JPH02139633A - プロセス同期制御方式 - Google Patents

プロセス同期制御方式

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JPH02139633A
JPH02139633A JP29106988A JP29106988A JPH02139633A JP H02139633 A JPH02139633 A JP H02139633A JP 29106988 A JP29106988 A JP 29106988A JP 29106988 A JP29106988 A JP 29106988A JP H02139633 A JPH02139633 A JP H02139633A
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JP
Japan
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control
processor
transaction
control means
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JP29106988A
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Inventor
Hideo Tatsueda
立枝 秀夫
Katsumi Matsuo
松尾 勝美
Hitoshi Suzuki
等 鈴木
Akio Sato
彰男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概   要〕 シングルプロセッサ又はマルチプロセッサ構成のコンピ
ュータシステムにより複数のプロセスの実行制御を相互
に同期させて行うプロセス同期制御方式に関し、 制御トランザクションの保留をな(すと共に、プロセス
同期制御自体の簡略化を可能とし、更に、シングル/マ
ルチプロセッサ構成に係わらすプロセス同期制御の基本
部分の共通化を可能とすることを目的とし、 第1プロセスによる第2プロセスの起動時に該両プロセ
スが同一プロセッサ内で実行される場合、該プロセッサ
内に、前記第1プロセスを起動した制御トランザクショ
ンに第2プロセス起動情報と第1プロセス中断再開情報
を書き込んだ後、前記第1プロセスの実行を中断する第
1の制御手段と、該中断動作後前記制御トランザクショ
ンに記憶されている前記第2プロセス起動情報に基づい
て前記第2プロセスを起動する第2の制御手段と、該第
2プロセスの実行終了後前記制御トランザクションに記
憶されている前記第1プロセス中断再開情報に基づいて
前記第1プロセスの実行を再開する第3の制御手段とを
有するように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、シングルプロセッサ又はマルチプロセッサ構
成のコンピュータシステムにより複数のプロセスの実行
制御を相互に同期させて行うプロセス同期制御方式に関
する。
〔従来の技術〕 電子交換機システム等のコンピュータシステムにおいて
は、多数の電話機等からランダムに生起する接続要求及
びそれに続くダイヤル情報に対して、回線クラス情報、
通話路の使用状態の情報等に基づいて、直ちに応答する
実時間性と、多数の呼を同時に並列処理する多重処理機
能が必要とされる。このような実時間多重処理機能は、
電子交換機システムに限らず、他のコンピュータシステ
ムにおいても必要とされる場合が多い。
上記のような実時間多重処理においては、所定の時間単
位毎に所定の処理が行われるが、このような処理単位は
一般にプロセスと呼ばれている。
そして、各プロセスは、予め定められた優先順位等で決
定される規則に基づいて所定の順序で実行される。また
、あるプロセスの実行中に他プロセスの実行要求が発生
した場合、自己のプロセスを中断して他プロセスに移行
し、他プロセスでの処理が終了したら再び自己プロセス
を再開するというような処理を行う場合もある。このよ
うに、複数のプロセスが互いに同期するように制御を行
う必要がある。
プロセス同期制御においては、各プロセスを実行開始・
中断又は再開させるための制御データを保持する必要が
あるが、このように各プロセスに対応じて存在する制御
データの集合は制御トランザクションと呼ばれる。
第6図に、シングルプロセッサ構成のコンピュータシス
テムにおいて、プロセス1とプロセス2の2つのプロセ
スの同期制御を行う場合の従来例を示し、この動作を第
7図の動作説明図に沿って説明する。
まず、プロセスl及びプロセス2の実体は、コンピュー
タシステムの特には図示しないメモリ上に記憶されるプ
ログラムであり、特には図示しないcpu (プロセッ
サ)によって実行され、例えば電子交換機システムの場
合、プロセスlはある加入者aからのダイヤル番号を受
信する処理、プロセス2は各ダイヤル番号の受信毎にそ
のダイヤル番号を解析する処理である。
また、制御トランザクションは、メモリ上の特定の記憶
領域であり、1つのシステムにおいて同時に存在する個
数は有限である。従って、各プロセスの実行毎に、空い
ているトランザクションが捕捉されて使用され、実行が
終了すると開放される、各プロセスで共通の記憶領域で
ある。
第6図のプロセスlの起動時においては、同図3に示す
制御トランザクションAが捕捉される。
制御トランザクションAには、始めは第7図に示すよう
にプロセスl起動情報12が記憶される。
これは、例えばプロセス1に対応するプログラムの起動
命令等である。この制御トランザクションAが実行され
ることによりプロセスlが起動する。
そして、プロセス1の実行中にプロセス2を実行すべき
状態が発生した場合、プロセス1において、まず、プロ
セス間送受信ハソファB[JFが捕捉される(第7図S
l)。プロセス間送受信バッファBUFは、特には図示
しないメモリ上に設けられており、これが捕捉されると
(第6図4)、その中に、第7図に示す制御トランザク
ションへの番号13及びプロセス2にて必要なパラメー
タ14(引き継ぎパラメータ)を書き込む(第7図32
)このパラメータは、例えば発呼者からのダイヤルに基
づく相手番号又は内線クラスデータ等である。
次に、プロセス2を起動するための新たな制御トランザ
クションBが捕捉され(第7図33、第6図6)、捕捉
されるとその中に、第7図に示すプロセス2起動情報I
5及びプロセス間送受信バッファ番号I6を書き込む(
第7図34)。
一方、制御トランザクションAには、既に書き込まれて
いるプロセス1起動情報12の他に、第7図に示すプロ
セス再開情報17及びプロセス間送受信バッファ番号1
6を書き込んだ後、制御トランザクションAを待ちキュ
ーにつなぐ(第7図34、S5、第6図7)。ここで、
例えばプロセス1のプログラムカウンタ値等は、スタッ
クに格納されるため、プロセス再開情報17としては上
記値が格納されたスタックアドレス等が記憶される。こ
れにより、プロセス1に係る制御I )ランザクジョン
Aは待ち状態に入る。
上記処理の後、制御トランザクションBの実行を要求し
く第7図36)、プロセス1を中断する。
以上の処理により、制御トランザクションBが実行され
、これによりプロセス2が起動する(第6図5)。
プロセス2では、プロセス間送!バッファBUFに記憶
されているプロセス2にて必要なパラメータ】4に基づ
いて処理を行い、第7図の処理結果18を同バッファに
書き込む(第7図57、第6図8)。処理結果18とは
、例えばダイヤル番号の解析結果である。
上記動作により、プロセス2での主要な動作が完了する
と、再びプロセス1を再開すべく、プロセス間送受信バ
ッファBUF内の制御トランザクションAの番号13に
従って、待ちキューから制御トランザクションAをはず
し、再起動要求をすると共に(第7図38、S9、第6
図10)、制御トランザクションBを解放(未使用状態
と)する(第7図310)。
制御トランザクションAには、プロセス再開情報17が
記憶されているため、これに基づいてプロセス1が再起
動する。そして、制御トランザクションAに記憶されて
いるプロセス間送受信バッファ番号16に対応するプロ
セス間送受信バッファBUF上の処理結果18(プロセ
ス2での処理結果)に基づいて処理を続行する(第7図
511)。
次に、第8図に、マルチプロセッサ構成のコンピュータ
システムにおいて、プロセス1とプロセス2の2つのプ
ロセスが異なるプロセッサで実行される場合のプロセス
同期制御方式の従来例を示し、この動作を第9図の動作
説明図に沿って説明する。なお、第8図でプロセス1は
自プロセッサ19にて実行され、プロセス2は他プロセ
ッサ20にて実行されるとする。
まず、第8図の自プロセッサ19でのプロセス1の起動
時においては、同図21に示す制御トランザクションA
が捕捉される。制御トランザクションAには、前記シン
グルプロセッサの場合と同様、第9図(a)に示すよう
にプロセス1起動情報41が記憶され、制御トランザク
ションAが実行されることによりプロセス1が起動する
そして、プロセス1の実行中に他プロセッサ20でプロ
セス2を実行すべき状態が発生した場合、プロセス1に
おいて、まず、プロセス間送受信バy 7 y BUF
# 1が捕捉される(第9図(a)S12)。
プロセス間送受信バッファBUF# 1は、前記シング
ルプロセッサの場合と同様であり、これが捕捉されると
(第8図22)、その中に、第9図(a)に示す制御ト
ランザクションへの番号42及びプロセス2にて必要な
パラメータ43(引き継ぎパラメータ)を書き込む(第
9図(a)S13)。
続いて、プロセス間送受信バッファBUF#1の内容を
他プロセッサ20に送信するためのプロセッサ間送信バ
ッファ5BUF# 1が捕捉される(第9図(a)S1
4)。
捕捉されると、プロセッサ間送信バッファ5BUF#1
に、他プロセッサ20でプロセス2を起動するための第
9図(a)に示すプロセス2起動情報44を書き込むと
共に、プロセス間送受信バッファBUF#1に記憶され
ている制御トランザクションAの番号42及びプロセス
2にて必要なパラメータ43を書き込む(第9図(a)
S15、第8図24.26)。
次に、他プロセス起動処理に移り(第8図23)、プロ
セッサ間送信制御処理(第8図25)を起動して、プロ
セッサ間送信バッファ5BUF# 1の内容を他プロセ
ッサ20に対して送信する(第9図(a)S16、第8
図27)。
上記動作の後、プロセッサ間送信バッファ5BUF#l
を解放しく第9図(a)S17)、一方、制御トランザ
クションAには、既に書き込まれているプロセス1起動
情報41の他に、第9図(a)に示すプロセス再開情報
45及びプロセス間送受信バッファ番号46を書き込み
、制御トランザクションAを待ちキューにつなぐ(第9
図(a) S 15、S18、第8図28)。これによ
り、プロセスlに係る制御トランザクションAは待ち状
態に入る。なお、プロセス間送受信パンファBUF#1
も待ち状態に入り、プロセスlは中断される。
次に、第8図の他プロセッサ20において、前記プロセ
ッサ間送信バッファ5BUF# 1からの送信内容はプ
ロセッサ間受信バッファRBUF# 2で受信される(
第8図及び第9図(a)の29)。
受信バッファにデータが入ると、まず、他プロセッサ2
0におけるプロセス間送受信バッファBUF#2が捕捉
される(第9図(a)S19、第8図31)。
これが捕捉されると、その中に、プロセッサ間受信バッ
ファRBtlF# 2に記憶されている制御トランザク
ションAの番号42及びプロセス2にて必要なパラメー
タ43を書き込む(第9図(a) S 20、第8図3
0)。
上記動作の後、プロセス2を起動するための他プロセッ
サ20上の制御トランザクションBが捕捉され(第9図
(a)S21、第8図32)、捕捉されるとその中に、
第9図(a)に示すプロセス2起動情報44及びプロセ
ス間送受信バッファ番号47を書き込み(第9図(a)
S22)、プロセス2の起動要求がなされる(第9図(
a)S23)。
上記動作により、制御トランザクションBが実行され、
これにより他プロセッサ20でのプロセス2が起動する
プロセス2では、プロセス間送受信バッファBUF#2
に記憶されているプロセス2にて必要なパラメータ43
に基づいて処理を行い、第9図(ハ)の処理結果48を
同バッファに書き込む(第9図(b) S24、第8図
31)。
上記IJI作により、プロセス2での主要な動作が完了
すると、再び自プロセッサ19でのプロセス1を再開す
べく、上記処理結果48等を自プロセッサ19に送信す
るためのプロセッサ間送信バッファ5BUF#2が捕捉
される(第9図(ロ)S25)。
捕捉されると、プロセッサ間送信バッファ5BLIF#
2に、プロセス間送受信バッファBUF#2に記憶され
ている制御トランザクションAの番号42及びプロセス
2での処理結果48を書き込む(第9図(b) S l
 6、第8図33.34)。
次に、他プロセッサ20上のプロセス間送受信バッファ
B[JF#2が解放され(第9図(b)S27)、プロ
セッサ間送信バッファ5BUF# 2の内容を自プロセ
ッサ19に対して送信する(第9図(b) 328、第
8図35)。なお、自プロセッサ19でのプロセッサ間
送信制御処理25に対応する他プロセッサ20での処理
は第8図では省略しである。
上記動作の後、プロセッサ間送信バッファ5BUF#2
を解放しく第9図(ロ)S17)、また、制御トランザ
クションBも解放して(第9図330)、他プロセッサ
20での処理を終了する。
他プロセッサ20での送信処理に対応じて、第8図の自
プロセッサ19において、前記プロセッサ間送信バッフ
ァ5BUF# 2からの送信内容はプロセッサ間受信バ
ッファRBUF# 1で受信される(第8図及び第9図
(b)の36)。
受信バッファにデータが入ると、まず、自プロセッサ1
9において待ち状態にあったプロセス間送受信バッファ
BtlF#1に、プロセス2での処理結果4日を書き込
む(第9図(b)S31、第8図37.3日)。
上記動作の後、再びプロセス1を再開すべ(、プロセス
間送受信バッファBUF#1内の制御トランザクション
Aの番号42に従って、待ちキューから制御トランザク
ションAをはずし、再起動要求する(第9図(b) S
 33.334、第8図39)。
制御トランザクションAには、第9図(b)に示すよう
にプロセス再開情報45が記憶されているため、これに
基づいてプロセス1が再起動する。そして、制御トラン
ザクションAに記憶されているプロセス間送受信バッフ
ァ番号46に対応するプロセス間送受信バッファB[J
F # 1上の処理結果48(プロセス2での処理結果
)に基づいて処理を続行する(第9図(b) S 35
 )。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例のうち、まず、第6図のシングルプロセッサ
でのプロセス同期制御方式において、プロセス1からプ
ロセス2を起動する場合に、プロセス1を制御していた
制御トランザクションAの他にプロセス2の制御用の制
御トランザクションBを新たに捕捉する必要があり、し
かも、プロセス1の中断中は制御トランザクションAを
待ち状態にして保留しておかなければならない。従って
、多重制御されるプロセス数が増大するに伴い、保留中
及び新たに捕捉される制御トランザクションの数も必然
的に増加してしまうが、1つのプロセッサにおいて同時
に実行可能な制御トランザクションの数はメモリの制約
等から有限個に制限されているため、プロセッサにおけ
る記憶容量の増加を余儀なくされるという問題点を有し
ている。
また、プロセス1とプロセス2の間の処理結果等のパラ
メータの引き渡しは、プロセス間送受信バッファBUF
を用いて行わなければならず、バッファの乗換処理によ
り処理ステップ数が増加し、プロセッサの負担の増加、
ひいては全体の信号処理能力の低下を招いてしまうとい
う問題点を有している。
更に、第8図のマルチプロセッサでのプロセス同期制御
方式において、自プロセッサ19でのプロセス1から他
プロセッサ20でのプロセス2を起動する場合には、上
記シングルプロセッサにおける問題点に加え、更に、プ
ロセス間送受信バ・ンファBUF # 1又は#2と、
プロセッサ間送信バッファ5BUF# 1又は#2及び
プロセッサ間受信バッファRBUF# l又は#2との
間で、送受信データの乗換処理をも行う必要があり、基
本的にシングルプロセッサ構成の場合と同一の制御方式
でプロセス同期制御を行うことはできない。しかし、近
年の電子交換機システム等では、ユーザでの使用環境に
より1つの電子交換機で制御を行うべき回線数が、数十
から数万回線の範囲に及ぶため、そのような回線数の変
化に柔軟に対応するため、回線数に応じてシングルプロ
セッサ構成又はマルチプロセッサ構成を自由に選択可能
とする方向にあり、上記のように両者の間でプロセス同
期制御方式が異なると、システムの互換性等に乏しくな
り、回線規模変更時等におけるシステム交換等に必要な
コスト及び時間の増大を招いてしまうという問題点を有
している。
本発明は、制御トランザクションの保留をなくすと共に
、プロセス同期制御自体の簡略化を可能とし、更に、シ
ングル/マルチプロセッサ構成に係わらずプロセス同期
制御の基本部分の共通化を可能とすることを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のブロック図である。
本発明は、シングルプロセッサ又はマルチプロセッサ構
成のコンピュータシステムにより複数のプロセスの実行
制御を相互に同期させて行うプロセス同期制御方式を前
捉とする。
第1図(a)は、上記複数のプロセスのうちの1っであ
る第1プロセス49により他のプロセスである第2プロ
セス50を起動する時に、該両プロセスが同一プロセッ
サ内で実行される場合を示している。ここで、第1プロ
セス49及び第2プロセス50の実体は、コンピュータ
システムの特には図示しないメモリ上に記憶されるプロ
グラムであり、特には図示しないCPU (プロセッサ
)によって実行され、例えば電子交換機システムの場合
、ある加入者aからのダイヤル番号を受信する処理、各
ダイヤル番号の受信毎にそのダイヤル番号を解析する処
理等である。
第1の制御手段54は、第1プロセス49を起動した制
御トランザクション51に、第2プロセス起動情報52
と第1プロセス中断再開情報53を書き込み、その後、
第1プロセス49の実行を中断する手段である。制御ト
ランザクション51は、プロセス同期制御において、各
プロセスを実行開始・中断又は再開させるための制御デ
ータの集合を記憶するための、特には図示しないメモリ
上の特定の記憶領域である。
第2の制御手段55は、上記第1の制?111手段54
による中断動作後、制御トランザクション51に記憶さ
れている第2プロセス起動情報52に基づいて第2プロ
セス50を起動する手段である。
第3の制御手段56は、第2プロセス50の実行終了後
前記制御トランザクション51に記憶されている第1プ
ロセス中断再開情報53に基づいて第1プロセス49の
実行を再開する手段である。
以上の手段に加えて第1図(a)において、第8の制御
手段66は、第1プロセス49の実行時に、制御トラン
ザクション51に、必要に応じて前記第1プロセス49
から前記第2プロセス50への第1の引き渡し情報65
を書き込む手段である。
ここで、第1の引き渡し情報65とは、例えば第1プロ
セス49がある加入者aからのダイヤル番号を受信する
処理で、第2プロセス50が各ダイヤル番号の受信毎に
そのダイヤル番号を解析する処理等の場合、例えば発呼
者からのダイヤルに基づ(相手番号又は内線クラスデー
タ等である。
次に、第9の制御手段67は、前記第2プロセス54で
の起動後に前記側J:JIl )ランザクジョン51に
必要に応じて記憶されている第1の引き渡し情報65に
基づいて第2プロセス50を実行する手段である。
第10の制御手段69は、上記第2プロセス50の実行
時に、制御トランザクション51に、必要に応じて第2
プロセス50から第1プロセス49への第2の引き渡し
情報74を書き込む手段である。
そして、第11の制御手段70は、前記第1プロセス4
9の再開後に、制御トランザクション51に必要に応じ
て記憶されている第2の引き渡し情報68に基づき第1
プロセス49を実行する手段である。
次に、第1図℃)は、マルチプロセッサ構成である場合
、第1プロセス49及び第2プロセス50が各々自プロ
セッサ57及び他プロセッサ58の別のプロセッサで実
行される場合を示している。
この場合、第1プロセス49に対する処理を行う第1図
(a)と同様の前記第1及び第3の制御手段54.56
並びに前記第8及び第11の制御手段66.70は自プ
ロセッサ57内に設けられ、第2プロセス50に対する
処理を行う前記第2の制御手段55及び第9及び第10
の制御手段67.69は他プロセッサ58内に設けられ
、各プロセッサにおいて前記第1図(a)の場合と同様
の処理を行うことになる。
更に、各プロセッサにおいて、後述する制御用トランザ
クションのメモリ領域を他のプロセッサに対する送受信
バッファ領域と共通に使用する。
通常、他のプロセッサとデータの送受信を行う場合、特
には図示しないメモリ上の特定領域を送信バッファ又は
受信バッファとして使用し、この領域を特には図示しな
い送受信制御回路がハード的にアクセスすることにより
送受信を行う。従って、本発明では、このハード的にア
クセス可能な領域を、同時に、後述する制御トランザク
ションの領域としてアクセスできるようにする。
第1図(b)において、自プロセッサ57内に設けられ
る第4の制御手段59は、前記第1の制御手段54によ
る中断動作後に、前記制御トランザクション51をその
まま送信バッファとしてその内容を前記他プロセッサ5
8へ送信し、その後該送信バッファを解放する手段であ
る。
一方、他プロセッサ58内に設けられる第5の制御手段
61は、上記送信内容を受信した受信バッファをそのま
ま制御トランザクション60として、前記第2の制御手
段55を動作させる手段である。
同じく他プロセッサ60内に設けられる第6の制御手段
は、第2の制御手段55によって起動された第2プロセ
ス50が実行終了後に、制御トランザクション60をそ
のまま送信バッファとしてその内容を自プロセッサ57
に送信し、その後該制御トランザクション60を解放す
る手段である。
更に、自プロセッサ57内に設けられる第7の制御手段
64は、上記送信内容を受信した受信バッファをそのま
ま制御トランザクション63として、前記第3の制御手
段56を動作させる手段である。
〔作  用〕
第1図(a)において、第1プロセス49から同一プロ
セッサ内の第2プロセス50を起動する場合、今まで第
1プロセス49を制御していた制御トランザクション5
1に、第1の制御手段54が第2プロセスの起動情報5
2を書き込むことにより、第2プロセス50の起動時に
は新たな制御トランザクションを捕捉する必要がなく、
第2の制御手段55が上記起動情報52に基づいて第2
プロセス50を起動させることができる。
更に、第1の制御手段54が第1プロセス49の中断を
再開するための情報53を書き込むことにより、第1プ
ロセス49の中断中に再開専用の制御トランザクション
を保留させる必要がない。
また、第1プロセス49と第2プロセス50の間の処理
結果等の引き渡し情報65.68も、制御トランザクシ
ョンを介して行われるため、専用のバッファが必要なく
なり、バッファの乗換処理も必要なくなる。
以上のことから、同一プロセッサ内での第1プロセス4
9から第2プロセス50の起動、及び第2プロセス50
から第1プロセス49の再開を通じて必要な制御トラン
ザクションは、結局、1つでよいことになり、送受信バ
ッファも必要ない。
次に、第1図(b)において、自プロセッサ57内の第
1プロセス49から他プロセッサ58内の第2プロセス
50を起動する場合も制御トランザクションに対する処
理は基本的には第1図(a)の場合と同様である。
但し、第1図(a)の場合の各制御手段に加えて、自プ
ロセッサ57と他プロセッサ58の間で、制御トランザ
クションの内容を送受信するため第4〜第7の制御手段
59.61.62.64が挿入されるが、ここで、各プ
ロセッサにおいて、制御トランザクションと送信バッフ
ァ又は受信バッファを、特には図示しないメモリ上で同
じ領域に設定しておくことにより、制御トランザクショ
ン51の内容を自プロセッサ57から他プロセッサ58
に送信する場合に、専用の送信バッファへの乗換処理は
全く必要なくなり、第4の制御手段59は単に制御トラ
ンザクション51のアドレスをアクセスして送信処理を
行うだけでよい。また、他プロセッサ58内の第5の制
御手段61が上記送信内容を受信した場合、受信バッフ
ァがそのまま他プロセッサ58内の制御トランザクショ
ン60となるため、第2の制御手段55は新たな制御ト
ランザクションを捕捉する等の特別な処理を必要とせず
、第1図(a)の場合と全く同様の制御でよい。
更に、自プロセッサ57において上記第4の制御手段5
9は、制御トランザクション51の内容を送信した後は
、制御トランザクション51を速やかに解放することに
より、自プロセッサ57側で余分な制御トランザクショ
ンを保留しておく必要がなくなる。
以上の作用は、他プロセッサ58から自プロセッサ57
へ制御トランザクション60の内容を送信して制御を戻
す場合も全く同様である。
なお、例えばマルチプロセッサ構成において、第1プロ
セス49が第2プロセス50を起動する場合に、第2プ
ロセス50が第1プロセス49と同一プロセッサ内で実
行されるか否かは、例えば第1図(a)又は第1図(b
)において、第1プロセス49の実行中に制御トランザ
クション51に第2プロセス起動情報52又は第1プロ
セス中断再開情報53が書き込まれるときに、それらの
情報に該情報が用いられるべきプロセッサの識別情報(
同一プロセッサ用か自プロセッサ用又は他プロセンサ用
等)を付加しておき、これに基づいて例えば第1の制御
手段54の制御の後、同一プロセッサ内の第2の制御手
段55が動作するか送信処理のための第4の制御手段が
動作するかが決定されるようにすればよい。
また、1つのプロセッサあたり、制御トランザクション
と共用される送受信バッファを複数個用意しておくこと
により、各プロセッサで複数のプロセスに対する処理を
並列して行うことができる。
〔実  施  例〕
以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第2図に、シングルプロセッサ構成のコンピュータシス
テムにおいて、プロセス1とプロセス2の2つのプロセ
スの同期制御を行う場合の、本発明の実施例の構成を示
す。
同図において、プロセス1及びプロセス2の実体は、従
来例の場合と同様、コンピュータシステムの特には図示
しないメモリ上に記憶されるプログラムであり、特には
図示しないCPU (プロセッサ)によって実行され、
例えば電子交換機システムの交換処理である。
制御トランザクションAは、メモリ上の特定の記憶領域
で、各プロセスで共通の記憶領域である。
プロセス間同期制御処理72は、特には図示しないCP
Uによって、′後述する第3図に示す動作を行う。
以下、第2図の実施例の動作を第3図の動作説明図に沿
って説明する。
まず、第2図のプロセス1の起動時においては、同図7
1に示す制御トランザクションAが捕捉される。制御ト
ランザクションAには、始めは従来例の場合と同様(第
7図参照)、第3図に示すようにプロセス1起動情報1
00が記憶され、この制御トランザクションAが実行さ
れることによりプロセスlが起動する。
そして、プロセスlの実行中にプロセス2を実行すべき
他プロセス起動要求73が発生した場合、第2図のプロ
セス間同期制御処理72が動作し、まず、制御トランザ
クションAに、第3図に示すプロセス2にて必要なパラ
メータ78(引き継ぎパラメータ)を書き込む(第3図
336、第2図又は第3図の74)。同パラメータは、
従来例の場合と同様、例えば発呼者からのダイヤルに基
づく相手番号又は内線クラスデータ等である。
次に、同じく制御トランザクションAに、第3図に示す
プロセス2起動情報80及びプロセス再開情報81を書
き込む(第3図337、第2図及び第3図の74)。こ
こで、プロセス2起動情報80は、例えばプロセス2の
起動命令であり、プロセス再開情報81は、後述するプ
ロセス2の実行終了後にプロセス1を実行再開するため
の、例えばスタックに格納されたプロセス1のプログラ
ムカウンタ値等を再度読み出すためのスタックアドレス
等である。
上記処理の後、制御トランザクションAの実行を要求し
く第3図838)、プロセスlを中断する。
以上の処理により、制御トランザクションAが実行され
、これによりプロセス2が起動する。ずなわち、プロセ
ス2はプロセス1をill ?卸したのと同じ制御トラ
ンザクションAによって制御される。
プロセス2では、制御トランザクションAに記憶されて
いるプロセス2にて必要なパラメータ79に基づいて処
理を行い、第3図の処理結果82を制御トランザクショ
ンAに書き込む(第3図339、第2図又は第3図の7
4)。
上記動作により、プロセス2での主要な動作が完了する
と、再びプロセス1を再開すべく、第2図のプロセス間
同期制御処理76に対して再起動要求を行う(第3図3
40、第2又は第3図の75)。
これにより、プロセス間同期制御処理76は、制御トラ
ンザクションA内のプロセス再開情報81に基づいてプ
ロセスlを再起動させ、制御トランザクションAは再び
プロセスlを制御する状態になり(第2図又は第3図の
77)、制御トランザクションAに記憶されている処理
結果82(プロセス2での処理結果)に基づいて処理を
続行する(第3図341)。
以上示したように、第2図の実施例では、プロセス2の
起動時に新たな制御トランザクションを捕捉する必要が
なく、また、プロセス1の中断中に再開専用の制御トラ
ンザクションを保留させる必要もない。従って、従来例
に比較して制御トランザクションの数を2程度に減らす
ことができる。
更に、第6図の従来例で必要であったプロセス間送受信
バッファBLIFも必要なく、バッファの乗換処理が必
要ないため、プロセスlからプロセス2に制御を移す場
合の高速化が図れ、全体の信号処理能力の低下を防ぐこ
とができる。
次に、第4図に、マルチプロセッサ構成のコンピュータ
システムにおいて、プロセス1とプロセス2の2つのプ
ロセスが異なるプロセッサで実行される場合の、プロセ
ス同期制御方式の本発明の実施例の構成を示す。
同図において、プロセス1は自プロセッサ83にて実行
され、プロセス2は他プロセッサ84にて実行されると
する。そして、プロセンサ間送信制御処理89.94及
びプロセッサ間受信制御処理92.96は、各々、自プ
ロセッサ83と他プロセッサ84との間で制御トランザ
クションの内容を送受信するための処理動作を行う。
この場合、自プロセッサ83と他プロセンサ84間のデ
ータの送受信用の領域として用いられる特には図示しな
いメモリ上の送信バッファ領域及び受信バッファ領域は
、後述する各プロセス制御用の制御トランザクションA
、B、C等と共通に使用されることが特徴である。
以下、第4図の実施例の動作を第5図の動作説明図に沿
って説明する。
マス、第3図の自プロセッサ83でのプロセスlの起動
時においては、同図85に示す制御トランザクションA
が捕捉される。制御トランザクションAには、前記シン
グルプロセッサの場合と同様、第5図に示すようにプロ
セス1起動情報100が記憶され、制御トランザクショ
ンAが実行されることによりプロセス1が起動する。
そして、プロセス1の実行中に他プロセッサ84でプロ
セス2を実行すべき他プロセス起動要求87が発生した
場合、第4図のプロセス間同期制御処理86が動作し、
まず、制御トランザクションAに、第5図に示すプロセ
ス2にて必要なパラメータ101 (引き継ぎパラメー
タ)を書き込む(第5図842)。
次に、同じく制御トランザクションAに、第4図に示す
プロセス2起動情報102及びプロセス再開情報103
を書き込む(第5図343、第4図及び第5図の88)
上記処理の後、プロセッサ間送信制御処理(第4図89
)を起動して、制御トランザクションAをそのまま送信
バッファとして、その内容を他プロセッサ84に対して
送信する(第5図344、第4図又は第5図の90)。
送信処理が終了したら制御トランザクションAを解放し
、自プロセッサ83のプロセス1は中断状態に入る(第
5図345、第4図91)。
次に、第4図の他プロセッサ84において、自プロセッ
サ83からの送信内容はプロセッサ間受信制御処理92
の制御下で受信されるが、この場合の受信バッファはそ
のまま他プロセッサ84の制御トランザクションBとさ
れ、前記制御トランザクションAの内容と全く同様の内
容が記憶される(第4図又は第5図の93)。
上記のように、制御トランザクションBの内容が確定す
ると、その中のプロセス2起動情報102により、プロ
セス2の起動要求がなされ、これによりプロセス2が起
動する(第5図546)。
プロセス2では、制御トランザクションBに記憶されて
いるプロセス2にて必要なパラメータ101に基づいて
処理を行い、第5図の処理結果104を制御トランザク
ションBに書き込む(第5図347、第4図又は第5図
の93)。
上記動作により、プロセス2での主要な動作が完了する
と、再び自プロセッサ83のプロセス1を再開すべく、
プロセッサ間送信制御処理(第4図94)を起動して、
制御トランザクションBをそのまま送信バッファとして
、その内容を自プロセッサ83に対して送信する(第5
図348、第4図又は第5図の95)。
送信処理が終了したら制御トランザクションBを解放し
、他プロセッサ84のプロセス2は終了する(第5図5
49)。
自プロセッサ83において、他プロセッサ83からの送
信内容はプロセッサ間受信制御処理96の制御下で受信
されるが、この場合の受信バッファはそのまま自プロセ
ッサ83の新たな制御トランザクションCとされ、前記
制御トランザクションBの内容と全(同様の内容が記憶
される(第4図又は第5図の97)。
上記制御トランザクションCは、そのままプロセスlの
再開制御用の制御トランザクションとして使用される。
すなわち、プロセス間同期制御処理98は、制御トラン
ザクションC内のプロセス再開情報103に基づいてプ
ロセスlを再起動させ、(第4図又は第5図の99)、
制御トランザクションCに記憶されている処理結果10
4(プロセス2での処理結果)に基づいて処理を続行す
る(第4図351)。
上記マルチプロセッサ構成におけるプロセス間同期制御
処理において、第5図342〜S43の処理及びS50
、S51の処理は、前記シングルプロセッサ構成におけ
る処理の、第3図S36〜S37及びS40、S41の
処理と全く同様である。すなわち、第4図のプロセス間
同期制御処理86.98が、第2図の72.76と全く
同様の構成である。従って、シングルプロセッサ構成を
マルチプロセッサ構成に拡張する場合には、単純に第4
図のプロセッサ間送信制御処理89.94及びプロセッ
サ間受信制御処理92.96を追加するだけでよい。
更に、マルチプロセッサ構成にした場合の他のプロセッ
サとの間でデータの送受信を行うためのバッファを、各
プロセッサにおける制御トランザクションと共通のメモ
リ領域に設定することにより、制御トランザクションA
の内容を自プロセ・ンサ83から他プロセッサ84に送
信する場合に、専用の送信バッファへの乗換処理(第9
図(a)Si2.315等参照)が必要なくなり、プロ
セ・フサ間送信制御処理89は、単に制御トランザクシ
ョンAのアドレスをアクセスして送信処理を行うだけで
よい。また、他プロセッサ84内のプロセ・フサ間受信
制御処理92が上記送信内容を受信した場合、受信バッ
ファがそのまま他ブロセ・フサ84内の制御トランザク
ションBとなるため、新たな制御トランザクションを捕
捉する等の特別な処理が必要なくなり、第2図の場合と
全く同様の制御でよい。更に、自プロセッサ83におい
てプロセッサ間送信制御処理89は、制御トランザクシ
ョンAの内容を送信した後は、制御トランザクションA
を速やかに解放することにより、自プロセ・フサ83側
で余分な制御トランザクションを保留しておく必要がな
くなる。
以上のことは、他プロセッサ84から自プロセッサ83
へ制御トランザクションBの内容を送信して制御を戻す
場合も全く同様である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第1プロセスから同一プロセッサ内の
第2プロセスを起動する場合、第2プロセスの起動時に
は新たな制御トランザクションを捕捉する必要がなくな
る。
更に、第1プロセスの中断中に再開専用の制御トランザ
クションを保留させる必要がない。
また、第1プロセスと第2プロセスの間の処理結果等の
引き渡し情報も、制御トランザクションを介して行われ
るため、専用のバッファが必要なくなり、バッファの乗
換処理も必要な(なる。
以上のことから、同一プロセッサ内での第1プロセスか
ら第2プロセスの起動、及び第2プロセスから第1プロ
セスの再開を通じて必要な制御トランザクションは、結
局、1つでよいことになり、送受信バッファも必要ない
。従って、保留すべき制御トランザクションが必要なく
なることにより、プロセス同期制御に必要な制御トラン
ザクションの数を従来に比較して釣部に減らすことがで
き、多重制御すべきプロセス数の増大に十分に対応でき
る。
次に、マルチプロセッサ構成時に、自プロセッサ内の第
1プロセスから他プロセッサ内の第2プロセスを起動す
る場合も制御トランザクションに対する処理は基本的に
は、同一プロセッサの場合の制御と同じでよい。この場
合、各プロセッサにおいて、制御トランザクションと送
信バッファ又は受信バッファを、特には図示しないメモ
リ上で同じ領域に設定しておくことにより、制御トラン
ザクションの内容を自プロセッサから他プロセッサに送
信する場合に、専用の送信バッファへの乗換処理は全く
必要なくなる。また、他プロセッサで上記送信内容を受
信した場合、受信バッファがそのまま他プロセッサ内の
制御トランザクションとなるため、新たな制御トランザ
クションを捕捉する等の特別な処理を必要とせず、同一
プロセッサの場合の制御と全く同様の制御でよい。これ
により、プロセッサの負担を軽減させることが可能とな
り、全体として高い信号処理能力を維持できることにな
る。
更に、自プロセッサにおいて制御トランザクションの内
容を送信した後は、制御トランザクションを速やかに解
放することにより、自プロセッサ側で余分な制御トラン
ザクションを保留しておく必要がなくなる。
以上の効果は、他プロセッサから自プロセッサへ制御ト
ランザクションの内容を送信して制御を戻す場合も全く
同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は、本発明のブロック図、第2図
は、シングルプロセッサでの本発明の実施例の構成図、 第3図は、シングルプロセッサでの本発明の実施例の動
作説明図、 第4図は、マルチプロセッサでの本発明の実施例の構成
図、 第5図は、マルチプロセッサでの本発明の実施例の動作
説明図、 第6図は、シングルプロセッサでの従来例の構成図、 第7図は、シングルプロセッサでの従来例の動作説明図
、 第8図は、マルチプロセッサでの従来例の構成図、 第9図(a)、(b)は、マルチプロセッサでの従来例
の動作説明図である。 51.60.63・ ・ ・制御トランザクション、5
2・・・第2プロセス起動情報、 53・・・第1プロセス中断再開情報、54・・・第1
の制御手段、 55・・・第2の制御手段、 56・・・第3の制御手段、 57・・・自プロセッサ、 58・・・他プロセッサ、 第4の制御手段、 第5の制御手段、 第6の制御手段、 第7の制御手段、 第1の引き渡し情報、 第8の制御手段、 第9の制御手段、 第2の引き渡し情報、 第10の制御手段、 第11の制御手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)シングルプロセッサ又はマルチプロセッサ構成のコ
    ンピュータシステムにより複数のプロセスの実行制御を
    相互に同期させて行うプロセス同期制御方式において、 第1プロセス(49)による第2プロセス(50)の起
    動時に該両プロセスが同一プロセッサ内で実行される場
    合、該プロセッサ内に、 前記第1プロセス(49)を起動した制御トランザクシ
    ョン(51)に第2プロセス起動情報(53)と第1プ
    ロセス中断再開情報(52)を書き込んだ後、前記第1
    プロセス(49)の実行を中断する第1の制御手段(5
    4)と、 該中断動作後前記制御トランザクション(51)に記憶
    されている前記第2プロセス起動情報(52)に基づい
    て前記第2プロセス(50)を起動する第2の制御手段
    (55)と、 該第2プロセス(50)の実行終了後前記制御トランザ
    クション(51)に記憶されている前記第1プロセス中
    断再開情報(53)に基づいて前記第1プロセス(49
    )の実行を再開する第3の制御手段(56)とを有する
    ことを特徴とするプロセス同期制御方式。 2)前記プロセス同期制御方式において、 前記第1プロセス(49)及び第2プロセス(50)が
    各々自プロセッサ(59)及び他プロセッサ(60)で
    実行される場合、前記第1及び第3の制御手段(54,
    56)は前記自プロセッサ(57)内に設けられ、前記
    第2の制御手段(55)は前記他プロセッサ(58)内
    に設けられ、 各プロセッサでの制御用トランザクションのメモリ領域
    を他のプロセッサに対する送受信バッファ領域と共通に
    し、 前記自プロセッサ(57)内に、前記第1の制御手段(
    54)による前記第1プロセス(49)の中断動作後に
    前記制御トランザクション(51)をそのまま送信バッ
    ファとしてその内容を前記他プロセッサ(58)へ送信
    し、その後該制御トランザクション(51)を解放する
    第4の制御手段(59)を有し、 前記他プロセッサ(58)内に、該送信内容を受信した
    受信バッファをそのまま制御トランザクション(60)
    として前記第2の制御手段(55)を動作させる第5の
    制御手段(61)と、前記第2プロセス(50)の実行
    終了後前記制御トランザクション(60)をそのまま送
    信バッファとしてその内容を前記自プロセッサ(57)
    へ送信し、その後該制御トランザクション(60)を解
    放する第6の制御手段(62)とを有し、前記自プロセ
    ッサ(57)内に、該送信内容を受信し受信バッファを
    そのまま制御トランザクション(63)として前記第3
    の制御手段(56)を動作させる第7の制御手段(64
    )を有することを特徴とする請求の範囲1記載のプロセ
    ス同期制御方式。 3)前記第1プロセス(49)を実行するプロセッサ内
    に、該第1プロセス(49)の実行時に、前記制御トラ
    ンザクション(51)に必要に応じて前記第1プロセス
    (49)から前記第2プロセス(50)への第1の引き
    渡し情報(65)を書き込む第8の制御手段(66)を
    有し、 前記第2プロセス(50)を実行するプロセッサ内に、
    前記第2プロセス(50)の起動後に前記制御トランザ
    クション(51,60)に必要に応じて記憶されている
    前記第1の引き渡し情報(65)に基づいて前記第2プ
    ロセス(50)を実行する第9の制御手段(67)と、
    該第2プロセス(50)の実行時に前記制御トランザク
    ション(51,60)に必要に応じて前記第2プロセス
    (50)から前記第1プロセス(49)への第2の引き
    渡し情報(68)を書き込む第10の制御手段(69)
    とを有し、 前記第1プロセス(49)を実行するプロセッサ内に、
    前記第1プロセス(49)の再開後に、前記制御トラン
    ザクション(51,63)に必要に応じて記憶されてい
    る前記第2の引き渡し情報(68)に基づいて前記第1
    プロセス(49)を実行する第11の制御手段(70)
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載のプロセ
    ス同期制御方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0756748A (ja) * 1993-08-16 1995-03-03 Nec Corp コンカレントオフィス業務支援装置
JP2009217503A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Hitachi Ltd 計算機システム、計算機制御方法及び計算機制御プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121929A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 Hitachi Ltd スタツク処理方式

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