JPH0215670B2 - - Google Patents

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JPH0215670B2
JPH0215670B2 JP60195674A JP19567485A JPH0215670B2 JP H0215670 B2 JPH0215670 B2 JP H0215670B2 JP 60195674 A JP60195674 A JP 60195674A JP 19567485 A JP19567485 A JP 19567485A JP H0215670 B2 JPH0215670 B2 JP H0215670B2
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JP
Japan
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pulp
fiber fraction
conduit
freeness
fine
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JP60195674A
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JPS6170090A (ja
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Arune Ingubaru Rindaaru Yonasu
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Mo och Domsjo AB
Original Assignee
Mo och Domsjo AB
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Publication date
Application filed by Mo och Domsjo AB filed Critical Mo och Domsjo AB
Publication of JPS6170090A publication Critical patent/JPS6170090A/ja
Publication of JPH0215670B2 publication Critical patent/JPH0215670B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/12Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
    • D21B1/14Disintegrating in mills
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/02Straining or screening the pulp

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、丸太またはチツプの形の木材から改
良された高収率パルプを製造する方法に関する。
高収率パルプとは、砕木パルプ、サーモメカニカ
ルパルプ、60%以上の収率で製造された各種のケ
ミメカニカルパルプ、および故紙パルプを意味す
る。 背景技術 砕木パルプは丸太または木材パルプを回転して
いるグラインドストーンに接触させ、その後得ら
れるパルプ懸濁液を粗いスクリーンを通過させて
懸濁液から粗大粒子を除去し、通過したパルプを
スクリーン室へ送ることによつて製造される。 ケミメカニカルパルプの製造においては、木材
チツプは最初薬品で含浸され、いわゆるプレクツ
クのため高温へ加熱される。入つて行く木材の重
量を基準に計算して、約65ないし約95%の収率が
得られる。加熱した後、チツプはデイスクリフア
イナー中が解繊される。繊維は普通それ以上の解
繊および処理、いわゆるリフアイニングのため、
さらにデイスクリフアイナーにおいて処理され
る。しかしながら、得られるパルプは完全に解繊
されておらず、なお繊維団塊およびいわゆるシヤ
イブを含んでいる。シヤイブとは、試験室スクリ
ーンでスクリーニングした時、0.15mmのスロツト
幅を持つスクリーンプレートを通過しない物質で
あると普通定義される。パルプ繊維からシヤイブ
を分離するため、パルプは処理の途中大量の水で
希釈される。得られたパルプ懸濁液中のパルプ濃
度は通常0.5ないし3%に達し、そして前記懸濁
液(インジエクト)はある形のスクリーン、例え
ば遠心スクリーンへ送られ、その中で繊維懸濁液
は二つの分流に分けられる。一方の分流、すなわ
ちアクセプトはインジエクトより低いシヤイブ含
量を有し、他方の分流はシヤイブに富み、そして
リジエクトと呼ばれる。アクセプトはさらに精製
のためボルテツクスクリーナーへ送られる。遠心
スクリーンおよびボルテツクスクリーナーから得
られるリジエクトはデイスクリフアイナーへ送ら
れ、そしてパルプ繊維へ処理され、そして通常遠
心スクリーンへ戻される。漂白された後、遠心ス
クリーンおよびボルテツクスクリーナーから得ら
れたアクセプトは、ウエツトマシンまたは製紙マ
シンへ送られる。サーモメカニカルパルプを製造
する時は、予熱したチツプが同様な態様で解繊さ
れるが、しかしこの場合はチツプは薬品で処理さ
れない。 故紙パルプは、新聞紙、ボール紙等をパルプ化
し、スクリーニングし、そして得られたパルプ懸
濁液を脱インクし、そして場合によりパルプを漂
白することによつて製造される。 本発明の開示 技術的課題 高収率パルプは、パルプ繊維が必須成分である
すべてのタイプの製品の製造に使用することがで
きる。そのような製品の例は、吸収製品、ボール
紙、新聞紙およびその他のタイプの印刷用紙、お
よびソフト紙である。印刷用紙の製造において
は、高い要求が低シヤイブ含量に課せられ、そし
てパルプは低い表面粗さと高い不透明性の紙を与
えることが要求される。ケミメカニカルタイプの
高収率パルプを製造する時遭遇する重大な問題
は、それから製造した製品の高い粗さと比較的低
い不透明性である。同じ問題を抱えるケミメカニ
カルパルプの変法はケミサーモメカニカルパルプ
(CTMP)であり、これは通常92ないし95%の収
率で得られる。印刷用紙用のCTMPの製造にお
ける電気エネルギーの消費量は高い。例えば、フ
リーネスとして測定して約100mlカナダ標準フリ
ーネス(C.S.F.)の口水度を持つパルプ1tを製造
するのに消費される電気エネルギーの量は、2な
いし2.5MWhに達し得る。一つまたはそれ以上の
リフアイナー中でCTMPをリフアイニングする
時、該パルプから製造した紙の表面特性は、高い
電気エネルギー入力にもかかわらず、ケミカルパ
ルプおよび砕木パルプから製造した紙よりも劣
る。 砕木パルプは通常新聞紙、その他のタイプの印
刷用紙およびソフト紙に使用され、それらの品質
については高い要求が低シヤイブ含量に課せられ
る。高いシヤイブ含量は製紙プロセス中ウエブの
切断を生じ、高い粗さの紙を生じ、そして印刷中
のトラブルへ発展する。従つて砕木パルプを製造
する時の重大な問題はシヤイブ含量を低いレベル
にすることを可能にすることである。これらの製
品に使用されるパルプは、従つて比較的低いフリ
ーネス、すなわち70ないし200mlC.S.F.へ粉砕さ
れる。 砕木パルプは板紙またはボール紙の製造にも使
用でき、その場合にも低シヤイブ含量が望まれ
る。しかしながら板紙またはボール紙の製造に使
用される砕木パルプは、比較的高いフリーネス、
すなわち250ないし400mlC.S.F.を持つていなけれ
ばならない。しかしながら木材を高いフリーネス
へ砕木することの欠点は、シヤイブ含量が高くな
り、そしてパルプが比較的弱いことである。板紙
またはボール紙の製造に使用される砕木パルプの
他の欠点は、特に食品工業において臭気問題を発
生するその高抽出分(樹脂)含量である。 近年非常に高いフリーネス、すなわち400ない
し700mlC.S.F.と、低いシヤイブ含量とを有する
ケミメカニカルパルプが開発されており、このパ
ルプは吸収製品に高度に適している。 砕木パルプのため砕木パルプ工場で現存の技術
を採用する時、フリーネスは500mlC.S.F.をこえ
る吸収製品用に有用なパルプを製造することは不
可能である。これはこのような高いフリーネスの
パルプは過剰量の抽出分を含有し、そして自由に
露出した繊維の数が不足し、加えて大部分のパル
プはシヤイブと団塊を含むからである。 前記の高収率パルプの品質をそれらの使用分野
をひろげるため改良し得ることが高度に望まし
い。 解決方法 本発明は前述した課題を解決し、そして改良さ
れた高収率パルプの製造法に関する。本発明は、
パルプが漂白されそして低パルプ濃度へ希釈され
た後、存在する繊維フロツクを粉砕するようにパ
ルプを激しくかきまぜることと、分画装置内にお
いてSCAN−C21:65による長繊維分画のフリー
ネスが微細繊維分画のフリーネスを150ないし600
ml上廻るように長繊維分画および微細繊維分画の
相互に異なる平均繊維長の二つのパルプの流れに
分画することを特徴とする。微細繊維分画はそれ
によつて漂白段階後に得られるパルプ重量の35な
いし70%を占めるように分画される。 利益 提案した方法を実施する時、低いエネルギー消
費量において、実質上シヤイブを含まず、そして
例えば、LWC紙(軽量コート紙)の製造に、そ
して他の高級印刷紙パルプとの混合に適した白い
高収率パルプが得られる。非常に低い電気エネル
ギー消費量で製造される別途に取り出された長繊
維分画は、低い抽出分(樹脂)含量と高いフリー
ネス(200ないし700mlC.S.F.)とを有し、そして
単独または他のパルプと混合して、高純度、高い
かさ、良好な吸収速度および高い吸収容量の吸収
製品の製造に高度に適している。300ないし500ml
C.S.F.のフリーネスを有する長繊維分画は、板紙
またはボール紙の製造に特に適している。ソフト
紙の製造に適したパルプは、それぞれの分画を混
合することによつて製造することができる。 パルプの性質を制御する可能性は、めいめいの
パルプ分画を分画しないパルプと混合することに
よつて得られる。これは性質が例外的に均一なレ
ベルに置かれるパルプを製造することを可能にす
る。 故紙パルプを本発明に従つて処理する時にも対
応する利益が得られる。 図面の説明 第1図は、砕木パルプおよびケミメカニカルパ
ルプを含む、既知の技術に従つた漂白した高収率
パルプの製造のためのブロツク図である。 第2図は、本発明方法を採用する同じ種類のブ
ロツク図である。 第3図は、既知の技術に従つたケミメカニカル
パルプの製造をさらに詳しく図示する。 第4図は、ケミメカニカルパルプの製造に本発
明を応用したブロツク図である。 好ましい具体例 既知の技術に従つて高収率パルプを製造する時
は、第1図に図示するように、スクリーン室3中
でシヤイブを分離する前に繊維懸濁液が容器1に
集められ、ライン2を通つてスクリーン室3へ送
られる。 このシステムはすべての公知の高収率パルプに
応用され、そしてもしパルプがストーン砕木プロ
セスによつて丸太から直接製造されても、または
パルプが木材チツプからデイスクリフアイナーで
解繊されて製造されても違いはない。スクリーニ
ングされた後、パルプ懸濁液は通常シツクナー5
においてパルプ濃度(pc)3ないし50%へ濃縮
され、そこへはパルプは導管4を通つて送られ
る。もしパルプが例えば過酸化水素で漂白される
ならば、パルプ懸濁液は通常少なくとも10%pc
へ濃縮される。もつと最近の漂白プラントにおい
ては、パルプ濃度は40%ほど高くてもよい。パル
プを亜二チオン酸ナトリウムまたは亜二チオン酸
亜鉛のような還元漂白剤で漂白する時は、3ない
し6%のパルプ濃度が好ましい。漂白時、パルプ
はシツクナー5から導管6を通つてミキサー7へ
送られ、そこで漂白剤がパルプと混合され、その
後漂白剤と混合されたパルプは導管8を通つて漂
白塔9へ送られる。もしパルプが約8%以上のパ
ルプ濃度で漂白されるならば、パルプは漂白塔の
底で3ないし5%のパルプ濃度へ希釈される。次
に通常パルプは導管10を通つて中間貯蔵タンク
11へ送られ、そこから導管12を通つてウエツ
トマシンまたは製紙機械13へポンピングされ
る。ウエツトマシンから得られた余分の液体の大
部分は導管14を通つて漂白塔へ返還される。 本発明に従つて高収率パルプ、すなわち砕木パ
ルプ、サーモメカニカルパルプおよびケミメカニ
カルパルプを製造する時は、第2図に図示するよ
うに、パルプ製造において得られたパルプ懸濁液
は、スクリーン室3においてパルプからシヤイブ
および他の不純物を分離する前に、容器1内に集
められる。本発明を実施する時、スクリーン室に
おいてシヤイブおよび不純物が分離される程度は
パルプを公知の技術に従つて精製するときよりも
要求の程度が低い。例えば、スクリーン室へ送つ
た後、パルプのシヤイブ含量は公知技術に従つて
製造したパルプのそれよりも50ないし500%大き
く、すなわち0.05ないし0.30重量%でよい。 スクリーニングした後、パルプ懸濁液はシツク
ナー5において3ないし50%のパルプ濃度へ濃縮
される。ミキサー7において漂白剤がパルプと混
合され、混合物は導管8を通つて漂白塔9へ送ら
れる。 パルプは漂白塔から例えばスクリユーコンベヤ
ーの助けによつて導管10を通つて収集容器11
へ送られ、そこで導管12を通つて供給される熱
いプロセス水と混合される。このプロセス水は微
細繊維分画をウエツトマシン13上で脱水する時
に得られる。同じプロセス水は漂白塔の底域にお
いてパルプを希釈するためにも使用され、そのた
め導管14,15を通つてそこへ送られる。熱い
プロセス水は導管16および17を通つて該容器
もしくはバツトへ送られる。このプロセス水はま
た、必要な時、導管18および15を通つて漂白
塔の底域へも送られる。このプロセス水は、分画
装置19から得られた長繊維分画をウエツトマシ
ンまたは脱水装置21において脱水時に得られ
る。プロセス水は44〜99℃の温度範囲に維持され
るであろう。存在する微細物質の量は、微細物質
の過剰に多量を分画装置19へ返還しないよう
に、300mg/以下とすべきである。容器11中
のパルプ懸濁液は、存在する繊維フロツクを分裂
させるため、かきまぜ装置によつて激しくかきま
ぜられる。パルプを後で二つの品質に分割する時
最適の結果を得るためには、すべての繊維束およ
び繊維フロツクをこの時処理することが極めて重
要である。この機械的処理はパルプ濃度3〜7%
において最も効果的であることが判明した。この
ため繊維懸濁液を最初パルプ濃度3〜7%におい
て処理し、次にパルプを導管23を通つて分画装
置19へ送る直前に、導管22および25から得
た処理水でパルプ懸濁液を希釈することが好まし
い。本発明によれば、装置19内の分画段階へ入
るパルプの濃度は0.3ないし4%の範囲にある。
分画装置19はカーブしたスクリーン、遠心スク
リーンまたは適当なタイプのフイルターよりな
る。本発明によれば、入つて来るパルプの量の少
なくとも35重量%が微細繊維分画として導管24
を通つて取出される。この微細繊維分画のフリー
ネスは40〜175mlC.S.F.の範囲内に維持されるで
あろう。ソマービル(スロツト幅0.15mm)による
シヤイブ含量は0〜0.7%の範囲にあるであろう。
この繊維分画は導管24を通つてウエツトマシン
または製紙機械13へ送られる。この微細繊維分
画は、バウアーマツクネツト分級機において150
メツシユスクリーンを通過する繊維を少なくとも
30%を含む。この繊維組成の微細繊維分画は低い
粗さの印刷用紙を生成し、それにより公知の高収
率パルプから製造した印刷紙と比較して均一なイ
ンク吸収および高い不透明性を与える。長繊維分
画は導管20を通つてウエツトマシン21へ送ら
れ、そしてそれから離れる水は導管18を通つて
除去される。長繊維分画はパルプ繊維の緩和な機
械的処理のためデイスクリフアイナーまたはスク
リユーデフイブレーターへ送ることもできる。導
管20中の長繊維分画は高いフリーネス(200〜
750mlC.S.F.)と、0.3%DKM以下の低い抽出分
含量を有し、そしてバウアーマツクネツト分級機
中の150メツシユワイヤースクリーン上に留保さ
れる繊維が85〜100%を占める。長繊維分画の性
質はそれを吸収製品の製造に高度に適したものと
し、そして該分画は高いかさ、良好な吸収速度お
よび極めて高い吸収容量を提供する。このように
本発明方法を実施する時、単一の漂白高収率パル
プの代わりに、ともに極めて良い性質を持つ少な
くとも2種の製品を低いエネルギー消費量におい
て製造することが可能である。これは導管20内
の長繊維分画に関して消費される総エネルギー
は、本発明により100〜600kwh/t乾燥パルプで
あり、一方例えばケミメカニカルCTMPタイプ
に関する対応する値は約1000kwh/t乾燥パルプ
であるからである。消費エネルギーは、製造した
乾燥パルプt当たり1800ないし2000kwhである
が、例えば、CTMPに関する対応する値は製造
した乾燥パルプt当たり約2300kwhである。本発
明によつて製造した長繊維分画はサルフアイトパ
ルプおよびサルフエートパルプのような他のパル
プと混合するために特に適している。それは板紙
またはボール紙の製造に、そして吸収製品の製造
にも高度に適している。長繊維分画はまた、再生
繊維、ピート繊維、合成繊維のような他の繊維と
の混合にも適している。 本発明をいくつかの実施例に関して記載する。 実施例 1 この実施例は、一部公知技術(第3図を見よ)
に従い、一部は本発明(第4図を見よ)に従い、
パイロツトプラントにおいてケミサーモメカシニ
カルパルプの製造に適用した本発明を例証する。
このため第3図に示したブロツク図は第1図に示
した基本図と一致するがしかしもつと詳しい。同
じことは第4図と第2図にもあてはまる。ケミメ
カニカルとうひパルプ10tが製造され、スクリー
ニング、漂白および分画のためこのプラントへ送
られた。 長さ30〜50ml、幅10〜20mmおよび厚み1〜2mm
を有するとうひチツプがスクリユーコンベヤーに
よつて含浸室26(第3図を見よ)へ送られた。
含浸室はPH7.2を持つ亜硫酸塩溶液でみたされた。
亜硫酸溶液は二酸化イオウ5g/および水酸化
ナトリウム6.5g/を含んでいた。含浸プロセス
の間、チツプは乾燥チツプ1Kg当たり亜硫酸塩溶
液平均1.1を吸収した。このため二酸化イオウ
含量はチツプKg当たり1.1×5=5.5gもしくは0.55
%になつた。含浸室26は130℃の温度に保たれ、
そしてその中のチツプの総滞留時間は約2分であ
つた。この滞留時間の間木材の弱いスルホン化が
得られた。含浸したチツプは導管27を通つて容
器28(クツカー)へ送られ、飽和水蒸気が供給
されて130℃の温度が得られた。クツカー中のチ
ツプ滞留時間は5分であつた。このため含浸室2
6内の滞留時間を加えると、総スルホン化時間は
7分であつた。チツプはクツカー28の底から導
管29を通つてコンベヤスクリユー30へ、そし
て導管31を通つてデイスクリフアイナー32へ
送られ、そこでチツプは解繊され、最終パルプへ
精砕された。解繊装置へのエネルギー入力は製造
した絶乾パルプt当たり1900kwhと測定された。
解繊されたパルプはパルプ繊維から余分の水蒸気
を分離するため導管33を通つてサイクロン(図
示せず)中へ吹き出された。パルプ繊維がカート
へ集められ、そしてトラツクへ積まれ、さらに処
理するためのプラントへ輸送された。プラントへ
到着した時パルプはかきまぜ手段、すなわちパル
パーを備えた容器1へ空けられ、そこでパルプは
パルプ濃度1.2%へ水で希釈された。測定により
パルプフリーネスは160mlC.S.F.であることを示
した。得られた繊維懸濁液は導管2を通つて固定
円筒スクリーンバスケツトを備えた圧力スクリー
ン3へ送られ、繊維懸濁液はスクリーンバスケツ
トへ過圧のもとに導入された。スクリーンはその
内部に回転しかつ脈動するスクレーパー手段を備
えていた。圧力スクリーンの穴あきスクリーンプ
レートの開口は直径2.1mmであつた。圧力スクリ
ーンへの繊維懸濁液の流れは、入つて行くパルプ
懸濁液の繊維含量の16重量%がスクリーンプレー
ト上に残り、そして導管34、バルブ35、導管
36を通つてさらに処理するためデイスクリフア
イナー37へリジエクトパルプとして排出される
ように制御された。 デイスクリフアイナー中で処理されたパルプは
導管38を通つてパルパー1へ戻された。圧力ス
クリーン3から得られたアクセプトは0.95%のパ
ルプ濃度を有し、そして導管39を通つて除去さ
れ、ボルテツクスクリーナー40でさらに精製さ
れた。ボルテツクスクリーナーからのアクセプト
パルプは導管4を通つてシツクナー5へ送られ
た。ボルテツクスクリーナー40から得られたリ
ジエクトは入つて来るパルプの10%に相当し、こ
れは別のボルテツクスクリーナー(図示せず)で
さらに精製され、砂および針のような望ましくな
い不純物を除去し、分離し、導管41を通つて分
離装置42へ送られ、そこから不純物は導管43
を通つて排出された。ボルテツクスクリナーから
得られた精製したパルプは導管44を経てリジエ
クトリフアイナー37へ送られた。シツクナー5
からの濃縮されたパルプは導管6を通つてミキサ
ー7へ送られ、その中でパルプは3%H2O2、2
%ケイ酸ナトリウムおよび2%水酸化ナトリウム
と混合された。パルプはシツクナー5の上流でジ
エチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)の形
のキレート剤0.2%を供給された。パルプは導管
8を通つて漂白塔9へ送られた。約2時間の漂白
時間の後、パルプは塔内で30%pcから4%pcへ
希釈された。希釈液は導管14を通つて供給さ
れ、そしてウエツトマシン13からの余剰水から
なつていた。パルプは漂白塔の底から取出され、
導管10を通つて吸集容器11へ送られ、導管1
2を通つてウエツトマシン13へ送られた。サン
プルAと名付けたサンプルが漂白パルプから採取
され、特にそのフリーネス、繊維組成、紙性質お
よび吸収製品におけるその性質が測定された。 本発明に従つて、CTMPの製造が第4図に図
示する態様に修飾された。第3図のユニツト26
ないし32は第4図からは省略され、そしてパル
プは容器1へ直接入る。この修飾においてデイス
クリフアイナー32(第3図)へのエネルギー入
力は1900kwh/tパルプから950kwh/tパルプ
へ減らされた。その結果580mlC.S.F.のあらいパ
ルプとなつた。このパルプが本発明による処理の
ためプラントへ運ばれ、そしてパルパーである容
器1(第4図)へ仕込まれた。パルプ懸濁液は導
管2を通つて圧力スクリーン3へ送られた。この
パルプ懸濁液は0.95%のパルプ濃度を有してい
た。リジエクトパルプは導管34を通つてデイス
クリフアイナー37へ送られ、そして精砕された
パルプは導管38を通つてパルパーへ戻された。
圧力スクリーン3で得られたアクセプトパルプは
導管39を通つてボルテツクスクリーナー40へ
送られた。導管4内のアクセプトパルプの濃度は
0.70%であつた。アクセプトパルプは導管4を通
つてシツクナー5へ送られ、その中で30%のパル
プ濃度へ達した。濃縮したパルプは次に導管6を
通つてミキサー7へ送られ、そこでパルプは3%
H2O2、5%ケイ酸ナトリウム、0.05%MgSO4
よび2%NaOHと混合された。0.2%の量のキレ
ート剤(DTPA)がパルプへシツクナーの上流
で添加された。パルプは次に導管8を通つて漂白
塔9へ送られた。塔内の約2時間の滞留時間の
後、塔の底域のパルプ濃度は28%から5%へウエ
ツトマシン21から得られそして導管18を通つ
て送られた水によつて希釈された。希釈された
後、パルプ懸濁液は導管10を通つて容器もしく
はバツド11へ供給され、そこでパルプは72℃の
温度においてかきまぜ機によつて激しく機械的に
処理された。エネルギー入力は12kwh/tと測定
された。約3分間処理された後、パルプ懸濁液は
導管23を通つて幅2.2mmを持つスロツトを備え
たカーブしたスクリーン19へポンピングされ
た。カーブしたスクリーンを通つて最良の分離効
果を達成するために、パルプ懸濁液は容器11の
すぐ下流で導管14および16から得たプロセス
水を使用して1.1%のパルプ濃度へ希釈された。
カーブしたスクリーンを通過する間、パルプ懸濁
液の40重量%がスクリーンのスロツトを通過し、
そしてウエツトマシン13上に集められた。この
分画は以後微細繊維分画と呼ばれる。パルプの残
り、すなわち入つて来るパルプの量の60%はウエ
ツトマシン21上で48%の乾燥固形分へ脱水され
た。このパルプは以後長繊維分画と呼ばれる。そ
れぞれのパルプからサンプルが採取され、微細繊
維分画はサンプルBと名付けられ、長繊維分画は
サンプルCと名付けられた。 前述の公知技術に従つて製造したCTMPパル
プについてさらにテストが実施された。このパル
プは、漂白しそして3%pcへ希釈した直後、導
管23を通つてカーブしたスクリーン19(第4
図)へ送られた。微細繊維分画の量はこの場合入
つて来るパルプの量のたつた27%であると測定さ
れた。この微細繊維分画が分析され、そしてこれ
に関するサンプルはサンプルDと名付けられた。
導管20内の長繊維分画も分析され、そのサンプ
ルはサンプルEと名付けられた。 実施したテストの結果は表1ないし3に示され
ている。
【表】 表から見られるように、本発明による方法を実
施する時(サンプルBおよびC)、比較的あらい
漂白したパルプを二つの流れに分割することによ
り、異なる性質の漂白パルプを製造することがで
きる。高いフリーネス(580mlC.S.F.)を有する
パルプから40重量%の微細繊維分画を得る可能性
は特に驚くべきことである。これは低いフリーネ
ス(160mlC.S.F.)を持つパルプを分画する時得
られる27重量%と比較される。低フリーネスパル
プはバウアーマツクネツト繊維分級機の最も細か
いワイヤーゲージを通過した繊維をもつと多く含
んでいたという事実に鑑み、逆も真実であるに違
いない。本発明方法によつて得られた結果は、多
分パルプを前記の二つの流れに分ける前に達成さ
れた繊維束および繊維フロツクの有効かつ完全な
崩壊によるものである。 サンプルA,B,DおよびEを紙の技術的性質
に関しテストし、そしてこれらのテストの結果を
表2に示す。
【表】 分
表から見られるように、広く知られた公知技術
に従つて製造したパルプから得られた微細繊維分
画(サンプルD)からはテストシートを作成する
ことができなかつた。得られた長繊維分画(サン
プルE)のすべての性質は、引裂指数を除いて出
発パルプ(サンプルA)と比較して劣つていた。 表2から見られるように、本発明に従つて製造
したパルプ(サンプルB)は印刷紙の製造に関し
高度に興味ある性質を持つている。特に有益な性
質はパルプの高い光散乱係数と不透明度である。
この紙の低いあらさは高級印刷紙を製造する時特
に価値ある性質に一つである。 サンプルCおよびEからさらにパルプサンプル
を採取し、乾燥固形分92.1%へ乾燥した。それぞ
れのサンプルの出発パルプからもサンプルが採取
された(サンプルC/UおよびサンプルE/U)。
乾燥したパルプは、おしめ製造を目的とする毛羽
を形成するためデイスクリフアイナー中で乾式裂
断された。サンプルの性質をSCAN−C33:80に
従つてかさおよび吸収性についてテストした。 結果を表3に示す。
【表】 表から見られるように、本発明に従つて製造し
たパルプ(サンプルC)から毛羽を製造する時す
ぐれた性質が得られた。その高いかさは特に有利
であり、このかさはこれまで研究室で測定された
もののうち最高であつた。 実施例 2 この実施例は、砕木パルプ製造への本発明の適
用を例証する。公知技術に従つて圧力砕木パルプ
(PGW)を製造した。パルプ懸濁液を振動スクリ
ーンへ送り、木材残渣を選別除去した。振動スク
リーンにおいて得られたアクセプトは実施例1に
記載のプラント(第4図を見よ)へ運ばれた。パ
ルプ懸濁液は容器もしくはバツト1へ送られた。
パルプは容器1から導管2を通つて遠心スクリー
ン3へ送られた。スタリーン3からのリジエクト
は導管34を通つてデイスクリフアイナー37へ
送られ、そこでリジエクトパルプのシヤイブは繊
維を遊離するため処理された。遠心スクリーン3
からのアクセプトは導管39を通つてボルテツク
スクリーナー40へポンピングされた。リジエク
トパルプは導管41を通つて図面には示されてい
ない2番目のボルテツクスクリーナーへ送られ
た。この2番目のボルテツクスクリーナーからの
リジエクトは導管43を通つてプラントから除去
され、アクセプトパルプはリジエクトリフアイナ
ー37へ送られた。 第1段のボルテツクスクリーナーからのアクセ
プトパルプは305mlC.S.F.のフリーネスを有し、
そして導管4を通つてシツクナー5へ送られた。
パルプ懸濁液はシツクナー5において乾燥固形分
26%へ濃縮された。濃縮したパルプは次にミキサ
ー7へ送られ、漂白剤と混合された。漂白剤と混
合したパルプは導管8を通つて漂白塔9へ送られ
た。約2時間の塔内滞留時間の後、パルプは導管
18を通つて仕込まれるプロセス水を用いて、塔
の底域において26%乾燥固形分から5%乾燥固形
分へ希釈された。漂白し、希釈されたパルプは容
器11へ送られ、そしてその中で69℃の温度によ
つてかきまぜ機によつて激しく機械的に処理され
た。エネルギー入力は10kwh/tであると測定さ
れた。約3分間処理された後、パルプ懸濁液は導
管23を通つて幅2.0mmのスロツトを備えたカー
ブしたスクリーンへ送られた。カーブしたスクリ
ーンを境にして最良の分離効果を得るために、パ
ルプ懸濁液は容器のすぐ下流で導管14および1
6からのプロセス水を使用してパルプ濃度1.1%
へ希釈された。カーブしたスクリーンを通過する
間、パルプ懸濁液の45重量%がスクリーンのスロ
ツトを通過し、ウエツトマシン13上に集められ
た。この分画は以後微細繊維分画と呼ばれる。パ
ルプの残部、すなわち入つて来るパルプの量の55
%はウエツトマシン21上で乾燥固形分48%へ脱
水された。この分画は以後長繊維分画と呼ばれ
る。それぞれのパルプからサンプルが採取され、
微細繊維分画はサンプルFと命名され、長繊維分
画はサンプルGと命名された。 公知技術に従つて製造した砕木パルプについて
さらにステトが実施された。このパルプは、漂白
し、パルプ濃度3%へ希釈された直後、導管23
を通つてカーブしたスクリーン19へ送られた。
測定は得られた微細繊維分画の量が入つて来るパ
ルプの量のたつた26%であることを示した。微細
繊維分画が分析され、そしてそのサンプルはサン
プルHと命名された。長繊維分画も同様に分析さ
れ、サンプルKと命名された。 これらテストの結果を表4に示す。
【表】 結果は、本発明に従つて砕木パルプ(サンプル
FおよびG)から高い長繊維含量および、同時に
驚くほど低い微細物質含量(−150メツシユ)を
有するパルプを製造できることを示す。高いフリ
ーネス(305mlC.S.F.)のパルプから45重量%の
微細繊維分画を得ることができた事実は特に驚く
べきである。これは漂白直後パルプを分画した時
(サンプルHおよびK)に得られた26重量%と比
較される。この結果は多分、本発明を実施する時
繊維束およびフロツクがパルプを二つのパルプの
流れに分割される前に効果的かつ完全に崩壊され
るためである。 サンプルFおよびHは紙の技術的性質に関して
テストされ、結果を表5に示す。
【表】 表5から見られるように、本発明に従つて製造
されたパルプ(サンプルF)の品質は、印刷紙の
製造に関した高度に興味がある。このパルプの高
い光散乱係数および不透明度は特に有益である。
紙の低いあらさおよび高い引裂き指数は高級印刷
紙製造において特に価値ある他の性質である。 サンプルGおよびKからさらに他のサンプルが
採取され、乾燥され、おしめ製造用の毛羽を製造
するためデイスクリフアイナー中で乾式裂断され
た。比較のため、パルプサンプルが漂白後容器1
1から採取された(サンプルL)。サンプルはか
さおよび吸収性についてテストされ、結果を表6
に示す。
【表】 結果は明らかに、本発明によつて分画した時得
られる長繊維分画(サンプルG)は吸収製品製造
のためのすぐれた原料であることを示している。
表から、出発パルプの性質はこの長繊維分画より
もかなり劣つていることが見られるであろう。 実施例 3 脱インクした故紙パルプ懸濁液が故紙処理プラ
ントから第4図のプラントへ運ばれた。パルプ懸
濁液は容器1へ仕込まれた。パルプは容器1から
導管2を通つて遠心スクリーン3へ送られた。ス
クリーン3で得られたリジエクトは導管34を通
つてデイスクリフアイナーへ送られ、そこでリジ
エクトパルプ中の固形紙残渣が繊維形に粉砕され
た。遠心スクリーンで得られたアクセプトは導管
39を通つてボルテツクスクリーナー40へ送ら
れた。リジエクトパルプはクリーナー40から導
管41を通つて第2段ボルテツクスクリーナー
(図示しない)へ送られた。この第2段ボルテツ
クスクリーナーからのリジエクトは導管43およ
びセパレーター42を通つてプラントから排出さ
れ、アクセプトパルプは導管44を通つてリジエ
クトリフアイナーへ送られた。ボルテツクスクリ
ーナー40から得られたアクセプトパルプは100
mlC.S.F.のフリーネスを持つており、そして導管
4を通つてシツクナー5へ送られた。パルプ懸濁
液は乾燥固形分26%へ濃縮された。濃縮したパル
プは次に導管6を通つてミキサー7へ送られ、そ
の中でパルプは漂白剤と混合された。漂白剤と混
合したパルプは導管8を通つて漂白塔9へ送られ
た。塔中約2時間の滞留時間の後、パルプは導管
18を通つて供給されたプロセス水を用いて、塔
の底域において乾燥固形分26%から乾燥固形分5
%へ希釈された。漂白し希釈したパルプは導管1
0を通つて容器11へ送られた。容器11中のパ
ルプ懸濁液は73℃の温度においてかきまぜ機によ
つて激しく機械的に処理された。エネルギー入力
は9kwh/tと測定された。約3分間処理された
後、パルプ懸濁液は導管23を通つて2.0mm幅の
スロツトを備えたカーブしたスクリーン19へ送
られた。カーブしたスクリーンを境にして最良の
分離を得るために、パルプ懸濁液は容器のすぐ下
流で導管14および16からのこの最初プロセス
水を用いて、パルプ濃度0.9%へ希釈された。カ
ーブしたスクリーンを通過する間、58重量%がス
クリーンのスロツトを通過した。パルプ懸濁液は
導管24を通過し、そしてウエツトマシン13上
に集められた。この分画は以後微細繊維分画と呼
ばれる。パルプの残部、すなわち入つて来るパル
プの量の42%は導管20を通つてウエツトマシン
21へ送られ、そこで乾燥固形分47%へ脱水され
た。このパルプは以後長繊維分画と呼ばれる。そ
れぞれのパルプからサンプルが採取され、微細繊
維分画はサンプルMと命名され、長繊維分画はサ
ンプルOと命名された。テスト結果を表7に示さ
れる。
【表】 結果は、故紙パルプから高い長繊維含量を有
し、同時に驚くべきほど低い微細繊維含量(−
150メツシユ)を有するパルプを製造できること
を示している。低フリーネス(100mlC.S.F.)を
有するパルプから40%もの長繊維分画を製造でき
るという事実は特に驚くべきである。 サンプルMおよびOはそれらの紙の技術的性質
に関してテストされ、その結果を表8に示す。
【表】
【表】 表8から見られるように、本発明に従つて製造
したパルプは、該パルプを印刷紙、ソフト紙およ
び板紙の製造に高度に興味あるものとする性質を
有している。パルプの高い光散乱指数および不透
明度は特に有利である。紙の低いあらさおよび高
い引裂き指数は高級印刷紙および板紙の製造にお
いて特に価値ある性質である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は公知技術にある高収率パ
ルプ製造のブロツク図であり、第2図および第4
図は本発明に従つた高収率パルプ製造のブロツク
図である。 1はパルパー、3はスクリーン室、5はシツク
ナー、7はミキサー、9は漂白塔、11はかきま
ぜ機を備えた容器、19は分画装置、13はウエ
ツトマシンである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パルプ化された高収率パルプがスクリーニン
    グされ、脱水され、そして漂白される高収率パル
    プの製造法において、パルプが漂白されそして低
    パルプ濃度へ希釈された後、存在する繊維フロツ
    クを粉砕するためパルプを激しくかきまぜること
    と、そして分画装置内においてこのように処理し
    たパルプを、漂白段階後に得られるパルプ重量を
    基準にして、(a)長繊維分画のフリーネスより150
    ないし600mlC.S.F.下廻るフリーネスを有する微
    細繊維分画35%ないし70%と、(b)微細繊維分画の
    フリーネスより150ないし600mlC.S.F.上廻るフリ
    ーネスを有する長繊維分画65%ないし30%との相
    互に平均繊維長の異なる二つのパルプの流れに分
    画することを特徴とする高収率パルプの製造法。 2 スクリーニングしたパルプがシヤイブを普通
    より多い量、すなわち0.05ないし0.30%以上含む
    ようにスクリーニングすることを特徴とする第1
    項の方法。 3 パルプをパルプ濃度3ないし7%においてか
    きまぜ、その後前記分画前パルプをパルプ濃度
    0.3ないし4%へプロセス水をもつて希釈するこ
    とを特徴とする第1項または第2項の方法。 4 前記分画装置を出て行く微細繊維分画を脱水
    する時に得られ、かつ微細繊維を最大300mg/
    含むプロセス水でパルプを希釈することを特徴と
    する第3項の方法。 5 微細繊維分画のフリーネスを40ないし175ml
    C.S.F.の範囲に保ち、そして前記微細繊維分画が
    バウアーマツクネツト繊維分級機中の150メツシ
    ユワイヤースクリーンを通過する繊維を少なくと
    も30重量%含むように分画することを特徴とする
    第1項ないし第4項のいずれかの方法。 6 長繊維分画のフリーネスを200ないし750mlC.
    S.F.の範囲に保ち、そして前記長繊維分画は0.3
    %DKM以下の抽出分を有し、そして前記長繊維
    分画の85ないし100重量%はバウアーマツクネツ
    ト繊維分級機中の150メツシユワイヤースクリー
    ンを通過しない繊維よりなるように分画すること
    を特徴とする第1項ないし第5項のいずれかの方
    法。
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