JPH02140823A - 文書表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、文書（図面、写真なども含む）のイメージを
１ページずつ連続的に表示する、ページめくり表示を行
う文書表示装置に関する。

従来の技術 光ディスクなどを記録媒体として用いて文書イメージの
記録、再生、検索などを行う電子ファイルシステムの多
くは、文書検索のモードの一つとして、ページめくり表
示のモードを持っている。

従来、この種の電子ファイルシステムにおいては、ペー
ジめくり表示のモードが選択された場合、光デイスク装
置などから指定された１文書の各ページまたは複数文書
の先頭ページなどのイメージを順次読み出し、その文書
イメージを一定の時間間隔で１ページずつ画面に表示さ
せる。すなわち、ページめくりの速度は固定している。

発明が解決しようとする課題 しかし、上述のシステムのページめくり表示によれば、
必ずしも文書検索を効率的かつ円滑に行うことができな
いという問題があった。これについて以下説明する。

ページめくり表示は、紙文書のページめくり作業に対応
した機能である。紙文書のページめくりの場合、作業者
の熟練度、文書の内容、ページめくりの目的などによっ
てページめくり速度は左右される。また、目的の内容に
関連したページではめくり速度が遅くなり、明らかに無
関係な内容のページは素早くめくる、というようにペー
ジ毎にめくり速度は変化する。

しかるに、従来のシステムにおけるページめくり表示は
、ページめくり速度が固定しているため、利用者によっ
ては、全体としてめくり速度が速すぎ、各ページの内容
の把握に困難を来すことがあった。逆に、別の利用者に
とっては、全体としてページめくり速度が遅すぎると感
じるが、目的の内容に関係があるページではめくり速度
が速すぎるため、その内容の把握に困難を来すことがあ
った。

本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、ペー
ジめくり速度を利用者により可変とじた文書表示装置を
提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は、文書イメージを一時的に記憶するための複数
ページのバッファメモリを有し、とのパ２ファメモリに
文書記憶装置より文書イメージを順次読み出すようにし
、このバッファメモリへ文書イメージを読み出すための
手段とは独立させて、バッファメモリから画像表示装置
のビットマツプメモリへ文書イメージを転送する手段を
有し、また、この手段に対する転送指示を操作手段によ
りて利用者から指定されたページめくり速度に対応した
時間間隔で発生する手段を有するという構成を備えたも
のである。

作用 バッファメモリからビットマツプメモリへ文書イメージ
を１ページずつ転送することによυベージめくり表示が
行われ、あるページを転送してから次ページを転送する
までの間隔がページめくり速度に対応する。そして、こ
の転送の間隔は、操作手段により指定されたページめく
り速度に応じて変化するため、利用者は操作手段を操作
することによりページめくり速度を変化させることがで
きる。

しかも、文書イメージを複数ページのバッファメモリヘ
ー旦読み出し、これと独立させてバッファメモリからビ
ットマツプメモリへの文書イメージの転送を行うので、
その転送間隔すなわちページめくり速度を、高速から低
速まで広範囲に変化させることが可能である。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例による文書表示装置の概略構
成図である。この文書表示装置は、ページめくり表示の
ための単独装置として実現されるか、あるいは電子ファ
イルシステムなどの組込み装置として実現されるが、こ
こでは説明を簡単にするため単独装置とする。

第１図において、１は文書イメージを格納した光デイス
ク装置などの文書記憶装置である。２はページめくり速
度の指定などのために利用者が操作する操作部である。

３は文書記憶装置１から読み出された文書イメージを一
時的に記憶するためのＭページのバックアメモリである
。４は文書イメージの画面表示のための画像表示装置、
５は画像表示装置４により表示される文書イメージ（ビ
ットマツプデータ）を−時的に記憶するためのビットマ
ツプメモリ（フレームメモリ）である。

６はバッファメモリ３から１ページの文書イメージをビ
ットマツプメモリ５へ転送する転送部であるが、これは
転送と同時に文書イメージを表示に適したサイズに縮小
する処理も行う。

７は操作部２からの入力情報の解析、文書記憶装置１か
らバッファメモリ３への文書イメージの読み出し、バッ
ファメモリ３の管理などを行う主制御部である。文書記
憶装置１に格納されている文書イメージは一般に圧縮デ
ータであるので、これを表示可能なビットマツプデータ
に戻すための伸張処理も主制御部７で行われる。

８は主制御部７と連係して転送部６に対する転送指示を
発生する転送制御部である。

操作部２には、第２図に示すように、ページめくりに関
連し標準速度キー１０．高速キー１１、低速キー１２、
戻しキー１３および停止キー１４が設けられている。利
用者はこれらのキーを操作することにより、ページめく
り速度の指定、逆向きのページめくりや一時停止の指示
を行うことができる。これ以外にもページめくり表示の
開始指示などを行うためのキーもあるが、図示省略され
ている。

文書イメージのページめくり表示は、文書記憶装置１か
らバッファメモリ３に読み出された文書イメージを１ペ
ージずつビットマツプメモリ５に転送することによシ行
われる。そして、ページめくり速度は、ビットマツプメ
モリへの転送間隔、換言すれば転送制御部８から出され
る転送指示の時間間隔によって決まり、これは操作部２
のキー１０、１１．１２によって３段階に変化させるこ
とができ、さらに停止キー１４の操作によってページめ
くりを停止させることもできる。

ここでページめくり速度の制御について簡単に説明する
。第３図は標準、高速、低速の各ページめくり表示にお
けるビットマツプメモリ５への文書イメージの転送の様
子を示す概略タイミング図である。

第３図において、（ａ）は標準速度が指定された場合で
あシ、図示の時間間隔で■、■、■というように文書イ
メージが１ページずつ転送され画面に表示される。（ｂ
）は高速が指定された場合であり、転送間隔は標準速度
のときよりも狭い。（ｃ）は低速が指定された場合であ
り、転送間隔は標準速度のときより広い。

各ページの転送は、転送制御部８から出される転送指示
により開始する。転送制御部８は、基本的には指定され
たページめくり速度に対応した時間間隔で転送指示を発
生するが、バッファメモリ３に必要な文書イメージが用
意されていないときなど転送が不可能なときは、転送が
可能になるまで転送指示の発生を送らせる。したがって
実際には、バッファメモリ３への文書イメージの読み出
しの具合などによって、第３図に示した各ページの転送
間隔すなわちページめくり速度は変動することがある。

以下、ページめくり表示動作について、第４図から第８
図により詳細に説明する。

まず、主制御部７の動作について説明する。第４図はそ
の動作の概略フローチャートである。

主制御部７は操作部２よシページめくり表示の開始を指
示されると、表示すべき文書について第６図に示すよう
なページリストを内部のメモリ（図中省略）上に作成す
る（ステップ２０）。

第４図には示されていないが、主制御部７は、バッファ
メモリ３の次に書き込むべきページ、次に表示すべき（
読み出すべき）ページなどをポインタによシ管理し、操
作部２からの入力の監視と解析を行う。また、指定され
たページめくり速度のパラメータを転送制御部８へ渡す
とともに、転送可否の通知なども行う。

さて、ページリストが用意されると、主制御部７は、バ
ッファメモリ３への文書イメージの読み出しが可能であ
るか調べる（ステップ２１）。

読み出しが可能であると、主制御部７はページリストの
先頭に登録されているページよシ順番に、１ページの文
書イメージの圧縮データを文書記憶装置ｌよシ順次読み
出し、それを伸張してポインタで指定されているバッフ
ァメモリ３のページへ順次書き込み、ポインタを１ペー
ジだけ進める（ステップ２２）。

ただし、これは正方向のページめくり表示の場合である
。逆方向のページめくり表示が指定された場合、すなわ
ち、戻りキー１３が操作されている場合は、バッファメ
モリ３の書き込みポインタを先頭ページに戻し、現在表
示中のページの直前のページより文書イメージを読み出
して書き込みポインタを１ページだけ進め、表示のポイ
ンタを先頭に戻す。なお、この表示のポインタは転送部
６よシ参照できる。

１ページの文書イメージを読み出した後、次の文書イメ
ージの読み出しを行うべきか判定する（ステップ２３）
。ページリストの最終ページまで読み出し、その時に正
方向のページめくりが指定されている場合、またはリス
トの先頭ページの読み出し、その時に逆方向のページめ
くりが指定されている場合は、このステップで待機する
。しかし、ページリストの途中ページまで読み出した場
合はステップ２１に戻る。

なお、第４図では省略されているが、ページリストの最
終ページの文書イメージを読み出した場合、その文書イ
メージに最終ページである旨のメツセージを付加する。

したがって、最終ページが表示された時に、利用者は画
面上で最終ページであることが分かる。

以上の文書イメージの読み出し動作は、操作部２からの
終了指示の入力によシ終了する。

次に転送制御部８の動作について説明する。主制御部７
より転送可能を通知されると、転送制御部８は主制御部
７よシ与えられたページめくり速度のパラメータによっ
て決まる時間間隔で転送指示を発生する。

ただし上述のように、転送指示を発生してからページめ
くり速度に対応した時間を経過した時点で、必要な文書
イメージが用意されていないなどの理由で転送指示の発
生不可を主制御部７から通知されていると、その後に発
生許可通知を与えられた時に次の転送指示を発生する。

次に転送部６の動作について説明する。第５図はその動
作の概略フローチャートである。本実施例においては、
画面のスクロールを行いながらページめくり表示を行う
ため、転送部６の動作はスクロール・プロセスと転送プ
ロセスよりなる。

なお、１ページの転送処理に必要な時間は、高速ページ
めくりが指定された場合の転送指示の最小時間間隔より
も短い。

転送制御部８よシ転送指示が送出されると、スクロール
プロセスにおいて、まずコピーアドレスをビットマツプ
メモリ５の先頭アドレスに設定する（ステップ３０）。

次にビットマツプメモリ５のデータを全体的に画面下側
へ８２４７分だけシフトさせるためのコピー処理を行う
（ステップ３１）。

このコピー処理を終了すると完了フラグをオンしくステ
ップ３２）、コピーアドレスをＮラインだけ増加させる
（ステップ３３）。そして完了フラグのオフを待つ（ス
テップ３４）。

転送プロセスにより完了フラグがオフされると、コピー
アドレスを調べることにより１画面全体のスクロールが
終了したか否かを判定する（ステップ３５）。完了して
いなければステップ３１に戻るが、完了ならばスクロー
ル・プロセスを終了する。

また転送指示に応答し、転送プロセスにおいてバックア
メモリ３の転送すべきページ（これは主制御部７より指
定される）の先頭アドレスを転送アドレスとして設定し
くステップ３６）、完了フラグのオンを待つ（ステップ
３７）。

スクロールプロセスにより完了フラグがオンされると、
バックアメモリ３の転送アドレスから８２４７分の文書
イメージを縮小しつつビットマツプメモリ５の先頭部へ
転送する（ステップ３８）。

この転送後、完了フラグをオフする（ステップ３９）。

次に転送アドレスを８２４７分だけ進め（ステップ４０
）、転送アドレスを調べることにより１ページの転送が
完了したか否かを判定する（ステップ４１）。１ページ
の転送が未完了ならばステップ３７に戻るが、１ページ
の転送が完了ならば転送プロセスは終了する。

第７図に画像表示装置４の画面の変化を示す。

（ａ）のように１ページの文書イメージの全体が表示さ
れている状態で、次のページの文書イメージの転送が始
まると、（ｂ）に示すように上から下に向かって順次ス
クロールされ、上部分に次ページが表示される。このス
クロールの完了により、画面は（ｃ）の状態になる。

（ａ）の状態から（ｃ）の状態に画面が切り替わるまで
の時間がページめくり速度に対応し、これは操作部２の
操作により利用者が標準、高速、低速の３段階（−時停
止を含めると４段階）に切り替えることができる。

第８図は、停止キー１４と戻シキー１３を押下した場合
のページめくり表示動作を説明するためのタイミング図
である。なお、説明を簡単にするため、バックアメモリ
３は３ページからなるとしている。

主制御部７はページリストの設定後、１ページの文書イ
メージ■をバッファメモリ３の第１ページに読み出す。

この読み出し完了により表示可能となり、転送制御部８
は最初の転送指示を発生し、これに応答して転送部６は
文書イメージ■のビットマツプメモリ５への転送を開始
する。同時に、主制御部７は次の１ページの文書イメー
ジ■のノ（ソファメモリ３の第２ページへの読み出しを
始める。

文書イメージ■の読み出し完了により、その表示が可能
となるので、転送制御部８は最初の転送指示を発生して
から指定めくり速度に対応した時間を経過゛した時点で
次の転送指示を発生し、転送部６は文書イメージ■のビ
ットマツプメモリ５への転送を実行する。また、主制御
部７は文書イメージ■の読み出しを始め、これをバッフ
ァメモリ３の第３ページに書き込む。このページの読み
出しを終了すると、バックアメモリ３の第１ページのデ
ータは転送（表示）済みであるため、次のページの文書
イメージ■のバックアメモリ３の第１ページへの読み出
しが始まる。

文書ページ■に対する転送指示の発生後に停止キー１４
が押下されると、主制御部７は文書イメージ■をバッフ
ァメモリ３の第２ページに読み出した後、読み出しを停
止する。当然、転送指示の発生を禁止する。

その後、戻りキー１３が押下されると、主制御部７は現
在表示中の文書イメージ■の直前のページの文書イメー
ジ■の読み出しを始める。この文書イメージ■はバッフ
ァメモリ３の第１ページに読み出される。この読み出し
が終了すると、主制御部７は転送（表示）を可能とする
ので、転送制御部８は転送指示を発生する。これに応答
して、制御部６はバッファメモリ３の第１ページから文
書イメージ■をピットマツプメモリ５へ転送する。

また文書イメージ■の読み出しを完了した直後より、主
制御部７は直前ページの文書イメージ■のバッファメモ
リ３の第２ページへの読み出しを開始する。

以上のように、利用者は操作部２の各キー１０゜１１、
１２．１３を操作することにより、ページめくりの速度
調整だけでなく、−時停止、めくり方向の切り替えを行
いながら、文書検索を効率的かつ円滑に行うことができ
る。

なお、実施例においては、ページとページの切り替えを
スクロールによって行ったが）スクロールによらなくと
もよい。ただし、スクロールを行うと、前後２ページの
内容を画面上で同時に確認できる利点がある。

実施例においてはページめくり速度を３段階（停止を加
えれば４段階）に切り替えたが、さらに多段階に速度を
可変としてもよい。例えば、高速キー１１または低速キ
ー１２を押し続けると、ページめくり速度を徐々に上昇
または低下させるようにしてもよい。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、複数ページ
のバッファメモリに文書記憶装置よシ文書イメージを順
次読み出し、この読み出しとは独立にバッファメモリか
ら画像表示装置のピットマツプメモリへ文書イメージを
転送し、この転送の指示を操作手段によって利用者から
指定されたページめくり速度に対応した時間間隔で発生
するという構成であるので、ページめくり速度は利用者
により可変となり、利用者は必要に応じてページめくり
速度を変化させながら効率的かつ円滑な文書検索を行う
ことができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による文書表示装置の概略ブ
ロック図、第２図は操作部のキーの説明図、第３図はペ
ージめくり速度と文書イメージの転送との関係を説明す
るだめのタイミング図、第４図は主制御部の動作の概略
フローチャート、第５図は転送部の動作の概略フローチ
ャート、第６図はページリストの説明図、第７図はペー
ジ切り替え時の画面変化の説明図、第８図は一時停止お
よび逆方向ページめくり表示に関連した動作説明のため
のタイミング図である。 １・・・文書記憶装置、２・・・操作部、３・・・バッ
ファメモリ、４・・・画像表示装置、５・・・ピットマ
ツプメモリ、 ６・・・転送部、 ７・・・主制御部、 ８・・・転送制御 第 図 部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 文書イメージを格納した文書記憶装置と、文書イメージ
   を一時的に記憶するための複数ページのバッファメモリ
   と、表示すべき文書イメージを一時的に記憶するための
   ビットマップメモリと、このビットマップメモリに記憶
   された文書イメージを画面に表示する画像表示装置と、
   前記文書記憶装置より文書イメージを順次読み出して前
   記バッファメモリに順次書き込む手段と、転送指示に応
   答して前記バッファメモリから前記ビットマップメモリ
   へ１ページの文書イメージを転送する手段と、ページめ
   くり速度を指定するための操作手段と、この操作手段に
   より指定されたページめくり速度に対応した時間間隔で
   前記転送指示を発生する手段とを有し、可変速度のペー
   ジめくり表示を行う文書表示装置。