JPH0215616Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0215616Y2 JPH0215616Y2 JP1985198418U JP19841885U JPH0215616Y2 JP H0215616 Y2 JPH0215616 Y2 JP H0215616Y2 JP 1985198418 U JP1985198418 U JP 1985198418U JP 19841885 U JP19841885 U JP 19841885U JP H0215616 Y2 JPH0215616 Y2 JP H0215616Y2
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- die
- graphite
- composite material
- hot press
- carbon
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- Expired
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Landscapes
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、フアインセラミツクスのような粉
体を加圧焼結するために用いられるホツトプレス
用カーボン質ダイスに関する。
体を加圧焼結するために用いられるホツトプレス
用カーボン質ダイスに関する。
炭化けい素、窒化けい素、窒化ほう素などのフ
アインセラミツクス粉体を焼結する手段の１つと
してホツトプレス法が有用されている。ホツトプ
レス法は、第２図に示すように焼結粉体１をダイ
ス２と下パンチ（または底盤）３および上パンチ
４により形成される区画に填め、側面の加熱手段
５を介して1000〜2000℃に加熱しながら100〜500
Kg／cm2の圧力にパンチ加圧することによつておこ
なわれる。このため、ダイス２を構成する材料に
はこれら厳しい熱間加圧条件に耐える材質特性が
要求される。
アインセラミツクス粉体を焼結する手段の１つと
してホツトプレス法が有用されている。ホツトプ
レス法は、第２図に示すように焼結粉体１をダイ
ス２と下パンチ（または底盤）３および上パンチ
４により形成される区画に填め、側面の加熱手段
５を介して1000〜2000℃に加熱しながら100〜500
Kg／cm2の圧力にパンチ加圧することによつておこ
なわれる。このため、ダイス２を構成する材料に
はこれら厳しい熱間加圧条件に耐える材質特性が
要求される。
従来、上記の材質特性に沿うものとして、カー
ボン質の材料が賞用されている。
ボン質の材料が賞用されている。
しかしながら、カーボン質の材料は耐熱性の面
では抜群の性能を有するものの、機械的強度が十
分でないため耐圧性の点に問題がある。例えば、
黒鉛材質で構成したダイスでは、加圧時に生ずる
外方向へのテンシヨンに抗しきれず応々にして第
３図に示すような縦割り破壊６を起す。
では抜群の性能を有するものの、機械的強度が十
分でないため耐圧性の点に問題がある。例えば、
黒鉛材質で構成したダイスでは、加圧時に生ずる
外方向へのテンシヨンに抗しきれず応々にして第
３図に示すような縦割り破壊６を起す。
このため、Ｃ／Ｃ複合材からなるダイスを適用
する試みもなされている。Ｃ／Ｃ複合材は、炭素
質のマトリツクスを炭素繊維で強化した材料（炭
素繊維強化炭素材）で、高度の機械的強度ならび
に弾性率を具備するものである。ところが、Ｃ／
Ｃ複合材ダイスにおいても加圧段階で破損するこ
とがある。この場合の破損は、上記した黒鉛ダイ
スが上下方向に完全に分割破壊するのとは異な
り、第４図のように脆弱部位が局部的に突出し変
形する状態７を呈する。
する試みもなされている。Ｃ／Ｃ複合材は、炭素
質のマトリツクスを炭素繊維で強化した材料（炭
素繊維強化炭素材）で、高度の機械的強度ならび
に弾性率を具備するものである。ところが、Ｃ／
Ｃ複合材ダイスにおいても加圧段階で破損するこ
とがある。この場合の破損は、上記した黒鉛ダイ
スが上下方向に完全に分割破壊するのとは異な
り、第４図のように脆弱部位が局部的に突出し変
形する状態７を呈する。
いずれにしても、これらの破損現象は加圧され
る粉末充填部位に相当するダイス内面部に応力が
偏るために発生する事態であり、その対応が迫ら
れている。
る粉末充填部位に相当するダイス内面部に応力が
偏るために発生する事態であり、その対応が迫ら
れている。
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、ホツトプレスの熱間加圧条件に十分耐える構
造のカーボン質ダイスを提供するものである。
で、ホツトプレスの熱間加圧条件に十分耐える構
造のカーボン質ダイスを提供するものである。
以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
第１図はこの考案に係るダイス２の構造を示し
た切欠縦断面図で、８は黒鉛筒、９はＣ／Ｃ複合
材である。
た切欠縦断面図で、８は黒鉛筒、９はＣ／Ｃ複合
材である。
黒鉛筒８は、内面のスリーブ部分を形成する部
材で緻密質の黒鉛材料で構成される。Ｃ／Ｃ複合
材９は、黒鉛筒８の外面に一体に固着形成されて
いる。この一体固着状態を形成するには、黒鉛筒
８をマンドレルとしてのこの外面に炭素繊維をフ
エノール樹脂初期縮合物のような炭化性樹脂液と
共に巻き付けて層形成し、硬化してから全体を
700℃以上の温度域で焼成したのち樹脂含浸と炭
化処理を繰返しおこなう方法が有効に用いられ
る。この場合、予め形成された炭素繊維と樹脂と
のプリプレグシートを黒鉛筒に巻き付けることも
できる。また炭素繊維の形状はトウでもクロスで
もよいが、長繊維タイプのトウを用いる場合には
フイラメントワインデイング法を適用することが
望ましい。
材で緻密質の黒鉛材料で構成される。Ｃ／Ｃ複合
材９は、黒鉛筒８の外面に一体に固着形成されて
いる。この一体固着状態を形成するには、黒鉛筒
８をマンドレルとしてのこの外面に炭素繊維をフ
エノール樹脂初期縮合物のような炭化性樹脂液と
共に巻き付けて層形成し、硬化してから全体を
700℃以上の温度域で焼成したのち樹脂含浸と炭
化処理を繰返しおこなう方法が有効に用いられ
る。この場合、予め形成された炭素繊維と樹脂と
のプリプレグシートを黒鉛筒に巻き付けることも
できる。また炭素繊維の形状はトウでもクロスで
もよいが、長繊維タイプのトウを用いる場合には
フイラメントワインデイング法を適用することが
望ましい。
このようにして形成されたダイス２は、黒鉛筒
８の外面にＣ／Ｃ複合材９が強固に固着した一体
構造を呈しており、荷酷な熱サイクルを加えても
層間剥離などの欠陥現象を生ずることはない。
８の外面にＣ／Ｃ複合材９が強固に固着した一体
構造を呈しており、荷酷な熱サイクルを加えても
層間剥離などの欠陥現象を生ずることはない。
〔作用、効果〕
この考案のホツトプレス用カーボン質ダイスは
上記構造のような黒鉛内筒とＣ／Ｃ複合材との一
体的な二重複合機構を有するため、加圧時にかか
る応力の偏りを巧みに分散し、応力分布を均等化
する作用を営む。この作用が耐圧力の増大化作用
と相俟つて、厳しい熱圧条件化においても破損現
象を伴うことない強靭なダイス構造を実現する。
上記構造のような黒鉛内筒とＣ／Ｃ複合材との一
体的な二重複合機構を有するため、加圧時にかか
る応力の偏りを巧みに分散し、応力分布を均等化
する作用を営む。この作用が耐圧力の増大化作用
と相俟つて、厳しい熱圧条件化においても破損現
象を伴うことない強靭なダイス構造を実現する。
したがつて、ホツトプレス用カーボン質ダイス
として、長期間常に安定した使用状態が保障され
る実用的効果が得られる。
として、長期間常に安定した使用状態が保障され
る実用的効果が得られる。
第１図はこの考案の実施例を示すホツトプレス
用カーボン質ダイスの切欠縦断面図、第２図は通
常のホツトプレス機構を示した縦断面図、第３図
は従来の黒鉛ダイスの破損状態を示した斜視図、
第４図は従来のＣ／Ｃ複合材ダイスの破損状態を
示した斜視図である。 １……焼結粉体、２……ダイス、３……下パン
チ（または底盤）、４……上パンチ、５……加熱
手段、６……縦割り破壊、７……突出変形状態、
８……黒鉛筒、９……Ｃ／Ｃ複合材。
用カーボン質ダイスの切欠縦断面図、第２図は通
常のホツトプレス機構を示した縦断面図、第３図
は従来の黒鉛ダイスの破損状態を示した斜視図、
第４図は従来のＣ／Ｃ複合材ダイスの破損状態を
示した斜視図である。 １……焼結粉体、２……ダイス、３……下パン
チ（または底盤）、４……上パンチ、５……加熱
手段、６……縦割り破壊、７……突出変形状態、
８……黒鉛筒、９……Ｃ／Ｃ複合材。
Claims (1)
- 黒鉛筒８の外面にＣ／Ｃ複合材９を一体に固着
形成してなる構造のホツトプレス用カーボン質ダ
イス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985198418U JPH0215616Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985198418U JPH0215616Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62107907U JPS62107907U (ja) | 1987-07-10 |
| JPH0215616Y2 true JPH0215616Y2 (ja) | 1990-04-26 |
Family
ID=31159086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985198418U Expired JPH0215616Y2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0215616Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3008411B2 (ja) * | 1989-07-19 | 2000-02-14 | 三菱化学株式会社 | 二重中空円筒体 |
| JP5766064B2 (ja) * | 2011-08-12 | 2015-08-19 | 株式会社Ｉｈｉエアロスペース | ダイスの製造方法とダイスを備えるホットプレス装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57149877A (en) * | 1981-03-09 | 1982-09-16 | Toho Beslon Co | Carbon composite material and manufacture |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP1985198418U patent/JPH0215616Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57149877A (en) * | 1981-03-09 | 1982-09-16 | Toho Beslon Co | Carbon composite material and manufacture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62107907U (ja) | 1987-07-10 |
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