JPH0214609Y2 - - Google Patents

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JPH0214609Y2
JPH0214609Y2 JP1982132300U JP13230082U JPH0214609Y2 JP H0214609 Y2 JPH0214609 Y2 JP H0214609Y2 JP 1982132300 U JP1982132300 U JP 1982132300U JP 13230082 U JP13230082 U JP 13230082U JP H0214609 Y2 JPH0214609 Y2 JP H0214609Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はダイヤル符号錠の符号変換タンブラ
ー、特に組立の容易性、符号変換の確実性を増大
し得る符号変換タンブラーに関するものである。
一般にダイヤル符号錠においては、必要に応じ
て複数のタンブラーの符号変換を行ない、ダイヤ
ル解錠操作における符号合せの手順を変更させる
ことが要請される。
従来のこの種のダイヤル錠用のタンブラーとし
ては、例えば特公昭42−4516号公報に開示されて
いるように、閂に連結した連動杆に噛合する欠切
溝を周面に有する環状盤(これは本考案の外側円
板に相当する。)に揺動自在な単一の抑止レバー
(これは本考案のカム板に相当する。)を関着し
て、この一端をダイヤルに従動する転換歯車(こ
れは本考案の作動円板に相当する。)に片側のみ
から噛合せしめてなる錠盤(これは本考案の符号
変換タンブラーに相当する。)を数枚重ねて置き、
核錠盤の抑止レバーと前記連動杆とを同時にボゾ
クス外部より挿入する転換錠にて回動し得るよう
にしたものがある。
このような従来のタンブラーでは、抑止レバー
が転換歯車の片側のみから押圧して当該抑止レバ
ーの先端部内辺に刻んだ転換歯車に噛合させるよ
うになつているために、多少の隙間を有して一対
の環状盤間に緩挿してある転換歯車は、必ず当該
隙間分だけ偏心してしまう。この偏心があると、
錠としては、致命的欠陥である暗探が可能になつ
てしまう。
また、この従来のタンブラーでは、転換歯車を
抑止レバーで片側のみから押圧するため、抑止力
が弱く当該歯車の歯が潰れたりして、故障の原因
にもなるという問題点があつた。
更に、片方から押さえる抑止レバーにより充分
な抑止力を得ようとすれば、押圧力を強くすると
ともに、歯を大きくしなければならない。このた
めに、転換歯車の径が同一とすると、歯数を多く
できず、従つて、ダイヤル錠の符号変換をより細
かくできず、変換時の目盛誤差が大きくなり、変
換精度を上げることができない。
本考案は、かかる従来のダイヤル符号錠におけ
る符号変換タンブラーの欠点に鑑みなされたもの
であつて、抑止レバーに相当するカム板を一対に
して、転感歯車に相当する作動円板を両側から押
圧して押圧力を対抗させるようにして、当該作動
円板の偏心を防ぎ、暗探を不可能ならしめ、歯を
潰すことなく抑止力を容易に大きくでき、歯を大
きくする必要がなく、符号変換の精度を上げるこ
とのできる符号変換タンブラーを提供することを
目的とする。
かかる目的を達成するために本考案は、外周全
面に凹凸歯を有する作動円板と、該作動円板を回
動可能に支持する一対の同心配置の外側円板とを
備えたダイヤル符号錠の符号変換タンブラーにお
いて、前記外側円板には一対のカム板を作動円板
の回動中心の両側に線対称に配置しかつ回動可能
に枢支させ、その両カム板の先端にはそれぞれ作
動円板の凹凸歯に噛合し該凹凸歯への押圧力を互
いに対抗させる位置関係にて噛合部を形成し、両
カム板の他端にそれぞれ形成したカム面を互いに
対向配置させ、そのカム面には両外側円板間にお
いて回動可能に支持されかつ中心部に回動用孔部
を設けたカム体の両突出部にそれぞれ当接させ、
前記両カム板の噛合部側に位置させてそれぞれ噛
合部の離脱方向に弾力を付与する弾性体を外側円
板に取り付け、カム体の回動用孔部に挿入した回
動ピンで該カム体を回動させることにより、作動
円板の凹凸歯と両カム板の両噛合部との同時噛合
状態若しくは同時離脱状態のいずれかを選択的に
行わせることを特徴とする。
以下に本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
図中1は、作動円板2と、一対の外側円板3
a,3bを有する符号変換タンブラーである。
作動円板2の外周に連続的な凹凸歯4が形成し
てあり、その中心部に形成した環状部5と凹凸歯
4とを側壁5aをもつて一体的に連結している。
また、作動円板2は、従来の場合と同様に、凹
凸歯4の歯元円よりも若干外径が小さい環状の両
支持部2aを両端面から一体に突設し(第1図参
照)、この両支持部2aを両外側円板3a,3b
の中心穴15c,15dの内周に遊嵌合させると
ともに外径が当該中心穴15c,15dよりも大
きく設定された凹凸歯4の部分を両外側円板3
a,3bの相互対向面間に配置することによつ
て、当該両外側円板3a,3bに回動自在にに支
持されている。
環状部5には環状の遊動体6が回動可能に嵌装
され、その遊動体6の外周の一部に突設した係合
片6aを、側壁5aに穿設した抜孔5bを貫通さ
せ、さらに作動円板2の側方へ突出せしめてい
る。
外側円板3a,3b間に位置させて一対のカム
板7a,7bを対向配置にかつそれぞれ回動可能
に配置している。
すなわち、外側円板3aの外側円板2bに対す
る対向面に対してピン8a,8bにより薄板状の
カム板7a,7bを対向配置にかつそれぞれ回動
可能に取り付けし、その両カム板7a,7bの一
端にそれぞれ形成した噛合部7c,7dを、作動
円板5の凹凸歯4に噛合させている。この両噛合
部7c,7dは、それぞれ作動円板2の凹凸歯4
に噛合し該凹凸歯4への押圧力を互いに対抗させ
る位置関係にて形成してある。
カム板7a,7bの他端にそれぞれカム面7
e,7fが形成してあり、このカム面7e,7f
を第3図において外側円板3aの下側に位置させ
つつ対向させている。カム面7e,7f間に位置
させ、かつ両外側円板3a,3bにより回動可能
に支持されたカム体9には、対称配置に突出部1
0a,10bが形成してあり、その突出部10a
をカム面7eに、突出部10bをカム面7fにそ
れぞれ当接せしめている。
カム体9の中心部には、断面四角形状の回動用
孔部11を穿設している。
前記両カム板7a,7bの噛合部7c,7dの
先端縁には、係合段部12a,12bが形成して
ある。また外側円板3aに一体的に取り付けされ
た補強板13には、固定ピン13a,13bによ
り棒状の弾性体14a,14bの一端が固定さ
れ、また弾性体14a,14bの他端側をそれぞ
れ係合段部12a,12bに係合せしめている。
すなわち弾性体14a,14bは、カム板7
a,7bの噛合部7c,7dを作動円板2の凹凸
歯4から離脱させる方向に弾力を付与するように
配置している。
尚図中15aは、外側円板3a及び補強板13
の外周の一部に設けた嵌合溝、15bは外側円板
3bの外周に嵌合溝15aと対応させつつ設けた
嵌合溝である。
次に、上述の構成からなる符号変換タンブラー
1の作用を説明する。
回動用孔部11に四角形状に形成された回動ピ
ン21を挿通し略90゜回転させる。
このとき突出部10aがカム面7eから、突出
部10bがカム面7fからそれぞれ離脱するた
め、カム板7a,7bは弾性体14a,14bの
弾力によりそれぞれピン8a,8bを支点として
回動し、したがつてカム板7a,7bの噛合部7
c,7dが第3図bに示すようにそれぞれ凹凸歯
4から離脱せしめられる。この状態では作動円板
2は両外側円板3a,3bに対し回動可能とな
り、符号変換タンブラー1の符号変換を容易にな
し得るものである。
次に回動ピン21を初期の位置に復帰させる
と、突出部10aがカム面7eに当接せしめられ
て、カム板7aは弾性体の弾力に抗して回動しそ
の噛合部7cが作動円板2の凹凸歯4に噛合す
る。
一方、突出部10bとカム面7fとの当接時に
は、カム板7bは弾性体14bの弾力の方向に一
瞬回動せしめられるが、カム面7fの最も窪んだ
部分に突出部10bが当接する結果、カム板7b
も初期の位置に復帰し、その噛合部7dが凹凸歯
4と噛合することになる。
このようにして、符号変換タンブラー1の符号
変換が容易かつ迅速に行なわれる。
実際にダイヤル符号錠を構成する場合には、第
4図に示すように符号変換タンブラー1を複数個
連設させつつケーシング16内に取り付けすると
ともに、ダイヤル軸17に固定された主タンブラ
ー18を符号変換タンブラー1に係合させる。而
してダイヤル19を回動させ、主タンブラー18
の回動を順次各符号変換タンブラー1に伝達せし
め、各嵌合溝15a,15bを整列させて解錠状
態となし、その各嵌合溝15a,15b内にラツ
チ20の一部を没入せしめ扉の解錠操作を行なう
ものである。
また、各符号変換タンブラー1の符号変換はケ
ーシング16に穿設した抜孔21aを貫通させつ
つ回動ピン21を各回動用孔部11に挿通し、既
述したような操作により各符号変換タンブラー1
の作動円板2と外側円板3a,3bとの噛合状態
を順次解除せしめることにより行なうものであ
る。
以上説明したように本考案の符号変換タンブラ
ーは、一方の外側円板には一対のカム板を作動円
板の回動中心の両側に線対称に配置しかつ回動可
能に枢支させ、その両カム板の先端にはそれぞれ
作動円板の凹凸歯に噛合し該凹凸歯への押圧力を
互いに対抗させる位置関係にて噛合部を形成し、
カム体の回動用孔部に挿入した回動ピンで該カム
体を回動させることにより、作動円板の凹凸歯と
両カム板の両噛合部との同時噛合状態若しくは同
時離脱状態のいずれかを選択的に行わせるので、
作動円板の両カム板で両側から押圧することとな
り、一枚のカム板で片側から作動円板を押圧する
従来の場合に比較して、当該作動円板の偏心を確
実に防ぎ、暗探を不可能ならしめることができ、
歯を潰すことなく抑止力を容易に大きくでき、歯
を大きくする必要もなく、従つて符号変換の精度
を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は符号変換タンブラーの一部破断分解斜
視図、第2図は同上の側面図、第3図aは第2図
の−線断面図、第3図bは同上のカム板が変
位した状態の断面図、第4図は符号変換タンブラ
ーをダイヤル錠に組込んだ状態を示す省略断面図
である。 1……符号変換タンブラー、2……作動円板、
3c,3b……外側円板、4……凹凸歯、7a,
7b……カム板、7c,7d……噛合部、7e,
7f……カム面、9……カム体、10a,10b
……突出部、11……回動用孔部、14a,14
b……弾性体、21……回動ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周全面に凹凸歯4を有する作動円板2と、該
    作動円板2を回動可能に支持する一対の同心配置
    の外側円板3a,3bとを備えたダイヤル符号錠
    の符号変換タンブラーにおいて、前記外側円板3
    aには一対のカム板7a,7bを作動円板2の回
    動中心の両側に線対称に配置しかつ回動可能に枢
    支させ、その両カム板7a,7bの先端にはそれ
    ぞれ作動円板2の凹凸歯4に噛合し該凹凸歯4へ
    の押圧力を互いに対抗させる位置関係にて噛合部
    7c,7dを形成し、両カム板7a,7bの他端
    にそれぞれ形成したカム面7e,7fを互いに対
    向配置させ、そのカム面7e,7fには両外側円
    板3a,3b間において回動可能に支持されかつ
    中心部に回動用孔部11を設けたカム体9の両突
    出部10a,10bをそれぞれ当接させ、前記両
    カム板7a,7bの噛合部7c,7d側に位置さ
    せてそれぞれ噛合部7c,7dの離脱方向に弾力
    を付与する弾性体14a,14bを外側円板3a
    に取り付け、カム体9の回動用孔部11に挿入し
    た回動ピン21で該カム体9を回動させることに
    より、作動円板2の凹凸歯4と両カム板7a,7
    bの両噛合部7c,7dとの同時噛合状態若しく
    は同時離脱状態のいずれかを選択的に行わせるこ
    とを特徴としてなるダイヤル符号錠の符号変換タ
    ンブラー。
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