JPH02139183A - マスタスレーブマニピュレータの制御装置 - Google Patents
マスタスレーブマニピュレータの制御装置Info
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- JPH02139183A JPH02139183A JP28768788A JP28768788A JPH02139183A JP H02139183 A JPH02139183 A JP H02139183A JP 28768788 A JP28768788 A JP 28768788A JP 28768788 A JP28768788 A JP 28768788A JP H02139183 A JPH02139183 A JP H02139183A
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 9
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J3/00—Manipulators of leader-follower type, i.e. both controlling unit and controlled unit perform corresponding spatial movements
- B25J3/04—Manipulators of leader-follower type, i.e. both controlling unit and controlled unit perform corresponding spatial movements involving servo mechanisms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はマスタマニピュレータとスレーブマニピュレー
タとからなるマスタスレーブマニピュレータの制御装置
に関する。
タとからなるマスタスレーブマニピュレータの制御装置
に関する。
物体を把持して所定の位置に移動して位置決めするマニ
ピュレータには、入力レバーを操作してこの入力レバー
の位置に対応した速度で従動側のスレーブマニピュレー
タを移動させるジョイスティック型(操縦型)マニピュ
レータと、入力装置であるマスタマニピュレータを操作
することによりスレーブマニピュレータに同じ動きをさ
せるマスタスレーブ型マニピュレータとがある。
ピュレータには、入力レバーを操作してこの入力レバー
の位置に対応した速度で従動側のスレーブマニピュレー
タを移動させるジョイスティック型(操縦型)マニピュ
レータと、入力装置であるマスタマニピュレータを操作
することによりスレーブマニピュレータに同じ動きをさ
せるマスタスレーブ型マニピュレータとがある。
この種のマニピュレータとしては、特開昭61−958
86号公報に記載されたように、物体を把持するグリッ
パなどのエンドエフェクタの3自由度操作に関しては、
マスタスレーブ方式を用い、エンドエフェクタの位置決
めを行なうアームの位置の3自由度操作に関してはジョ
イスティック方式を用いるマニピュレータが公知である
。
86号公報に記載されたように、物体を把持するグリッ
パなどのエンドエフェクタの3自由度操作に関しては、
マスタスレーブ方式を用い、エンドエフェクタの位置決
めを行なうアームの位置の3自由度操作に関してはジョ
イスティック方式を用いるマニピュレータが公知である
。
〔発明が解決しようとするia!I)
上記2つの方式のうちジョイスティック型マニピtレー
タは、入力レバーの位置とスレーブマニピュレータの速
度とが対応するので、操作者は小さい動作でスレーブマ
ニピュレータを大きく移動することが可能であるが、ス
レーブマニピュレータの正確な位置決めや、精細な動作
を行なうことができないという問題があった。
タは、入力レバーの位置とスレーブマニピュレータの速
度とが対応するので、操作者は小さい動作でスレーブマ
ニピュレータを大きく移動することが可能であるが、ス
レーブマニピュレータの正確な位置決めや、精細な動作
を行なうことができないという問題があった。
一方、マスタスレーブ型マニピュレータは、入力装置で
あるマスタマニピュレータの位置と出力装置であるスレ
ーブマニピュレータの位置とが対応するので、スレーブ
マニピュレータの正確な位置決めや精細な動作を行なう
ことはできるが、スレーブマニピュレータを大きく移動
させる場合は操作者が大きい動作を行なう必要があると
いう問題があった。
あるマスタマニピュレータの位置と出力装置であるスレ
ーブマニピュレータの位置とが対応するので、スレーブ
マニピュレータの正確な位置決めや精細な動作を行なう
ことはできるが、スレーブマニピュレータを大きく移動
させる場合は操作者が大きい動作を行なう必要があると
いう問題があった。
また、特開昭61−95886号公報に記載された従来
例においては、エンドエフェクタの操作に関しては正確
な角度状めや、精細な動作が可能であるが、アームの移
動による位置の3自由度操作に関しては、ジョイスティ
ック方式のため正確な位置決めや精細な動作ができない
。このためグリッパなどで被作業物体を把持し、この被
作業物体の姿勢を空中で微妙に変えたり、大きく移動さ
せる場合には有効であるが、この被作業物体を別の物体
に取り付けたりする場合には正確な位置決めができない
ため、操作性が悪いという問題があった。
例においては、エンドエフェクタの操作に関しては正確
な角度状めや、精細な動作が可能であるが、アームの移
動による位置の3自由度操作に関しては、ジョイスティ
ック方式のため正確な位置決めや精細な動作ができない
。このためグリッパなどで被作業物体を把持し、この被
作業物体の姿勢を空中で微妙に変えたり、大きく移動さ
せる場合には有効であるが、この被作業物体を別の物体
に取り付けたりする場合には正確な位置決めができない
ため、操作性が悪いという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、スレー
ブマニピュレータの正確な位置決めや精細な動作を可能
とし、かつマスタマニピュレータの小さい動作でスレー
ブマニピュレータを大きく移動させることのできる、操
作性のよいマスタスレーブマニピュレータの制御装置を
提供することを目的とする。
ブマニピュレータの正確な位置決めや精細な動作を可能
とし、かつマスタマニピュレータの小さい動作でスレー
ブマニピュレータを大きく移動させることのできる、操
作性のよいマスタスレーブマニピュレータの制御装置を
提供することを目的とする。
(m1題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、マスタマニピュレ
ータと、スレーブマニピュレータとからなるマニピュレ
ータを制御するマスタスレーブマニピュレータの制御装
置において、入力装置であるマスタマニピュレータの位
置に対応してスレーブマニピュレータの位置が移動する
マスタスレーブモードと入力レバーの位置に対応した速
度でスレーブマニピュレータが移動するジョイスティッ
クモードとを切り換える切換手段を設けるとともに、前
記ジョイススティックモードの開始位置からの前記マス
タマニピュレータの移動量に前記スレーブマニピュレー
タの速度を対応させる制御手段と、前記入力レバーの負
荷が零になったとき前記マスタマニピュレータを前記ジ
ョイスティックモードの開始位置へ戻す制御手段とを具
備するように構成されている。
ータと、スレーブマニピュレータとからなるマニピュレ
ータを制御するマスタスレーブマニピュレータの制御装
置において、入力装置であるマスタマニピュレータの位
置に対応してスレーブマニピュレータの位置が移動する
マスタスレーブモードと入力レバーの位置に対応した速
度でスレーブマニピュレータが移動するジョイスティッ
クモードとを切り換える切換手段を設けるとともに、前
記ジョイススティックモードの開始位置からの前記マス
タマニピュレータの移動量に前記スレーブマニピュレー
タの速度を対応させる制御手段と、前記入力レバーの負
荷が零になったとき前記マスタマニピュレータを前記ジ
ョイスティックモードの開始位置へ戻す制御手段とを具
備するように構成されている。
上記の構成によると、切換手段によりマスタスレーブモ
ードを選択すると、マスタマニピュレータとスレーブマ
ニピュレータとの位置が対応するので、スレーブマニピ
ュレータの正確な位置決めや精細な動作を行なうことが
できる。また切換手段によりジョイスティックモードを
選択すると。
ードを選択すると、マスタマニピュレータとスレーブマ
ニピュレータとの位置が対応するので、スレーブマニピ
ュレータの正確な位置決めや精細な動作を行なうことが
できる。また切換手段によりジョイスティックモードを
選択すると。
ジョイスティックモードの開始位置からのマスタマニピ
ュレータの移動量にスレーブマニピュレータの速度が対
応するので、操作者は小さい動作でスレーブマニピュレ
ータを大きく移動させることができる。さらに、操作者
がマスタマニピュレータから手を離すと、ジョイスティ
ックモードが開始した時点の位置へマスタマニピュレー
タが戻るので、スレーブマニピュレータは停止する。
ュレータの移動量にスレーブマニピュレータの速度が対
応するので、操作者は小さい動作でスレーブマニピュレ
ータを大きく移動させることができる。さらに、操作者
がマスタマニピュレータから手を離すと、ジョイスティ
ックモードが開始した時点の位置へマスタマニピュレー
タが戻るので、スレーブマニピュレータは停止する。
以下、本発明に係るマスク・スレーブマニピュレータの
制御装置の実施例を図面を参照して説明する。
制御装置の実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図に本発明の第1の実施例を示す、第1
図は本実施例による制御装置を備えたマスク・スレーブ
マニピュレータを示す構成図である1図において、符号
1はマスタマニピュレータであり複数の関節部101乃
至106を介して複数個のアーム111乃至116が接
続されており、関節部にはアームを駆動するアクチュエ
ータと。
図は本実施例による制御装置を備えたマスク・スレーブ
マニピュレータを示す構成図である1図において、符号
1はマスタマニピュレータであり複数の関節部101乃
至106を介して複数個のアーム111乃至116が接
続されており、関節部にはアームを駆動するアクチュエ
ータと。
各関節の回動角1回動角速度をそれぞれ検出する角度検
出器及び角速度検出器などが設けられている。符号2は
スレーブマニピュレータであり、マスタマニピュレータ
と同様に関節部201乃至206とアーム211乃至2
15とから構成され′ている。マスタマニピュレータ1
の先端のアーム116には、操作者が握る入力レバー3
とこの操作者が加えた力及びトルクを検出する力トルク
検出器4とが取り付けられている。またスレーブマニピ
ュレータ2の先端のアーム215には被作業物を把持す
るグリッパなどのエンドエフェクタ5と、このエンドエ
フェクタ5に加えられた力及びトルクを検出する力トル
ク検出器6を取り付けられている。符号7は本実施例の
特徴である制御装置であり、スイッチ8と、前記力トル
ク検出器4゜6からそれぞれ出力される信号が伝達され
る信号線9,10とが接続されている。この出力信号は
X、Y、Z軸方向の力信号と各軸回りのトルク信号との
6個の信号である。また矢印11.12はそれぞれマス
タマニピュレータ1及びスレーブマニピュレータ2の各
関節の角度検出器及び角速度検出器から出力され、制御
装[7に入力される信号である。さらに符号13.14
は制御装置7から出力されて、それぞれマスタマニピュ
レータ及びスレーブマニピュレータの各関節に設けられ
たアクチエータを駆動する駆動信号を増幅するサーボ増
幅器である。
出器及び角速度検出器などが設けられている。符号2は
スレーブマニピュレータであり、マスタマニピュレータ
と同様に関節部201乃至206とアーム211乃至2
15とから構成され′ている。マスタマニピュレータ1
の先端のアーム116には、操作者が握る入力レバー3
とこの操作者が加えた力及びトルクを検出する力トルク
検出器4とが取り付けられている。またスレーブマニピ
ュレータ2の先端のアーム215には被作業物を把持す
るグリッパなどのエンドエフェクタ5と、このエンドエ
フェクタ5に加えられた力及びトルクを検出する力トル
ク検出器6を取り付けられている。符号7は本実施例の
特徴である制御装置であり、スイッチ8と、前記力トル
ク検出器4゜6からそれぞれ出力される信号が伝達され
る信号線9,10とが接続されている。この出力信号は
X、Y、Z軸方向の力信号と各軸回りのトルク信号との
6個の信号である。また矢印11.12はそれぞれマス
タマニピュレータ1及びスレーブマニピュレータ2の各
関節の角度検出器及び角速度検出器から出力され、制御
装[7に入力される信号である。さらに符号13.14
は制御装置7から出力されて、それぞれマスタマニピュ
レータ及びスレーブマニピュレータの各関節に設けられ
たアクチエータを駆動する駆動信号を増幅するサーボ増
幅器である。
次に前述した制御装置7の構成を第2図を参照して説明
する。マスタマニピュレータ1に設けられた力トルク検
出器4には信号線9を介して座標変換器15が接続され
ており、力トルク検出器4から出力する力トルク信号F
Mは力トルク検出器座標系から共通座標系へ変換される
。同様にスレーブマニピュレータ2に設けられた力トル
ク検出器6には信号線10を介して座標変換器16が接
続されており、力トルク検出器6から出力するカドクル
信号Fsはカドクル座標系から共通座標系へ変換される
。符号17はそれぞれ共通座標系に変換されたマスタ側
及びスレーブ側の力トルク信号の差を演算する減算器で
あり、この差信号171は切換器18に導かれる。この
切換器18は前記スイッチ8の信号によりマスタ側接点
18Aまたはスレーブ側接点18Bに切り換えられる。
する。マスタマニピュレータ1に設けられた力トルク検
出器4には信号線9を介して座標変換器15が接続され
ており、力トルク検出器4から出力する力トルク信号F
Mは力トルク検出器座標系から共通座標系へ変換される
。同様にスレーブマニピュレータ2に設けられた力トル
ク検出器6には信号線10を介して座標変換器16が接
続されており、力トルク検出器6から出力するカドクル
信号Fsはカドクル座標系から共通座標系へ変換される
。符号17はそれぞれ共通座標系に変換されたマスタ側
及びスレーブ側の力トルク信号の差を演算する減算器で
あり、この差信号171は切換器18に導かれる。この
切換器18は前記スイッチ8の信号によりマスタ側接点
18Aまたはスレーブ側接点18Bに切り換えられる。
このマスク側接点Aには順次係数器19.積分器20゜
加算器21.逆変換器22が接続されており、同様にス
レーブ側接点18Bには順次係数器23゜積分子t24
.加算器25.逆変換器26が接続されている。逆変換
器22.26は共通座標系で表わされた差信号171に
よる位置、姿勢指令値を、それぞれマスク及びスレーブ
側の各関節の角度指令値に変換して、前述したサーボ増
幅器13゜14に入力させるものである。
加算器21.逆変換器22が接続されており、同様にス
レーブ側接点18Bには順次係数器23゜積分子t24
.加算器25.逆変換器26が接続されている。逆変換
器22.26は共通座標系で表わされた差信号171に
よる位置、姿勢指令値を、それぞれマスク及びスレーブ
側の各関節の角度指令値に変換して、前述したサーボ増
幅器13゜14に入力させるものである。
次に上述したように構成された第1の実施例の動作を、
第1図乃至第4図を参照して説明する。
第1図乃至第4図を参照して説明する。
なお、第3VA及び第4@は本実施例によるマスク・ス
レーブマニピュレータの動作を示すもので。
レーブマニピュレータの動作を示すもので。
第3図はスイッチ8を切り換えて減算器17の出力信号
171を接点18A側に入力した場合、すなわちマスタ
スレーブモードの場合であり、第4図は出力信号171
を接点18B側に入力した場合、すなわちジョイスティ
ックモードの場合である。これらの図において、(a)
は減算器17の出力信号171を、(b)は共通座標系
におけるマスタマニピュレータ1の位置、姿勢指令信号
、すなわち加算器21の出力信号を、(c)・は共通座
標系におけるスレーブマニピュレータ2の位置、姿勢指
令信号、すなわち加算器25の出力信号をそれぞれ示し
たものである。なお、(a)、(b)。
171を接点18A側に入力した場合、すなわちマスタ
スレーブモードの場合であり、第4図は出力信号171
を接点18B側に入力した場合、すなわちジョイスティ
ックモードの場合である。これらの図において、(a)
は減算器17の出力信号171を、(b)は共通座標系
におけるマスタマニピュレータ1の位置、姿勢指令信号
、すなわち加算器21の出力信号を、(c)・は共通座
標系におけるスレーブマニピュレータ2の位置、姿勢指
令信号、すなわち加算器25の出力信号をそれぞれ示し
たものである。なお、(a)、(b)。
(c)の信号はそれぞれ前述した6個の信号からなって
いるが、説明を簡単にするために1個の信号のみを示し
である。
いるが、説明を簡単にするために1個の信号のみを示し
である。
まず、スイッチ8によりマスタスレーブモードが選択さ
れ、第2図に示すようにマスタ側の力トルク信号とスレ
ーブ側の力トルク信号の差信号171が、接点18A側
に入力されている場合について説明する。但し、エンド
エフェクタ5には力が作用しておらず、減算器17から
の出力信号171はマスタ側の力トルク信号と同じであ
るとする。
れ、第2図に示すようにマスタ側の力トルク信号とスレ
ーブ側の力トルク信号の差信号171が、接点18A側
に入力されている場合について説明する。但し、エンド
エフェクタ5には力が作用しておらず、減算器17から
の出力信号171はマスタ側の力トルク信号と同じであ
るとする。
この状態において、操作者が入力レバー3を把持して第
3図の(a)に示すように、この力を時刻toから徐々
に大きくし、時刻1.からt2の間は一定とし、時刻t
2から徐々に小さくして時刻t8で零に戻すような動作
を行なうと、力トルク信号171に係数器19により係
数Kvをかけ、さらに積分器20により積分した値を2
01と202の2つに分けることにより、一方の積分値
201は加算器21を介してマスク側逆変換器22に出
力される。また他方の積分値202は加算器25を介し
てスレーブ側逆変換器26に出力される。これらの逆変
換器22.26はそれぞれ共通座標系で表わされた位置
、姿勢指令値である積分値201,202を各関節の角
度指令値に変換する。そしてこれらの角度指令値と実際
の角度との差を図示せぬ検出器により検出し、あるゲイ
ンを掛けた値をサーボ増幅器13.14に出力する。こ
のような制御を行なうことにより、マスタマニピュレー
タ1及びスレーブマニピュレータ2は第3図に(b)、
(C)で示すように移動し、それぞれ所定の位置Ml
s Ssにおいて停止する。
3図の(a)に示すように、この力を時刻toから徐々
に大きくし、時刻1.からt2の間は一定とし、時刻t
2から徐々に小さくして時刻t8で零に戻すような動作
を行なうと、力トルク信号171に係数器19により係
数Kvをかけ、さらに積分器20により積分した値を2
01と202の2つに分けることにより、一方の積分値
201は加算器21を介してマスク側逆変換器22に出
力される。また他方の積分値202は加算器25を介し
てスレーブ側逆変換器26に出力される。これらの逆変
換器22.26はそれぞれ共通座標系で表わされた位置
、姿勢指令値である積分値201,202を各関節の角
度指令値に変換する。そしてこれらの角度指令値と実際
の角度との差を図示せぬ検出器により検出し、あるゲイ
ンを掛けた値をサーボ増幅器13.14に出力する。こ
のような制御を行なうことにより、マスタマニピュレー
タ1及びスレーブマニピュレータ2は第3図に(b)、
(C)で示すように移動し、それぞれ所定の位置Ml
s Ssにおいて停止する。
次に、この状態からスイッチ8を切り換えてジョイステ
ィックモードにし、差信号171を接点18B側に入力
して第4図の(a)に示すように操作者が入力レバー3
を把持して力を加えると、マスタマニピュレータ1は力
及びトルクに比例した位置姿勢指令値231と、マスタ
スレーブモードでの位置姿勢指令値である積分値201
とが加算器21により加算された指令値211により動
作するため、マスタマニピュレータ1は一旦M 1から
移動し再び力を零に戻した時刻tδ′はMlに戻る。し
かしながら、スレーブマニピュレータ2は積分器24で
積分された差信号171による位置、姿勢指令値241
によって動作するため、第4図(c)に示す81の位置
から位動し、力を零に戻した時刻ta’ではSzの位置
で停止する。
ィックモードにし、差信号171を接点18B側に入力
して第4図の(a)に示すように操作者が入力レバー3
を把持して力を加えると、マスタマニピュレータ1は力
及びトルクに比例した位置姿勢指令値231と、マスタ
スレーブモードでの位置姿勢指令値である積分値201
とが加算器21により加算された指令値211により動
作するため、マスタマニピュレータ1は一旦M 1から
移動し再び力を零に戻した時刻tδ′はMlに戻る。し
かしながら、スレーブマニピュレータ2は積分器24で
積分された差信号171による位置、姿勢指令値241
によって動作するため、第4図(c)に示す81の位置
から位動し、力を零に戻した時刻ta’ではSzの位置
で停止する。
上述した説明では理解を容易にするためにエンドエフェ
クタ5に力が作用していない場合について説明したが、
エンドエフェクタ5に力が作用している場合でも差信号
171の大きさが変るのみであり、上記動作が成立する
ことは明らかである。
クタ5に力が作用していない場合について説明したが、
エンドエフェクタ5に力が作用している場合でも差信号
171の大きさが変るのみであり、上記動作が成立する
ことは明らかである。
本実施例によれば、マスタマニピュレータ1の位置にス
レーブマニピュレータ2の位置または速度を対応するよ
うに切り換えることができるので、スレーブマニピュレ
ータ2の正確な位置決めが精細な動作を行なうことがで
きるとともに、マスタマニピュレータの小さい動作でス
レーブマニピュレータを大きく移動させることができ、
操作性が向上する。特に、ジョイスティックモード時に
もエンドエフェクタ5に作用した力が操作者にフィード
バックされるので、物体の表面をならいながらエンドエ
フェクタ5を大きく移動させることが可能となり、操作
性が一段と向上する。
レーブマニピュレータ2の位置または速度を対応するよ
うに切り換えることができるので、スレーブマニピュレ
ータ2の正確な位置決めが精細な動作を行なうことがで
きるとともに、マスタマニピュレータの小さい動作でス
レーブマニピュレータを大きく移動させることができ、
操作性が向上する。特に、ジョイスティックモード時に
もエンドエフェクタ5に作用した力が操作者にフィード
バックされるので、物体の表面をならいながらエンドエ
フェクタ5を大きく移動させることが可能となり、操作
性が一段と向上する。
上記実施例では、ジョイスティックモードにおいては力
及びトルクに比例した位置、姿勢指令値でマスタマニピ
ュレータ1を動作させる場合について説明したが、力に
比例した位置指令値とトルクを積分した姿勢指令値でマ
スタマニピュレータ1を動作させてもよい。
及びトルクに比例した位置、姿勢指令値でマスタマニピ
ュレータ1を動作させる場合について説明したが、力に
比例した位置指令値とトルクを積分した姿勢指令値でマ
スタマニピュレータ1を動作させてもよい。
さらに、x、y、z軸の3方向の力のうち1軸または2
軸の力に比例した位置指令値と、その他軸の力を積分し
た位置指令値及びトルクを積分した姿勢指令値でマスタ
マニピュレータ1をmt作させてもよい。このように制
御することにより、例えばエンドエフェクタ5で一方向
に力を加えながら広い平面を動作させる場合でも、マス
タマニピュレータ1の動作が小さくてよく、操作性を向
上させることができる。
軸の力に比例した位置指令値と、その他軸の力を積分し
た位置指令値及びトルクを積分した姿勢指令値でマスタ
マニピュレータ1をmt作させてもよい。このように制
御することにより、例えばエンドエフェクタ5で一方向
に力を加えながら広い平面を動作させる場合でも、マス
タマニピュレータ1の動作が小さくてよく、操作性を向
上させることができる。
第2図に示す第1の実施例においては、共通座標系で表
わされた位置、姿勢指令値を逆変換器22.26により
それぞれマスタ1マニピユレータ1及びスレーブマニピ
ュレータ2の角度指令値に変換した場合について説明し
たが、マニピュレータの関節配置によっては逆変換式を
導出できない場合が発生する。この場合に対処した制御
装置の構成が第5図に示す第2の実施例である1図にお
いて、第2図に示す第1の実施例と同一または同等部分
には同一符号を付して示し、説明を省略する。係数器1
9にはマスタ側進ヤコビ行列27及びスレーブ側進ヤコ
ビ行列28が並列に接続されており、これらの逆ヤコビ
行列27.28は力及びトルク信号を係数器19で共通
座標系における並進速度及び姿勢速度に変換した信号を
マスク及びスレーブの関節角速度指令値に変換する作用
を有する。またこれらの逆ヤコビ行列27,28にはそ
れぞれ積分器29.30が接続されており。
わされた位置、姿勢指令値を逆変換器22.26により
それぞれマスタ1マニピユレータ1及びスレーブマニピ
ュレータ2の角度指令値に変換した場合について説明し
たが、マニピュレータの関節配置によっては逆変換式を
導出できない場合が発生する。この場合に対処した制御
装置の構成が第5図に示す第2の実施例である1図にお
いて、第2図に示す第1の実施例と同一または同等部分
には同一符号を付して示し、説明を省略する。係数器1
9にはマスタ側進ヤコビ行列27及びスレーブ側進ヤコ
ビ行列28が並列に接続されており、これらの逆ヤコビ
行列27.28は力及びトルク信号を係数器19で共通
座標系における並進速度及び姿勢速度に変換した信号を
マスク及びスレーブの関節角速度指令値に変換する作用
を有する。またこれらの逆ヤコビ行列27,28にはそ
れぞれ積分器29.30が接続されており。
、これらの積分器29.30によって関節角速度指令値
が関節角度指令値に変換される。
が関節角度指令値に変換される。
一方、係数器23には加算器31及び減算器32を介し
てマスタ側進ヤコビ行列33及び積分器34が接続され
ており、また係数器23にはこれらと並列にスレーブ側
進ヤコビ行列35及び積分器36が接続されていて、前
記逆ヤコビ行列27.28及び積分器29.30と同様
の動作を行なう、前記マスク側積分器29の出力側と加
算器31との間、及びマスク側積分器34の出力側と減
算器32との間には、それぞれマスク側正変換器37.
38が接続されている。そして正変換器37は積分器2
9の出力であるマスク関節角度指令値291を共通座標
系における位置及び姿勢値に変換し、加算器31に出力
する。同様に正変換器38は積分器34の出力であるマ
スク関節角度指令値341を共通座標系における位置及
び姿勢値に変換し、減算器32に出力する。また符号3
9は積分器29.34の出力であるマスク関節角度指令
値211,341の一方をスイッチ8によってマスク側
サーボ増幅器13へ接続する切要器である。同様に符号
40は積分器30.36の出力であるスレーブ関節角度
指令値301,361の一方をスイッチ8によってスレ
ーブ側サーボ増幅器14へ接続する切換器である。
てマスタ側進ヤコビ行列33及び積分器34が接続され
ており、また係数器23にはこれらと並列にスレーブ側
進ヤコビ行列35及び積分器36が接続されていて、前
記逆ヤコビ行列27.28及び積分器29.30と同様
の動作を行なう、前記マスク側積分器29の出力側と加
算器31との間、及びマスク側積分器34の出力側と減
算器32との間には、それぞれマスク側正変換器37.
38が接続されている。そして正変換器37は積分器2
9の出力であるマスク関節角度指令値291を共通座標
系における位置及び姿勢値に変換し、加算器31に出力
する。同様に正変換器38は積分器34の出力であるマ
スク関節角度指令値341を共通座標系における位置及
び姿勢値に変換し、減算器32に出力する。また符号3
9は積分器29.34の出力であるマスク関節角度指令
値211,341の一方をスイッチ8によってマスク側
サーボ増幅器13へ接続する切要器である。同様に符号
40は積分器30.36の出力であるスレーブ関節角度
指令値301,361の一方をスイッチ8によってスレ
ーブ側サーボ増幅器14へ接続する切換器である。
次に上述したように構成された第2の実施例の動作を、
第5図を参照して説明する。まず、スイッチ8によりマ
スタスレーブモードが選択され。
第5図を参照して説明する。まず、スイッチ8によりマ
スタスレーブモードが選択され。
第5図に示すようにマスク側の力トルク信号とスレーブ
側の力トルク信号の差信号171が接点18A側に入力
され、切換器39の接点39Aと39C1切換器40の
接点40Aと40Gとがそれぞれ接続されている場合に
ついて説明する。但し、エンドエフェクタ5には力が作
用しておらず、減算器17からの出力信号171はマス
タ側の力トルク信号と同じとする。
側の力トルク信号の差信号171が接点18A側に入力
され、切換器39の接点39Aと39C1切換器40の
接点40Aと40Gとがそれぞれ接続されている場合に
ついて説明する。但し、エンドエフェクタ5には力が作
用しておらず、減算器17からの出力信号171はマス
タ側の力トルク信号と同じとする。
この状態番こおいて、操作者が入力レバー3を把持して
力を加えると、力トルク信号はまず係数器19により共
通座標系における並進速度及び姿勢速度に変換される。
力を加えると、力トルク信号はまず係数器19により共
通座標系における並進速度及び姿勢速度に変換される。
そしてこれらの信号は逆ヤコビ行列27.28により、
マスク及びスレーブの15g節角速度指令値に変換され
、それぞれ積分器29.30を通ってサーボ増幅器13
.14へ入力される。このような制御を行なうので、マ
スタマニピュレータ1の入力レバー3とスレーブマニピ
ュレータ2のエンドエフェクタ5とは全く同じ動作を行
なう。
マスク及びスレーブの15g節角速度指令値に変換され
、それぞれ積分器29.30を通ってサーボ増幅器13
.14へ入力される。このような制御を行なうので、マ
スタマニピュレータ1の入力レバー3とスレーブマニピ
ュレータ2のエンドエフェクタ5とは全く同じ動作を行
なう。
次に、この状態からスイッチ8を切り換えてジョイステ
ィックモードにし、差信号171を切換器18の接点1
8B側に伝達し、同時に切換器39の接点39Bと39
0.切換器40の接点40Bと40Cとをそれぞれ接続
した場合について説明する。上記のようにスイッチ8を
切り換えると、まず積分器29の出力値291を積分器
34の初期値とし、また積分器30の出力値301を積
分器36の初期値とする。これらの初期値の設定を行な
った後切換器39.40の切換えを行なう。このように
することにより切換器39゜40を切り換えてもマスク
及びスレーブマニピュレータ1,2は異常な動きをする
ことはない。そしてこの状態から操作者が入力レバー3
を持って力を加えると、マスク側制御系は次のように動
作する。
ィックモードにし、差信号171を切換器18の接点1
8B側に伝達し、同時に切換器39の接点39Bと39
0.切換器40の接点40Bと40Cとをそれぞれ接続
した場合について説明する。上記のようにスイッチ8を
切り換えると、まず積分器29の出力値291を積分器
34の初期値とし、また積分器30の出力値301を積
分器36の初期値とする。これらの初期値の設定を行な
った後切換器39.40の切換えを行なう。このように
することにより切換器39゜40を切り換えてもマスク
及びスレーブマニピュレータ1,2は異常な動きをする
ことはない。そしてこの状態から操作者が入力レバー3
を持って力を加えると、マスク側制御系は次のように動
作する。
差信号171に比例した位置姿勢指令値231と、ジョ
イスティックモードに切り換わった時点における正変換
器37から出力されるマスタマニピュレータ1側の位置
姿勢値371との和を加算器31で演算する。そしてこ
の加算値311から。
イスティックモードに切り換わった時点における正変換
器37から出力されるマスタマニピュレータ1側の位置
姿勢値371との和を加算器31で演算する。そしてこ
の加算値311から。
積分器34の出力値341を正変換器38で正変換した
値381を減算器32で減算する。この減算値321を
共通座標系における逆進速度及び姿勢速度とみなし、こ
の値は逆ヤコビ行列33によリマスタ側の関節角速度指
令値に変換され、積分器34を通ってマスク側サーボ増
幅器13に入力される。マスク側制御系においてはこの
ような制御を行なうので、ジョイスティックモードに切
り換わった位置を中立点として、操作者が入力レバー3
に加えた力及びトルクに比例した位置及び姿勢となる。
値381を減算器32で減算する。この減算値321を
共通座標系における逆進速度及び姿勢速度とみなし、こ
の値は逆ヤコビ行列33によリマスタ側の関節角速度指
令値に変換され、積分器34を通ってマスク側サーボ増
幅器13に入力される。マスク側制御系においてはこの
ような制御を行なうので、ジョイスティックモードに切
り換わった位置を中立点として、操作者が入力レバー3
に加えた力及びトルクに比例した位置及び姿勢となる。
スレーブ制御系においてはマスタスレーブモー・ドと同
じ動きをする。すなわち、操作者が入力レバー3に加え
た力及びトルクに比例した速度及び姿勢速度となる。
じ動きをする。すなわち、操作者が入力レバー3に加え
た力及びトルクに比例した速度及び姿勢速度となる。
ジョイスティックモードにおいては、力及びトルクに比
例した位置、姿勢指令値でマスタマニピュレータ1を動
作させたが、正変換器37.38の出力値371,38
1における姿勢値を零と置き換えることにより、力に比
例した位置指令値とトルクを積分した′姿勢指令値でマ
スタマニピュレータを動作させることも可能である。
例した位置、姿勢指令値でマスタマニピュレータ1を動
作させたが、正変換器37.38の出力値371,38
1における姿勢値を零と置き換えることにより、力に比
例した位置指令値とトルクを積分した′姿勢指令値でマ
スタマニピュレータを動作させることも可能である。
次に本発明の第3の実施例について説明する。
第5図に示す第2の実施例においては、力及びトルク信
号に基づいてマスク側及びスレーブ側の角度指令値を演
算したが1本実施例は力及びトルク信号に基づいてマス
タマニピュレータ1を0作させ、マスタマニピュレータ
1の各関節角度信号に基づいてスレーブマニピュレータ
2を動作させるように構成したものである。
号に基づいてマスク側及びスレーブ側の角度指令値を演
算したが1本実施例は力及びトルク信号に基づいてマス
タマニピュレータ1を0作させ、マスタマニピュレータ
1の各関節角度信号に基づいてスレーブマニピュレータ
2を動作させるように構成したものである。
第6図に本発明の第3の実施例を示す。図において、第
5図に示す第2の実施例と同一または同等部分には同一
符号を付して示し、説明を省略する。
5図に示す第2の実施例と同一または同等部分には同一
符号を付して示し、説明を省略する。
マスク側の制御系は第5図に示す第2の実施例と全く同
様であり、マスタスレーブモードの場合は力及びトルク
に比例した速度及び姿勢速度で動作し、ジョイスティッ
クモードの場合は力及びトルクに比例した位置及び姿勢
となる。
様であり、マスタスレーブモードの場合は力及びトルク
に比例した速度及び姿勢速度で動作し、ジョイスティッ
クモードの場合は力及びトルクに比例した位置及び姿勢
となる。
次にスレーブ側の制御系について説明する。マスタマニ
ピュレータ1の各関節の関節角度信号41は正変換器4
2に入力され、この正変換器42は各関節角度信号41
を共通座標系における位置及び姿勢値に変換する。この
共通座標系に変換された信号は421,422,423
の3個に分割され、信号421はホールド回路43及び
加算器44を介して切換器45の接点45Bに伝達され
る。また信号422は減算器46.係数器47、積分器
48及び加算器44または49を介して切換器45の接
点45Bまたは45Aに伝達される。また信号423は
加算器49を介して切換器45の接点45Aに伝達され
る。ここでホールド回路43はスイッチ8によりジョイ
スティックモードへ切り換わったときの、マスタマニピ
ュレータ1の共通PM′JR系における位置及び姿勢値
を記憶しておくものである。また切換器45はマスタス
レーブモードの場合は45Aと450とが接続され、ジ
ョイスティックモードの場合は45Bと45Gとが接続
される。一方、スレーブマニピュレータ2の各関節の関
節角度信号50は正変換器51に入力され、この正変換
器51は各関節角度信号50を共通座標系における位置
及び姿勢値に変換する。この共通座標系に変換された信
号511は加算器52に伝達される。またこの加算器5
2は前記切換器45の接点45Cに接続され、また逆ヤ
コビ行列35及び積算器36を介してスレーブ側サーボ
増幅器14に接続されている。
ピュレータ1の各関節の関節角度信号41は正変換器4
2に入力され、この正変換器42は各関節角度信号41
を共通座標系における位置及び姿勢値に変換する。この
共通座標系に変換された信号は421,422,423
の3個に分割され、信号421はホールド回路43及び
加算器44を介して切換器45の接点45Bに伝達され
る。また信号422は減算器46.係数器47、積分器
48及び加算器44または49を介して切換器45の接
点45Bまたは45Aに伝達される。また信号423は
加算器49を介して切換器45の接点45Aに伝達され
る。ここでホールド回路43はスイッチ8によりジョイ
スティックモードへ切り換わったときの、マスタマニピ
ュレータ1の共通PM′JR系における位置及び姿勢値
を記憶しておくものである。また切換器45はマスタス
レーブモードの場合は45Aと450とが接続され、ジ
ョイスティックモードの場合は45Bと45Gとが接続
される。一方、スレーブマニピュレータ2の各関節の関
節角度信号50は正変換器51に入力され、この正変換
器51は各関節角度信号50を共通座標系における位置
及び姿勢値に変換する。この共通座標系に変換された信
号511は加算器52に伝達される。またこの加算器5
2は前記切換器45の接点45Cに接続され、また逆ヤ
コビ行列35及び積算器36を介してスレーブ側サーボ
増幅器14に接続されている。
次に上記のように構成されたスレーブ側の制御系の動作
について説明する。まず、積分器48の出力値が零の状
態からマスタスレーブモードで動作させる場合について
説明する。このときはスイッチ8により切換器45の接
点45Aと45Gとが接続されているので、共通座標系
におけるマスタマニピュレータ1の位置及び姿勢値の信
号423はそのまま接点45Gに導かれ、減算器52で
スレーブマニピュレータ2の位置及び姿勢値の信号51
1との差を演算し、この偏差値に逆ヤコビ行列35を乗
じて関節角速度に変換し、さらに積分器36により積分
を行なって関節角度値としてスレーブ側サーボ増幅器1
4へ入力する。従ってスレーブマニピュレータ2の位置
及び姿勢はマスタマニピュレータ1の位置及び姿勢と一
致することになる。
について説明する。まず、積分器48の出力値が零の状
態からマスタスレーブモードで動作させる場合について
説明する。このときはスイッチ8により切換器45の接
点45Aと45Gとが接続されているので、共通座標系
におけるマスタマニピュレータ1の位置及び姿勢値の信
号423はそのまま接点45Gに導かれ、減算器52で
スレーブマニピュレータ2の位置及び姿勢値の信号51
1との差を演算し、この偏差値に逆ヤコビ行列35を乗
じて関節角速度に変換し、さらに積分器36により積分
を行なって関節角度値としてスレーブ側サーボ増幅器1
4へ入力する。従ってスレーブマニピュレータ2の位置
及び姿勢はマスタマニピュレータ1の位置及び姿勢と一
致することになる。
次に、ジョイスティックモードの場合の動作について説
明する。スイッチ8によってジョイスティックモードに
切り換わった時点におけるマスタマニピュレータ1の位
置及び姿勢をホールド回路43により記憶する。そして
ジョイスティックモ−ドに切り換わった時点からのマス
タマニピュレータ1の位置及び姿勢の変位量を減算器4
6により演算し、係数器47によりこの変位量にある一
定の係数を乗じた後、その信号を積分器48で積−分す
る。この秋分出力信号とホールド回路43からの出力信
号とを加算器44により加算し、この加算された信号を
切換器45の接点45B、45Gを介して減算器52へ
人力する。従ってスレーブマニピュレータ2の位置及び
姿勢は、ジョイスティックモードに切り換オ)つた時点
からのマスタマニピュレータ2の位置及び姿勢の変位量
を積分した値となる。
明する。スイッチ8によってジョイスティックモードに
切り換わった時点におけるマスタマニピュレータ1の位
置及び姿勢をホールド回路43により記憶する。そして
ジョイスティックモ−ドに切り換わった時点からのマス
タマニピュレータ1の位置及び姿勢の変位量を減算器4
6により演算し、係数器47によりこの変位量にある一
定の係数を乗じた後、その信号を積分器48で積−分す
る。この秋分出力信号とホールド回路43からの出力信
号とを加算器44により加算し、この加算された信号を
切換器45の接点45B、45Gを介して減算器52へ
人力する。従ってスレーブマニピュレータ2の位置及び
姿勢は、ジョイスティックモードに切り換オ)つた時点
からのマスタマニピュレータ2の位置及び姿勢の変位量
を積分した値となる。
上記実施例では、ジョイスティックモードにおいては力
及びトルクに比例した位置及び姿勢指令値でマスタマニ
ピュレータを動作させ、ジョイスティックモードに切り
換わった時点からマスタマニピュレータ1の位置及び姿
勢の変化量を積分した指令値でスレーブマニピュレータ
2を動作させる場合について説明したが、正変換器37
.38の出力値における姿勢値を零と置き換えることに
より、力に比例した位置指令値とトルクを積分した姿勢
指令値でマスタマニピュレータ1を動作させ、位置の変
化量だけを積分器48で積分し、姿勢の変化量はそのま
ま出力することにより、ジョイスティックモードに切り
換わった時点からのマスタマニピュレータ1の位置の変
化量を積分した指令値と、マスタマニピュレータ1の姿
勢をそのまま指令値として、スレーブマニピュレータ2
を動作させてもよい。
及びトルクに比例した位置及び姿勢指令値でマスタマニ
ピュレータを動作させ、ジョイスティックモードに切り
換わった時点からマスタマニピュレータ1の位置及び姿
勢の変化量を積分した指令値でスレーブマニピュレータ
2を動作させる場合について説明したが、正変換器37
.38の出力値における姿勢値を零と置き換えることに
より、力に比例した位置指令値とトルクを積分した姿勢
指令値でマスタマニピュレータ1を動作させ、位置の変
化量だけを積分器48で積分し、姿勢の変化量はそのま
ま出力することにより、ジョイスティックモードに切り
換わった時点からのマスタマニピュレータ1の位置の変
化量を積分した指令値と、マスタマニピュレータ1の姿
勢をそのまま指令値として、スレーブマニピュレータ2
を動作させてもよい。
また、上記実施例ではマスタスレーブモードからジョイ
スティックモードへの切り換えは、マスタマニピュレー
タ1のどの位置及び姿勢からも切り換えることができる
と説明したが、ジョイスティックモードからマスタスレ
ーブモードへの切換えも、マスタマニピュレータ1のど
の位置及び姿勢からも切り換えることができることは明
らかである。
スティックモードへの切り換えは、マスタマニピュレー
タ1のどの位置及び姿勢からも切り換えることができる
と説明したが、ジョイスティックモードからマスタスレ
ーブモードへの切換えも、マスタマニピュレータ1のど
の位置及び姿勢からも切り換えることができることは明
らかである。
第7図は本発明の制御装置7の第4の構成例を示したも
のである。この図において、60は飽和特性回路、61
は不感帯特性回路を示し、その他は第2図と同一のもの
である。
のである。この図において、60は飽和特性回路、61
は不感帯特性回路を示し、その他は第2図と同一のもの
である。
ジョイスティックモードの場合、力の差信号を係数器1
9によりKp倍した信号が飽和特性回路60に入力され
るため、ある飽和値以上の力をマスタマニピュレータ1
の先端に操作者が加えても、マスク側角度サーボ系への
出力値は変化しない。
9によりKp倍した信号が飽和特性回路60に入力され
るため、ある飽和値以上の力をマスタマニピュレータ1
の先端に操作者が加えても、マスク側角度サーボ系への
出力値は変化しない。
また、不感帯特性回路61により、ある不感帯設定値以
下の力に対しては、スレーブ側角度サーボ系への出力値
は変化しない。
下の力に対しては、スレーブ側角度サーボ系への出力値
は変化しない。
したがって、操作者が多少マスタマニピュレータ1の先
端に力を加えてもスレーブマニピュレータ2が動くこと
なく、また、ある−室以上の力を加えると一定速度でス
レーブマニピュレータ2が動き1通常のジョイスティッ
ク操作と同じになり、操作性が良い。
端に力を加えてもスレーブマニピュレータ2が動くこと
なく、また、ある−室以上の力を加えると一定速度でス
レーブマニピュレータ2が動き1通常のジョイスティッ
ク操作と同じになり、操作性が良い。
第7図の実施例は第2図の実施例に飽和特性回路60と
不感帯特性回路61を付加したものであるが、第4図の
係数器19の後に飽和特性回路60を、逆ヤコビ行列3
1の前に不感帯特性回路61を付加しても同様の効果を
得ることができる。
不感帯特性回路61を付加したものであるが、第4図の
係数器19の後に飽和特性回路60を、逆ヤコビ行列3
1の前に不感帯特性回路61を付加しても同様の効果を
得ることができる。
さらに、第5図の係数器19の後に飽和特性回路60を
、積分器45の前に不感帯特性回路61を付加しても同
様の効果を得ることができる。
、積分器45の前に不感帯特性回路61を付加しても同
様の効果を得ることができる。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、マスタマ
ニピュレータの位置にスレーブマニピュレータの位置ま
たは速度を対応するように切り換えることができるので
、スレーブマニピュレータの正確な位置決めや、精細な
動作を行なうことができるとともに、マスタマニピュレ
ータの小さい動作でスレーブマニピュレータを大きく移
動させることができ、操作性が向上する。
ニピュレータの位置にスレーブマニピュレータの位置ま
たは速度を対応するように切り換えることができるので
、スレーブマニピュレータの正確な位置決めや、精細な
動作を行なうことができるとともに、マスタマニピュレ
ータの小さい動作でスレーブマニピュレータを大きく移
動させることができ、操作性が向上する。
第1図は本発明に係る制御装置を備えたマスタスレーブ
マニピュレータの1例を示す構成図、第2図、第5図な
いし第7図はそれぞれ本発明に係るマスタスレーブマニ
ピュレータの制御装置の第1、第2及び第3の実施例を
示す構成図、第3図及び第4図はそれぞれ本発明のマス
タスレーブモード及びジョイスティックモードの場合の
動作を示すタイムチャートである。 1・・・マスタマニピュレータ、2・・・スレーブマニ
ピュレータ、3・・・入力レバー、4,6・・・力トル
ク検出器、7・・・制御装置、8・・・スイッチ(切換
手段)。
マニピュレータの1例を示す構成図、第2図、第5図な
いし第7図はそれぞれ本発明に係るマスタスレーブマニ
ピュレータの制御装置の第1、第2及び第3の実施例を
示す構成図、第3図及び第4図はそれぞれ本発明のマス
タスレーブモード及びジョイスティックモードの場合の
動作を示すタイムチャートである。 1・・・マスタマニピュレータ、2・・・スレーブマニ
ピュレータ、3・・・入力レバー、4,6・・・力トル
ク検出器、7・・・制御装置、8・・・スイッチ(切換
手段)。
Claims (1)
- 1、マスタマニピュレータと、スレーブマニピュレータ
とからなるマニピュレータを制御するマスタスレーブマ
ニピュレータの制御装置において、入力装置であるマス
タマニピュレータの位置に対応してスレーブマニピュレ
ータの位置が移動するマスタスレーブモードと入力レバ
ーの位置に対応した速度でスレーブマニピュレータが移
動するジョイスティックモードとを切り換える切換手段
を設けるとともに、前記ジョイスティックモードの開始
位置からの前記マスタマニピュレータの移動量に前記ス
レーブマニピュレータの速度を対応させる制御手段と、
前記入力レバーの負荷が零になつたとき、前記マスタマ
ニピュレータを前記ジョイスティックモードの開始位置
へ戻す制御手段とを具備したことを特徴とするマスタス
レーブマニピュレータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63287687A JP2656584B2 (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | マスタスレーブマニピュレータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63287687A JP2656584B2 (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | マスタスレーブマニピュレータの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02139183A true JPH02139183A (ja) | 1990-05-29 |
JP2656584B2 JP2656584B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=17720431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63287687A Expired - Lifetime JP2656584B2 (ja) | 1988-11-16 | 1988-11-16 | マスタスレーブマニピュレータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656584B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5116180A (en) * | 1988-07-18 | 1992-05-26 | Spar Aerospace Limited | Human-in-the-loop machine control loop |
EP0514675A1 (en) | 1991-04-22 | 1992-11-25 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Silver halide photographic materials and method for processing the same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63150170A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-22 | 富士電機株式会社 | 操作形マニプレ−タ |
-
1988
- 1988-11-16 JP JP63287687A patent/JP2656584B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63150170A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-22 | 富士電機株式会社 | 操作形マニプレ−タ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5116180A (en) * | 1988-07-18 | 1992-05-26 | Spar Aerospace Limited | Human-in-the-loop machine control loop |
EP0514675A1 (en) | 1991-04-22 | 1992-11-25 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Silver halide photographic materials and method for processing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2656584B2 (ja) | 1997-09-24 |
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