JPH0214583B2 - - Google Patents

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JPH0214583B2
JPH0214583B2 JP59242479A JP24247984A JPH0214583B2 JP H0214583 B2 JPH0214583 B2 JP H0214583B2 JP 59242479 A JP59242479 A JP 59242479A JP 24247984 A JP24247984 A JP 24247984A JP H0214583 B2 JPH0214583 B2 JP H0214583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braided
graphite
mineral oil
packing
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59242479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61124776A (ja
Inventor
Masaaki Ashizawa
Shinzaburo Suzuki
Takayuki Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nichias Corp filed Critical Nichias Corp
Priority to JP59242479A priority Critical patent/JPS61124776A/ja
Publication of JPS61124776A publication Critical patent/JPS61124776A/ja
Publication of JPH0214583B2 publication Critical patent/JPH0214583B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/18Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for elastic or plastic packings
    • F16J15/20Packing materials therefor
    • F16J15/22Packing materials therefor shaped as strands, ropes, threads, ribbons, or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は水力機械や高圧流体機械及び弁等の
軸封に使用される編組パツキンに関するものであ
り、特に従来品よりも潤滑性及び柔軟性並びに耐
久性がすぐれ且つ安価に製造することのできる改
良された編組パツキンに関するものである。 [従来技術] 従来、ポンプや弁等の軸封用パツキンとして、
ガラス繊維や炭素繊維等の無機繊維から成る編組
体に、潤滑剤として四ふつ化エチレン樹脂を主材
としパラフイン、ワセリン、シリコーンオイル等
を組み合わせたものを含浸させて成る編組パツキ
ンが使用されている。ところが、無機繊維からな
る編組体は油のようなものまでを保持することは
できないから、鉱油を主材とした潤滑剤を含浸し
てなる無機繊維製の編組パツキンはなかつた。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来の編組パツキンは、表
面に毛羽(ケバ)立ちが多く且つ柔軟性がないた
め軸なじみが悪く、また密封性が低いという欠点
があつた。また、前記従来の編組パツキンは潤滑
油やグリースを保持することができないため摺動
部に対してゆるやかに潤滑剤補給ができず、従つ
て耐久性が低いという欠点があつた。しかも、ふ
つ素系樹脂やシリコーンオイルを多量に使用して
いることのため高価でもあつた。 それ故、この発明の目的は前記従来の編組パツ
キンに存する欠点を有しない、改良された編組パ
ツキンを提供することである。 [問題点を解決するための手段] 本発明の編組パツキンにおいては前記問題点を
解決するために、熱可塑性樹脂と可塑剤と鉱油と
を含む混合物は加熱溶融すると液状混合物となる
が冷却すると柔軟性のあるゲル状物質になるの
で、該溶融混合物を無機繊維製編組体に含浸させ
ることにより、毛羽立ちがなく、柔軟性があつて
軸なじみがよく、しかも鉱油を保持し潤滑性にす
ぐれた編組パツキンを構成したこと、またさほど
潤滑特性の高くない熱可塑性樹脂を用いても該溶
融混合物に均一に黒鉛を分散させるとともに該溶
融混合物の含浸直後に黒鉛を付着させることによ
つて上記鉱油保持能力に加えて潤滑性をも高めた
ことを特徴としている。 本発明にかかる編組パツキンは、塩化ビニル樹
脂のごとき熱可塑性樹脂とその可塑剤と黒鉛と鉱
油とから成る混合物を無機繊維製編組体に含浸さ
せた後、該含浸をした編組体表面に黒鉛を付着さ
せてなるものである。 本発明の編組パツキンを製造するには、無機繊
維で編組体を製作し、熱可塑性樹脂、可塑剤、黒
鉛及び鉱油から成る溶融可能な混合物の熱浴中に
該編組体を浸漬した後、該熱浴中から該編組体を
引き出し、該編組体の表面に付着した該混合物が
高温である間に該表面に黒鉛を付着させることを
特徴とする製造方法によることがよい。 更に詳細には本発明の編組パツキンは、たとえ
ば次のような工程と素材とによつて製造される。 塩化ビニル樹脂(以後、PVCと略記する)と
鉱油とを重量比で10〜30:70〜90の割合で調合
し、これを105〜140℃に加熱してPVCを鉱油中
で溶融させつつ混合する。PVCが溶融して液状
になつた時にジオクチルフタレート等の可塑剤を
PVCの重量の10〜40%量添加するとともに黒鉛
を鉱油に対して5〜20重量%添加し、(PVC+鉱
油+可塑剤+黒鉛)の液状混合物を作る。そし
て、この液状混合物の熱浴に無機繊維製の編組体
を浸漬して該編組体に該混合物を該編組体の重量
の30〜50%量ほど含浸せしめて該熱浴中から引き
上げた後、該編組体表面に付着している該液状混
合物がまだ高温で固化しない前にその表面に黒鉛
を該編組体の重量の5%量ほぼ付着させて冷却さ
せると、これにより本発明の編組パツキンが完成
する。なお常温時には、編組体に含浸された液状
混合物がゲル状となり、鉱油は該編組体に保持さ
れる。 本発明に使用される熱可塑性樹脂は可塑剤によ
つてゲル化する樹脂であればよく、塩化ビニル樹
脂のほかに主鎖にエステル結合を有するポリエス
テルや酢酸ビニル樹脂などを用いても同じ性質の
編組パツキンを製造することができる。また可塑
剤は、ジオクチルフタレート等のフタル酸エステ
ル以外にもマレイン酸、セバシン酸、オレイン
酸、トリメリツト酸、アジピン酸、クエン酸、ア
ゼライン酸、フマル酸、りん酸などの酸のエステ
ルが使用できる。そしてまた使用する鉱油には、
モータオイル、ギヤオイル、スピンドルオイル、
シリンダオイル、タービンオイラなどのパラフイ
ン、ナフテン、芳香族炭化水素又は不飽和炭化水
素が挙げられる。 前記のごとき本発明の編組パツキンは次のよう
な特性を備えたものとなる。 (A) 可塑剤の作用によりPVCはゲル状物質とな
るが、PVCの接着作用によつて編組体表面の
毛羽同志が結合されるため毛羽立ちがなくな
る。 (B) 鉱油及び黒鉛の高い潤滑作用により編組体に
良好な潤滑性が付与される。 (C) ゲル状物質の編組体表面及び内部のブロツク
作用によつて編組体中に鉱油を保持するので鉱
油を急速に減少させず、ゆるやかに摺動部等に
供給して適度の潤滑作用を及ぼす。すなわち、
ゲル状物質の鉱油保持作用は黒鉛の親油作用と
あいまつて、パツキン内から鉱油が流出するこ
とを防止してパツキンの耐久性がよくなる。 (D) PVCがパツキンの柔軟性を改善するため、
摺動面へのパツキン密着性が高まりパツキンの
軸なじみがよくなる。 [発明の実施例] 直径6μm、長さ75mmのEガラス繊維と太さ2
デニールで長さ38mmのスフとを重量比で85:15に
混紡した350テツクス糸を3プライし、9.5mmに八
つ編みにして編組体を製作した。次にPVC、ジ
オクチルフタレート、Aシリンダー油、及び黒鉛
(日本ルツボ社製NC−1)を重量比で15:5:
72:8に調合し、130℃に加熱してPVCを溶融さ
せつつ混合して液状混合物を作り、該編組体を該
液状混合物の熱浴中に3〜4秒間浸漬した後、絞
りながら引き上げて該編組体の重量の40%量の液
状混合物を該編組体に含浸させた。 次に該編組体表面に付着した液状混合物が固化
しない前の表面高温時に該編組体を黒鉛粉末(富
士黒鉛社製AG#3)の槽内に通過させて該編組
体の表面に該編組体の重量の5%量の黒鉛を付着
させた。 更に、この編組体をロールがけして9.5mm角の
ひも状パツキンを形成した。 前記のようにして製造した本発明のパツキンと
従来の編組パツキン4種類とを下記のごとき同一
条件で試験した。 試験条件: 軸径50mm、スタフイングボツクス内径70mmの渦
巻きポンプに5リングを挿入しグランド押えを軽
く締め付けた。水圧3.5Kg/cm2での100時間連続運
転を1サイクルとして5サイクルの運転を行い、
その間における毎時平均漏れ量(c.c./hr)を測定
する一方、漏れを生じなくなるように増し締めを
行つた回数と、増し締めによる締付力とを記録し
た。 第1表にその結果を表示する。
【表】
【表】 第1表から明らかなるように、本発明によるパ
ツキンは従来のパツキンにくらべて長時間使用に
おいて増し締めをする必要が全くなく、平均漏れ
量も小さいことがわかる。このことは、本発明の
パツキンが柔軟で軸なじみがよく、密封性及び耐
久性にすぐれていることを意味している。 [発明の効果] 以上に明らかにしたように、本発明によれば、
次のような長所を備えた編組パツキンが提供され
る。 (a) 表面の毛羽立ちがなく、平滑度が良い。 (b) 柔軟で軸なじみがよく、密封性能が高い。 (c) 高価な四ふつ化エチレン等のふつ素系樹脂や
シリコーンオイルを用いずに安価なPVCや鉱
油を用いているため、従来品にくらべて著しく
安価なコストで製造することができる。 (d) 鉱油と黒鉛を含有するゲル状の樹脂混合物が
摺動部に接しているため、潤滑性及び放熱性が
高く、また、鉱油保持性能が高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無機繊維製編組体に熱可塑性樹脂、可塑剤、
    黒鉛及び鉱油からなる溶融可能な混合物を含浸さ
    せ、上記含浸をさせた無機繊維製編組体の表面に
    黒鉛を付着させて成ることを特徴とする編組パツ
    キン。 2 熱可塑性樹脂が塩化ビニル樹脂であり、混合
    物が塩化ビニル樹脂12〜18重量部、可塑剤2〜8
    重量部、黒鉛4〜16重量部、鉱油64〜76重量部の
    割合に混合されたものである特許請求の範囲第1
    項記載の編組パツキン。
JP59242479A 1984-11-19 1984-11-19 編組パツキン Granted JPS61124776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59242479A JPS61124776A (ja) 1984-11-19 1984-11-19 編組パツキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59242479A JPS61124776A (ja) 1984-11-19 1984-11-19 編組パツキン

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JPS61124776A JPS61124776A (ja) 1986-06-12
JPH0214583B2 true JPH0214583B2 (ja) 1990-04-09

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JP59242479A Granted JPS61124776A (ja) 1984-11-19 1984-11-19 編組パツキン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627901Y2 (ja) * 1987-07-03 1994-07-27 黒田精工株式会社 電磁弁装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54111552A (en) * 1978-02-01 1979-08-31 Union Carbide Corp Castable packing blend containing plastic graphite

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JPS54111552A (en) * 1978-02-01 1979-08-31 Union Carbide Corp Castable packing blend containing plastic graphite

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JPS61124776A (ja) 1986-06-12

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