JPH02136820A - レーザーcvdを利用した図柄入りメガネフレーム部材の製造方法 - Google Patents

レーザーcvdを利用した図柄入りメガネフレーム部材の製造方法

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JPH02136820A
JPH02136820A JP63291886A JP29188688A JPH02136820A JP H02136820 A JPH02136820 A JP H02136820A JP 63291886 A JP63291886 A JP 63291886A JP 29188688 A JP29188688 A JP 29188688A JP H02136820 A JPH02136820 A JP H02136820A
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JP
Japan
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frame member
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reactive gas
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JP63291886A
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JPH0577046B2 (ja
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Toshinaka Oshita
大下 敏央
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、図柄入りメガネフレーム部材の新規な製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
メガネフレーム部材例えばテンプル、リム、フロント、
ヨロイ等には、文字、記号、符号、模様等の図柄を付与
したものが多い。
この場合、図柄は、■彫刻、■機械ブ[・ス(刻印)、
■パッド印刷、■手作業によりマスキング層苓形成した
後、塗装、メツキに式、乾式)、染色などによりメガネ
フし・−ム部材の基tt、と異なる被覆層を形成し7、
その後、マス−トング層を′f、++離する方法、■手
作業による色入れなどの方法により付与されていた。
しかしながら、■彫刻は、手作業によるので、生産性が
低いばかりでなく、軌線を要すので大晴に安価に製造で
きないという問題侃がある。
■機械プlノス(刻印)は、生産性が高いが、図柄の周
囲に盛り上がりができて、醜いという問題点がある。 
■バンド印刷は、生産性が高いが図柄の輪郭がぼやけて
醜いという問題点がある、■の手法は、手作業によるマ
スキング層成jシ作業があるので、生産性が低いばかり
でなく、工程が多いので、製造コストが高いという問題
点がある。
■下作業による色入れも、生産性が低いばかりでなく、
熟練を要すので大量に安価に製造できないという問題点
がある。
また、いずれの方法でも細い線画による図柄が得られな
いという問題点がある。
従って、本発明の目的は、これらの問題点を解決するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、金属製メガネフレーム部材1に、反応性ガス
雰囲気下で、所定の図柄形状にレーザービームを照射す
ることにより、前記金属表面と前記反応性ガスとを反応
させ、それにより干渉色を有する薄膜2又は吸収色を有
する薄膜2を前記図柄形状に反応生成させることで、図
柄入りメガネフレーム部材を製造するものである。
〔作用〕
本発明では、レーザービームの強いエネルギーを利用し
て部材の金属表面と反応性ガスとを光反応(レーザーC
VD)させる。光反応自身は、学問的に知られている。
レーザービームは、その断面形状が形成しようとする図
柄形状と等しい場合には、そのまま照射すればよい(投
影露光法)が、その断面形状が形成しようとする図柄形
状より小さい場合には、スポット位置を動かして所望の
図柄を描画するようにする(描画法又はレーザーマーキ
ング法)。
後者によれば、従来にない図柄特に細い線画による図柄
が入手可能になり、メガネフレームのデザインが更に多
様化、高度化できる。
本発明でいうフレーム部材は、メガネフレームの全ての
部品例えば、フロント、リム、ヨロイ、ブロー智、ブリ
ッジ、ブロー、プローバー、リムロック、蝶番、テンプ
ル、先セル等を指す。
フレーム部材の材質としは、例えば洋白、チタン(合金
を含む)、ステンレス鋼、アルミ合金、銅ベリリウム合
金、真鍮等の従来既知の又はこれから開発される全ての
金属が使用される。但し、少なくとも表面は反応性ガス
と反応して干渉色を有する薄膜2又は吸収色を有する薄
膜2を生成するものでなければならない。
従って、フレーム部材は、芯材が非反応性材料極端には
非金属例えばプラスチック又はセラミックでできており
、表面層又は外皮層が反応性ガスと反応する金属ででき
ているメツキ材又はクラツド材でできていてもよい。
また、反応性ガスとしては、部材表面を構成する金属に
もよるが、窒素、酸素、メタン、アセチレン、アンモニ
ア、硫化水素等が挙げられる。
レーザービームの照射によって、フレーム部材表面の金
属と反応性ガスとが反応して、反応生成物としての薄膜
を生成する。この時、フレーム部材を加熱しておくと反
応は速く進む。しかし、ビームさえ強ければ、フレーム
部材を冷却しておいてもよい。
ともかく、生成する薄膜の成膜速度は、レーザービーム
の強度、照射時間、部材の温度、反応性ガスの性質、濃
度等によって異なる。
本発明では、薄膜は干渉色を有するものと、吸収色を有
するものとに大別される。前者の場合には、膜厚は光の
干渉を生じる程度の厚さ、例えば0.01〜0.2 ミ
クロン程度にし、後者の場合には、それより厚く例えば
0.1〜1ミクロン程度とする。
干渉色は褪色がないので耐久性に冨む。
なお、レーザービームは非常に強力なので、部材の表面
に薄い被覆層があっても、これを消失させ、その奥にあ
る金属と反応性ガスとを反応させることもできる。
そのような被覆層とは、■天然又は合成樹脂をベヒクル
とする塗料(ウェット塗料、粉体塗料、電着塗料、静電
塗料)を塗布(塗布方法としては、スプレー、ハケ塗り
、ふで塗り、デイピング、電気泳動等を含む)し、乾燥
(硬化を含む)して得られる塗膜、■乾式メツキ又は湿
式メツキ(電気メツキ又は無電解メツキ)によるメツキ
層にソケル、クロム、貴金属、ステンレス、窒化チタン
、窒化クロム、炭化チタン、ダイヤモンド状硬質カーボ
ン薄膜、■浸漬、転写、捺染等により染色又は着色され
た前記塗膜、■印刷による樹脂インキ層、0色入れによ
る樹脂層、■圧延被覆加工による金属クラッド層などが
ある。
被覆層は、1層でも2層以上の多層でもよい。
5府の色彩、外観、材質を変えたり、部材の外観、材質
と変えたりすることは有効である。
Lノーザービームは、YへGレーザーや炭酸ガスレーザ
ーなどの強力なものが好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
〔実施例1〕 フレーム部材1として、白色のチタン製のテンプルを用
意した。
この部材iを窒素ガス雰囲気下に置き、市販のレーザー
マーキング装置(ビーム直径約lθ〜500μrnのY
AGレーザー使用)を用いて、細い唐草模様の図柄を描
画した。
その結果、表面に金色の唐草模様の図柄が入−9たメガ
ネフレーム部材が得られた。
分析した結果、この図柄は窒化チタン薄Iり2(膜J’
7約0,1μm)からできており、窒化チタンのり敗色
で金色を呈している。この窒化チタンは、部材のチタン
と反応性ガスの窒素とが光反応;−5て生成したものに
間違いない。
〔実施例2) フレー14部材1として、チタン製のテンプルを用意し
た。
第1工程:部材1全体にアクリル系の毛色塗料をスプレ
ー塗装により塗布し加熱乾燥させて、厚さ約10IJm
の塗膜3を形成した。
第2王程:塗膜3付きの部材1を窒素雰囲気−トに置き
、実施例1と同様にレーザービームで唐草模様を描画し
た。
その結果、黒地に金色の唐草模様の図柄が入ったメガネ
フレーム部材が得られた。
分析した結果、この図柄は窒化チタンの薄膜2からでき
ており、部材のチタンと反応性ガスの窒素とが光反応し
て生成した窒化チタン薄膜2(膜厚約0.1.+1m)
の吸収色で金色に輝いていることが1′J!明した。
尚、模様部分における塗膜3は蒸発して(]1失してい
た。
また、この後、場合により、透明塗料今加いてイ゛−バ
ーコードを施j〜でもよい。
[実施例3〕 まず、フレーム部材1として、イオンブレーナイング乙
こよりピンクゴールドの金メツキを、施したチタン製フ
O二y l−をnト鴛した。
そ17で、この部材1に大気中で正面からレザービーム
を照射し、ビー19を所定のし1柄に従い移動させた(
tif画法)。
その結果、照射部分には、ピンク色のT−を歩色を有す
る酸化チタン薄膜2(膜厚約0.01μm)が生成し1
、金色の地にピンク色の図柄の入ったフレム部材がiP
られた。
(′2.明の効果〕 以下の通り、本発明によねば、熟練をツj4−る1−作
業がないので、メガネフレームを犬晴に安価に製造する
ことができる。
そし、て、図柄が繊細に形成でき、周囲に盛りトがりが
できず、また、図柄の輪郭が拡大1またり、ボケたりす
ることがなく、極めて美しい図柄が得られる。?j(M
な図を内も簡ψに形成できる。
また、レーザービームによる光反応を利用するので、反
応装置も簡単で済み、そのコントロールも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例17y製造したラーンプルの・部を示
す概略断面図であるや 〔主要部分の符号の説明〕 1  フレーム部材 2  反応生成した薄膜 3  塗膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属製メガネフレーム部材に、反応性ガス雰囲気下で、
    所定の図柄形状にレーザービームを照射することにより
    、前記金属表面と前記反応性ガスとを反応させ、それに
    より干渉色を有する薄膜又は吸収色を有する薄膜を前記
    図柄形状に反応生成させることを特徴とする図柄入りメ
    ガネフレーム部材の製造方法。
JP63291886A 1988-11-18 1988-11-18 レーザーcvdを利用した図柄入りメガネフレーム部材の製造方法 Granted JPH02136820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63291886A JPH02136820A (ja) 1988-11-18 1988-11-18 レーザーcvdを利用した図柄入りメガネフレーム部材の製造方法

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JP63291886A JPH02136820A (ja) 1988-11-18 1988-11-18 レーザーcvdを利用した図柄入りメガネフレーム部材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02136820A true JPH02136820A (ja) 1990-05-25
JPH0577046B2 JPH0577046B2 (ja) 1993-10-25

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ID=17774722

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JP63291886A Granted JPH02136820A (ja) 1988-11-18 1988-11-18 レーザーcvdを利用した図柄入りメガネフレーム部材の製造方法

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JP (1) JPH02136820A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442124A (ja) * 1990-06-07 1992-02-12 Hakko:Kk レーザー加工によるチタン化合物被膜を有する眼鏡枠の模様形成方法
JPH0736129U (ja) * 1993-12-20 1995-07-04 株式会社ニコーテクニカル 眼鏡枠における表面装飾構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442124A (ja) * 1990-06-07 1992-02-12 Hakko:Kk レーザー加工によるチタン化合物被膜を有する眼鏡枠の模様形成方法
JPH0736129U (ja) * 1993-12-20 1995-07-04 株式会社ニコーテクニカル 眼鏡枠における表面装飾構造

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JPH0577046B2 (ja) 1993-10-25

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