JPH0214322B2 - - Google Patents

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JPH0214322B2
JPH0214322B2 JP59074880A JP7488084A JPH0214322B2 JP H0214322 B2 JPH0214322 B2 JP H0214322B2 JP 59074880 A JP59074880 A JP 59074880A JP 7488084 A JP7488084 A JP 7488084A JP H0214322 B2 JPH0214322 B2 JP H0214322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
agent
permanent
temperature
deforming agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59074880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60218310A (ja
Inventor
Hirotsugu Segawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Belmont Corp
Original Assignee
Takara Belmont Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Takara Belmont Corp filed Critical Takara Belmont Corp
Priority to JP7488084A priority Critical patent/JPS60218310A/ja
Publication of JPS60218310A publication Critical patent/JPS60218310A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は人の毛髪のための持久変形剤並びにこ
の持久変形剤を使用して人の毛髪を持久的に変形
する方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、持久性のある人の毛髪の変形、即ち所謂
パーマネントウエーブについては、一部にクリー
ム状あるいは塗布した際に泡状となる薬剤が提案
され、又は使用されているが、一般には主として
液状の持久変形剤が用いられている。 液状の持久変形剤が使用される場合には、一般
的に2つの異なつた使用方法が行なわれている。 1つの方法は通常予め洗髪し、タオルで水を取
去つた毛髪を先ず多くの部分に分け、次に液状の
持久変形剤の一部で湿気を与え、その後カーラに
巻き取る。巻取りが終つたのち巻いた髪に液状持
久変形剤の残りで更に湿気を与える。 他の1つの方法は洗髪されタオルで水を取り去
つた毛髪を同様に多くの部分に分け、次に持久変
形剤で湿潤することなくカーラに巻き上げる。次
に巻き上つた髪を持久変形剤の充分な量で一度に
湿潤せしめる。毛髪変形剤の必要作用時間経過
後、巻かれた髪を水洗し、酸化剤の水溶液で固定
する。液状の持久変形剤を使用する場合、すでに
処理された毛髪部分を処理されない毛髪部分から
光学的に区別できないので、個々の毛髪部分にお
ける持久変形剤の供給の不足あるいは過剰により
生ずる欠点を回避することが困難である。前者の
方法では処理された毛髪部分の変形が不充分とな
り、又、後者の方法では液体の変形剤が処理を受
ける人の頭皮や顔にかかり、皮膚を刺激する可能
性がある。 〔発明の目的〕 本発明は従来のかかる持久変形剤の欠点に着目
してなされたもので、皮膚への滴下や流動に対す
る傾向はごく僅かで一段階の工程で確実に毛髪の
つけ根から作用を受け易い毛髪先端に至るまで均
一に毛髪の変形を可能にする持久変形剤を提供す
ることを目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 本発明によればかかる目的は、少くとも100ミ
リポアズ(mpa・s)の初期粘性を有し、25℃か
ら42℃の間の温度範囲で加熱した際、60%以上の
粘性低下と50mpa・s以下の値を示す持久変形剤
を使用することによつて達せられる。この粘性値
はブルツクフイールドの回転型粘度計を使用し、
5rpmにおいてスピンドル3で測定した値である。 粘性を与える添加物質はパラフイン、ワセリ
ン、セレシン等の高級炭化水素類、脂肪アルコー
ル、脂肪酸、ならびに、ポリグリコール、ポリグ
リコールエステル、ポリグリコールエーテル、ア
ミノキシド、ラノリン誘導体及び/又は1価又は
多価の有機酸と1価又は多価のアルコールとのエ
ステル又はエーテルから選ばれる1種又は数種の
乳化剤を配合して使用される。 これらの添加物質は既知の毛髪ケラチン減少物
質及び場合によつては安定剤、保存剤、及び香油
と混合して粘性の高い持久変形剤とすることがで
きる。この持久変形剤は滴下又は流動性が少な
く、僅かな加温によつて流動性を付与され、毛髪
カーラに巻かれた毛髪の内部に浸透させることを
可能とするものである。 〔作用・効果〕 この持久変形剤を使用するには、通常の方法で
洗髪し、タオルで湿気を取り去つた毛髪の一部を
カーラに巻いた後、持久変形剤をカーラで巻かれ
た毛髪部分に塗布し、次いで、持久変形剤の粘性
を25℃乃至42℃の範囲の温度に上げて減少せし
め、流動状として巻かれた毛髪中に浸透させ、十
分に毛髪を湿潤せしめた後、持久変形剤を毛髪か
ら洗い落とし、次いで常法により酸化固定剤で処
理することによつて行なわれる。 本発明の持久変形剤はビスコース状又はクリー
ム状のコンシステンシー(粘稠性)を有するた
め、塗布した際に滴下も流動もせず、頭皮を湿潤
したり顔面に流れることもない。又、この持久変
形剤を加熱して流動状となつた場合にもカーラ内
の毛髪部分のみに浸透しこれを湿潤する。持久変
形剤を過剰に使用した際には頭皮まで達すること
があるが正常に使用した場合にはこのようなこと
は起らない。従つてこの使用は通常の液体パーマ
ネントウエーブ剤と比較して格段に便利である。 本発明の方法で使用された持久変形剤の他の利
点としては、そのコンシステンシーにより塗布状
態を外観的に見ることができ、そのため毛髪部分
全体への均一な塗布を過剰又は不足なしに行なう
ことが可能となり、従つてウエーブを均一に形成
できる点があげられる。 持久変形剤を上記の添加物質の中から適宜に選
択して調製し、粘性の低下が約30℃以下の温度で
行なわれる様にすれば、持久変形剤の加温は処理
を受ける人の体温で十分であり、過熱によつて毛
髪や頭皮を通めることなどの心配がない。この際
巻き上げられた毛髪は持久変形剤の塗布後、熱損
失をきたさないようにキヤツプで覆うのが効果的
である。 本発明の方法においては持久変形剤の粘度低下
は比較的緩慢に行なわれ、そのため巻かれた毛髪
の湿潤浸透もまた外側から内側へとゆるやかに行
なわれる。従つて巻かれた状態での毛髪の付根部
分に対する作用時間は作用を受け易い毛髪先端部
より長くなり、その結果前者での作用をより強く
受けることになる。 持久変形剤の粘性低下が反対に高温において生
ずる場合には、温度上昇に必要な加熱は例えば赤
外線照射による輻射熱又は理髪店に普通に用いら
れているドライングフードによる加熱空気の吹付
け等により行なうことができる。 〔実施例〕 以下にこの発明を下記に示す実施例を参照しつ
つより詳細に説明する。 第1表に本発明の持久変形剤の処方例を一括し
て示した。
【表】 第1表の処方により調合された持久変形剤の粘
度をブルツクフイールド回転型粘度計(スピンド
ル3、回転数5rpm)を用い、関係する温度範囲
内の種々の温度について測定した。 実施例 1 20℃での初期粘度は1350mpa・sであり、30℃
で20mpa・s、そして40℃で5mpa・sに低下し
た。持久変形剤の溶融範囲は26〜27℃であつた。
その結果毛髪のパーマネント処理は外部から加熱
を行なうことなく使用することができた。 実施例 2 この例では20℃で710mpa・sの粘度が測定さ
れ、30℃で10mpa・s、40℃で5mpa・s以下に
低下した。この例でも溶融範囲は25〜27℃と非常
に低いので外部からの加熱なしに使用することが
できた。 実施例 3 この実施例では20℃で2800mpa・sの粘度が測
定され、40℃で50mpa・sに低下した。この持久
変形剤は溶融範囲が37〜40℃の間にあり、熱照射
又は加熱空気の吹付けによる加熱による処理に適
していた。 実施例 4 この実施例の処方は特に染めた毛髪に対して適
するように調合されたもので、20℃における初期
粘度は2600mpa・s、30℃で900mpa・s、40℃
では5mpa・sに低下した。その溶融範囲は約31
〜33℃で、処置には実施例3と同様に加熱を必要
とした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脂肪アルコール0.5〜2%、パラフイン、ワ
    セリン、セレシン等の高級炭化水素0.5〜2%、
    ポリグリコールエステル、ポリグリコールエーテ
    ル、アミノキシド、ラノリン誘導体及び/又は1
    価又は多価の有機酸と1価又は多価のアルコール
    とのエステル又はエーテルから選ばれる1種又は
    数種の乳化剤0.5〜3%を配合することにより、
    室温において処理される毛髪からの適下を少くと
    も回避するビスコース状乃至クリーム状のコンシ
    ステンシーに調整され、1種又は数種の毛髪ケラ
    チン減少物質を含む毛髪の持久変形剤であつて、
    常温において少くとも100ミリポアズ(mpa・s)
    の初期粘性を有し、25℃乃至42℃の範囲の温度に
    加熱したとき、前記初期粘性に対し60%以上の粘
    性減少を示し、かつ50ミリポアズ以下の値を示す
    ことを特徴とする毛髪の持久変形剤。 2 常温において少くとも100ミリポアズ
    (mpa・s)の初期粘性を有し、25℃乃至42℃の
    範囲の温度に加熱したとき、前記初期粘性に対し
    60%以上の粘性減少を示し、かつ50ミリポアズ以
    下の値を示すビスコース状乃至クリーム状のコン
    システンシーを有し、毛髪ケラチンを減少させる
    持久変形剤で部分的にカーラ上に巻かれた毛髪を
    処理して人の毛髪を持久的に変形する方法におい
    て、該持久変形剤をカーラ上に巻かれた毛髪部分
    に塗布し、次いで該持久変形剤の温度を25℃乃至
    42℃の範囲に上げて粘性を減少せしめ、流動状と
    して巻かれた毛髪中に浸透させ、十分に該毛髪を
    湿潤せしめた後、上記持久変形剤を毛髪から洗い
    落とし、次いで該毛髪を常法により酸化固定剤で
    処理することを特徴とする毛髪の持久変形剤使用
    方法。 3 持久変形剤の温度を上げるため、処理を受け
    ている人の体温を用いることを特徴とする特許請
    求の範囲第3項記載の方法。 4 持久変形剤の粘性を低下させるための必要な
    温度上昇を輻射熱又は加熱空気の吹きつけにより
    行なうことを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の方法。
JP7488084A 1984-04-16 1984-04-16 毛髪の持久変形剤とその使用法 Granted JPS60218310A (ja)

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JP7488084A JPS60218310A (ja) 1984-04-16 1984-04-16 毛髪の持久変形剤とその使用法

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Publication Number Publication Date
JPS60218310A JPS60218310A (ja) 1985-11-01
JPH0214322B2 true JPH0214322B2 (ja) 1990-04-06

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ID=13560106

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JP7488084A Granted JPS60218310A (ja) 1984-04-16 1984-04-16 毛髪の持久変形剤とその使用法

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DE10028848B4 (de) * 2000-06-16 2004-02-05 Rudolf Bauer Verfahren zur Haarumformung, Wachs/Mehl-Zubereitung und Reduktions- und Stützmischung

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JPS60218310A (ja) 1985-11-01

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