JPH02140532A - 天井埋込型空気調和ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はユニット本体を天井内部に埋込む天井埋込型空
気調和ユニットに関する。

（ロ）従来の技術 天井内部で室内空間からユニット本体に冷媒配管を接続
できるようにするために特公昭６３−１９７８０号公報
で示きれるようにユニット本体のコーナ一部を窪ませた
り、実公昭６２−１６５７２号公報で示されるようにユ
ニット本体を円筒形状にしたり、実開昭６２−１０５４
２９号公報で示されるように多角形状にすることが試み
られている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記の特公昭６３−１９７８０号公報で提示の空気調和
ユニットではユニット本体の４コ一ナー部が窪んだ複雑
な形状となっているため、この本体の外周面に外方より
断熱材を貼着する作業が面倒であった。又、上記の実公
昭６２−１６５７２号公報で提示の空気調和ユニットで
はユニット本体が円筒形状であるため本体の外周面に外
方より断熱材を貼着する作業は容易であるが、本体の外
周面に沿って形成される空気吹出通路を広くとれず吹田
風量を充分確保できない不具合さかあった。又、上記の
実開昭６２−１０５４２９号公報で提示の空気調和ユニ
ットではユニット本体が多角形状であるため断熱材の貼
着作業が容易で、且つ吹出風量を確保できるが、冷媒配
管を接続するための作業用スペースを大きくとれずこの
公報の第３図に示きれるように本体より天井の開口の角
部に向かって斜めに冷媒管を引き出していた。この為、
この冷媒管と接続されるユニット間配管を天井内部に予
め引き回わす際、天井の開口へ向かわせる方向付けをと
れにくい不具合さかあった。

本発明はかかる課題を解決した天井埋込型空気調和ユニ
ットを提供すること目的としたものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は熱交換器及び送風機を内蔵し天井内部に収納さ
れるユニット本体と、この本体と連通される吸込口と吹
出口とを有し天井下面に設けられる化粧パネルとから天
井埋込型空気調和ユニットを構成し、前記ユニット本体
の外周面を曲面部と複数個の平面部とから形成してこの
曲面部に冷媒配管接続部を設ける一方、前記化粧パネル
をこの角部が前記曲面部と対向するように配置するよう
にしたものである。

（＊）作用 化粧パネルが天井に見栄え良く取りつけられるようにユ
ニット本体よりも幾分大きい矩形状の天井穴を天井の縁
と平行になるようにあけ、この天井穴より天井内部にユ
ニット本体を押し込んで吊りボルトに吊り下げた後１．
予め天井内部で建物の壁と平行に引き回わしであるユニ
ット間配管をユニット本体の曲面部に設けた冷媒配管接
続部と接続する。かかる配管接続作業はユニット本体の
曲面部と天井穴のコーナ一部とで形成される末広がり状
のサービススペースで行なえ、最後に矩形状の化粧パネ
ルで天井穴を塞ぐと据付作業が終了する。

（へ）実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第１図は
天井埋込型空気調和ユニットの断面図、第２図は第１図
のＩ−■矢視で切断した天井埋込型空気調和ユニットの
断面図であり、天井内部（１）に収納される板金部のユ
ニット本体（２）と、中央に吸込口（３）を、外周部の
４辺に吹出口（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）を有し
矩形状の天井穴（５）を泰ぐように天井（６）の下面に
設けられる矩形状の化粧パネル（７）とから天井埋込型
空気調和ユニットが構成されている。

り８）はターボファン（９）と天板（１０）に取りつけ
られたファン用モータ（１１）とからなる送風機、（１
２＞は吸込口（３）からの室内空気をターボファン（９
）に吸入案内するノズル口、（１３）は内側立ち上がり
部（１４ａ）と外側立ち上がり部（１４ｂ）とを有し角
張った環形状に発泡スチロールで成形されたドレンパン
、（１５）はターボファン（９）の吐出側にこのファン
をとり囲むように環状に配置されたプレートフィン型熱
交換器、（１６）は熱交換器（１５）で生成きれたドレ
ン水をドレンパン（１３）から上方のドレン配管接続部
（１７）に掻き上げるドレンポンプで、これら機器はユ
ニット本体（２）に内蔵されている。

そして、このユニット本体（２）の外周面は１枚の断熱
材（１８）をぐるりと巻きつけられるように１個の曲面
部（１９）と７個の平面部（２０ａ）乃至（２０ｇ）と
から形成されており、この曲面部（１９）に天井穴（５
）の１辺（５ａ）と平行に熱交換器（１５）の冷媒配管
接続部（２１）（２１）とドレン配管接続部（１７）が
設けられ、化粧パネル（７）はこの角部（７ａ）が曲面
部（１９）と対向するように、換言すると天井穴（５）
のコーナ一部（２２ａ）と曲面部（１９）とでサービス
スペース（２３ａ）が形成きれるように配置されている
。

（２４ａ＞（２４ｂ）（２４ｃ）（２４ｄ）は熱交換器
（１５）で冷房時に冷却され暖房時に加熱された調和空
気を吹出口（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）へ導く導
風部で、一対の導ａ部（２４ａ）（２４ｃ）は平面部（
２０ａ）（２０ｃ）に夫々沿い、他の一方の導風部（２
４ｂ）は曲面部（１９）の一部と短かい平面部（２０ｂ
）と平面部（２０ｅ）の一部とに沿い、他方の導風部（
２４ｄ）は平面部（２０ｆ）（２０ｇ）の一部と平面部
（２０ｄ）とに沿って形成されている。

（２３ｂ）（２３ｃ）（２３ｄ）は平面部（２０ｅ）（
２０ｆ）（２０ｇ＞と天井穴（５）のコーナ一部（２２
ｂ）（２２ｃ）（２２ｄ　）とで形成されたサービスス
ペースで、これらサービススペース（２３ａ）（２３ｂ
）（２３ｃ）（２３ｄ）内でユニット本体（２）の吊り
具（２５ａ）（２５ｂ）（２５ｃ）（２５ｄ）を天井梁
（２６）に固定した４本の吊りボルト（２７）に吊り下
げる作業が行なえるようになっている。

（２８）は平面部（２０ｅ）に接続されこの接続開口部
がノズル口（１２）の風上側に臨んだ外気導入用のダク
ト、（２９）（２９）は平面部（２０ａ）に接続され導
風部（２４ａ）の調和空気の一部もしくは全部を吹出口
（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）以外の他の吹出口に
導く吹出ダクト、（３０）は平面部（２０ｃ）に接続さ
れ暖房時に導風部（２４ｃ）から吹出口（４ｃ）に導か
れる調和空気を迂回させてこの空気を加湿する散水式の
加湿エレメント（３１）を内蔵した加湿ユニットで、こ
れらダク１−　（２ｇ）（２９）（２９）及び加湿ユニ
ット（３０）は何れも必要に応じて取りつけられる付属
品であり、接続箇所として平面部（２０ａ）（２０ｃ）
（２０ｅ）を選んだことによりこれら付属品の接続フラ
ンジは何れも平面部（２０ａ）（２０ｃ）（２０ｅ）と
密着し易いフラットな形状にでき、エアーシールを確実
に行なうことができる。

次に天井埋込型空気調和ユニットの据付作業を説明する
。先づユニット本体（２）よりも幾分大きい矩形状の天
井穴（５）を天井（６）にこの天井の縁と平行となるよ
うにあけ、この天井穴（５）より天井内部（１）にユニ
ット本体（２）を押し込む。この押し込み時、平面部（
２０ａ）（２０ｂ）（２０ｃ）　（２０ｄ）が天井穴（
５）の４辺と平行になるためユニット本体（２）の位置
出しが容易に行なえる。そしてサービススペース（２３
ａ）（２３ｂ）（２３ｃ）（２３ｄ）内で吊り具（２５
ａ）（２５ｂ）（２５ｃ　＞　（２５ｄ　）を４本の吊
りボルト（２７）に夫々固定してユニット本体〈２）を
吊り下げた後、予め天井内部（１）で建物の壁と平行に
引き回わして天井穴（５）の１辺（５ａ）と平行で且つ
他の辺（５ｂ）と直交するように配置されているユニッ
ト間配管（３２）（３２）を、この配管と同様に天井穴
（５）の１辺（５ａ）と平行で且つ他の辺（５ｂ）と直
交する向きに配置されている冷媒配管接続部（２１）（
２１）に接続する。この接続作業は上述の如くユニット
間配管（３２）（３２）と・冷媒配管接続部（２１）（
２１）とが−直線状に並ぶように配慮されているので容
易に接続でき、しかもこの冷媒配管接続部（２１）（２
１）はユニット本体（２）の曲面部（１９）に設けられ
ているためこの曲面部（１９）と天井穴（５）のコーナ
一部（２２ａ）とで末広がり状のサービススペース（２
３ａ）が形成されているので配管接続時に行なうスパナ
等の工具操作を支障なく行なうことができる。併せて、
このサービススペース（２３ａ）を利用してユニット間
配管（３２）（３２）と平行に配置されているドレン配
管（３３）をドレン配管接続部（１７）に接続する。又
、必要に応じて外気導入用のダクト（２８〉、吹出ダク
ト（２９）（２９）、加湿ユニット（３０）を夫々の平
面部（２０ｅ）（２０ｃ）（２０ａ）に接続する。然る
後、化粧パネル（７）をユニット本体（２）に螺子止め
して化粧パネル（７）で天井穴（５）を室ぐと天井埋込
型空気調和ユニットの据付作業が終了する。

ターボファン（９）を運転すると、吸込口（３）からエ
アーフィルター（３４）を通りノズル口（１２）を経て
ターボファン（９）内に吸入された室内空気はターボフ
ァン（９）から全周方向へ吐出される。しかもターボフ
ァン（９）の羽根出口部では極めて高い静圧のもとで吐
出され、且つこの吐出空気流を熱交換器（１５）で包囲
しているので、静圧の高い吐出空気はプレートフィン間
を通風抵抗に打ち勝ちながら略均−に通過し、この熱交
換器（１５）で冷房時に冷却され、暖房時に加熱きれた
後に導風部（２４ａ）（２４ｂ）（２４ｃ）（２４ｄ）
に分配され、吹出口（４ａ）＜４ｂ）（４Ｃ）（４ｄ）
から４方向へ室内へ吹き出されて室内が冷暖房される。

かかる冷暖房運転時、１個の導風部（２４ｂ）が曲面部
（１９）の一部に沿い通風路面積が狭くなっているため
通風量が減るものの、他の２個の導風部（２４ａ）（２
４ｃ）は平面部（２０ａ）（２０ｃ）に沿った通風路面
積の大きい長方形状をなし、残る１個の導風部（２４ｄ
〉は平面部（２０ｆ）（２０ｇ＞で角部をカットａれ通
風路面積が若干狭くなっているにとどまっているため、
吹出口（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）　（４ｄ）の全体から
吹き出される調和空気を所定風量確保することができる
。

併せて、外気導入用のダクト（２８）を接続しておくと
、新鮮な室外空気がダクト（２８）を通ってノズル口（
１２）に吸入されて吸込口（３）からの室内空気と混合
された後、上述の如くターボファン（９）、熱交換器（
１５）、導風部（２４ａ）（２４ｂ）（２４ｃ）（２４
ｄ）を経て吹出口（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）か
ら室内へ吹き出される。

又、吹出ダクト（２９）（２９）を接続しておけば導風
部（２４ａ）から吹出口（４ａ）へ導かれる調和空気の
一部もしくは全部が吹出ダクト（２９）（２９）を経て
吹出口（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）（４ｄ）以外の他の吹
出口から室内へ吹き出される。

又、加湿ユニット（３０）を接続しておけば暖房時に導
風部（２４ｃ）から吹出口（４Ｃ）に導かれる調和空気
が迂回されてこの空気が加湿エレメント（３１）を通過
する際に加湿され、然る後に吹出口（４ｃ）から室内へ
吹き出されるようになり、室内が加湿される。

（ト）発明の効果 本発明によれば、天井内部に収納きれるユニット本体の
外周面を曲面部と複数個の平面部とから形成してこの曲
面部に冷媒配管接続部を設ける一方、天井下面に設けら
れる化粧パネルをこの角部が前記曲面部と対向するよう
に配置することにより、化粧パネルで室がれる天井穴の
コーナ一部とユニット本体の外周曲面部とで形成される
サービススペースを末広がり状にしたので、冷媒配管接
続部をユニット間配管と接続し易くするために天井穴の
１辺と平行となるように配置しても接続用工具の操作を
このサービススペース内で支障なく行なうことができる
。

しかも、複数個の平面部が天井穴の４辺と平行になるた
めユニット本体を天井内部に押し込む際、ユニット本体
の位置出しを容易に行なうことができる。

併せて、化粧パネルの吹出口と連通される導風部をユニ
ット本体の外周平面部に沿って広く形成できるので、吹
田風量を確保できると共に、これら平面部に外気導入用
ダクト、吹出ダクト、加湿ユニット等の付属品を容易に
接続することができる。

更にはユニット本体は外周面が曲面部と複数個の平面部
とからなる略多角形状をなしているため一枚の断熱材を
隙間なくぐるりと巻きつけることができ、断熱材の貼り
つけ作業も容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す天井埋込型空気調和ユニ
ットの断面図、第２図は第１図のＩ−Ｉ線で切断した天
井埋込型空気調和ユニットの断面図である。 （１〉・・・天井内部、　（２）・・・ユニット本体、
　（３）・・・吸込口、　　（４ａ）（４ｂ）（４ｃ）
（４ｄ）−吹出口、　（６）・・・天井、　（７）・・
・化粧パネル、　（７ａ）・・・化粧パネルの角部、　
（８）・・・送風機、　（１５）・・・熱交換器、（１
９）・・・曲面部、　（２０ａ）乃至（２０ｇ）・・・
平面部、　（２１）・・・冷媒配管接続部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱交換器及び送風機を内蔵し天井内部に収納され
   るユニット本体と、この本体と連通される吸込口と吹出
   口とを有し天井下面に設けられる化粧パネルとから成り
   、前記ユニット本体の外周面を曲面部と複数個の平面部
   とから形成してこの曲面部に冷媒配管接続部を設ける一
   方、前記化粧パネルをこの角部が前記曲面部と対向する
   ように配置したことを特徴とする天井埋込型空気調和ユ
   ニット。