JPH02142314A - 送配電線除雪装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、送配電線に付着した雪や氷を除く送配電線除
雪装置に関する。

（従来の技術） 従来から送配電線に積った雪やこの雪が凍結した氷を取
り除くために種々な方法が考えられ、また、一部は実用
化されている。

例えば、そのなかには、送配電線にロボットを懸架して
架線に沿って走行させる方法が考えられ、実用化されて
いるものには、架線にプラスチックのリングを挿着して
、このリングに積った雪をリングの回転で落とす方法が
ある。

（発明が解決しようとする課題） ところが、前者は送電線の電圧が高くなると絶縁がいし
が長大となるので軽量化が難しいだけでなく、地上から
ロボットを架線に取付けるときや架線から鉄塔を横切る
方法がわずられしい。

また、後者はもし気象の変化でリングが架線に凍り付く
と効果がなくなる。

そのため、はしご車などで人力で行う方法も考えられる
が、深い山中でははしご車が入れないところもあり、例
え入れても危険を伴う。

そこで、本発明の目的は、架線の雪や氷を容易に取り除
くことのできる送配電線除雪装置を得ることである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段および作用）本発明は、送
配電線の雪や氷を除去する送配電線除雪装置において、
移動上に支点間が伸縮する少なくとも３本の脚で支持さ
れたパラボラ反射鏡と、移動車上のレーザ発振器から出
射されたレーザ光を少なくとも２軸の揺動軸を有する伝
送路でパラボラ反射鏡の中央部の貫通穴に導きパラボラ
反射鏡内側の凸面反射鏡で反射させてパラボラ反射鏡の
反射面に入射させる光学系と、パラボラ反射鏡に取付け
られ送配電線の距離と角度を測定する照射モニタと、こ
の照射モニタからの信号で３本の脚の支点間隔を伸縮さ
せる制御盤を設けることで送配電線の除雪・除氷を容易
にした送配電線除雪装置でおる。

（実施例） 以下、本発明の送配電線除雪装置の一実施例を図面を参
照して説明する。

第１図は本発明の送配電線除雪装置の斜視図で、大形の
トラック１の後部荷台１ａには、中央部に詳細後述する
３本の脚３ａに支えられた放物面鏡光学系としてのパラ
ボラ反射鏡３が取付けられ、このパラボラ反射鏡３の外
周には伸縮自在の光路カバー４が取付けられている。

また、荷台１ａの後部には、図示しない炭酸ガスレーザ
発振器５が取付けられ、この炭酸ガスレーザ発振器５か
ら出射されたレーザ光は詳細後述する二つの揺動軸のあ
るレーザ伝送路を経てパラボラ反射鏡３の中央部に設け
られた貫通穴３Ｃを通り、パラボラ反射鏡３の内側に対
向して股【プられた凸面反射鏡３ｂで反射されてパラボ
ラ反射鏡３の内面に入射され、ざらに反射され集光され
て光路カバー４から出射される。

ざらに、荷台１ａの前部側面には、制御盤４ａが設けら
れ、光路カバー４の基端の一例には架線６までの距離や
角度を測定する照射点モニタ７が取付けられ、光路カバ
ー４の基端の他側には光路カバー４内に乾燥した清浄空
気を吹き込む送風機８が取付けられ、この送風機８は荷
台１ａの上に設けられた図示しない空気除湿除塵装置に
図示しないダクトで接続されている。

第２図は、荷台１ａ後部に取付けられた炭酸ガスレーザ
発振器５とパラボラ反射鏡３間のレーザ光の伝送路を示
す斜視図で、レーザ発振器５から出射されたレーザ光は
、レーザ伝送管５ａを経てミラー保持部５ｂ内の図示し
ない反射鏡で９０°に折り曲げられ、荷台１ａ上に取付
けられた保持台５Ｃ上のミラー保持部５ｄ内の図示しな
い反射鏡に入射され、９０”折り曲げられて同じ保持台
５Ｃ上のミラー保持部５ｅ内の図示しない反射鏡に入射
され、９０°に折り曲げられてミラー保持部５ｆ内の図
示しない反射鏡に入射される。すると、この入射光は９
０’に折り曲げられ、矢印Ｂ方向に揺動自在に保持部５
ｆに支えられ矢印六方向に揺動自在のミラー保持部５ク
内の図示しない反射鏡に入射され、この反射鏡は第１図
のパラボラ反射鏡の中央部の貫通穴３Ｃの背面に取付け
られた連結部５ｈに伝送される。

次に、第３図はパラボラ反射鏡３を支える脚３ａの詳細
斜視図で、脚３ａの基端部は右端の内部にパルスモータ
が収納された駆動部３ａ□の左側にボールねじ３ａ１　
が挿入され、このボールねじ３ａ１の中間部にはボール
ねじ３ａ１のおねじが嵌合する軸受箱３ａ２が設けられ
、この軸受箱３ａ２には上方に関節箱３ａ３が設けられ
、この関節箱３ａ３の左面には矢印り方向に揺動自在の
支え３ａ４が横に突き出ており、この支え３ａ４の上面
には腕３ａ５の下端が固定され、この腕３ａ５の上端は
第１図のパラボラ反射鏡の外周に１２０°間隔に設けら
れた図示しないボール軸受を介してパラボラ反射鏡３に
連結されている。

このような構成の送配電線除雪装置で、例えば架線６に
積った雪にレーザ光を当てて溶かすときには、まず、架
線６との間に森などの障害物がない場所まで接近したト
ラック１をほぼ送電線と平行に停め、照射点モニタ７で
架線６間の距離と角度を求め、そのデータを制御盤４ａ
に入力して各脚３ａの図示しないパルモータを駆動し、
腕３ａ５でパラボラ反射鏡３とレーザ伝送路の保持部５
ｆとミラー保持部５ｇを揺動させて所要の角度に位置決
めする。と同時に、凸面反射鏡３ｂの保持機構に収納さ
れた駆動機構を駆動して凸面反射鏡３ｂのパラボラ反射
ｖｔ３との距離を所定の位置に調整してパラボラ反射鏡
の焦点の位置決めをする。

ざらに、照射点モニタ７で架線６の積雪の量を観察し、
それに従って除雪の要否の判断も前もって行う。

その結果、除雪要のときはレーザ光（辰器５を稼動して
レーザ光を出射して、荷台１ａ内に設けたモニタ映像を
見ながら架線６に沿ってレーザ光を照射する。

第４図は、架線６の被照射部相別のレーザ光に対する溶
融・蒸発深さを示す図である。第４図において氷の溶融
エネルギーは最小で、次いでゴム被覆電線、懸垂がいし
、支持がいしのセラミック。

硬銅線の順に大きい。本発明の送配電線の除雪装置で例
えばゴム被覆電線の雪や氷を溶かすときには、第４図の
斜線の範囲内にレーザ密度を制御することで被覆材を損
傷することなく除雪・除氷することができる。また、も
し懸垂がいしに付着した雪・氷や裸電線の雪・氷を除く
ときは、第４図の特性図に従ってそれぞれ基材を損傷し
ない程度にレーザ密度を上げて行う。

なお、上記実施例では、架線６の横方向の移動は照射点
モニタ７からの映像を児ながら行う例で説明したが、予
め架線６の両支点間の軌跡を追って制ｗＪ盤４ａに教示
・記憶させておいて、それに従ってプレイバックしても
よく、更に、両端の支点部と中間部の３点の距離と角度
から懸垂曲線を制御盤で計算して（但し、雪・氷が均一
に付着したと見なす）それに従って移動させてもよい。

［発明の効果コ 以上、本発明によれば、送電線や配電線に付着した雪や
氷にレーザ光を照射して溶融させる送配電線除雪装置に
おいて、移動車上に支点間が伸縮する三本の脚で支持さ
れるパラボラ反射鏡を設け、移動車にレーザ発振器を搭
載してこのレーザ光振器からの出射光を少なくとも２軸
の関節のめる伝送路を介してパラボラ反射鏡へ伝送し、
このパラボラ反射鏡には送配電線までの距離と角度を測
定する照射モニタを設け、この照射モニタからの信号で
３本の脚を伸縮するモータを駆動する制御盤を設けたの
で、送配電線の雪や氷を容易に取り除くことのできる送
配電線除雪装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の送配電線除雪装置の一実施例を示す斜
視図、第２図と第３図は本発明の送電線除雪装置の要部
を示す拡大斜視図、第４図は本発明の送配電線除雪装置
の作用を示す図である。 １・・・移動車 ３・・・パラボラ反射鏡 ３ａ・・・脚 ５・・・レーザ光振器 ６・・・架線 ７・・・照射点モニタ 、多テ巴テ　）　　１りｉｆｆ ５Ｃ 茅 剪 茅 回 第 チ 面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送配電線に付着した雪や氷にレーザ光を照射して溶融除
   去する送配電線除雪装置において、移動車上の支点間が
   伸縮する少なくとも３本の脚で支持されたパラボラ反射
   鏡と、前記移動車に搭載された炭酸ガスレーザ発振器か
   ら出射されたレーザ光を少なくとも２軸の揺動軸のある
   伝送路を経て凸面反射鏡を介して前記パラボラ反射鏡に
   伝送する伝送路と、前記パラボラ反射鏡に取付けられ前
   記送配電線までの距離と角度を測定する照射モニタと、
   この照射モニタからの信号で前記３本の脚の間隔を伸縮
   する駆動部を駆動する制御装置とを設けたことを特徴と
   する送配電線除雪装置。