JPH02142716A - 振とう分散乳濁型メーキャップ化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振とう分散乳濁型メーキヤツプ化粧料に関し
、更に詳細には、使用時振とうすることによって容易に
均一な乳濁状態となシ、肌への塗布性が良く、使用感、
化粧持ちなどに優れた振とう分散乳濁型メーキャップ化
粧料に関する。

〔従来の技術およびその課題〕

従来、多層型メーキヤツプ化粧料のひとつとして、水白
粉が知られている。水白粉は、化粧用粉体と水を主成分
とし、これにアルコール、増粘剤などを配合してなるも
のである。そして使用時に振とうして分散状態となし、
肌に塗布して化粧を行うものであり、みずみずしい感触
を有している。

しかしながら、このように単に水性基剤に化粧用粉体を
加えて二層型メーキャップ化粧料とした場合、清涼感や
さつばシ感は得られるものの、油分を含まないため、耐
水性が悪く化粧持ちに劣り、しかも肌に対する潤いがな
い等の欠点があった。

また、水、化粧用粉体に油を加え、単に混合して三層型
とした場合、使用時に振とうしても容易に均一状態とは
ならず、肌に塗布する上で問題があった。

これらの問題を解決するため、油性物質の水性エマルシ
ョンを解乳化させ、粉体に被覆した水白粉（特開昭５５
−５７５１１号）、油分を含有した粉末層と水層とから
なる二層型ファンデーション（特開昭５９−３９８１５
号）、特定の油相と粉末とを含有したメーキャッゾ化粧
料（特開昭６２−２２３１０７号）などが提案されてい
るが、末だ充分満足できるものではなかった。

〔課題を解決するための手段〕

斯かる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った結
果、化粧用粉体、揮発性油剤、不揮発性油剤、非イオン
性界面活性剤及び水を含有する振とう分散乳濁型メーキ
ャッゾ化粧料は、使用特撮とりすることによって容易に
均一な分散乳濁状態となシ、使用性、使用感及び化粧持
ちなどに優れていることを見出し、本発明を完成した。

すなわち、本発明は、次の成分（ａ）〜（ｅ）（ａ）化
粧用粉体　　　　　　　５〜４０重量％（ｂ）揮発性油
剤　　　　　　　５〜４０重量％（Ｃ）不揮発性油剤　
　　　　　５〜５０重量％（ｄ）非イオン性界面活性剤
　　０５〜５重量％（ｅ）水　　　　　　　　　　１０
〜８０重量％を含有し、静置時には二層又は三層に分離
し、振とすすることによって乳濁状態となることを特徴
とする振とう分散乳濁型メーキヤツプ化粧料を提供する
ものである。

本発明で用いる化粧用粉体としては、通常のメーキヤツ
プ化粧料に使用されるものであれば特に限定されないが
、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛などの白色顔料；黄酸
化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、群青、紺青、タール色素な
どの着色顔料；タルク、マイカ、カオリン、モンモリロ
ナイト、ケイ酸、アルミナ、硫酸バリウムなどの無機粉
体；ナイロン、？リエステル、ｙｚ＋）エチレン、ポリ
スチレン、テフロンなどの有機粉体；雲母チタン、酸化
鉄雲母チタンなどの・Ｑ−ル剤等が挙げられ、耐水・耐
油性向上などのため、これらに疎水化表面処理を施した
ものでも良い。これら化粧用粉体は、単独又は２ｓｉ以
上を組み合わせて使用することができ、全組成中に５〜
４０重量％（以下、単にチで示す）配合される。５％未
満では期待する化粧効果が得られず、４０ｑｂを超える
と流動性や分散性が悪くなる。

揮発性油剤としては、机上で揮散し、通常の化粧料に使
用可能なものであれば特に限定されないが、例えば、ア
イソ／Ｑ　　（エッソ化学製）、シェルツル（シェル化
学展）、ＩＰソルベント（出光石油製）等として市販さ
れている沸点２６０℃以下の低沸点イソ）Ｑラフインな
どの揮発性炭化水素；低分子鎖状ゾメチルボリシロキサ
ン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチル
シクロペンタシロキサンなどの低沸点シリコーン油であ
る鎖状・環状の揮発性シリコーン油等が挙げられる。こ
れら揮発性油剤は、単独又は２種以上を組み合わせて使
用することができ、全組成中に５〜４０％配合される。

５％未満では、形成された化粧膜が油っぽくなり、４０
％を超えると分散性が悪くなる。

不揮発性油剤としては、通常の化粧料に用いられるもの
であれば天然、合成を問わず使用できるが、例えば、流
動ノ♀ラフイン、スクワラン、ワセリン、ノＱラフイン
ワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの炭化水
素油類；ミンク油、オリーブ油、ホホバ油、マカデミア
ンナッツ油、ヒマシ油、ラノリンなどの側植物油類；ミ
ツロウ、キャンデリラロウ、モクロウ、カルナウバロウ
などのロウ類；イソゾロビルミリステート、ロジンペン
タエリスリットエステル、グリセリン脂肪酸エステルな
どのエステル油；インステアリルアルコルナトの高級ア
ルコール；オレイン酸、イソステアリン酸などの高級脂
肪酸；不揮発性シリコン油等が挙げられる。これらの不
揮発性油剤は、前記揮発性油剤の種類との関係において
、単独で又は２種以上の組合せとして適宜選択される。

その中でも、化粧持ちのよいものが得られる点で、ロジ
ンペンタエリスリットエステル（水添したものでもよい
）を含む不揮発性油剤が特に好ましい。

ロジンペンタエリスリットエステルは化粧用粉体の０１
〜１重量倍に相当する量を配合するのが好ましい。不揮
発性油剤は、全組成中に５〜５０％配合される。５チ未
満では、しつとシ感が得られず、５０％を超えると油つ
ぼさやべたつきを感じるようになｐ好ましくない。

非イオン性界面活性剤としては、通常の化粧料に用いら
れるものであれば特に限定されず使用できるが、本発明
において、界面活性剤のＨＬＢ値が高いと使用時に振と
うしても分散性が悪くなシ、仕上がりの化粧膜もきれい
でなくなるため、特にＨＬＢ値が５以下のものが好まし
い。かかる非イオン性界面活性剤としては、例えば、グ
リセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
アルキル変性オルガノシロキサン、？リオキシエチレン
Ｉ］ｋＮｉ７［エステル、？リオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリグリ七リン脂肪酸エステルなど
が挙げられ、必要に応じて選択して用いることができる
。これら非イオン性界面活性剤は、全組成中に０５〜５
％配合される。０５％未満では分散性が悪くなり、５チ
を超えると耐油性が劣ってしまう。

また、水は全組成中に１０〜８０％配合されるが、１０
％未満では清涼感が感じられず、好ましくない。

本発明のメーキャップ化粧料には、上記必須成分の他、
通常の化粧料に用いられる成分、例えば紫外線吸収剤、
美肌用成分、防腐剤、酸化防止剤、水溶性高分子、樹脂
、上記以外の界面活性剤、アルコール類、香料などを必
要に応じ適宜配合することができる。

本発明のメーキャップ化粧料は、通常の方法に準じて製
造することができ、特に限定されないが、例えば配合成
分を適宜混合するなどして容易に調製することができる
。斯くして得られたメーキヤツプ化粧料は、静置時には
上層に油剤、下層に水及び粉体を含む二層状態、又は、
上層に油剤、中間層に水、下層に粉体を含む三層状態と
なシ、使用時に振とうすることにより、容易に均一な乳
濁状態となるものである。

なお、本発明の振とう分散乳濁型メーキャップ化粧料は
、おしろい、ファンデーション、はｆ’６紅、アイシャ
ドウなどとして適用することができる。

〔実施例〕

次に、実施例を挙げて本発明全説明する。

実施例１ 第１表に示す組成のファンデーションを調製し、振とう
分散乳濁性、みずみずしさ、化粧膜の均一性、化粧持ち
及びしつと多感について評価した。

結果を第１表に示す。

（製法） Ａ：成分１〜４を混合、粉砕して均質にする。

Ｂ：成分７〜１１を混合、加熱溶解する。

Ｃ：ＡにＢ及び成分５　、６　、１２ｔ−加えて混合す
る。

（評価基準） ◎：非常に良好またはあシ Ｏ：良好またはあシ △：やや悪いまたはなし ×：悪いまたはなし 以下余日 実施例２〜４ 各組成のメーキャップ化粧料を実施例１に準じて製造し
た。これらは、いずれも使用時に振とうすることによっ
て容易に均一な乳濁状態となシ、肌に塗布しやすく、肌
なじみが良く、清涼感やしつとシ感があり、しかも化粧
持ちに優れたものであった。

（実施例２）　ファンデーション： ｌ　二酸化チタン　　　　　　　　　１１（％）２　マ
イカ　　　　　　　　　　　　１０３　タルク　　　　
　　　　　　　　　３４　着色顔料　　　　　　　　　
　　　４５　低沸点イソノＱラフインＩ″１　　　　１
０６　　オクタメチルシクロテトラシロキサン　　　１
０７　　ロジンペンタエリスリットエステル　　　　　
５８　グリセリン脂肪酸エステル　　　１３９　ソルビ
タンセスキオレエート　　　２１０　　精製水　　　　
　　　　　　　　３２来１：ＩＰソルベント（出光石油
化学■製）（実施例３）　ファンデーション： 二酸化チタン　　　　　　　　　　１２（チ）タルク　
　　　　　　　　　　　　　７無水ケイ酸　　　　　　
　　　　　２ ナイロンノＱウダー　　　　　　　　　４着色顔料　　
　　　　　　　　　　２ オクタメチルシクロテトラシロキサン　　　１０ロゾン
ペンタエリスリツトエステル　　　　　　１．５ゾイソ
オクタン酸ネオペンチルグリコール　　５スクワラン　
　　　　　　　　　　２．５トリオクタン酸グリセリル
　　　　２ ゾメチルシロキサン・メチルーリオキシ　　　１．５工
チレン共重合体米２ １．３−プチレ／グリコール　　　４ エタノール　　　　　　　　　　　７ 精製水　　　　　　　　　　　　　３９．５：　シリコ
ーンＫＦ−９４５Ａ（信越化学■製）（実施例４） １　雲母チタン ２　タルク ３　マイカ アイシャドウ： １６（％） ４　着色顔料　　　　　　　　　　　　　７５　低沸点
イソノＱラフイン”１　　　　２５６　　ロジンペンタ
エリスリットエステル　　　　　５７　グリセリン脂肪
酸エステル　　　　２８　メチルフェニルシロキサン　
　　　１９　ソルビタンセスキオレエート　　　３１０
　　エタノール　　　　　　　　　　　１２１１　　精
製水　　　　　　　　　　　　　１５米１：ＩＰソルベ
ント（出光石油化学■製）〔発明の効果〕 以上詳述した如く、本発明の振とう分散乳濁型メーキャ
ップ化粧料は、使用時に振とうすることによシ容易に均
一な乳濁状態となり、肌に塗布し易く、また肌に対する
なじみが良く、清涼感としつとシ感があって良好な使用
感を有し、しかも化粧後の仕上が９状態が良く、化粧持
ちに優れたものである。

以上 手続補正書（自発） 平成２年２月厘５日 昭和６３年特許願第２９６８４６号 ２、発明の名称 振とう分散乳濁型メーキャップ化粧料 ３、補正をする者 事件との関係　　　出願人 名称　株式会社　小林コーセー ４、代　理　人 住所　東京都中央区日本橋人形町１丁目３番６号（〒１
０３）自発 １町砦■の ６、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ７、補正の内容 （１）明細書第７頁第７〜８行、 「グリセリン脂肪酸エステル］とあるを、「グリセリン
脂肪酸エステル（グリセリルモノステアレート又はグリ
セリルモノオレート）」と訂正する。

（２）明細書第７頁第８〜９行、 「アルキル変性オルガノシロキサン」とあるを、「アル
キル変性オルガノポリシロキサン」と訂正する。

（３）明細書第７頁第１１〜１２行、 「ポリグリセリン脂肪酸エステル」とあるを、「デカグ
リセリン脂肪酸エステル等のポリグリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油」と訂正する。

（４）明細書第１Ｏ頁第１表中、「成分（％）」の欄、
「８グリセリン脂肪酸エステル」とあるを、「８　トリ
イソステアリン酸グリセリル」と訂正する。

（５）明細書第１Ｏ頁第１表中、比較品３の振とう分散
乳淘性についての評価の欄、 「○」とあるを、 「×」と訂正する。

（６）明細書第１１頁第１６行、 「グリセリン脂肪酸エステル」とあるを、「トリオクタ
ン酸グリセリル」と訂正する。

（７）明細書第１２頁第７行、 「ロジンペンタエリスリットエステル　１．５Ｊとある
を、「ロジンペンタエリスリットエステル　２７」と訂
正する。

（８）明細書第１２頁下から第６行、 ｒＩｌｉ製水　３９５」とあるを、 ［精製水　３８．３Ｊと訂正する。

（９）明細書第１３頁第４行、 「グリセリン脂肪酸エステル」とあるを、「トリベヘニ
ン酸グリセリル」と訂正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次の成分（ａ）〜（ｅ） （ａ）化粧用粉体５〜４０重量％ （ｂ）揮発性油剤５〜４０重量％ （ｃ）不揮発性油剤５〜５０重量％ （ｄ）非イオン性界面活性剤０．５〜５重量％（ｅ）水
   １０〜８０重量％ を含有し、静置時には二層又は三層に分離し、振とうす
   ることによつて乳濁状態となることを特徴とする振とう
   分散乳濁型メーキヤツプ化粧料。