JPH02149310A - 浮遊粉体の水性処理剤 - Google Patents

浮遊粉体の水性処理剤

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JPH02149310A
JPH02149310A JP30029888A JP30029888A JPH02149310A JP H02149310 A JPH02149310 A JP H02149310A JP 30029888 A JP30029888 A JP 30029888A JP 30029888 A JP30029888 A JP 30029888A JP H02149310 A JPH02149310 A JP H02149310A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子量の水溶性高分子化合物、及び潮解性
及び/あるいは結晶水形成能を有する塩を含有する浮遊
粉体の水性処理剤に関し、詳しくは空間に浮遊する粉じ
んによって イ)粉じんの吸入や皮ふや粘膜への付着による健康や安
全に及ばす悪影替 口)粉じんが起し得る爆発 ハ)粉じんによる視野の喪失 を防止すると共に、火災などの場合黒煙を消し、併せて
爆発や延焼を防止し得る水性処理剤に関する。
〔従来技術〕
作業環境に於ける空間中の浮遊粉体(粉じん)の除去は
、空気処理装置による粉じん処理や水のスプレーによっ
て行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の方法による粉じん除去では、空気処理装置を用い
る場合には粉じん除去に時間がかかシ、しかも大空間で
あれば除去不可能であシ、又水のスプレーによる場合に
は粉じんの処理効果が不充分であることに鑑み、簡便で
、粉じんの除去効果に優れた処理剤を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、簡便で、粉じん除去効果に優れた水性処
理剤を鋭意検討した結果、特定の水溶性高分子化合物及
び潮解性及び/あるいは結晶水形成能を有する塩を含有
せしめることによって本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、(1)重量平均分子量が100,00
0以上の水溶性高分子化合物及び(2)潮解性及び/あ
るいは結晶水形成能を有する塩を含有してなる浮遊粉体
の水性処理剤及び該処理剤に硫酸アンモニウム、りん酸
アンモニウム、はう酸とほう酸のアルカリ塩の混合物、
臭化アンモニウム、りん酸グアニルウレア、りん酸グア
ニジン、水溶性蛋白泡石油火災消火剤、フルオロカーが
ン系の水性脱消火剤の1種類以上を含有してなる火煙の
水性処理剤を提供する。
本発明で使用する、凝集性かつ水溶性の高分子化合物は
、数平均分子量が100,000、好ましくは1000
.000以上で、かつ水酸基、カルボキシル基及びその
アンモニウム塩、アンモニウム/アルカリ金属の複合塩
、アルカノールアミン塩、アルカノールアミン/アンモ
ニウム又はアルカリ金属の複合塩;スルホメチル基、ス
ルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基及びこれらのアル
カリ塩及びこれらの複合塩;アミド基;イミド基;カチ
オン性基及びその第4級アンモニウム塩の少くとも1種
を有する水溶性有機ポリマであυ、その荷電が非イオン
性、アニオン性、カチカン性及び両性の有機ポリマーで
あシ、通常凝集性を有するものである。
本発明で使用する高分子化合物は極めて広範囲であるが
、次のごとく例示することができる。
S   S ↓   、X 口 、Σ と こ 口 と ここでいう、不飽和脂肪酸とは、アクリル酸、メタアク
リル酸、マレイン酸、フマル酸、2−(メタ)アクロイ
ルオキシフタル酸、2−(メタ)アクロイルオキシへキ
サヒドロフタル酸、クロトン酸などである。そしてこれ
らのカルボン酸のカルボキシル基を中和するアルカリ物
質は何でもよいが特にアンモニウム塩やアルカノールア
ミン塩がすぐれた浮遊粉体の沈降効果を与える。
このような高分子化合物中、特に性能がすぐれているの
は、アクリルアミド、カチオン性モノマまたはジメチル
アミノメチル化されたアクリルアミドおよび(メタ)ア
クリル酸のモル比が50〜9015〜2515〜25の
もので、最っともすぐれているのは、例えばモル比が6
0/20/20のような両性で、重量平均分子量がs、
ooo oo。
程度の共重合体である。これらはアクリルアミドにカチ
オン性とアニオン性のモノマーを混合し、ハイドロザル
ファイトとホルムアルデヒドの縮合物のような還元剤と
過硫酸カリウムのような触媒を加え、10〜40℃程度
の低温で2%程度以下の固型分となるよう共重合するか
、アクリルアミド/アクリル酸のモル比が80720と
なるように混合して共重合するか、ポリアクリルアミド
の20モル係を加水分解した亀のにホルムアルデヒドと
ジメチルアミンを20モルチ加えてマンニッヒ反応を行
なうことによシ得ることができる。
これらの浮遊粉体の処理剤に用いる高分子化合物の水溶
液は常温乃至は110℃以下で乾燥すると分解を伴はす
に皮膜を形成し、熱天秤・示差熱分析によると、殆どの
場合180tl:から200℃の温度範囲で熱分解する
。そして0.1 % (1,000ppm )程度の水
溶液でも極めて高粘度でO,001%(10ppm )
程度の固型分濃度でようやく、圧力をかけて噴射した時
に完全な噴霧状態となる。
本発明で使用される無機塩は潮解性及び/あるいは結晶
水形成能のあるものであれば、何でも使用できるが、就
中毒性や刺戟性の低い、高分解温度の下記のような化合
物が特に目的に適している。
/ ! // 詔 P 0 町−〜 只 如 づ 纒 塾 本発明の第一の必須成分である高分子化合物を、希薄な
水溶液の状態で悪臭物質に噴霧、撒布あるいは多孔性の
基体などに含有させて悪臭に接触させる処理法が特公昭
61−7828号、特開昭62−106766号、特開
昭62−106767号等によシ知られているが、かか
る方法では浮遊粉体の除去が十分でない。即ち、上記高
分子化合物を10 ppm以下、好ましくは5〜10 
ppmのような低濃度の水溶液の型で霧状に噴射すると
、いずれも分子状の悪臭の原因物質、例えば硫化水素、
アンモニア、有機アミン類、あるいはメルカプタン類な
どに接触すると、一般にこれらを効率的に捕集し、凝集
作用によシ消臭効果を発揮するが、これらの悪臭原因物
質分子よシも、はるかに粒子径が大きく、質量が少くと
も数百倍から数百万倍あるいはそれ以上も大きい空中で
の浮遊粉体に同様に噴射しても、高温下は勿論、低温下
でも余シ顕著な浮遊粉体の除去効果は見られない。この
理由はエアゾール状の高分子化合物の希薄水溶液が噴射
直後速かに乾燥し、低質量化するため、これが附着して
も浮遊粉体の大部分は速かに沈降する程の重量増加や凝
集効果を生じないためを考えられる。そして一部分の浮
遊粒体が附着した水分により一旦沈降を始めても火災時
などでは再び速かに乾燥して再浮上する可能性があシ、
事実、上記した(4)、ω)。
(C)のような高分子化合物のみでは顕著な浮遊粉体の
減少効果が観察されなかった。
そこで、上記公報に記載されているように、そこですで
に引用した特許出願公告及び公開(4)、 (B) 。
(C)の方法でも記載されているように、比較的毒性や
刺戟性の低い、エチレングリコール(引火点115℃)
やグリセリン(引火点176′C,いずれもオープンカ
ップ法)を多量に添加して、空気中の粉体にエアロゾー
ル状に噴射し、空間に浮遊する粉体に噴射すると、この
ような高分子化合物のエアロゾールの乾燥速度を遅らせ
、若干の浮遊粉体の減少効果が観察されるが、これらの
有機性の湿潤剤は低沸点が低分解温度〔例、グリセリン
290℃(1気圧)〕かつ引火性であり、仮に水溶液の
形で噴射しても、乾燥した条件下では、有機粉体の粉塵
爆発を促進する本質的な欠点があるので、本発明の高温
下の使用目的には適していない。また消煙剤のごとく高
温下で使用する場合、これら有機性湿潤剤は大体300
℃以下で熱分解するので、汎用性に欠ける。セメント工
場や木工場などのように、作業環境が常温で使用する場
合は、これら有機湿潤剤は、カビ発生の営養源となり、
更に例えばグリセリンの分子量が92であるのに対し、
硫酸ナトリウムの10水塩が322のごとく、浮遊粉体
に対する質量増大効果がはるかに小さい欠点がある。
ところが、本発明の第2の必須成分の、潮解性や結晶水
を有する無機塩は、熱分解温度が高く、共存によυ本発
明の高分子化合物の熱分解を防止し、しかも高温度でも
浮遊性粉体の重量を増大し、これを保持させるので、著
しい沈降効果を示す利点がある。かかる無機塩の使用濃
度は、使用目的によシ、1〜10,000 ppmの範
囲で自由に選択できる。例えば、黒焼が充満し、7ラツ
シーオーバーが切迫しているような火災中の室内で、消
防要負や在室者が脱出口を発見するような緊急の場合は
、上記の高分子化合物に、上側のような塩類を1 % 
(10,000ppm ) 、場合にjつ”rは10%
(100,000ppm )まで添加し溶解した水溶液
を噴射するのが適切である。
またゴミ類の焼却炉、セメント工場などや石綿の撤去作
業時の浮遊粉塵を減少させるには、作業環境で連続的に
噴射する場合には、これら塩類の濃度は1〜100 p
pmの範囲で、自由に濃度を選択できる。勿論これ以上
の濃度を使用しても差支えない。
上記したような有機粉体の粉じん爆発、特に火災時に併
発するガス爆発(フラッジ−・オー・ぐ−)を防止する
ためには、着火性の大きいCHi CH2:、:CH−
CH:などの有機ラジカルの封鎖剤として作用する臭化
アンモニウムを1〜10,000 ppmの範囲で溶解
せしめ、上記高分子化合物と無機塩類と併用すると、こ
れを噴射すると有効であシ、黒煙の減少、灰かぐらの発
生防止効果をも助長する。
また家屋の火災消火に、ここへ更にりん酸アンモニウム
塩(第1塩、第2塩、第3塩のいずれでもよい)、はう
砂とほう酸の混合物、硫酸アンモニウム塩(第1塩、第
2塩のいずれでもよい)等を1〜3%添加した水溶液を
噴射あるいは場合によっては、水の代シに注水すると、
展突を著しく遅延させる事ができる。
尚、黒煙を上げて燃焼している石油火災には、上側の有
機高分子化合物と無機塩に蛋白泡消火剤、フルオロカー
ぎン型や活性剤型の水性膜消火剤あるいはこれらの混合
物を混合溶解し、噴射すると、消火と同時にまず周囲の
黒煙やすすを速かに減少させることができる。
次いで、本発明の処理剤の使用形態を次に示す。
具体的には、 A)石綿保温剤の撤去作業中の空間へのスプレィ方式で
の噴射による、有害な石綿粉塵の沈降促進による、作業
者の吸入や環境への拡散防止。
B)石粉工場、石材加工場、セメント工場、セラミック
ス原料粉砕工場内での粉塵の沈降促進。
C)炭坑、石炭の粉砕工場、小麦など穀類の製粉工場、
マグネシウムやアルミニウムなど軽金属の微粉さい工場
、木粉の製造工場、砂糖工場、飼料工場、その他多くの
可燃性の粉塵が特に低湿時に引き起す粉塵爆発の防止。
D)ごみ焼却炉よシ発生する黒焼の沈降促進。
E)火災時に居住者や、消防要員は発生する黒焼や、濃
厚な灰の浮遊物により、多くの場合視野を失ない、昼間
や、充分な照明下でも、自分の指先を目視できなくなる
ような事が多い。
これは、火災下の屋内では、多くの場合、炭素粒子を主
とする黒煙充満によるためであるが、とのような場合本
発明の浮遊粉体の減少剤の噴射によシ、まず視野を確保
し、非常階段への退避路を示すことによる゛窒息死によ
る犠牲者の発生防止。(この際、火災現場で黒煙や灰と
共存する、高温の可燃性ガスの充満によυ切迫するフラ
ッジ−オー・9−(ガス爆発)の発生を延期または防止
する効果も発揮する。) 等が本発明の浮遊粉体減少剤の典型的な応用例であるが
、本発明の請求の範囲内で用途に応じ適切なる処方とす
ることによシ、その効果を更に増大せしめることができ
る。これらのいくつかの例は実施例に示す。
〔実施例〕
次に実施例等を挙げ、本発明を更に説明する。
実施例1〜10及び参考例1〜8 第1図に示すような装置を組み立て、コンクリートブロ
ック製の内容積0.216 m3(60crnX60の
X 60 cm )の燃焼炉の中へ、5−の直方体状の
発泡Iリスチレンのくず細片200?と、古新聞紙1/
4頁分づつをまるめたものを均一に混合して発煙用の燃
料とし、これを10メツシユの金網で作成した上面のな
い燃焼ケースとし、この下からガス/S−チーの炎で着
火させ、空気取入口を調節して略一定の黒煙が排煙でき
るようにした。
途中に取付けたプラスチック製の内容積0.036m”
(30I0Yn(巾) x 40 cm (長さ)x3
oz)に穴をあけ、ミスト吹込口とし、ここからスプレ
ィガンで、第1表の各水溶液を1分間100m1の割合
で、プラスチック箱の中へ連続的に噴射した。この噴射
中の排煙筒口からの黒煙の濃淡によシ、視察によシ下記
の如く浮遊炭素微粉末の減少能力として判定した。尚、
−配合毎に消火し、プラスチック箱(f!リエステル製
)の内部を洗い、評価の正確さを期した。
使用した高分子化合物の種類 ポリアクリルアミド ポリアクリル酸アンモニウム 非イオン 約s、o o o、o o 。
アニオン  約600,000 ++ + +− 全く黒煙が観察されなかった。
はとんど黒煙が観察されなかった。
若干に黒煙が観察された。
かなり黒煙が観察された。
著しく黒煙が観察された。
r1フ) これら高分子化合物は、使い易いよう、固型分1%の原
液を無菌の純水で希釈し、1.000 ppmになるよ
う調節し、更に、生物学的分解を避けるため、70℃、
10分間の加熱処理を行った。
ジー7 / 〆′ 参考例9〜11及び実施例11〜16 厚さ12簡、中90 cm 、高さ180crnのけい
カル板不燃建材を4枚便用し、水平な地面の上に4枚を
垂直に立て、粘着テープでしっかりと固定し、天井のな
い高さ18ocfn箱を作成した。底部にも同じ不燃建
材を水平に置き、その上に181入の石油かんのふたを
置き、気温31℃〜32℃で、C重油200Tnlを入
れ、一定の綿の芯を浸し、それにマツチで着火させ、直
ちにその中央に上記箱をかぶせてC重油が燃え続え尽き
る迄黒煙が発生するようにした。この箱の一面の下から
1ocrnのところに、直径5cnIの穴を3ケ所あけ
充分空気が供給できるようにすると共に、下から1mの
ところにスプレィガンの吹込み口をつくり完全に着火し
、黒煙の発生がほぼ一定になってから、ここから第2表
の水溶液を第1表と同様に20oTnl/分の割合で水
平に吹き込み、上部から発生する黒煙やすすの程度を第
上衣と同様に視察し、その結果を第2表にまとめた。
参考例12及び実施例17 第2表の試験方法と同一の装置に基づき、C重油の代り
にレギーラガソリンを使用し、〔参考例9〕の連続的噴
霧下に、ガソリンをひたした綿のひもを導火線として着
火すると、依然として黒煙を発生し、持続的にはげしく
燃焼を続けるが、黒煙の防止効果は十−と十の中間程度
であった〔参考例12〕。しかし、〔実施例17〕の配
合の連続的噴霧下では着火しなかった。これは臭化アン
モニウムが水溶液の微粒子が室内に高分子化合物のエア
ゾール化した微粒子の助けで均一に分布し、火種により
生成した可燃性有機ラジカルの封鎖剤として作用しただ
めと推定された。
参考例17及び実施例18〜22 第3表で使用した装置によく乾燥した(含水率110チ
)の、4 cm X 5 cm X 30鋸の米杉材を
高さ36crnになるように井げた状に積み上げ、その
下部に30ydのレギーラガソリンを浸して着火し、2
分間自由に燃焼させて、火熱を強くしてから第4表の水
溶液を同様に噴射させた。この時の黒煙の消失と消火は
次の通)であった。
/ 実施例23〜24及び参考例18 吸入によって肺癌を起す可能性が懸念されている石綿保
温剤の撤去作業現場では作業者の保護マスク着用と密閉
された室内で強力フィルター付吸引フィルターの併用に
よシ、作業者の吸入量を著しく低減できるが、結合剤の
劣化しておシ、微粒子が飛散し易い、石綿マットに、撤
去作業の前に少くとも下記配合液を10077m2.好
ましくは400 i!−/m2程度、なるべく噴射の圧
力を弱くして、充分に塗布し、充分にぬらし、撤去作業
中も乾燥した。石綿層に新たに充分量を吹きつけること
によシ、空中への微粒子の飛散が防止できた。
〔実施例23〕〔実施例24〕〔参考例18〕上記高分
子化合物I    6 ppm   −水のみn   
      6 ppm 硫酸ナトリウム(無水)  1100pp  200 
ppm即ち〔参考例18〕の場合、水が乾燥する迄の一
時的効果があることは作業者が入射光が暗所との境界で
示す、浮遊する微粒子の示すチンダル現象の減少あるい
は消滅により明るかったが、速かな水の乾燥によシ再び
石綿の浮遊塵の発生が目視された。これに対し〔実施例
23及び24〕の場合は散布した液の乾燥後も浮遊塵の
発生がほとんど見られず、撤去作業中、作業空間にこれ
ら粉体処理剤のスプレィを継続することによシ、はぼ完
全に石綿の浮遊塵が急速に沈降し、消滅することが作業
者の着用しているマスクのフィルターへの耐着量の減少
から判明した。
〔実施例25〕 第2表の試験方法と同一の装置に基づき、C重油の代シ
にレギーラーガソリンを300 ml使用し、着火させ
た後、下記化合物を溶解させた水溶液を300d/分の
割合で火元に向けて噴射した。
(イ)第1表に示す高分子化合物IV      6 
ppm(ロ)塩化リシウム           10
0 ppm〔発明の効果〕 本発明の処理剤は、空気中の浮遊粉体、特に火災時に生
じる黒煙中の微粒子を除去するのに有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1〜10及び参考例1〜8で用いた、煙
除去性能評価用の装置の概略図である。 尚、図中の記号は下記の通シである。 1・・・空気取入口、2・・・金網製燃焼ケース、3・
・・コンクリートブロック製燃焼炉、4・・・鉄製煙突
、5・・・透明プラスチック箱、6・・・水性処理剤吹
込口、7・・・排煙筒、8・・・架台。 代理人 弁理士  高 橋 勝 利 黒煙は直ちに消失し、引続いて32秒後に消火した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)重量平均分子量が100,000以上の水溶
    性高分子化合物及び (2)潮解性及び/あるいは結晶水形成能を有する無機
    塩 を含有してなる浮遊粉体の水性処理剤。 2、水溶性高分子化合物が数平均分子量が 100,000以上で、かつ水酸基、カルボキシル基及
    びそのアンモニウム塩、アンモニウム/アルカリ金属の
    複合塩、アルカノールアミン塩、アルカノールアミン/
    アンモニウム又はアルカリ金属の複合塩;スルホメチル
    基、スルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基及びこれら
    のアルカリ塩及びこれらの複合塩;アミド基;イミド基
    ;カチオン性基及びその第4級アンモニウム塩の少くと
    も1種を有する水溶性有機ポリマーであることを特徴と
    する請求項第1項の水性処理剤。 3、水溶性高分子化合物が固型分で1〜10ppm含有
    してなることを特徴とする請求項第1項の水性処理剤。 4、潮解性及び/あるいは結晶水形成能を有する塩が塩
    化カルシウム、塩化リシウム、塩化カリウム、明ばん類
    、りん酸カリウムの1種類以上のものであることを特徴
    とする請求項第1項の水性処理剤。 5、請求項第1項の水性処理剤に硫酸アンモニウム、り
    ん酸アンモニウム、ほう酸とほう酸のアルカリ塩の混合
    物、臭化アンモニウム、りん酸グアニルウレア、りん酸
    グアニジン、水溶性蛋白泡石油火災消火剤、フルオロカ
    ーボン系の水性膜消火剤の1種類以上を含有してなるこ
    とを特徴とする火煙の水性処理剤。
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