JPH02151641A - 未加硫ゴム用粘着付与剤 - Google Patents

未加硫ゴム用粘着付与剤

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JPH02151641A
JPH02151641A JP30551688A JP30551688A JPH02151641A JP H02151641 A JPH02151641 A JP H02151641A JP 30551688 A JP30551688 A JP 30551688A JP 30551688 A JP30551688 A JP 30551688A JP H02151641 A JPH02151641 A JP H02151641A
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JP
Japan
Prior art keywords
unvulcanized rubber
tackifier
formulas
iii
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP30551688A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Kamei
亀井 芳治
Masaaki Dobashi
正明 土橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH02151641A publication Critical patent/JPH02151641A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、未加硫ゴムの粘着付与剤及び粘着性が付与さ
れた未加硫ゴム組成物に関する。更に詳しくは従来の粘
着付与剤に比べ、少量添加で粘着効果があり、かつ補強
剤等の他の配合剤の分散性に優れた未加硫ゴム用粘着付
与剤、及び粘着性未加硫ゴム組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題]一般に
自動車用タイヤ、各種ベルHa、ライニング等は、未加
硫ゴムを貼り合わせて作られる為、種々の粘着付与剤、
例えばクマロン・インデン樹脂、石油系炭化水素樹脂、
ロジン誘導体、フェノール・テルペン系樹脂などが使用
されてきた。
これらの粘着付与剤は、いずれも多量に添加(ゴム10
0重量部に対し、5〜20重量部)する必要があり、少
量添加では、粘着付与効果が充分なものではなかった。
また、これらの粘着付与剤は、混練時のロール表面ある
いは、バンバリーミキサ−ブレードへの付着や、多量の
添加による加硫物性への影響などの問題が、少なからず
見受けられた。
そこで、本発明は、少量添加で粘着付与効果を上げ、か
つ、他の補強剤の分散を助ける粘着付与剤の提供を目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、特
定のリン酸エステルをゴム中に添加すると著しく粘着性
が向上する事を見い出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、下記(1)〜(III)式で示される
リン酸エステルから選ばれる1種又は2種以上よりなる
未加硫ゴム用粘着付与剤、及びこの粘着付与剤を未加硫
ゴムに配合してなる粘着性未加硫ゴム組成物に係わるも
のである。
(式中、Rは水素、炭素数1〜12の脂肪族炭化水素基
、ベンジル基又はα−メチルベンジル基を表し、Roは
炭素数2〜4のアルキレン基を表し、L+ m+ nは
0〜20の整数を表す。)上記(1)〜(III)式で
表されるフェノール類のリン酸エステルからなる本発明
の粘着付与剤はゴム混練時に少量添加することにより、
そのゴム組成物に粘着性を与え、かつ、カーボンブラッ
クなどの他の配合剤の分散も促進することができる。
上記(1)〜(III)式において、Rとしては水素よ
りも、炭素数1〜12の脂肪族炭化水素基、ベンジル基
、α−メチルベンジル基の方が好ましく、特にベンジル
基、α−メチルベンジル基が好ましい。炭素数1〜12
の脂肪族炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ヘプチル、ヘキシル、ノニル、デシル、ド
デシルなどの基が挙げられる。
尚、本発明において、ベンジル基とは を表すものであり、Q=Oの場合のみを表すのではない
同様にα−メチルベンジル基とは を表すものである。
(式中、Rは前記と同じ意味を存する)で表されるフェ
ノール類を直接リン酸エステル化するか、或いはアルキ
レンオキサイドを付加させた付加体をリン酸エステル化
することにより得られる。上記フェノール類の一011
基は酸性の為、アルキレンオキサイドを付加させること
が容易で、その付加体を使用してリン酸エステルとする
方がリン酸エステル製造上好ましい。
ここでのアルキレンオキサイドの付加モル数はフェノー
ル類1モルに対し、0〜20モルが適当であり、これ以
上であると、充分な粘着力が期待出来ない。
本発明に係る粘着付与剤のゴムへの添加量は、ゴム10
0重量部に対し、0.2重量部から15重量部が好まし
い。更に好ましくは1.5重量部から10重量部である
。これより少ないと粘着性が発揮出来ない。又、これよ
り多いと加硫物性への影響やコスト面で好ましくない。
本発明の粘着付与剤を添加することにより粘着性に優れ
たゴム組成物を得ることができるが、この際に対象とな
るゴムは、天然ゴム(以下NRと略)、スチレンブタジ
ェンゴム(以下SBRと略)、アクリロニトリルブタジ
ェンゴム(以下NBRと略)、クロロブレンゴム(以下
CRと略)、エチレンプロピレン共重合体(以下EPM
、 EPDMと略)などのすべてのゴムに対して効果が
見られるものである。
本発明の粘着付与剤は、ゴム業界で通常に使用される、
ステアリン酸、亜鉛華、カーボンブラックなどと同様に
ゴムに添加して差支えない。
また、加工機器も従来のバンバリーミキサ−ロールなど
使用出来る事は勿論である。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 ブチルフェノールエチレンオキサイド3モル付加物28
2g(1モル)に五酸化ニリン47.3g(0,33モ
ル)を窒素気流下で、80〜90°Cの条件下で、30
分間添加し、更に2時間熟成し、ブチルフェノール(E
O) yセスキホスフェートを得た。
これを粘着付与剤lとする。
実施例2 ノニルフェノールエチレンオキサイド10モル付加物2
18.7g(0,3モル)と五酸化ニリン14 、2g
(0,1モル)を実施例1と同様の条件で反応させ、ノ
ニルフェノール(EO) I。セスキホスフェートを得
た。
これを粘着付与剤2とする。
実施例3 ジα−メチルベンジルフェノールプロピレンオキサイド
5モル付加物592g (1モル)と五酸化ニリン47
.3g(0,33モル)を実施例1と同様の条件で反応
させ、ジα−メチルベンジルフェノール(po) sホ
スフェートを得た。
これを粘着付与剤3とする。
実施例4 トリベンジル−フェノールエチレンオキサイド10モル
付加物239g (0,3モル)と五酸化ニリン14.
2g (0,1モル)を実施例1と同様の条件下で反応
させ、トリベンジル−フェノール(Eo) t。ホスフ
ェートを得た。
これを粘着付与剤4とする。
実施例5 ノニルフェノールエチレンオキサイド1モル付加物19
4g(1モル)と五酸化ニリン42.6g (0,3モ
ル)を実施例1と同様の条件下で反応させ、ノニルフェ
ノールEOホスフェートを得た。
これを粘着付与剤5とする。
試験例1 下に示したSBR配合で本発明の粘着付与剤の効果をみ
た。
粘着付与剤としては、比較品として石油系炭化水素樹脂
と、クマロン・インデン樹脂を用い、本発明品としては
粘着付与剤1〜5を用いた。
SBRI 1502        100重量部カー
ボンブラック)IAF     90   lステアリ
ン酸        1,5〃ナフテン系オイル   
   10〃 亜鉛華           3重量部活着付与剤  
     0〜15〃 粘着性及び分散性の評価結果を表−1に示す。
尚、粘着性の評価は、厚さ0.5cmの未加硫ゴムシー
トを幅1インチに切断し、長さ25cmのテストピース
2枚を1組とし、これを互いに貼り合わせ、その上を重
さ5kgのローラーで3回往復させた後、20°C,湿
度60%の条件下で1昼夜放置した。その後、剥離速度
50mm/minで180度剥離試験を行い、粘着力の
評価とした。
又、分散性の評価はナイフで切り、その面をルーパで肉
眼で観察し、下記基準で評価した。
〈分散性の評価基準〉 ×:切断面に凝集体がかなり見られる。
△:切断面に凝集体が若干見られる。
O:切断面に凝集体がない。
SBR 表−2 EPDM配 試験例2 下記に示すEPDM配合で本発明の粘着付与剤の効果を
みた。
EPDM (ニスプレン522)     100重量
部カーボンフ゛う・ンクMAI’      80  
 )/パラフィン系オイル      20〃亜鉛華 
           5 〃ステアリン酸     
    1  〃粘着付与剤        θ〜15
〃粘着性の評価及び分散性の評価は試験例1と同様の方
法で行った。
結果を表−2に示す。
〔発明の効果〕
表−1及び表−2の結果からもわかる様に本発明の粘着
付与剤は、従来から使用されている粘着付与剤に比べ、
低添加量で優れた粘着性を付与する事ができる。又、他
の配合剤の分散性も向上している事が明らかである。
本1発明の粘着付与剤及びそれを添加したゴム組成物は
、タイヤ業界、ベルト、ライニング業界のみならず、ゴ
ム工業界に広(貢献するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記( I )〜(III)式で示されるリン酸エステル
    から選ばれる1種又は2種以上よりなる未加硫ゴム用粘
    着付与剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Rは水素、炭素数1〜12の脂肪族炭化水素基
    、ベンジル基又はα−メチルベンジル基を表し、R′は
    炭素数2〜4のアルキレン基を表し、t、m、nは0〜
    20の整数を表す。)2、( I )〜(III)式中のRが
    ベンジル基又はα−メチルベンジル基である請求項1記
    載の未加硫ゴム用粘着付与剤。 3、未加硫ゴムに請求項1記載の粘着付与剤を配合して
    なる粘着性未加硫ゴム組成物。
JP30551688A 1988-12-02 1988-12-02 未加硫ゴム用粘着付与剤 Pending JPH02151641A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007126560A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Bridgestone Corp ゴム組成物
JP2008121228A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Bridgestone Corp 免震構造体
JP2013067804A (ja) * 2005-02-25 2013-04-18 Si Group Inc 粘着付与剤として使用するための変性ノボラック樹脂

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013067804A (ja) * 2005-02-25 2013-04-18 Si Group Inc 粘着付与剤として使用するための変性ノボラック樹脂
JP2007126560A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Bridgestone Corp ゴム組成物
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