JPH02140414A - 車両用制御システム - Google Patents

車両用制御システム

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JPH02140414A
JPH02140414A JP29415688A JP29415688A JPH02140414A JP H02140414 A JPH02140414 A JP H02140414A JP 29415688 A JP29415688 A JP 29415688A JP 29415688 A JP29415688 A JP 29415688A JP H02140414 A JPH02140414 A JP H02140414A
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JP
Japan
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oil
hydraulic
engine
cooling
compressor
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JP29415688A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogura
健二 小椋
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用制御システムに係り、特に、当該車両
のエンジンにより駆動制御される制御システムに関する
(従来技術) 従来、この種の車両用制御システムにおいては、エンジ
ン冷却系統のつオイタンクと共に同軸的にエンジンによ
り駆動される油圧ポンプを備えた油圧回路を採用し、前
記油圧ポンプの吐出圧油に応じて駆動される油圧回路の
油圧モータにより、ニアコンディショナの冷凍サイクル
のコンプレッサをベルト駆動するようにして、エンジン
冷却系統においてウォータポンプの冷却水循環作用に応
じエンジンを冷却する一方、冷凍サイクルにおいてコン
プレッサの冷媒循環作用に応じニアコンディショナの空
調を実現するようにしたものがある。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような構成においては、上述のように、冷
凍サイクルのコンプレッサを油圧回路の圧油による油圧
エネルギーで駆動するにもかかわらず、エンジン冷却系
統の冷却エネルギーは冷却水に依存しているため、油圧
回路においてオイルタンク9、オイルクーラ等が必須で
あるのに加え、エンジン冷却系統ではつオイタンクの他
にラジエータ、水タンク等をも必須とされ、その結果、
この種制御システムに採用される機器の不必要な増大を
余儀なくされていた。このようなことは、近年の車両に
おけるパワステアリングシステムその他の各種油圧制御
システムの採用のために、より一層助長される傾向にあ
る。
そこで、本発明は、上述のようなことに対処すべく、車
両用制御システムにおいて、エンジン冷却システムによ
る冷却を油冷に依存することにより、油圧系統の共用化
を通じて余剰の機器を総合的に減少させるようにしよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) かかる課題の解決にあたり、本発明の構成上の特徴は、
エンジンを冷却するエンジン冷却システムを備えた車両
に適用されて、コンプレッサを有する制御システムにお
いて、油圧ポンプ、油圧モータ及びオイルクーラを有す
る油圧システムにより、前記油圧ポンプの吐出作用に伴
い前記油圧システムを循環する冷却圧油に応じエンジン
を油冷するように前記エンジン冷却システムを構成し、
かつ前記コンプレッサを前記油圧モータにより駆動する
ようにしたことにある。
(作用効果) しかして、このように構成した本発明においては、エン
ジンを油冷することを前提として、エンジン冷却システ
ムを構成する前記油圧システムを、そのまま、制御シス
テムの前記コンプレッサの駆動のための油圧回路として
機能させるので、前記油圧ポンプ、油圧モータ及びオイ
ルクーラの共用のもとに、エンジン冷却システムに通常
必要とされるラジェータ及びウォータポンプを省略し得
ることとなり、その結果、この種制御システムのエンジ
ン冷却システムとの関係において余剰の機器の削減を総
合的に図り得る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第1
図において、符号10は、車両に搭載のエンジンEの冷
却系統(以下、エンジン冷却系統という)を示し、一方
、符号20は、当該車両に搭載のニアコンディショナに
おける冷凍サイクルを示す。エンジン冷却系統10は、
可変容量型油圧ポンプ11を備えており、この油圧ポン
プ1】。
は、エンジンEにより駆動されて、その可変容量機構1
1a(第2図参照)の調整による可変容量に応じオイル
タンク12から配管P1を通し冷却油を汲出して配管P
2内に冷却油圧として吐出する。
油圧モータ13は配管P2からの冷却圧油を受けて駆動
されるとともに同冷却圧油を配管P3を通しエンジンE
のジャケットに流入させる。このことは、エンジンEが
そのジャケット内への流入冷却圧油に応じて油冷される
ことを意味する。オイルクーラ14は、電動ファン15
の空冷作用のもとに、エンジンEのジャケットから配管
P4を介し冷却圧油を受けて冷却し配管P5を通してオ
イルタンク12内に還流させる。電動ファン15はその
電動R15aにより駆動される。流量制御弁16は、両
配管P2.P、の各中間部位間に接続したバイパス管P
6中に介装されており、この流量制御御弁16は、その
開度調整機構16a(第2図参照)により調整される開
度に応じて、配管P2の中間部位からバイパス管P6を
介する配管P3の中間部位への冷却圧油のバイパス流量
を制御する。
冷凍サイクル20はコンプレッサ21を有しており、こ
のコンプレッサ21は、油圧モータ13に同軸的に直結
されている。しかして、コンプレッサ21は、油圧モー
タ13により駆動されて、アキュムレータ22内の気相
冷媒を配管P7を通して吸引し高温高圧の圧縮冷媒とし
て配管P8内に吐出する。コンデンサ23は、電動ファ
ン24の空冷作用のもとに、配管P8からの圧縮冷媒を
放熱凝縮し凝縮冷媒として配管P9内に流入させる。電
動ファン24はその電動機24aにより駆動される。絞
り25は、配管P9からの凝縮冷媒を絞り、低温低圧の
冷媒としてエバポレータ26に配管PIOを通し流入さ
せる。エバポレータ26は、ニアコンディショナから車
室内へ吹出すべき空気流を流入冷媒に応じ冷却するとと
もに同流入冷媒を配管Pitを介しアキュムレータ22
に気液分離させるべく流入させる。
次に、油圧ポンプ11、流量制御弁16及び両電動ファ
ン15.24のための電気回路構成について第2図を参
照して説明する。操作スイッチSWは、ニアコンディシ
ョナを作動させるとき操作されて操作信号を生じる。油
温センサ30aは、オイルクーラ14の入口近傍におけ
る配管P4内の冷却圧油の現実の温度を検出し油温検出
信号として発生する。冷媒圧センサ30bは絞り25の
入口近傍における配管P9内の凝縮冷媒の現実の圧力を
検出し冷媒圧検出信号として発生する。温度設定器30
cは車室内の所望の温度を設定されて設定温信号として
発生する。内気温センサ30dは車室内の現実の温度を
検出し内気温検出信号として発生する。
A−D変換器40は、油温センサ30aからの油温検出
信号、冷媒圧センサ30bからの冷媒圧検出信号、温度
設定器30cからの設定温信号及び内気温センサ30d
からの内気温検出信号をディジタル変換し油温ディジタ
ル信号、冷媒圧ディジタル信号、設定温ディジタル信号
及び内気温ディジタル信号としてそれぞれ発生する。マ
イクロコンピュータ50は、第3図に示すフローチャー
トに従い、操作スイッチSW及びA−D変換器40との
協働により、コンピュータプログラムを実行し、この実
行中において、容量調整機構11a、電動機15a、開
度調整機構16a及び電動機24aにそれぞれ接続した
各駆動回路60a〜60dの駆動制御に必要な演算処理
をする。但し、上述のコンピュータプログラムはマイク
ロコンピュータ50のROMに予め記憶されている。な
お、マイクロコンピュータ50は、当該車両のイグニッ
ションスイッチIGの閉成によりバッテリBがら給電さ
れてコンピュータプログラムの実行を開始する。
以上のように構成した本実施例において、イグニッショ
ンスイッチIGの閉成により当該車両をエンジンEの始
動のもとに走行状態におく。このとき、油圧ポンプ11
がエンジンEにより駆動状態におかれる。また、マイク
ロコンピュータ5゜がイグニッションスイッチIGの閉
成によりステップ70にてコンピュータプログラムの実
行を開始し、ステップ71にて初期化され、ステップ7
2にて操作スイッチSWの未操作に基き「NO」と判別
する。
現段階において、A−D変換器40がらの油温ディジタ
ル信号の値(以下、油温Toという)が所定油温T o
 a以上であれば、マイクロコンピュータ50が、ステ
ップ73にてrYEsJと判別し、ステップ73aにて
、電動機15aを高速モードにおくための第1高速モー
ド信号を発生する。
但し、所定油温Toaは、オイルクーラ14の空冷強化
に対応する値としてマイクロコンピュータ50のROM
に予め記憶されている。ステップ73aでの演算処理後
、マイクロコンピュータ5゜が、ステップ74にて、流
量制御弁16の開度(以下、開度φという)を最大開度
φmaxとセットし開度出力信号として発生するととも
に、油圧ポンプ11の容量(以下、容tcという)を最
小容量Cmtnとセットし容量出力信号として発生する
但し、φmax、 Cminはマイクロコンピュータ5
0のROMに予め記憶されている。
上述のように、第1高速モード信号、φ−φma×を表
わす開度出力信号、及びC= Cminを表わす容量出
力信号がマイクロコンピュータ50から生じると、駆動
回路60bが前記第1高速モード信号に応じて電動機1
5aを高速モードにて駆動する。このため、電動ファン
15が電動機15aの高速モードのもとにオイルクーラ
14高空冷モードにて空冷する。また、駆動回路60c
が、マイクロコンピュータ50からのφ=φmaxを表
わす開度出力信号に応じて開度調整機構16aを介し流
量制御弁16の開度を最大にする。また駆動回路60a
が、マイクロコンピュータ50からのC= C!l1i
nを表わす容量出力信号に応じて容量調整機M 11 
aを介し油圧ポンプ11の容量を最小容量Cminにす
る。
すると、油圧ポンプ11が最大容量Cminにてオイル
タンク12内の冷却油を最小流量でもって吸引し冷却圧
油として配管P2内に吐出する。ついで、この配管P2
内の冷却圧油が、油圧モータ13に流入することなく同
油圧モータ13からバイパスされて、バイパス管Pb、
全開状態にある流量制御弁16及び配管P3の下流部を
通りエンジンEのジャケット内に流入する。これにより
、エンジンEが油冷される。ついで、エンジンEのジャ
ケットからの冷却圧油は、配管P4を通りオイルクーラ
14内に流入し、このオイルクーラ14により電動ファ
ン15の高空冷モード下にて冷却されて配管P、を通り
オイルタンク12内に還流する。
以上説明したように、ステップ72にて「NO」との判
別後ステップ73にてrYES、と判別された場合には
、油圧ポンプ11を最小容量Cm1nとし、流量制御弁
16を最大開度φmaxとし、電動ファン15を高空冷
モードとするようにしたので、冷凍サイクル20の作動
停止のもとに、油圧ポンプ11による最小流量の冷却圧
油が、高空冷モード下にて適正に空冷されつつエンジン
冷却系統10を循環することによりエンジンEを効果的
に油冷できる。なお、ステップ73にて「NO」との判
別がされると、マイクロコンピュータ50がステップ7
3bにて第1高速モード信号を消滅させる。これは、T
o<Toa下では、電動ファン15の停止のもとでもエ
ンジンEの油冷が適正になされ得ることによる。
また、上述のようなステップ71における初期化後、操
作スイッチSWから操作信号が発生しておれば、°マイ
クロコンピュータ50が、ステップ72にてrYES、
と判別する。現段階において、To<Toaであり、か
つA−D変換器40からの冷媒圧ディジタル信号の値(
以下、冷媒圧Prという)が所定冷媒圧Pra未満なら
ば、マイクロコンピュータ50が、ステップ75にて「
NO」と判別し、ステップ75aにて、各電動機15a
、24aを低速モードにおくための第1及び第2の低速
モード信号を発生する。但し、所定冷媒圧Praは、コ
ンデンサ23の空冷強化に対応する値としてマイクロコ
ンピュータ50のROMに予め記憶されている。
コンピュータプログラムがステップ76に進むと、マイ
クロコンピュータ50が、容量−温度差特性曲線L1を
表わすデータ(以下、容量−温度差データという)に基
きA−D変換器40からの内気温ディジタル信号及び設
定温ディジタル信号の各位(以下、内気温Tin及び設
定温Tset、という)の差(以下、温度差ΔT (=
Tin−Tset)という)に応じ容量Cを決定する。
但し、容量−温度差特性曲線L1は、開度φ=0を前提
として、油圧ポンプ11の容量Cと、内気温Tin及び
設定温T set間の温度差ΔTとの関係を表わし、上
述の容量−温度差データとしてマイクロコンピュータ5
0のROMに予め記憶されている。かかる場合、容量−
温度差特性曲線L 、によれば、Cmin≦C(Cwa
xでは、CはΔTに比例して決定されることが分かる。
ステップ76における演算後、マイクロコンピュータ5
0が、ステップ76aにおいて、開度φ=0を開度出力
信号として発生するとともに、ステップ76での決定容
量Cを容量出力信号として発生する。
上述のように、第1及び第2の低速モード信号、φ=0
を表わず開度出力信号、並びに決定容量Cを表わす容量
出力信号が、マイクロコンピュータ50から各ステップ
75a、76aにて発生されると、再駆動回路60b、
60dが、前記第1及び第2の低速モード信号に応じて
両型動機15a。
24aを低速モードにてそれぞれ駆動する。このため、
電動ファン15が電動機15aの低速モードのもとにオ
イルクーラ14を低空冷モードにて空冷するとともに、
電動ファン24が電動機24aの低速モードのもとにコ
ンデンサ23を低空冷モードにて空冷する。また、再駆
動回路60cがマイクロコンピュータ50からのφ=0
を表わす開度出力信号に応じて開度調整機構16aを介
し流量制御弁16の開度を零にする。また、駆動回路6
0aが、マイクロコンピュータ50からの決定容量Cを
表わす容量出力信号に応じて容量調整機fll 11 
aを介し油圧ポンプ11の容量を決定容量Cにする。
なお、油圧ポンプ11が、決定容量Cに相当する流量で
もってオイルタンク12内の冷却油を吸引し冷却圧油と
して配管P2内に吐出する。ついで、この配管P2内の
冷却圧油が、流量制御弁16に流入することなく、油圧
モータ13に流入する。然る後、油圧モータ13が、そ
の流入冷却圧油の量に応じた回転速度にて駆動されてコ
ンプレッサ21を駆動するとともに、流入冷却圧油を配
管P3を通しエンジンEのジャケット内に流入させる。
これにより、エンジンEが油冷される。ついで、エンジ
ンEのジャケットからの冷却圧油は、上述と同様にオイ
ルクーラ14内に流入し、このオイルクーラ14により
電動ファン15の低空冷モード下にて冷却されてオイル
タンク12内に還流する。
一方、上述のようにコンプレッサ21が駆動されると、
アキュムレータ22内の気相冷媒が配管P7を通りコン
プレッサ21によりその回転速度に相当する量でもって
吸引圧縮されて高温高圧の圧縮冷媒として配管P8を通
りコンデンサ23に流入する。すると、同圧縮冷媒が、
コンデンサ23により電動ファン24の低空冷モード下
にて凝縮された後、絞り25の絞り作用に応じ低温低圧
の冷媒となってエバポレータ26に流入する。このため
、エバポレータ26が、その流入冷媒に応じ車室内への
吹出空気流を冷却するとともに、同流入冷媒をアキュム
レータ22を介し気相冷媒としてコンプレッサ21に還
流させる。
以上説明したように、ステップ72にてrYES」と判
別した後ステップ75にてrNOJと判別した場合には
、油圧ポンプ11の容量をステップ76での決定容量C
とし、流量制御弁16を全閉とし、両電動ファン15.
24を低空冷モードとするようにしたので、油圧ポンプ
11による決定容量に相当する量の冷却圧油が、低空冷
モード下にて適正に空冷されつつ油圧モータ13を介し
エンジン冷却系統10を循環することによりエンジンE
を効果的に油冷できると共に、油圧モータ13により駆
動されるコンプレッサ21の圧縮作用のもとに、圧縮冷
媒が、低空冷モード下にて適正に空冷されつつ冷凍サイ
クル20を循環することによってニアコンディショナに
よる車室内調整を実現できる。
また、上述のような作用効果の達成にあたり、エンジン
Eを油冷することを前提として、エンジン冷却系統10
の冷却圧油循環回路を、そのまま、冷凍サイクル20の
コンプレッサ21の駆動のための油圧回路として機能さ
せるようにしたので、油圧ポンプ11、油圧モータ13
、オイルクーラ14、オイルタンク12の共用のもとに
、エンジン冷却系統に通常必要なラジェータ、ウォータ
ポンプ及び水タンクを省略し得る。なお、ステップ75
にてrYES、との判別がなされると、マイクロコンピ
ュータ50が、ステップ75bにて、第1高速モード信
号及び電動機24aを高速モードにおくための第2高速
モード信号を発生し両電動ファン15.23を高空冷モ
ードにおく、これは、TO≧Toa及びPr≧Praで
は、エンジンEの適正な油冷には、低空冷モードでは不
足なためである。
上述のような操作信号の発生のもとでは、ステップ78
における「NO」との判別下にて、ΔT=Tin−Ts
etの減少に伴い決定容量Cを減少させてゆくように各
ステップ75.76.76aを通る演算処理が繰返えさ
れる。このことは、エンジン冷却系統10及び冷凍サイ
クル20の各冷却度合が、冷凍サイクル20の冷却負荷
に比例することを意味する。
然る後、ステップ78における判別がrYEsJになる
と、マイクロコンピュータ50が、ステップ78aにて
、開度−温度差特性曲線L2を表わすデータ(以下、開
度−温度差データという)に基きA−D変換器40から
の設定温Tsetと内気温Tinとの差(以下、温度差
−ΔT = (T 5et−Tin)という)に応じ開
度φを決定する。但し、容量−温度差特性曲線L2は、
容量C= Cminを前提として、流量制御弁16の開
度φと、温度差(−ΔT)との関係を表わし、上述の開
度−温度差データとしてマイクロコンピュータ50のR
OMに予め記憶されている。かかる場合、上述の開度−
温度差特性曲線L2によれば、0≦φ≦φmaxにおい
て、φは(−ΔT)に比例して決定されることが分る。
しかして、マイクロコンピュータ50が、ステップ78
bにて、C= Cminを容量出力信号として発生する
とともに、ステップ78aでの決定開度φを開度出力信
号として発生する。すると、ステップ75a又は75b
での演算処理に基く低空冷モード又は高空冷モードのも
とに、駆動回路60aが、マイクロコンピュータ50か
らのC=Cm1nを表わす容量出力信号に応じて容量調
整機構11aを介し油圧ポンプ11の容量を最小容量C
m1nにするとともに、駆動回路60cがマイクロコン
ピュータ50からの決定開度φを表わす開度出力信号に
応じて開度調整機構16aを介し流量制御弁16の開度
を決定開度φにする。
すると、油圧ポンプ11が最小容量Cminに相当する
最小容量でもってオイルタンク12内の冷却油を吸引し
冷却圧油として配管P2内に吐出するようになる。つい
で、配管P2内の冷却圧油の一部が流量制御弁16の開
度に応じ油圧モータ13からバイパスされてバイパス管
P6を通り配管P、の下流部内に流入する。一方、配管
P6内の冷却圧油の残余の部分が油圧モータ13に流入
する。しかして、油圧モータ13がその流入冷却圧油量
に応じた回転速度にて駆動されてコンプレッサ21を駆
動するとともに、流入冷却圧油を配管P、の上流部を通
しその下流部内に流入させる。
これにより、エンジンEがそのジャケット内への最小容
量゛の冷却圧油により油冷される一方、冷凍サイクル2
0の循環冷媒量が、上述の油圧モータ13の回転速度に
相当するコンプレッサ21の圧縮吐出作用に応じた量と
なってニアコンディショナの空調を実現する。
以上説明したように、ステップ78にてrYES」と判
別した場合には、両電動ファン15,24の低空冷モー
ド或いは高空冷モードのもとに、油圧ポンプ11の容量
を最小容量Cm1nとし、流量制御弁16の開度をステ
ップ78aでの決定開度φとするようにしたので、Ti
n<Tsetの成立後においては、エンジン冷却系統1
0における循環冷却圧油量を最小流量に維持した上でエ
ンジンEを適正に冷却し得るとともに、温度差(−ΔT
)の変動に伴う流量制御弁16の開度の広範囲の変化に
応じた冷凍サイクル20の冷媒循環度合に基き車室内の
温度調整がなされ得る。かかる場合、このような作用効
果が、油圧ポンプ11.油圧モータ13、オイルクーラ
14及びオイルタンク12の共用のもとに、ラジェータ
、ウォータポンプ、水タンクの省略の上で達成され得る
のは、上述と同様である。
なお、本発明の実施にあたっては、前記実施例にて述べ
たバイパス管P6中に、第4図に示すごとく、油圧駆動
ファン70を介装し、ニアコンディショナの停止時或い
は低負荷時に流量制御弁16が開状態にあるとき、油圧
駆動ファン70を、その油圧モータ70aのバイパス管
P6への冷却圧油のバイパス量に応じた作動のもとに駆
動してオイルクーラ14を補助的に空冷し電動ファン1
5の使用率を低減し得る。
また、本発明の実施にあたっては、冷凍サイクル20に
代えて、例えば、パワーステアリングシステム或いはそ
のヒータ油圧回路を採用し、このパワーステアリングシ
ステム或いはヒータ油圧回路のコンプレッサを油圧モー
タ13により駆動するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す全体構成図
、第3図は第2図におけるマイクロコンピュータの作用
を示すフローチャート、並びに第4図は前記実施例の部
分的変形例を示す要部油圧回路図である。 符  号  の  説  明 E・・・エンジン、10・・・エンジン冷却系統、11
・・・油圧ポンプ、13・・・油圧モータ、14・・・
オイルクーラ、20・・・冷凍サイクル、21・・・コ
ンプレッサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  エンジンを冷却するエンジン冷却システムを備えた車
    両に適用されて、コンプレッサを有する制御システムに
    おいて、油圧ポンプ、油圧モータ及びオイルクーラを有
    する油圧システムにより、前記油圧ポンプの吐出作用に
    伴い前記油圧システムを循環する冷却圧油に応じエンジ
    ンを油冷するように前記エンジン冷却システムを構成し
    、かつ前記コンプレッサを前記油圧モータにより駆動す
    るようにしたことを特徴とする車両用制御システム。
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