JPH02149202A

JPH02149202A - スキーブーツ

Info

Publication number: JPH02149202A
Application number: JP26481989A
Authority: JP
Inventors: Mario Mattiuzzo; マリオ　マチューゾ; Guido Robazza; グイド　ロバッザ
Original assignee: Lange International SA
Current assignee: Lange International SA
Priority date: 1988-10-11
Filing date: 1989-10-11
Publication date: 1990-06-07
Also published as: CH677177A5; EP0364401A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、インナー・コンフォート・ライナー（ｉｎｎ
ｅｒ　ｃｏｍｆｏｒｔ　１ｉｎｅｒ）と、少なくとも足
の部分を締付けるための補助的手段とを有し、それらの
手段を外側から調整できるスキーブーツに関するもので
ある。

〔従来の技術〕

スキー板を正確に案内するためには、スキーヤ−の足が
、ブーツ内で完全に保持されていることがきわめて重要
なことである。さらに、脚部が前傾している間にも、こ
の場合にはかかとが上方にずれやすいのだが、足は正し
い位置に固定されていなければならない。このために、
かかとや中足部を保持するための補助的手段がすでに提
案されている。

かかとを締付けることに関しては、両くるぶし部、かか
と部およびアキレス腱部で囲まれた範囲についてブーツ
を狭くすることや、その狭くした部分、すなわち、その
インナーライナー上に可変の圧力を加えられるように、
１本のストラップにより連結された２つの支持部材によ
ってこれらの部分に圧力を加えることがすでに提案され
ている。

このようなブーツは、仏画特許第２　３３４　３１５号
に記載されている。この使用されている機構はかなり複
雑であり、容積も大きい。さらに、これらにおいては、
大きな応力を受けた状態でブーツのシェルを狭くするこ
とが必要であるが、このことはブーツの剛性を低下させ
、ブーツをこわれやすいものにする。これらの欠点を考
慮した結果、一部のデザイナ−たちは、仏画特許出願第
２６０８　３８４号に記載および図示されているように
、ブーツのすね部分の壁とこのすね部分に結びつけられ
ている緩衝材との間に取り付けられる可動楔機構を採用
するために、そのような解決方法を捨て去ってしまった
。

しかし、このような楔は、ユーザーによってブーツの外
側から直接調整できるものではない。

すね部分の後半部が接合されているシェル・ベースを有
し、後部から足が挿入されるブーツにおいては、シェル
・ブーツに結びつけられている舌部上に作用するスクリ
ュー機構によってかかとを固定することが知られている
（仏特許第２５６２３９５号）。この場合、圧力はアキ
レス腓の中央に加えられるため、ブーツは必然的に窮屈
なものになってしまう。またオーストリア特許箱３８５
　１８’５号は、アキレス股の方向に向けられてはいる
が、２本の腕部を介して複数の舌部に作用するスクリュ
ー機構の使用を提案している。この装置では、ブーツ内
でかなりの容積を占める。

その上上述の２つの装置では、かかとの２つの側面を異
・なった状態に調整できない。

また、外側から回転させることが可能であり、中足部の
周辺部に広がっている帯に結びつけられているナツトと
係合する１本のねじ付きロッドによって１．中足部を保
持しもしくは締付けることが知られている（仏特許第２
　５４８　８７７号。

仏特許第２５・４７　４８７号および仏特許第２６０８
　９０３号）。さらにそのねじ付きロッドは２本のナツ
トに保合可能であり、そのナツトはそれぞれ２本の帯も
しくは２枚の支持プレートに結び付けられている（仏特
許第２　４６９　−８８５号および仏特許第２．３８１
　４８３号）。これらの装置は比較的複雑であり、ブー
ツ内で足が確実に固定されず、固定されたとしてもブー
ツの内側の横壁のうちＱｌ方についてのみ固定されるだ
けである。また、これらの装置は着氷によって影響を受
けやすい。

〔発明が解決しようとする課題〕

ブーツの外側から直接調整可能な締付は機構の話に戻る
と、本発明の目的は、可能なかぎり簡単であり、着氷に
対し比較的影響を受けにく（、連続調整ができ、手段が
ブーツの両側にあるときには、かかとおよび中足部のそ
れぞれ２つの側面の部分を異なった状態に調整できる手
段によって締付けを達成することにある。

〔課題を達成するための手段〕

本発明そこ係る１ブーツは、その補助的締付は手段が、
ブーツとライナーとの間に回転可能に取りつけられてい
る少なくとも１つのカムによって形成されており、その
カムは、ブーツを貫通している１つの旋回支軸に連結さ
れていると共に、ブーツの外側に、その支軸を回転可能
とする手段を備えているものである。

合成樹脂材料で作られているシェルを備えていて、足と
かかとを包み込むためのシェル・ベースを有し、そのシ
ェル・ベースは上方に広がっている比較的柔軟な舌部を
その後部に備えており、また２つの部分からなるすね部
分を有し、それらのうちの後面部がシェル・ベース上に
接合されているブーツに適合された実施例によれば、上
記カムは、すね部分の後面部に取り付けられており、シ
ェル・ベースの舌部に作用する。

カム駆動手段は、例えば、コインによってカムを回転さ
せることができる旋回用溝によって構成される。

〔実施例〕

図に示すブーツは、足およびかかとを包み込むための比
較的硬質の合成樹脂材料で作られたシェル・ベース１と
、このシェル・ベース１の上に接合されたすね部分とか
らなるシェルを備えたブーツである。このすね部分は前
面部２と後面部３を有しており、これらの２つの部分は
シェル・ベース上の向かい合う２点でシェル・ベースと
接合されている。これらの２点のうちの１つ、４は、図
中にみることができる。この形式のブーツは、後部から
足が挿入されるものであり、それ自体よく知られている
ものである。すね部分の後面部３には緩衝材５が備えら
れ、これは足の快適性を確保するためのインナー・ライ
ナー６と係合している。

第２図にさらにわかりやすい状態で示すように、ブーツ
６には後部にポケット７が設けられ、このポケットの中
に比較的柔軟な舌部８が係合している。この舌部は挟小
部９によりシェル・ベース１に結びつけられていて、こ
れにより舌部８は前方および後方に屈曲可能である程度
の著しい湾曲にも対応できる。

スキーヤ−のアキレス朧に対して向かい合わせになるよ
うなブーツの両側およびすね部分の両側にあるかかと部
の上方に位置する２つの区域内のブーツの後面部３上に
、２個のカム１０が配置されている。これらの１つは図
に示されている。したがってこの足の区域は、両くるぶ
し部、かかと部およびアキレス股部によって範囲を定め
られた区域である。各カム１０は、すね部分の後面部３
の壁を貫通している旋回支軸１１に係合され、この旋回
支軸はその外側に旋回用溝１３を備えた頭部１２を有し
ている。ここで旋回用溝１３は、コインあるいはドライ
バーにより旋回できるようにするためのものである。こ
のカム１０は、カムの基板を形成しまた旋回支軸１１の
軸上に中心を有する円盤１５の約半分の部分上に拡がっ
ている突起１４を備えている。

しかし、このカムは他の異なった形状を有するものでも
よい。それは例えば機械工学上知られているようなベル
カムの形を備えていてもよい。つまりは、カムが回転す
る間にカムが舌部８の側面を次第に内側へ押し込み、そ
のため舌部がアキレス股部の両側で閉じるのである。こ
のようにして、かかとを完全に、締付けることができる
。

カムを回転させようとする舌部８のカム上における反作
用を防止するには、原則として、″カムがある。しかし
規定された位置にカムを保持量るために、刻み目機構を
備えること２もできる。

本発明は、後部から足が挿入される形式のブーツの場合
について記述されてきたが′、上記のカム機構は、接合
されているすね部分を有しているか否かを問わず、どの
ような形式のブーツにも適用されうるちのである。

舌部８のないブーツの場合には、すね部分の後面部に結
び付けられているライナーもしくは緩衝部材上にカムが
直接作用するものでもよい。これらのカムはシェル・ベ
ースに嵌合されていてもよく、また旋回用溝以外の他の
手段で回転させるものでもよい。このカムは金属製のも
のでも、あるいは硬質プラスチック製のものでもよい。

同様にして上記のカムと類似の１個もしくは２個のカム
が中足部を締付けるために使用されてもよい。１つの例
を第４図および第５図に示す。

図示されているブーツは、シェル１上に、つまりこのシ
ェルの中央部の垂直面内の両側に２個のゝカム１６と１
７を備えている。これらのカムは、シェ”几、１よヨ７
７オー８．−．イーｔ−６よ。０．イ１．。

られている柔軟プレート１８上に作用す、る。このプレ
ートの機能は、これらのカムの圧力を分散させることで
ある。このプレート１８は、コードから受ける圧力を分
散して甲を保護する圧力分散用部材“の延長部によって
構成されていても、あるいは、かかと部の領域にある端
部によって固定されている特別なプレートによって構成
されていてもよい。

これらのカム１６と１７の作用によりブーツ内にある足
を締付けるばかりでなく、スキー板の方向を定めるため
に最適な方法で、足の主軸を位置決めすることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、カムの１つを示すために切り開いた部分を有
するブーツの後面斜視図である。第２図は、すね部分を省略してシェル・ベースとインナ
ー・ライナーを示す斜視図である。第３図は、第１図に示すカムを通る軸方向の断面図であ
る。第４図は、中足部を締付けるためのカムを備えたブーツ
の斜視図である。第５図は、第４図のＶ−Ｖ線に沿って切断した断面図で
ある。１・・・シェル・ベース３・・・すね部分の後面部６・・・インナー・コンフォート・ライナー８・・・舌
部１０・・・カム１１・・・旋回支軸１２・・・頭部１３・・・旋回用溝。符号の説明

Claims

【特許請求の範囲】

（１）１つのインナー・コンフォート・ライナー（６）
と少なくとも足の部分を締付けるための補助的手段とを
有し、当該手段は外側から調整可能であり、当該補助的
締付け手段は少なくとも１つのカム（１０）によって形
成され、当該カムは、ブーツと前記ライナーとの間に回
転可能に取り付けられ、またブーツを貫通する旋回支軸
（１１）に固定されており、当該旋回支軸の外側部分に
は、この支軸を回転可能とする手段（１３）が取り付け
られていることを特徴とするスキーブーツ。
（２）アキレス腱部をはさんで対向するブーツの両側部
分に位置するように取り付けられた２つのカムを有する
ことを特徴とする請求項第１項記載のスキーブーツ。
（３）合成樹脂材料で作られ、足とかかとを包み込むた
めのシェル・ベース（１）を有し、当該シェル・ベース
は上方に広がっている比較的柔軟な舌部（８）を後部に
備えており、また２つの部分からなるすね部分（２、３
）を有し、そのうちの後面部（３）は前記シェル・ベー
ス上に接合されており、前記カム（１０）は前記すね部
分の前記後面部（３）上に取り付けられ、前記舌部（８
）に作用することを特徴とする請求項第２項記載のスキ
ーブーツ。
（４）中足部の両側部分のシェル上に取り付けられた２
つのカムと、当該カムと前記ライナー（６）との間に配
置されている圧力分散用部材とを有することを特徴とす
る請求項第１項に記載のシェルを備えたスキーブーツ。