が改善される点にある。
前述のようにA法則またはミュー法則量子化では、約3
O−36dBの信号対ノイズ比が生成されるので、適応
フィルタのパフォーマンス(SER)が約30dBに制
限される。この制限の1つの理由は、量子化が非線形動
作であるため、適応フィルタによって消去できない非線
形信号成分が生成されることである。しかし、A法則及
びミュー法則関数は既知なので、発生する非線形効果を
適応フィルタによって生成される合成エコーに人工的に
加えることができる。
本発明の別の態様によれば、第4図に示すように、2つ
のミュー法則効果ブロックが適応フィルタ信号経路に追
加されている。ミュー法則効果ブロック#140は、C
0DEC内でのディジタル−アナログ変換以前にディジ
タル線形信号を圧縮した場合の効果をエミュレートする
。ミュー法則効果ブロック#242も同様に、マイクロ
フォンからGODEC及びDSPプロセッサへの経路内
で生じる圧縮/伸長をエミュレートする。したがって非
線形ミュー法則効果が適応フィルタ44経路内で再生さ
れる。当然のことながら、その代わりにブロック40と
42がA法則の非線形性を補償する。
理想的な場合、2つのミュー法則効果ブロック40と4
2を追加すると、SERが30dBから50dBに向上
する。ただし、エコー経路における理想的線形性から多
少のずれが生じるため、SERの改善は約30ないし3
3dBにとどまる。
このように改善が理想的な場合より劣る理由の1つは、
ミュー法則量子化のために、実際にエコーと合成エコー
の間に小さな差しかなくとも量子化ステップ丸々1つ分
の差が生じてしまうからである。このように小さな差は
、係数の収束の確率的性質及びノイズやその他の非理想
的条件のために必ず存在するものである。
また本発明によれば、SERは、後で説明するようにエ
ラー信号を選択的に阻止することにより、さらに改善す
ることができる。
一般に、エラー信号は、残留エコーまたは実際の非エコ
ー音声のために、非ゼロとなる可能性がある。適応フィ
ルタが正しく適応され、エラー信号が存在しない場合に
は、エラー信号は少数のミュー法則(またはA法則)量
子化ステップと等しくなる。これは主としてフィルタの
ミストラッキングによるものである。エラー信号をマイ
クロフォン入力信号に関連する現在の量子化ステップ・
サイズと比較することにより、それが所定の量子化ステ
ップの数より少ない場合に信号がゼロに阻止される。
逆に、非エコー信号が存在する場合には、エラー信号は
ミストラッキング成分と非エコー信号を含む。このよう
な場合には、エラーは上記の量を超えるので抑制されな
い。
ブロック42すなわちミュー法則効果ブロック#2は、
エラー信号が整数個の量子化ステップとなるようにする
。これは、それが2つのミュー法則量子化信号の差であ
るからである。ただし、この技法は、エラーがちょうど
整数の量子化ステップでなくとも有効に働く。したがっ
て、ミュー法則効果ブロック42は、選択的阻止ブロッ
ク46がうま(動作する場合には必要でない。
ただし、ミュー法則/A法則は対数スケールなので、量
子化ステップ・サイズは動的に変化することに留意され
たい。信号のダイナミック・レンジ°は8つのセグメン
トに分割される。これらのセグメントのそれぞれで、異
なる量子化ステップ・サイズが使用される。一般に、選
択的阻止機能46はしきい回路として動作する。入力の
絶対値が特定のしきい値より小さいかこれに等しい場合
にはその出力はゼロとなる。そうでない場合には、出力
は入力と等しくなる。しきい値は、入力信号に関連する
現在のミュー法則量子化ステップ・サイズに比例するよ
う動的に変化する。つまりしきい値はサンプルごとに変
化する。
主要なひずみ成分がミュー法則量子化である理想に近い
システムでは、残留エコー振幅が1量子化ステツプと同
程度である。したがって、しきい値をある現量子化ステ
ップに等しく設定すると、残留エコーがほぼすべて排除
できる。
複数の量子化ステップまで、あるいは同様に現在の入力
サンプル振幅のさらに大きな部分1こまでしきい値を増
大させると、より大きな適応フィルタ・ミストラッキン
グから生じるより大きな残留エコーが阻止される。ただ
し、選択的阻止機能46のしきい値を増大させると、大
きな非エコー信号も消去される可能性が生じる。
したがって、しきい値の選択は、大きな残留エコーを阻
止できることと一部の非エコー信号が阻止されることを
両天秤にかけて行なわなければならない。ただし、同時
両方向音声または反対方向音声が制御部60によって検
出されたとき、選択的阻止機能46が迂回されまたは使
用禁止になった場合には、非エコー信号の好ましくない
阻止が最小になる。
ただし、選択的阻止機能は音声経路内のみに挿入される
が、係数の適応は元のエラー信号を使用することによっ
て実行されることに留意されたい。
阻止された信号を使用すると、エコーと合成エコーの差
のある整数の量子化ステップに一致する係数値のところ
で極小値が生じるので、これは好ましい。
第5A図に、アップリンク信号経路内の第1の選択的阻
止ブロック50とダウンリンク信号経路内の第2の選択
的阻止ブロック52を有するスピーカフォンのブロック
・ダイヤグラムを示す。アップリンク信号経路では、マ
イクロフォンの出力がミュー法則伸長器54によって伸
長される。伸長器54の線形出力は、DC除去のため、
DCブロック44すなわち前記DCタップに供給される
。DCブロック55の出力は、室内EC適応フィルタの
出力と加えられてエラー信号を生成し、それが選択的阻
止ブロック50に供給される。抑制ブロック50は、前
記のようにエラー・サンプルを選択的に阻止する働きを
する。選択的阻止ブロック50の出力は、制御部60に
よって制御される音量制御部ブロック58に供給される
。アップリンク音量制御部58の出力は、ミュー法則圧
縮器62によって対数信号に変換され、ついでアップリ
ンクに結合される。ダウンリンク経路はアップリンク経
路と類似しており、ミュー法則伸長器64、DCブロッ
ク65、トランクEC86及び前記の選択的阻止ブロッ
ク52を含む。選択的阻止ブロック52の出力はダウン
リンク音量制御ブロック68に供給され、ミュー法則圧
縮器70によって対数信号に変換される。ブロック70
の出力は拡声器(図示せず)に供給される。ただし、適
応フィルタ・エコー消去器56と66はそれぞれ、第5
b図に示したものと同じであることに留意されたい。ま
た、適応フィルタ56と66は共に、それぞれ入力部に
ミュー法則(A法則)効果ブロック57と67を備えて
いることにも留意されたい。
ミュー法則効果ブロック57と67は、前記のようにミ
ュー法則変換の非線形効果とエミュレートする働きをす
る。
制御部60は、前記のように、適応フィルタ56と66
の動作を制御し、また音量制御ブロック58と68を制
御する働きをする。さらに、制御部60は、呼がはじめ
て初期設定されたときにスピーカフォンを半2重動作モ
ードにする。制御部θ0は適応フィルタ56と66の係
数タップを監視し、フィルタが初期設定されたときに全
2重モードに切り換える。
送信半2重経路は信号経路72によって示されており、
送信可変利得要素MX74とスイッチ手段76を含む。
MX74とスイッチ76は制御部60によって制御され
る。受信半2重経路は、信号経路78、可変利得要素M
R”VOL80及びスイッチ手段82によって表される
。これらの各要素も制御部60によって制御される。第
5A図では、スイッチ76と82が全2重位置にある所
を示しである。ただし、呼の初期設定時には、これらの
スイッチは、全2重経路の出力を切り、半2重信号経路
72と78の出力を選択するように設定される。半2重
と全2重の切換え基準についてはすでに説明した。前記
のように、半2重動作モードでのスピーカフォン10の
適切な動作モードについては、前記の米国特許出願箱2
58810号に開示されている。
第5A図ではミュー法則変換装置に関して本発明を説明
したが、本発明の教示はA法則変換装置にも同様に適用
できることを理解されたい。
前述のように、スピーカフォン10の制御機能はディジ
タル信号プロセッサ(DSP)集積回路で実行すること
が好ましい。適切な装置の1つは、テキサス・インスツ
ルメン) (Texas In5tru+*ents)
社製のTMS32020DSPプロセッサである。
また、適応フィルタ56と66はそれぞれ集積回路によ
って実施できる。適応ろ波機能を実現するための適切な
装置の1つは、モトローラ()lotorola In
corporated)社製のDSP58200である
。ただし、本発明で実施されている概念は、独立したア
ナログ回路やディジタル回路など多数の適切な実施例で
実施できることを理解されたい。
E0発明の詳細 な説明したように本発明によれば、従来のスピーカフォ
ンにおける課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の全2重ディジタル・スピーカフォン
の実施例を示す図である。 第2図は、室内エコー及びトランク・エコー消去適応フ
ィルタを表す図である。 第3図は、適応フィルタを示す図゛である。 第4図は、本発明のディジタル全2重スピーカフォンの
一部分を示す図である。 第5A図は、それぞれ選択的抑制信号ブロックと音量調
整信号ブロックを有する信号送信経路と信号受信経路を
示す図である。 第5B図は、第5A図の適応フィルタ・ブロックの一方
を示す図である。 10・・・・スピーカフォン、12.14・・・・チャ
ネル・インターフェース、20・・・・ディジタル信号
プロセッサ(DSP) 、30・・・・室内エコー消去
器(室内EC)、32・・・・トランクEc13o13
2・・・・適応フィルタ、60・・・・制御部、4o1
42.57.87・・・・ミュー法則効果ブロック、4
B、50,52・・・・選択的抑制ブロック、44.5
5.65・・・・DCブロック、58.68・・・・音
量制御ブロック、64・・・・ミュー法則伸長器、66
・・・・トランクEC,5B、8B・・・・適応フィル
タ、70・・・・ミュー法則圧縮器、76.82・・・
・スイッチ手段、78・・・・信号経路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通信リンクに接続された出力部を有する送信信号
    経路と、通信リンクに接続された入力部及びスピーカに
    接続された出力部を有する受信信号経路とを含むスピー
    カフォンであって、 (a)第1のエコー信号成分を含む送信経路信号を生成
    する手段と、 (b)送信経路信号を、第1のディジタル量子化エラー
    信号を含むディジタル送信信号に変換する手段と、 (c)受信信号経路に接続された入力部及び送信信号経
    路に接続された出力部を有し、第1のエコー信号成分を
    消去する第1の適応フィルタ手段と、 (d)受信信号経路と通信リンクとを接続し、第2のエ
    コー信号成分を含む受信経路信号を生成する手段と、 (e)受信経路信号を、第2のディジタル量子化エラー
    信号を含むディジタル受信信号に変換する手段と、 (f)送信信号経路に接続された入力部及び受信信号経
    路に接続された出力部を有し、第2のエコー信号成分を
    消去する第2の適応フィルタ手段と、 (g)送信信号経路内において直列的に接続され、上記
    第1の適応フィルタ手段よりも後段で送信信号経路に接
    続された入力部を有し、第1のディジタル量子化エラー
    信号を選択的に阻止する手段と、 (h)受信信号経路内において直列的に接続され、上記
    第2の適応フィルタ手段よりも後段で受信信号経路に接
    続された入力部を有し、第2のディジタル量子化エラー
    信号を選択的に阻止する手段と、 を有するスピーカフォン。
  2. (2)受信信号経路に接続された入力部及び送信信号経
    路に接続された出力部を有する第1のエコー消去適応フ
    ィルタと、送信信号経路に接続された入力部及び受信信
    号経路に接続された出力部を有する第2のエコー消去適
    応フィルタとを含むスピーカフォンを動作させる方法で
    あって、 (a)送信信号経路入力信号を、第1のエコーノイズ成
    分及び量子化エラー成分を含むディジタル送信信号経路
    入力信号に変換するステップと、(b)受信信号経路入
    力信号を、第2のエコーノイズ成分及び量子化エラー成
    分を含むディジタル受信信号経路入力信号に変換するス
    テップと、(c)第1のエコーノイズ成分及び第2のエ
    コーノイズ成分の少なくとも一部を消去するステップと
    、 (d)入力信号と、基準入力信号と、適応フィルア係数
    の大きさとに基づく大きさを有する適応フィルタ出力エ
    ラー信号を生成するステップと、(e)ステップサイズ
    に基づいて適応フィルタ係数の大きさを適応化するステ
    ップと、 を有するスピーカフォン動作方法。
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