JPH02144075A - 薬剤放出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複数の薬剤を放出可能な薬剤放出装置に関す
る。

［従来の技術］ 従来、体内に薬剤を投与する方法としては、径口、注射
、散布等があるが、これらは、長時間にわたり徐々に放
出する目的には適さない。

そこで、生体内に薬剤を埋め込んで、徐々に放出させた
り、あるいは、特開昭６２−２５８３１５号公報に示さ
れるように、薬剤を含有する脂質小胞を生体内に導入し
、この脂質小胞に外部よりｍｓ波を与えて薬剤を放出さ
せること等が提案されている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、糖尿病やパーキンソン症等の治療では、複数
の薬剤を投与量を任意に変化させて投与したい場合があ
る。しかしながら、従来は、薬剤の放出量を制御Ｊる場
合、単一の薬剤を対象にしており、たとえ、複数の薬剤
を体内に導入したとしても、各薬剤の放出量を体外より
任意に制御することはできなかった。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数
の薬剤の各放出量を、任意に制御することを可能にする
薬剤放出装置を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明の薬剤放出装置は、各々異なった共鳴周波数を有
し、振動により薬剤の放出が可能な複数の薬剤収納容器
と、前記複数の薬剤収納容器に対して、各薬剤収納容器
の共鳴周波数を含む複数の周波数の振動波を選択的に供
給可能な撮動波発生手段とを備えたらのである。

し作用］ 本発明では、各薬剤収納容器に異なった薬剤を収納し、
この薬剤収納容器を例えば体内に導入し、例えば体外か
ら前記薬剤収納容器に対して各薬剤収納容器の共鳴周波
数を含むり数の周波数の振動波を選択的に供給づる。こ
の振動波の周波数に応じて、任意の薬剤収納容器が共鳴
し、この共鳴した薬剤収納容器から薬剤が放出される。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例に係り、第１図は
薬剤放出装置の構成を示す説明図、第２図は発振器の動
作の一例を示す波形図である。

本実施例の薬剤放出装置１は、第１図に示１ように、体
内に導入されるカプセル群２と、このカプセルｎＹ２に
対して超音波を照射りる超音波発生部３とを備えている
。

前記カプセル群２は、各々異なった共鳴周波数８、　　
ｂ、ｆｏ＠有し、振動により薬剤の放出「　　　　ｆ が可能な複数の薬剤収納カプセル４．ａ、４ｂ、４Ｃで
構成されている。各カプセル４　（４ａ、４ｂ。

４Ｃを代表する）は、例えば、セラミックや、金属を生
体適合性材料でコーティングしたもの等により形成され
、内部に薬剤を収納できるようになっている。また、各
カプセル４は、半透膜や微細な孔等からなる薬剤放出部
を有し、撮動により、この薬剤放出部より薬剤が徐々に
放出されるようになっている。

また、前記カプセル＆￥２は、生体内において薬剤を投
与づべぎ標的組織１５に対向するように、生体組織に埋
め込まれるようになっている。

一方、前記超音波発生部３は、超音波振動を発生する圧
電素子６と、この圧電素子６に接合され、この圧電素子
６と生体８の間に介装されて、前記圧電素子６で発生し
た超音波振動を効率良く生体内に伝達するための整合層
７とを有している。前記圧電素子６には、発振器１１ａ
、ｌｌｂ、１１Ｃが並列に接続されている。また、前記
各発振器１１ａ、１１ｂ、１１ｃに対して直列に、スイ
ッチ１２ａ’、１２ｂ、１２ｃが設ケラレテイル。また
、前記各スイッチ１２ａ、１２ｂ、１２ｃのオン、オフ
を制御する制御回路１３が設けられている。

前記各発振器１１ａ、１１ｂ、１１ｃの発振周波数は、
それぞれ、前記各カプセル４ａ、４ｂ。

４Ｃの共鳴周波数ｆｆｆ　　になっている。

ａ′　ｂ′　Ｃ 次に、第２図を参照して、本実施例の作用について説明
づる。

まず、カプセル群２の各カプセル４ａ、４ｂ。

４Ｃ内に、異なる薬剤を収納する。そして、このカプセ
ル群２を、標的組織１５に対向するように、生体組織に
埋め込む。

前記カプセル４申に収納された薬剤を放出させるとぎは
、超音波発生部３の整合層７を、前記カプセル群２が埋
め込まれた位置に近い生体８の表面に当接し、発振器１
１ａ、１１ｂ、ｌｉｅを発振させると共に、制御回路１
３によってスイッチ１２ａ、１２ｂ、１２ｃを制御する
ことにより、８、　　ｂ、ｆｏのうちの任意の周 圧電素子６をｆｆ 波数で振動させる。

この圧電素子６から発生した超音波振動は、整合層７を
介して生体８内に伝達され、このＭ！４音波振動の周波
数に対応する共鳴周波数を有するカプセル４が撮動する
。そして、このカプセル４から内部の薬剤が放出される
。従って、圧電素子６を振動させる周波数を選択するこ
とにより、任意の薬剤を放出させることができる。また
、振動の期間を変えることで、薬剤の放出量を任意に制
御することができる。

また、第２図に示すように、圧電素子６の振動周波数を
、ｆｆ ８、　ｂ、ｆｏのように、順次切換 えると共に、各周波数ｆｆ ８、　　ｂ、ｆｏの振動期 ８、　　ｂ、ｔｏを変えることにより、複数の間１１ 薬剤を略同時に投与できると共に、複数の薬剤のミキシ
ング量を任意に調整することができる。

ところで、前記カプセル４ａ、４ｂ、４ｃに収納される
複数の薬剤の紺合わせとしては、例えば、糖尿病治療の
場合は、速効性インシュリン、遅効性（持続性）インシ
ュリン、抗ヒスタミン薬の組合わせがある。尚、前記速
効性インシュリンとしては、無品性インシュリン亜鉛水
性！＠濁注射液。

セミレンチインシュリン、インシュシン注射液。

Ｒｅｑｕｌａｒ　　１ｎｓｕｌｉｎ等がある。前記遅効
性インシュリンとしては、プロタミンインシュリン亜鉛
水性懸濁注射液、ウルトラレンチインシュリン等がある
。

糖尿病治療の場合、基本的には、遅効性インシュリンを
投与する。血糖値の変化を定期的に測定し、血糖値低下
が大きいときは、速効性インシュリンを投与する。追加
邑は、血糖値低下の大きさに応じて決める。また、イン
シュリンの副作用（低血糖発作等）が起こったら、抗ヒ
スタミン薬を併用し、速効性インシュリン、遅効性イン
シュリンの投与を控える。

また、前記カプセル４ａ、４ｂ、４ｃに収納される複数
の薬剤の組合わせとしては、例えば、パー４゛ンソン症
治療の場合は、抗コリン桑、Ｌ−ドーパ、ビタミンＢ６
の組合わせがある。

このバーキンラン症治療の場合は、抗コリン薬。

Ｌ−ドーパをｖ１用すると、協力的に作用して結果が良
い。ただし、Ｌ−ドーパは、中枢性の副作用（食欲不信
、悪心、嘔吐）があり、その場合は、Ｌ−ドーパの投与
を減らし、ビタミン８Ｇを併用し、ドーパの効力を低下
させる。

このように、本実施例によれば、圧電素子６の振動周波
数を選択することにより、体内に導入された複数の薬剤
のうちの任意の薬剤を選択的に投与することができる。

しかも、複数の薬剤の各放出台を、体外から任意に制御
することが可能になる。また、略同時に投与する複数の
薬剤のミキシング聞を任意に調整することができる。

尚、本発明は、上記実施例に限定されず、例えば、薬剤
収納容器と振動波発生手段と一体化し、経皮的に薬剤を
投与する装置に適用することもできる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、複数の薬剤収納容
器に供給する振動波の周波数と振動時間を制御づること
により、複数の薬剤の各放出量を、任意に制御すること
が可能になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例に係り、第１図は
薬剤放出装置の構成を示ず説明図、第２図は発振器の動
作の一例を示ず波形図である。 １・・・薬剤放出装置　　　２・・・カプセル群３・・
・超音波発生部 ４ａ、４ｂ、４ｃ・・・薬剤収納カプセル６・・・圧電
素子 １１ａ、１１ｂ、１１Ｃ−・・発振器 １２ａ、１２ｂ、１２ｃｍ・・スイッチ１３・・・制御
回路 第１図 第２図 ａ ｂ ｃ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各々異なった共鳴周波数を有し、振動により薬剤の放出
   が可能な複数の薬剤収納容器と、前記複数の薬剤収納容
   器に対して、各薬剤収納容器の共鳴周波数を含む複数の
   周波数の振動波を選択的に供給可能な振動波発生手段と
   を備えたことを特徴とする薬剤放出装置。