JPH02139201A - プレス成形用木質系繊維板 - Google Patents

プレス成形用木質系繊維板

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JPH02139201A
JPH02139201A JP29410088A JP29410088A JPH02139201A JP H02139201 A JPH02139201 A JP H02139201A JP 29410088 A JP29410088 A JP 29410088A JP 29410088 A JP29410088 A JP 29410088A JP H02139201 A JPH02139201 A JP H02139201A
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JP
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resin
wood
molding
deformation
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JP29410088A
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Katsuji Ueki
植木 克侍
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、成形性に優れ、かつ成形後の変形を可及的
に少なくした木質系繊維板に係り、特に自動車用内装部
品の芯材に好適なプレス成形用木質系繊維板に関する。
(従来の技術) 従来、自動車の車体パネルに内装される自動車用ドアト
リム、リヤコーナートリム、等の自動車用内装部品とし
ては、第3図に示すように、所望の曲面形状を備えるよ
うに成形された成形芯利1と、この成形思料1の表面側
に第3図では図示しないが外表面を覆う表皮月とから構
成されるのが一般的である。
そして、ドアトリムの芯利を構成する成形芯利1は、は
ぼ中央部を車室内側に膨出させて、アームレスト2を形
成する等最近では造形」二複雑な立体形状に成形される
。この成形芯材1の素材として通常使用されているのは
木質系繊維板であり、このものの月料構成は、パラフィ
ン、各種レジン等の添加剤により耐水性を向上させた木
質系繊維と綿糸並びにバインダとしての合成樹脂からな
っている。そして各組成配分は、下記表Iの通りである
表I (発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の組成配分からなる木質系繊維板は
、軽量で廉価である反面、成形性に劣り、また成形後変
形しやすいという欠点がある。
従って、第3図に示すように、展開率の高い部・位、例
えばアームレスト2等の深絞り部分に亀裂。
破れ(図中符号Aで示す)が発生するため、展開率の高
い箇所に補強シートを添設して、成形する対策を施して
いるのが実情である。したがって、成形芯材1の成形が
非常に面倒なものとなり、作業性を著しく低下させる要
因となっている。
さらに、図示しないウェザ−ストリップを取(−Tする
ため、第4図で示すように成形芯材1の」二端縁が下方
向へ向I’−)折曲形成されているが、この部位に成形
後の変形が生し、図中−点鎖線位置に示す位置までフラ
ンジ3が変形し、そのためウィンドガラスの円滑な昇降
操作が阻害されるという欠点も指摘されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされた。もので、
この発明の目的とするところは、成形性に優れ、かつ成
形後の変形を可及的に抑えることのできるプレス成形用
木質系繊維板を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明に係るプレス成形用
木質系繊維板は添加剤により耐水性を向上させた木質系
繊維45〜60重量部、綿糸20〜25重量部、熱可塑
性樹脂と熱硬化性樹脂とを混和した合成樹脂18〜23
重量部、および10mm前後の長寸のポリエステル繊維
2〜7重量部をシート状に成形してなることを特徴とす
る。
(作用) 以上の構成により明らかなように、本発明に係るプレス
成形用木質系繊維板は、従来の木質系繊維板に比べ、木
質系繊維の割合を少なくして、綿糸の割合を多く設定し
、かつ比較的長寸のポリエステルmMfをイζ1加する
ことにより、成形性を向」ニさせるとともに、バインダ
としての合成樹脂の割合を多くして、成形後の変形を抑
えるように工夫されている。
(実施例) 以下、本発明に係るプレス成形用木質系繊組°板の実施
例について詳細に説明する。
本例では本発明を自動車用1・°アトリムの成形芯材に
適用した具体例について説明する。
第1図は本発明に係る木質系繊組:仮を熱圧成形して所
要形状に成形された成形芯材10が示されており、この
成形芯材10は、ドアトリムの芯部を構成するため、外
周がドアンイナーパネルの外周形状にほぼ合致した形状
にトリムカットされ、その中央部が車室内側に膨出形成
されたアームレスト11さらに下方部にドアポケット1
2を一体形成した立体形状に絞り成形されている。
まず、この成形芯材10の素材としては、下記表■にて
その組成割合を示す。
表■ なお表H中パラフィンは木質系織組[の耐水性を向」ニ
させるために添加する添加剤であり、3iT:置部ぐら
いが好適である。
本発明による月料構成によれば、木質系繊組゛の割合を
少なくして、その分、綿糸ならびに合成樹脂の割合を多
く設定し、かつ比較的長寸(大体IQmm程度)のポリ
エステル繊維:を新たに混入したことが特徴であり、綿
糸の量を多くするとともにポリエステル繊維を新たに付
加することにより成形性を向上させる機能を与え、かつ
合成樹脂、具体的にはフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂
とポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂とを
混和した合成樹脂の割合を多くして、成形後の変形対策
を行うようにしている。
そして、この木質系繊維板の製作については、ローラー
にに、パラフィン処理された木質系繊維。
綿糸ならびにポリエステル繊維を適宜面密度でマット状
に敷きつめた」二側からバインダとしての合成樹脂を散
布して、シート状に成形して得られる。
そして、木質系繊維板を+R成する各素材の組成割合の
上限ならびに下限の数値は、木質系繊維が45重量部未
満である場合には、それだけ綿糸。
ポリエステル繊維、ならびに合成樹脂の割合が多くなる
ため、コスト高になるという経済面での制約があり、木
質系繊維が60重量部を越える場合には、良好な成形品
が得られずまた成形後の変形が起こりやすい不具合があ
る。
また、綿糸ならびにポリエステル繊維の各組成割合は、
上述した下限値を下回る場合には、成形性に劣る傾向が
あり、逆に上限値を越える場合には、コスト面での問題
が生じる。
一方、合成樹脂の上限ならびに下限については、下限値
を下回る場合には有効な変形対策とならず、成形後の変
形が起こり易くなり、また上限値を越える場合にはコス
ト面ならびに重量アップの問題点がある。
次に、本発明による木質系繊維板と従来の木質系繊維板
との成形性を引張り強度、伸び率との項目について表■
において対比して示す。
表■ ただし、従来品の組成割合は表Iの通りであり、発明品
の組成割合は、以下の表■の通りである。
表■ なお、表■において各サンプル片は縦50mmx横20
0mmとし、繊維板のローラの送り方向を横方向とする
この表■の結果から明らかなように、本発明による木質
系繊維板においては、引張り強度並びに伸び率ともに従
来のものより著しく向上していることが理解できる。
次に、成形後の変形について従来品と本発明品とを比較
してみる。第1図、第2図に示すようにドアトリムを構
成する成形8月10の上端縁を下方側に折曲形成したフ
ランジ13について、第1図に示すように4箇所(a、
  b、  c、  d)について、第2図に示す検査
具20を使用し、位置合わせ用フランジ21に成形芯材
10のフランジ13を図示するように係止した状態で、
この部位における先端部ならびに上端部に生じる変形(
第2図中の、■、■で示す)を、熱サイクル試験後測定
を行った。測定結果は表■に示す。
表V 表Vから明らかなように、成形芯材1oのフランジ13
の熱サイクル試験後の変形は、本発明では、最大の変形
が生じる箇所でも+2. 5mmであり、はとんどの測
定箇所で1mm程度の変形しが生じることかない。
従って、従来の木質系繊維板に比べ本発明による木質系
繊維板はプレス成形後の変形を可及的に小さくすること
ができる。このように本発明による木質系繊維板をドア
トリムの成形芯材10として使用した場合、展開率の高
い部位例えば、アームレスト11やドアポケット12等
の箇所においても破れ、亀裂が発生することがな(、ま
たウェザ−ストリップを取付固定するフランジ13の変
形も有効に抑えるようにしたから、本発明による木質系
繊維板をドアトリム用成形芯Hに使用した場合、展開率
の高い箇所に別途補強シートを添設することなく、簡単
に成形することができるとともに、ウィンドガラスに摺
接するウェザ−ストリップを安定して保持するため、ウ
ィンドガラスの円滑な昇降操作が朋待できる。
(効果) 以上記載したように、本発明による木質系繊維板は、従
来の木質系繊維板に比べ、木質系繊維の割合を少なくし
て、綿糸の割合をその分多くとり、かつポリエステル繊
維を新たな付加することにより成形性の向」二を図ると
ともに、熱硬化性樹脂および熱硬化性樹脂からなる合成
樹脂を比較的多く配分することにより成形後の変形対策
に寄与するようにしたものであるから、l戊、JF5性
に優れ、かつ成形後の変形が少ないという効果を有する
従って、従来のように展開率の高い部位に別途補強シー
トを当てて芯材を成形するといった面倒な作業は不要と
なり、成形工程が簡素化されるとともに造形自由度か拡
大できるという利点がある。
さらに、成形後の変形が極めて少ないため、相手部品と
の間に間隙が生じたり、また相手部品と干渉したりする
ことがなく、取付の安定性が得られるという利点がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるプレス成形用木質系fAtG板を
自動車用ドアトリムの成形8月に適用した実施例を示す
斜視図、第2図は第1図中■−■線断面図であり、熱サ
イクル試験要領を示す説明図、第3図は従来の木質系繊
維板を成形したドア)・リム芯材を示す斜視図、第4図
は第3図中IV−TV線断面図である。 10・・・成形芯材 11・・・アームレスト 12・・・ドアポケット 13・・・フランジ 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、添加剤により耐水性を向上させた木質系繊維45〜
    60重量部、綿糸20〜25重量部、熱可塑性樹脂と熱
    硬化性樹脂とを混和した合成樹脂18〜23重量部、お
    よび10mm前後の長寸のポリエステル繊維2〜7重量
    部をシート状に成形してなることを特徴とするプレス成
    形用木質系繊維板。
JP29410088A 1988-11-21 1988-11-21 プレス成形用木質系繊維板 Granted JPH02139201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29410088A JPH02139201A (ja) 1988-11-21 1988-11-21 プレス成形用木質系繊維板

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JP29410088A JPH02139201A (ja) 1988-11-21 1988-11-21 プレス成形用木質系繊維板

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Publication Number Publication Date
JPH02139201A true JPH02139201A (ja) 1990-05-29
JPH0525642B2 JPH0525642B2 (ja) 1993-04-13

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ID=17803288

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10261569A1 (de) * 2002-12-23 2004-07-22 IHD Institut für Holztechnologie Dresden gGmbH Kombinationswerkstoff, Verfahren zu seiner Herstellung und Verwendungen
JP2020044747A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 トヨタ紡織株式会社 繊維含有樹脂成形体
JP2020192748A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 トヨタ紡織株式会社 繊維含有樹脂基材、及び繊維含有樹脂成形体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10261569A1 (de) * 2002-12-23 2004-07-22 IHD Institut für Holztechnologie Dresden gGmbH Kombinationswerkstoff, Verfahren zu seiner Herstellung und Verwendungen
JP2020044747A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 トヨタ紡織株式会社 繊維含有樹脂成形体
JP2020192748A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 トヨタ紡織株式会社 繊維含有樹脂基材、及び繊維含有樹脂成形体

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JPH0525642B2 (ja) 1993-04-13

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