JPH02155723A - 繊維強化プラスチック品の製造方法 - Google Patents

繊維強化プラスチック品の製造方法

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JPH02155723A
JPH02155723A JP63312687A JP31268788A JPH02155723A JP H02155723 A JPH02155723 A JP H02155723A JP 63312687 A JP63312687 A JP 63312687A JP 31268788 A JP31268788 A JP 31268788A JP H02155723 A JPH02155723 A JP H02155723A
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
fiber
reinforced plastic
product
frp
Prior art date
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Pending
Application number
JP63312687A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kozuka
小塚 興治
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、繊維強化プラスチック(F RP)製の各
種スポーツ用品や、X線撮影用フィルムカセツテ等を製
造するのに適した、FRP品の製造方法に関する。
(従来の技術) FRP品は、従来、周知のように、補強繊維の一方向性
プリプレグや織物プリプレグ等のプリプレグを積層し、
型に入れ、加熱、加圧して成形するなどして製造してい
る。ところが、このような方法は、積層時に面間に抱き
込まれた空気が、プリプレグの熱硬化性樹脂が硬化する
時に膨れ、表面に出てきて破裂したりして、表面に小さ
な凹凸ができるという問題がある。そうして、凹凸がで
きると、商品価値が低下するのみならず、たとえば、X
線撮影用フィルムカセツテにおいては、X線透過性にむ
らがでてきて鮮明な写真が得られないようになる。この
ように表面平滑性が悪くなるという問題は、上述したよ
うな、いわわるプリプレグ積層法によらない場合でも、
FRPは本質的に補強繊維と熱硬化性樹脂との不均質材
料であるから、同様に起こりやすい。
このような問題を解決するために、近年、インモールド
コーティング法と呼ばれる方法が提案されている。この
方法は、成形後、型による加圧力を下げ、型内に熱硬化
性樹脂を圧入し、硬化させることによって表面平滑性を
向上させるものである。しかしながら、この方法は、熱
硬化性樹脂の圧入設備等、大かがすな設備を必要とする
ばかりか、片方の表面にしか適用できないという問題が
あり、改善が望まれている。
(発明が解決しようとする課題) この発明の目的は、従来の方法の上述した問題点を解決
し、特別の設備を必要としないで、表面に小さな凹凸が
ほとんどなくて平滑性に優れたFRP品を製造する方法
を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためのこの発明は、型を用いてFR
Pを成形した後脱型し、表面に未硬化の熱硬化性樹脂を
塗布して再び型に入れ、加熱、加圧して上記熱硬化性樹
脂を硬化させた後、脱型する、FRP品の製造方法を特
徴とするものである。
もっとも、この発明においては、型を用いてFRPを成
形した後脱型し、表面に、未硬化の熱硬化性樹脂を塗布
した離型紙をその塗布面が上記表面側になるように当て
て再び型に入れ、加熱、加圧して上記熱硬化性樹脂を硬
化させた後、脱型して上記離型紙を除去するようにして
もよいものである。
この発明においては、まず、型を用いてFRPを成形す
る。このFRPは、最終的に得たいFRP品と同じ形状
を有し、たとえば、補強繊維を一方向に互いに並行かつ
シート状に引き揃え、未硬化(Bステージ)の熱硬化性
樹脂を含浸してなる一方向性プリプレグや、補強繊維の
織物に未硬化の熱硬化性樹脂を含浸してなる織物プリプ
レグ等のプリプレグを積層し、型に入れて加熱、加圧成
形したり、型内において上述したプリプレグを積層し、
加熱、加圧成形したり、型内に、成形用材料、たとえば
SMC(Sheet Molding Compoun
+))をチャージし、加熱、加圧成形するなど、周知の
方法によって得ることができる。なお、補強繊維として
は、よく知られた炭素繊維、ガラス繊維、ポリアラミド
繊維等の高強度、高弾性率繊維を使用することができる
。また、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、
ビニルエステル樹脂等を使用することができる。
この発明は、次に、得られたFRPを一旦脱型する。こ
のとき、FRPには、成形時に型に塗布した離型剤が付
着していることがあるが、それは、そのままでもよく、
除去してもよい。また、必要に応じて、FRPの表面を
サンディングしてもよい。
次に、脱型によって得たFRPの表面に、熱硬化性樹脂
を塗布し、再び型に入れ、加熱、加圧して熱硬化性樹脂
を硬化させる。すると、FRPの表面に凹凸があっても
、その凹凸が塗布による熱硬化性樹脂によって埋められ
る。この熱硬化性樹脂としては、通常、FRPの成形に
使用したもの、すなわち、FRPのマトリクスを形成し
ている熱硬化性樹脂と同じものを使用する。なお、この
ときの加圧条件は、FRPの成形時におけるそれより低
くてよい。同様に、加熱、加圧時間は短くてよい。これ
は、このときは、FRPの成形時のような補強繊維と熱
硬化性樹脂との複合は必要でないからである。
この発明においては、脱型によって得たFRPの表面に
熱硬化性樹脂を塗布することに代えて、そのFRPの表
面に、未硬化の熱硬化性樹脂を塗布した離型紙をその塗
布面がFRPの表面側になるように当ててもよい。この
場合は、FRPを離型紙ごと再び型に入れ、加熱、加圧
して離型紙上の熱硬化性樹脂をFRPの表面に転移させ
、硬化させた後脱型し、離型紙を剥離して除去するよう
にする。離型紙は、プリプレグの製造に使用されている
ものでよく、たとえば、グラシン紙や合成樹脂フィルム
等の離型担体の表面に離型剤としてシリコーン樹脂等を
塗布したものを使用することができる。
(実 施 例) 実施例1 東し社製の、炭素繊維とビニルエステル樹脂とからなる
SMC(“トレカ″ S M C531R−209B)
を長さ25mmに切断しつつ金型内にチャージした後、
100kg/cm2の圧力下に130℃で5分間加熱し
、脱型して、厚みが3+nmの平板FRPを得た。この
平板の両表面には、部分的に小さな凹凸ができていた。
次に、上記平板FRPの両表面に、昭和高分子社製ビニ
ルエステル樹脂“リポキシ”7030を塗布し、10分
間放置した後、再び上記金型に入れ、30kg/cm2
の圧力下に130℃で30秒間加熱し、脱型して、平板
FRP品を得た。
上記平板FRP品の表面を観察したところ、FRPでみ
られた表面の凹凸が、塗布したビニルエステル樹脂によ
って埋められており、平滑性が大きく向上していた。
実施例2 東し社製の、炭素繊維織物とエポキシ樹脂とからなるプ
リプレグ(“トレカ” FX6343、厚み:0゜25
ma+)を12枚積層し、金型に入れ、30kg/cm
2の圧力下に130℃で加熱し、脱型して、厚みが3m
mの平板FRPを得た。この平板FRPの両表面には、
多数の小さな凹凸が観察された。
次に、上記平板FRPをフロン液に浸漬して付着してい
る離型剤を洗浄、除去し、さらに両表面を#1209の
サンドペーパーで軽くサンディングした後、その両表面
に、エポキシ樹脂を100μm厚みで塗布した離型紙を
当て、離型紙ごと再び上記金型に入れ、IQkg/Cm
の圧力下に130℃で30秒間加熱し、離型紙上のエポ
キシ樹脂を平板FRPの表面に転移させるとともに硬化
させ、脱型して、平板FRP品を得た。
この平板FRP品の表面を観察したところ、平板FRP
にみられた表面の凹凸が、離型紙上から転移したエポキ
シ樹脂によって埋められ、平滑性が大きく向上していた
(発明の効果) この発明は、型を用いてFRPを成形した後脱型し、表
面に未硬化の熱硬化性樹脂を塗布して再び型に入れ、加
熱、加圧して上記熱硬化性樹脂を硬化させた後、脱型す
るか、型を用いてF R,Pを成形した後脱型し、表面
に、未硬化の熱硬化性樹脂を塗布した離型紙をその塗布
面が上記表面側になるように当てて再び型に入れ、加熱
、加圧して上記熱硬化性樹脂を硬化させた後、脱型して
上記離型紙を除去するので、FRPの表面に凹凸があっ
ても、その凹凸を、塗布、または、離型紙上から転移し
た熱硬化性樹脂によって埋めることができ、FRP品の
表面平滑性を大きく向上させることができる。そのため
、意匠効果に優れたFRP品が得られるようになる。こ
れは、FRP品が、たとえばスポーツ用品のように、格
別の意匠効果が要求されるものである場合には大変有利
である。
また、この発明を、たとえばX線撮影用フィルムカセツ
テの製造に適用すると、表面の小さな凹凸によってX線
透過性にむらができるのを防止することができるように
なり、鮮明さに優れた写真が得られるようになる。さら
に、この発明の方法は、上述したインモールドコーティ
ング法のように大かがすな設備を必要とせず、FRPの
成形に使用した型をそのまま用いることができるから製
造コストを安くできるばかりか、どのような形状のFR
Pに対しても適用でき、しかも、FRPの全表面に対し
て適用できる。
特許゛出願人  東し株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)型を用いて繊維強化プラスチックを成形した後脱
    型し、表面に未硬化の熱硬化性樹脂を塗布して再び型に
    入れ、加熱、加圧して上記熱硬化性樹脂を硬化させた後
    、脱型することを特徴とする、繊維強化プラスチック品
    の製造方法。
  2. (2)型を用いて繊維強化プラスチックを成形した後脱
    型し、表面に、未硬化の熱硬化性樹脂を塗布した離型紙
    をその塗布面が上記表面側になるように当てて再び型に
    入れ、加熱、加圧して上記熱硬化性樹脂を硬化させた後
    、脱型して上記離型紙を除去することを特徴とする、繊
    維強化プラスチック品の製造方法。
JP63312687A 1988-12-09 1988-12-09 繊維強化プラスチック品の製造方法 Pending JPH02155723A (ja)

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