JPH02145095A - カード式ワイヤレスリモコン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はカードに表示されたスイッチの構成に応じてス
イッチの配置が形成されるタッチパネルを備えたカード
式ワイヤレスリモコンに関する。

（従来の技術） 従来、カード式ワイヤレスリモコンは機器の遠隔操作に
使用されている。このカード式ワイヤレスリモコンが使
用される例としては空気調和機の遠隔操作がある。この
場合のカード式ワイヤレスリモコンの構成は空気調和機
を遠隔操作するために信号（例えば赤外線、超音波等）
を送る送信部と、空気調和機を運転する時の温度、時間
等を表示する液晶表示部と、カード挿入孔を有し、この
カード挿入孔に挿入されるカードに表示されたスイッチ
構成に応じて同じスイッチの配置を形成するタッチパネ
ルとによってなる。

このような構成のカード式ワイヤレスリモコンにおいて
、タッチパネルのカード挿入孔にカードを挿入してタッ
チパネルのスイッチの配置を変える説明をする。カード
には運転・停止、運転切換、温度、湿度、風量等の制御
をするスイッチの図が表示され、このような異なったス
イッチ構成図のカードが複数枚用意される。また、異な
ったスイッチ構成図のカード毎に、かつ異なった箇所に
特定の光反射用のマークが施されている。このようなカ
ードがカード挿入孔に挿入されると、保持機構よってカ
ードを挟んで保持する。リモコン本体は挿入されたカー
ドのマークからの反射光に応じてカードの種類を判別し
、判別されたカードに表示されているスイッチ構成図と
同じ配置をコンピュータプログラムによってタッチパネ
ルに形成する。このようにスイッチが配置されたタッチ
パネルを、挿入されたカードのスイッチ構成図に応じて
接触すると、リモコン本体の送信部から空気調和機に指
令信号が与えられて空気調和機が運転される。空気調和
機を他の運転モードに切換える時はイジェクトボタンを
押し、カードを保持している保持機構を解除することに
よってカードが引出され、次のカードを挿入する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記のような構成のカード式ワイヤレス
リモコンではカードを紛失したときに、そのカードに表
示されたスイッチ構成図に基づいた運転は不可能となり
、さらに冷房や暖房の運転モードの切換えはカードによ
って行われるのでカードを紛失したならば運転モードの
切換えは不可能となる。またカードの保持、および引抜
き構造が複雑なためにリモコン本体が大きくなり、かつ
窩価なものとなっている。

本発明において請求項１の本発明の目的はカードを紛失
しても紛失したカードのスイッチ機能とその位置を確保
することができるカード式ワイヤレスリモコンを提供す
ることであり、請求項２の本発明の目的は安価なカード
式ワイヤレスリモコンを提供することであり、請求項３
の本発明の目的は操作を容易にすることができるカード
式ワイヤレスリモコンを提供することである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために請求項１の本発明は、信号
を発して機器を遠隔操作するリモコン本体と、表面に複
数のスイッチが形成された透明のタッチパネルと、機器
の運転を制御するためのスイッチの機能と共にそのスイ
ッチの位置をそれぞれ異なった配置に表示した複数のカ
ードと、タッチパネルを通して目視可能なようにカード
を挿入するためのカード挿入部とを有し、このカード挿
入部にカードを挿入することにより、タッチパネルに形
成されたスイッチの配置がカードに表示されたスイッチ
の機能とそのスイッチの位置に変換されるカード式ワイ
ヤレスリモコンにおいて、カード挿入部にカードが挿入
されていないときは、予め用意された複数のカードに表
示されたスイッチ機能とその位置を含むスイッチの基本
構成をタッチパネルに形成する制御器と、タッチパネル
側からカード挿入孔を通して目視可能な位置にスイッチ
の基本構成に対応した基本配置表示部材とを設けたもの
である。請求項２の本発明はカードの滑り部分に、カー
ド挿入孔側に弾性的に突出ている部材と係合する切欠部
を設け、かつカードの引抜側に窪み部を設けたものであ
る。請求項３の本発明ではタッチパネルにスイッチの配
置がカードに表示されたスイッチ機能およびその位置の
表示寸法に応じて形成されたものである。

（作　用） 上記のような構成のカード式ワイヤレスリモコンにおい
て、請求項１の本発明はカード挿入部にカードが挿入さ
れていなければ、制御器は予め用意されている複数のカ
ードが有するスイッチ機能とその位置を含むスイッチの
基本構成をタッチパネルに形成し、タッチパネルを通し
て目視できる基本配置表示部材に対応したタッチパネル
に接触するとリモコン本体からスイッチング信号が送信
される。

請求項２の本発明はカードがカード挿入孔に挿入された
ときは、切欠部がカード挿入孔側の部材と係合し、カー
ドをカード挿入孔から取出すときは、カードの窪み部に
手指の爪を掛けて引出す。

請求項３の本発明はタッチパネルに形成されるスイッチ
の大きさを変えて操作する。

（実施例） 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明のカード式ワイヤレスリモコン１の一実施例
を示し、第２図はカード２を示している。第１図に示す
カード式ワイヤレスリモコン１は空気調和機を遠隔操作
するためのものであり、送信部３、液晶表示部４、タッ
チパネル５から構成されている。このカード式ワイヤレ
スリモコン１は従来の技術の項で説明したものと同じ構
成なので、本実施例では本発明の部分だけを説明する。

リモコン本体７に取付けられたタッチパネル５は第３図
にその側面を示すように透明のタッチスイッチ部８と基
板部９とから構成されている。

タッチスイッチ部８と基板部９との間にはカード挿入孔
１０が形成されており、このカード挿入孔１０には第２
図に示すようにカード２が挿入される。基板部９の側面
のほぼ中央には凹字状の段部１１が形成され、挿入され
たカード２の引出側の一部分が段部１１のところに出る
状態になっている。

第２図に示すカード２はカード挿入孔１０に挿入される
複数枚用意されているうちの一枚であって、このカード
２の表にはスイッチ機能としての「運転／停止」、「運
転切換ｊ等が区切線１２によって配置された図が描かれ
いる。このうち「運転切換」は運転モード、即ち、冷房
または暖房を切換える機能である。この他のスイッチの
機能については空気調和機を操作するときの常識的な文
字表示が描かれているので説明は省略する。このように
第２図に示すカード２に描かれているスイッチ機能と区
切線１２で区切られたスイッチ位置は、複数枚用意され
ているカード２のスイッチ機能とスイッチ位置を含んだ
基本構成のものである。

即ち、他のカード２は第２図に示すカード２に描かれた
スイッチ機能とスイッチ位置のうちの、例えば、「ｄｏ
ｗｎＪ、「温度、湿度、風量」、ｒｕｐＪだけを描いた
カード２である。カード２の裏には表とは異なったスイ
ッチ機能とその位置が描かれており、裏側を表に返すと
第２図に示すように同じ基本構成となっている。

このようなカード２の基本構成と同じスイッチ機能とそ
の位置を描いた基本配置表示部材としてのスイッチ配置
図１３が基板部９側に表示されている。したがって、第
１図に示す図はカード挿入孔１０にカード２が挿入され
ておらず、タッチスイッチ部５側からはスイッチの基本
構成に対応したスイッチ配置図１３が目視できる状態で
ある。

カード２の説明に戻り、このカード２の挿入側の挿入縁
１４には複数枚用意されるカード２毎に特定の識別用切
欠部１５が形成されている。この識別用切欠部１５はカ
ード２がカード挿入孔１０に挿入されたときに、リモコ
ン本体７が識別用切欠部１５を読取ることにより、後で
詳しく説明するが、読取ったカード２に描かれているス
イッチ機能とその位置を表示したスイッチの構成をタッ
チスイッチ部８に読出す。リモコン本体７が識別用切欠
部１５を読取るときは、カード２の長手中心線を境にし
て挿入縁１４の左右対称の部分を読取ることになってい
るので、カード２が表であっても裏であってもカード２
の識別ができるものである。カード２がカード挿入孔１
０に挿入されていない時は、スイッチの基本構成がタッ
チスイッチ部８に読出される。このスイッチの基本構成
は上記したように基板部９に表示されているスイッチ配
置図１３と対応している。

また、カード２がカード挿入孔１０に挿入される時に滑
る部分となるカード２の両縁１６には係合切欠部１７が
形成されている。この係合切欠部１７はカード２がカー
ド挿入孔１０に挿入されたときに、第３図に示すように
タッチスイッチ部８側から弾性的に突出ている係合ピン
１８と互いに係合することによりカード２の落下を防止
している。さらに、カード２の引出側には窪み部１９が
形成され、カード２をカード挿入孔１０から引出すとき
は第３図に示すように窪み部１９に手指２０の爪２１を
掛けて係合ピン１８の弾性力に抗してカード２を引出す
。

上記のような構成のカード式ワイヤレスリモコン１とカ
ード２を使用し、カード２に表示されたスイッチ機能と
その位置をタッチスイッチ部８に形成する動作を第４図
に基づいて説明する。まず、第４図に示すブロック図は
制御器であって、マイコン（マイクロコンピュータ）を
使用したものであり、リモコン本体７に備えられている
。はじめに、複数枚用意されたカード２のうちの任意の
カード２がカード挿入孔１０に挿入されると、カード選
択回路２２はカード２の識別切欠部１５を読取り、読取
った識別信号ＡをＣＰＵ２３とスイッチ人力選択回路２
４に与える。この識別信号Ａは複数枚用意されたカード
２のうちのどれかを識別する信号であって、ＣＰＵ２３
は識別信号Ａに応じてタッチスイッチ部８に形成すべき
スイッチ機能とその位置の配置を行なうためのプログラ
ムを準備する。一方、スイッチ入力選択回路２４は受け
た識別信号Ａと、ＣＰＵ２３からの指令Ｂに応じて必要
なスイッチ機能（「運転／停止」、「運転切換」等）を
選択し、このスイッチ機能信号ＣをＣＰＵ２３に与える
。ＣＰＵ２３はスイッチ入力選択回路２４から受けたス
イッチ機能信号Ｃをプログラムに応じてカード２上の配
置に割付けたスイッチング配置情報りを形成する。この
スイッチング配置情報りはカード挿入孔１０に挿入され
たカード２のスイッチ機能とその位置に対応しており、
ＣＰＵ２３の指令に基づいてタッチスイッチ部８に見え
ない形で配置される。そして、カード２に表示されたス
イッチ機能に対応するタッチスイッチ部８に接触すると
、そのスイッチ機能に応じた信号が送信回路２５から空
気調和機に送信される。

カード挿入孔１０にカード２が挿入されていない時は、
用意されている複数のカード２に表示されたスイッチ機
能とその位置を含む、即ち、第２図に示すスイッチの基
本構成をタッチスイッチ部８に形成するためのプログラ
ムが働き、上記したようにスイッチの基本構成のスイッ
チ配置図１３に対応したスイッチング配置情報りが形成
される。

このスイッチング配置情報りはＣＰＵ２Ｂの指令に基づ
いてタッチスイッチ部８に見えない形で配置される。こ
の時はスイッチ配置図１３に示されているスイッチ機能
とその位置に対応したタッチスイッチ部８に接触するこ
とにより、そのスイッチ機能に応じた信号が送信回路２
５がら空気調和機に送信される。

このように、カード２をカード挿入孔１０に挿入しない
時、即ち、カード２を紛失したとしてもスイッチの基本
構成に応じて空気調和機の運転を行なうことができる。

液晶表示回路２６は第１図に示すようにタッチスイッチ
部８に形成されたスイッチに接触することによって設定
された温度、湿度、風量等を第１図に示す液晶表示部４
に表示するための回路である。バイアス回路２７は液晶
表示回路２６が設定された数値等を液晶表示部４に表示
するときに所定の電圧を与える回路である。発振回路２
８はＣＰＵ２３に与えるクロック信号を出力する回路で
ある。電源回路２９は送信回路２５とＣＰＯ２３に所定
の電圧を供給する回路である。

第５図は他のカード２がタッチパネル５に挿入された例
を示している。このカード２は「冷房」、「暖房」、「
ひくめ」、および「たかめ」のそれぞれのスイッチ配置
がそれぞれ４個のスイッチで構成されているものである
。したがって、例えば「冷房」に対応したタッチスイッ
チ部８に接触するときは「冷房」で示された４個のスイ
ッチのいずれかに接触すればよいものである。なお、「
暖房」、「ひくめ」、および「たかめ」についても同じ
ように４個のスイッチのいずれかに接触すれば、送信部
３がら空気調和機に信号が送られることになる。

なお、上記の実施例では第２図に示すようにスイッチの
基本構成を予め用意されている複数のカード２に含まれ
たスイッチ機能とその位置の配置としたが、スイッチの
基本構成は複数のカード２に表示されている全てのスイ
ッチ機能とすることもできる。

また、上記の実施例で説明したカード２の大きさは任意
のものであって、リモコン本体７の太きさに合せて自由
に変えることができる。

また、カード挿入孔１０にカード２を挿入しないときに
タッチスイッチ部８に形成されるスイッチの基本構成に
は、「運転切換」が含まれているので、冷房から暖房、
またはその逆の切換え、いわゆる運転モードの切換えが
でき、従来のようにカード２を紛失した時に運転モード
の切換えができないという問題は解決された。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明のカード式ワイヤレスリモコン
において、請求項１の本発明ではカード挿入孔にカード
が挿入されないときは、予め用意されている複数のカー
ドのスイッチ機能とその位置を含むスイッチの基本構成
がタッチパネルに形成され、タッチパネルを操作すると
きは、スイッチの基本構成に対応し、目視できる基本配
置表示部材にしたがってタッチパネルに接触すればよい
ので、例え全てのカードを紛失したとしても紛失したカ
ードを含むスイッチの基本構成が確保でき、このスイッ
チの基本構成に応じて機器の操作をす部を形成し、カー
ドをカード挿入孔に挿入したときにカード挿入孔側に弾
性的に突出ている部材と係合し、カードを取出すときは
、窪み部に爪を掛ることができ、請求項２の本発明はカ
ードに切欠けて部材の弾性力に抗して引抜くので、本発
明のものは複雑なカードの保持機構と比較して簡単にな
り、それだけカード式ワイヤレスリモコンの価格を安く
することができ、請求項３の本発明はタッチパネルのス
イッチ配置をカードのスイッチ機能とその位置の表示寸
法に応じて大きく形成することもできるので、細かいス
イッチ操作が難しい者であっても容易に操作をすること
ができる。

１・・・カード式ワイヤレスリモコン、２・・・カード
、５・・・タッチパネル、７・・・リモコン本体、８・
・・タッチスイッチ部、１０・・・カード挿入孔、１３
・・・基本配置表示部材（スイッチ配置図）、１５・・
・識別用切欠部、１７・・・切欠部（係合切欠部）、１
８・・・部材（係合ピン）、１９・・・窪み部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 　１．信号を発して機器を遠隔操作するリモコン本体と
   、このリモコン本体に設けられ、表面に複数のスイッチ
   が形成された透明のタッチパネルと、前記機器の運転を
   制御するためのスイッチの機能と共にそのスイッチの位
   置をそれぞれ異なった配置に表示した複数枚のカードと
   、前記タッチパネルを通して目視可能なように前記カー
   ドを挿入するためのカード挿入部とを有し、このカード
   挿入部に前記カードを挿入することにより、前記タッチ
   パネルに形成されたスイッチの配置が前記カードに表示
   されたスイッチの機能とそのスイッチの位置に変換され
   るカード式ワイヤレスリモコンにおいて、 　前記カード挿入部に前記カードが挿入されていないと
   きは、予め用意された複数のカードに表示されたスイッ
   チ機能とその位置を含むスイッチの基本構成を前記タッ
   チパネルに形成する制御器と、　前記タッチパネル側か
   ら前記カード挿入孔を通して目視可能な位置に前記スイ
   ッチの基本構成に対応した基本配置表示部材とを設けた
   ことを特徴とするカード式ワイヤレスリモコン。
2. 　２．カードの滑り部分に、カード挿入孔側に弾性的に
   突出ている部材と係合する切欠部を設け、かつ前記カー
   ドの引抜側に窪み部を設けたことを特徴とする請求項１
   に記載のカード式ワイヤレスリモコン。
3. 　３．タッチパネルのスイッチの配置はカードに表示さ
   れたスイッチ機能およびその位置の表示寸法に応じて形
   成されることを特徴とする請求項１に記載のカード式ワ
   イヤレスリモコン。