JPH0214710A - 発泡金属製フィルタ - Google Patents
発泡金属製フィルタInfo
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- JPH0214710A JPH0214710A JP16386588A JP16386588A JPH0214710A JP H0214710 A JPH0214710 A JP H0214710A JP 16386588 A JP16386588 A JP 16386588A JP 16386588 A JP16386588 A JP 16386588A JP H0214710 A JPH0214710 A JP H0214710A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D39/00—Filtering material for liquid or gaseous fluids
- B01D39/14—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
- B01D39/20—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of inorganic material, e.g. asbestos paper, metallic filtering material of non-woven wires
- B01D39/2027—Metallic material
- B01D39/2051—Metallic foam
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は気体中に含まれる燃焼生成物、水分、オイルミ
スト等を取り除くための発泡金属製のフィルタに関する
。
スト等を取り除くための発泡金属製のフィルタに関する
。
[従来の技術]
内燃機関の燃焼室からピストンリングを通して漏れるブ
ローバイガスには酸化窒素等の燃焼生成物や水分と共に
ミスト状になった油が含まれる。
ローバイガスには酸化窒素等の燃焼生成物や水分と共に
ミスト状になった油が含まれる。
このブローバイガスは排ガス対策上直接エンジンの外へ
放出することが禁止されているので、クランクケース中
に還流するか、吸気系に吸い込んで再燃焼させている。
放出することが禁止されているので、クランクケース中
に還流するか、吸気系に吸い込んで再燃焼させている。
しかし、ブローバイガスはそのまま還流すると、燃焼生
成物や水分、油の粒子が含まれているので、これを取り
除く必要がある。
成物や水分、油の粒子が含まれているので、これを取り
除く必要がある。
そのためのフィルタとして、従来は金網、紙あるいは布
を用いたフィルタが使用されていた。しかし、ブローガ
ス中の窒素酸化物は油と反応し固まりを生ずるので、こ
れら金網製、紙製あるいは布製のフィルタは、フィルタ
の目が詰まりすぎているため、長く使用していると、目
詰まりしてしまうという問題点があった。
を用いたフィルタが使用されていた。しかし、ブローガ
ス中の窒素酸化物は油と反応し固まりを生ずるので、こ
れら金網製、紙製あるいは布製のフィルタは、フィルタ
の目が詰まりすぎているため、長く使用していると、目
詰まりしてしまうという問題点があった。
[発明が解決しようとする課題〕
本発明はプロパイーガス等のようにオイルミストを含む
気体のフィルタの前記のごとき問題点を解決すべくなさ
れたものであって、長期間使用しても目詰まりを起こさ
ないフィルタを提供することを目的とする。
気体のフィルタの前記のごとき問題点を解決すべくなさ
れたものであって、長期間使用しても目詰まりを起こさ
ないフィルタを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
発明者はオイルミストを含む気体を複雑な経路を有する
貫通孔の中を通過させることにより、気体とオイルミス
トを分離することを着想し、本発明を完成した。
貫通孔の中を通過させることにより、気体とオイルミス
トを分離することを着想し、本発明を完成した。
本発明の発泡金属製フィルタは、発泡金属をその含有す
る独立気泡の径より薄い厚さで切断することにより独立
気泡を貫通孔とした通気性薄板を多数積層してなること
を要旨とする。
る独立気泡の径より薄い厚さで切断することにより独立
気泡を貫通孔とした通気性薄板を多数積層してなること
を要旨とする。
発泡金属はアルミニウム基のみならずZn、 Sn、p
bなどの低融点金属系およびFe、Niなとの高融点系
などを用いることができる。発泡金属の製造法としては
、溶融金属中に溶解しているガスが凝固時に溶解度の急
激な減少のため放出する現象を利用する溶解度差法、金
ff:扮と発泡剤との混合体を金属の融点以上に加熱し
発泡させる粉末冶金法、溶融金属に発泡剤を直接添加し
て発泡させる溶湯直接混合法など種々の方法を用いるこ
とができる。
bなどの低融点金属系およびFe、Niなとの高融点系
などを用いることができる。発泡金属の製造法としては
、溶融金属中に溶解しているガスが凝固時に溶解度の急
激な減少のため放出する現象を利用する溶解度差法、金
ff:扮と発泡剤との混合体を金属の融点以上に加熱し
発泡させる粉末冶金法、溶融金属に発泡剤を直接添加し
て発泡させる溶湯直接混合法など種々の方法を用いるこ
とができる。
発泡金属に含まれる気泡の量と大きさは、溶融金属の発
泡に先立って行なわれる増粘工程における粘度の制御、
および溶湯に混合される発泡剤の量などによって、自由
にコントロールされる。気泡の径としては1〜31I−
が適当であり、空孔比は80〜90%であることが好ま
しい。気泡の径が1−輪未溝であると、薄板を製作した
ときに貫通孔が形成されないからであり、気泡が31を
越えるとオイルミストを十分に除去できなくなるからで
ある。また、空孔比が80%未満であると貫通孔の数が
不足するからであり、空孔比が90%を越えると却って
オイルミストの除去が不十分となるからである。
泡に先立って行なわれる増粘工程における粘度の制御、
および溶湯に混合される発泡剤の量などによって、自由
にコントロールされる。気泡の径としては1〜31I−
が適当であり、空孔比は80〜90%であることが好ま
しい。気泡の径が1−輪未溝であると、薄板を製作した
ときに貫通孔が形成されないからであり、気泡が31を
越えるとオイルミストを十分に除去できなくなるからで
ある。また、空孔比が80%未満であると貫通孔の数が
不足するからであり、空孔比が90%を越えると却って
オイルミストの除去が不十分となるからである。
発泡金属から切り出される通気性薄板の厚さは発泡金属
に含まれる独立気泡の径より薄くする。
に含まれる独立気泡の径より薄くする。
気泡の径が2〜31場合は、通気性薄板の厚さは1〜2
1が適当である6通気性1板の厚さが11s#未溝の場
合は、薄板の強度が不十分で壊れ易いからであり、2I
を越えると貫通孔が十分に確保されないからである0通
気性薄板を積層する枚数は10〜15枚程度が好ましい
。10枚未満であるとオイルミストの除去が不十分とな
り、15枚を越えると通気性が阻害されるからである。
1が適当である6通気性1板の厚さが11s#未溝の場
合は、薄板の強度が不十分で壊れ易いからであり、2I
を越えると貫通孔が十分に確保されないからである0通
気性薄板を積層する枚数は10〜15枚程度が好ましい
。10枚未満であるとオイルミストの除去が不十分とな
り、15枚を越えると通気性が阻害されるからである。
[作用]
発泡金属の独立気泡を貫通孔とした通気性1板を多数積
層してフィルタを形成すると、フィルタ面に複雑に曲が
りくねった経路を有する多数の微細な通路が多数貫通す
ることとなる。この微細な通路をブローバイガス等のオ
イルミストを含んだ気体が通過すると、気体が流れる曲
がりくねった通路を通過する間に、オイルミスト等は慣
性により直進し、通路の壁面に衝突して付着するので、
気体中のオイルミスト等が除去される。また、通路の壁
面に付着したオイルミストは、壁面を自然に流れ落ちる
ので、フィルタが目詰まりを起こすことがない。
層してフィルタを形成すると、フィルタ面に複雑に曲が
りくねった経路を有する多数の微細な通路が多数貫通す
ることとなる。この微細な通路をブローバイガス等のオ
イルミストを含んだ気体が通過すると、気体が流れる曲
がりくねった通路を通過する間に、オイルミスト等は慣
性により直進し、通路の壁面に衝突して付着するので、
気体中のオイルミスト等が除去される。また、通路の壁
面に付着したオイルミストは、壁面を自然に流れ落ちる
ので、フィルタが目詰まりを起こすことがない。
[実施例]
本発明の好適な一実施例分以下図面に従って説明する。
アルミニウム5kgを溶解炉にて溶解し、取鍋に注入し
た。取鍋において溶融アルミニウムに増粘剤として80
0メツシユに微粉砕したA1□O3を1kgを添加して
十分に撹拌して増粘した。この時、溶融アルミニウムの
温度は750℃であった。
た。取鍋において溶融アルミニウムに増粘剤として80
0メツシユに微粉砕したA1□O3を1kgを添加して
十分に撹拌して増粘した。この時、溶融アルミニウムの
温度は750℃であった。
続いて、底が球面をしたタンデイツシュに溶融アルミニ
ウムを注入した。溶融アルミニウム12の温度を700
℃に保ち、撹拌軸を中空にし先端に羽根を取り付けた撹
拌機を傾斜させて溶融アルミニウム内に浸漬し、発泡剤
としてT i 820 、05kgを中空の撹拌軸を通
じて溶融アルミニウムに添加し、撹拌機を回転し発泡剤
と溶融アルミニウムを十分に混合した。
ウムを注入した。溶融アルミニウム12の温度を700
℃に保ち、撹拌軸を中空にし先端に羽根を取り付けた撹
拌機を傾斜させて溶融アルミニウム内に浸漬し、発泡剤
としてT i 820 、05kgを中空の撹拌軸を通
じて溶融アルミニウムに添加し、撹拌機を回転し発泡剤
と溶融アルミニウムを十分に混合した。
次に、予め500℃に加熱しておいた鋳型に溶融アルミ
ニウムを注入した。このとき、溶融アルミニウムは増粘
工程により粘りがあるため、タンデイツシュからはガス
圧によって絞り出しな。
ニウムを注入した。このとき、溶融アルミニウムは増粘
工程により粘りがあるため、タンデイツシュからはガス
圧によって絞り出しな。
続いて、鋳型の中の溶融アルミニウムを鋳型と共に72
0°Cに昇温し7分間保持し、消散アルミニウムに混合
した発泡剤を分解しガスを発生せしめた0発泡がまだ若
干存在する状態で溶融アルミニラ・ムを冷却し発泡金属
を得た。得られた発泡金属の空孔率は90%、含まれて
いる気泡の平均径は2.6++情であった。
0°Cに昇温し7分間保持し、消散アルミニウムに混合
した発泡剤を分解しガスを発生せしめた0発泡がまだ若
干存在する状態で溶融アルミニラ・ムを冷却し発泡金属
を得た。得られた発泡金属の空孔率は90%、含まれて
いる気泡の平均径は2.6++情であった。
得られた発泡金属を21の厚さで切断し、第1図に示す
ように、独立気泡を貫通孔10とした通気性薄板12を
得た。この通気性薄板12を第2図に示すように10枚
積層してフィルタ14を形成した。
ように、独立気泡を貫通孔10とした通気性薄板12を
得た。この通気性薄板12を第2図に示すように10枚
積層してフィルタ14を形成した。
このフィルタ14をガソリン機関に装着しブローバイガ
スのフィルタとして使用したところ、紙製あるいは布製
のフィルタと比較して、長期間使用によっても目詰まり
を起こさず、またフィルタの性能も優れたものであった
。
スのフィルタとして使用したところ、紙製あるいは布製
のフィルタと比較して、長期間使用によっても目詰まり
を起こさず、またフィルタの性能も優れたものであった
。
なお、本実施例ではブローバイガスのフィルタとして使
用する例を示したが、本発明の発泡金属製フィルタは、
その他のオイルミストを含む気体に対するフィルタとし
ても使用することができる。
用する例を示したが、本発明の発泡金属製フィルタは、
その他のオイルミストを含む気体に対するフィルタとし
ても使用することができる。
[発明の効果]
本発明の発泡金属製フィルタは以上説明したように、発
泡金属をその含有する独立気泡の径より薄い厚さで切断
することにより独立気泡を貫通孔とした通気性薄板を多
数積層してなることを特徴とするものであって、ブロー
バイガス等のオイルミストを含んだガスが、通気性薄板
の貫通孔によって形成される複雑に曲がりくねった経路
を有する多数の微細な通路を通過することによって、オ
イルミストは通路の壁面に付着し、気体と分離されフィ
ルタとして機能する。また、微細な通路の壁面に付着し
たオイルミストは自然に流れ落ちるので、長期間使用し
てもフィルタが目詰まりすることがない。
泡金属をその含有する独立気泡の径より薄い厚さで切断
することにより独立気泡を貫通孔とした通気性薄板を多
数積層してなることを特徴とするものであって、ブロー
バイガス等のオイルミストを含んだガスが、通気性薄板
の貫通孔によって形成される複雑に曲がりくねった経路
を有する多数の微細な通路を通過することによって、オ
イルミストは通路の壁面に付着し、気体と分離されフィ
ルタとして機能する。また、微細な通路の壁面に付着し
たオイルミストは自然に流れ落ちるので、長期間使用し
てもフィルタが目詰まりすることがない。
第1図は通気性薄板の平面図、第2図はフィルタの断面
図である。 10・・・貫通孔、12・・・薄板、14・・・フィル
タ
図である。 10・・・貫通孔、12・・・薄板、14・・・フィル
タ
Claims (1)
- (1)発泡金属をその含有する独立気泡の径より薄い厚
さで切断することにより独立気泡を貫通孔とした通気性
薄板を多数積層してなることを特徴とする発泡金属製フ
ィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16386588A JPH0214710A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 発泡金属製フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16386588A JPH0214710A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 発泡金属製フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0214710A true JPH0214710A (ja) | 1990-01-18 |
Family
ID=15782239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16386588A Pending JPH0214710A (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 発泡金属製フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0214710A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499184A (ja) * | 1990-08-02 | 1992-03-31 | Hino Motors Ltd | セラミックコーティング発泡金属体及びその製造方法 |
JPH06183311A (ja) * | 1991-03-01 | 1994-07-05 | Nippon Koki Kk | エアバッグ展開用ガス発生装置の最終フィルタ |
CN104888537A (zh) * | 2015-06-26 | 2015-09-09 | 浙江金海环境技术股份有限公司 | 含多孔泡沫金属的油烟过滤材料及其制备方法 |
WO2019175202A1 (de) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zum herstellen einer porösen verteilerstruktur |
-
1988
- 1988-06-30 JP JP16386588A patent/JPH0214710A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499184A (ja) * | 1990-08-02 | 1992-03-31 | Hino Motors Ltd | セラミックコーティング発泡金属体及びその製造方法 |
JPH06183311A (ja) * | 1991-03-01 | 1994-07-05 | Nippon Koki Kk | エアバッグ展開用ガス発生装置の最終フィルタ |
CN104888537A (zh) * | 2015-06-26 | 2015-09-09 | 浙江金海环境技术股份有限公司 | 含多孔泡沫金属的油烟过滤材料及其制备方法 |
WO2019175202A1 (de) * | 2018-03-14 | 2019-09-19 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zum herstellen einer porösen verteilerstruktur |
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