JPH02139334A - 風味保持用包装積層材とそれを用いた風味保持型包装容器 - Google Patents
風味保持用包装積層材とそれを用いた風味保持型包装容器Info
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- JPH02139334A JPH02139334A JP29300388A JP29300388A JPH02139334A JP H02139334 A JPH02139334 A JP H02139334A JP 29300388 A JP29300388 A JP 29300388A JP 29300388 A JP29300388 A JP 29300388A JP H02139334 A JPH02139334 A JP H02139334A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、香料分が含有されている食品を包装するに際
し、該香料分を食品に保持するこゐのできる包装積層材
と、該包装積層材を用いて液体食品の風味を保持できる
ようにした包装容器に関する。
し、該香料分を食品に保持するこゐのできる包装積層材
と、該包装積層材を用いて液体食品の風味を保持できる
ようにした包装容器に関する。
近年、ジュースなど液体食品の販売用の容器としてバッ
ク容器と称する紙製の包装容器が使用されている(第3
図参照)。このような包装容器(P)に用いられる紙を
主体とした包装積層材(包装用ウェブ)は、第2図に示
すように通常支持体層である紙材(1)の一方の表面に
接着性樹脂(6)を介してアルミホイルなどの金属箔層
(2)が設けられ、該金属箔N(2)の表面には接着性
樹脂(6)を介して薄いポリエチレン層(4)が、また
紙材(1)の他の表面には直接に薄いポリエチレン層(
4)がそれぞれラミネートされている。このような包装
積層材(包装用ウェブ)(n)は、所要の印刷及び折目
線を付された長尺のロールの状態で包装機に供給され、
該包装機内で折曲げて容器とし液体食品を充填するよう
にしている。
ク容器と称する紙製の包装容器が使用されている(第3
図参照)。このような包装容器(P)に用いられる紙を
主体とした包装積層材(包装用ウェブ)は、第2図に示
すように通常支持体層である紙材(1)の一方の表面に
接着性樹脂(6)を介してアルミホイルなどの金属箔層
(2)が設けられ、該金属箔N(2)の表面には接着性
樹脂(6)を介して薄いポリエチレン層(4)が、また
紙材(1)の他の表面には直接に薄いポリエチレン層(
4)がそれぞれラミネートされている。このような包装
積層材(包装用ウェブ)(n)は、所要の印刷及び折目
線を付された長尺のロールの状態で包装機に供給され、
該包装機内で折曲げて容器とし液体食品を充填するよう
にしている。
(発明が解決しようとする課題]
従来の包装積層材(包装用ウェブ)(8)は、これを用
いて液体食品を充填した包装容器を製造したとき、該液
体食品が香料分を含むものである場合、例えばオレンジ
ジュースの場合では油性のd−リモネンが香$4分とし
て含有されているが、これが包装容器の内壁面に相当量
吸着され、容器壁を形成しているウェブ中に光及びガス
のバリヤー性を有するアルミホイル層があるものでも当
初の50〜60%分しか容重成分を保持することができ
なかった。
いて液体食品を充填した包装容器を製造したとき、該液
体食品が香料分を含むものである場合、例えばオレンジ
ジュースの場合では油性のd−リモネンが香$4分とし
て含有されているが、これが包装容器の内壁面に相当量
吸着され、容器壁を形成しているウェブ中に光及びガス
のバリヤー性を有するアルミホイル層があるものでも当
初の50〜60%分しか容重成分を保持することができ
なかった。
本発明は、このような点に泪みてなされたものであって
、香料分を含む液体食品を充填した包装容器の製造に当
り、香料分が容器内壁面に吸着されたりして減少するこ
とを防止した包装容器を製造することのできる包装積層
材と、それを用いた豊かな風味を保持することのできる
包装容器を提供することを目的とする。
、香料分を含む液体食品を充填した包装容器の製造に当
り、香料分が容器内壁面に吸着されたりして減少するこ
とを防止した包装容器を製造することのできる包装積層
材と、それを用いた豊かな風味を保持することのできる
包装容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の風味保持用包装積
層材においては、紙材などの剛性を付与する材料で形成
された支持体層(キャリヤ層)の片面に、少くともアル
ミホイルなどの金属7f3層とその外部に酸化珪素又は
窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層を最も外側に位置す
るように設ける一方、支持体層の他の片面にプラスチッ
クフィルム層が設けられている。
層材においては、紙材などの剛性を付与する材料で形成
された支持体層(キャリヤ層)の片面に、少くともアル
ミホイルなどの金属7f3層とその外部に酸化珪素又は
窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層を最も外側に位置す
るように設ける一方、支持体層の他の片面にプラスチッ
クフィルム層が設けられている。
上記の酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層
を最外側に設けるに当っては、その内層にポリエチレン
テレフタレート層を設けることが後記する理由により望
ましい。
を最外側に設けるに当っては、その内層にポリエチレン
テレフタレート層を設けることが後記する理由により望
ましい。
また、上記の風味保持用積層包装材を用いて包装容器を
形成するには、容器内面側に珪素化合物の薄膜層を直接
内容物に接するように位置せしめる必要がある。
形成するには、容器内面側に珪素化合物の薄膜層を直接
内容物に接するように位置せしめる必要がある。
[作 用]
上記のように構成された積層包装材では、支持体層の片
面に設けられた金属箔層により被包装内容物の外部から
の光やガス(主として酸素)の影響を遮断してその品質
の劣化を防止するとともに、被包装内容物に直接触れる
酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物が香料を形成す
る油性分を殆ど吸着しないので該積層包装材で包装する
と被包装内容物の香料分を有効に保持することができる
。
面に設けられた金属箔層により被包装内容物の外部から
の光やガス(主として酸素)の影響を遮断してその品質
の劣化を防止するとともに、被包装内容物に直接触れる
酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物が香料を形成す
る油性分を殆ど吸着しないので該積層包装材で包装する
と被包装内容物の香料分を有効に保持することができる
。
また、上記珪素化合物の薄膜層の内層にポリエチレンテ
レフタレート層を設けることにより、被包装内容物と接
する該珪素化合物の薄膜層の隙間(亀裂)ができること
が防止され薄膜層の膜厚寸法が安定保持せしめられる。
レフタレート層を設けることにより、被包装内容物と接
する該珪素化合物の薄膜層の隙間(亀裂)ができること
が防止され薄膜層の膜厚寸法が安定保持せしめられる。
また、上記積層包装材の珪素化合物の薄膜層を容器内面
側に位置せしめて包装容器を製造することにより、容器
内壁面に被包装内容物が直接触れた状態が続いても、内
容物の香料分は大半吸着されることなく例えばオレンジ
ジュースをパックした包装容器ではオレンジジュースの
香料分であるd−リモネンを90%以上保持せしめるこ
とができる。
側に位置せしめて包装容器を製造することにより、容器
内壁面に被包装内容物が直接触れた状態が続いても、内
容物の香料分は大半吸着されることなく例えばオレンジ
ジュースをパックした包装容器ではオレンジジュースの
香料分であるd−リモネンを90%以上保持せしめるこ
とができる。
本発明の実施例を添付の図面に基いて説明する。第1図
は、本発明の風味保持用包装積層材の一部の拡大断面図
で、第3図は該包装積層材を用いて製造したプリンク型
包装容器の一部を切欠いた説明用斜視図である。
は、本発明の風味保持用包装積層材の一部の拡大断面図
で、第3図は該包装積層材を用いて製造したプリンク型
包装容器の一部を切欠いた説明用斜視図である。
包装用積層材(A)は、支持体層である紙材(1)の片
面(図では下面)に接着性樹脂層(6)を介して金属箔
層であるアルミ箔層(2)が設けられている。該アルミ
箔層(2)の下面には同じく接着性樹脂層(6)を介し
てポリエチレンテレフタレート(PUT)層(5)が設
けられる。上記2つの接着性樹脂層(6)、 (61は
アルミ箔層(2)及びポリエチレンテレフタレート層(
5)の接着性を良くするためのものである。そしてポリ
エチレンテレフタレート(PET)層(5)の表面(回
では下面)には酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物
の薄膜層(3)が該ポリエチレンテレフタレート層(5
)により隙間ができないように所定の厚みを安定して保
持するように設けられている。一方、紙材(1)の他の
片面(図では上面)にポリエチレン層(4)がラミネー
トされている。上記第1図において下面の珪素化合物の
薄膜層(3)側を被包装物に触れるように包装すること
により被包装物の香料成分の保持を良好に行うことがで
きる。
面(図では下面)に接着性樹脂層(6)を介して金属箔
層であるアルミ箔層(2)が設けられている。該アルミ
箔層(2)の下面には同じく接着性樹脂層(6)を介し
てポリエチレンテレフタレート(PUT)層(5)が設
けられる。上記2つの接着性樹脂層(6)、 (61は
アルミ箔層(2)及びポリエチレンテレフタレート層(
5)の接着性を良くするためのものである。そしてポリ
エチレンテレフタレート(PET)層(5)の表面(回
では下面)には酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物
の薄膜層(3)が該ポリエチレンテレフタレート層(5
)により隙間ができないように所定の厚みを安定して保
持するように設けられている。一方、紙材(1)の他の
片面(図では上面)にポリエチレン層(4)がラミネー
トされている。上記第1図において下面の珪素化合物の
薄膜層(3)側を被包装物に触れるように包装すること
により被包装物の香料成分の保持を良好に行うことがで
きる。
第3図に示される包装容器(P)では、一部を切欠いた
斜視図により、容器内方側からの積1G包装材を形成す
る酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層(3
)3 ポリエチレンテレフタレー)(P訂)層(5)、
接着性樹脂層(6)、アルミ箔層(2)1 接着性樹脂
層(6)1紙材層(1)、ポリエチレン層(4)の各層
の配列状態が示されている。このように容器内壁の最内
層の液体食品に接する面に珪素化合物の3膜層(3)を
位置せしめることにより、内容物である液体食品の香料
分が容器内壁面へ吸着されないようにして該香料分の大
半を保持せしめることができる。液体食品として香料分
を含有するオレンジジュースの場合、従来の包装用ウェ
ブ(8)を用いた容器と本発明の包装用ウェブ(A)を
用いた場合の容器とでは香料分の保持率の比が少くとも
1.5〜1.8倍となり、実験(それぞれの容器にパッ
クして2ケ月保存後開封)の結果明らかに風味の差が認
められた。なお、オレンジジュース以外の香料分(香料
油)を含むものも同様に用いることができるのは勿論で
ある。
斜視図により、容器内方側からの積1G包装材を形成す
る酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層(3
)3 ポリエチレンテレフタレー)(P訂)層(5)、
接着性樹脂層(6)、アルミ箔層(2)1 接着性樹脂
層(6)1紙材層(1)、ポリエチレン層(4)の各層
の配列状態が示されている。このように容器内壁の最内
層の液体食品に接する面に珪素化合物の3膜層(3)を
位置せしめることにより、内容物である液体食品の香料
分が容器内壁面へ吸着されないようにして該香料分の大
半を保持せしめることができる。液体食品として香料分
を含有するオレンジジュースの場合、従来の包装用ウェ
ブ(8)を用いた容器と本発明の包装用ウェブ(A)を
用いた場合の容器とでは香料分の保持率の比が少くとも
1.5〜1.8倍となり、実験(それぞれの容器にパッ
クして2ケ月保存後開封)の結果明らかに風味の差が認
められた。なお、オレンジジュース以外の香料分(香料
油)を含むものも同様に用いることができるのは勿論で
ある。
また、実施例では包装用積層材には剛性を与える材料の
支持体層に紙を用いたが、他の繊維質材料又は発泡プラ
スチングも用いることが可能である。
支持体層に紙を用いたが、他の繊維質材料又は発泡プラ
スチングも用いることが可能である。
[発明の効果]
上記の説明から明らかなように、本発明は以下に記載さ
れるような効果を奏する。
れるような効果を奏する。
請求項1記載の風味保持用包装積層材によれば、紙材な
どの剛性を付与する材料からなる支持体層の片面に少く
とも金属箔層とその最外側の被包装物に直接触れる表面
に酸化珪素や窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層を設け
たので、被包装物の品質の劣化を防ぐとともに被包装物
の香料分(香料油成分)の包装材への吸着を防止し、該
香料分の大半(90%以上)を保持せしめることができ
、被包装物の風味の保持に適した包装材料を提供するこ
とができる。
どの剛性を付与する材料からなる支持体層の片面に少く
とも金属箔層とその最外側の被包装物に直接触れる表面
に酸化珪素や窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層を設け
たので、被包装物の品質の劣化を防ぐとともに被包装物
の香料分(香料油成分)の包装材への吸着を防止し、該
香料分の大半(90%以上)を保持せしめることができ
、被包装物の風味の保持に適した包装材料を提供するこ
とができる。
請求項2記載の風味保持用包装積層材によれば、被包装
物に直接接する珪素化合物の薄膜層の内層にポリエチレ
ンテレフタレート層を設けたので、該珪素化合物の薄膜
層の亀裂の発生を防止して安定した該薄膜層を有する良
好な風味保持用包装積層材を提供することができる。
物に直接接する珪素化合物の薄膜層の内層にポリエチレ
ンテレフタレート層を設けたので、該珪素化合物の薄膜
層の亀裂の発生を防止して安定した該薄膜層を有する良
好な風味保持用包装積層材を提供することができる。
請求項3記載の風味保持型包装容器によれば、上記風味
保持用包装積層材の珪素化合物の薄膜層を容器内面側に
位置せしめて容器を形成することによって、内容物の香
料分の容器内壁への吸着を防止して該香料分の90%以
上を有効に保持することのできるジュース其の他香料分
を有する液体食品の風味の保持性の良い包装容器を提供
することができる。
保持用包装積層材の珪素化合物の薄膜層を容器内面側に
位置せしめて容器を形成することによって、内容物の香
料分の容器内壁への吸着を防止して該香料分の90%以
上を有効に保持することのできるジュース其の他香料分
を有する液体食品の風味の保持性の良い包装容器を提供
することができる。
第1図は、本発明による風味保持用包装積層材の一部拡
大断面図、 第2図は、従来の包装積層材の一部拡大断面図、 第3図は、本発明の包装積層材を用いて製造したプリン
タ型包装容器の一部を切欠いた説明用斜視図、 である。 (1) 支持体層(紙材)、 (2)金属箔層(アル
ミ箔層)、 (3)−酸化珪素又は窒化珪素などの珪素
化合物の薄膜層、 (4)−プラス千ツクフィルム層(
ポリエチレン層)、 (5)−ポリエチレンテレフタレ
ート層、 (A)−風味保持用包装積層材、 (B)
−従来の包装積層材、 (P)包装容器。 特許出願人 日本テトラパック株式会社(ほか2名)
大断面図、 第2図は、従来の包装積層材の一部拡大断面図、 第3図は、本発明の包装積層材を用いて製造したプリン
タ型包装容器の一部を切欠いた説明用斜視図、 である。 (1) 支持体層(紙材)、 (2)金属箔層(アル
ミ箔層)、 (3)−酸化珪素又は窒化珪素などの珪素
化合物の薄膜層、 (4)−プラス千ツクフィルム層(
ポリエチレン層)、 (5)−ポリエチレンテレフタレ
ート層、 (A)−風味保持用包装積層材、 (B)
−従来の包装積層材、 (P)包装容器。 特許出願人 日本テトラパック株式会社(ほか2名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、紙材などの剛性を付与する材料からなる支持体層(
1)の片面に少くとも金属箔層(2)とその外部に酸化
珪素又は窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層(3)を最
外側に位置するごとく設ける一方、支持体層(1)の他
の片面にプラスチックフィルム層(4)を設けたことを
特徴とする風味保持用包装積層材。 2、酸化珪素又は窒化珪素などの珪素化合物の薄膜層(
3)の内層にポリエチレンテレフタレート層(5)を設
けたことを特徴とする請求項1記載の風味保持用包装積
層材。 3、容器(P)内面側に珪素化合物の薄膜層(3)が位
置するごとく第1項又は第2項記載の風味保持用包装積
層材を用いて容器を形成したことを特徴とする風味保持
型包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29300388A JPH02139334A (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 風味保持用包装積層材とそれを用いた風味保持型包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29300388A JPH02139334A (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 風味保持用包装積層材とそれを用いた風味保持型包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02139334A true JPH02139334A (ja) | 1990-05-29 |
Family
ID=17789218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29300388A Pending JPH02139334A (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | 風味保持用包装積層材とそれを用いた風味保持型包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02139334A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0595818U (ja) * | 1992-06-09 | 1993-12-27 | 凸版印刷株式会社 | 液体用紙容器 |
US5506036A (en) * | 1991-09-04 | 1996-04-09 | Ab Tetra Pak | Easy-to-recycle laminated material for packaging use |
US10975878B2 (en) | 2016-03-03 | 2021-04-13 | Ihi Corporation | Rotary machine |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6133936A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-18 | 東洋インキ製造株式会社 | 内面プラスチツク容器 |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP29300388A patent/JPH02139334A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6133936A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-18 | 東洋インキ製造株式会社 | 内面プラスチツク容器 |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
US5506036A (en) * | 1991-09-04 | 1996-04-09 | Ab Tetra Pak | Easy-to-recycle laminated material for packaging use |
JPH0595818U (ja) * | 1992-06-09 | 1993-12-27 | 凸版印刷株式会社 | 液体用紙容器 |
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