JPH02145314A - 成形条件出し支援装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、射出成形機に用いられる成形条件出し支援装
置に関する。

［従来の技術］ 従来、射出成形機によって射出成形を行う場合、その成
形条件出しは、オペレータの経験と勘にたよって行われ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の方法では成形条件出しは誰にでも
できるものではなく一部の熟練者にしか行うことが出来
ない。しかも、熟練者であっても良好な成形品を得るた
めの成形条件を出すために試験を繰り返さなければなら
ず、多くの場合時間がかかる。

本発明は、無駄な条件出し試験を行なうことなく成形条
件出しが効率的に行える成形条件出し支援装置を提供す
ることを課題とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、複数の設定項目に設定値をそれぞれ保持する
設定器を備え、各設定値に従って射出成形動作制御装置
により制御すると共に、前記射出成形動作の結果をセン
サによって検出することによって実績データを得る形式
の射出成形機に使用される成形条件出し支援装置であっ
て、前記センサによって検出された実績データを収集す
る実績データ収集ユニットと、前記設定値と前記実績デ
ータ収集ユニットにより収集した実績データとを記憶累
積する記憶ユ品ットと、該記憶ユニットに記憶された前
記設定値と前記実績データとの相関を求めるデータ解析
・推論ユニットと、前記設定値と前記実績データを記憶
すると共に、前記データ解析・推論ユニットで求めた相
関を記憶する外部記憶ユニットとを備え、前記データ解
析・推論ユニットが、前記設定器からの実績値変更要求
値に応じて前記外部記憶ユニットに記憶されせた前記設
定値と前記実績データ及びその相関に基づいて前記設定
項目の中から変更すべき項目とその相関に基づいて前記
設定項目の中から変更すべき項目とその値を類推し、該
変更すべき項目とその値を表示器に表示させるようにし
たことを特徴とする。

［作用コ オペレータが設定器に設定値を設定すると、制御装置は
、設定値に従い射出成形機を駆動する。

射出成形動作の結果は種々のセンサーによって検出され
ており、収集ユニットで実績データとして収集され、設
定値と共に記憶ユニットに記憶される。以後上記の動作
を数多く繰り返し、設定値と実績データとを記憶ユニッ
トに記憶累積していく。

データ解析・推論ユニットは、記憶ユニットに記憶累積
された設定値と実績データを呼び出し、その相関を求め
る。

オペレーンが実績データのある項目の値を変化させよう
と実績値変更要求値を入力するとデータ解析・推論ユニ
ットは先に求めておいた相関を元に変更すべき設定項目
とその値を類推して表示器に表示する。

オペレータが表示器を見て設定値を設定し直せば良好な
成形品が得られる。

設定値と実績データ、及びその相関は、良好な成形品が
得られた時の設定値及び実績データと共に外部記憶装置
に外部記憶ユニットに記憶される。

射出成形機では、同一の設定値を設定しても、周囲の温
度、湿度等の環境によって同じ成形品が得られるとは限
らない。以前、良好な成形品が得られた設定値を設定し
て射出成形を行い、良好な成形品が得られなかった場合
、データ解析・推論ユニットは外部記憶ユニットより、
良好な成形品が得られた時の実績データ及び相関を読み
出し、その実績データに今回の実績データを一致させる
ような設定項目と設定値を類推して、表示器に表示する
。表示器に表示された設定項目を変更すれば良好な成形
品が得られる。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図を参照すると、射出成形機１には制御装置２が接
続されている。制御装置２には設定器３が接続され、ま
た設定器３には表示器４が接続されている。

図示された射出成形機１には、スクリュの計量位置及び
充填位置を検出する位置センサ５と、スクリュの充填速
度を検出する速度センサ６と、シリンダ圧力を検出する
シリンダ圧力検出器７と、スクリュの回転数を検出する
回転数検出器８と、型内圧を検出する型内圧検出器９と
が取り付けられている。上記したセンサ及び検出器のほ
かに、上記パラメータ以外のパラメータを検出するセン
サが設けられてもよい。

本発明の成形条件出し支援装置１０は、実績データ収集
ユニット１１、記憶ユニット１２、デー夕解析、推論ユ
ニット１３、及び外部記憶ユニット１４とからなる。実
績データ収集ユニット１１は各センサ（５〜９）と制御
装置２と接続されている。記憶ユニット１２は実績デー
タ収集ユニット１１と外部記憶ユニット１４と設定器３
と接続されている。そして、データ解析φ推論ユニット
１３は記憶ユニット１２と設定器３及び表示器４と接続
されている。

上記のように成形条件出し支援装置１０を備えた射出成
形機で成形条件出しを行う場合の動作を説明する。

ｉ）初期成形条件出し オペレータが設定器３に設定値を入力する。入力された
設定値は、表示器４に表示されると共に、制御装置２と
成形条件出し支援装置１０の記憶ユニット１２に送られ
る。

制御装置２は送られてきた設定値に従い、射出成形機１
の動作を制御すると共に実績データ収集ユニット１１へ
工程タイミング信号を送出する。

位置センサ５、速度センサ６、シリンダ圧力検出器７、
回転数検出器８、及び型内圧力検出器９は常に射出成形
機１の動作を検出しており、その検出信号は実績データ
収集ユニット１１に送られる。

実績データ収集ユニット１１は、各センサより送られて
きた検出信号と、制御装置２からの工程タイミング信号
とから実績データを収集する。本実施例の場合は、充填
前位置、速度・圧力（即ち、ＶＰ）切換位置、クツショ
ン位置、保圧完了位置、充填時間、計量時間、シリンダ
ピーク圧力、型内圧ピーク圧力を実績データとして収集
している。

収集された実績データは記憶ユニット１２に設定値と共
に記憶される。

以後、設定値を変更し実績データを収集して、設定値と
実績データとを記憶するという動作を繰り返し設定値と
実績データとを収集する。こうして収集された設定値と
実績データは、データ解析・推論ユニット１３に読み出
され、その相関が求められる。相関は、実績データの変
更量を設定値の変更量で割った数値として求められる。

続いて、製品を得るための射出成形動作を行う。

この場合もデータを得る時と同じ動作を行う。オペレー
タが設定値を設定器３に入力する。そして制御装置２の
制御のもとに、射出成形動作が行なわれる。この射出成
形動作による実績データも各センサ（５〜９）によって
検出され実績データ収集ユニット１１で収集される。収
集された実績データは設定値と共に記憶ユニット１２に
記憶される。この設定値はデータ解析・推論ユニット１
３に読み出され、実績データは表示器４に表示される。

オペレータは表示器４に表示された実績データを見て設
定器３に変更したい実績データ項目とその値を人力する
。設定器３はデータ解析・推論ユニット１３へ実績デー
タ変更要求値信号を送る。

データ解析・推論ユニット１３は実績データ変更要求値
信号を受け、先に求めておいた設定値と実績データとの
相関から変更すべき設定項目とその値を求め、表示器４
に表示する。

次に、オペレータが表示器４に表示された設定項目を表
示された値に変更し、射出成形動作を行う。

以上の動作を多くても数回繰り返せば、良好な成形品が
得られる。

設定値と実績値データ、及びその相関、更に良好な成形
品が得られた時の設定値と実績データは外部記憶ユニッ
トに記憶される。

１ｉ）再成形条件出し 射出成形機では、同一の設定値を入力しても同一の製品
が得られないことが多々ある。つまり、以前良好な製品
が得られた設定値を設定して射出成形を行っても、設定
されたパラメータ以外のパラメータ、例えば、温度、湿
度等によって得られる成形品の良し悪しが異なる。こう
いった場合は以下のような動作を行なうことにより、再
成形条件を指示する。

まず、以前良品が再られたときの設定値を設定し、射出
成形動作を行って今回の実績データを得る。次にデータ
解析・推論ユニット１３が外部記憶ユニット１４に記憶
させておいた設定値と実績データ及びこれらの相関並び
に、今回と同一の設定値で良品が得られたときの実績デ
ータを呼び出し、今回の実績データと、以前良品が得ら
れた時の実績データとが一致するように変更すべき設定
値とその値を類推し、表示器に表示する。オペレータが
表示に従い設定値を変更すれば、以前と同じ良好な成形
品が得られる。

【効果］ 本発明によれば、射出成形の成形条件出しを行う時に成
形条件出し支援装置を用いることで、初期成形条件出し
は無駄なく効率的に行うことができる。また、再成形条
件出しは誰でも容易かつ再現性よく行なうことができる
。

・・・型内圧検出器、１０・・・成形条件出し支援装置
、１１・・・実績データ収集ユニット、１２・・・記憶
ユニット、１３・・・データ解析・推論ユニット、１４
・・・外部記憶ユニット。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数の設定項目に設定値をそれぞれ保持する設定器
   を備え、各設定値に従って射出成形動作を制御装置によ
   り制御すると共に、前記射出成形動作の結果をセンサに
   よって検出することによって実績データを得る形式の射
   出成形機に使用される成形条件出し支援装置であって、
   前記センサによって検出された実績データを収集する実
   績データ収集ユニットと、前記設定値と前記実績データ
   収集ユニットにより収集した実績データとを記憶累積す
   る記憶ユニットと、該記憶ユニットに記憶された前記設
   定値と前記実績データとの相関を求めるデータ解析・推
   論ユニットと、前記設定値と前記実績データを記憶する
   と共に、前記データ解析・推論ユニットで求めた相関を
   記憶する外部記憶ユニットとを備え、前記データ解析・
   推論ユニットが、前記設定器からの実績値変更要求値に
   応じて前記外部記憶ユニットに記憶された前記設定値と
   前記実績データ及びその相関に基づいて前記設定項目の
   中から変更すべき項目とその値を類推し、該変更すべき
   項目とその値を表示器に表示させるようにしたことを特
   徴とする成形条件出し支援装置。