JPH0213706Y2 - - Google Patents

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JPH0213706Y2
JPH0213706Y2 JP1983120528U JP12052883U JPH0213706Y2 JP H0213706 Y2 JPH0213706 Y2 JP H0213706Y2 JP 1983120528 U JP1983120528 U JP 1983120528U JP 12052883 U JP12052883 U JP 12052883U JP H0213706 Y2 JPH0213706 Y2 JP H0213706Y2
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JP
Japan
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cooling water
cylinder block
centrifugal pump
impeller
inlet
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JP1983120528U
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JPS6028216U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はエンジンのシリンダ列の両サイドへ
高水圧の冷却水を導入して、冷却性能の向上を図
るエンジンの冷却水循環装置に関するものであ
る。
(従来技術) エンジンの冷却水循環装置として実開昭53−
33739号公報に開示されているものが知られてい
るが、この種冷却水循環装置は、ウオータポンプ
によつて圧送される冷却水が、エンジンのシリン
ダ列の一方のサイドへ導入されるようになされて
いる。
したがつて、シリンダのボアアツプを図り、し
かも小型化を確保するように構成されたエンジ
ン、すなわち第3図のように軸線に沿つて直列す
るシリンダ20A,20Bが連続的に配設され、
かつシリンダ列20における冷却水ポンプ21に
最も近いシリンダ20Aとシリンダブロツク22
の冷却水ポンプ21側の壁面22Aとの間隔lを
小さく設定したエンジンに上記従来の冷却水循環
装置が取付けられると、冷却水が矢印Xで示すよ
うに、シリンダ列20の一方のサイド23Aにほ
とんど導入され、このサイド23Aに冷却水の流
動が生じて冷却性能が向上されるけれども、冷却
水ポンプ21に最も近いシリンダ20Aとシリン
ダブロツク22の冷却水ポンプ21側の壁面22
Aとの間隔lが小さいから、この間隔lを通つて
シリンダ列20の他方のサイド23Bに導入され
る冷却水流(矢印Y)が抑制され、他方のサイド
23Bは冷却水が澱んだ状態になり、冷却性能が
低下する欠点がある。
一方、インペラの外周と、このインペラを収納
するハウジングとによつて、渦巻状の冷却水の加
圧室を形成する渦巻ポンプにおいて、2つの渦巻
状の冷却水加圧室を備え、これら加圧室からそれ
ぞれ冷却水を吐出し得るように構成されたものが
知られている。
そこで、上記2つの冷却水吐出口を有する渦巻
ポンプを使用して、上記シリンダ列の両サイドへ
冷却水を導入し、両サイドに冷却水流を生じさせ
て冷却性能の向上を図ることが考えられるけれど
も、この種の渦巻ポンプは、各々の加圧室から、
加圧した冷却水が洩れて吐出圧の低下が無いよ
う、インペラの外周上において、2つの冷却水加
圧室の間(2箇所)をシールするため、この2つ
の冷却水加圧室のそれぞれの長さが、インペラの
外周長さの1/2以下に短かく制限され、所定以上
の高い水圧、すなわち所定以上の強い冷却水流が
得られず大きい冷却効果が得ることができない欠
点がある。
(考案の目的) この考案は上記従来の欠点を改善するためにな
されたもので、シリンダ列の両サイドへ高水圧の
冷却水を導入して冷却性能の向上を図り得るエン
ジンの冷却水循環装置を提供することを目的とす
る。
(考案の構成) 係る目的を達成するために本考案にあつては、
シリンダブロツクの長手方向端部に対向して、イ
ンペラの外周と該インペラを収納するハウジング
とによつて渦巻状の冷却水の加圧室を形成する渦
巻ポンプを配設し、該渦巻ポンプの入口に冷却水
通路を延ばして導かれる冷却水を、該渦巻ポンプ
により前記シリンダブロツクのウオータジヤケツ
トへ圧送するようにしたエンジンの冷却水循環装
置において、 前記シリンダブロツクの長手方向端部に、前記
ウオータジヤケツト内におけるシリンダ列の両サ
イドへ冷却水をそれぞれ導入する導入口が設けら
れ、 前記渦巻ポンプが、該渦巻ポンプの入口を前記
シリンダブロツクの長手方向端部に向けて配設さ
れ、 前記冷却水通路が、前記シリンダブロツクの長
手方向端部と前記渦巻ポンプとの間に進入した状
態で該渦巻ポンプの入口に連通され、 前記渦巻ポンプの加圧室が前記インペラの外周
に沿つてその回転方向に略一周延設され、 前記加圧室の延設側端部のハウジング面に、前
記シリンダ列の一方のサイド側に対向させて吐出
口が設けられ、 前記吐出口と前記シリンダ列の一方のサイド側
における導入口とが第1冷却水圧送通路を介して
連通され、 前記シリンダ列の他方のサイド側における導入
口と前記第1冷却水圧送通路とが第2冷却水圧送
通路を介して連通され、 前記第2冷却水圧送通路が、前記渦巻ポンプと
前記シリンダブロツクの長手方向端部との間にお
いて前記冷却水通路に対して上下関係をもつて配
設されている、構成としてある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図および第2図において、1はシリンダブ
ロツクを示し、その周壁で冷却水が循環されるウ
オータジヤケツト2を形成している。3はシリン
ダ列を示し、複数のシリンダ3A,3Bが直列さ
れている。4は渦巻ポンプで、この実施例では第
2図で明らかなように、シリンダブロツク1の前
側にギヤケース5を介して取付けられ、エンジン
の出力軸によつて回転されるインペラ4Aと該イ
ンペラ4Aを収納するハウジング4Bとからな
り、インペラ4Aの外周にハウジング4Bによつ
て渦巻状の冷却水の加圧室6が形成され、該加圧
室6はインペラ4Aの外周に沿つてその回転方向
(第1図の矢印A方向)に略一固の長さに延設さ
れ、延設側端部にはギヤケース5側に向けて冷却
水の吐出口7が設けられている。この吐出口7は
ギヤケース5に形成されている前後方向の冷却水
圧送通路8に連通し、該冷却水圧送通路8がシリ
ンダブロツク1のウオータジヤケツト2を形成す
る前側の壁面2Aに形成された一方の冷却水導入
口9Aに連通している。この冷却水導入口9Aは
シリンダ列3の一方のサイド10Aに対応してい
る。
ギヤケース5には、前後方向の冷却水圧送通路
8に連通して、該通路8の中程から側方へ円弧状
に延びる冷却水圧送通路11が設けられ、この冷
却水圧送通路11が、上記壁面2Aに形成されて
シリンダ列3の他方のサイド10Bに対応してい
る他方の冷却水導入口9Bに連通している。12
は冷却水通路で、一端が渦巻ポンプ4のインペラ
4Aの中央入口に連通し、他端は図示せぬラジエ
ータの下部出口に連通している。この冷却水通路
12は、シリンダブロツク1の幅方向外方側から
内方側へ延びており、該冷却水通路12は、渦巻
ポンプ4とシリンダブロツク1との間において前
記冷却水圧送通路11の上方領域に配設されてい
る。第1図の13はシリンダヘツド、14はヘツ
ドカバーを示す。
上記構成において、エンジンの運転によつて第
1図の矢印A方向に渦巻ポンプ4のインペラ4A
が回転されると、冷却水通路12の冷却水が、第
2図の矢印Bで示されるようにインペラ4Aの中
央入口部分から冷却水の加圧室6へ導出され、該
加圧室6内を第1図、第2図の矢印Cで示すよう
に加圧されながら流動する。この場合、加圧室6
はインペラ4Aの外周に沿つてその回転方向に略
一周延設されて長さを大きく確保しているから、
冷却水は高圧に加圧される。
冷却水の加圧室6で高圧に加圧された冷却水
は、吐出口7から冷却水圧送通路8に吐出され
(第2図の矢印D)、ここから矢印Eで示すよう
に、一方の冷却水導入口9Aを通つてウオータジ
ヤケツト2内におけるシリンダ列3の一方のサイ
ド10Aへ導入され、このサイド10Aに冷却水
の流動が生じる(第2図の矢印F)。
一方、吐出口7から冷却水圧送通路8に吐出さ
れた冷却水は、第1図、第2図の矢印Gに示すよ
うに、冷却水圧送通路11にも分岐導入され、該
冷却水圧送通路11から他方の冷却水導入口9B
を通つてウオータジヤケツト2内におけるシリン
ダ列3の他方のサイド10Bへ導入され、このサ
イド10Bに冷却水の流動が生じる(第2図の矢
印H)。このように、長寸の加圧領域を有する冷
却水の加圧室6で高圧に加圧された冷却水がシリ
ンダ列3の両サイド10A,10Bへ導入される
から、両サイド10A,10Bに生じる冷却水流
が当然強くなり、大きい冷却効果を得ることがで
きる。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、渦巻ポ
ンプの加圧室をインペラの外周に沿つてその回転
方向に略一周延設して高水圧の冷却水を吐出し、
この高水圧の冷却水を2つの冷却水圧送通路と該
冷却水圧送通路に連通する2つの冷却水導入口を
介してシリンダ列の両サイドへ導入するようにな
されているから、シリンダ列の両サイドに強い冷
却水流が生じ、冷却性能が向上する。
しかも、冷却水通路と第1冷却水圧送通路とを
上下関係をもつて配設し、第2冷却水圧送通路の
配設において、冷却水通路の上下領域を利用する
ことから、エンジンの長手方向における長さは、
第2冷却水圧送通路(管径)に相当する分だけ短
くできることになり、エンジンの全長を短縮化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るエンジンの冷却水循環
装置を示す正面図、第2図は第1図の−線に
沿う断面図、第3図は従来例を示す平面図であ
る。 1……シリンダブロツク、2……ウオータジヤ
ケツト、2A……壁面、3……シリンダ列、4…
…渦巻ポンプ、4A……インペラ、4B……ハウ
ジング、6……冷却水の加圧室、7……吐出口、
8,11……冷却水圧送通路、9A,9B……冷
却水導入口、10A,10B……両サイド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダブロツクの長手方向端部に対向して、
    インペラの外周と該インペラを収納するハウジン
    グとによつて渦巻状の冷却水の加圧室を形成する
    渦巻ポンプを配設し、該渦巻ポンプの入口に冷却
    水通路を延ばして導かれる冷却水を、該渦巻ポン
    プにより前記シリンダブロツクのウオータジヤケ
    ツトへ圧送するようにしたエンジンの冷却水循環
    装置において、 前記シリンダブロツクの長手方向端部に、前記
    ウオータジヤケツト内におけるシリンダ列の両サ
    イドへ冷却水をそれぞれ導入する導入口が設けら
    れ、 前記渦巻ポンプが、該渦巻ポンプの入口を前記
    シリンダブロツクの長手方向端部に向けて配設さ
    れ、 前記冷却水通路が、前記シリンダブロツクの長
    手方向端部と前記渦巻ポンプとの間に進入した状
    態で該渦巻ポンプの入口に連通され、 前記渦巻ポンプの加圧室が前記インペラの外周
    に沿つてその回転方向に略一周延設され、 前記加圧室の延設側端部のハウジング面に、前
    記シリンダ列の一方のサイド側に対向させて吐出
    口が設けられ、 前記吐出口と前記シリンダ列の一方のサイド側
    における導入口とが第1冷却水圧送通路を介して
    連通され、 前記シリンダ列の他方のサイド側における導入
    口と前記第1冷却水圧送通路とが第2冷却水圧送
    通路を介して連通され、 前記第2冷却水圧送通路が、前記渦巻ポンプと
    前記シリンダブロツクの長手方向端部との間にお
    いて前記冷却水通路に対して上下関係をもつて配
    設されている、 ことを特徴とするエンジンの冷却水循環装置。
JP12052883U 1983-08-01 1983-08-01 エンジンの冷却水循環装置 Granted JPS6028216U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12052883U JPS6028216U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 エンジンの冷却水循環装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12052883U JPS6028216U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 エンジンの冷却水循環装置

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Publication Number Publication Date
JPS6028216U JPS6028216U (ja) 1985-02-26
JPH0213706Y2 true JPH0213706Y2 (ja) 1990-04-16

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JP12052883U Granted JPS6028216U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 エンジンの冷却水循環装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08144754A (ja) * 1994-11-16 1996-06-04 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 内燃機関の冷却機構

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223651U (ja) * 1975-08-09 1977-02-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6036747Y2 (ja) * 1980-02-18 1985-10-31 マツダ株式会社 エンジンの冷却水循環装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223651U (ja) * 1975-08-09 1977-02-19

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JPS6028216U (ja) 1985-02-26

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