JPH021515Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH021515Y2
JPH021515Y2 JP18720682U JP18720682U JPH021515Y2 JP H021515 Y2 JPH021515 Y2 JP H021515Y2 JP 18720682 U JP18720682 U JP 18720682U JP 18720682 U JP18720682 U JP 18720682U JP H021515 Y2 JPH021515 Y2 JP H021515Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center housing
ceramic
rotating sleeve
circumferential surface
aluminum oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18720682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5991489U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18720682U priority Critical patent/JPS5991489U/ja
Priority to DE19833344883 priority patent/DE3344883A1/de
Publication of JPS5991489U publication Critical patent/JPS5991489U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH021515Y2 publication Critical patent/JPH021515Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はセタンーハウジングとロータの間にベ
ーンと共に回転するスリーブを備えた回転圧縮機
の改良に関するものであり、さらに詳言すると
EGR等の高温使用にも耐え得る圧縮機に係わる
ものである。
ロータとセンターハウジングの間に回転スリー
ブを介在させ、その回転スリーブを空気等の圧縮
性流体で回転自在に支持した圧縮機は、回転スリ
ーブをベーンと共に回転させてベーン先端の摺動
に伴う発熱と摩耗を未然に防止しようとするもの
であるが、EGR等の非常に高い温度において使
用される場合は、回転スリーブとセンターハウジ
ングの材質に適当なものを選択しないと、スカツ
フイングや焼付きを生ずるおそれがある。
本考案の目的はEGR等の非常に高い温度にお
いて使用されても回転スリーブとセンターハウジ
ングの間にスカツフイングや焼付きを生ずるおそ
れのない回転圧縮機を提供することにある。
前記目的を達成するため本考案の要旨とすると
ころは、回転スリーブの外周面とセンターハウジ
ングの内周面のいずれか一方を酸化アルミニウム
等の金属酸化物からなるセラミツクから形成し、
他方を金属酸化物を除くセラミツクから形成した
ことにある。
酸化アルミニウム等の金属酸化物からなるセラ
ミツクは耐熱性のみならずへき開性にも優れてい
るの摺動材として使用された場合、摩耗粉を相手
に与えて相手材に潤滑性を付与したり、中間に介
在して潤滑剤の役割を果すという特性を持つ。
又、金属酸化物と金属酸化物以外の耐熱性に優れ
たセラミツクを摺動材として組合わせた場合、両
者の間の摩擦力は比較的小さく、摺動発熱も少な
い。例えば、炭化ケイ素のセラミツクの回転円筒
を25m/secの周速で回転し、その周面に酸化ア
ルミニウム片を荷重1Kg、面圧2.5Kg/cm2で接触
させるライダ式摩耗試験法により摩擦力と摺動発
熱をテストすると、第4図及び第5図に結果を示
すように、摩擦力は約200g、摺動発熱による温
度上昇は10℃未満である。
本考案の回転圧縮機を図面に示す実施例に基づ
いて説明する。第1図ないし第3図に示すよう
に、ロータ10と一体の回転軸12はフロント及
びリヤサイドハウジング21,23内のベアリン
グ18,19に軸受けされ、そのフロント側の軸
端にはエンジンの回転駆動を受けるプーリ14が
取付けられる。ロータ10の複数個のベーン溝1
5にはそれぞれベーン16が出入自在に嵌装さ
れ、ベーン16の先端はロータ10を囲む回転ス
リーブ30に接する。回転スリーブ30はセンタ
ーハウジング22に内嵌されるが、両者の間には
厚さ0.02mmないし0.15mmの空気軸受室40が介在
する。リヤサイドハウジング23の背面にリヤカ
バー24がガスケツトを介して固定され、そのリ
ヤカバーに吐出室41と吸入室51が設けられ
る。吐出室41は吐出弁60を経て吐出孔42に
連通し、その吐出孔はロータ10と回転スリーブ
30の間の圧縮室43に通ずる。吸入室51は吸
入孔52を経て吸気室53と連通する。フロント
及びリヤハウジング21,23の回転スリーブ3
0との摺動面に環状溝26が設けられ、その中に
無潤滑摺動部材25が嵌着される。ボルト28は
センターハウジング22の肉厚部27を貫通し、
フロント及びリヤハウジング21,23、センタ
ーハウジング22、リヤカバー24を軸方向に締
着する。
第2図及び第3図に示すように、吐出室41
は、リヤサイドハウジング23を貫通する高圧孔
44と、その高圧孔と交差するセンターハウジン
グ22の内面の吐出側端面に設けた高圧溝45
と、その高圧溝45からセンターハウジング22
の軸方向に延びる複数個の高圧導入孔46と、そ
の高圧導入孔から回転スリーブ30の吐出側外周
面に向けて開口する絞り47とからなる高圧路を
介して空気軸受室40の吐出側と連通する。又、
吐出室41は吐出孔42からリヤサイドハウジン
グ23を斜め内方に貫通する高圧内孔48と、そ
の高圧内孔と交差するリヤサイドハウジング23
内面の高圧ベーン溝49を介して吐出側のベーン
16のベーン溝15の底部と連通する。吸入室5
1はセンターハウジング22の吸入側を貫通する
空気戻し孔56と、その空気戻し孔と交差してセ
ンターハウジング22の両端面の吸入側を回る低
圧溝55と、その低圧溝と空気軸受室50を連結
する空気戻し通路57と、吸入室51からリヤサ
イドハウジング23を貫通して低圧溝55に至る
低圧孔54とからなる低圧路を介して空気軸受室
40の吸入側と連通する。空気戻し孔56から排
気孔50を分岐させ、その排気孔に必要であれば
逆止弁を設ける。又、吸入室51はリヤサイドハ
ウジング23を斜め内方に貫通する低圧内孔58
と、その低圧内孔に連通するリヤサイドハウジン
グ23の内面の低圧ベーン溝59を介して吸入側
にくるベーン16のベーン溝15の底部とも連通
する。
回転スリーブ30は酸化アルミニウムから焼成
されたものであり、他方、センターハウジング2
2はアルミ鋳物であるが、その内周面34には炭
化ケイ素、窒化ケイ素等のセラミツク層が溶射に
より形成される。
エンジンの排気をこの圧縮機により再循環する
と内部は著しい高温にさらされ回転スリーブ30
とセンターハウジング22の内周面の温度も高く
なる。このような高温下において回転スリーブ外
周面がセンターハウジング内周面に接触すること
もあるが、回転スリーブ30は耐熱性とへき開性
に優れた酸化アルミニウムから形成されているた
め、接触回転が継続すると、回転スリーブ外周面
の酸化アルミニウムが削られてその削られた微小
な摩耗粉がセラミツクのセンターハウジング内周
面に付着してセラミツク層に自己潤滑性を付与す
ると共に、両者の間に介在して潤滑剤として作用
するので、スカツフイングや焼付きの発生は防止
される。
実施例は回転スリーブ全体を酸化アルミニウム
の焼成体としたが、回転スリーブの外周面のみに
酸化アルミニウム層を形成してもよい。又、回転
スリーブ全体又はその外周面のみを酸化アルミニ
ウム以外のセラミツクから形成し、センターハウ
ジング内周面に酸化アルミニウム層を設けても全
く同じ作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例の回転圧
縮機の一部を切欠いて示す斜視図及び側断面図、
第3図は第2図の−線沿う断面図、第4図及
び第5図は酸化アルミニウムとセラミツクの間の
摩擦力及び摺動発熱のテスト結果を示すグラフで
ある。 10:ロータ、16:ベーン、22:センター
ハウジング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 センターハウジングに回転可能に支承した回
    転スリーブと、前記回転スリーブの偏心位置に
    おいて回転するロータと、前記ロータに出入自
    在に嵌装したベーンとを備えた回転圧縮機にお
    いて、前記回転スリーブの外周面と前記センタ
    ーハウジングの内周面のいずれか一方を金属酸
    化物からなるセラミツクから形成し、他方を金
    属酸化物を除くセラミツクから形成したことを
    特徴としてなる回転圧縮機。 2 金属酸化物からなるセラミツクを酸化アルミ
    ニウムとしたことを特徴としてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の回転圧縮機。
JP18720682U 1982-12-13 1982-12-13 回転圧縮機 Granted JPS5991489U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18720682U JPS5991489U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 回転圧縮機
DE19833344883 DE3344883A1 (de) 1982-12-13 1983-12-12 Rotationskompressor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18720682U JPS5991489U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 回転圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5991489U JPS5991489U (ja) 1984-06-21
JPH021515Y2 true JPH021515Y2 (ja) 1990-01-16

Family

ID=30404158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18720682U Granted JPS5991489U (ja) 1982-12-13 1982-12-13 回転圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5991489U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5991489U (ja) 1984-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6357631B2 (ja)
JP4028923B2 (ja) 滑り部材付きターボチャージャ
JPH0151910B2 (ja)
JPS59155471A (ja) 耐熱、耐摩耗性被覆材
US4594062A (en) Vane type rotary compressor with rotary sleeve
JPH021515Y2 (ja)
JPS59108894A (ja) 回転圧縮機のセンタ−ハウジング
US4564344A (en) Rotary compressor having rotary sleeve for rotation with vanes
JPH0138314Y2 (ja)
JPS6211355Y2 (ja)
JP3639846B2 (ja) 滑り部材付きターボチャージャ
JP3693469B2 (ja) ベーン式バキュームポンプ
JPH0133833Y2 (ja)
US4561835A (en) Floating rotary sleeve of a rotary compressor
JPH0821388A (ja) 無給油式回転ポンプ
JPH034759B2 (ja)
US4657493A (en) Rotary-sleeve supporting apparatus in rotary compressor
JPS647264Y2 (ja)
JPS646355B2 (ja)
JPS6329186Y2 (ja)
JPS6321756Y2 (ja)
JPH0235876B2 (ja) Kaitenatsushukuki
JPS59213968A (ja) 回転式流体ポンプ
JPS59213985A (ja) 回転圧縮機の回転スリ−ブの流体支持装置
JPS59108890A (ja) 回転圧縮機