JPH0215192Y2 - - Google Patents

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JPH0215192Y2
JPH0215192Y2 JP31284U JP31284U JPH0215192Y2 JP H0215192 Y2 JPH0215192 Y2 JP H0215192Y2 JP 31284 U JP31284 U JP 31284U JP 31284 U JP31284 U JP 31284U JP H0215192 Y2 JPH0215192 Y2 JP H0215192Y2
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gas
pressure
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oxygen
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、たとえばガス混合装置などに好適に
使用することができるアラーム装置に関する。
2種類のガスを個別的に供給し、その後各ガス
を混合して混合ガスを排出するガス混合装置で
は、各ガスのいずれか一方の圧力が低下し、また
は供給が停止した場合、正確な濃度の混合ガスを
排出することが不可能となる。そのため、圧力が
低下したことを知らせるアラーム装置が設けられ
ている。このようなアラーム装置ではガスの圧力
が低下した場合には至急にその対策を講じる必要
があるため、ガスの圧力低下発生から短時間で確
実に警報音が発生することが必要とされている。
しかしながら従来からのアラーム装置などに使用
する圧力の検知方法としては圧力スイツチ、接点
付圧力計などが考えられるが、いずれも大型で小
型の機器に取付けることが困難であり、かつ電源
を必要とするという不便さもある。またコイルバ
ネを利用した簡単な装置では圧力の変化に対して
比例的に変化しある一定の圧力差ですばやく作動
させることがむづかしい。さらに小型で電池式の
ものは電池の保守管理が問題になる。使用ガスの
圧力差を確実に検出し一定の圧力差で確実に作動
する小型のアラーム装置が望まれていた。
本考案の目的は、上述の技術的問題を解決し、
警報作動圧力を安定させ、かつ警報音を断続音と
して警報効果の向上したアラーム装置を提供する
ことである。
本考案は、 (a) 一対の開放弁10,11であつて、各開放弁
10,11は、 (a1) 第1入口38と第2入口40との間
にわたつて、案内孔35を有し、また流路2
5を有するケーシング31と、 (a2) 案内孔35内に移動可能にして案内
され、一方端が第1入口38に臨み、他方端
が第2入口40に臨む弁体34と、 (a3) ケーシング31に、第2入口40に
臨んで設けられ、弁体34の前記他方端が当
接することによつて第2入口40と前記流路
25とを遮断し、弁体34の前記他方端が離
間することによつて第2入口40と前記流路
25とを連通する弁座49と、 (a4) 弁体34を、前記他方端が弁座49
に当接する方向にばね付勢し、前記他方端か
ら前記一方端側に力を加えてゆくと、急激に
弯曲変形して弁体34の前記他方端を弁座4
9から離間させる反転板ばね33とを有す
る、そのような開放弁10,11と、 (b) 一方の開放弁10の第1入口38と、他方の
開放弁11の第2入口40とに、第1ガスを供
給する第1ガス供給源と、 (c) 一方の開放弁10の第2入口40と、他方の
開放弁11の第1入口38とに、第2ガスを供
給する第2ガス供給源と、 (d) 前記流路25からのガスによつて警報音を発
生する警報発音部12とを含むことを特徴とす
るアラーム装置である。
第1図は本考案の一実施例の全体の正面図であ
り、第2図は第1図の矢符A側から見た側面図で
あり、その一部を切欠いてある。気体混合装置1
は、本体2と、本体2の側面に備えられる混合ガ
スの出口部3と、本体2の下部に設けられる一対
の気体の入口部4,5とから構成される。たとえ
ば入口部4は酸素の供給用であり、入口部5は空
気の供給用である。本体2の表面には、酸素と空
気の混合比すなわち酸素濃度を調節するために調
節用つまみ6が設けられる。出口部3にはたとえ
ばホース15が取付けられて、所望の場所に送ら
れて使用される。
第2図を参照して、本体2の内部には、入口部
4から供給された酸素または入口部5から供給さ
れた空気のいずれか一方の圧力が低下したときに
警報音を発生させるアラーム装置7と、供給され
た酸素と空気とを予め同一の圧力に調節するため
の圧力調節部8と、圧力調節部8によつて圧力調
節された酸素および空気とを調節用つまみ6に応
じた濃度で混合する混合部9とが、本体2の下部
から上部にわたつて順次設けられる。アラーム装
置7は1対の開放弁10,11と開放弁10,1
1から供給される酸素または空気によつて警報音
を発生さす警報発音部12とを含む。開放弁10
は酸素の供給圧力が空気の供給圧力よりも予め定
めた値以下になつたときに空気を警報発音部12
に供給するために用いられる。開放弁11(図示
せず)は開放弁10に対して本体2の幅方向(第
2図の紙面に垂直方向)に沿つて平行に配置され
る。開放弁11は開放弁10とは基本的には同一
の構成を有しており、空気の供給圧力が酸素の供
給圧力よりも予め定めた値以下になつたときに、
酸素を警報発音部12に供給するために用いられ
る。入口部4,5にはそれぞれ逆止弁13,14
が設けられており、逆止弁13,14はばね1
5,16によつて下方にわずかに付勢されてお
り、酸素および空気は下方から上方へ、すなわち
入口部4,5から本体2に向う方向にのみ流れ、
逆流が防止されている。
第3図は、混合ガスが生成される過程を示すガ
ス混合装置1の系統図である。実線は酸素および
空気が本体2内を正常に作動している状態のライ
ンを示し、破線は酸素と空気との圧力差が予め定
めた値を越えたときのラインを示している。圧縮
ボンベなどから減圧され供給される酸素および空
気は入口部4,5から逆止弁13,14を介して
開放弁10,11に導かれる。開放弁10,11
において酸素と空気の圧力差が一定値未満である
とき、酸素および空気は開放弁10,11から圧
力調整部8に導かれ、酸素と空気の両者の圧力の
うち高い方の圧力を低い方に調整し両者の圧力を
等しくする。圧力調整部8において等圧力となつ
た酸素および空気は混合部9に供給され、混合部
9で調節用つまみ6に対応した濃度に混合された
混合ガスが出口部3から排出される。このように
混合前に圧力調整部8で酸素と空気の各圧力を等
しくするようにしているので酸素および空気の各
個別の絞り量を1つのつまみ6で調整することが
可能となる。
開放弁10,11において酸素と空気の圧力差
が予め定めた値以上であるとき、さらに詳しくは
酸素の圧力が空気圧よりも低下しかつその圧力差
が予め定めた値以上であるときには開放弁10か
ら空気が警報発音部12に導かれ、警報音が発生
される。空気圧が酸素圧よりも低下しかつその圧
力差が予め定めた値以上であるときには開放弁1
1から酸素が警報発音部12に導かれ、警報音が
発生される。
第4図は第1図の切断面線−から見た断面
図であり、第5図は第2図の切断面線−から
見た断面図である。入口部4から供給された酸素
は、流路20を経て開放弁10に導かれ、さらに
流路21を経て流路22から圧力調整部8に導か
れる。入口部5から供給された空気は流路23を
経て開放弁10に導かれる。この開放弁10に導
かれた空気は前述したように酸素圧が低くなると
流路25を経て流路26を介して警報発音部12
に導かれる。酸素圧が低下しないときには開放弁
10内に貯留された状態のままである。第5図を
参照して、入口部5から供給された空気は流路2
7を経て開放弁11に導かれ、さらに流路28を
経て流路29から圧力調整部8に導かれる。入口
部4から供給された酸素は、流路30を経て開放
弁11に導かれる。開放弁11に導かれた酸素は
空気圧が低くなると流路25aを経て流路26を
介して警報発音部12に導かれ、酸素圧が低下し
ないときには開放弁11内に貯留された状態のま
まである。
第6図は開放弁10の拡大図である。開放弁1
0は圧力調整部8の本体の下部に設けられたケー
シング31の内側に一端(第6図1の左方端)か
ら他方端へ順に部屋32、反転板ばね33、弁体
34、円柱体用案内孔35、弁座であるシール部
材49、弁室36、弁棒37およびばね52が設
けられるとともに、前記一端付近には部屋32に
連通する酸素の入口38および出口39が穿設さ
れ、他端付近には弁室36に連通する空気入口4
0が穿設される。前記部屋32内に介在される反
転板ばね33は、球面状薄円板から成るばね本体
41とそのばね本体と同じであるが左右逆に取付
けたばね本体42そしてその2つのばね本体の中
央に存在する中ゴマ53とを含む。ばね本体4
1,42と中ゴマ53の各々の中央口は小孔があ
り、その小孔を弁体34の左端の支持棒が貫通す
ることにより、ばね本体41,42及び中ゴマ5
3の位置が決定されている。ばね本体41はその
凸側に力を加えていくと急激に彎曲変形するよう
に構成されている。
弁体34では円柱体44の一端にストツパフラ
ンジ43が形成される。この円柱体44が前記弁
座案内孔35へ摺動自在に嵌合される。円柱体4
4にはその軸線部に沿つて通気孔45が形成され
る。この通気孔45は右方側に向けて開口してい
るとともに、開口部は弁棒37のシール部材49
でふさがれている。また反対側の頂部(第6図の
左方端部)は絞り口47が備えられた円柱体44
の外周面に開口し、ケーシング31の円柱体44
の軸線方向の中央付近に対応した位置に形成され
ている凹所46に連結する通気孔48が連接され
る。この絞り口47によつて後述するように警報
音が断続的に発生することが可能となる。
弁棒37は一端にたとえばゴムなどのシール部
材49が装着され、他端部付近の外周に外ねじが
刻設されており、この外ねじに螺合する内ねじを
有するナツト50,51が取付けられ、このナツ
ト50,51により弁体34が第6図1の位置に
あるときは、通気孔45の右側開口部をシール部
材49で閉塞しかつばね52で開口部をふさぐ方
向にばね付勢するよう、また弁体34が第6図2
に示す位置にあるときは通気孔45の右側開口部
と弁棒37のシール部材49がはなれ、通気孔4
5と弁室36とが連通するような位置に弁棒37
が固定されている。
入口38から流入した酸素の圧力と、入口40
から流入した空気の圧力の差が予め定めた値未満
であるときには第6図1で示されるように2枚の
ばね本体41,42は反転せずかつ通気孔45の
開口部はシール部材49により閉塞されている。
酸素の供給圧が低下し、酸素と空気の圧力差が
予め定めた値以上になると、第6図2で示される
ように瞬時に2枚のばね本体41,42が反転す
る。これに伴つて弁体34が左方に移動し通気口
45の開口部はシール部材49からはなれ通気孔
45と弁室36とが連通する。これによつて空気
は入口40から弁室36を経て、通気孔45,4
8を介して凹所46から流路25に流出され、警
報発音部12に導かれる。
開放弁11もまた開放弁10と基本的には同一
の構成を有しており、開放弁の向きが逆になつて
いるだけである。開放弁11の開放弁10に対応
する部分には添字aを付す。
第7図は、警報発音部12の断面図である。警
報発音部12は開放弁10の下方に設けられた本
体55と、本体55の一端部から上方に延びる鳴
動部材56とから成る。本体55には酸素および
空気を貯留する貯留空間57が形成されており、
この貯留空間57には流路26が接続されてい
る。鳴動部材56の下部には貯留空間57内のガ
ス圧力によつて開閉自在な吐出弁60が設けられ
る。この吐出孔60はガイド部材61の内周に軸
線方向に摺動自在に嵌合される。吐出弁60の弁
室59は通気孔58を介して貯留空間57に連通
している。吐出弁60の弁座62に臨む端部には
シール部材63が装着されており、これによつて
気密性が向上される。ガイド部材61には排出口
61aが穿設されており、この排出口61aを介
してガスが鳴動部材56に導かれ、警報音が発生
する。なお鳴動部材56を流過したガスは外部に
排出される。吐出弁60とガイド部材61の間に
はコイルばね64が介在しており、そのため吐出
弁60は常時弁座62に向けてばね付勢されてい
る。
流路26が開放弁10,11によつて酸素また
は空気のいずれかが空間57に流入され、この気
体の圧力がばね64のばね力に打ち勝つたときに
吐出弁60が開放され、通気孔58、弁室59、
排出口61aを介して前記気体が鳴動部材56に
導かれ、警報音が発生する。この流路26から空
間57に流入する気体は絞り口47,47aによ
つて流量が小さく絞られる。そのため通気孔58
から気体が流出すると、空間57内の気体圧力は
低下し、これによつて吐出弁60が左方に変位し
て弁座62に当接し鳴動部材56に導かれる気体
を遮断する。これによつて警報音は遮断する。そ
の後空間57内に気体が充填されて圧力が増加す
ると、吐出弁60が右方に変位し、通気孔58が
開放される。これによつて気体が再び鳴動部材5
6に導かれ、警報音が発生する。このようにして
空間57の容積あるいは絞り口47,47aを適
度な大きさにすることにより適度な断続音を得る
ことができる。
また前述したように酸素の圧力が低くなると開
放弁10によつて空気が警報発音部12に導か
れ、空気の圧力が低くなると開放弁11によつて
酸素が警報発音部に導かれるように構成されてい
るので、酸素または空気のいずれか一方の圧力が
低下したとき警報音が発生するので安全性が高
い。また開放弁10,11には反転板ばね33,
33aが設けられているので、動作速度が速く、
圧力低下を瞬時に警報音によつて知らせることが
可能である。
第8図は圧力調整部8の断面図である。ケーシ
ング69内には弁体70,71が設けられる。こ
の弁体70,71は同一の形状を有しており、軸
線72に関して左右対称に配置されている。この
弁体70,71の軸部内周面には内ねじ73,7
4が刻設してあり、この内ねじ73,74に螺合
する外ねじを有し中央部付近に円板状のダイヤフ
ラム取付部を有する弁棒75が弁体70,71を
挿通している。弁棒75の半径方向外方には、ド
ーナツ形スペーサ77が備えられる。弁棒75お
よびスペーサ77の両側方には1対のダイヤフラ
ム78,79が設けられる。このダイヤフラム7
8,79は一端が弁棒75に固定され、他端がケ
ーシング69に固定される。
弁体70の弁室80には流路21から酸素が供
給される。弁体70は第8図の左右方向に変位可
能であり、弁座81に弁体70が当接・離反する
ことによつて、弁室80、空間82および流路9
8を介して流過する酸素の圧力が変化することが
可能である。もう1つの弁体71に関してもまた
同様な構成を有しており、弁体70に関連した構
成に対応する部分には添字aを付す。
次に圧力調整部8の動作状態について説明す
る。流路21から供給された酸素は空間80、弁
座81を通り空間82へ導かれダイヤフラム78
を加圧する。一方流路28から供給された空気は
空間80a、弁座81aを通り空間82aへ導か
れダイヤフラム79を加圧する。ここで空気の圧
力が酸素の圧力よりも大きい場合を想定すると、
ダイヤフラム78,79は圧力差によつて第8図
の左方に向けて凸状に彎曲する。これによつて弁
体70は弁座81から離反する方向に変位し、こ
の変位量に対応した量だけ弁体71は弁座81a
に当接する方向に変位する。すなわち、空気の流
入量は少なく酸素の流入量は多くなり、これによ
つて流路99へ導かれる空気の圧力を流路98へ
導かれる酸素の圧力に等しくすることができる。
そして等圧力に調整された気体は流路98,99
から混合部9に導かれる。この圧力調整部8は圧
力調整のためだけでなく、酸素または空気のいず
れか一方の供給が止つた場合は自動的に他の気体
の流入を停止させる安全装置の役目も果してい
る。またダイヤフラムは2枚装着されているの
で、万一破れた場合でも圧力調整部8内で2種の
気体が混り合う危険性は全くない。また破れた部
分から挿入したガスは排出口76によつて外部に
排出される。しかも排出口76は流路断面が小さ
いので、気体の流出時に音が発生し、そのため故
障の発生を直ちに認識することができる。
なお、弁棒75の両端部には軸方向の切欠き9
0が形成されており、この切欠き90にビス91
が挿入されており、このビス91の働きによつて
弁体70のゆるみを防いでいる。弁体71に関し
ても同様にビス91aによつてゆるみが防止され
ている。
第9図は混合部9付近の断面図であり、第10
図は第9図の分解斜視図である。調節用つまみ6
の回転軸100には歯車101が固定される。こ
の歯車101は歯車102,103に共通に噛合
される。歯車102には酸素の流量を調節するた
めの回転弁体104が歯車102の回転軸として
固定され、もう1つの歯車103には空気の流量
を調節するための回転弁体105が歯車103の
回転軸として固定される。回転弁体104,10
5の左方には遮蔽部材106が立設されており、
この遮蔽部材106には弁体104,105に対
応して弁座107,108が形成される。この弁
座107には周方向に沿つて等間隔に複数の弁孔
109がその円周の一部にわたつて形成されてい
る。もう1つの弁座108もまた弁座107と同
様な構成を有しており、弁孔109と同一の弁孔
110が形成されている。回転弁体104の左方
端部には、弁孔109を閉塞するためのシール部
材111が装着される。このシール部材111は
弁孔109に臨む円周面の約半分が弁孔109に
向けて半月状に突出した突出部112を有する。
もう1つの回転弁体105もまた同様に突出部1
13を有するシール部材114が装着される。回
転弁体104,105はコイルばね115,11
6によつて左方にばね付勢されており、そのため
シール部材111,114は、弁座107,10
8に常時当接している。空間117は流路98と
通じており、流路98からの酸素は、空間117
に貯留され、シール部材111の突出部112に
よつて閉塞されていない弁孔109から混合室1
18へと流入する。同様に空間119は流路99
と通じており、流路99からの空気は空間119
に貯留され、シール部材114の突出部113に
よつて閉塞されていない弁孔110から混合室1
18へと流入する。
調節用つまみ6が予め定めた量だけ角変位され
ると、歯車101を介して歯車102および歯車
103に伝えられ、回転弁体104および回転弁
体105が回転される。これによつて弁孔109
および弁孔110の予め定めた個数だけ塞ぎ、し
かも閉じられていない弁孔109と弁孔110の
総和は常に一定になるように構成される。これに
よつて混合ガスの流量は常に一定であり、しかも
所望の濃度の混合ガスを排出することが可能とな
る。また混合室118で両気体が混合されるまで
各々のガスは個別の流路を通り、その間は確実に
シール部材で遮蔽されているので、気体の1次側
で誤つて酸素と空気が混り合うことがなく、正確
な濃度の混合ガスを得ることができる。
遮蔽部材106の左側面にはシール部材120
が付着される。このシール部材120の中央部に
は角孔121が形成されている。また同じく遮蔽
部材106の左側面のシール部材120の角孔に
あてはまる部分に、各弁孔を通過するガスの流量
が比較的少ない場合にも所望の濃度を得るための
背圧付加手段122が配設されている。この背圧
付加手段122は加圧片122aと加圧片122
aを一定の力で遮蔽部材106へ付勢しているば
ね122bと、ばね122bの力を加圧片122
aに加えるための加圧棒122cとから成る。
各弁孔109,110を通過するガスの流量が
比較的少ない場合、開口している弁孔のガスの流
路の断面積より、実際に流れているガスの流量に
対し必要な流路の断面積の方が小さくなつた場
合、弁孔を通過するガスの流れは均一でなくな
り、濃度を決定するための2つのガスの流量の比
に誤差が生じる。これを防止するために全弁孔の
出口を1つの加圧片122aで均一にふさぎ、各
弁孔からガスが流出しようとする時にそのガスの
圧力で加圧片122aをおし広げて流れ出るよう
にしたものである。この加圧片の機能をさらに詳
しく説明すると、第11図1に示すごとく、加圧
片122aはその中央よりやや下方をばね122
b、加圧棒122cで遮蔽部材106に付勢され
ており、各弁孔109,110からガスが流出し
ようとした時のガスの圧力は加圧片122aの上
方部を左へ押すことになり、したがつて加圧片1
22aは第11図2に示すごとくその下端部を支
点として上部が開口するような形で開き、各ガス
は混合室118へ導かれる。
今各弁孔を通過するガスの流量が比較的多い場
合、加圧片122aを左方へ開くように働くガス
の圧力は強く、十分大きく開いている。ところが
出口側に流量調節バルブを設け、混合ガスの流量
を自由に調節できるようにし、排出流量を小にす
ると、各弁孔を通過するガスの流量は小さくな
る。この時ガスが流れるのに必要な流路の断面積
が、開口している弁孔の断面積より小さくなつた
時、加圧片122aを左方へ開くように働くガス
の圧力は非常に弱くその開口度は小さくなり、そ
の時流出するガスの流量に対して必要な断面積分
しか開かなくなる。このようにして排出する流量
が小さい時、弁孔109,110の出口でガスの
流れを規制することにより、各弁孔から均一に流
れ出るようにして混合ガスの流量を変化させても
常に所望の濃度の混合ガスを排出することが可能
となる。
本実施例では酸素と空気とを用いて説明したけ
れども、他のガスを用いてもよいことは勿論であ
る。また二種類の気体の混合装置として説明した
けれども本考案の考え方に従えば二種類以上のガ
ス混合装置にも適用することが可能となる。
また酸素濃度計を組込むことによつて濃度を確
認して使用することができる。
以上のように本考案によれば、反転板ばねが使
用されているので一定の圧力差によつて急激に反
転して迅速に警報音を発生することが可能とな
る。しかも警報音を発生するために外部に排出さ
れるガスは圧力の低下していない方のガスである
ので警報音を発生させるとともに作動圧力が安定
し作動が確実となる。また警報音も断続音である
ので警報効果の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体の正面図、第
2図は第1図の矢符A側から見た側面図、第3図
は混合ガスが生成される過程を示すガス混合装置
1の系統図、第4図は第1図の切断面線−か
ら見た断面図、第5図は第1図の切断面線−
から見た断面図、第6図は開放弁10の拡大図、
第7図は警報発音部12の断面図、第8図は圧力
調整部8の断面図、第9図は混合部9付近の断面
図、第10図は第9図の分解斜視図、第11図は
加圧片122aの動作を説明するための図であ
る。 7……アラーム装置、10,11……開放弁、
33…反転板ばね、34……弁座、37……弁
棒、56……鳴動部材、57……貯留空間、60
……吐出弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 一対の開放弁10,11であつて、各開放弁
    10,11は、 (a1) 第1入口38と第2入口40との間
    にわたつて、案内孔35を有し、また流路2
    5を有するケーシング31と、 (a2) 案内孔35内に移動可能にして案内
    され、一方端が第1入口38に臨み、他方端
    が第2入口40に臨む弁体34と、 (a3) ケーシング31に、第2入口40に
    臨んで設けられ、弁体34の前記他方端が当
    接することによつて第2入口40と前記流路
    25とを遮断し、弁体34の前記他方端が離
    間することによつて第2入口40と前記流路
    25とを連通する弁座49と、 (a4) 弁体34を、前記他方端が弁座49
    に当接する方向にばね付勢し、前記他方端か
    ら前記一方端側に力を加えてゆくと、急激に
    弯曲変形して弁体34の前記他方端を弁座4
    9から離間させる反転板ばね33とを有す
    る、そのような開放弁10,11と、 (b) 一方の開放弁10の第1入口38と、他方の
    開放弁11の第2入口40とに、第1ガスを供
    給する第1ガス供給源と、 (c) 一方の開放弁10の第2入口40と、他方の
    開放弁11の第1入口38とに、第2ガスを供
    給する第2ガス供給源と、 (d) 前記流路25からのガスによつて警報音を発
    生する警報発音部12とを含むことを特徴とす
    るアラーム装置。
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