JPH0214125Y2 - - Google Patents

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JPH0214125Y2
JPH0214125Y2 JP5416981U JP5416981U JPH0214125Y2 JP H0214125 Y2 JPH0214125 Y2 JP H0214125Y2 JP 5416981 U JP5416981 U JP 5416981U JP 5416981 U JP5416981 U JP 5416981U JP H0214125 Y2 JPH0214125 Y2 JP H0214125Y2
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JP
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ampoule
resin
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outer peripheral
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JP5416981U
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    • Y02E60/12

Landscapes

  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電解液を収容した容器(以下アンプ
ルという)と該アンプルを破壊するための破壊機
構とを有し、アンプル中の電解液を夫々の極板室
に供給する形式の注液式電池の改良に係わるもの
であり、その目的とするところは、前記極板群の
外周樹脂被覆層とアンプル破壊機構との間隙部か
らの漏液を防止するとともに、作業能率の向上を
はかることにある。
本考案に係わる注液式電池は、例えば回転体な
どの中に内蔵されて用いられ同じく内蔵されてい
る電子回路に電力を供給する用途がある。具体的
には、飛翔体のテレメータ用などに使用される。
この種の注液式電池は、電池に内蔵された電解液
を収容したアンプルを使用直前に破壊し、アンプ
ルから電解液を解放せしめ、かつ回転体と同期す
ることにより生じる電池の回転運動による大きな
遠心力で前記電解液は、回転体中心より外周方向
へ強制的に移動させられて極板群に供給され、電
圧を発生する構造のものである。
従来の問題点の1つに、前記アンプル破壊機構
部と極板群の外周を被覆している外周樹脂被覆と
の間隙から電解液の流出があつた。この原因は、
前述の如く回転体と同期して生じる回転運動によ
り、前記アンプルから解放された電解液が外周方
向に強制的に押し出されるためと考えられる。こ
の問題点を解消するために従来は、前記破壊機構
の底部と外周樹脂被覆層とにより形成された端面
に、樹脂薄膜を熱融合させ前記間隙部からの電解
液の漏液防止と作業性の向上をはかる手段がなさ
れていた。しかし、前記樹脂薄膜を前記端面に熱
融合させる時に生じる樹脂薄膜の厚さと熱融合温
度の調節が非常にむずかしく、前記樹脂薄膜がシ
ワを生じたり、さらに部分的に融合しなかつたり
することがあり、依然漏液防止と作業性の向上に
ついては不十分なために量産性の観点からも大き
な幣害とされていた。
本考案は、前記の問題点を解消するために、前
記アンプル破壊機構の底部を、前記極板群の外周
に形成された外周樹脂被覆層の下部に熱溶着する
ことにより改善をはかつたものである。以下実施
例に基づき従来例と比較しながら本考案を説明す
る。
第1図は、注液式電池の代表的な構造を示した
断面図である。第1図における1は、中空円板状
の極板であり、陽極に二酸化鉛、陰極に鉛などを
電着してあり、紙を打抜いたセパレータ2と交互
に積層されて極板群3を形成している。4は陽陰
極の中空円板状集電板である。その外周にポリ塩
化ビニール樹脂などで射出成型を行ない外周樹脂
被覆層5を形成する。6は電解液であり過塩素酸
や硼弗酸などを主体とした水溶液であり、ガラス
で加工したアンプル7に封入して極板群3内の電
解液収納部8に収納されている。9は凸起10を
そなえ樹脂で成型したアンプル受板であり、その
中にバネ性の材料を打抜いた反転式のバネ板11
を組込んでアンプル破壊機構12としている。1
3と14は鉄やステンレス鋼などで加工した上下
の押え板である。15は鉄外装缶、16は出力端
子、17は集電板4に半田付けし16の出力端子
に通ずる導通リード線である。この電池の活性化
は、矢印イの方向より衝撃が付加されることによ
り前記反転式のバネ板11が反転し、凸起10が
アンプル7に衝突して該アンプル7は破壊され、
電解液6が解放されてそれぞれの極板室に注入さ
れて電圧を発生する。第2図ならびに第3図は従
来例を示し、第1図中A部の拡大断面図である。
第2図において、前記外周樹脂被覆層5を極板群
3の外周に形成したのち、電解液収納部8にアン
プル7を入れ、さらに矢印ロの方向よりアンプル
破壊機構12の外周側壁面12−1が、前記中空
円板状集電板4の内周側壁面4−1と前記外周樹
脂被覆層5の内周側壁面5−1とに沿つて挿入さ
れている。さらに第3図のごとく前記アンプル破
壊機構12の底面と前記外周樹脂被覆層5とによ
り形成された端面にポリ塩化ビニールを主体とし
た樹脂薄膜18を熱融合せしめたのちに、下押え
板14を乗せ外装缶15をかしめ封口している。
しかし、ここで前記樹脂薄膜18を前記端面に熱
融合する際に、該樹脂薄膜の厚みの不均一や、熱
融合時の微小温度変化による影響でシワになつた
り、さらには前記樹脂薄膜18と前記端面との熱
容量差による融合面の強度にバラツキが生じたり
するので矢印のごとくに電解液が外部に漏出し
て、耐漏液特性や作業能率の向上においては依然
不十分な点があつた。
次に本考案品について第4図ならびに第5図に
基づき説明する。第4図は第1図中A部の拡大断
面図である。従来例との相違は、前記アンプル破
壊機構12のアンプル受板9と下押え板14とを
一体化した下部受台19を用い、かつ該下部受台
19を前記極板群3の外周樹脂被覆層5に熱溶着
していることである。第4図において、アンプル
7を従来例と同じく電解液収納部8に収納したの
ち、下部受台19の外周側壁面19−1を中空円
板状集電板4の内周側壁面4−1に沿つて矢印ハ
の方向より前記下部受台19に熱を付加しながら
これを挿入する。つまり第5図のごとく該下部受
台19と前記外周樹脂被覆層5との溶着面20−
1ならびに20−2は完全に密着する。そののち
に鉄外装缶15をかしめ封口をする。ここで、下
部受台19としては、ポリエステル樹脂やフエノ
ール樹脂などの熱硬化性樹脂、さらには鉄やステ
ンレス鋼、黄銅などを加工したものがあげられ
る。しかしここで重要なことは、アンプル7を破
壊するための衝撃が付加された時に微クラツクや
変形破損が生じないような衝撃特性に優れ、かつ
熱溶着する際の熱電導性が良いことがのぞまし
い。つまり前記樹脂は比較的衝撃特性は優れてい
るが、反面鉄やステンレス鋼と比較して熱電導性
が劣るために熱溶着する際に溶着時間が長くなる
ことがあげられる。従つて当然のことながら使用
する条件により下部受台19の形状や材質を選び
出せば良い。本考案品は、フエノール樹脂を下部
受台19として加工し、かつ熱溶着面20−1と
20−2には粗面化を施し熱溶着した時の溶着面
積を広くすることにより、溶着強度を高めた。さ
らに温度は350℃とし、溶着時間は3秒間とした。
この様に製作した本考案品と従来品との比較試
験を試料数10個づつで行なつたところ、従来品に
ついては、電池の外部に電解液が微少漏液したも
のが1個発生した。しかし、本考案品の下部受台
を熱溶着させたものは、電解液の外部への漏出は
発生しなかつた。さらに、従来例に比較して、部
品数も減少するとともに、熱溶着する際の温度管
理も比較的広範囲であり、作業能率において2倍
の向上をはかることができた。
以上のごとく本考案によると、電解液の電池外
部への漏出防止、さらには作業性の向上をはかる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は注液式電池の代表的な全体構成を示す
断面図、第2図は第1図中A部の従来の拡大断面
図、第3図はA部からの漏液を示す断面図、第4
図は第1図中A部を示す本考案の拡大断面図、第
5図はアンプル破壊機構と極板群の外周樹脂被覆
層との熱溶着を示す拡大断面図である。 4……中空円板状集電板、5……外周樹脂被覆
層、7……アンプル、9……アンプル受板、14
……下押え板、19……下部受台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 極板とセパレータを交互に積層した極板群の外
    周部を樹脂被覆し、かつ前記極板群の内部空洞部
    に電解液を収容したアンプルと、凸起を備えたア
    ンプル受板にバネ板を組み込だアンプル破壊機構
    をアンプル下部に配置して構成された電池におい
    て、前記極板群の外周部樹脂被覆層の下部とアン
    プル破壊機構の下部受台とを熱溶着したことを特
    徴とする注液式電池。
JP5416981U 1981-04-14 1981-04-14 Expired JPH0214125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5416981U JPH0214125Y2 (ja) 1981-04-14 1981-04-14

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JP5416981U JPH0214125Y2 (ja) 1981-04-14 1981-04-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57164967U JPS57164967U (ja) 1982-10-18
JPH0214125Y2 true JPH0214125Y2 (ja) 1990-04-18

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ID=29850775

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JP5416981U Expired JPH0214125Y2 (ja) 1981-04-14 1981-04-14

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